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採卵・移植前に体調を崩さないための過ごし方|風邪をひきやすい時期の妊活セルフケア

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採卵や胚移植の予定が近づいてくると、「この周期は体調を崩したくない」「風邪をひいたら採卵や移植に影響するのでは」と不安になる方は少なくありません。

特に、冬場や季節の変わり目、仕事や通院で疲れがたまっている時期は、のどの違和感や鼻水、微熱などの体調変化にも敏感になりやすいと思います。

採卵前・移植前の体調管理で大切なのは、特別なことをたくさん増やすことではありません。睡眠、食事、冷え対策、感染予防、無理をしすぎない予定の組み方を整えることが基本になります。

この記事では、採卵前・胚移植前に体調を崩しにくくするための過ごし方を、妊活中の方にも取り入れやすい形でまとめます。

この記事の要点まとめ
  • 採卵前・移植前は、特別な対策よりも睡眠・食事・冷え対策・感染予防を整えることが大切です。
  • 寝不足や疲労が続くと、体調を崩しやすくなるため、治療周期は予定を詰め込みすぎないことも大切です。
  • 人混み、長時間の外出、冷え、家族内感染などは、採卵・移植前に意識しておきたいポイントです。
  • 風邪予防のためにサプリや市販薬を自己判断で増やすより、妊活中であることを伝えて医師や薬剤師に確認しましょう。
  • 体調不良が出た場合は、早めに通院先へ連絡し、採卵や移植を予定どおり進めてよいか確認することが安心につながります。

採卵・移植前の体調管理で大切な考え方

採卵や胚移植の前は、「体にいいことをしなければ」と頑張りすぎてしまう方もいます。

しかし、治療周期に入ってから急に運動量を増やしたり、食事を大きく変えたり、サプリを増やしたりすると、かえって疲れやストレスにつながることもあります。

採卵前・移植前の体調管理は、新しいことをたくさん始めるより、体調を崩しにくい生活リズムを安定させることが大切です。

「完璧にしなければ」と考える必要はありません。できる範囲で、睡眠、食事、体を冷やさない工夫、感染予防を整えていきましょう。

1. 睡眠不足を避けて、疲れをためすぎない

採卵前・移植前は、通院や注射、仕事、家事などが重なり、思っている以上に疲れがたまりやすい時期です。

睡眠不足が続くと、体の回復が追いつきにくくなり、風邪をひきやすい状態につながることがあります。

特に、採卵前はホルモンの変化や卵巣の張りで眠りにくくなる方もいます。胚移植前も、結果への不安から寝つきが悪くなることがあります。

大切なのは、毎日完璧に早寝をすることではなく、夜更かしが続かないようにすることです。

  • 寝る直前までスマートフォンを見続けない
  • 夜遅い時間の仕事や家事を詰め込みすぎない
  • 入浴後は体が冷える前に布団に入る
  • 休日に寝だめをするより、平日の睡眠時間を少しでも確保する
  • 採卵・移植前日は予定をできるだけ軽めにする

「眠れなかったらどうしよう」と不安になりすぎる必要はありません。横になって体を休めるだけでも、体にとっては大切な休息になります。

2. 食事は“免疫を上げる食べ物”より、欠食しないことを意識する

風邪予防というと、「免疫を上げる食べ物を食べなければ」と考える方も多いかもしれません。

もちろん、栄養バランスは大切ですが、採卵前・移植前に急に特別な食事法を始める必要はありません。

まず意識したいのは、欠食を避けて、たんぱく質・野菜・炭水化物を極端に不足させないことです。

  • 朝食を抜きやすい方は、卵、納豆、ヨーグルト、味噌汁などを少しでも取り入れる
  • 外食が続くときは、主食だけでなく魚・肉・豆腐・卵などのたんぱく質を足す
  • 冷たい飲み物や生野菜ばかりに偏らないようにする
  • 胃腸が疲れているときは、温かい汁物や消化のよい食事を選ぶ
  • 無理な糖質制限や急なダイエットは避ける

