妊活お役立ち情報
関西【京都府版】の妊活子宝スポット・神社とお寺
妊活子宝スポット・神社とお寺【京都府版】
妊活にお勧めパワースポット
今回はグルメも観光も堪能できる京都府の神社とお寺を
ご紹介いたします🍂
市比賣(いちひめ)神社
境内でまつられているのは、全て女神様であることから、女性の守り神とされ、
「女人厄除け」、良縁、子授け、安産にご利益があるとされています。
「天之八塩」で汲みだされた若水を歴代天皇の産湯に用いられたとの伝承があり、
絵馬をかけ、「天之真名井」のご神水を飲んで手を合わせると、心からの願い事が
ひとつだけ叶うと伝えられています。
可愛い「女人お守り」や「姫 みくじ」もお勧めです💓
京都市下京区河原町五条下ル一筋目西入
野宮神社
源氏物語の旧跡として知られ、縁結び、子授け、安産にご利益があるとされています。
野宮大黒天のそばにある「お亀石」を撫でながらお祈りすると、一年以内に願い事が叶うと
言われています。
12月8日から17日は午後8時までライトアップされ夜間拝観もあり、
年末年始は除夜祭と歳旦祭があり、2月の節分祭にはおぜんざいの接待も
あるとのこと❣
京都市右京区嵯峨野宮町1
お産婆稲荷 お産婆茶屋
伏見稲荷大社の「山宮」巡拝(お山すると言われている)の最後にお参りする
お塚で、このお塚の台地に神の使者である狐夫婦が住み、子を宿し、生まれた子狐を
愛情豊かに育てたことから、子授け、安産の神様として信仰されています。🦊
子授け、安産祈願は絵馬もしくは鳥居に奉納して祈願することができます⛩
京都府京都市伏見区深草開土口町
由岐神社
森の木々や澄んだ空気で満ちた天狗伝説のある鞍馬山に鎮座され、
重要文化財の狛犬は、子を抱いていることから、安産、子授けの神様としての信仰が
あります。
その狛犬の小さくて可愛い置物や、子授け、安産のお守り、安産腹帯や
絵馬、可愛い「天狗 みくじ」もお勧めです👺
京都市天然記念物の御神木、「大杉さん」に一心に願い事をすれば叶うとされています。
京都府京都市左京区鞍馬本町1073番地
岡崎神社
三女五男八柱神ものたくさんの御子神をもうけられた子授け安産の神様がまつられ、境内が
ある地域一帯が野うさぎの生育地で、多産なうさぎは氏神様の神使いと伝えられていることから、
子授け安産にご利益があるとされています。
境内にある黒御影石の子授けうさぎ像に、水をかけてお腹を擦り祈願すると
子宝に恵まれ安産になると信仰されています。
可愛いうさぎ柄の子授け、安産のお守り、うさぎ絵馬、子授けうさぎの置物や、うさぎおみくじも
可愛いく、眺めていると心が癒されます🐇
京都府京都市左京区岡崎東天王町51番地
※当サイトに掲載された情報については充分な注意を払っておりますが、
その内容の正確性等に対して、保障するものではありません。
関西【大阪府版】の妊活子宝スポット・神社とお寺
大阪府の妊活子宝スポット・神社とお寺【大阪府版】
妊活の気分転換に、パワースポット巡りはいかがでしょうか?
