治療院ブログ

2023年の投稿記事

年末のご挨拶 2023年12月30日

投稿日:

【年末のご挨拶】

本年も残すところわずかとなりました。この一年間、当院をご利用いただき、誠にありがとうございました。

2023年は色々なことがありましたが、皆様の笑顔を見るたび、私たちは元気をもらい、一人ひとりの健康を支えることが、私たちの仕事の喜びであり、それが私たちのこの仕事を続ける力になりました。

年末年始の休業についてお知らせいたします。本日、2023年12月30日をもちまして年内の営業を終了させていただきます。新年は2024年1月5日金曜日から、通常営業を再開いたします。

新しい年が皆様にとって健康で幸せな一年となりますよう心からお祈り申し上げます。2024年も、引き続き当院をよろしくお願い申し上げます。

心より感謝を込めて

宇都宮鍼灸良導絡院

宇都宮泰子

 

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37歳 卵管閉塞 初めての採卵・移植で妊娠・出産しました

投稿日:

大阪市からお越しのHさん(37歳)が妊娠・出産されました。

 

移植に向けての鍼灸

2022年10月にお越しになったHさんは体外受精の段階で、これからの採卵・移植に向けて鍼灸をご希望されました。

不妊治療専門クリニックには4個の胚盤胞が凍結されていて、卵管閉塞(FT手術済)、受精するが胚盤胞まで育ちにくいなどがありました。

(ご主人は46歳)

 

翌月に移植を予定されていましたので移植に向けて、鍼灸レーザーでできることをさせていただきました。

・お身体の不調をとること

・子宮への血流を促進させ、内膜に厚みをもたせること

・着床に向けて免疫寛容のはたらきをうながすこと

・不安を感じている患者さんの緊張をほぐすこと

これらのことを重点におき鍼灸施術にあたらせていただきました。

移植は、不妊治療において最終段階です。

移植後の10~14日後に迎える判定日は、みなさんとても緊張されています。

過度な緊張が長時間持続すると自律神経に影響します。緊張をほぐしリラックスして、胚移植にのぞまれるようお手伝いさせていただきました。

そして、初めての移植(凍結融解胚盤胞移植)で見事陽性反応が確認され、妊娠後もマタニティ鍼灸を妊娠24週まで受けていただきました。

着床後も、妊娠を維持するために鍼灸施術は有効です。

妊娠初期は、血流がとても大事ですので、リラックスした状態で血流を促すことができる鍼灸施術は、妊娠維持にとても効果をあげてくれます。

(※染色体異常による流産は防げません。染色体正常胚を獲得するにはやはり採卵周期からさかのぼる数ヶ月前の時点から継続した鍼灸を受けること、心身共に極力負担(ストレス)を減らした生活を送り、お腹の中で卵を育むことが大切です。)

 

妊娠24週で一旦鍼灸を卒業されて、しばらくして無事出産のご報告をいただきました。

現在も忙しい子育ての合間にメンテナンスのため定期的にお越しです。

Hさん、本当におめでとうございます。

これからもお子様と一緒にますます幸せなご家庭を築いていかれてください。

お身体のメンテナンス、2人目の時など今後もサポートさせていただきますのでよろしくお願い申し上げます。

 

Hさん妊娠お喜びの声

▢お悩みの症状またはご来院当初の目的をお聞かせください

 妊活で鍼灸が良いと知ったので。その中でも不妊治療に詳しい鍼灸が近所にあったので。

▢鍼灸以外で妊娠(陽性反応)された方法に〇をつけてください

  体外受精  PPOS→胚盤胞移植

▢自身で「これは良かった!」「自分に合っていた!」と思われた妊活があればお教 (該当するところに〇をつけてください

 サプリメント 

▢鍼灸施術を受けていただいた感想をお聞かせください

 不妊治療に詳しい先生がたなので、妊活についてのちょっとした相談や話をすることか できて良かったです。

1回目の移樋周期から通院しだして、そのまま妊娠に至りました。

妊娠後、特につわりでしんどかったのですが、鍼灸に来ると後がすごく楽になるので、 つわり改善が特に良かったと感じています。

経過についても病院で相談しにくいことも、こちらの先生よりアドバイスを頂けるので、その点でも非常にありがたく思ってかります。

▢同じように悩まれている方ヘアドバイス(ご自身でやって良かったこと、若しくは続けることが出来たセルフ妊活など)、やメッセージがあればお願いいたします

 遅くに結婚したので、すぐにステップアップをして妊活に取り組みました。

できれば2人子供 が欲しいと考え、貯卵目的もあり、体外受精をしました。

妊娠するに当たり葉酸を 飲んで鍼灸に来て、大阪で1番良いと考えられる不妊治療クリニックに行って、さっさとステッ プスップ をするくらいしかしていませんが、 最短で結果が得られたと考えて おります。

生理が来る度に一喜一憂するのは精神的につらいので、結果が得られる可能性が 高まるとデータがあるものは、出来る限りやって、結果につながって良かったです。

 

