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着床時期に体温が下がる?インプランテーションディップと妊娠超初期の考え方

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高温期に基礎体温をつけていると、「高温期の途中で体温が下がった」「これは着床のサイン?」「インプランテーションディップなのかな」と気になることがあります。

妊活中は、高温期の1日ごとの体温変化がとても気になりやすい時期です。

体温が下がると、「妊娠していないのかも」と不安になることもあれば、反対に「着床したサインかも」と期待したくなることもあると思います。

ただし、高温期に体温が1日下がっただけで、妊娠しているかどうか、着床したかどうかを判断することはできません。

インプランテーションディップという言葉はありますが、医学的に妊娠を確定できるサインではありません。

この記事では、着床時期に体温が下がることはあるのか、インプランテーションディップとは何か、妊娠超初期の基礎体温をどう見ればよいのか、妊娠検査薬を使う時期についてわかりやすく解説します。

この記事の要点まとめ
  • 高温期に体温が1日下がっても、それだけで妊娠の有無は判断できません。
  • インプランテーションディップは、着床時期に一時的に体温が下がると言われる現象ですが、妊娠を確定する医学的なサインではありません。
  • 高温期の体温低下は、測定時刻、睡眠不足、体調、室温、飲酒、ストレスなどでも起こります。
  • 妊娠超初期症状は月経前症状と似ているため、症状や基礎体温だけで判断するのは難しいです。
  • 妊娠の確認には、適切な時期に妊娠検査薬を使うこと、また必要に応じて医療機関で確認することが大切です。

着床時期に体温が下がることはある?

妊娠が成立するためには、排卵、受精、受精卵の移動、着床という流れが必要です。

一般的に、着床に関連する出血がある場合は、排卵後しばらくしてから、生理予定日に近い時期にみられることがあります。

この時期はちょうど高温期の後半にあたるため、基礎体温をつけている方は、体温の変化がとても気になりやすくなります。

高温期の途中で体温が一時的に下がることはあります。

ただし、その体温低下が着床によるものか、測定条件の影響か、月経前の変化かを、基礎体温だけで見分けることはできません。

つまり、着床時期に体温が下がることがあったとしても、「体温が下がった=着床した」と判断することはできないのです。

インプランテーションディップとは?

インプランテーションディップとは、着床が起こる時期に、基礎体温が一時的に下がる現象として紹介されることがある言葉です。

妊活アプリやSNSなどで見かけることもあり、「高温期7日目ごろに体温が下がったら着床のサイン」といった表現を目にしたことがある方もいるかもしれません。

しかし、インプランテーションディップは、妊娠を確定する医学的な診断基準ではありません。

高温期の途中で一時的に体温が下がることは、妊娠している周期でも、妊娠していない周期でも起こることがあります。

そのため、インプランテーションディップがあったから妊娠している、なかったから妊娠していない、とは言えません。

期待しすぎても、不安になりすぎても、どちらも気持ちが苦しくなってしまいます。

基礎体温の1日の変化は、あくまで身体の変化を知るための一つの手がかりとして見ていきましょう。

体温が1日下がっただけで妊娠の有無はわかる?

体温が1日下がっただけでは、妊娠の有無はわかりません。

基礎体温は、次のような影響を受けます。

  • 起床時間がいつもと違った
  • 睡眠時間が短かった
  • 夜中に何度も目が覚めた
  • 測る前に身体を動かした
  • 風邪気味だった
  • 前日に飲酒した
  • 寝室が寒かった、または暑かった
  • 強いストレスや疲労があった

このような条件によって、体温が一時的に下がることがあります。

また、高温期の体温は毎日同じ温度で保たれるわけではありません。

少し上下しながら推移することも多く、1日だけ低い日があっても、その後ふたたび高温を保つこともあります。

そのため、体温が1日下がっただけで「妊娠していない」「着床した」と判断しないことが大切です。

高温期の体温低下と月経前の体温低下の違い

高温期の終わりごろになると、月経前に体温が下がることがあります。

これは、妊娠が成立しなかった場合に、プロゲステロンの分泌が低下し、月経が近づくためです。

一方で、妊娠している場合は、高温期が続くことがあります。

ただし、実際には基礎体温だけで、月経前の体温低下なのか、妊娠している周期の一時的な低下なのかを見分けることは難しいです。

特に次のような場合は、判断がつきにくくなります。

  • 排卵日がずれている
  • 高温期が何日目か正確にわからない
  • 測定時間が日によって違う
  • 体調不良や睡眠不足がある
  • 月経周期が不規則

高温期の終わりごろに体温が下がると不安になりますが、1日の体温だけで結果を決めつける必要はありません。

生理予定日や判定日まで待ち、必要な時期に妊娠検査薬や医療機関で確認しましょう。

妊娠超初期症状と基礎体温はどこまで参考になる?