今回は近隣の大阪府のパワースポットをご紹介いたします。
住吉大社
末社「種貸社」では、古くから子授けの神様として
厚く信仰されてきました。
毎月、初の辰日の初辰参りのご祈願がより一層のご利益を
いただけるとのこと。
社頭にて、「子宝祈願(種貸人形・御守・絵馬)」のお受け取りも
お勧めです。(初穂料2千円)
住吉大社駅に隣接する住吉公園も紅葉のお勧めスポットです🍂
大阪府大阪市住吉区住吉2丁目9-89
のざき観音 慈眼寺
女性をお守りくださる仏様で、毎月14日は子授けのやいともあります。
同じ14日には、「君の市」、着物のリメイク服等々のバザールもあるようです。
施設内の紅葉も桜も高台から見える景色も綺麗で、時々コンサートイベントもあるとのこと。
心身のリラックスに加えて五感を楽しむことも期待できそうです💛
大阪府大東市野崎2丁目7
玉造稲荷神社
「なで子持曲玉石」があり、撫でると子授けのご利益がるとのこと。
可愛い、子授け・安産お守りや、子持曲玉の土鈴もお勧めです💛
大阪府大阪市中央区玉造2丁目3-8
陶荒田神社
「子授けの弁天様」として知られ、毎年2月7日直近の日曜日に
「子授けの福餅まき」があるとのこと。
その日以外でも、子授けの御祈祷を申し込むと
子授け弁天様のお礼や子宝のお守り、子授けの姫だるま、紅白の子授け餅などが
いただけるそうです。
大阪府堺市上之1215
日根神社
夫婦の神様がまつられ、「枕」の神社として知られ、子授け、安産、子育て、
安眠、睡眠にもご利益があるそうです。
大阪府泉佐野市日根野631-1
※当サイトに掲載された情報については充分な注意を払っておりますが、
その内容の正確性等に対して、保障するものではありません
月経血の真実:その成分と驚きの役割
月経血の成分
月経血は単なる血液ではなく、多様な成分を含む複雑な分泌物です。
月経血は、女性の体が毎月の周期で子宮内膜を排出する際に放出される血性分泌物です。一般的に「血液」として認識されていますが、実際にはさまざまな成分が含まれています。
月経血の構成成分
月経血は大部分が血液のように見えますが、血液の含有率は個人によって異なります。全血比にして1.6〜81.7%であり、平均は約36.1%です。大まかには、血液は約40%を占めますが、その他の分泌物も重要な役割を果たしています。
主要成分
- 血液: 全体の約40%を占める。
- 子宮体組織液: 主な成分であり、月経血の量を決定する要因。
- 腟液: 腟からの分泌物であり、月経血に混ざる。
- 頸管粘液: 子宮頸管からの分泌物。
- 子宮内膜の崩壊組織: 子宮内膜が剥がれ落ちた組織片。
- 腟上皮細胞: 腟壁から剥がれ落ちた細胞。
- 細菌: 月経中に存在する通常の腟内細菌。
酵素の役割
月経血には、特定の酵素が含まれており、これらは子宮内膜の分解と抗菌作用に寄与します。
- プロテアーゼ: 子宮内膜の組織を分解する酵素。これにより、月経血が体外に排出されやすくなります。
- リゾチーム: 抗菌作用を持つ酵素で、細菌の成長を抑制します。
特有の臭気
月経血には特有の臭気がありますが、これは以下の要因によるものです:
- 血液の分解: 血液中の成分が分解される過程で生じる臭気。
- 外陰部の皮脂腺の分泌物: 皮脂や汗が混ざることで生じる臭気。
衛生とケア
月経中の適切な衛生管理は、感染の予防や快適さを保つために重要です。以下の点に注意しましょう:
- 定期的なナプキンやタンポンの交換: 血液や分泌物の蓄積を防ぐ。
- 適切な洗浄: 外陰部を清潔に保つため、温水で優しく洗浄する。
参考文献
臨床婦人科産科 45巻4号 (1991年4月発行)
「月経血の成分と性状」石津 日出雄(岡山大学医学部・法医学)
東洋医学で簡単・手軽に!雨の日も快適に過ごせる妊娠体質づくり
雨の日は湿邪に注意
梅雨や台風シーズンなど、雨の日が多くなると、じめじめして体調が崩れやすくなりますよね。妊娠を希望している方にとっては、体調不良は大きな悩みですね。
東洋医学では、雨の日や湿度の高い日は「湿邪」と呼ばれる病的な状態を生じると考えられています。この湿邪が体内に侵入すると、気の流れを妨げ、様々な不調を引き起こします。
「雨の日=体調不良」というイメージを払拭し、妊娠しやすい体づくりを目指しましょう。東洋医学に基づいた、雨の日におすすめの対策をご紹介します。
