妊活しやすい身体づくり
知識の欠如 加齢のリスクと不妊 不妊鍼灸・不育鍼灸
宇都宮鍼灸良導絡院へは、妊活をされている患者さまが多く来院されます。
不妊治療の段階はみなさんそれぞれです。
専門の不妊クリニックをまだ受診されていない方もいれば、
すでに不妊クリニックで数年間治療を受けていて、体外授精を数回経験されている方もいらっしゃいます。
全ての患者さまに、
鍼灸の効果と目的をご説明し、
専門の不妊クリニックでおこなわれている治療についても、
私たちがわかる範囲で説明したり、アドバイスさせていただくことがあります。
そんな中、時折、ふと感じるのですが、
患者さまの不妊についての知識力に差があるということです。
お詳しい方はご自身で色々調べあげ、ご自身の状態の事も、今後の治療展開の事も、
お薬のことも、とてもよく理解されています。
一方で、
「加齢で卵子が老化するなんて知らなかった」
「精子も老化するなんて知らなかった」
「今服用しているお薬が何かわからない」
「タバコが不妊に影響するなんて知らなかった」
など、不妊に対する知識が低い方が意外と多いことに気付かされます。
加齢で卵子も精子も老化します!
生活習慣は卵子の質も精子に質にも大きく影響します!
不妊に対しての知識があれば、取り組むスピードも成果も変わります。
世界保健機関(WHO)の調査によりますと、
不妊の原因は、
女性のみ41%
男性のみ24%
男女とも24%
と言われています。
原因の半分は男性にあるということも、あまり知られていません。
まだまだ「不妊の原因は女性側にある」という先入観が強いようです。
最近では、大手企業で妊活に対する制度(金銭的援助や休暇)が充実してきているようです。
文部科学省は高校生向けの保健の副読本として初めて「不妊」について掲載したようです。
不妊に悩むご夫婦はとても多くいらっしゃいます。
状態を知り、積極的に治療に取り組むことで出会える命があります。
不妊治療と向き合うことは、ストレスを抱えることにもなります。
鍼灸師として出来る限りのフォローをさせていただきます。
不妊についてお悩みの方はお気軽にご相談ください。
妊活のこと、
クリニックのこと、
ご夫婦関係のこと、
患者さまとは、なんでもお話しています。
スタッフ全員女性鍼灸師です。
ご予約ご相談をお待ちしております。
※当サイトに掲載された情報については充分な注意を払っておりますが、その内容の正確性等に対して、保障するものではありません
胚移植後の食事 何食べる?不妊鍼灸・不育鍼灸
胚移植後に何食べる?
着床には鉄分が大切
子宮内膜の機能を維持するには、粘膜である内膜が正常に代謝していることが大切で、
鉄が欠乏していると粘膜の代謝がうまく行われなくなり、子宮内膜の構造と異常をきたし、着床しづらい状態になってしまいます。
但し、鉄分を一度に多く摂りすぎるとお腹を下す原因になりよくありません。
また、胃腸の弱い方が栄養をつけようと、頑張りすぎるのも消化に体力や血流を奪われるので好ましくありません。
大切な栄養素
必要な栄養素は沢山ありますが、
赤ちゃんの体を作っている基本的な材料はタンパク質です。タンパク質を含めた栄養素の欠乏状態では、子宮内胎児発育遅延になります。
地中海型の食事
タンパク質は魚から摂ることをお勧めします。地中海型の食事が妊娠率をあげるという
論文もあるそうです。
食べるものに迷ったら、地中海型の魚を中心にしたメニューをセレクトしてください。
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高齢妊娠は出生前診断を受けるべきか 不妊鍼灸 不育鍼灸
高齢妊娠は出生前診断を受けるべきか
当院は、40代で妊娠される方が多く、妊娠された方、若しくはされる前に
相談されるのが、出生前診断を受けるべきか否か…。
「出生前診断を受けられている方はいらっしゃいますか」
「出生前診断を受けたほうがいいですか」
というような相談です。
出生前診断
年齢的なことから染色異常が心配ということもあると思います。
ですが、受けるか受けないかの前に、赤ちゃんに異常があるとわかった時に、
産むことを選択するのか、産まないことを選択するのか、夫婦で見解が違う場合があります。どちらを選択するのか、まずはご自身の考え、そして夫婦で話し合うことが大切です。
高齢だから不安
異常があっても産むことを選択するのであれば、出生前診断は必要ないと思います。
また、高齢なので自分たちの健康や将来を考えて、産まない選択をされる方もいらっしゃると思います。
