妊活しやすい身体づくり
流産後の鍼灸の再開はいつから?
【流産後の鍼灸治療はいつからできますか?】
初期の稽留流産をしました。 これで2度目なので、体質を改善したいと思います。 搔爬手術をした後、そちらに通いたいと考えていますが、 鍼灸はいつからできますか? というメールでのお問合せをいただきましたので、お答えします。
初期の流産は2~3週間もしくは1ヶ月後あたりに月経が再開します。
身体が回復するには、2~3ヶ月かかると思われますが、 クリニックの指導はまちまちのようです。 月経がきたら、次の移植をされるクリニックもあるようです。
流産後の生活は?
流産後の女性に対して、その血液型(Rh型)によって免疫グロブリン注射が必要な場合があります。これは次回妊娠した際、赤ちゃんの赤血球への影響を予防するために行われます。
また、流産から次回妊娠までの期間の長さと次回妊娠の成功率は関係ないと言われています。
つまり、流産後に長期間避妊する必要はありません。
出典:日本産科婦人科学会http://www.jsog.or.jp/modules/diseases/index.php?content_id=4
流産処置手術の方法によりますが、手術の直後は下腹部が痛んだり、出血も みられます。次の妊娠に向けての身体作りをすることは可能です。
鍼灸をすぐにしてもいいかの判断は流産の理由によります。
ご心配な方は、手術をされたクリニックで聞いていただくのが安全だと思います。
手術後に子宮内に残存していたり、感染症になったりして出血が止まらない、痛みが続いている、熱がある場合は病院で処置をしていただき、鍼灸治療は控えていただいています。
わからない点がございましたら、お電話いただけると幸いです。
※すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。
夏の妊娠率低下の原因
「夏の妊娠率低下の原因は」
人は暑さに対応する体温調節器官は持っていますが、冷えに対応する機能を残念ながら持っていません。
身体の機能低下は冷たいところにおこります。
赤ちゃんと呼ばれるのは
赤ちゃんがなぜ「赤ちゃん」と呼ばれるかご存知ですか?
赤ちゃんは赤血球が多く、体温が高いため赤ちゃんと呼ばれるという説があります。
人は年を重ねると、「白」に関係する症状が出てきます。白髪、白内障、白斑など 「白」は冷える色です。
「白」をみて暑そうと連想する方はいないと思います。
人間の身体だけでなく、物体など冷えると硬くなります。 ココナッツオイルは南国産ですが、日本の冬では白い固形になって硬くなってしまいます。
体温が高い赤ちゃんは肌も体も柔らかいのですが、成人(年齢を重ねると)肌は白く粉をふいてガサガサになり肥厚(硬く)します。
筋肉も硬くなるので、動作も硬くなってきます。 表面を覆っている肌や筋肉などが硬いのに、内臓は柔らかいってことはありません。 内臓や血管などが硬くなると、それに伴い病気が発症します。
心筋梗塞、脳梗塞、癌などです。癌は岩からきていて硬い病気、冷えからくる病気と 言われています。
癌になりやすい臓器は、中が管(空洞)であいている管腔臓器で、子宮(膣〜子宮〜卵管は中腔性器官)は中が空洞になっています。
冷えやすい臓器
温度が低く特に子宮は体外と通じているので冷えやすい臓器なのです。 ※卵巣(実質性器官)は中が詰まっている 若い頃は、冷えを感じていなくても、年齢を重ねるごとに冷えやすくなり硬くなります。
夏は基礎代謝が低下して熱を産みにくい状態になります。そこに夏の冷房が加わって 追い打ちをかけて身体を冷やすので、夏は体温低下を招き妊娠しにくくなると云うわけです。
人口動態調査では4月から6月の出生率が低下します。 これは、夏に妊娠する方が少ないからだと考えられます。
暑熱ストレス
反対に暑熱ストレスというものがあり、牛の繁殖を研究した論文に
暑熱ストレスはあらゆる観点から繁殖性を低下させること明らかとなってきた。また、暑熱ストレスは母体の栄養状態を低下させることで、感染症を主として疾病罹患の危険性も高める。感染症の罹患は、暑熱ストレスの影響をま
すます悪化させ、繁殖性を低下させる可能性が高い。
と記載されています。
これは人間にもあてはまると言われています。
冷えもよくないですが、暑さにも要注意です。
引用文献:阪谷美樹. (2018). 暑熱ストレスと牛の繁殖性. The Journal of Farm Animal in Infectious Disease, 2.
※すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。
妊活お役立ち情報「睡眠と不妊の関係」
妊娠に向けたセルフケアとして、睡眠についてご紹介したいと思います。
男性は8時間、女性は8時間前後
アメリカの論文では、
「男性は毎日8時間睡眠がお勧め」
「女性は7~9時間が最適、妊娠を目指す女性は睡眠障害がないようするのがお勧め」と言われ、「不安や抑うつが強い方は妊娠率低下がつよく見らえた」とも結果が出ました。
男女ともに6時間未満の睡眠は不十分だそうです。
妊娠するには、男性8時間、女性8時間前後が理想的と言えます。
参照元:リプロダクションクリニック 松林秀彦(生殖専門医)のブログ「不眠と不妊:女性の睡眠障害は良くない良くない」
睡眠は、
1日を単位とするリズム現象(朝起きて活動、夜ベッドに入って寝るという1日)
起きている時間(断眠時間)の長さにより、睡眠の質・量が決定する(毎日同じ時間に起きて、同じ時間に寝る)
この2つが睡眠調節機構として相互作用し、睡眠の開始、維持に働き『質の良い睡眠』がおきます。不規則な生活が過ぎると良質な睡眠が確保出来ず、日中の活動や身体の機能低下が起こります。
(4~5歳の頃を思い出すと、毎日母が朝7時に起こしてくれて、夜21時になるといつも寝るように言われて寝ていたのを思い出します。
最近は日の出が早くなり5時ごろ一度目を覚ましますがまた寝てます。光が目に入ると目を覚ましやすくなるので、アイマスクがお勧めです!)
睡眠の役割は、
身体や脳を休めて疲れを回復させる。
睡眠中に脳にたまった情報を整理し、記憶を固定させる。
細胞の修復、再生、成長。
夢を見ることでストレスを発散させる役割もある。
と言われています。夢を見ることは悪くないのですね。むしろ短時間睡眠が好ましくないということが分かります。
メラトニンとは?
メラトニンというホルモンを聞いたことがないでしょうか?
これは眠りを誘う、睡眠ホルモンの一種で、卵胞の成長にもかかせない物質です。卵胞液中に高濃度のメラトニンが確認されています。
卵胞を成長させるためサプリメントをクリニックで勧められた方もいらっしゃると思います。
※市販のメラトニンのサプリメントは日本では認可されていません。
メラトニンは、
「脈拍」「体温」「血圧」などを低下させることで睡眠の準備ができたと身体が認識し、自然と眠りに入る。
昼間はほとんど分泌されず、夕方から夜間にかけて多く分泌される。
幼児期に一番多く分泌され、歳を重ねるごとに分泌量が減る。
睡眠前にカフェインを摂取すると、メラトニン産生に遅れが生じ、体内時計のズレが生じる。カフェイン摂取量と時間の遅れについてはまだ解明されていない。
メラトニンが正常に分泌されないと不眠症などの睡眠障害を引き起こす。
メラトニンの材料はセロトニンである。セロトニンの不足は、うつ病の原因として知られており、
『うつ病=セロトニン不足=メラトニン不足=不眠症』という関係から、うつ病の多くはメラトニン不足で不眠症になると言われています。
妊活中に期待と違う結果が続き、うつ傾向が見られる方も少なくはありません。
妊活においても健康においても睡眠は切っても切り離せない関係であると言えます。
ご覧いただきありがとうございました。
皆様が妊娠できるよう、次回も妊活に役立つ情報を発信していきますので次回もご覧ください。
宇都宮正嗣
不妊と疲労の関係
【不妊と疲労の関係】
【疲労はとても注目されている】
1998年厚生労働省の調べによると、6ヶ月以上の慢性疲労を 感じている人は37% 。
6月未満の疲労を感じている人は22%(5ヶ月と29日の人も含まれている)
疲労していない人は41%。全体の約6割が疲労を感じていて先進国で高い傾向にあります。
図【不妊の検査や治療を受けたことがある夫婦の割合】
出典:国立社会保障・人口問題研究所「2002年社会保障・人口問題基本調査」、「2005年社会保障・人口問題基本調査」、
「2010年社会保障・人口問題基本調査」、「2015年社会保障・人口問題基本調査」
2021年厚労省の調べによりますと、不妊を心配したことがあるご夫婦は35.0%で、夫婦全体の約2.9組に1組の割合です。 また、実際に不妊の検査や治療を受けたことがある(または現在受けている)夫婦は18.2% で、夫婦全体の約5.5組に1組の割合です。
日本の夫婦は日本国内に常住する夫婦は3139万4千組(統計局調べ)おり、そのうちの
18.2%と計算すると571.3万組となり、およそ1,142.7万人です。不妊の心配、治療の最中の方で疲労を感じている人は6割の685.6万人(強引ではあるが)とも言えます。
【疲労の分類】
急性疲労: 一日眠ることで改善
亜急性疲労: 疲労の持続が一周館程度
慢性疲労: 疲労の持続が6ヶ月以上
に分類されます。
疲労には2種類あり、身体的疲労と精神的疲労に分けられます。
【身体的疲労】
- 肩こり
- 腰痛