1. 体を巡らす
東洋医学では、気と呼ばれるエネルギーが全身を巡ることで、健康が維持されると考えられています。しかし、雨の日や湿度の高い日は、気の流れが滞 ってしまい、だるさ、むくみ、頭痛などの不調を引き起こす可能性があります。
そこで、体を巡らせて気の流れを良くすることが重要です。具体的には、以下の方法が有効です。
□軽い運動:ウォーキング、軽いジョギング、ストレッチなどがおすすめです。
□ツボ押し:足のツボである三陰交や合谷などを押すと効果的です。
□マッサージ:全身をマッサージすることで、血行を促進し、気の流れを良くします。
□入浴:ぬるめのお湯にゆっくりと浸かることで、気の流れを良くします。
2. 体を冷やさない
東洋医学では、体を冷やすことは健康にとって良くないと考えられています。雨の日や湿度の高い日は、体が冷えやすく、気の流れが滞 ってしまいます。そこで、体を冷やさないことで、不調を予防することができます。
身体が冷えているときは
□温かい飲み物:常温の水、ルイボスティーなどがおすすめです。
□温かい食事:スープ、根菜類を使った料理などがおすすめです。
□腹巻やカイロ(太陽など):お腹や首筋など、体を温めたい部分に貼ります。※汗をかくようなら逆効果です
また、
熱を逃しやすい服装:汗をかいても速乾性のある着衣で身体を冷やさない工夫をしてください
3. 脾胃を健やかに
東洋医学では、脾胃と呼ばれる消化器官が健康にとって重要な役割を果たすと考えられています。脾胃が弱ると、水分の代謝がうまくできなくなり、むくみや下痢などの不調を引き起こす可能性があります。
そこで、脾胃を健やかにすることで、雨の日特有の不調を予防することができます。具体的には、以下の方法が有効です。
□規則正しい食事:朝食をしっかり食べ、間食を控えるようにしましょう。
□ゆっくりよく噛んで食べる:早食いは消化不良を引き起こすので、ゆっくりよく噛んで食べましょう。
□冷たい飲食物を控える:冷たい飲食物は脾胃を冷やすので、控えましょう。
※冷たい飲み物を口に含んだら交感神経が優位になってしまいます
□軽い運動:ウォーキングやストレッチなどの軽い運動がおすすめです。
【身体を温めることより、冷やさない事】
体を温めることは大切ですが、体温を上げすぎないように注意する必要があります。ぬるめのお風呂に入ったり、軽い運動をしたりして、適度な体温を保つようにしましょう。
まとめ
雨の日でも、適切な対策によって、不調を和らげ、妊娠しやすい体づくりをサポートすることができます。今回ご紹介したヒントを参考に、雨の日を快適に過ごし、妊娠を目指しましょう。
※熱中症対策
上記の内容は雨の日に役立つヒントですが、夏場は熱中症対策も重要です。こまめに水分補給を行い、涼しい服装を心がけ、エアコンなどを活用して室温を調整しましょう。
なぜ不妊症に鍼灸が良いのか?
当方の治療と高度生殖医療と鍼灸の併用
「不妊治療で病院に通っていますが、鍼灸と併用しても大丈夫ですか?」
という質問がメールで 「以前通っていた鍼灸院で、『不妊鍼灸をしていたら不妊専門クリニックに通う必要はない』と言われましたが不妊治療専門クリニックに通院してます。問題はないですか?」 という質問がありましたので、こちらで回答させていただきます。
はい、問題ありません。クリニックと鍼灸の併用は効果的です。
その理由は、鍼灸治療(東洋医学)は妊症に対する効果は高いですが万能ではありません。 鍼灸のみでは改善できない症状はあります。
また、西洋医学で改善できない症状を東洋医学で良くなるケースもあります。
原因のはっきりしている不妊は、身体を侵襲するような外科的な処置や薬で妊娠できるケースがありますが、 機能性不妊と言われる、原因不明(卵子の質の低下が多い)の不妊には鍼灸が期待できると考えます。
また不妊専門のクリニックは、「妊娠させる、胎嚢・心拍確認ができて卒業」を目的にしていますが、 東洋医学は「妊娠させること」が最終ではなく、出産にむけて妊娠を維持するお手伝いもできます。
妊娠に至っても、約2割以上の方は不育症で妊娠が維持できないことが多いのが現実です。
さらに、妊娠を維持し出産、そして出産後のケアも可能です。 (出産後のケアを怠ると、続発性不妊につながります)