※【免責事項】すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。

宇都宮鍼灸良導絡院

 

↓  下記の記事もご覧ください  

37歳 不育症 流産を乗り越えて4回目の移植で出産しました(2023.11.29)

 

40歳 不育症 鍼灸レーザーで自然妊娠 (2023.8.8)

 

30歳 高プロラクチン血症 体外受精で妊娠のご報告(2023.2.18)

 

妊活・不妊鍼灸のことなら大阪都島の宇都宮鍼灸良導絡院へ。土日祝も営業。平日21時まで営業。

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35歳 多嚢胞性卵巣症候群 初めての凍結融解胚盤胞移植で妊娠

投稿日:

大阪府大阪市からお越しの Fさん(35歳)が妊娠されました。

多嚢胞性卵巣症候群でお悩みのFさん

Fさんが当院にお越しになったのは、2022年1月。妊娠を希望されてから1年が経過しており、すでに不妊治療専門クリニックで人工授精の段階に進んでいました。

初診時の主な状況

Fさんの妊活を難しくしていた要因は複数ありました。

  • 排卵障害: 卵胞が育ちにくい
  • 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS): 不妊原因の大きな一つ
  • 卵管障害: 左右の卵管をFT手術(卵管鏡下卵管形成術)済み
  • 子宮内膜: 薄い傾向(初診時8mm)
  • ご主人の不妊因子: 精子の運動率が基準値以下の時あり

Fさんは特に「卵子の質を上げたい」という希望を持ち、鍼灸治療を開始されました。

初めての体外受精でご懐妊

鍼灸開始後の変化

鍼灸治療を始めてから、Fさんの身体には早速良い変化が見られました。もともと薄い傾向にあった子宮内膜が14mmに厚くなったとご報告いただき、子宮環境の改善に手応えを感じました。

体外受精へのステップアップと転院

その後、タイミング法や人工授精を1〜2回試されましたが、妊娠には至らず、体外受精へステップアップすることを決断。同時に、クリニックも転院されました。

転院先のクリニックでの採卵では、9個成長した卵胞から4個の卵子を採取でき、質の良い胚盤胞(4AB)を1個凍結することができました。

初めての移植、そして陽性反応へ

凍結融解胚移植に進まれ、見事に陽性反応が確認されました。鍼灸治療開始から妊娠に至るまで、比較的早い8周期でのご懐妊でした。

妊娠されてからも、Fさんはマタニティ鍼灸を継続され、つわりや逆子の治療も行いました。そして先日、無事にご出産されたという嬉しいご報告をいただきました。

Fさん、この度は本当におめでとうございます。これからはお子様とご一緒に、ますます幸せなご家庭を築かれていかれることを心より願っております。ご家族皆さまのご健康を願っております。また二人目の時など、何かお困りのことがございましたら、いつでもサポートさせていただきます。

不妊鍼灸がPCOSや体外受精に果たす役割

Fさんのように、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)や卵管障害など複合的な要因を抱えながらも妊娠に至るケースは、鍼灸が体外受精の成功率を高める一助となる可能性を示唆しています。

1. 卵巣・子宮への血流促進

鍼灸、特に鍼灸レーザーは、自律神経を介して卵巣や子宮への血流を促進すると考えられています。血流が改善されることで、以下のような効果が期待できます。

  • 卵胞の成長促進: 卵巣への血流が増えることで、卵胞が十分に栄養を受け取り、成長・発育が促されます。
  • 卵子の質の向上: 血流改善は、卵子の成熟環境を整え、質の良い卵子が育つ可能性を高めます。
  • 子宮内膜の厚み改善: 子宮への血流が促進されることで、内膜が適切な厚みを持ち、受精卵が着床しやすい環境が整います。Fさんの内膜が8mmから14mmに改善したのも、この効果が考えられます。

特に35歳を過ぎると、男女ともに精子・卵子の状態が顕著に低下する確率が高まるため、子宮・卵巣(男性の場合は精巣)への血流低下は、採卵で成熟卵が採れない、受精障害、胚盤胞まで成長しない、卵子の質の低下といった問題の一因となります。鍼灸は、これらの課題に対し、血流促進というアプローチで改善をサポートします。

2. ホルモンバランスと自律神経の調整

不妊の原因は、女性側だけでなく、男女ともに同等率で存在します。PCOSのように排卵障害がある場合や、ホルモンバランスの乱れが見られる場合、鍼灸は自律神経のバランスを整えることで、ホルモン分泌の調整をサポートします。これは、受精卵が着床しやすい体内環境を整える上で非常に重要です。

3. 免疫機能への働きかけ

移植周期においては、子宮内膜を適切な状態に整えるだけでなく、受精卵が子宮に着床できるよう、自律神経を介して免疫機能に働きかける施術も行います。これにより、着床の成功率を高めることが期待されます。

4. 継続的なケアの重要性

卵巣・子宮への血流が促進された状態を常に維持させることは、妊娠において非常に重要です。そのため、当院では患者さまに、週に1回(場合によっては4〜5日に1回)の継続した鍼灸治療をお勧めしています。