妊娠超初期には、さまざまな体調の変化を感じる方がいます。

たとえば、次のような症状です。

  • 眠気
  • だるさ
  • 胸の張り
  • 下腹部の違和感
  • 腰の重だるさ
  • 気分の変化
  • おりものの変化
  • 少量の出血

ただし、これらの症状は月経前にも起こることがあります。

妊娠超初期症状と月経前症状は似ているため、症状だけで妊娠しているかどうかを判断することはできません。

基礎体温についても同じです。

高温期が続いていることは妊娠の可能性を考える一つの手がかりにはなりますが、妊娠を確定するものではありません。

妊娠の確認には、妊娠検査薬や医療機関での検査が必要です。

妊娠検査薬はいつから使うのがよい?

妊娠検査薬は、尿中のhCGというホルモンを調べる検査です。

hCGは妊娠が成立した後に増えていくホルモンで、妊娠初期には日ごとに増えていきます。

妊娠検査薬は製品によって使用できる時期が異なりますが、一般的には生理予定日以降に使うと判定が出やすくなります。

早すぎる時期に検査をすると、妊娠していてもhCGがまだ十分に増えておらず、陰性になることがあります。

これを偽陰性といいます。

判定日より前に何度も検査をすると、陰性のたびに落ち込んだり、薄い線に悩んだりして、かえって不安が強くなることがあります。

妊娠検査薬は、説明書に書かれた時期を守って使うことが大切です。

不妊治療中で判定日が決まっている場合は、クリニックの指示に従いましょう。

判定日まで不安なときの過ごし方

高温期後半や判定日前は、どうしても不安になりやすい時期です。

少し体温が下がっただけで検索したり、症状の有無を何度も確認したりしてしまうこともあると思います。

そのようなときは、できるだけ次のことを意識してみましょう。

  • 体温を見返しすぎない
  • 検索する時間を決める
  • 早すぎる妊娠検査薬をくり返さない
  • 睡眠を優先する
  • 身体を冷やしすぎない
  • 無理な運動や過度な飲酒を避ける
  • 予定を詰め込みすぎない
  • 不安な気持ちを一人で抱え込まない

判定日までの時間は、とても長く感じるものです。

体温や症状に振り回されすぎないようにしながら、できるだけ穏やかに過ごせる環境を整えていきましょう。

体温に一喜一憂しすぎないために

基礎体温は、身体のリズムを知るための大切な手がかりです。

しかし、妊活中は、体温の数字が気持ちに大きく影響してしまうことがあります。

高温期に体温が下がった日は、「もうだめかもしれない」と感じるかもしれません。

反対に、体温が上がった日は「妊娠しているかも」と期待が強くなるかもしれません。

どちらの気持ちも自然なことです。

ただ、体温はあくまで一つの目安です。

1日ごとの体温よりも、数日から周期全体の流れを見ていくことが大切です。

そして、妊娠の有無は体温ではなく、適切な時期の検査で確認しましょう。

受診や相談を考えたいケース

高温期の体温低下だけで、すぐに受診が必要とは限りません。

ただし、次のような場合は、婦人科や不妊治療クリニックで相談してみましょう。

  • 高温期が毎回短い
  • 排卵後すぐに月経が来るように感じる
  • 月経周期が大きく乱れている
  • 不正出血が続く
  • 強い下腹部痛がある
  • 妊娠検査薬が陽性なのに出血や腹痛がある
  • 妊活を続けているが妊娠に至らない
  • 35歳以上で妊娠を希望している

