
妊活中・妊娠中のカフェイン摂取量の計算方法|1日200mgの目安と飲み物別早見表
妊活中や妊娠中に、
「コーヒーは飲んでも大丈夫?」
「カフェインは1日何mgまで?」
「今日飲んだ分をどう計算すればいい?」
と不安になる方は少なくありません。
カフェインは、コーヒーだけでなく、紅茶、緑茶、ほうじ茶、ウーロン茶、エナジードリンク、チョコレートなどにも含まれています。
そのため、1杯ごとの量だけでなく、1日に飲んだものを合計して考えることが大切です。
この記事では、妊活中・妊娠中の方がカフェイン摂取量を確認しやすいように、計算式、飲み物別の目安量、1日200mg以内におさえる具体例をわかりやすく解説します。
- カフェインはコーヒーだけでなく、紅茶、緑茶、ほうじ茶、ウーロン茶、エナジードリンク、チョコレートなどにも含まれています。
- カフェイン摂取量は、「飲み物1杯あたりのカフェイン量 × 飲んだ杯数」で計算できます。
- 妊活中・妊娠中は、1日200mg前後をひとつの目安として、1日の合計量を確認すると調整しやすくなります。
- コーヒーを控えていても、紅茶や緑茶、エナジードリンクなどを重ねて飲むと、思ったよりカフェイン量が増えることがあります。
- カフェインを完全にゼロにする必要はありませんが、午後以降はカフェインレスや麦茶、ルイボスティー、白湯などに変えると、睡眠や妊活中の体調管理にもつながります。
- 不安が強い方、妊娠初期の方、医師から制限を受けている方は、自己判断で増やさず、主治医に確認しておくと安心です。


カフェイン摂取量の基本的な計算式
カフェイン摂取量は、次のように考えると計算しやすくなります。
カフェイン量の計算式
飲み物1杯あたりのカフェイン量 × 飲んだ杯数 = 1日のカフェイン摂取量
たとえば、カフェインが1杯あたり80mg含まれるコーヒーを2杯飲んだ場合は、
80mg × 2杯 = 160mg
となります。
さらに、紅茶や緑茶、チョコレートなども一緒に摂っている場合は、それらも合計して考えます。
妊活中・妊娠中のカフェインは1日何mgまで?
妊活中や妊娠中のカフェインについては、国や機関によって目安量に少し違いがあります。
一般的には、妊娠中は1日200mg前後をひとつの目安として考えられることが多いです。
海外の産婦人科関連の見解では、1日200mg未満の中等量のカフェイン摂取は、流産や早産の主な原因とは考えにくいとされています。
一方で、日本では妊婦さんに対する明確な一律基準が決められているわけではありません。
そのため、妊活中・妊娠中は「絶対に飲んではいけない」と考えるよりも、飲みすぎないように合計量を確認することが現実的です。
不安が強い方、妊娠初期の方、医師から制限を受けている方は、自己判断で増やさず、主治医に確認しておくと安心です。
飲み物別|カフェイン量の目安
カフェイン量は、商品、抽出方法、濃さ、カップの大きさによって変わります。
以下はあくまで目安として見てください。
| 飲み物・食品 | 目安量 | カフェイン量の目安 |
|---|---|---|
| ドリップコーヒー | 1杯 約150ml | 約80〜100mg |
| インスタントコーヒー | 1杯 約150ml | 約60〜80mg |
| 紅茶 | 1杯 約150ml | 約30mg |
| 緑茶 | 1杯 約150ml | 約20〜30mg |
| ほうじ茶 | 1杯 約150ml | 約20〜30mg |
| ウーロン茶 | 1杯 約150ml | 約20〜30mg |
| エナジードリンク | 1本 | 商品により大きく異なる |
| 高カカオチョコレート | 数かけ | 商品により異なる |
特に注意したいのは、エナジードリンクや眠気覚まし系の飲料です。
商品によってカフェイン量が大きく違うため、必ずパッケージの表示を確認しましょう。
具体例1|コーヒーを1日2杯飲む場合
たとえば、1杯あたり80mgのコーヒーを2杯飲む場合は、
80mg × 2杯 = 160mg
となります。