特に40代の方は、時間がありませんので、鍼灸治療だけでなく不妊専門クリニックに通われる事で相乗効果が望めます。
首・肩こりや頭痛、腰痛、胃腸の弱い方や血流が悪く冷えのある方など、身体の不調があると、自律神経が乱れてホルモンバランスが悪くなり、妊娠しにくいケースが多くあります。
心身の不調があると、最初に機能を果たさなくなるのが「生殖機能」です。
身体の不調を整えた最後に改善されるのが「生殖機能」です。
鍼灸は、身体の不調を整えて妊娠しやすい身体づくりを目指しますが、症状によっては年齢的に猶予がない場合があります。
そのような場合は、やはり高度生殖医療と併せられるのが、妊娠への近道だと思います。
当院の治療は、月経周期に合わせて、鍼灸を施します。
また、不妊クリニックのサイクルも考慮して、採卵前、胚移植の前後、胚移植の後、不育症の方(自然妊娠、タイミング法、人工授精も同様)などの妊娠の維持などその方の状況に合わせて治療を致します。
また、内膜が薄い方や卵子の質が悪い場合は、電気を流す方法もとります。
当院は、自律神経の状態を測定器で調べて、測定結果を元に問診をし、その時の不調箇所と月経周期やクリニックの治療に合わせた治療方針を毎回考えて、施術をします。
50分から60分(症状により異なります)間、 鍼灸をいたします。
患者さまを一人にすることなく、時間内はつきっきりで治療をいたします。
最初は「こんなに沢山治療をしていただけるのですか」と驚かれる事が多いのですが、 時間内にできる最善をつくします。
不妊症や不育症、マタニティケア、産後ケアで悩まれている方はお気軽にお電話をください。
※すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。
子宮内膜が薄くなった原因
子宮内膜コンパクション
胚移植の前に子宮内膜が薄くなった
のはどうしてですか?と患者さまからよく相談をうけます。
心配しないで大丈夫です!
子宮内膜のコンパクションという現象が起こっています。
1.子宮内膜コンパクションとは
子宮内膜のコンパクションという言葉を耳にしたことがあるでしょうか。
これは、特に体外受精と胚移植のプロセスで非常に重要なステップです。子宮内膜のコンパクションは、子宮内膜の細胞が密集して凝縮する現象を指し、子宮内膜の厚さが減少しますが、細胞の数そのものは減少するわけではありません。
2.妊娠に与える影響
黄体ホルモンの薬を使用すると、このコンパクションが促進され、結果的に妊娠しやすい状態が整います。コンパクションが子宮内膜を受精卵が着床しやすい状態に変化させ、それが妊娠率を向上させる要因となります。
3.黄体ホルモンとコンパクション
黄体ホルモンの薬を用いてコントロールすることができます。黄体ホルモンの薬を使うことで、子宮内膜の細胞が15%~20%程度密集し、理想的な着床のための環境が整うと言われています。黄体ホルモンは、着床を促進し、妊娠を維持し、流産を防ぐ役割を持っています。
4.研究結果と妊娠率
複数の研究や報告が、このコンパクション現象と妊娠率の間にポジティブな相関関係があることを示しています。特に、プロゲステロンの投与後に子宮内膜が10%程度薄くなった場合、継続妊娠率は52%に上昇するというデータが示されています。
5.プロゲステロン抵抗性の問題
黄体ホルモンの分泌はあるものの、子宮内膜がこれを適切に「キャッチ」できない場合、黄体機能不全の原因となり得る。これはプロゲステロンに対する抵抗性として知られ、子宮内膜のコンパクションが不十分であることが一因とされています。
6.ホルモンのバランスの重要性
子宮内膜のコンパクションが正常に進行するには、エストロゲンとプロゲステロンのバランスが非常に重要です。これらのホルモンバランスが保たれて初めて、受精卵は健康な状態で着床し、妊娠が継続することができます。
移植の前は、鍼灸で内膜の質をあげていくことができます。
お気軽にご相談ください。
参考文献
凍結胚移植:子宮内膜の準備を成功させるための証拠に基づくマーカー.2020年113月;2(248):251-10.DOI:1016.2019/j.fertnstert.12.008.
子宮内膜環境が良くなり妊娠に至った患者さまの声(一部紹介)
子宮内膜5ミリ以下でしたが鍼灸レーザーで内膜が厚くなり妊娠 30歳
胚移植後の食事 何に気をつけたらいいの?
