
2023年02月の投稿記事
34歳 原因不明不妊 体外受精で妊娠のご報告
鍼灸レーザーで卵胞の成長に変化が
鍼灸・レーザーにより卵子の質の改善
30歳を超えたあたりから、「たまごが育ちにくい」というお悩みをよく聞きます。(20代で低AMHの場合でもあてはまります。)
これはFSHが出ていても卵胞が育たない、つまりホルモンの指示がきちんと届いていない卵巣です。
そうなるとFSHは更に上昇していきます。
どうしてこのようなことが起こるのでしょうか。(エストロゲンが出ていても子宮内膜が厚くならない場合も似たような現象です。)
きちんとホルモンが分泌されているのに卵胞の成長が現れない。
とても悩ましい問題ですよね。
これは子宮卵巣への血流が悪いということが考えられます。
鍼灸はこのようなお悩みにお応えすることができます。鍼灸による局所の血流の改善は、ホルモンや栄養などの供給を円滑にし、且つホルモンとその受容体が結びつく頻度を上げる効果があります。
これにより何ヶ月も採卵が出来なかった方の卵胞が発育し始めたり、また排卵障害の方が排卵し始めたりするのです。鍼灸レーザーによる効果は現れるのに、おおよそ3〜6ヶ月を要し、それは卵子の成長期間一致しています。
女性は35歳以上になると、妊娠率の低下だけでなく流産率が増加します。
これは加齢による卵の染色体異常や受精後の胚発育の悪化により起こると考えられています。
メカニズムは明らかではなく、残念ながらその予防方法もないのが現状です。
卵子のに元なる卵母細胞は、女児がまだ母体内にいる胎胎5ヶ月頃に最も多く、約700万個作られますが、その後急速にその数が減少し、出生時には約200万になり、排卵が起こり始める思春期頃には30万個まで減少します。
そのうち排卵する卵子の数は400~500個(700万個の1%以下)です。
つまり、排卵する卵子の年齢は実年齢とほぼ同じであることになります。
このように卵母細胞の数は増加することはなく、37歳頃を過ぎると急速に減少し、卵母細胞の数が約1000個以下になると閉経します。
女性の年齢の増加により卵子の質の低下が起きることは様々な事実から明らかです。
ミトコンドリアは、細胞内のエネルギー調節を行う重要な細胞内小器官であり、細胞のエネルギー源であるアデノシン三リン酸(ATP)を産生します。
ミトコンドリアの機能低下と「卵子の老化」を関連付ける研究結果が報告されています。しかしながら、卵子の老化の詳細なメカニズムは現在のところ不明です。
(日本生殖医学会より引用)http://www.jsrm.or.jp/public/funinsho_qa24.html
上記の記事では、「妊娠率と流産率の予防方法はない」と記載されています。
ですが、鍼灸レーザーにより採卵成績の向上(胚盤胞達成率の向上)、子宮内膜の肥厚化、妊娠率の向上が期待できるという報告があります。
また、予防率の向上があるという研究結果は今のところありませんが、妊娠後に行うマタニティ鍼灸(安産鍼灸)は流産を予防する効果が期待できます。
鍼灸による局所の血流の改善はホルモンや栄養などの供給を円滑にし、且つホルモンとその受容体が結びつく頻度を上げる効果があります。
これにより何ヶ月も採卵ができなかった方の卵胞が発育し始めたり、また排卵障害の方が排卵し始めたりすることがあります。
鍼灸レーザーによる効果が現れるのに、およそ3ヵ月~6ヶ月を要し、それは卵子の成長期間と一致しています。
Aさんも鍼灸を始めて1カ月後の採卵と6ヶ月後の採卵を比較すると当てはまることになります。
Mさん妊娠お喜びの声
※【免責事項】すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。
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30歳(高プロラクチン血症)人工授精5回の後、初めての体外受精で妊娠
大阪市からお越しのMさん(30歳)が妊娠されました。
高プロラクチン血症のあるMさん
Mさんが当院にお越しになったのは、妊娠を望んでから1年が経過した頃でした。不妊治療専門クリニックで人工授精の段階に進んでいましたが、これまでの検査で高プロラクチン血症と甲状腺機能亢進症と診断され、チラージン服用で現在は正常範囲内とのこと。
Mさんは「今後の人工授精に向けて身体を整えたい」という思いから、鍼灸治療を始められました。
初診時の主な状況
- 年齢:30歳
- 不妊期間:1年
- これまでの治療:人工授精を試行中
- 既往歴:高プロラクチン血症、甲状腺機能亢進症(投薬治療で現在正常値)
- その他:ご主人の精液検査は基準値を超えているものの、フーナーテストでは運動精子が確認できず
初めての体外受精で妊娠
