治療院ブログ

2018年04月の投稿記事

31歳 6年間の不妊治療を経て、鍼灸と6回目の胚移植で陽性反応

投稿日:

東大阪市からお越しのMさん(31歳)が妊娠されました。

 

 

6年間の不妊期間

 

Mさんは6年間の不妊期間がありました。

顕微授精×2回

胚移植×4回

されていましたが、なかなか良い結果に至らなかったため、当鍼灸院にお越しくださいました。

 

多のう胞性卵巣症候群、卵管閉塞の指摘を受けていました。

 

宇都宮鍼灸良導絡院に初めてお越しいただいたのは、2018年2月です。

5回目の移植周期に入っていました。

 

 

胚移植に向けて

 

胚移植に向けての鍼灸の目的は、

受精卵が子宮内膜に着床しやすい環境づくりです。

 

まずは、鍼灸施術に対してのお体の反応をみるため、初回は優しい刺激でおこないます。

Mさんに関しましては、すでに他の鍼灸院にて治療経験がありましたので、

初回から、少し刺激をあげさせていただきました。

 

 

首こり肩こり便秘

Mさんには不妊に関係する首こり肩こりがありました。

その他、便秘になりやすい体質でした。

便秘は腸内環境を乱しますし、その分、生殖器系にキレイな血液が流れにくくなります。

便秘に伴う腰のハリもできてしまい、その腰の筋肉が硬直することで、さらに生殖器系への血流を悪化させてしまいます。

 

便秘には、鍼がよく効いてくれます。

 

便秘体質の患者さんのほとんどが

「鍼灸を受けたあとはすっきり出ます!」とおっしゃいます。

 

もし鍼灸で改善が見られない場合は、宇都宮整骨整体院の腸もみセラピーを是非お受けください。

頑固な便秘が1回の施術ですっきり改善します。

 

(※腸もみセラピーについて詳しくはこちらをご覧ください)

 

 

6回目の移植で陽性反応

 

Mさんの首こり肩こり、便秘等の不定愁訴を改善させながら、

移植前後に適した鍼灸施術をさせていただきました。

 

そして、この度、

6回目の胚移植で陽性反応が確認できました!

ご本人も

「今までなかなか着床しなかったのに、、、鍼灸のおかげです!」

とお喜びいただきました。

 

 

Mさん妊娠お喜びの声

 

□お悩みの症状またはご来院当初の目的をお聞かせください

 

なかなか着床しなかったため

 

□鍼灸以外で妊娠(陽性反応)された方法に〇をつけてください

 

顕微授精、自然周期

 

□治療を受けていただいた感想をお聞かせください

 

移植4回目でだめになって、ここに通いました。

2ヵ月通い、レーザーをしてもらったこともあり、内膜が移植6回目の時、

短期間で厚くなったのかなとおもっています。

今までなかなか着床しませんでしたが、今回着床したのは、

鍼灸をしたからかなと思っています。

ありがとうございました。

 

□同じように悩まれている方へアドバイスやメッセージがあればお願いいたします

 

なかなか着床しませんでしたが、あきらめず続けてよかったと思います。

 

 

※【免責事項】すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。

 

 

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【二人目不妊】1人目はできたのに… 続発性不妊の原因と鍼灸でできること

投稿日:

「1人目は自然に妊娠できたのに、2人目がなかなか授からない」

このようなお悩みを抱えて医療機関や治療院に来られる方は少なくありません。それは、続発性不妊(secondary infertility)という医学的な状態であり、1人以上出産経験があるにもかかわらず、その後に妊娠が成立しにくくなる状態を指します。

「一人できたのだから、そのうちまた自然に妊娠できるはず」と考えがちですが、この思い込みこそが、妊活を遅らせる大きな落とし穴になりがちです。

「そのうちできる」という思い込みが落とし穴に

一人目が妊娠できたからといって、今回も同様にスムーズにいくとは限りません。一人目のときには運良く妊娠に至ったとしても、もともと不妊のリスク要因が潜んでいた可能性や、出産を経て新たな要因が発生していることもあります。

実際に続発性不妊の背景には、多様な要因が複雑に関与していることが分かっています。

出産や産後の影響

出産は喜ばしい出来事であると同時に、女性の体に大きな負担をかけます。出産そのものが不妊の原因になることもあります。例えば、以下のようなケースが挙げられます。

  • 分娩時の大量出血や感染
  • 帝王切開や手術後の子宮や卵管の癒着
  • 産後の体調不良や不養生

これらが子宮や卵管などに影響を与え、その後の妊娠を難しくするケースがあります。出産による物理的なダメージや炎症の痕跡が、後の妊活に影響を及ぼしている可能性があるのです。

加齢という最大の壁

もう一つ、続発性不妊において非常に大きな要因となるのが加齢です。

1人目の出産から数年経つうちに、女性は卵巣予備能が低下し、卵子の質も年齢とともに下がっていきます。特に35歳を超えると妊娠率は顕著に低下し、流産率も上昇することが知られています。

仕事や育児に追われ、自分の体のケアや妊活のスタートが遅れてしまうことで、結果的にこの「年齢の壁」に直面する方は少なくありません。時間経過とともに卵子の質は回復しないため、加齢は続発性不妊を考える上で避けて通れない最大のテーマです。