まとめ

Fさんのケースは、多嚢胞性卵巣症候群やその他の複合的な不妊要因を抱えていても、適切な医療と鍼灸による体質改善を組み合わせることで、妊娠の可能性が大きく開かれることを示しています。

不妊治療は、決して一人で抱え込むものではありません。当院では、体外受精・胚移植の段階にある方々に対し、鍼灸を通して卵子や子宮の状態を整え、ご自身の持つ妊娠力を最大限に引き出すサポートを行っています。

もしあなたが、PCOSや繰り返す胚移植の陰性でお悩みなら、ぜひ一度当院にご相談ください。あなたの「妊娠したい」という願いを、心身両面から全力でサポートさせていただきます。

Fさん妊娠お喜びの声

▢ お悩みの症状またはご来院当初の目的をお聞かせください

不妊治療のため、体質改善

▢ 鍼灸以外で妊娠(陽性反応)された方法に〇をつけてください

体外受精、凍結胚移植

▢ ご自身で「これは良かった!」「自分に合っていた!」と思われた妊活があればお教えください

ヨガ・ ストレッチ・ 温活 ・筋トレ

▢ 鍼灸施術を受けていただいた感想をお聞かせください

妊活のため専門クリニックへ通っていましたが、ホルモン投与をしても、自力で排卵が難しく、また、子宮内膜も厚くならずでした。鍼灸を受けるようになってから内膜が厚くなるようになったり、生理の血の状態が良く変化していきました。慢性的な首肩こりにも悩まされていましたが施術後はとても身体が楽になり徐々に状態が良くなってきたのを体感しました。不妊治康の周期に合わせた施術を行ってくださり、身体の不調もしっかりヒアリングしてくださる事で とても心強かったです。

▢ 同じように悩まれている方へアドバイスに自身でやって良かったこと、若しくは続けることが出来たセルフ妊活など)やメッセージがあればお願いいたします。

なかなか、友人などには話しにくい内容だったり、1人で抱え込でしまうデリケートな不妊治療ですが、優しい先生方との会話でも頑張ろうと思えました。採卵・移植前後にもお世話になり心身共に良いコンディションに整えられて良かったと思います。今回の体外受精が無事に良い結果につながったのは、 治療・鍼灸あっての妊娠ですが、まずは自分の身体と心が喜ぶ方法も様々試したり、気分転換しながらも大切だと思います。 先生本当にありがとうございました。

35歳患者様のご懐妊お喜びの声 ※【免責事項】すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。

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45歳 低AMH 初めての初期胚2個移植で妊娠26週になりました

投稿日:

大阪市からお越しのYさん(45歳)が妊娠されました。

45歳での1人目妊活

Yさんが初めて当院にお越しになったのは2022年7月。1人目の妊娠を望まれて半年、すでに体外受精へと進んでいらっしゃいました。不妊専門クリニックでは低AMHと診断され、採卵しても空胞が多いというお悩みも抱えていました。当時、初期胚1個を凍結保存されていましたが、今後の採卵と移植に向けて当院での鍼灸をご希望されました。

鍼灸を始めて2周期目の採卵では惜しくも排卵してしまいましたが、その次の採卵で1個の卵子を採取。残念ながら受精には至りませんでした。

しかし、諦めずに鍼灸を続けて3回目の採卵。3個見えていた卵子から1個を採取でき、これまでで一番グレードの良い初期胚として凍結することができました。

さらに4回目の採卵では、3個見えていた卵子から2個を採取し、初期胚2個を凍結。合計4個の初期胚を凍結保存することができ、いよいよ初めての移植へと進まれました。

そして、凍結融解した初期胚2個を移植した結果、陽性反応が確認されたました。 判定時のHCG値は679。Yさんは現在、妊娠26週目を迎えられ、安定期に入っています。無事に出産されるまで、引き続きマタニティ鍼灸でサポートさせていただきます。

Yさん、本当におめでとうございます!

鍼灸・レーザーが卵子の質を改善するメカニズム

「卵子が育ちにくい」「ホルモンが出ているのに卵胞が成長しない」といったお悩みは、30代以降の方によく聞かれます。20代で低AMHの方にも当てはまるケースです。

これは、FSHが分泌されていても卵胞が育たない、つまりホルモンの指示が卵巣にきちんと届いていない状態です。なぜこのようなことが起こるのでしょうか? 考えられる原因の一つに、子宮卵巣への血流の悪さがあります。

鍼灸は、このようなお悩みに効果が期待できます。鍼灸による局所の血流改善は、ホルモンや栄養の供給をスムーズにし、さらにホルモンとそれを受け取る受容体が結合する頻度を高める効果があると考えられています。