胚移植後の食事で気をつけること
胚移植をされた後の食事についてよく質問を受けます。
水分について
昨年の夏は、コロナもあり、熱中症対策として、水分を多く摂られてたと思います。
少し前までは、「一日に水を〇ℓ以上のみましょう」というような記事を沢山目にしました。
実は、水分を多く摂りすぎると、血液が薄くなり、栄養が子宮に行き渡らなくなります。
摂らなすぎるのも、よくありませんが、摂りすぎにも注意が必要です。
そして、羊水は海水に近い塩分なので、水分をとりすぎると羊水も薄くなってしまいます。
基本的に、塩分はお味噌汁や漬物などの日本古来のものから摂取するように 心がけてみてください。
食事について
夏はたくさん水分をとってしまうので、水分で胃液が薄まって、更に冷たい食べ物などで お腹を冷やしてしまい、胃腸が疲れてしまっています。 お肉や甘い物を摂りすぎると、血液がどろどろになってしまう「瘀血」の状態を作ってしまうので、ここにも注意が必要です。
また、消化に悪いものを食べると、血液が胃腸に集中してしまいます。 そして胃腸に負担をかけてしまいます。
消化によいものを食べる
→食べ物の消化は想像以上のとても大きなエネルギーが必要です。
そのエネルギーは着床のためにとっておいてください。
糖分を控える
→白いお砂糖などは身体のエネルギーを作るビタミンBやミネラルを消費します。 普段から気をつけたいことですが、特に移植後は意識してみてください。
水分についてはこちらの記事も参考になさってください↓
参照:日経ヘルス https://style.nikkei.com/article/DGXKZO62600350T10C20A8W10600/
※すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。
妊活中の女性のための栄養バランス指南:大阪の鍼灸専門家が推奨する食材と食事法
不妊治療中の大事な栄養素
妊活中の食事で大切なことは、栄養バランスを整えることです。特に以下の栄養素は重要です。
- 葉酸 – 妊娠初期に胎児の神経管閉鎖障害を予防するため、妊活中から摂取が推奨されます。ほうれん草、ブロッコリー、レンズ豆、アボカドなどに多く含まれています。
- 鉄分 – 貧血を予防し、母体と胎児の健康を保つために必要です。赤身の肉、レバー、ほうれん草、レンズ豆などに含まれます。
- オメガ3脂肪酸 – 脳や神経の発達に必要です。青魚(サバ、サーモン、鯖など)や亜麻仁油、ちあシードなどに含まれます。
- ビタミンD – 骨や歯の発達、免疫機能のサポートに必要です。太陽の光、魚、卵、ビタミンDを強化した食品などから摂取できます。
- カルシウム – 骨や歯の発達に必要です。乳製品、緑黄色野菜、小魚、納豆などから摂取できます。
「まごわやさしい」
は日本人が昔から食べてきた食事に基づく語呂合わせで、妊活中の女性が心がけるべき食生活を指します:
- ま・・・豆(豆腐、大豆、納豆): 良質の植物性タンパク質で、血液の材料になるのはタンパク質
- ご・・・ゴマ: マグネシウム、カルシウム、鉄分、良質な脂質
- わ・・・ワカメ(海藻類): 海のミネラルが豊富。ただし、甲状腺ホルモンに問題のある人は控える必要あり
- や・・・野菜(とくに緑黄色野菜): ビタミン・ミネラル・繊維・抗酸化物質
- さ・・・魚(魚介類): 低カロリーなタンパク質、青魚はDHAなど良質の脂質
- し・・・しいたけ(きのこ類): 血管のお掃除
- い・・・イモ類: 繊維質が多く、便秘解消
この食生活は、栄養的にバランスが取れており、血液をサラサラにして血流をよくしてれる食材を中心としています。
一方、
「おかあさんやすめ」
は以下の食材に基づく語呂合わせですが、これらの食材は糖質が多く、血糖値が上がりやすい特徴があります:
- お・・・お菓子
- か・・・カレーライス
- あ・・・アンパン(菓子パン全体)
- さん・・サンドイッチ
- や・・・焼きそば
- す・・・スパゲティ
- め・・・麺類(うどん、ラーメン)
妊活を始める前の多くの人は、「おかあさんやすめ」型の食生活を取り入れていたかもしれませんが、妊活中や妊娠期、産後の授乳期など、女性が一生の中で特に食事に気をつけるべき時期では、「まごわやさしい」型の食生活を心がけることがおすすめです。
地中海料理
地中海料理も、「まごわやさしい」の理念に近い食材を使用しており、健康に良い影響をもたらす可能性があります。地中海料理を取り入れることで、健康的な体を維持し、妊娠に適した体作りをサポートすることができるでしょう。
最後に、ストレスの少ない生活、十分な睡眠、適度な運動も妊活には大切です。バランスの取れた食事と共に、心と体の健康を整えることを心がけましょう。
参考文献
赤ちゃんが元気に育つ妊娠中からの「食事」と「温活」
小川原智子
料理研究家, イエローハーモニー代表
aromatopia 31(3): 94-97, 2022.