- 頭痛
- 倦怠感
- 日中の眠気
【精神的な疲労】
- イライラする
- やる気が出ない
- 食欲不振
- 不安
【疲れの原因は?】
1位 パソコン作業 34.4%
2位 残業をすることが多い 21.7%
3位 客と接することが多い 17.3%
4位 職場の雰囲気(人間関係)が悪い 13.9%
5位 長時間拘束される 12.5%
図【仕事と治療の両立ができなかった理由(複数回答)】
出典: 厚生労働省「平成29年度「不妊治療と仕事の両立に係る諸問題についての総合的調査」」
【疲れの原因と不妊患者の仕事との両立問題】
に相関するところがあります。
パソコン作業と、残業することが多いという疲れの原因と、体調・体力面で負担が大きく、仕事がストレスになり不妊治療に影響が出るためという理由に相関があると考えられます。
また、職場の雰囲気(人間関係)が悪いこと、精神面での負担が大きいため、仕事がストレスになり不妊治療に影響が出るためという理由にも相関があります。
長時間拘束と職場が長時間労働であるためという理由にも相関があるため、人口の約6割に値する疲労を感じている人に不妊患者が多く含まれていることが推測できます。
【疲労を感じるのは自律神経と前頭葉】
脳の中で、疲労しやすいのは視床下部と左右大脳の信号を伝達する前帯状回です。
視床下部と前帯状回は休みなく働くのでケアが大切です。なぜなら休みなく働く自律神経や前帯状回が疲労に陥り、細胞は活性酸素でいっぱいになり神経を攻撃してしまいます。
特にミトコンドリアは酸素消費量が激しいので錆びやすいため、すなわち酸化ストレスをおこしていると考えられます。酸化ストレスは生殖機能に影響を与えます。
排卵された卵子が精子と受精するには、卵子の質が関与しており、酸化ストレスにより、卵子にさまざまなダメージを与えます。
卵子の核の中にある遺伝子情報がダメージを受けると本来の遺伝子情報が保てず、その結果、卵子の質も保てなくなります。質が保てず機能が下がることがいわゆる「卵子の老化」で、これは妊娠率の低下にもつながります。
酸化ストレスは肌や身体機能だけでなく卵子をも老化させてしまい、また卵子の膜がダメージを受けると受精にも悪影響が出てきます。
精子は排卵された卵子の中へ入るために酵素を出して卵子の膜を溶かしますが、酸化ストレス値が高い状態では卵子を覆う膜が固くなって中へ入りにくくなってしまいます。
精子の運動にはエネルギーを産生するミトコンドリアが必要です。ミトコンドリアは活性酸素を生み出す場所であり、一番酸化ストレスのダメージを受ける場所です。精子の運動率や質の低下が起こさないためにも、酸化ストレスを下げる必要があります。[i]
また、疲労とストレスは似て非なりですが、身体的疲労や精神的疲労に多い症状はストレスに感じ、うつにもつながると言えます。
ストレスが流産の危険因子である可能性が多くの論文により報告されており、不育症や流産を経験した女性はうつ症状を発症しています。[ii]
以上の事から、疲労からおこる活性酸素は不妊症の原因と相関すると言えます。
【臨床(東洋医学的な)視点】
から考察してみますと
疲労は慢性的な気虚にあたります。
中国の古典「荘子」には、「気が集まればすなわち生。 気が散ずれば、すなわち死」との記載があります。
生命活動を支えるエネルギーである気が、全身を充分巡っていれば、まず健康と言って良いとされ。
気は父母から受け継いで蓄えられた「先天の気」と、呼吸や食事によって後から充填される「後天の気」があります。
この「気」がさまざまな原因によって消耗、あるいは呼吸や食事の障害により産生が低下すると体がだるい、疲れやすい、日中眠い、風邪をひきやすいなどの「気力がない」状態が見られる。これを気虚と呼びます。
気虚では全身の機能や活動が減退、つまり推動(気や血を推す)作用をはじめ、温煦(温める)作用なども低下します。
血虚では血の全身を濡養する作用が失われます。
慢性的な気虚が続いたその先、すなわち精神的な疲れや肉体的な疲れいわゆる気虚が進行すると血虚となります。その背景には必ず気虚が存在するので、気血両虚証ということになります。
疲れの原因の1位のパソコン作業から疲れは目(目を酷使)から始まっています。
目を酷使すると肝血虚になり、不妊の弁証に多い肝鬱になります。
肝は血を調節する臓器で血虚になると、脾を相克します。血を生成する脾が弱ると、腎を攻撃して生殖機能の低下につながると考えられます。
また、肝は心の母であるため、肝が弱ると血を全身に推動する力も弱まると言われています。
もう一つ、気虚が重度になると、その悪影響を受ける臓腑があります。それは「脾」です。 この臓腑は、気を生成する源で、影響を受けてしまうと、ますます気が生成されなくなり、 悪影響に陥ります。また、湿を捌くことができなくなることで、 体はいっそう重だるくなる。 そして、七情の「思」 が悪影響を受け、ささいなことにも落ち込み、思い悩むようになってしまいます。 ひどくなるとうつ状態へと進行して行きます。