実際に、何ヶ月も採卵ができなかった方の卵胞が発育し始めたり、排卵障害だった方が排卵し始めたりするケースが見られます。

鍼灸やレーザーによる効果が現れるまでには、およそ3〜6ヶ月を要します。これは、卵子の成長期間と一致しています。

当院では、現在も妊娠・出産に向けて鍼灸を受けられている多くの患者様の希望にお応えできるよう、今後も自己研鑽を続けてまいります。

Yさん妊娠お喜びの声

▢ お悩みの症状またはご来院当初の目的をお聞かせください

そもそも不妊治療のスタートが遅く、44歳からの開始だったので、後悔しないようできることは何でもやってみようと思い、鍼灸を受けることにしました。

▢ 鍼灸以外で妊娠(陽性反応)された方法に〇をつけてください

体外受精・顕微授精(タイムラプスあり)・初期胚2個移植・ホルモン補充周期

▢ ご自身で「これは良かった!」「自分に合っていた!」と思われた妊活があればお教えください

レーザー・サプリメント・漢方

▢ 鍼灸施術を受けていただいた感想をお聞かせください

鍼灸は初めてのため、最初は緊張していましたが、施術後は体がポカポカして、ふわっと軽くなるのを感じました。仕事が忙しく、基本的には土日になるべく週一で施術を受けるようにしていますが、先生たちとの何気ない会話も楽しくリラックスできました。また、体調に合わせて肩こりがひどい時には重点的に鍼を打っていただいたりなど、その時々に応じて施術してもらえるので、とてもありがたいです。

▢ 同じように悩まれている方へアドバイスに自身でやって良かったこと、若しくは続けることが出来たセルフ妊活など)やメッセージがあればお願いいたします。

高齢のため、AMHも低く、採卵がなかなかうまくいかず、取れても1個、授精しなかったりで不妊治療をいつまで続けるかなと思った時期もありましたが、もう少し頑張ってみようと続けて一年、あきらめずに続けてきて良かったなと思います。あまり思い詰めずに息抜きしながら妊活していたのも良かったかなと思います。

45歳患者様のご懐妊お喜びの声 ※【免責事項】すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。

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妊娠しやすい身体づくりを始めませんか?

宇都宮鍼灸良導絡院は、大阪市都島区にある妊活専門の鍼灸院です。体質改善から不妊治療のサポートまで、患者様一人ひとりに合わせた施術をご提供しています。妊活や体調のお悩みなど、どうぞお気軽にご相談ください🍀

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37歳 不育症 ヘパリン注射を続け、4回目の移植で妊娠

投稿日:

大阪市都島区からお越しのTさん(37歳)が妊娠されました。

黄体機能不全のあるTさん

Tさんが当院にお越しになったのは2021年2月、妊活を始めてから1年が経過し、タイミング法の段階でした。

初診時の主な状況

  • 年齢:37歳
  • 不妊期間:1年
  • 婦人科診断:黄体機能不全・卵管狭窄(FT手術済み)
  • 治療経過:当院での鍼灸施術開始後も、タイミング法を9回実施。その後、人工授精にステップアップするため不妊治療専門クリニックへ転院し、人工授精を4回実施。さらに体外受精にステップアップ。

流産を乗り越えた、4回目の移植で妊娠

Tさんは、妊娠〜出産に至るまで、26周期にわたり当院の鍼灸施術を継続されました。

繰り返される採卵と流産

体外受精にステップアップ後、1回目と2回目の採卵では、受精卵の成長が途中で止まってしまい、残念ながら凍結できる胚を得ることができませんでした。

しかし、3回目の採卵でようやく3個の胚盤胞を凍結することができました。凍結胚を用いた移植に希望を抱きましたが、1回目の移植は陰性に終わりました。

さらに、2回目と3回目の移植では、いずれもhCG値が0.05という低い反応を示し、化学流産という辛い結果となりました。

特に3回目の移植前には、不育症検査で抗体反応(血栓ができやすい体質)があることが判明し、ヘパリン注射が治療に追加されました。流産を繰り返すことは、肉体的にも精神的にも非常に辛い経験だったことでしょう。

4回目の採卵と「着床の窓のズレ」の判明

4回目の採卵では卵が4個採取でき、そのうち胚盤胞2個(良好胚)が凍結できました。また、移植前にトリオ検査(ERA/ALICE/EMMA検査など)を実施したところ、「着床の窓のズレ」が判明しました。これにより、移植日を最適なタイミングに調整することが可能になりました。

「着床の窓」とは、受精卵が子宮内膜に着床できる最適な期間のことで、この期間には個人差があり、ズレていると良好な胚を移植しても着床しないことがあります。トリオ検査でこのズレを特定し、移植日を調整することは、着床率向上に非常に重要です。

4回目の移植で妊娠・出産へ

着床の窓のズレが調整され、4回目の移植でついに陽性反応が確認されました。判定日のhCG値は700以上と非常に高く、順調な妊娠が期待される数値でした。

妊娠後も、出産直前まで当院でマタニティ鍼灸を継続されました。つわりや腰痛などのマイナートラブルを治療し、安全で快適なマタニティ生活をサポートさせていただきました。

