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睾丸が小さくなった気がする原因は?左右差・病気・受診の目安を解説

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「以前より睾丸が小さくなった気がする」

「左右で大きさが違うけれど、これは普通?」

「金玉が小さくなる病気があるのでは?」

このような変化に気づくと、男性ホルモンや精子、将来の妊娠への影響まで心配になる方もいるのではないでしょうか。

結論からいうと、左右の睾丸に多少の大きさの違いがあること自体は珍しくありません。

一方で、以前と比べて明らかに小さくなった場合や、左右差が大きくなってきた場合には、精索静脈瘤、精巣炎、ホルモンの異常、薬剤の影響などが関係していることがあります。

また、突然の強い痛みや腫れを伴う場合は、精巣捻転など速やかな治療が必要な病気もあるため注意が必要です。

この記事では、睾丸が小さくなったように感じる主な原因、正常な左右差との違い、男性不妊との関係、泌尿器科を受診する目安についてわかりやすく解説します。

この記事の要点まとめ
  • 左右の睾丸に多少の大きさの違いがあることは珍しくありません。
  • 以前より明らかに小さくなった場合には、精索静脈瘤、精巣炎、ホルモン異常、薬剤などが関係することがあります。
  • 睾丸の大きさだけで男性不妊かどうかを判断することはできません。
  • 妊活中で気になる場合は、精液検査やホルモン検査などで現在の状態を確認することが大切です。
  • 突然の強い痛みや腫れ、吐き気などを伴う場合は、速やかに医療機関を受診してください。

左右で睾丸の大きさが違うのは普通?

左右の睾丸は、必ずしもまったく同じ大きさではありません。

片方が少し大きく感じたり、片方がやや下に位置していたりすることはあります。そのため、左右差があるだけで病気とは限りません。

また、陰嚢は気温や緊張などによって縮んだりゆるんだりするため、その日の状態によって「睾丸が小さくなったように見える」と感じることもあります。

大切なのは、左右を完全に同じ大きさにすることではなく、以前と比べて大きさや硬さ、形に変化がないかを見ることです。

「前は気にならなかったのに片側だけ明らかに小さくなった」「最近になって左右差が大きくなった気がする」という場合は、一度泌尿器科で相談すると安心です。

睾丸が小さくなった気がする主な原因

実際に精巣の大きさが小さくなる状態は「精巣萎縮」と呼ばれることがあります。

ただし、原因は一つではありません。代表的なものをみていきましょう。

1.精索静脈瘤

精索静脈瘤とは、睾丸から心臓へ戻る静脈の血流が滞り、陰嚢の中の静脈が拡張する状態です。

左側に起こることが多く、自覚症状がない場合もありますが、立っていると陰嚢が重く感じたり、鈍い痛みを感じたりすることがあります。

精索静脈瘤がある側の精巣が小さくなることがあり、精子をつくる働きへの影響から男性不妊と関係する場合もあります。

ただし、精索静脈瘤がある人すべてに不妊が起こるわけではありません。

2.精巣炎・精巣上体炎などの炎症

感染症などによって精巣に炎症が起こる「精巣炎」では、急性期には睾丸が腫れたり痛んだりすることがあります。

原因によっては、炎症がおさまったあとに精巣が萎縮することがあります。

特に過去におたふく風邪に伴う精巣炎を経験した方などでは、その後の精巣の大きさや精子形成に影響が残る場合があります。

過去に強い腫れや発熱を伴う精巣炎を経験しており、妊活中で精子の状態が気になる場合は、泌尿器科や男性不妊外来で相談してみましょう。

3.精巣捻転による血流障害

精巣捻転とは、睾丸につながる精索がねじれ、精巣への血流が低下する病気です。

典型的には、突然の強い睾丸の痛みや腫れ、吐き気や嘔吐などが起こります。

精巣捻転は緊急治療が必要な病気です。血流が長時間途絶えると精巣が損傷し、その後に精巣が小さくなることがあります。

「しばらく様子を見よう」と待つのではなく、突然強く痛み始めた場合は速やかに医療機関を受診してください。

4.男性ホルモンや性腺機能の異常

睾丸の働きは、脳の視床下部や下垂体から分泌されるホルモンと連携して調節されています。

この仕組みに異常が起こり、テストステロンや精子をつくる働きが低下する「性腺機能低下症」では、状態によって精巣が小さくなることがあります。

睾丸の大きさだけで判断することはできませんが、性欲低下、勃起機能の変化、体毛や筋肉量の変化、強い疲労感なども気になる場合には、ホルモン検査が検討されることがあります。