これら東洋医学の考えも、疲労と自律神経の関係と相似していると言えます。
これらを踏まえ、エビデンスではないが鍼灸の役割は、問診を重ね現代の症状と東洋医学の知識を合わせていくことが治療方針をたて、予防するうえで肝要である。
気血両虚証の治療穴は、
参考文献より
- 中脘
- 足三里
- 関元
- 気海
- 太白
- 肺兪
- 脾兪
への鍼と灸が気血両虚証に効果があると考えます。[iii]
妊活をされている人はお灸だけでも効果があります。
なによりも妊娠するには、疲労がなく元気でいることが大切です。
引用文献
[i] 【医師監修】酸化ストレスと不妊症の関係とは!?適度な運動の効果を解説 [Internet]. 公益財団法人 ルイ・パストゥール医学研究センター 抗酸化研究室. 2021 [cited 2022 Dec 12]. Available from: ttps://antioxidantres.jp/oxidative-stress-infertility/
[ii] 愛護的ケア [Internet]. 公益財団法人 日本産婦人科医会. [cited 2022 Dec 12]. Available from: https://www.jaog.or.jp/note/5%EF%BC%8E%E6%84%9B%E8%AD%B7%E7%9A%84%E3%82%B1%E3%82%A2%EF%BC%88tlc%EF%BC%9Atender-loving-care%EF%BC%89%EF%BC%88%E8%A1%A821-%EF%BD%9E-27%EF%BC%89/
参考文献
[iii] 北村智, 森川和宥. 鍼灸臨床マニュアル. 1st ed. 東京: 医歯薬出版株式会社; 2002.
王財源. わかりやすい臨床中医臓腑学. 4th ed. 東京: 医歯薬出版株式会社; 2020.
木下春都, 代田文彦. 図説東洋医学 経穴編. 1st ed. 東京: 学研プラス; 1985.
山田光胤, 代田文彦. 図説東洋医学 基礎編. 1st ed. 東京: 学研プラス; 1979.
兵頭明. 中医学の仕組みがわかる基礎講座. 1st ed. 東京: 医道の日本社; 2018.
ビタミンDと不妊 服用のタイミング
ビタミンDを服用
クリニックの指導では、夕食後に服用するのが一番良いタイミングと推奨されています。
そして、産科と婦人科雑誌より、ビタミンDは骨代謝に必要な栄養素であるが,免疫調節作用もあわせもち,着床・妊娠維持にも重要である.血中250HビタミンDを指標として,体外受精の成績を検討したメタアナリシスでは,250HビタミンDが30 ng/mL以上の十分群では,30ng/mL未満の不十分群に比較して高い妊娠率(オッズ比1.46倍),出産率(オッズ比1.34倍)を認めている8).そのほか,ビタミンD不足と反復着床不全,習慣性流産との関係も報告されている9).
抜粋
出典:田村博史. (2021). 不妊症患者の食事、生活指導とサプリメント. 産科と婦人科, 88, 1465–1470.
【ビタミンDの働き】
不妊治療されている方の中でビタミン少ないため、サプリメントでビタミンを摂取されている方がいます。
ビタミンDの働きはカルシウムとリンの吸収を促進し、丈夫な骨を作る役割をしています。
また、細胞の成熟を助けています。血中のカルシウム濃度を一定に調節し、神経伝達や筋肉の収縮を正常に行う働きがあります。
ビタミンDが不足すると腸管からのカルシウムの吸収を低下と腎臓のカルシウムの再吸収が低下し、カルシウム不足になります。
そのため、骨の軟化症になりやすくなります。妊娠中にビタミンDの濃度が低下すると妊娠糖尿病や胎児発育遅延、妊娠高血圧症候群の合併のリスクが上がると言われています。
ビタミンDが不足の理由として、日光に当たることが減少したと考えられます。
不妊とビタミンDの関係卵子は年齢を重ねるごとに減少していきます。
ビタミンDの濃度が低くなると卵子の減少も早くなってしまうのです。
ビタミンDは卵子の数や質を維持するためには欠かせないのです。
卵子だけでなく、精子も同様です。ビタミンDが不足すると着床率も下がると言われています。ビタミンDは免疫調節因子として働いています。
そのため、自己免疫疾患の方はビタミンDの濃度が低下していると考えられています。
ビタミンDの受容体が子宮内膜や胎盤に存在していると言われています。
ビタミンDは卵胞の発育や着床、胎盤形成にとても重要とされています。
【ビタミンDを摂取する方法】
・日光を浴びる
体内でビタミンDが合成されるため、日光を浴びるようにしましょう。
・ビタミンDの多い食品を摂取する
ビタミンDが多い食品はしめじやエリンギ、まいたけなどのキノコ類、魚類です。
・サプリメントを服用する
参考文献:善方裕実. (2019). 周産期領域におけるビタミンD. 最新女性医療, 6, 88–95.