これまで、クリニックでの治療(体外受精、ヘパリン注射、トリオ検査に基づく移植日調整など)を継続され、当院では鍼灸とレーザー治療で卵巣と子宮の血流促進をサポート。Tさんご自身も自宅灸などのセルフケアを続けられていました。

Tさん、この度は本当におめでとうございます。そして、無事のご出産、心よりお祝い申し上げます。

Tさんのケースから学ぶ、妊活成功へのヒント

Tさんの出産は、長期間の妊活、複数回の流産、そして着床の壁に直面している多くの妊活中の方々に、大きな希望と具体的なヒントを与えてくれます。

  • 繰り返す流産には不育症検査を
    Tさんのように、複数回(特に3回以上)流産を繰り返す場合は、不育症検査を受けることを強くお勧めします。Tさんのケースでは、血液凝固系の抗体反応が見つかり、ヘパリン注射が有効な治療となりました。不育症の原因は様々ですが、適切な検査と治療によって流産を回避できる可能性が高まります。
  • 着床の窓のズレも隠れた原因
    良好胚を移植しても着床しない場合、「着床の窓のズレ」が原因である可能性も考慮すべきです。Tさんのようにトリオ検査でこのズレを特定し、移植日を調整することで、着床率が向上することが期待できます。
  • 現代医療と鍼灸の相乗効果
    Tさんは、体外受精、ヘパリン注射、トリオ検査など、高度な現代医療を受けながら、同時に鍼灸治療を併用されました。鍼灸は、卵巣や子宮への血流促進、ホルモンバランスの調整、ストレス軽減など、身体の土台を整えることで、現代医療の効果を最大限に引き出すサポートをします。特に、なかなか出口が見えない状況で心身のケアを行うことは、妊活継続の大きな力となります。
  • 諦めない心とセルフケアの継続
    26周期にわたる妊活、繰り返される陰性や流産は、精神的にも肉体的にも非常に過酷です。それでもTさんが諦めずに治療を続け、自宅灸などのセルフケアも取り入れたことが、最終的な妊娠・出産に繋がりました。

もしあなたが、「3回流産」の経験があったり、「ヘパリン注射」などの不育症治療を受けながら妊活を続けていたり、なかなか着床しない状況で悩んでいらっしゃるなら、Tさんの体験談を参考に、諦めずに最適な治療とサポートを探してみてください。私たちは、あなたの「妊娠したい」という願いを、全力でサポートいたします。

Tさん妊娠お喜びの声

▢ お悩みの症状またはご来院当初の目的をお聞かせください

なかなか妊娠できなかったことと、腰痛、肩こりがひどかったため

▢ 鍼灸以外で妊娠(陽性反応)された方法に〇をつけてください

顕微授情の2段階移植にて陽性

▢ ご自身で「これは良かった!」「自分に合っていた!」と思われた妊活があればお教えください

自宅灸・半身浴 ・よもぎ蒸し・食養生(ダイエット)・サプリメント・漢方薬

▢ 鍼灸施術を受けていただいた感想をお聞かせください

始めて鍼をして最初はいたかったらどうしようと思ったけど、たまに痛いときはあるけど、思ったよりいたくなくて安心しました。あとアドバイスなどもいただけてよかったです。腰もだいぶ楽になりました。

▢ 同じように悩まれている方へアドバイスに自身でやって良かったこと、若しくは続けることが出来たセルフ妊活など)やメッセージがあればお願いいたします。

温活と食生活のみなおし(無理しない程度での)

37歳患者様のご懐妊お喜びの声 ※【免責事項】すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。

📚参考文献

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41歳(低AMH)3回の流産を乗り越えて胚盤胞移植で妊娠27週に

投稿日:

東大阪市からお越しのHさん(41歳)が妊娠されました。

2年間の妊活経験のあるHさん

2021年7月に当院に来られたHさんは、2年間におよぶ妊活を経て、不妊治療専門クリニックで体外受精に進んでいました。すでに凍結卵が2個ありましたが、流産のご経験もあったため、移植に向けて鍼灸で身体を整えたいと希望されていました。

鍼灸開始から初めての陽性、そして流産

鍼灸を始めてから3ヶ月後、凍結卵の移植で初めて陽性反応が出ました。3回目の移植での陽性反応にHさんもとても喜ばれていましたが、残念ながらその後流産という結果に。Hさんは再度採卵を行うことになりました。

次の採卵と移植に向け、当院では子宮や卵巣への血流を促す鍼灸とレーザー治療を行いました。

鍼灸がもたらす変化

体外受精や移植において、鍼灸治療の前後で卵子の数や胚の凍結結果、そして移植の結果に変化が見られることがあります。これは、鍼灸やレーザー治療が自律神経に働きかけることで、卵巣や精巣により多くの血液が送られ、卵胞の成長が促されるためだと考えられています。