不妊専門鍼灸師が伝えたい事!男性の加齢と精液所見
男性不妊の加齢に向き合う方法
不妊の約半分は男性側に問題があると言われ、不妊治療は夫婦でするものということは
大分と周知されてきているものの、なかなかご主人の協力が得られない。または、精液所見だけをみて問題ないと思っている方が少なくありません。これはご主人だけの場合とご夫婦ともに精液所見だけで判断されていることもあります。
男性の精子の老化:事実と誤解
毎日新しく作られている精子が劣化するのでしょうか?実は、精子は卵子ほどの質の劣化はないと言われています。女性は閉経を迎えることで生殖能力に制限がありますが、男性にはそのような制限が存在しないと長らく考えられていました。しかし、最近の研究によると、男性も加齢の影響を受けることが明らかになってきました。
男性の高齢化と健康リスク
男性の年齢と子供の統合失調症や自閉症との関連性を示す論文が発表されています。また、男性の年齢が上がると精子の数や運動率が減少し、体外受精の成功率が低下し、流産率も上昇するとの報告が増えてきました。具体的なデータとして、男性は30歳ごろから精液の質が低下し始め、35歳ごろから妊娠率が低下し、流産率も増加することが知られています。
男性の不妊治療を考える時期と協力の重要性
女性ほどのリスクは認識されていないかもしれませんが、30歳を過ぎたら男性も不妊治療を考える必要があるかもしれません。これは女性側だけの問題ではありません。男性自身もリスクがあると認識して、日常の行動、生活習慣、食生活に気をつける必要があります。ただ、精液所見に問題がないからといって安心するのは禁物です。精液所見だけでは、精子の老化を正確には判断できないので、ご夫婦に問題がないのに妊娠しない方は、一度ご主人も専門家のアドバイスを受けることをお勧めします。
男性も加齢を意識することが重要
男性の加齢と精子の質の低下は、多くの人々に知られるべき重要な情報です。大阪の不妊鍼灸専門家として、私たちは男性の不妊治療、精子の質をあげることにも力をいれて取り組んでいます。
男性も女性も、自分の体を知り、ご夫婦で鍼灸を受けられることが妊娠への近道です。
参考文献
藤原敏博. (2020). 名医が教える妊活と不妊治療のすべて (1st ed.). 株式会社あき出版.
着床不全 習慣性流産 不育症の免疫療法について
夫リンパ球移植療法について
患者さまから質問を受け、調べてみました。
過去にリンパ球移植の実践について議論されていましたが、現在はその実施が少なくなっており、関連する情報もまた少なくなっています。しかしながら、限られた情報の中でも正確性や信頼性が保証されるわけではありません。特に、2002年に米国FDAが全面的に禁止したため、すべての情報が正確であるとは限らないことをご理解ください。信頼できる情報を元に判断することは重要ですが、それでも最終的な判断はご自身でお願いします。
リンパ球移植に関して肯定的な文献を探る中で、「実践臨床免疫学」という中外医学者の著作を発見しました。そこには、柴原浩章先生(兵庫県医科大学産婦人科学講座主任教授)による「夫リンパ球移植療法」が掲載されています。この記事を参考に、リンパ球移植に関する内容を要約しました。
参考文献
柴原浩章 (2018). 「夫リンパ球移植療法」. 実践臨床免疫学. 中外医学者, 363-366.