この場合、1日200mgを目安にするなら、残りは約40mgです。
そのため、追加で紅茶や緑茶を何杯も飲むと、合計量が増えやすくなります。
コーヒーを2杯飲みたい日は、その他の飲み物を麦茶、ルイボスティー、白湯、カフェインレスコーヒーなどに変えると調整しやすくなります。
具体例2|コーヒー1杯+紅茶1杯+緑茶1杯の場合
次のように飲んだ場合を考えてみます。
- コーヒー1杯:約80mg
- 紅茶1杯:約30mg
- 緑茶1杯:約30mg
この場合、
80mg + 30mg + 30mg = 140mg
となります。
1日200mg以内を目安にする場合は、比較的余裕があります。
ただし、カップが大きい場合や濃く抽出している場合は、実際のカフェイン量が増えることがあります。
具体例3|カフェラテやコンビニコーヒーを飲む場合
カフェラテやコンビニコーヒーは、サイズによってカフェイン量が変わります。
「1杯」と考えていても、MサイズやLサイズでは量が多くなるため注意が必要です。
妊活中・妊娠中は、次のように考えると安心です。
- 大きいサイズより小さいサイズを選ぶ
- 1日1杯までと決めておく
- 午後以降はカフェインレスに変える
- 商品ページやパッケージでカフェイン量を確認する
特に睡眠の質が気になる方は、夕方以降のカフェインを控えることで、寝つきや眠りの浅さの対策にもつながります。
カフェインはコーヒー以外にも含まれます
カフェインというとコーヒーを思い浮かべる方が多いですが、実際にはさまざまな食品や飲み物に含まれています。
- コーヒー
- 紅茶
- 緑茶
- ほうじ茶
- ウーロン茶
- コーラ
- エナジードリンク
- チョコレート
- 一部の眠気覚まし系食品
「コーヒーを控えているから大丈夫」と思っていても、緑茶や紅茶を何杯も飲んでいると、思ったよりカフェイン量が増えていることがあります。
大切なのは、コーヒーだけを見ないで、1日の合計量を見ることです。
妊活中・妊娠中におすすめの調整方法
カフェインを完全にゼロにしようとすると、かえってストレスになる方もいます。
そのため、まずは無理なく減らせるところから調整していきましょう。
1. いつものコーヒーを1杯だけカフェインレスにする
毎日2杯以上コーヒーを飲む方は、そのうち1杯をカフェインレスに変えるだけでも、1日の摂取量を減らしやすくなります。
2. 午後以降はノンカフェインにする
カフェインは眠りに影響することがあります。
妊活中は睡眠の質も大切なので、午後以降は麦茶、ルイボスティー、白湯などに変えるのもおすすめです。
3. エナジードリンクはできるだけ避ける
エナジードリンクはカフェイン量が多い商品もあり、糖分が多いものもあります。
妊活中・妊娠中は習慣的に飲むよりも、できるだけ控えるほうが安心です。
4. 飲んだものをメモしてみる
「今日は何mgくらい摂ったかな?」と不安になる方は、数日だけでも飲んだものをメモしてみましょう。
毎日どのくらいカフェインを摂っているかが見えると、調整しやすくなります。
1日200mg以内におさえる組み合わせ例
1日200mg以内を目安にする場合、たとえば次のような組み合わせが考えられます。
- コーヒー1杯+紅茶1杯+緑茶1杯
- コーヒー1杯+午後はカフェインレスコーヒー
- 朝だけコーヒー1杯+日中は麦茶やルイボスティー
- カフェラテ1杯+その他はノンカフェイン飲料
反対に、コーヒーを大きめサイズで2杯飲み、さらに紅茶や緑茶、チョコレートも多く摂ると、200mgを超える可能性があります。
カフェインは「少しでも摂ったら危険」というものではありません。
ただし、妊活中・妊娠中は、毎日の積み重ねとして摂りすぎない工夫をしていきましょう。
カフェインを減らしたいときの代わりの飲み物
カフェインを減らしたいときは、我慢するだけでなく、代わりになる飲み物を用意しておくと続けやすくなります。
- 麦茶
- ルイボスティー
- 黒豆茶
- 白湯
- カフェインレスコーヒー
- デカフェ紅茶
ただし、ハーブティーの中には妊娠中に注意が必要なものもあります。
