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男性不妊のセルフチェック8項目|精液検査を受ける目安・見逃したくないサイン

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「男性不妊に当てはまるサインはある?」「夫にも検査を受けてもらった方がいい?」と気になっていませんか。

男性不妊は、見た目や自覚症状だけでは分からないことも少なくありません。一方で、過去の病気や手術歴、精巣の変化などが、男性不妊を調べるきっかけになることがあります。

この記事では、妊活中の男性本人やパートナーが確認しておきたい8つのチェック項目と、精液検査・泌尿器科へ相談する目安をわかりやすく解説します。

なお、このセルフチェックだけで男性不妊かどうかを診断することはできません。妊孕性を確認する基本的な検査は精液検査です。気になる項目がある場合は、男性不妊を扱う泌尿器科や生殖医療機関へ相談しましょう。

この記事の要点まとめ
  • 男性不妊は自覚症状がないことも多く、セルフチェックだけでは判断できません。
  • 停留精巣、精巣炎、精索静脈瘤、鼠径ヘルニア手術歴、抗がん治療歴などは、診察時に伝えたい重要な情報です。
  • 精液の色や見た目だけで精子の数・運動率を判断することはできません。
  • 男性側の妊孕性を確認する基本的な検査は精液検査です。
  • 気になる項目や精液所見の異常がある場合は、男性不妊を扱う泌尿器科や生殖医療機関へ相談しましょう。

男性不妊のリスクをチェックするカップルの会話シーンのイラスト

男性不妊は自覚症状がないこともあります

男性不妊には、精子をつくる機能の低下、精子の通り道の問題、精索静脈瘤、性機能の問題、ホルモンや遺伝的な要因など、さまざまな原因があります。

しかし、精子の数や運動率が低下していても、痛みや体調不良などの自覚症状がないことがあります。

そのため、「特に症状がないから男性側は大丈夫」と考えるのではなく、妊活では男女双方を確認していくことが大切です。

男性不妊のリスクをセルフチェック|確認したい8つの質問

以下は、男性不妊診療で確認されることのある病歴や身体の変化をもとにしたチェック項目です。当てはまるからといって、必ず男性不妊というわけではありません。

1.睾丸が以前より小さくなった、硬さや左右差が気になる?

精巣(睾丸)は精子をつくる重要な臓器です。精巣の大きさや硬さなどは、男性不妊の診察でも確認されます。

ただし、左右の大きさが完全に同じとは限らず、見た目や自己測定だけで造精機能を判断することはできません。

以前と比べて明らかに小さくなった、しこりや硬さの変化がある、痛みや腫れがある場合には泌尿器科へ相談しましょう。

2.子どもの頃に停留精巣と言われたことがある?

停留精巣とは、本来は陰嚢内に下降する精巣が、腹部や鼠径部などにとどまっている状態です。

停留精巣の既往は、将来の精巣機能や妊孕性と関係することがあります。

幼少期に手術を受けて現在は問題がない場合でも、妊活中で精子の状態が気になるときは、既往歴として医師に伝えておきましょう。

3.子どもの頃に鼠径ヘルニアの手術を受けたことがある?

鼠径(そけい)ヘルニアの手術歴も、男性不妊の診察で確認されることがあります。

特に小児期の鼠径ヘルニア術後では、まれに精管が閉塞し、精子の通り道に影響することがあります。

手術を受けた方すべてに問題が起こるわけではありませんが、無精子症や精子数の低下を指摘された場合は、過去の手術歴も医師に伝えてください。

4.おたふく風邪のときに睾丸が腫れたことがある?

思春期以降のおたふく風邪(流行性耳下腺炎)では、精巣炎を伴うことがあります。

精巣炎が強かった場合、その後に精巣が小さくなったり、精子をつくる機能へ影響したりすることがあります。

過去に「おたふく風邪のときに睾丸が強く腫れた」「その後、片側が小さくなった気がする」という場合は、妊活を始める際に泌尿器科へ相談しておくとよいでしょう。

5.精巣上体炎・前立腺炎・性感染症になったことがある?

精巣上体炎などの炎症や感染症によって、精子の通り道に影響が生じることがあります。

過去に精巣周辺の強い痛みや腫れがあった場合、性感染症を指摘されたことがある場合、現在も排尿時の違和感や陰嚢の痛みがある場合などは、医師へ伝えておきましょう。

6.精液の色や状態が以前と違う?

精液の色や粘りには個人差があり、その日の状態や禁欲期間などによっても変化します。

精液が薄く見える、粘りが強いといった見た目だけで、精子の数や運動率を判断することはできません。

一方で、血液が混じる状態が繰り返す、痛み・発熱・排尿時の違和感などを伴う場合には、泌尿器科へ相談してください。

精子の状態が心配な場合は、精液の見た目ではなく、精液検査で精子濃度・運動率・精液量などを確認することが大切です。

7.精索静脈瘤を指摘されたことがある?

精索静脈瘤とは、精巣周辺の静脈が拡張し、血液がうっ滞する状態です。男性不妊でみられる代表的な原因のひとつです。

自覚症状がない場合もありますが、立ったときに陰嚢の上部に血管が浮き出る、陰嚢が重い・だるい、左右差が気になるといった症状がみられることがあります。

ただし、自分で触っただけでは正確に診断できません。精液所見に問題がある場合などは、泌尿器科で診察や必要に応じた超音波検査を受けます。

8.抗がん剤治療や放射線治療を受けたことがある?