5.アナボリックステロイドやテストステロン製剤

筋肉増強目的のアナボリックステロイドや、体外から補うテストステロン製剤によって、精巣が小さくなることがあります。

外から男性ホルモンを補うと、脳から睾丸へ送られるLH・FSHなどのホルモンの指令が弱まり、精子をつくる働きが抑えられるためです。

このテーマについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

ステロイドで睾丸は小さくなる?精巣萎縮・男性不妊・回復の可能性を解説

6.停留精巣・外傷・抗がん治療などの影響

過去の病気や治療歴が精巣の大きさに関係することもあります。

たとえば、幼少期の停留精巣、睾丸への強い外傷、抗がん剤治療や放射線治療などは、精巣機能や精子形成に影響する場合があります。

過去の治療歴があり、将来の妊娠への影響が気になる場合は、そのことも医師に伝えて相談しましょう。

加齢で睾丸が小さくなることはある?

男性も年齢とともにホルモン環境や精巣機能が変化することがあります。

ただし、「急に睾丸が小さくなった」という変化を、単純に年齢のせいと決めつけるのはおすすめできません。

特に片側だけ明らかに小さくなった場合や、大きさだけでなく痛み、しこり、硬さの変化などがある場合は、年齢にかかわらず泌尿器科で確認しましょう。

睾丸が小さいと男性不妊になる?

睾丸は精子をつくる重要な器官なので、精巣の大きさと造精機能が関係する場合はあります。

しかし、「睾丸が小さい=不妊」と大きさだけで判断することはできません。

もともとの体格や左右差にも個人差がありますし、実際の妊孕性を評価するには精液検査などが必要です。

妊活中で「睾丸が以前より小さくなった気がする」「精子をきちんとつくれているか心配」という場合は、見た目だけで悩むよりも、現在の状態を検査で確認することが大切です。

何科を受診すればいい?

睾丸の大きさ、左右差、痛み、腫れ、しこりなどが気になる場合は、泌尿器科が基本です。

妊活中で精子への影響も確認したい場合は、男性不妊を扱っている泌尿器科や男性不妊外来を選ぶと相談しやすいでしょう。

診察では、症状や既往歴、薬剤の使用歴などを確認したうえで、必要に応じて次のような検査が行われます。

  • 睾丸・陰嚢の診察
  • 超音波(エコー)検査
  • 精液検査
  • テストステロン、FSH、LHなどのホルモン検査
  • 必要に応じた血液検査・尿検査

妊活中の男性が受ける検査については、こちらの記事でも詳しく解説しています。

妊活前に男性が受けておきたい検査とは?精液検査だけではわからないこと

すぐに受診した方がよい症状

睾丸の大きさが気になったとしても、すべてが緊急というわけではありません。

ただし、次のような症状がある場合は注意が必要です。

  • 突然、睾丸に強い痛みが出た
  • 睾丸や陰嚢が急に腫れてきた
  • 睾丸の痛みとともに吐き気・嘔吐がある
  • 強い痛みが一度出て、その後自然に消えた
  • 発熱を伴う痛みや腫れがある

特に突然の強い痛みでは、精巣捻転を除外する必要があります。時間が経つほど精巣へのダメージが大きくなる可能性があるため、速やかに医療機関を受診してください。

また緊急ではなくても、次のような変化がある場合は泌尿器科で相談しましょう。

  • 以前より片方の睾丸が明らかに小さくなった
  • 左右差が少しずつ大きくなっている
  • 睾丸にしこりや硬い部分を感じる
  • 陰嚢が腫れている、重く感じる
  • 痛みや違和感が数日以上続いている
  • 妊活中で精子への影響が心配

自分で大きさを測れば判断できる?