特に妊娠検査薬が陽性になった後の出血や強い腹痛は、自己判断せず医療機関に相談することが大切です。

また、妊活が長引いている場合は、基礎体温だけでなく、排卵、卵管、子宮内膜、精子の状態などを含めて確認する必要があります。

この記事のまとめ

高温期に体温が下がると、「着床のサイン?」「インプランテーションディップ?」「妊娠していないのかな」と不安になることがあります。

しかし、体温が1日下がっただけで、妊娠の有無や着床の有無を判断することはできません。

インプランテーションディップは、妊娠を確定できる医学的なサインではありません。

高温期の体温低下は、測定条件、睡眠不足、体調、室温、飲酒、ストレス、月経前のホルモン変化などでも起こります。

大切なのは、体温の1日の変化に振り回されすぎず、適切な時期に妊娠検査薬や医療機関で確認することです。

基礎体温は「妊娠しているかどうかを決めるもの」ではなく、「身体のリズムを知るための手がかり」として使いましょう。

判定日まで不安な時期こそ、検索しすぎず、身体と心をできるだけ休めることも大切です。

よくあるご質問(FAQ)

Q1. インプランテーションディップがあれば妊娠していますか?

インプランテーションディップがあったからといって、妊娠しているとは限りません。高温期の途中で体温が下がることは、妊娠している周期でも、妊娠していない周期でも起こることがあります。妊娠の確認には、妊娠検査薬や医療機関での検査が必要です。

Q2. インプランテーションディップがないと妊娠していませんか?

インプランテーションディップがなくても妊娠していることはあります。体温が一度も下がらず高温期が続く方もいます。インプランテーションディップの有無だけで、妊娠の可能性を判断しないようにしましょう。

Q3. 高温期何日目に体温が下がると着床のサインですか?

高温期7日目から10日目ごろの体温低下を着床のサインとして紹介されることがありますが、医学的に確実な判定法ではありません。排卵日のずれや測定条件の影響もあるため、何日目に下がったかだけで着床を判断することはできません。

Q4. 高温期に体温が下がったら妊娠検査薬を使ってもよいですか?

妊娠検査薬は、早すぎる時期に使うと、妊娠していても陰性になることがあります。製品ごとの使用時期を確認し、基本的には生理予定日以降、またはクリニックから指定された判定日に使うようにしましょう。

Q5. 高温期の体温が下がると妊娠の可能性は低くなりますか?

1日だけ体温が下がったからといって、妊娠の可能性がなくなるわけではありません。その後ふたたび高温を保つこともあります。体温だけで判断せず、生理予定日や判定日までの経過を見ましょう。

Q6. 妊娠検査薬が陽性なのに体温が下がった場合はどうしたらいいですか?

妊娠検査薬が陽性になった後に体温が下がると不安になると思いますが、体温だけで妊娠の経過を判断することはできません。出血や腹痛がある場合、また不安が強い場合は、早めに医療機関へ相談しましょう。

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📚参考文献

この記事の監修者

宇都宮泰子 監修者写真

院長:宇都宮 泰子 (うつのみや やすこ)

FEMICA認定妊活指導士/鍼灸学修士/MBA(経営管理修士)
はり師・きゅう師(国家資格)

  • 日本フェムライフ統合ケア協会 代表理事
  • 日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー
  • 日本生殖医学会会員

不妊・不育症を専門とし、東洋医学と生殖医療の両面から体質改善をサポート。大学院研究員としての研究活動も行いながら、臨床現場で妊活支援に従事している。

※本記事は一般的な医学情報を提供するものであり、診断・治療を目的とするものではありません。治療方針は必ず主治医の指示に従ってください。

高温期や判定日前の不安を抱えている方へ

高温期に体温が下がったり、妊娠超初期の症状が気になったりすると、「着床のサインかな」「今回もだめなのかな」と気持ちが揺れやすくなります。

基礎体温や体調の変化は大切な手がかりですが、それだけで妊娠の有無を判断することはできません。判定日までの不安が強いときこそ、体温だけに振り回されず、睡眠や冷え、ストレス、自律神経の状態も含めて身体を整えていくことが大切です。

宇都宮鍼灸良導絡院では、基礎体温や月経周期、冷え、睡眠、ストレス、治療の状況などを丁寧に確認しながら、妊活中の身体づくりをサポートしています。

「高温期の体温変化が気になる」「判定日まで不安が強い」「妊活中の身体を整えたい」という方は、お一人で抱え込まずにご相談ください🍀

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