先に逝去してしまうという部分で悩まれているご夫婦もいらっしゃいます。
若ければ、どのようなことも受け入れられるけれども・・・・
その選択は決して悪いとは思いません。
出生前診断の方法
NIPT
出生前診断についてはいくつかの方法があります。
血液の検査でわかる無侵襲的出生前遺伝学的検査(NIPT)は、妊婦の血液中にある胎児
由来の遺伝子を調べることにより21トリソミー(ダウン症候群)、18トリソミー(エドワーズ症候群) 13トリソミー(パトウ症候群)の3つの染色体異常がわかります。
この検査は、胎児に影響することはありません。
羊水染色体検査と絨毛染色体検査
胎児の位置を確かめ細い針をお腹から刺し、子宮内の羊水を取る羊水染色体検査と
胎盤の位置を確かめ細い針をお腹から刺し、胎盤の絨毛組織を採取して検査する絨毛染色体検査があります。
これらは染色体異常に関する診断にはなりますが、どちらの方法も、妊娠中は胎児へのリスクもあり、流産や早産の原因になったりもします。
エコー検査もその1つですが、されるクリニックとされないクリニックにわかれるようです。
高齢で妊活をされている方は、その部分も話し合われてから妊娠を望むようにしてください。
宇都宮鍼灸良導絡院
https://utsunomiya-shinkyu.jp/
女優の奥山佳恵さんがyahooニュースに取り上げられていました。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180617-00010000-yomidr-sctch&p=2
出生前診断についてはこちらのニュースを
Yahooニュースに出生前診断が登録制になったことが取り上げられていました
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180617-00000010-mai-soci
#出生前診断
#高齢妊娠
#21トリソミー
#18トリソミー
#13トリソミー
#高齢出産
#マタニティ鍼灸
#不妊鍼灸
#妊活鍼灸
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子宮内膜症は放置してはいけない 不妊鍼灸・不育鍼灸
子宮内膜症は放置してはいけない
不妊カウンセリング学会で東京大学大学院医学系研究科産婦人科学 大須賀先生の
講演を聴講してきました。
子宮内膜症とは
子宮内膜症というのは子宮腔を覆っている子宮内膜と同じ組織が,子宮や肺、膀胱,
場合によってはへその筋肉の中や,卵管,卵巣,腹膜,直腸などにできてしまう病気です。
主には卵巣、骨盤腹膜、ダグラス窩に発生します。
肺に発生すると、気胸や喀血の原因となったりします。
子宮内膜はホルモン(エストロゲン)の作用により毎月, 月経として出血し,子宮腔から膣へと脱落していきます。
エストロゲンが増えると内膜症も増殖します。
炎症性の疾患で、関節リウマチや潰瘍性大腸炎と同じ部類です。
発症のピークは30歳頃で、不妊症の方では3割から5割存在します。
不妊症を生じる原因としては
①卵巣嚢胞や腹腔内炎症による卵胞発育の低下
②着床障害
③骨盤内癒着による卵子、精子の輸送の障害
子宮内膜症からおこる症状
何らかの原因で子宮腔と異なる部位にできてしまった子宮内膜と同じ組織,すなわち子宮内膜症は,月経の度毎に,本家の子宮内膜と同じように出血してしまいます。このため子宮内膜症ができた部位は月経のたびに出血による刺激を受け様々な症状をおこします。
子宮の筋肉の中や,骨盤腹膜にできた子宮内膜症は強い月経痛をおこします。
直腸にできた子宮内膜症は,月経時の下痢,血便など膀胱にできたものは月経時の血尿を引き起こします。
卵巣にできるとチョコレート嚢腫
さらに卵巣にできると, チョコレート囊腫と呼ばれる, チョコレートのような液体の貯った嚢腫ができてしまうのです。そして出血が毎月繰り返されることに,周囲の組織との癒着が起こり始めます。
卵管壁にできた子宮内膜症や卵管周囲の癒着により卵管は通りにくくなったり詰まったりし,卵管采周囲に癒着が起こると卵子をうまくつかまえることができなくなります。
卵巣にできた子宮内膜症やチョコレート嚢腫は排卵しにくくなる原因ともなります。
凍りついた骨盤
あまりひどくなると子宮,卵管,卵巣などの骨盤内の組織は強い癒着でひとかたまりとなり,骨盤の壁ともくっついて「凍りついた骨盤」「凍結骨盤」と呼ばれる状態になり, このままでは妊娠する可能性がほとんどない状態になってしまうのです。