鍼灸ができること:体質改善によるサポート

「出産による体のダメージ」や「加齢による機能低下」が複合している続発性不妊に対して、体質改善を目的としたケアは非常に重要です。

鍼灸治療は、産後の体の回復をサポートし、ホルモンバランスの調整や血流改善を通して妊娠しやすい体づくりに役立つとされています。特に東洋医学的な視点から、個々の体質を見極め、ダメージを修復し、機能低下を緩やかにするためのアプローチが可能です。

まとめ:後悔しないための早期の専門的ケア

「まさか自分が続発性不妊になるとは」と思っても、それは決して珍しいことではありません。一人目の出産を経験しているからこそ、油断してしまう気持ちは理解できますが、時間は待ってくれません。

「もっと早く自分の体を整えていればよかった」と後悔しないためにも、日々のセルフケアと並行して、不妊治療専門のクリニックや、鍼灸などの専門的なサポートを早期に受けることをおすすめします。

大切なのは、「そのうちできる」と放置するのではなく、「今できること」に目を向け、積極的に体の状態を整えていくことです。専門家の力を借りて、二人目のお子さんとの出会いに向けた準備を始めましょう。

📚参考文献

  • 日本産科婦人科学会. 不妊症・不育症 Q&A, 2023.
  • 日本生殖医学会. 生殖医療ガイドライン, 2022.
  • Practice Committee of the American Society for Reproductive Medicine. Definitions of infertility and recurrent pregnancy loss. Fertility and Sterility. 2020.

「諦める前」に、鍼灸を試しませんか?

「二人目がなかなか授からない」とお悩みなら、大切な時間を無駄にしないでください。
宇都宮鍼灸良導絡院の不妊鍼灸は、出産で疲弊した体の回復を促し、年齢に伴う機能低下をサポートすることで、妊娠しやすい体質への改善を目指します。「もっと早く相談すればよかった」と後悔しないよう、ぜひ一度、専門的なケアをご検討ください。

24時間予約受付中

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36歳 人工授精後の鍼灸 陽性反応 妊娠【不妊鍼灸・不育鍼灸】

投稿日:

旭区からお越しのTさん(36歳)から妊娠のご報告をいただきました。

 

1年6ヵ月の不妊期間

Tさんは、宇都宮鍼灸良導絡院にお越しいただくまでに1年6ヵ月間の不妊期間がありました。

その間に、人工授精を4回されていましたが、陽性反応を確認できず、

5回目の人工授精をした直後に初めて当鍼灸院しお越しくださいました。

 

Tさんは、不定愁訴として

肩こり

背中のこり

足の冷え

花粉による肌荒れ

を訴えていました。

 

特に、肩こりに関して自覚はないようですが、

噛みしめによる首の筋肉の緊張が目立っていました。

 

 

不妊を招く首こり

首こりは睡眠の質を低下させてしまいます。

そのほか、自律神経のうち副交感神経線維にも影響し、

副交感神経の働きを鈍らせてしまうと、

内臓の働きも鈍ってしまいます。

 

生殖器系は内臓の中でも栄養が一番後回しにされてしまう器官です。

内臓への血流不足は、そのまま生殖器系への血流不足を招くと思ってください。

 

特に人工授精後や胚移植後は、

とても血流が大事なときです。

 

 

人工授精直後の鍼灸施術

Tさんは、人工授精3日後に初めておこしいただきました。

おそらくまだ着床する前です。

 

お体をリラックスさせ、副交感神経優位の状態をつくり、

受精卵が着床しやすい環境づくり

着床後の妊娠が継続しやすい環境づくりを心がけて施術を行いました。

 

そして、なんと、その人工授精でこの度、陽性反応が確認できました!

 

Tさん!おめでとうございます!

まだまだこれからではありますが、

安心安全なマタニティ生活が過ごせるよう引き続き、

鍼灸施術にお越しいただいております。

 

 

Tさん妊娠お喜びの声

 

□お悩みの症状またはご来院当初の目的をお聞かせください

 

不妊

 

□鍼灸以外で妊娠(陽性反応)された方法に〇をつけてください

 

人工授精(5回目)

 

□治療を受けていただいた感想をお聞かせください

 

終わったあとすっきりする

 

□同じように悩まれている方へアドバイスやメッセージがあればお願いいたします

 

機械で体を温めたりもしていましたが、

直接、数値と触って治療をみていただける安心感があります。

 

 

※【免責事項】すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。

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37歳 不妊不育鍼灸で流産を6回乗越えての妊娠 

投稿日:

【流産6回を乗越えての妊娠】

Eさん(37歳)から嬉しいご連絡をいただきました。

2014年の8月からお越しいただいていて、

今ではすっかり仲良しになったEさん。

妊娠後は入院をされていたので、すっかりご無沙汰して

いましたが、

経過の報告と嬉しいメッセージを送って下さいました。


免疫グロブリン治療のため入院

↓ご報告のメッセージ

ご無沙汰しています❗ずっと連絡できてなくて気になっていました。

1/9移植、1/20陽性判定、1/24から〇〇大に入院し免疫グロブリン治療を受けました。

入院当初はまだ胎嚢も見えてなかったんだけど、入院2、3日目くらいにだんだん見えてきて先生たちがあれれ??ってなって、徐々に疑惑が確信に変わっていったのですが、なんと妊娠していたのは双子でした❗

 