見た目や手で触った感覚だけで、実際に精巣が萎縮しているかどうかを正確に判断することは難しいです。

陰嚢は温度によって縮んだりゆるんだりしますし、睾丸の位置にも左右差があります。

そのため、インターネット上のサイズと自分の睾丸を比較して「小さいから病気だ」と判断する必要はありません。

実際の大きさや血流などを確認する必要がある場合は、医療機関で診察や超音波検査を受けることができます。

妊活中なら睾丸の大きさより「現在の精子の状態」を確認する

妊活中の場合、「睾丸が小さいかどうか」だけに意識を向けすぎないことも大切です。

男性側の妊孕性を確認する基本的な検査は精液検査です。

精子濃度や運動率などを調べ、必要に応じてホルモン検査や超音波検査などを組み合わせて原因を確認していきます。

また、精液検査の結果は体調などでも変動することがあるため、一度の検査結果だけで「妊娠できる・できない」と決めるものでもありません。

精子についてさらに詳しく知りたい方は、こちらも参考にしてください。

精子の質は胚の発育に影響する?男性不妊と妊活でできる対策

当院からお伝えしたいこと

「睾丸が小さくなった気がする」という相談では、まず病気が隠れていないかを確認することが重要です。

睾丸の大きさや精巣機能について、鍼灸だけで原因を判断することはできません。

左右差や大きさの変化が気になる場合は泌尿器科、妊活中で精子への影響が心配な場合は男性不妊を扱う医療機関で必要な検査を受けることをおすすめします。

そのうえで、妊活に向けた睡眠・食事・運動・ストレスなどの生活習慣を見直し、身体全体のコンディションを整えていくことも大切です。

まとめ|以前より小さくなったと感じたら、見た目だけで判断しない

左右の睾丸にはもともと多少の大きさや位置の違いがあるため、左右差があるだけで病気とは限りません。

しかし、以前と比べて明らかに小さくなった場合には、精索静脈瘤、精巣炎、ホルモンの異常、薬剤、過去の病気や治療などが関係している可能性があります。

睾丸の大きさだけで男性不妊かどうかを判断することはできないため、妊活中で不安がある場合は、精液検査などで現在の状態を確認しましょう。

また、突然の強い痛みや腫れ、吐き気などがある場合は、精巣捻転など緊急性のある病気の可能性があります。速やかに医療機関を受診してください。

よくあるご質問(FAQ)

Q1. 左右の睾丸の大きさが違います。病気ですか?

左右の睾丸に多少の大きさの違いがあることは珍しくありません。また、片方が少し下に位置している場合もあります。

ただし、以前と比べて左右差が大きくなった場合や、痛み・腫れ・しこりなどを伴う場合は泌尿器科で相談しましょう。

Q2. 片方の睾丸だけ小さくなることはありますか?

あります。精索静脈瘤や過去の精巣炎、血流障害、外傷などによって片側の精巣が小さくなる場合があります。

見た目だけでは原因を判断できないため、明らかな変化がある場合は診察を受けることをおすすめします。

Q3. 睾丸が小さいと精子も少ないのでしょうか?

精巣の大きさと造精機能が関係することはありますが、睾丸の大きさだけで精子の数や男性不妊を判断することはできません。

妊活中で心配な場合は、精液検査で現在の精子濃度や運動率などを確認することが大切です。

Q4. 小さくなった睾丸は元に戻りますか?

原因によって異なります。一時的なホルモンの影響などで回復する場合もあれば、炎症や血流障害などによる組織の変化が残る場合もあります。

「戻るかどうか」だけを自己判断するのではなく、まず原因を確認することが重要です。

Q5. 睾丸が小さくなったら何科に行けばいいですか?

基本的には泌尿器科です。妊活中で精子への影響も確認したい場合は、男性不妊を診療している泌尿器科や男性不妊外来が適しています。

Q6. 睾丸に痛みはありません。それでも受診した方がよいですか?

痛みがなくても、以前より明らかに小さくなった、左右差が大きくなった、しこりや硬さの変化があるといった場合は、一度泌尿器科で確認しておくと安心です。

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📚参考文献

この記事の監修者

宇都宮泰子 監修者写真

院長:宇都宮 泰子
(うつのみや やすこ)

FEMICA認定妊活指導士/鍼灸学修士/MBA(経営管理修士)
はり師・きゅう師(国家資格)

  • 日本フェムライフ統合ケア協会 代表理事
  • 日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー
  • 日本生殖医学会会員

不妊・不育症を専門とし、東洋医学と生殖医療の両面から体質改善をサポート。大学院研究員としての研究活動も行いながら、臨床現場で妊活支援に従事している。

※本記事は一般的な医学情報を提供するものであり、診断・治療を目的とするものではありません。気になる症状がある場合は医療機関を受診し、治療方針は主治医の指示に従ってください。

男性妊活・精子の状態が気になる方へ

睾丸の大きさや左右差が気になる場合は、まず泌尿器科で原因を確認することが大切です。妊活中であれば、必要に応じて精液検査やホルモン検査なども相談してみましょう。

そのうえで、睡眠・食事・運動・ストレスなど、妊活に向けた身体のコンディションを整えていくことも大切です。

大阪市都島区にある宇都宮鍼灸良導絡院では、男性不妊や精子の状態が気になる方の妊活サポートも行っています。医療機関での検査や治療と併用しながら身体を整えていきたい方は、お気軽にご相談ください。

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