妊娠の可能性を高める食生活
【妊娠の可能性を高める食生活】
出典:厚生労働省:食事バランスガイドより
【バランスの良い食事】
20代女性では約5人に1人がやせといわれており, 不妊や低出生体重児の原因となりうる. ・主食, 主菜, 副菜を組み合わせた食事がバランスのよい食事といえる. ・プレコンセプションケアにより, 妊娠前から栄養のバランスに配慮した食生活を意識し実践することが望まれる.
【食生活指針】
①妊娠前よりバランスのよい食事を摂る。
②「主食」を中心にエネルギーと十分な蛋白質を摂る。
③不足しがちなビタミン・ミネラルを「副菜」で補う。
④乳製品,緑黄色野菜,豆腐,小魚などでカルシウムを補給する。
(厚生労働省,妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針(令和3年3月)2)より引用)
上記を参考にして,主食,副菜,
主菜,牛乳・乳製品,果物を適切に組み合わせ,1日2食以上摂取できるよう妊娠前から食生活を見直し,健康なからだづくりを意識することが望まれる。
出典:鈴木知生, 野平知良, & 西洋孝. (2022). バランスのよい食事ってどんな食事ですか?. 周産期医学, 52, 9–10.
睡眠・睡眠障害と不妊症
睡眠と睡眠障害
睡眠と睡眠障害は,特に月経周期,妊娠 更年期など,女性の健康と幸福の決定要因として認識されつつある,しかし,現時点では,生殖能力が睡眠の量と質に影響するかどうかについてはほとんどわかっていない.さらに,睡眠やその障害は,
どの程度,どのようなメカニズムで生殖能力に影響を及ぼすのか,あるいは影響しないのかも明らかではないが、(中略)睡眠障害から不妊に至る少なくとも3つの経路が関連しているとまとめている。
1.睡眠障害(不眠など)から視床下部一下垂体一副腎(HPA)軸の活性化による不妊
ストレスと睡眠・睡眠障害は両方向性に関係することはいうまでもない.ストレスが女性の不妊症のリスクを高めることは,多くの神経生物学的経路で証明されている。睡眠障害に続いて活性化することもある.HPA軸の活性化は,黄体形成ホルモン(LH),卵胞刺激ホルモン(FSH),プロゲステロンなどの生殖ホルモンに直接影響を与え,月経,卵胞発育,不妊などの変化をもたらす。また,HPA軸の活性化は,メラトニンレベルの上昇を引き起こす可能性があり,これは無月経や排卵の変化と関連してる。最後に,HPA軸の活性化は,子宮内膜を胚の着床に適した状態(子宮受容性)にする独自の一 連の因子に影響を与え,妊娠の可能性を低下さ
せると考えられる.
2.睡眠調節障害による生殖ホルモンの抑制または増強
3.概日リズムの乱れ
主要な生殖ホルモンは, 正常な睡眠状態では概日パターンを示す。さらに,LHとFSHという2つの生殖ホルモンは,概日リズムが乱れている女性(シフトワーカー)で分泌量が変化している。したがって,概日リズムの乱れによる生殖ホルモ
ンの変化は,様々なメカニズムで生殖能力を低下させる可能性がある.
以上
出典:池上あずさ. (2021). 妊娠と睡眠. 睡眠医療, 15, 311–319.
上記のことから、睡眠と不妊の関係は必ずしも深い関係であるとは言い切れませんが、 ご夫婦で早く寝ることは、プラス効果はあってもマイナスに働くことはありません。
睡眠の質と量が ・性ホルモン ・精子の産生 ・排卵 ・免疫因子 ・ストレス ・疲労 等に少なからず影響しています。
鍼灸で睡眠の質を良くする
7~8時間のしっかりとした眠りが推奨されていますが、70%以上の方が 充分な睡眠をとっていません。 睡眠は生活の質はもちろんですが、妊活に関する身体つくりに不可欠です。 鍼灸は、安眠に効果のあるツボがあり、鍼をすることで深い眠りにつくことが できる副作用のない方法です。
男性不妊に影響する不眠
男性のテストステロンは夜間に産生し、20~30%増加すると言われています。 良質な睡眠はテストステロンを適正に保つために重要です。
睡眠不足が影響するストレスと不安
上記にも記載しておりますが、不安やストレスは睡眠不足が慢性化すると増加すると言われています。 睡眠不足をなくすと、感情的・生理学的に引き起こされるストレスは元にもどります。 長時間起きていると、ストレスに関係するメカニズムの活性をもたらしてしまいます。 ストレスを感知する脳は、ホルモンを出す脳と近くにあるため不妊にも影響を及ぼしてしまいます。
参考文献
橋本知子. (2022). 生殖心理カウンセリングに関する最近の研究から. 日本生殖心理学学会誌, 8, 37–41.