それで当初10日間くらいの入院の予定だったのに、10週を迎えるまでということで5週間に延期して2/28に退院しました。

双子にもずいぶん驚きましたし、なにより初めて魔の8週を越えたことに感激しました。

8週を越えると9週10週でエコー中にも赤ちゃんがもにょもにょと動き出すんです、初めての経験でした。

退院しましたが、かねてよりの不育症、双子、子宮筋腫手術の切開部分がもろくなって子宮破裂の恐れがあること、高齢、これだけ条件が揃ってしまい、「超ハイリスク妊婦」と認定され、いろいろ考えた結果、休職して実家に戻り、なるべく家事を自分でしないようにゆっくり生活にすることにしました。

 

〇〇大から〇〇病院という大きな病院に転院し、毎週受診しています。

 

またお腹の中で心臓が止まってしまうのではないかといつもびくびくしていましたが、今のところ経過は順調で先週ついに16週を迎えることができました🙌❇

一般的に安定期と言われる時期だけど、病院に「あなたには安定期はありません」って言われてます💦

もうすぐ17週というところですが、二人だからかお腹がぽこっと出てきました。

 

予定日は9/27ですが、順調にいけば、今後の予定は、20週から安静気味に→27週くらいから管理入院→34~36週(お盆から8月末)で帝王切開、という感じになりそうです。

やっとここまで来れましたが、まだ妊娠期間の半分が過ぎただけで、まだまだ心配です😫 〇〇先生の記事も毎日読んでいますが、分娩後産声をあげずに死んでしまったとか、妊娠後期に心拍が止まったとか、筋腫摘出したところに胎盤が癒着したとか、怖いことがたくさん書いてありますね😱

そんな感じで最近過ごしています。

大阪に帰るのは出産後しばらく実家で過ごして落ち着いた頃かと思います。 またよろしくお願いしますね☺ みなさんによろしくお伝えください。

 

魔の8週

当院にお越しいただいたのは、1度の流産を経験された後で

その後、妊娠はされるものの、

心拍確認後の8週付近で流産をされてしまうこと5回

色々な病院で、不育症の検査とかもされて

5年間で7つの病院を受診されました。

でも、原因はわからず…。

私達もできる限りのことはさせていただきました。

最後に行かれたところから、足掛かりができたと

いうのでしょうか。

次に妊娠したら、すぐに入院するとおっしゃっていました。

 

子宮筋腫核出しの開腹手術

2年前には、手術も受けられて

お腹には痛々しい傷が残っていました。

赤ちゃんが欲しいと願う一心で

Eさんは、どんな困難も乗り越えらえていました。

 


妊娠までの治療歴

今まで5年間で7つの病院を受診し、

・タイミング3回

・人工受精5回

・採卵6回

・移植13回

・繋留流産6回

7つの病院を受診されましたが、

今となっては、一部の病院での診察が適切でなかったことなどが

思い出されます。

二卵生の双子の帝王切開

双子の中では、リスクは少ないそうですが、

27週から出産までの2~3ヶ月の管理入院をされます。

1ヶ月早い出産になるそうですが、

一度、子宮筋腫核出しの開腹手術をされているので

双子の分、子宮が伸びるのに耐えきれなくて

危険だそうです。

 

双子の4Dエコーも見せていただいて

双子はこんな風にお腹にいるのだなぁって

不思議でした。

Eさんとは、長いお付き合いで

もう友人のような感覚です。

まだまだゴールまでは遠いですが、

Eさんが無事に出産をされることを

スタッフ一同、心より願っています。


 

 

 

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41歳(2人目不妊・5回の移植陰性)8回目の顕微授精で妊娠

投稿日:

大阪市からお越しのAさん(41歳)が妊娠されました。

2人目不妊で5回の移植を経験されたAさん

Aさんが宇都宮鍼灸良導絡院に初めてお越しになったのは、2017年9月。すでに1年6ヶ月の不妊期間があり、ご主人には男性不妊もあったため、顕微授精にステップアップされていました。しかし、5回の顕微授精と胚移植を繰り返すも、残念ながら着床には至っていませんでした。

Aさんの主な身体の状態

  • 20年間PCを扱うお仕事: 首や肩、目の疲れが慢性化し、腰の筋肉も硬直していました。
  • 胃腸が弱い: 栄養をうまく吸収できず、身体が栄養不足の状態でした。

妊活の土台を築く「胃腸」と「血の巡り」

東洋医学では、胃腸は生命活動のエネルギーを作り出す、いわば「身体の土台」と考えられています。胃腸が弱いと、いくら栄養のある食事を摂っても、その栄養を吸収する力が弱く、そのまま体外に排出されてしまいます。

これにより、血液を作る材料が不足し、全身が栄養不足・酸素不足に陥ってしまいます。子宮や卵巣に十分な栄養が届かなければ、着床しにくい状態になってしまうのです。

当院では、週に1回のペースでAさんに通院いただき、慢性的な肩こりや目の疲れといった不調を取り除きながら、まず胃腸の働きを強める根本的なアプローチを行いました。その上で、月経周期に合わせた施術で、生殖機能の向上を目指しました。

身体の硬さを克服!ヨガとレーザーの相乗効果

Aさんは身体が硬く、運動習慣がほとんどありませんでした。硬くなった筋肉は骨盤の歪みを引き起こし、骨盤内の血流を滞らせてしまいます。

そこで、骨盤矯正の施術と合わせて、ご自宅でもできるヨガをおすすめしました。

ヨガが妊活にもたらす効果

  • 血流改善: 全身の筋肉を伸ばすことで、今まで使えていなかった筋肉にまで血液と酸素が行き渡るようになります。
  • 自律神経の調整: ヨガの深い呼吸法は、自律神経のバランスを整え、ストレスを軽減します。これは、ホルモンバランスを整える上でも非常に重要なことです。

8回目の移植で待望の妊娠!