【要約】
妊娠という現象は、母体の免疫システムの視点から見ると非常に興味深いものです。通常、体は外部からの異物や移植物を攻撃しようとしますが、妊娠中の母体は、胎児や胎盤(これはある意味で異物と見なされる)を攻撃しないように特別な免疫応答を持っています。
その特別な免疫応答には、T細胞と呼ばれる免疫細胞が関与しており、特に「1型ヘルパーT細胞」と「2型ヘルパーT細胞」のバランスが重要です。そして最近では、調節性T細胞という別の種類のT細胞もこのプロセスに関与していることがわかっています。
しかしながら、この免疫応答が正しく機能しないと、何度も流産を繰り返す「習慣流産」という状態になることがあります。そのため、過去には「夫リンパ球移植療法」という治療法が提案され、これは夫から採取したリンパ球を妻に移植することで、母体の免疫応答を調整しようというものです。
妊娠と母体の免疫系の関係
胎児や胎盤は母体の免疫系から通常は排除される可能性がありますが、特定の保護機構によって正常に成長します。この機構が不十分な場合、習慣的な流産のリスクが高まります。
夫リンパ球移植療法について
この治療は、妊娠の免疫的保護機構が失敗した際に、夫から採取されたリンパ球を母体に移植することで、母体の免疫反応を調整し、妊娠を成功させる目的で提案されています。
この治療法の効果については賛否がありましたが、いくつかの研究では、特定の条件下で有効であるとの結果が示されています。特に、免疫療法の前に「遮断抗体活性」という指標を用いて患者を選択することで、良好な治療結果を得ることができるとされています。
治療の適用条件
具体的には、著者らの施設で行われた治療では、免疫療法を受けた140人の患者のうち、78.6%が成功した妊娠を経験しました。一方、免疫療法を選択しなかった18人の患者の中で、成功した妊娠を経験したのは30.0%だけでした。この結果は統計的に有意であり、免疫療法が習慣流産に対して効果的である可能性を示唆しています。
1980年代初頭に初めて提案されたこの治療には、過去の研究で賛否両論の結果がありました。しかし、最近の研究や実績により、リンパ球を3回接種すると、ほとんどのケースで遮断抗体活性が認められ、特定の条件(例:3回以上の初期流産、原因不明、遮断抗体活性が陰性、夫の感染症テストが陰性)を満たす人々には効果があることが明らかになっています。特に、40歳未満の方が主な治療対象で、40歳以上の方には効果が少ないとされています。
筆者たちの実績と注意点
筆者たちの病院のデータによると、原発性や続発性習慣流産の患者に対して良好な治療結果が得られています。しかし、この治療は輸血療法の一種であるため、治療を行う際は患者の安全性を確保するための特定の条件や手続きが必要です。
全体として、夫リンパ球移植療法は習慣的流産に悩む女性の一つの治療法として有望であるものの、その適用や治療の手順には慎重な判断が必要であることを強調しています。
治療法は輸血の一種とみなされるため、その実施には十分な注意と慎重さが求められます。
要するに、妊娠とは母体の免疫システムと胎児の関係がキーとなる現象であり、そのバランスが崩れると流産のリスクが上がる可能性がある。そのため、特定の条件下で免疫療法は習慣流産の治療法として有効であると考えられています。
文献
1) Wegmann TG. Placental immunotrophism: Maternal T cells enhance placental
growth and function. Am J Reprod Immunol. 1987; 15: 67-70.
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2) Raghupathy R. Th1-type immunity is incompatible with successful pregnancy.
Immunol Today. 1997; 18:478-82.
3) Shima T, Inada K, Nakashima A, et al. Paternal antigen-specific proliferating
regulatory T cells are increased in uterine-draining lymph nodes just before
implantation and in pregnant uterus just after implantation by seminal plasma-
Spriming in allogeneic mouse pregnancy. J Reprod Immunol. 2015; 108: 72-82.
4) Beer AE, Quebbeman JF, Ayers JWT, et al. Major histocompatibility complex
antigens, maternal and paternal immune responses, and chronic habitual
abortions in humans. Am J Obstet Gynecol. 1981; 141:987-99