
35歳・原因不明不妊|タイミング法・人工授精から体外受精3回目の移植で妊娠
大阪市からお越しのMさん(35歳)が、妊活鍼灸で身体を整えながら不妊治療を続け、体外受精(顕微授精)の3回目の胚盤胞移植で妊娠されました。
Mさんは妊娠を希望されてから約2年が経過していましたが、クリニックで検査を受けても明らかな原因が見つからず、いわゆる「原因不明不妊」といわれていました。
35歳・原因不明不妊で来院されたMさん
Mさんが宇都宮鍼灸良導絡院に初めてお越しになったのは、2021年4月です。
妊娠を希望されてから約2年が経過しており、クリニックで不妊検査を受けても特に大きな異常は見つかっていませんでした。
しかし、タイミングを取ってもなかなか妊娠に至らず、「検査では問題がないのに、なぜ妊娠できないのだろう」という状態が続いていました。
このように、一般的な不妊検査を行っても妊娠を妨げている明らかな原因を特定できないケースは「原因不明不妊」と呼ばれます。
原因不明不妊とは?
原因不明不妊とは、単に「原因がない」という意味ではありません。
一般的な不妊検査で、排卵、卵管、子宮、精液所見などを評価しても、妊娠に至らない明確な原因を特定できない状態を指します。
つまり、現在行われている一般的な検査では捉えきれない要因が関係している可能性もあります。
不妊検査で確認される主な項目
- 排卵が起こっているか
- 卵管が通っているか
- 子宮や卵巣に大きな異常がないか
- 精子の数や運動率などに問題がないか
- 年齢や卵巣予備能など、不妊治療を進めるうえで重要な要因
これらに大きな問題がなくても、受精、胚の発育、着床など妊娠までには多くの過程があるため、すべての原因を通常の検査だけで特定できるわけではありません。
35歳以上では治療の進め方も重要です
不妊治療では、女性の年齢も治療方針を考えるうえで重要な要素です。
米国生殖医学会(ASRM)では、特に明らかな原因がない場合でも、35歳未満では1年間、35歳以上では6か月間妊娠に至らなければ不妊の評価や治療を開始することが推奨されています。
そのため、「検査で異常がなかったから、そのまま何年もタイミング法を続ける」というのではなく、年齢や妊活期間を考えながら、人工授精や体外受精へのステップアップを検討することも大切です。
タイミング法・人工授精を続けながら鍼灸で身体を整える
Mさんは当院への通院を開始されてから約1年間、クリニックでタイミング法と人工授精を行いながら、妊活を続けられました。
当院では、不妊治療そのものに代わるものとして鍼灸を行うのではなく、クリニックでの治療と並行しながら、その時々の身体の状態や治療段階に合わせて施術を行っていきました。
Mさんは肩こりのお悩みもあり、施術後には身体がスッキリする感覚があったとのことです。
不妊治療における鍼灸の位置づけ
妊活中の方からは、「鍼灸を受けると妊娠率が上がりますか?」とご質問をいただくことがあります。
鍼灸と不妊治療についてはさまざまな研究が行われていますが、現在のところ、鍼灸によって体外受精の妊娠率や出生率が明確に向上すると断定できる十分なエビデンスは確立されていません。
そのため当院では、「鍼灸をすれば妊娠できる」という考え方ではなく、不妊治療を続ける期間の体調管理や、肩こり・冷えなど一人ひとりのお悩みに合わせて身体を整えることを目的として施術を行っています。
妊活鍼灸で大切にしていること
- 月経周期や治療スケジュールに合わせて施術内容を調整する
- 採卵・移植など現在の治療段階を確認する
- 肩こりや冷え、疲労などのお悩みに合わせて施術する
- 妊活を続ける中での身体的・精神的な負担にも配慮する
不妊治療の方針については、年齢や検査結果などを踏まえて不妊治療専門の医師と相談しながら進めることが重要です。
体外受精へステップアップ
タイミング法と人工授精を続けられましたが妊娠には至らず、Mさんはその後、体外受精へステップアップされました。
患者様アンケートによると、体外受精では顕微授精を行い、胚盤胞まで培養した胚を移植されています。
当院でも体外受精のスケジュールを確認しながら、採卵周期や移植周期など、それぞれの段階に合わせて施術を続けました。
3回目の胚盤胞移植で妊娠判定陽性
そして体外受精を進められ、3回目の胚移植で妊娠判定陽性となりました。
妊活開始から長い期間を経ての妊娠となりました。
今回の妊娠は、クリニックでの体外受精・顕微授精による治療を続けられた結果であり、鍼灸だけによる効果を示すものではありません。しかし、Mさんからは「不妊治療中もその時の段階に応じて施術をしてもらえたのがよかった」とのお声をいただきました。
原因不明不妊でも体外受精で妊娠できる?
原因不明不妊といわれると、「原因が分からないのに治療を続けて妊娠できるの?」と不安になる方もいらっしゃいます。
原因不明不妊は「妊娠できない」という診断ではありません。
年齢や妊活期間、これまでに行った治療などを考慮しながら、タイミング法、人工授精、体外受精などから適した方法を検討していきます。
特に35歳以降では、年齢とともに妊娠率が変化していくことも踏まえ、同じ治療を長期間続けるのではなく、主治医と相談しながら治療方法を見直していくことも重要です。
スタッフよりMさんへ
Mさん、この度はご懐妊、本当におめでとうございます。
タイミング法、人工授精、そして体外受精と、長い期間にわたり治療を続けてこられました。
その大切な妊活期間に当院で身体づくりのお手伝いをさせていただけたことを、スタッフ一同嬉しく思っております。
これからもお身体を大切に、穏やかにお過ごしください。
Mさん(35歳)妊娠お喜びの声
▢ お悩みの症状またはご来院当初の目的をお聞かせください
妊活、肩こり解消
▢ 鍼灸以外で妊娠(陽性反応)された方法に〇をつけてください
体外受精(顕微授精、胚盤胞)
▢ 鍼灸施術を受けていただいた感想をお聞かせください
施術を受けると体がスッキリし、数週間行けないと体がダルくなったので効果があるなと感じました。不妊治療中もその時の段階に応じて、施術をして頂けるのでよかったです。
※患者様個人の体験談です。すべての方に同様の結果や効果を保証するものではありません。
📚参考文献
- American Society for Reproductive Medicine(ASRM)「Fertility evaluation of infertile women: a committee opinion」
不妊の評価時期や一般的な不妊検査について参考にしました。 - European Society of Human Reproduction and Embryology(ESHRE)「Evidence-based guideline: Unexplained Infertility」
原因不明不妊の考え方、検査・治療および鍼灸に関するエビデンスの記載を参考にしました。 - Cochrane「Acupuncture and assisted conception」
体外受精・胚移植における鍼灸と妊娠率・出生率に関する研究結果について参考にしました。
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不妊治療と並行して、身体を整えていきませんか?
宇都宮鍼灸良導絡院は、大阪市都島区にある妊活・不妊・不育を専門とする鍼灸院です。タイミング法、人工授精、採卵、体外受精、胚移植など、現在の治療段階やお身体の状態を確認しながら、一人ひとりに合わせて施術を行っています。妊活中のお身体について気になることがございましたら、お気軽にご相談ください🍀