ご本人も「もう何回目の移植か分からない…」と口にするほど、移植を繰り返していました。そして、鍼灸とヨガ、そして移植前のレーザー治療を組み合わせて行った、8回目の移植で、ついに陽性反応が確認できました!

この成功は、鍼灸で身体の土台を整え、ヨガで血流と自律神経のバランスを改善したこと、そして移植前にレーザーで子宮への血流をさらに高めたこと、これらの相乗効果があったからこその結果だと考えています。

Aさん、本当におめでとうございます!

現在も、安心・安全なマタニティ生活が送れるよう、鍼灸とヨガで引き続きお身体のケアを続けていらっしゃいます。

不妊治療は、決して一人で抱え込むものではありません。私たち宇都宮鍼灸良導絡院は、あなたの心と身体に寄り添い、二人三脚でゴールを目指します。お悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

Aさん妊娠お喜びの声

▢ お悩みの症状またはご来院当初の目的をお聞かせください

不妊治療

▢ 鍼灸以外で妊娠(陽性反応)された方法に〇をつけてください

体外授精(顕微授精)

▢ 治療を受けていただいた感想をお聞かせください

半年ほど顕微授精を続けていて成功に至らなかったため、こちらに通院をはじめ、約半年で着床できました。採卵数やグレードに目に見えて変化はなかったのですが、週一で通うたびに、長年の首肩こりが楽になり、徐々に頭痛や耳鳴りもなくなって全体的に体調がよくなりました。不妊治療のことを相談できることも、とても心強く励みになりました。

41歳患者様のご懐妊お喜びの声

※【免責事項】すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。

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【仕事と妊活を両立するあなたへ】「治療優先?仕事優先?」悩まない方法

投稿日:

不妊治療は、期間も費用も体力も要する“長距離走”です。

「急な通院、上司にどう伝える?」「このまま仕事を続けられる?」こんな迷いはとても自然なことです。

この記事では、あなたが一人で抱え込んでいるその悩みが、実は社会全体の課題であることをデータで示し、今日から使える仕事と治療を両立させるための具体的なステップをご紹介します。

働くあなたの現状:データが示す両立の難しさ

あなたが感じている困難は、決して個人的な問題ではありません。最新のデータが、その厳しさを裏付けています。

  • 不妊を心配した経験(夫婦の39.2%)
    誰もが抱える身近な問題であることを示す。
  • 検査・治療経験(夫婦の22.7%(約4.4組に1組))
    不妊治療が特別なものではないことを示す。
  • 治療と仕事の両立困難(4人に1人以上(26.1%))
    通院日程の調整、精神的・体力的負担が主な原因。
  • 治療後の離職(11%(厚労省調査) 約6人に1人(16.7%)(研究報告))
    両立の難しさが、キャリアの中断に直結していることを示す。

これらのデータは、職場支援や柔軟な働き方が不可欠であることを示しています。あなた一人が無理をするのではなく、社会全体で支えるべきフェーズに入っているのです。

社会と制度は確実に前進中(使える公的支援)

あなたの両立を支えるための制度や情報が、国によって整備され始めています。

1. 経済的なサポート

  • 不妊治療の保険適用拡大(2022年4月〜):体外受精や顕微授精などの標準治療が保険適用に。費用負担の不安を大きく軽減しました。
  • 先進医療と保険の併用:一部の先進医療は自費となりますが、それ以外の標準治療部分とは併用できる仕組みです。

2. 企業向けの支援制度

  • 「くるみんプラス」認定(2022年〜):不妊治療のための休暇制度、時差出勤、短時間勤務などの支援を整備した企業が公的に評価されます。
  • 中小企業向け助成金:企業が両立支援のための休暇制度を導入・利用促進した場合、国から補助金が出ます(両立支援等助成金)。

3. 伝えるためのツール

  • 「不妊治療連絡カード」:厚生労働省が公式配布しているツール(Word/PDF)。職場に治療の事実や必要な配慮を伝える際に、「最小限の情報で、具体的に」伝える助けになります。

うまく両立するための実践ステップ(今日から使える)

制度を「使える」ものにするために、あなたから職場に働きかけるための具体的なステップです。

ステップ1:職場に伝える — “最小限で・具体的に”

  • 事実情報に絞る:「診療上、前日夕方確定など直前確定がある」「所要時間は〇〜〇時間」「頻度は周期により変動」といった、業務調整に必要な情報だけを伝えます。
  • ツールを活用:書面での共有が確実な場合は、厚労省の「不妊治療連絡カード」を活用し、伝える情報と範囲を明確化しましょう。

ステップ2:働き方をデザインする

  • 制度を組み合わせる:半日・時間単位の休暇、時差出勤、フレックス、短時間勤務、テレワークなどを、あなたの通院スケジュールに合わせて柔軟に設計・利用しましょう。

ステップ3:心身のケアを最優先する

不妊治療中は不安、抑うつ、ストレスが高まりやすいことが多くの研究で示されています。職場の柔軟性や支援は、医学的治療を続けるための「土台」です。

  • 鍼灸の活用:妊娠率への効果は研究間で結論が分かれていますが、ストレス軽減、痛み緩和、睡眠改善などの症状緩和に役立つ知見があります。医師の治療を主軸に、鍼灸を「心身の負担を整える補助療法」として活用するのが現実的です。

相談しづらいときの”ひと言テンプレ”