妊娠中の方は、「妊婦さん向け」と明記されたものを選ぶか、不安な場合は医師や薬剤師に確認しましょう。
妊活中・妊娠中のカフェインで不安になりすぎないために
妊活中や妊娠中は、食べ物や飲み物に対して不安が強くなりやすい時期です。
カフェインについても、「飲んでしまったから悪影響が出るのでは」と心配になる方がいます。
しかし、カフェインは少量でも必ず問題になるというものではありません。
大切なのは、毎日の合計量を確認し、過剰摂取を避けることです。
もし、コーヒーを飲むことで気分転換になっている場合は、無理にゼロにするよりも、量や時間帯を調整しながら上手に付き合うことも大切です。
Q. 妊活中はコーヒーを完全にやめたほうがいいですか?
必ずしも完全にやめる必要はありません。
ただし、飲みすぎには注意が必要です。
1日の合計量を確認しながら、コーヒーは1日1〜2杯程度におさえる、午後はカフェインレスにするなど、無理のない調整をしていきましょう。
Q. 妊娠中にカフェインを摂ってしまいました。大丈夫ですか?
少量のカフェインを摂っただけで、すぐに大きな問題になるとは限りません。
まずはその日の合計量を確認し、続けて多く摂りすぎないようにしましょう。
強い不安がある場合や、医師から制限を受けている場合は、主治医に相談してください。
Q. カフェインレスコーヒーなら何杯でも飲んでいいですか?
カフェインレスコーヒーでも、少量のカフェインが含まれていることがあります。
また、飲みすぎると胃がもたれる方もいます。
カフェインレスであっても、体調に合わせて適量にしましょう。
Q. 緑茶やほうじ茶にもカフェインはありますか?
はい、緑茶やほうじ茶にもカフェインは含まれます。
コーヒーより少ないことが多いですが、何杯も飲むと合計量が増えます。
妊活中・妊娠中は、飲み物全体でカフェイン量を考えましょう。
Q. エナジードリンクは妊活中・妊娠中に飲んでもいいですか?
エナジードリンクは商品によってカフェイン量が多く、糖分が多いものもあります。
妊活中・妊娠中は、習慣的に飲むことは控えたほうが安心です。
飲む場合は、必ずカフェイン量の表示を確認しましょう。
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📚参考文献
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厚生労働省:食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A
カフェインの過剰摂取に関する注意点や、海外機関における妊婦・授乳中・妊娠を予定している女性の摂取目安について紹介されています。 -
ACOG:Moderate Caffeine Consumption During Pregnancy
妊娠中の中等量のカフェイン摂取について、1日200mg未満を目安とした見解が示されています。 -
食品安全委員会:欧州食品安全機関(EFSA)によるカフェインの安全性評価
妊婦におけるカフェイン摂取量と安全性について、EFSAの評価内容が紹介されています。
この記事の監修者


院長:宇都宮 泰子
(うつのみや やすこ)
FEMICA認定妊活指導士/鍼灸学修士/MBA(経営管理修士)
はり師・きゅう師(国家資格)
- 日本フェムライフ統合ケア協会 代表理事
- 日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー
- 日本生殖医学会会員
不妊・不育症を専門とし、東洋医学と生殖医療の両面から体質改善をサポート。大学院研究員としての研究活動も行いながら、臨床現場で妊活支援に従事している。
※本記事は一般的な医学情報を提供するものであり、診断・治療を目的とするものではありません。治療方針は必ず主治医の指示に従ってください。
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