また子宮内膜症の患者さんの腹水は受精に悪影響をあたえるという報告もあります。
このように子宮内膜症は色々な方面から妊娠の成立に邪魔をします。悪いことには子宮内膜症は妊娠を希望する年齢に多く,また最近増えてきていることから,不妊症のなかでも大きな問題となっています。
子宮内膜症は放置しないでください。処置ができないクリニックでは
患者さまを逃したくないから?か「しばらく様子をみる」という対応を長くとられて
いるケースもあります。
卵巣嚢胞は手術をしても2年で30%が再発すると言われています。
そして、卵巣がんになる確率も高くなります。
選択するのはご自身なので、後悔がないようにきちんとした病院で診察を受けてください。
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流産を防ぐには 不妊鍼灸・不育鍼灸
【流産を防ぐには】
やっとの思いで妊娠したのに、流産をしてしまう…。防げるものなら防ぎたいですね。
初期流産の原因
妊娠10週位までの初期流産の原因は、大多数は胎児の異常(染色体)や奇形によるものだと言われています。
この場合は、もともと発育する力がないので防ぐ事ができません。
その他にも子宮発育不全、子宮奇形、子宮筋腫など母体の原因もあります。
また、ひどい下痢や、激しいスポーツ、精神的ショックも流産の原因になりますので注意をしてください。
流産の徴候
出血や下腹部痛があれば、横になって安静にして早めにクリニックを受診してください。
体の中も外も冷やさないように気をつけて、温かい食べ物を食すようにしてください。
流産を防ぐ食事
中国の言い伝えによる安胎作用がある食品
・黒豆~タンパク質、ビタミンB群、利尿作用
・スズキ~胎児を丈夫にし流産を予防します
・キクラゲ~タンパク質、カルシウムが豊富
つわり中の食事
つわりは程度の差が大きいですが、食事がとりにくくなる時期ですので
栄養も大切ですが、食べたい(食べられる)ものを食べられるときに食べることが
大切です。
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更年期・妊活中の頭痛を正しく知りましょう
【更年期・妊活中の頭痛の対処法】
妊活中の頭痛で薬を服用するのはためらってしまいますよね
ですが、ロキソニンなどの鎮痛剤には卵胞を発育させる作用があるとの論文が
あり、クリニックによっては、卵胞を育てる時期にロキソニンを処方されるところも
あります。
でも、薬は極力服用したくないものです。
女性ホルモンの影響で起こる頭痛
ズキンズキンとする頭痛で、片頭痛とよばれるものですが、月経前や月経中によく
おこります。
血管の収縮や拡張で痛み物質が発生されて起こります。
月経前や月経中に起こるのは、女性ホルモンの増減がセロトニン代謝に影響している
からです。
月経関連片頭痛
エストロゲンの分泌量が変化する月経前と排卵前は、バランスを崩して、血管が拡張して
頭痛を引き起こすと言われています。
月経前にエストロゲンは減少して、排卵前に急増するので頭痛が起きやすくなります。
生理中におきる頭痛
この期間の頭痛は、プロスタグランジンというホルモンの影響が考えられます。
このホルモンの分泌量が多いと頭痛を引き起こす原因になります。
肩こり疲れによる頭痛
首のこりや肩こりがある時におこる頭痛は緊張型頭痛とよばれます。
疲れやストレス、長く続く緊張状態で血行が悪くなって起こります。
鍼灸は、緊張型頭痛の改善を得意としています。
ちょっと鍼を打つだけで、簡単に頭痛が消えるので、皆さまびっくりされます。
頭痛がおきやすく、薬に頼りたくない方は一度ご相談ください。
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妊活中のお腹の張り痛み 不妊鍼灸・不育鍼灸
【お腹が張る チクチク痛む】
妊活をされている方に多い下腹の悩み
- 下腹が張る
- 下腹が痛む
- 下腹がチクチクする
排卵後から月経までに起こる下腹の症状
排卵してから月経までに起こる下腹の不快感は、プロゲステロンの働きによるものが
あります。
プロゲステロンの働きで、血液の流れが悪くなったり、骨盤内のうっ血により
むくんだりするのでお腹が張ったり、痛んだりすることがあります。
この時に、過度の疲労やストレスがあると症状が強く出る事があります。
排卵後からの骨盤内のうっ血には「鍼灸」や「骨盤矯正」がおすすめです!
こちらをご参照ください!