逆に言えば、卵巣への血流が不足すると卵胞の成長が妨げられる可能性があります。特に35歳を過ぎると、男女ともに精子や卵子の状態が低下する傾向にあり、それが原因で採卵しても成熟卵が採れなかったり、受精障害や胚盤胞まで成長しなかったり、流産のリスクが高まったりすることがあります。不妊の原因は男女どちらにも同等の割合で存在し、血流の低下が一因と考えられています。

鍼灸とレーザー治療は、血流を促進し、卵子や精子の状態を改善する効果が期待できます。また、移植周期には、子宮内膜が十分な厚みを持つよう子宮への血流を促す施術や、受精卵が着床しやすくなるよう自律神経を介して免疫に働きかける施術を行います。

妊活において、子宮や卵巣への血流が良好な状態を保つことは非常に重要です。そのため、当院では患者さまに週に1回(場合によっては4〜5日に1回)の継続的な鍼灸治療をおすすめしています。

新たな採卵、そして二度目の陽性

流産から1周期後の採卵では、3個の卵子が採取でき、そのうち2個が受精して胚盤胞まで成長し、凍結することができました。Hさんからは、「タマゴが凍結できた。鍼を受けておいてよかった。」という嬉しい感想をいただきました。

その後、採卵前に残っていた初期胚2個を移植しましたが、結果は陰性でした。

しかし、鍼灸治療後に採れた胚盤胞を移植したところ、再び陽性反応を確認することができました。過去に流産を経験されているため、安心できるまではマタニティ鍼灸を受けていただき、妊娠7週目、そして安定期を経て27週までサポートを続けました。

これまで3回の妊娠と流産を経験されてきたHさんが、粘り強く妊活を続けてここまでたどり着けたことを、心から嬉しく思います。

当院では、タイミング法や体外受精、移植など、現在妊活を続けている方々が妊娠しやすい身体づくりができるよう、鍼灸治療を通してサポートしています。

Hさん、本当におめでとうございます!これからはお子さんと一緒に、ますます幸せな家庭を築いていってください。ご家族皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます。もし二人目をご希望される際にお困りのことがございましたら、いつでもサポートさせていただきますので、お気軽にご相談ください。

Hさん妊娠お喜びの声

▢ お悩みの症状またはご来院当初の目的をお聞かせください

不妊治療

▢ 鍼灸以外で妊娠(陽性反応)された方法に〇をつけてください

体外受精

▢ ご自身で「これは良かった!」「自分に合っていた!」と思われた妊活があればお教えください

レーザー・半身浴・食養生(ダイエット)

▢ 鍼灸施術を受けていただいた感想をお聞かせください

1度何日か通わせて頂いて少し不妊治療の結果がでず、 心が折れて来ない期間が空いてしまったのですが、また再開させて 頂き、身体も体調も良くなっていく様子がわかり、無事妊娠する事が できて、本当に通わせてもらって良かったと思ってます。みなさん、お話も色々聞いて下さって気持ちも楽になりました。

▢ 同じように悩まれている方へアドバイス(ご自身でやって良かったこと、若しくは続けることが出来たセルフ妊活など)やメッセージがあればお願いいたします。

私は高齢で子供ができるのか不安を抱えて頑張ってましたが、 自分がまさかの妊娠できた事で、鍼灸に来させてもらって諦めず 本当に良かったと思いました。

41歳患者様のご懐妊お喜びの声

※【免責事項】すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。

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宇都宮鍼灸良導絡院は、大阪市都島区にある妊活専門の鍼灸院です。体質改善から不妊治療のサポートまで、患者様一人ひとりに合わせた施術をご提供しています。妊活や体調のお悩みなど、どうぞお気軽にご相談ください🍀

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双角子宮でしたが鍼灸で自然妊娠 34歳

投稿日:

阪府からお越しのSさん(35歳)が妊娠されました。

 

2022年10月に当院にお越しになったSさんは、妊娠を希望されて半年が経過していました。

妊活は自己流でタイミングをとっておられ、不妊治療専門病院へは受診したことがなかったので、一般検査を受けることをおすすめしました。

 

クリニックでの検査について

「もしかしたら不妊症かもしれない。」と思ったら、自身でネットから調べることも出来ますが、まずは不妊治療専門病院で自分の身体を知ることが大切です。

しかし、不妊専門クリニックに受診することに対して初めは少なからず抵抗があるかもしれません。どこに行けばいいのか分からないと思います。

不妊専門クリニックで行う基本的な検査で分かることは妊娠に向けてのスタートラインが分かると言われています。

女性はエコーで卵胞が成長しているか、内膜が薄くないかなどが分かります。(ただし、排卵した卵子がきちんと卵管に取り込まれたか、卵子の質は分かりません。)

子宮卵管造影検査では卵管が通っているか、詰まっていないかが分かります。血液検査は、ホルモン値、その他卵子の成長に必要な栄養素が不足していないかなどが分かります。

男性は精液検査で運動している精子がちゃんと一定数あるかどうかが分かります。(ですが、その精子に受精能力があるかは分かりません。)