制度名や運用は会社の就業規則に合わせる必要がありますが、まずはこのように具体的に提案してみましょう。

「医師の指示で直前に通院日が確定する治療を受けています。つきましては、◯日(前日夕方)に確定連絡 → 翌日の午前中に半休といった運用をお願いしたいです。業務は前日までに引継ぎ、在宅時は◯時〜◯時でオンライン対応します。」

当院のサポート(安心してご相談ください)

当院は、あなたが仕事と治療を諦めずに進めるために、心身両面から現実的なサポートを提供します。

  • 心身のケア:自律神経、睡眠、肩こり、頭痛、冷えなど、治療と仕事の妨げになる不定愁訴を可視化・軽減します。
  • 両立の個別相談:職場への伝え方や、通院スケジュールに合わせた施術枠(早朝・夕方など)の調整も承ります。
  • エビデンスに基づいた姿勢:「妊娠率が必ず上がる」などの誇大表現はしません。医学的治療を主軸に、あなたが治療を継続できるよう、現実的で続けられる心身のサポートに専念します。

仕事も妊活も、あなたにとって大切なキャリアの一部です。

一人で抱え込まず、今ある制度やサポートを最大限に活用し、心身ともに無理なくゴールを目指しましょう。

📚参考文献

妊娠しやすい身体づくりを始めませんか?

宇都宮鍼灸良導絡院は、大阪市都島区にある妊活専門の鍼灸院です。体質改善から不妊治療のサポートまで、患者様一人ひとりに合わせた施術をご提供しています。妊活や体調のお悩みなど、どうぞお気軽にご相談ください🍀

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36歳 アンタゴニスト法4回目の凍結胚盤胞移植で妊娠【不妊鍼灸・不育鍼灸】

投稿日:

都島区からお越しのHさん(36歳)が妊娠されました。

 

2年間の不妊期間

Hさんは宇都宮鍼灸良導絡院へお越しいただく前に、2年間の不妊期間がありました。

・タイミング療法×4回

・人工授精×6回

・顕微授精×1回

・胚移植×2回

 

化学流産を一度されているので、着床まではいくようですが、妊娠の維持には至っていませんでした。

 

Hさんは、月経痛や頭痛、足の冷え、耳鳴り、首肩こり、耳鳴りなどの不定愁訴が多く、

体質改善のために不妊鍼灸を受けにお越しくださいました。

 

週に一度の不妊鍼灸スタート

Hさんが宇都宮鍼灸良導絡院に通い始めたのは、2017年7月です。

そこから週に1度を目安にお越しいただいております。

 

凍結胚はもう残っていなかったので、2回目の採卵に向けて不妊鍼灸を始めました。

卵巣への血流をあげることをメインにしながら、不定愁訴に対するアプローチを行っていきました。

施術を繰り返すことで、「首肩こりが楽になった」とのことと、

いつも左側に出ていた耳鳴りも「最近なくなった」と実感いただきました。

ただ、足の冷えが強く、週に1度の鍼灸施術では冷え対策が間に合いませんでしたので、

ご自宅でもできるセルフ灸をおすすめしました。

 

東洋医学では、

足の冷えは骨盤内の冷えを現わすといわれています

足元への冷え対策をすることで、おのずと骨盤内臓器(子宮や卵巣)が温まりますので、

足元へのお灸はとてもおすすめです。

 

 

2回目の採卵と4回目の移植で陽性反応

鍼灸を始めてから

4ヵ月後に迎えた採卵の結果がよく、

8個とれて7個授精しました。

そのうち2個の凍結胚盤胞を使って移植を行ったのですが、

結果は残念ながら陰性でした。

もう一度、2個の凍結胚盤胞を使って移植を行い、

4回目の移植でこの度、陽性反応が確認できました!

 

Hさん!おめでとうございます!

引き続き、安全な妊娠生活が送れるよう、副交感神経優位にするための施術にお越しいただいております。

 

 

Hさん妊娠お喜びの声

□お悩みの症状またはご来院当初の目的をお聞かせください

 

不妊治療

 

□鍼灸以外で妊娠(陽性反応)された方法に〇をつけてください

 

体外授精

アンタゴニスト法、凍結胚盤胞移植

 

□治療を受けていただいた感想をお聞かせください

 

初めての鍼灸で少し不安もありましたが、思ったよりも痛くなく先生方もみなさん優しい方ばかりで安心して治療が受けられました。

鍼灸で悩みだった足の冷えや首肩こりが楽になりましたし、先生方のお話によって、自分の中で冷えない体作りをするという意識が持てるようになったのもよかったと思います。

個人的には移植の後のマッサージがすごく気持ちが良くて楽しみにしていました。

 

□同じように悩まれている方へアドバイスやメッセージがあればお願いいたします

 

妊活・治療中はつらくてめげそうになることもたくさんありますが、

自分と旦那様や先生方を信じてなるべく明るい気持ちで毎日を過ごしていくことが良いのかなと思います。

 

 

※【免責事項】すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。

 

 

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子宮・卵巣の血流を整える妊活の基本

投稿日:

「冷えは万病のもと」
「冷えると妊娠しにくいって聞くけど、本当?」

特に妊活を意識し始めると、「冷え」の二文字が急に気になりませんか?手足が冷たいと感じるたび、「これで本当に赤ちゃんを迎える準備ができているのかな?」と不安になるかもしれません。

実は、体が冷えると感じるのは、ごく自然な体の防御反応です。寒いとき、私たちの体は体温を逃がさないように、手足などの末梢の血管をギュッと縮めます。これは体温を守るための優秀な仕組みですが、結果として一時的に手足の血流はダウンしてしまいます。

「冷え」は妊娠のしやすさにどう関係する?