体調を崩したくない時期ほど、「体にいいものを完璧に食べる」より、胃腸に負担をかけすぎず、安定して食べられることを大切にしましょう。

3. 体を冷やさない工夫をする

採卵前・移植前は、冷えを気にされる方も多い時期です。

冷えが直接すべての不妊の原因になるわけではありませんが、体が冷えると肩こり、腰の重だるさ、胃腸の不調、睡眠の質の低下につながることがあります。

体調を崩しやすい時期は、首・お腹・足元を冷やさないことを意識しましょう。

  • 薄着で長時間外出しない
  • 足首やお腹まわりを冷やさない服装にする
  • 冷たい飲み物ばかりを続けない
  • 入浴はシャワーだけで済ませず、可能な日は湯船につかる
  • 寝る前に足が冷える場合は、足浴やレッグウォーマーを使う

ただし、移植後や妊娠の可能性がある時期に、腹部を長時間強く温めすぎることは避けたほうが安心です。カイロや温灸を使う場合は、低温やけどにも注意し、心配な場合は通院先に確認しましょう。

4. 人混みや長時間の外出を無理に増やさない

採卵・移植前は、感染症を完全に避けることは難しくても、リスクを減らす工夫はできます。

CDCでは、季節性インフルエンザの予防として、ワクチン接種に加えて、手洗い、咳エチケット、体調不良の人との接触を避けることなどが案内されています。

採卵前・移植前に特に意識したいのは、疲れやすい予定と感染リスクが高い環境を重ねないことです。

  • 長時間の人混みはできる範囲で避ける
  • 混雑する電車や施設ではマスクを活用する
  • 帰宅後は手洗いをする
  • 職場や家族に体調不良の人がいる場合は、タオルや食器の共有を避ける
  • 採卵・移植前日は遠出や夜遅い外出を控える

ただし、何もかも避けようとすると、かえってストレスが大きくなります。大切なのは、できる範囲でリスクを減らすことです。

5. 家族内感染を防ぐためにできること

妊活中の方の中には、ご家族や職場の方から風邪をもらってしまうことを心配される方もいます。

特に、採卵日や移植日が近い時期に同居家族が発熱した場合は、不安が強くなりやすいと思います。

家族内感染を完全に防ぐことは難しいですが、次のような工夫は役立ちます。

  • 体調不良の家族とは、可能な範囲で寝室を分ける
  • タオルやコップを共有しない
  • ドアノブ、洗面台、テーブルなどよく触る場所を清潔に保つ
  • 室内の換気を意識する
  • 看病が必要な場合は、マスクや手洗いを意識する

同居家族に感染症が疑われる場合は、採卵や移植の予定が近いことをクリニックへ伝えておくと安心です。

6. ワクチンは妊活中でも早めに相談しておく

インフルエンザや新型コロナウイルスなどの感染症が流行する時期は、ワクチンについて気になる方も多いと思います。

CDCやACOGでは、妊娠中のインフルエンザワクチン接種が推奨されており、妊娠中のインフルエンザは重症化リスクに注意が必要とされています。

妊活中や体外受精の治療周期にワクチンを受けるかどうかは、持病、過去の副反応、採卵日や移植日との間隔、通院先の方針によって判断が変わることがあります。

そのため、採卵や移植の直前に慌てて判断するのではなく、治療予定が決まった段階で早めにクリニックへ相談しておくと安心です。

7. サプリや市販薬を自己判断で増やしすぎない

風邪をひきたくない時期は、ビタミン剤、漢方薬、栄養ドリンク、市販薬などを追加したくなることがあります。

しかし、採卵前・移植前は薬やサプリの内容によっては、治療や体調に影響する可能性もあります。

特に、複数のサプリを同時に飲んでいる場合や、漢方薬、市販の総合感冒薬、解熱鎮痛薬を使う場合は、自己判断で増やさず、医師や薬剤師に確認しましょう。

「妊活中です」「採卵前です」「胚移植前です」と伝えることで、より状況に合った判断をしてもらいやすくなります。

8. 採卵前・移植前に避けたい過ごし方

体調を崩さないためには、何をするかだけでなく、何を控えるかも大切です。

  • 寝不足が続く予定を入れる
  • 採卵・移植直前に遠出や旅行を詰め込む
  • 急に激しい運動を始める
  • 無理なダイエットをする
  • 冷えた環境で長時間過ごす
  • 体調不良を隠して通院する
  • 市販薬やサプリを自己判断で増やす