抗がん剤や放射線治療は、治療内容や量によって精子をつくる機能に影響することがあります。

影響の程度や回復の可能性には個人差があり、「治療を受けたから妊娠できない」と一律に判断することはできません。

がん治療歴があり、現在妊娠を希望している場合は、治療内容も含めて男性不妊を扱う医療機関へ相談してください。

何個当てはまったら男性不妊ですか?

今回のチェック項目は、「何個以上なら男性不妊」という判定をするためのものではありません。

1つ当てはまっていても精液所見に問題がない方もいれば、どの項目にも当てはまらなくても精液検査で異常が見つかることがあります。

そのため大切なのは、セルフチェックの点数ではなく、妊活中の男性側も必要に応じて精液検査を受け、現在の状態を確認することです。

男性不妊を調べる基本は精液検査です

男性側の妊孕性を確認する代表的な検査が精液検査です。

一般的には、精液量、精子濃度、精子数、運動性、形態などを確認します。

ただし、精液所見は体調、発熱、禁欲期間、採精条件などによって変動することがあります。そのため、1回の結果だけで「妊娠できる・できない」と判断するものではありません。

異常を指摘された場合は、必要に応じて再検査や診察、ホルモン検査、超音波検査などが検討されます。

初めて男性側の検査を検討している方は、妊活前に男性が受けておきたい検査とは?も参考にしてください。

男性不妊外来・泌尿器科に相談したい目安

妊活期間だけでなく、女性側の年齢や治療状況も踏まえて、男女を同時に評価していくことが大切です。

  • これまで精液検査を受けたことがない
  • 精液検査で精子数や運動率などの異常を指摘された
  • 停留精巣、精巣炎、精巣捻転などの既往がある
  • 鼠径ヘルニアなど鼠径部・陰嚢の手術歴がある
  • 精索静脈瘤を指摘されたことがある
  • 抗がん剤・放射線治療を受けたことがある
  • 睾丸の大きさ、硬さ、しこりなどに変化を感じる
  • 勃起や射精について気になることがある

特に、突然の強い睾丸の痛みや急な腫れ、吐き気などがある場合には、精巣捻転など緊急性のある病気もあります。妊活の相談を待たず、速やかに医療機関を受診してください。

当院からひとこと

妊活では、どうしても女性側の検査や治療が先に進みやすく、「男性側はまだ何も調べていない」というご夫婦もいらっしゃいます。

男性不妊は見た目や体調だけでは分からないこともあるため、男性側も早めに現在の状態を確認しておくことが大切です。

当院では、医療機関での検査や治療を優先しながら、食事・睡眠・運動・ストレスなども含め、男性の妊活中の体調管理をサポートしています。

当院でよく受けるご相談

Q1. チェック項目に1つ当てはまったら男性不妊ですか?

A. いいえ。既往歴や症状だけでは男性不妊かどうかは判断できません。妊活中で心配な場合は、精液検査などで現在の状態を確認しましょう。

Q2. 症状がなくても精液検査を受けた方がいいですか?

A. 男性不妊は自覚症状がないこともあります。妊活が続いている場合や不妊治療を始める場合には、男性側も早めに検査を検討するとよいでしょう。

Q3. 精液が水っぽければ精子が少ないのでしょうか?

A. 見た目だけでは判断できません。精子濃度や運動率を確認するには精液検査が必要です。

Q4. 精液検査で異常があったら自然妊娠はできませんか?

A. 精液検査の数値だけで妊娠の可否が決まるわけではありません。また、精液所見は変動することがあります。結果については主治医や男性不妊を扱う泌尿器科へ相談してください。

Q5. 男性不妊でも鍼灸を受けられますか?

A. 当院では男性の妊活相談にも対応しています。ただし、鍼灸だけで男性不妊の原因を診断・治療できるものではありません。必要な検査・治療は医療機関で受けながら、体調管理の一環としてご相談ください。

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📚参考文献

この記事の監修者

宇都宮泰子 監修者写真

院長:宇都宮 泰子
(うつのみや やすこ)

FEMICA認定妊活指導士/鍼灸学修士/MBA(経営管理修士)
はり師・きゅう師(国家資格)

  • 日本フェムライフ統合ケア協会 代表理事
  • 日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー
  • 日本生殖医学会会員

不妊・不育症を専門とし、東洋医学と生殖医療の両面から体質改善をサポート。大学院研究員としての研究活動も行いながら、臨床現場で妊活支援に従事している。

※本記事は一般的な医学情報を提供するものであり、診断・治療を目的とするものではありません。治療方針は必ず主治医の指示に従ってください。

男性側の妊活についても一緒に考えたい方へ

妊活では女性側だけでなく、男性側の状態を確認しておくことも大切です。精子の数や運動率、精索静脈瘤など医学的な確認が必要な場合は、まず男性不妊を扱う泌尿器科や生殖医療機関で検査を受けましょう。

大阪市都島区にある宇都宮鍼灸良導絡院では、医療機関での検査・治療状況を伺いながら、男性の妊活中の食事や睡眠、ストレス、身体のコンディションなどについてもご相談いただけます。

「夫婦で妊活に取り組みたい」「男性側も身体を整えておきたい」という方も、お気軽にご相談ください🍀

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