※【免責事項】すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。
不妊治療中の痛みについて|宇都宮鍼灸良導絡院
痛みはなぜ起こるのか
誰でも一度は指を切ったり、転んだり、どこかにぶつけたりして「痛い」と感じた経験があると思います。痛みは不快なものですけれども実は警告信号としての役割があります。
人は痛みを感じるからこそ危険を察知して危険から逃れることができます。
痛みを感じない先天性無痛症という病気がありますが、どこかに痛みがある場合や、怪我をしても気付くことができません。そうすると致命的な障害を負うこともありますので、痛みは体を守るために大切なシステムと言えます。
まず痛みは受容体と呼ばれるセンサーで、機械刺激(手を切る、画鋲が刺さるなどの刺激) 温度刺激(熱い冷たいなどの刺激)化学刺激(炎症が起こるなどの刺激)など様々な刺激を感じとります。その後感じた刺激は受容器と呼ばれる発電所のような役割をする部位で、それぞれ電気的な信号に変換します。電気信号に変わった痛みの信号は受容器(痛みの発信源)の種類により決められた電線(神経)により中継基地(後根神経節)を介して変電所(脊髄)に送られます。
最終的には脳の痛みを感じる大脳皮質や感情を司る大脳辺縁系などの部位へ送られ痛みとして認知します。
低気圧の時痛くなる
低気圧が近づくと痛みが増したり調子が悪くなったりする方がいらっしゃいます。これは気圧が下がると耳の中にあるセンサーが 感知して脳を通じて交感神経活動が 活発になるからです。 交感神経が活発になると、神経末端からノルアドレナリンという物質が出ます。これは痛みを感じる神経や受容器を興奮させて痛みを起こしてしまうのです。
怒ったりイライラしていると急に痛くなったり 痛みが強く感じられたりすることは ないでしょうか。このような痛みはストレスになります。ストレスが存在すると副腎髄質を刺激して、ノルアドレナリンを分泌して痛みを感じる神経や受容器を刺激します。そのために痛みが増長されます。そしてそのストレスが長期化するとセロトニン神経の活性が阻害されて、自己鎮痛(痛みが抑えられなくなる)ができず、痛みが増強します。
お腹の痛み
不妊治療者に多い骨盤内炎症性疾患をお持ちの方は、正常では痛みと感じない刺激が、痛いと感じるようになります。それは炎症が続いて神経が損傷を受けると、正常では痛みと感じない刺激が痛むと感じるようになるためです これはその部位に異常があることを生体に知らせ、さらに障害が起こらないようにするための防御機構です。[1]
痛みの日内変動(サーカディアンリズム)
また、痛覚の感受性は日内変動もあります。痛みが生じるパターンとして、朝には痛みが強いが夕方和らぐ、また逆に、昼間は良いが夜間に痛いといったように日内変動を経験することがあります。このような日内変動は、サーカディアンリズムによって、脊髄に痛みを伝える神経において痛みの感受性を高めるセンサーの発現が調節されたり、痛みの抑制に関係する神経において抑制に関わるセンサーの発現が調節されたりということが関連しています。[2]
日によって、痛みが増強したり、お灸を熱く感じたり、電気刺激が痛く感じたりするのは
気圧の変化やストレス、日内変動などあまり知られていないこれらの事が関連しています。
痛いとき鍼灸がなぜいいのか
体にとって痛みは警告信号です 痛みという情報をもとに体を日夜防御していまが、痛みは耐え難い苦痛でもありストレスにもなります。体はその痛みから逃れるための回避システムを使って危機的状況から逃れ、痛みが和らぐように作られています。
この回避システムを作動させるには、様々な方法がありますが、鍼灸やマッサージなど昔から行われている治療法の多くは、これらの疼痛回避システムを効率よく作用させる方法のひとつです。
鍼灸で痛みを治療する場合、痛い部位にある経穴に直接行うこともあれば、痛い部位を通過する経絡と同じ経絡上にある遠隔部の経穴に治療を行う場合もあり治療法は様々です。
鍼刺激は機械的刺激、灸刺激は熱刺激や化学刺激と考えられることから鍼灸治療は生理学的に機械的・科学的・熱の3つの刺激に組み合わせた治療であると言えます。経穴は自由神経終末(ポリモーダル受容器)というセンサーや血管などが豊富に存在している部位と考えられ。鍼や灸を施すことでこれらを刺激し、疼痛を抑制するシステムが作動して鎮痛が起こり、痛みを抑えていると考えられています。[3]
鍼灸刺激がどのような感覚受容器(センサー)を興奮させるか
図 1:鍼灸刺激に反応する各種感覚受容器[1]
前述しているが生体に与えられた鍼または灸刺激は、皮膚や深部組織内の各種感覚受容器を興奮させ、その興奮が中枢神経系の様々な部位や伝えられ、さまざまな生体反応が生じる その最初の段階でどのような感覚受容器が鍼灸刺激で興奮するかを模式的に示したものが図1である。[ii]
参考文献
[1] 川喜田健司, 矢野忠. 鍼灸臨床最新科学-メカニズムとエビデンス 28頁. 1st ed. Vol. 3. 東京都: 医歯薬出版株式会社; 2020.