採卵前・移植前は、体を追い込む時期ではありません。いつもより少し余裕を持ち、体調の変化に気づきやすい状態をつくることが大切です。

9. それでも体調を崩したときは早めに連絡を

どれだけ気をつけていても、風邪をひくことはあります。

体調を崩したときに、「自分の管理が悪かった」と責める必要はありません。

大切なのは、症状が出た時点で早めに通院先へ連絡し、採卵や移植を予定どおり進めてよいか確認することです。

特に、発熱、強い咳、息苦しさ、強い倦怠感、インフルエンザやコロナが疑われる場合は、自己判断せずに相談しましょう。

延期や日程変更になる場合もありますが、それは妊娠の可能性を下げるためではなく、より安全に治療を進めるための調整です。

まとめ|採卵・移植前は「頑張りすぎない体調管理」が大切です

採卵前・胚移植前は、治療への期待と不安が重なり、体調の変化にも敏感になりやすい時期です。

風邪を完全に防ぐことは難しいですが、睡眠、食事、冷え対策、手洗い、人混みを避ける工夫など、できることを積み重ねることで体調を崩しにくい環境を整えることはできます。

大切なのは、完璧を目指すことではなく、無理をしすぎないことです。

採卵や移植に向けて体を整えたい時期ほど、予定を詰め込みすぎず、休む時間を確保しながら過ごしましょう。

もし体調不良が出た場合は、一人で判断せず、早めに通院先へ連絡してください。早めに共有することが、安心して治療を進めるための大切な一歩になります。

よくあるご質問(FAQ)

Q1. 採卵前や移植前は、外出を控えたほうがいいですか?

すべての外出を控える必要はありません。

ただし、採卵日や移植日が近い時期は、人混み、長時間の外出、夜遅い予定などはできる範囲で減らしたほうが安心です。特に感染症が流行している時期は、マスク、手洗い、換気などの基本的な対策を意識しましょう。

Q2. 採卵前・移植前に運動しても大丈夫ですか?

軽い散歩やストレッチ程度であれば、体調に問題がなければ行えることが多いです。

ただし、採卵前は卵巣が腫れやすい時期のため、激しい運動やお腹を強くひねる動きは避けたほうが安心です。移植前も、急に運動量を増やすのではなく、普段から慣れている範囲で無理なく行いましょう。

Q3. 風邪予防のためにサプリを増やしてもいいですか?

自己判断でサプリを増やしすぎることはおすすめしません。

ビタミンや漢方薬、栄養ドリンクであっても、成分や量によっては体に合わない場合があります。妊活中、採卵前、移植前であることを医師や薬剤師に伝えたうえで確認しましょう。

Q4. 家族が風邪をひいた場合、採卵や移植に影響しますか?

必ず影響するわけではありませんが、同居家族に発熱や感染症が疑われる症状がある場合は、クリニックへ伝えておくと安心です。

寝室を分ける、タオルや食器を共有しない、換気をする、手洗いを徹底するなど、できる範囲で家族内感染を防ぐ工夫をしましょう。

Q5. 採卵前・移植前に少しでも体調が悪い場合は中止になりますか?

必ず中止になるわけではありません。

軽い鼻水やのどの違和感だけで、発熱がなく全身状態が安定していれば、予定どおり進められることもあります。ただし、発熱、強い咳、息苦しさ、強い倦怠感がある場合は、延期を含めて相談が必要になることがあります。

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📚参考文献

この記事の監修者

宇都宮泰子 監修者写真

院長:宇都宮 泰子 (うつのみや やすこ)

FEMICA認定妊活指導士/鍼灸学修士/MBA(経営管理修士)
はり師・きゅう師(国家資格)

  • 日本フェムライフ統合ケア協会 代表理事
  • 日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー
  • 日本生殖医学会会員

不妊・不育症を専門とし、東洋医学と生殖医療の両面から体質改善をサポート。大学院研究員としての研究活動も行いながら、臨床現場で妊活支援に従事している。

※本記事は一般的な医学情報を提供するものであり、診断・治療を目的とするものではありません。治療方針は必ず主治医の指示に従ってください。

採卵・移植前の体調管理に不安がある方へ

採卵や胚移植が近づくと、少しの体調変化にも不安を感じやすくなります。

「この周期に向けて体を整えたい」「冷えや疲れをためないようにしたい」「採卵・移植前の過ごし方を相談したい」という方は、無理のない範囲で身体づくりを進めていくことが大切です。

宇都宮鍼灸良導絡院では、妊活中のお身体の状態や治療スケジュールに合わせて、採卵・移植に向けた体調管理をサポートしています。

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