鍼灸治療を始めて間もなく、Mさんの5回目の人工授精は残念ながら陰性でした。
さらに、ご主人のフーナーテストの結果も踏まえ、人工授精を5回経験していることから、ステップアップの時期と判断し、体外受精へと進むことを決断されました。
鍼灸とレーザーで良質な卵子を育てる
体外受精へのステップアップに際し、まず重要となるのは採卵です。採卵に向けて、卵巣の血流を上げて良質な卵子を育てることが、妊娠への大切な一歩となります。
当院では、Mさんに対して以下の施術を行いました。
- 鍼灸:全身のバランスを整え、特に卵巣への血流を改善することで、卵子の成熟をサポートします。
- レーザー(スーパーライザーPX):鍼灸と併用することで、子宮・卵巣への血流をさらに促進させる効果が期待できます。これは、採卵や胚移植を控えた方々にとって、非常に心強い味方となります。
- 自律神経調整:高プロラクチン血症の背景にはストレスや自律神経の乱れが影響することもあるため、心身のリラックスを促し、自律神経のバランスを整える施術も行いました。
その結果、Mさんは初めての採卵で8個の卵から6個が受精し、初期胚1個、胚盤胞1個を凍結することができました。
初めての体外受精で妊娠
良質な胚を凍結できたMさんは、次周期に予定通り移植周期へと進まれました。
そして、なんと1回目の移植で陽性反応が出ました。その後、胎嚢、心拍も無事に確認でき、妊娠初期を乗り越えられました。現在もマタニティ鍼灸を受けられ、順調に経過しているとのことです。
Mさん、本当におめでとうございます!ご出産までスタッフ一同心より応援しております。
「高プロラクチン血症」と妊活:知っておくべきこと
Mさんのように高プロラクチン血症と診断された方にとって、この疾患と妊活の関係性を理解することは非常に重要です。
高プロラクチン血症とは?
高プロラクチン血症は、脳の下垂体や視床下部から分泌されるプロラクチン(PRL)というホルモンの値が高くなる病態です。PRLは、通常、出産後に乳汁分泌を促すホルモンですが、妊娠していない時に異常高値になると、以下のような症状を引き起こす可能性があります。
- 月経不順
- 排卵障害(排卵が起こりにくい、無排卵など)
- 黄体機能不全(排卵後のホルモン分泌が不十分で着床しにくい)
また、甲状腺機能低下症が原因で高プロラクチン血症が引き起こされることもあります。
治療薬と副作用
高プロラクチン血症の治療には、主に以下の薬が処方されます。
- カバサール
- パーロデル
- テルロン
Mさんのように服薬治療を行いますが、副作用の少ないテルロンが製造中止となり、パーロデルを服用された際には嘔気などの強い副作用に悩まされる方もいらっしゃいました。
潜在性高プロラクチン血症とは?
「潜在性高プロラクチン血症」とは、通常の血液検査ではプロラクチン値が正常範囲内であるにもかかわらず、ストレスを感じた時や夜間、黄体期など、特定の状況下でプロラクチン値が高くなる特徴を持つ病態です。これも、排卵や着床に影響を与える可能性があります。
鍼灸と高プロラクチン血症
高プロラクチン血症の方々が鍼灸治療を受けることで、ホルモン数値が正常な範囲に改善するケースはしばしば見られます。鍼灸は、自律神経のバランスを整え、ストレス反応を緩和することで、ホルモン分泌の中枢に良い影響を与え、プロラクチンの異常分泌を抑制する可能性が考えられます。
まとめ:高プロラクチン血症でも諦めない妊活を
Mさんのケースは、高プロラクチン血症やフーナーテストの課題を抱えながらも、適切な医療機関での治療と、鍼灸による身体づくりを組み合わせることで、妊娠の可能性が大きく開かれることを示しています。
高プロラクチン血症は、適切な治療とケアでコントロールできる可能性のある疾患です。 服薬治療と並行して、鍼灸を取り入れることで、ホルモンバランスの改善や、卵子・子宮への血流促進、心身のリラックス効果など、多角的なアプローチが可能になります。
もしあなたが「高プロラクチン血症」と診断され、妊活に不安を感じているのであれば、一人で悩まず、専門の医療機関と鍼灸院にご相談ください。
Mさん、この度は本当におめでとうございました。これからも、一人でも多くの方が子宝に恵まれますよう、スタッフ一同尽力してまいります。また何かお困りのことがございましたら、いつでもサポートさせていただきますので、どうぞお気軽にご連絡ください。
Mさん妊娠お喜びの声
▢ お悩みの症状またはご来院当初の目的をお聞かせください
不妊(高プロラクチン、甲状腺機能亢進症)
▢ 鍼灸以外で妊娠(陽性反応)された方法に〇をつけてください
体外受精(凍結胚移植、SEET法、AHA、ホルモン補充周期)
▢ ご自身で「これは良かった!」「自分に合っていた!」と思われた妊活があればお教えください
レーザー・ウォーキング