[ii] 川喜田健司, 矢野忠. 鍼灸臨床最新科学-メカニズムとエビデンス 27頁. 1st ed. Vol. 3. 東京都: 医歯薬出版株式会社; 2020.
[1] 伊藤和憲. 痛み・鎮痛の基本としくみ. 1st ed. Vol. 2. 東京: 秀和システム; 2011.
[2] Ver.2 サーカディアンアンリズムと痛み [Internet]. 日本いたみ財団. [cited 2022 Aug 12]. Available from: https://nippon-itami.org/itamironbun-ver-2/
[3] 伊藤和憲. 痛み・鎮痛の基本としくみ. 1st ed. Vol. 2. 東京: 秀和システム; 2011.
妊活中にセロトニンが重要な訳
セロトニン
脳内の神経伝達物質のひとつで、ドパミン・ノルアドレナリンを制御し精神を安定させる働きをする。
他の神経伝達物質であるドパミン(喜び、快楽など)やノルアドレナリン(恐怖、驚きなど)などの情報をコントロールし、精神を安定させる働きがあります。
セロトニンが低下すると、これら2つのコントロールが不安定になりバランスを崩すことで、攻撃性が高まったり、不安やうつ・パニック症(パニック障害)などの精神症状を引き起こすといわれています。
近年、セロトニンの低下の原因に、女性ホルモンの分泌の減少が関係していることが判明し、更年期障害と関わりがあることが知られるようになりました。
セロトニンは痛みを抑制
脳内の神経伝達物質であるセロトニンは「痛み」を抑制してくれます。痛みの感じ方には個人差がありますが、妊活中に様々な部位の痛みを感じる方は必見です。
セロトニンが不足してしまうと、痛みを感じやすくなり痛みに弱くなってしまう場合があります。妊活をされている方には、原因不明の体の痛みを訴える方がいらっしゃいます。全てがセロトニンの不足とは言えませんが、セロトニンが関与し、セロトニンが不足しているサインの可能性があります。
ホルモンバランスにも関係する
心が折れて、次に進めない、しばらく休みたいというお声を聴きます。
妊活中は思うように結果がでなくて辛い思いをすることが度々あります。良好胚を移植しても着床しない、着床したのに流産したり、採卵しても空砲だったり、強制的にリセットになったり…。このような状況は強いストレスを受けています。
妊活中のストレスと痛み
妊活中だけではなく、ストレスは心や体を蝕み、脳のセロトニン神経を弱らせます。また、原因不明の痛みを抑えることは脳内のセロトニン神経を活性させ、脳内のセロトニン神経を鍛えてセロトニンを増やすことが肝要です。
痛みに敏感は注意
痛みに敏感な人は痛みの閾値が低くなっており、すなわちセロトニン神経が弱り、セロトニンが不足してることが考えられます。
マイナスの感情(怒り、不安、悲しみ等)は痛みの閾値が低くなり(感じやすくなる)
プラスの感情(喜び、安心、楽しさ等)は痛みの閾値が高くなると言われています。
身体の痛みをよく感じるようになった。肩や背中、腰が痛い、頭痛、PMSや月経痛が悪化した。などセロトニン神経が弱っているサインでもあり、放っておくとうつ病や自律神経失調症になる可能性もあるので、注意が必要です。
月経周期によるホルモン不足
月経周期によるホルモンバランスの乱れもセロトニン不足を引き起こします。
セロトニンを増やすには
・早寝早起き
・太陽光を浴びる
・リズミカルな運動をする
・食事はよく噛む
・腸内環境を整える
・セロトニンを増やす必須アミノ酸をとる
(セロトニン合成に必要な栄養素『トリプトファン』を多く含む食材は、主に豆腐、納豆、味噌、しょうゆなどの大豆製品。
チーズ、牛乳、ヨーグルトなどの乳製品、米などの穀物などです。その他、ごま、ピーナッツ、卵、バナナにも含まれています。
また、肉や魚にもトリプトファンが多く含まれますが、動物性タンパク質に含まれるBCAAというアミノ酸はトリプトファンを脳へ取り込みにくくするため、植物性タンパク質から取ることをお勧めします。
ただし、動物性たんぱく質も「炭水化物、穀物、芋、果物など」と「ビタミンB6」を一緒に摂ると血糖が上昇してBCAAが筋肉に作用されるため、脳内でのトリプトファン合成が促進されます。