体外受精後の下腹部痛
- 妊娠の可能性が考えられます
妊娠された多くの方が下腹の違和感をおっしゃいます。
- 子宮外妊娠の可能性があります
- 卵巣過剰刺激症候群の可能性もあります
これは、hmg(ヒト閉経ゴナドトロピン)による副作用でHcg注射を
使用した場合におこります。
卵巣が大きくなり、張りを感じたり痛みを感じたりします。
※早めにクリニックに行かれることをお勧めします。
その他の下腹部痛
- 生理痛がひどい場合は
子宮筋腫、子宮内膜症、子宮腺筋症なども考えられます。
※いつもと違う生理痛の痛みは早めに医師に相談をしてください
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卵子にはウォーキングかジョギングか 不妊鍼灸・不育鍼灸
「卵子を育てるにはヨガとウォーキング」
妊活をされている方の中には、熱心に運動をされている方が沢山いらっしゃいます。
スポーツジムに通って、水泳をしたり、ジョギングをしたり…。
運動機能を高めたり、筋肉を鍛えたりするのであれば間違いではありません。
ですが、妊活となると違ってきます。
妊活だけでなく健康効果が高いのもウォーキング
ジョギングやスタジオの激しいエクササイズは、運動量が大きい為
呼吸が早く、浅くなって副交感神経の働きが下がってしまいます。
呼吸が浅くなっていたり、無呼吸の状態は卵子にとってとても危険です。
なぜなら、末梢の血流は呼吸が浅くなったり、止まったらとたんに低下してしまうからです。
血流が低下すると、末梢の細胞や神経に酸素や栄養が行き届かなくなります。
卵子を育てるには酸素と栄養が必要
卵子を育てるにも、卵子の中にある細胞に酸素と栄養が必要です。
それを運ぶのが血液です。
実は、血液が届かなくなると細胞は死んでしまうのをご存知ですか?
卵子の老化のことを考えると、呼吸が浅くなったり、無呼吸の状態になるような
激しい運動は避けなければなりません。
良い卵子を得るためには、深い呼吸が大切です。
深い呼吸は、副交感神経を高めてくれるので卵子や子宮まで充分な酸素と栄養を
供給してくれます。
それには、ヨガやウォーキングがお勧めです。
JISRAM日本生殖鍼灸標準化機関の鍼灸を学びました 不妊鍼灸・不育鍼灸
3月に「JISRAM日本生殖鍼灸標準化機関」が開催する公開講座を丸亀市の厚仁病院で受けさせていただきました。
育卵鍼灸
着床鍼灸
という治療法です。
会員外の鍼灸師にも、JISRAMと同じ治療ができるようにと、中村会長のご厚意で
受講ができました。
今回(5月13日)は、中村会長の鍼灸院で
育卵鍼灸の講義と実技、着床鍼灸の実技とレーザーの照射箇所も教えて下さいました。
不妊鍼灸に参入される鍼灸院が多い中、
不妊治療をされている方に、質の高い鍼灸治療を提供するべく
会員外の私達にも無料でご教授下さいました。
詳しくはこちらの中村先生のブログをご覧ください。
https://ameblo.jp/nakanakanorinori/entry-12375903041.html?frm_src=favoritemail
海外通販のクロミッドは安全か 【不妊鍼灸・不育鍼灸】
海外から通販でクロミッドを購入
若い患者さまで、海外から通販でクロミッドを
服用している方がいらっしゃいました。
理由を伺うと…
「前にクリニックで処方されていた」
「普通に通販で販売している」
「妊娠率をあげたい」
というような理由でした。
果たして、本当に安全なのでしょうか?
日本人と外国人は体質が違う
個人的な見解になりますが、薬はその国の
人体によって開発されているものなので、
日本人に適応するかというと疑問が残ります。
海外から取り寄せている医薬品も沢山あるので
一概に全てそうだとは思いませんが、
やはり、きちんと医師の指導のもとに
服用された方が安全です。
なぜならば
病気がある場合悪化する
子宮に筋腫や内膜症がある場合や、癌がある場合
肝臓に病気がある場合は、悪化してしまいます。
この方は、妊娠する機能は備わっている方で
流産を繰返していらっしゃいます。
そして、服用をしたことで
体調が悪く、吐き気も出ています。
何か重篤なことが起こってからでは遅いので、
服用を中止するように
お伝えしましたら、「次回からはやめる」との
事なので一安心です。
何でも、通販で購入できる時代だから
本当に怖いですし、自己責任と言っても
何かあってからでは、悔やむに悔やまれません。
医師の診断を受けずに、薬を服用するのは
ご注意ください。
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