調べた結果によりタイミング法、人工授精、体外受精のどれが適しているのか?が分かりますし、自分でも気が付かない原因が見つかることもあります。

この他には検査で原因が特に見当たらなかったということも多くみられます。このような場合でも鍼灸で身体が整い妊娠に至ったという方も実際にいらっしゃいます。病名がつかないような原因でも鍼灸で養生することで妊娠できるきっかけがあるのではないかと思います。

特に20代の方、妊活を始めたばかりの方、自然妊娠を希望されている方はクリニックの受診に抵抗感がある場合が多いように思います。

ある方は、クリニックの検査で卵管が狭くなっていることが分かり、FT手術を受け次の周期のタイミングで妊娠された時、「もっと早く行っておけばよかった」と仰っていたケースもあります。

当院では鍼灸施術中にクリニックの情報やセルフケアの方法などお話しながら情報交換をしていますので分からないことお悩みに対してその都度お応えしています。

 

当院の妊活鍼灸

当院の鍼灸施術は、妊娠に向けて子宮・卵巣への血流を促進させる鍼灸(レーザー)施術を行います。体外受精の場合、鍼灸施術を介入する前後で卵子の回収数や胚の凍結結果に変化が見られることがあります。

これは、鍼灸(レーザー)を受けると自律神経を介して卵巣(精巣)へ血液がより多く送り込まれることにより卵胞の成長が促されるためにおこることだと考えられます。裏を返せば、卵巣への血流が充分でない(低下している)ことにより卵胞の成長・発育が充分にされていないということが考えられます。特に35歳を過ぎると男性も女性も精子・卵子の状態が顕著に低下する確率が高く、血流の低下が原因の一つに考えらえます。

鍼灸レーザーを受けることで血流が促進されることで卵子(精子)の状態が以前よりも良くなる効果が期待されます。

 

また、卵巣への血流が促進された状態は常に維持させておくことが大切なので患者さまへは週に1回(場合によっては4~5日に1回)の継続して鍼灸を受けるように説明させていただいてます。このように鍼灸を受けていただいたSさんは、鍼灸を始めてから6周期目、自然妊娠していることがわかりました。

クリニックの先生からは、「子宮双角だったけど妊娠できて良かったですね。」ともコメントがありました。

その後は、マタニティ鍼灸を受けられて、現在妊娠32週で逆子の治療を受けられています。

Sさん、この度は本当におめでとうございます。

これからも出産までしっかりサポートさせていただきますのでよろしくお願い申し上げます。

逆子が治って、無事生まれてくることを願っております。

 

Sさん妊娠お喜びの声

▢お悩みの症状またはご来院当初の目的をお聞かせください

 妊活にあたって鍼灸がよいと伺い、しんきゅうコンパスをみて評価の高い貴社を選びました。

 

▢鍼灸以外で妊娠(陽性反応)された方法に〇をつけてください。

 自然妊娠

 

▢ご自身で「これは良かった!」「自分に合っていた!」と思われた妊活があればお教えください。

 レーザー・よもぎ蒸し ・サプリメント

▢鍼灸施術を受けていただいた感想をお聞かせください。

 月経期・卵胞期・排卵期・黄体期と施術いただきましたが、 その日の体調や周期によって鍼の場所を変えておられ、毎回納得のいく 施術をしてくださいました。生理痛も緩和されました。

仕事もあるので土・日ともに予約のできる点も大変助かりました。

浦田先生はじめ、皆さま優しく安心して施術を受けることができました。

 

▢同じように悩まれている方へアドパイス(ご自身でやって良かったこと、若しくは続けることが出来たセルフ妊活など)、 やメッセージがあればお願いいたします。

 通い始めて約半年で授かることができましたが、初めは生理がくる度に 不安な気持ちが芽生えていました。

ただ”妊活に励んでおられるのは私ムだけじゃない! “必ず赤ちゃんを授かることができる!”と強い気持ちをもって日々を過ごしました.。

よもぎ蒸しやサプリメントなど時間やお金はあまり惜しまず、あやかれることは 全て試しました。

その中でも鍼灸は自分にあっており本当に感謝しております。

 

【免責事項】すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。

宇都宮鍼灸良導絡院

↓  下記の記事もご覧ください  

35歳 原因不明の不妊 体外受精で妊娠(2023.4.1) 

 

39歳 鍼灸で妊娠しやすい身体づくり 凍結融解胚移植で妊娠 (2020.12.26) 

 

2年半正常胚が採れなかった45歳の方が鍼灸レーザーで妊娠 (2021/02/20)

 

妊活・不妊鍼灸のことなら大阪都島の宇都宮鍼灸良導絡院へ。土日祝も営業。平日21時まで営業。

 

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34歳 鍼灸を受けてからの採卵で凍結ができて陽性反応 

投稿日:

大阪市からお越しTさん(34歳)が妊娠されました。

 