肝心なのは、バランスよく主食、主菜、副菜を揃えて食事をすることで、必要とされるトリプトファンは摂取できます。)
(ビタミンB6は、鮭、サバ、さんまなどの魚類、鶏胸肉、ささみなどの脂身の少ない肉類、酒粕、抹茶、ゴマなどに豊富に含まれています。)
すぐにセロトニンは増加しません。上記のことを継続することが大事です。
参照:日本医科大学 薬理学講座 小林克典 2022年7月18日検索
参考文献:小山なつ 痛みと鎮痛の基礎知識 技術評論社
鍼灸の効果
鍼灸は痛みをおさめることができます。
不安感を取り除き、自律神経を整え、筋緊張による血行不良を減少させることができますし、
内分泌系にも働きかけることができます。
心が疲れているときは、特に鍼灸がおすすめです。
妊活お役立ち情報『夏の養生法』
【夏の養生法】
夏の衣食住の養生のポイント
《衣服について》
できるだけ、汗を吸い取りやすい下着を着用し、
クーラーなどの冷たい冷気で冷えや、カゼをひきやすいので
胸元やお腹は出さないようにします。
腹巻はおすすめですが、汗で湿ってしまうと、湿気が身体に戻り
逆効果になるので、注意が必要です。
食について
《夏に控える食事》
油っこいもの、冷たいもの・・・夏は体温を下げるために体表の毛細血管が拡張しますが、逆に身体の奥深くにある胃腸は冷えています。
そのため、冷たい食べ物は胃の負担になり、胃粘膜のびらんを引き起こし、「虚血性胃炎」などがおこりやすくなります。
また、水分を摂るときも氷入りや冷蔵庫で冷やしすぎたものを摂るのは控えめにしましょう。
昔の生活は冷蔵庫がなく、井戸水が一番冷たい飲み物でした。井戸水が冷たいといっても15℃です。これより冷たい飲み物は昔の人はとっていません。
ですが、冷蔵庫が出てきて、冷たいものが簡単に入手でき、そのまま胃へ運ばれてしまいます。
もともと、夏は胃腸が冷えているので、冷たいものが胃に入ると胃は収縮し、内臓は冷えてしまいます。
「冷えは万病のもと」と言われているように、冷えると血液の循環が悪くなり、細胞に栄養がいかなくなります。
体力のない人や夏でも冷えやすい人は、適度に熱性(陽性)の温かい食べ物を意識して摂取してください。
《夏におすすめの食材》
体力の補強には、鶏肉が良いです。
例えば、鳥の手羽元を酢で煮込む「鳥手羽元のスッパ煮」(名前が合っているかはわかりません。こんな感じだったような)などは卵と一緒に食べてたんぱく質を摂ることができ、煮物ですので胃腸の弱い方でも消化吸収がしやすいと思います。韓国料理のサムゲタンも良いでしょう。
また、雨で湿度が高い時は、トウガラシ、ニンニクがよいでしょう。
また、暑さ対策は、旬の「寒性食材」、すいかやきゅうり、なすなどの水分の豊富な食材で身体にこもった余分な熱を収めることが出来ます。
ですが、これは昔の知恵で、現代はクーラーで冷えている環境で寒性食材を採ると、さらに身体を冷やしてしまうので、妊活中の方は特に注意が必要です。
住(寝)について
寝るときは、首まわり、足首を冷やさないようにします。首が冷えていると、疲れがとれにくくなると言われています。また腹巻やバスタオルを巻くなど工夫をしてお腹も冷やさないようにしましょう。
また、風の通り道で寝ないようにして換気は控えめにして、夜風に当たらないように。室温はできるだけ28~29℃ぐらいに設定します。
行(活動や運動)について
散歩は太陽の日差しが強くない朝5時~11時の時間帯がおすすめです。
毎日散歩すると、胃腸の蠕動運動が促進され、体内にコエンザイムQ10が増え、血行が促進されます。
一定の時間帯、一定の歩数、30~40分以上の散歩が理想ですが、1日のトータルでも大丈夫です。
歩くスピードは最初20分くらいは早歩きで、そのあとゆっくり歩くのが、妊活には効果的と言われています。
散歩のあとにあまり疲れがなく、ポカポカ温かくなり、少し汗ばむ程度が理想です。
ここでいう散歩は、ストレス解消と細胞の活性が主な目的です。
そのため大汗をかくような歩き方は、汗とともに体の気(エネルギー)の消耗をしてしまいます。
気の巡りも悪くなり、内蔵や血液・リンパの流れにも影響を及ぼします。
ほどほどが一番です。
今後も妊活お役立ち情報を発信していきますので、何かご質問、ご要望などあればいつでもお声掛けください。
宇都宮正嗣