現代医学では、「冷え=必ず妊娠しにくい」と断定されているわけではありません。しかし、研究では子宮への血流(血のめぐり)が低い状態が、着床の成功率と関連している可能性が示唆されています。

このことからもわかるように、「冷え」の対策は、単に寒さをしのぐだけでなく、妊娠するための土台づくりとして、とても大切だと考えられています。

この記事では、「冷え」と「血のめぐり」がどうつながっているのか、そして今日からできる対策を、期待と限界を区別しながらご紹介します。

冷え・血流・妊娠のしやすさをつなぐポイント

1. 血のめぐり(循環)の視点

  • 生理学: 寒さで末梢血流が下がるのは自然な反応ですが、これが「冷え」として自覚されます。血液が体の中心を優先するため、末梢が冷えやすくなります。
  • 東洋医学の概念: 東洋医学では、血のめぐりが滞り、冷えや痛みを助長する状態を「瘀血(おけつ)」と呼びます。伝統的に、この状態を改善するために「温め・巡らせる」という方針が取られてきました。

2. 子宮・卵巣の血流と妊活の視点

子宮動脈や子宮内膜近傍の血流が低いほど、着床や妊娠率が下がる可能性を示す研究があります。しかし、これは主に相関関係を示した研究です。「全身の冷え」が「子宮血流低下」を引き起こし、「不妊」につながるという明確な因果関係を一本で証明した決定的な研究はまだ十分ではありません。期待と限界を理解した上で、対策に取り組むことが実践的です。

3. 「冷え」に伴いやすい自覚症状

冷えは単独で存在するのではなく、自律神経や血行、睡眠の乱れと相互に関係しています。冷えに伴いやすい自覚症状として、以下のようなものがあります。

  • 首こり、肩こり、頭痛、腰痛
  • 肌荒れ、気分低下、だるさ
  • 不眠傾向、便通トラブル

特に、寒冷な刺激は月経痛(生理痛)の悪化と関連しているという疫学研究もあります。

今日からできる「冷え・循環」対策

「冷え」対策は、妊娠しやすい体づくりをサポートする「循環・自律神経・生活リズム」を整える土台となります。妊活とも両立できる基本的な生活習慣の見直しが重要です。

1. 体を温める生活習慣

  • 入浴: シャワーだけで済ませず、湯船に定期的に浸かる全身入浴がおすすめです。温熱効果は、自律神経や主観的な健康感の改善に役立つことが分かっています。サウナなどの温熱負荷も生理学的効果が報告されています(ただし、妊娠中の高温・長時間の入浴や脱水には注意しましょう)。
  • お灸(温熱刺激): 月経痛の軽減においては一定の有望性が示唆されています。ただし、妊孕性向上を直接証明した高品質な研究は不足しています。補助的なケアとして取り入れる際は、安全性や既往症を考慮し、すべての方に同じ効果があるわけではないことを理解しておきましょう。

2. 睡眠を整える

睡眠障害は、不妊や不妊治療の転帰悪化と関連する可能性が指摘されています。就寝・起床のリズムを整え、十分な睡眠時間を確保することは、ホルモンバランスや自律神経の安定に貢献します。

3. 運動は”ちょうど良く”

適度な運動は代謝、血流、ストレス軽減に有益です。一方で、過度に激しい運動は排卵障害などを招く可能性があり、逆に活動不足もマイナスです。基本戦略は「中強度の運動を継続」することです。

4. ストレスを溜めない

ストレスは、生殖機能に不利に働くことが知られています。ストレスにより活性化されるHPA軸(視床下部-下垂体-副腎皮質系)は、性腺軸(HPG軸)を抑制しやすいためです。

リラクゼーション、呼吸法、カウンセリングなど”自分に合う緩め方”を日課化しましょう。

まとめ

「冷え」を感じたとき、それをきっかけに「循環・自律神経・生活リズム」を整えることは、妊活の土台づくりに繋がります。

子宮・内膜の血流と着床の関連は示唆されていますが、「冷え」を不妊の直接原因と断定する証拠はまだ不十分です。しかし、睡眠、適度な運動、温熱(入浴)、ストレス緩和といった対策は、総合的に見て妊娠しやすい体づくりを後押ししてくれます。

「冷え」対策は、体調全体を底上げしてくれるポジティブな習慣です。今日からできることから、焦らず、ご自身のペースで取り組んでみませんか?

📚参考文献

妊娠しやすい身体づくりを始めませんか?