▢ 鍼灸施術を受けていただいた感想をお聞かせください
施術を受けてから体が冷えづらくなったように感じます。周りの人には治療のことを話していなかったので、こちらで話を聞いていただいたり、明るく励ましていただいたことが嬉しく、治療のストレス解消にもなっていたと思います。ありがとうございました。
▢ 同じように悩まれている方へアドバイスに自身でやって良かったこと、若しくは続けることが出来たセルフ妊活など)やメッセージがあればお願いいたします。
移植前後に楽しい予定を入れてストレスを溜めないようにする。ウォーキング。温かいお茶を沢山飲む。
※【免責事項】すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。
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37歳 初めての体外受精で妊娠のご報告
移植に向けての不妊鍼灸
Hさんが、初めて不妊鍼灸を受けにお越しいただいたのは、採卵後でしたので、移植に向けての施術で不妊鍼灸がスタートしました。
移植に向けての不妊鍼灸は、内膜に厚みをもたせ受精卵が着床しやすい環境をつくります。
ふかふかの子宮内膜を育てるために、子宮への血流促進を目指します。
移植前の施術では、積極的に刺激を入れて、生殖器系の血流をあげていきます。
移植後の施術では、お身体をリラックスさせて自律神経を整え、副交感神経を優位にさせ、内臓の血流量をあげていきます。このとき、刺激量は弱めに調整しています。
移植後の判定は、陽性反応が確認できました。
妊娠後もマタニティ鍼灸を受けられていました。
妊娠初期も血流がとても大事で、リラックスした状態で血流を促すことができる鍼灸施術は妊娠維持に効果が期待できます。
Hさん、この度は本当におめでとうございます。
無事出産されることをスタッフ一同祈念いたします。
また何かお困りのことがありましたらいつでもサポートさせていただきますので宜しくお願い致します。
これからも一人でも多くの方が子宝に恵まれますようスタッフ一同尽力してまいります。
【黄体ホルモンフィードバック法】(PPOS)
黄体ホルモンを内服しながらHMGを注射をする方法で、黄体フィードバック法と呼んでいます。
黄体フィードバック法は黄体ホルモンの内服薬(ルトラール等)で排卵を抑制します。
黄体フィードバック法は、「排卵後はもう排卵しない」という理論で、黄体ホルモンの内服薬を飲み続けるとLHサージが抑制され、排卵しなくなるというものです。
点鼻ではないので確実であり、注射ではないので身体的経済的負担が少ない非常に良い方法ですが、卵巣機能がある程度保たれている場合にうまくいきやすい特徴をよく考慮して計画を立てます。
出典:リプロダクション大阪HPよりhttp://www.reposaka.jp/medical/medical03.html
Hさん妊娠お喜びの声
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35歳 子宮筋腫と着床不全 体外受精で妊娠のご報告
妊娠5週で流産
流産は防ぐことができるのか
女性は35歳以上になると、妊娠率の低下だけでなく流産率が増加します。
これは加齢による卵の染色体異常や受精後の胚発育の悪化により起こると考えられています。
メカニズムは明らかではなく、残念ながらその予防方法もないのが現状です。
卵子のに元なる卵母細胞は、女児がまだ母体内にいる胎胎5ヶ月頃に最も多く、約700万個作られますが、その後急速にその数が減少し、出生時には約200万になり、排卵が起こり始める思春期頃には30万個まで減少します。
そのうち排卵する卵子の数は400~500個(700万個の1%以下)です。つまり、排卵する卵子の年齢は実年齢とほぼ同じであることになります。
このように卵母細胞の数は増加することはなく、37歳頃を過ぎると急速に減少し、卵母細胞の数が約1000個以下になると閉経します。
女性の年齢の増加により卵子の質の低下が起きることは様々な事実から明らかです。
ミトコンドリアは、細胞内のエネルギー調節を行う重要な細胞内小器官であり、細胞のエネルギー源であるアデノシン三リン酸(ATP)を産生します。
ミトコンドリアの機能低下と「卵子の老化」を関連付ける研究結果が報告されています。
しかしながら、卵子の老化の詳細なメカニズムは現在のところ不明です。
(日本生殖医学会より引用)http://www.jsrm.or.jp/public/funinsho_qa24.html
上記の記事では、「妊娠率と流産率の予防方法はない」と記載されています。
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