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40歳 顕微授精3日目胚桑実胚2個戻しで妊娠【不妊鍼灸・不育鍼灸】

投稿日:

東住吉区からお越しのNさん(40歳)が妊娠されました。

 

Nさんは4年間の不妊期間がありました。

タイミング療法×3回

人工授精×4回

顕微授精×1回

をされていました。

初めての採卵で4つの卵が採れたのですが、顕微授精では授精が確認できませんでした。

 

ご主人側の成績もあまりよくなかったのですが、

卵の質をあげるために、Nさんが宇都宮鍼灸良導絡院へお越しいただいたのは、20176月です。

 

すでに2回めの採卵周期に入っておりましたので、週に1回鍼灸施術にお越しいただいたときにレーザー療法(スーパーライザー)も追加いたしました。

その周期での採卵は前回より成績は良く、卵6つとれて3つを凍結(3日目胚)保存することに成功しました。

そこから3周期にわたって移植を繰り返したのですが、

なかなか結果に至りませんでした。

 

そして3回目の採卵を行いました。

3回めの採卵では、3日目胚と桑実胚での凍結胚保存に成功しました。

続けて4回目の採卵を行い、3日目胚での凍結胚保存に成功しました。

 

凍結胚が3つある状態で、

移植周期を迎え、2段階移植を行いました。

 

そして!その移植で、この度、陽性反応が確認できました。

 

鍼灸に通っていただく前は、採卵で4つ取れていましたが、

直近の採卵では、1つしか取れていません。

 

数は、減ってしまっているのですが、

1回目の採卵4つ→授精0個

4回目の採卵1つ→授精1

 

受精率があがり、実際着床したのも4回目の採卵の卵です。

 

数が多いことは、妊娠の確率に関係しますが、

やはり、それ以上に卵の質が良い状態にあることは、受精率にも着床率に大きく関係します。

 

血流をあげてくれる鍼灸施術とレーザー療法は、卵の質を向上させることに貢献してくれます。

 

Nさん、本当におめでとうございます!

 

引き続き、安心に妊娠維持できるよう鍼灸施術にお越しいただいております。

 

 

 

Nさん妊娠お喜びの声

 

□お悩みの症状またはご来院当初の目的をお聞かせください

 

不妊

 

□鍼灸以外で妊娠(陽性反応)された方法に〇をつけてください

 

体外授精

顕微授精、2個移植

 

□治療を受けていただいた感想をお聞かせください

 

足のむくみがましになった。

話やすかった。アドバイスもらえた。

 

 

※【免責事項】すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。

 

 

 

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31歳 2年間の不妊期間ありましたがタイミングで妊娠【不妊鍼灸・不育鍼灸】

投稿日:

ご懐妊のご報告が続いております。

 

不妊治療を経て、実際に妊娠された方のお声は、

現在妊活に励まれている方への心強いエールになりますので、随時、掲載させていただきます。

 

 

2年間の不妊期間

北区からお越しのNさん(31歳)が妊娠されました。

 

Nさんは鍼灸を始める前に、2年間の不妊期間がありました。

不妊クリニックにも通っているのですが、

特に目立った原因は見つからず、タイミングを繰り返してもなかなか結果につながっていませんでした。

ただ「卵の育ちが遅い」との指摘は受けておりました。

 

 

原因不明の不妊に鍼灸ができること

原因や疾患がハッキリしていれば、それに対しての治療が病院で行われます。

例えば、ポリープや子宮筋腫があれば、切除されます。

 

しかし原因不明の場合、病院や不妊クリニックでは、

「数をこなす」「サプリで栄養素を補充する」「治療方針を変更してみる」

これらが行われます。

もちろんこれらはどれもとても大切なことですし、特に治療方針の変更をすることですぐに妊娠される方はとても多いです。

 

 

鍼灸は病院やクリニックとは違うアプローチをします。

 

鍼灸は疾患だけに着目するのではなく、

患者さんの全身のお体の状態精神状態、を統括して治療を組み立てています。

 

今回妊娠されたNさんは、

病院では目立った疾患はなかったのですが、

わたしたちの問診では、

 

手足には冷えがあり、

頭には倦怠感があり、

首肩には血行不良があり、

胃は疲れていて、

腸の働きも鈍っていました。

 

東洋医学の考えでは、これらすべて、不妊に関係する症状です。

 

鍼灸施術の組み立て

まずは、鍼に慣れていただくことから始まります。

特に鍼灸が初めての方は、鍼灸を受けた後の反応が出やすくなります。

お体に対しての鍼灸の反応を見るため、

初回から2~3回目までは、優しい刺激で施術を組み立てています。

優しい刺激の中で、しっかり効果を出すよう努めています。

 

鍼に慣れていただくと、患者さまにも、

私たちがしている治療の組み立てや、施術内容をお話し、

「子供を授かるために体を良くしているのだ」という目的をしっかり共感していただきます。

 

鍼灸師と患者さまの目標が一致していることはとても大事なことです。

 

 

Nさん妊娠

そしてNさんは2年間不妊に悩まれていましたが、

鍼灸施術を開始したその周期に、なんと陽性反応が確認できました!

まだ病院での検診はまだなのですが、基礎体温も高く、検査薬で陽性反応が出たということは、間違いなく着床されています。

 

Nさんおめでとうございます!

引き続き週に1度のペースでお越しいただいております。

 

 

Nさん妊娠お喜びの声

 

□お悩みの症状またはご来院当初の目的をお聞かせください

 

不妊

 

□鍼灸以外で妊娠(陽性反応)された方法に〇をつけてください

 

タイミング

 

□治療を受けていただいた感想をお聞かせください

 

卵の育ちが遅く、何か良い方法があればなんでも試したいと思って来院させて頂きました。

2回の通院後、慢性的な肩こりが絡になったように感じました。

また、不妊治療に対しての理解もあり、色々とアドバイスやお話をしていただき、気持ちが楽になりました。

まだ病院へ行っていないので安心はできませんが、今後も自分の体調の為にお世話になりたいと思っています。 

 

※【免責事項】すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。

 

 

 

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卵巣が腫れる原因は?緊急受診の目安と検査、妊活中の注意点

投稿日:

「婦人科の検診で『卵巣が腫れていますね』と言われたけれど、どうすればいいの?」

卵巣の腫れは、多くの女性にとって珍しいことではありません。不安になるかもしれませんが、ほとんどの場合、心配のない良性の一時的な変化です。しかし、まれに緊急の処置が必要なものや、経過観察が必要な病気が隠れていることもあります。

この記事では、卵巣の腫れの原因を最新のガイドラインに基づいて分かりやすく解説し、「どんな時に急いで病院に行くべきか」「どんな症状なら様子を見ていいか」の目安をご紹介します。

初期は気づきにくい卵巣の腫れ

卵巣が腫れても、初期には自覚症状がほとんどないことが一般的です。健康診断や婦人科での超音波(エコー)検査で偶然見つかるケースがよくあります。

敏感な方では、下腹部に軽い痛み、腰痛、便秘、頻尿などの症状を感じることもありますが、これらは排卵前後の生理的な変化や、後述する機能性嚢胞によるものが多く、通常は自然に軽快します。

ただし、突然の激しい痛みや吐き気を伴う場合は、卵巣捻転(ねんてん)の可能性があるため、救急受診が必要です。

卵巣が腫れる主な原因

卵巣の腫れには、一時的なものから、経過観察や治療が必要な卵巣嚢腫(のうしゅ)まで、さまざまな原因があります。

  • ホルモンバランスの変化(機能性嚢胞):排卵に伴う卵胞嚢胞や、排卵後にできる黄体嚢胞などです。多くは数週間〜数か月で自然に縮小・消失します。
    排卵による一時的な腫れ:排卵前後は卵胞が大きくなるため、軽い張り感や違和感が出ることがあります。

  • 卵巣嚢腫・卵巣腫瘍:良性からまれな悪性(卵巣がん)まであります。主に、漿液性・粘液性といった上皮性腫瘍(もっとも多い)、皮様嚢腫などの胚細胞腫瘍に大別されます。
  • 子宮内膜症による腫れ:卵巣子宮内膜症性嚢胞(いわゆるチョコレート嚢腫)です。月経血様の内容物が卵巣内にたまり、慢性的な下腹部痛や不妊の原因となることがあります。
  • 排卵誘発剤の使用(OHSS):卵巣過剰刺激症候群(OHSS)といい、体外受精などで卵巣を刺激した際に起こります。卵巣が腫れて腹部膨満や息苦しさを生じることがあります。

卵巣嚢腫の代表的な種類

  • 漿液性・粘液性嚢腫:成人女性に多く、サイズが大きくなると周囲を圧迫する症状が出ることがあります。
  • 皮様嚢腫(成熟奇形腫):20〜30代で多く見られ、毛髪や皮脂などの組織を含むことがあります。
  • チョコレート嚢腫:月経に伴う強い痛み(月経困難症)や不妊との関連が知られています。

多くの嚢腫は良性であり、その大きさ、見た目(超音波所見)、症状に応じて経過観察か手術かが判断されます。特に閉経後に見つかった嚢腫は、悪性のリスク評価(超音波所見と腫瘍マーカーなど)が重要になります。

受診の目安:こんなサインは急いで!

以下の症状がある場合は、早めに婦人科を受診したり、救急車を呼ぶなど対応が必要です。

とくに急いだ方がよいサイン(救急または早めの受診)

  • 突然の強い片側の下腹部痛、吐き気・嘔吐
    → 卵巣捻転(腫れた卵巣がねじれること)の疑いがあり、緊急手術が必要になることがあります。すぐに救急受診を。
  • 腹部が急に張る、体重が増える、息苦しさ
    → OHSS(卵巣過剰刺激症候群)の可能性があります。体外受精などの治療中の方は早めに主治医へ連絡・受診が必要です。

評価が必要なサイン(婦人科受診を推奨)

  • 持続する骨盤痛、月経とは無関係の慢性的な下腹部痛
  • 性交時の痛み(性交痛)
  • 便通や排尿の仕方に変化がある(嚢腫が膀胱や腸を圧迫している可能性)
  • 閉経後に新たにみつかった嚢腫

診断とフォローアップの基本

検査の基本

経腟超音波(エコー)検査
嚢腫の大きさ、構造(水の塊か、充実した部分があるか、など)を確認し、良性・悪性を鑑別する上で最も重要な検査です。

血液検査(例:CA125などの腫瘍マーカー)
特に閉経後や超音波で複雑な所見が見られる場合のリスク評価に補助的に用いられます。若年の方では、月経や子宮内膜症などでも値が上昇することがあるため、解釈には注意が必要です。

経過観察 vs 手術

  • 単純で小さい機能性嚢胞:多くは数か月で自然に消失するため、定期的な超音波検査で様子を見ます。
  • 症状がある、増大している、複雑な構造、または閉経後:婦人科で精密検査を行い、必要に応じて手術を含めた治療を検討します。

妊活中・治療中の方へ

排卵誘発や体外受精の過程では、卵巣が一時的に腫れやすくなっています。腹部膨満や急な体重増加、息苦しさなどのOHSSの症状が見られたら、すぐに主治医へ相談し、重症化を防ぐための適切な管理を受けましょう。

まとめ

卵巣の腫れの多くは良性で自然に治ることもありますが、急な強い痛みは救急受診のサインです。

診断の基本は経腟超音波検査であり、定期的なチェックが重要です。症状や検査で異常を指摘された場合は、必ず主治医に相談し、適切な診断とフォローアップを受けてください。

📚参考文献

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