採卵・移植に向けて鍼灸を

不妊治療専門病院で採卵の段階だったTさんは、2023年2月に当院にお越しになりました。

当院にお越しになるまでに採卵~体外受精を1度されていましたが、結果は7個採れた卵子から胚の凍結数はゼロだったとのことでした。

(ご主人は、採精した時に、精子無力症ということがわかりTESEを受けられ回収した精子8本を凍結していました。)

採卵と移植に向けて鍼灸をご希望されました。

 

当院では、採卵に向けて卵巣への血流を促進させる鍼灸(レーザー)施術をさせていただきます。鍼灸施術を介入する前後で卵子の回収数や胚の凍結結果に変化が見られることがあります。

これは、鍼灸(レーザー)を受けると自律神経を介して卵巣へ血液がより多く送り込まれることにより卵胞の成長が促されるためにおこることだと考えられます。裏を返せば、卵巣への血流が充分でない(低下している)ことにより卵胞の成長・発育が充分にされていないということが考えられます。

また、卵巣への血流が促進された状態は常に維持させておくことが大切なので患者さまへは週に1回(場合によっては4~5日に1回)の継続して鍼灸を受けるように説明させていただいてます。このように鍼灸を受けていただいたTさんは鍼灸施術介入後の採卵で回収できた4個の卵を顕微授精にかけて、4個凍結ができたとのことでした。

その後、胚盤望移植を行いめでたく陽性反応が確認できました。

陽性判定が確認されたときは、hCGの数値が低値であったり、胎嚢が小さいなど不安なことがありましたが、マタニティ鍼灸で妊娠維持やつわりや腰痛などを治療し無事安定期を迎えられました。

 

Tさん、この度は本当におめでとうございます。

無事出産されることをなによりも願っております。母子ともにご自愛ください。

また何かお困りのことがありましたらいつでもサポートさせていただきますのでよろしくお願い申し上げます。

 

Tさん妊娠お喜びの声

▢お悩みの症状またはご来院当初の目的をお聞かせください
 不妊
▢鍼灸以外で妊娠(陽性反応)された方法に〇をつけてください。
 体外受精  (顕微授精)
▢ご自身で「これは良かった!」「自分に合っていた!」と思われた妊活があればお教えください。
 レーザー サプリメント
▢鍼灸施術を受けていただいた感想をお聞かせください
 腰痛や肩こりの改善又、便通も改善しました。
スタッフのみなさん とても優しく 丁寧に対応して下さり 体調も改善され サイコーです。
▢同じように悩まれている方へアドバイス(ご自身でやって良かったこと、若しくは続けることが出来たセルフ妊活など) やメッセージがあればお願いいたします。
 妊活はゴールがみえなく不安になりますが、 焦らず頑張って、時には弱音を吐くように、ストレをためこまないように 自分を大切にして欲いです。 

 

※【免責事項】すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。

宇都宮鍼灸良導絡院

 

↓  下記の記事もご覧ください  

31歳 無精子症 胚盤胞移植で陽性反応 逆子が鍼灸で改善

35歳 人工授精からステップダウンで自然妊娠

42歳 低AMH 鍼灸で卵の質が良くなり妊娠

 

 

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ヨガ講座のご案内

投稿日:

ヨガ講座を開催しております♪

💰 料金:患者さま特別価格1500円です

火曜日
11時半~ 妊活ヨガ🔰
13時半~ マタニティヨガ🔰

金曜日
11時半~ 骨盤調整ヨガ
13時半~ ヨガBasic                                                   
                                                                     土曜日 
11時半~ フレキシブルクラス

日曜日
15時~ フレキシブルクラス

全クラス、ご夫婦でも参加可能です。お子様連れ希望の際はご相談ください。全クラスは参加者に応じて内容を調整します。クラス名にとらわれずご予約ください。

持物:動きやすい服装・タオル・お水

ご予約は、06‐6978‐4917までお電話、もしくはLINEにてご連絡ください📞

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流産経験から不妊鍼灸で妊娠 36歳

投稿日:

祝ご懐妊 お喜びの声

こんにちは!

長らくアップできていなかった「お喜びの声」をアップします。
今日は、当院に通われていたYさんの妊活のお話をシェアさせていただきます。

Yさんの背景

  • 妊娠を望み始めてから3年経過後に当院に来院
  • 鍼灸は初めての経験
  • 人工授精を試み、化学流産を経験
  • AMH値が40歳相当で、体外授精に向けて身体を整える目的で鍼灸とレーザーをとりいれる

当院での鍼灸治療

Yさんは、腰痛、便秘、首肩コリ、冷えなどの体調不良を抱えて当院を訪れました。最初は鍼灸のみでの治療をスタート。しかし、採卵に向けて、鍼灸とレーザー治療を併用しました。

妊娠への道のり

当院に来られる前、化学流産を体験されていました。

当院での鍼灸治療と胚移植で、Yさんは妊娠しましたが、しかし、残念ながら9週目で流産。この困難な経験を乗り越え、再び身体を整え、4ゖ月間の鍼灸治療を経て、受精卵の質を向上させ、採卵とPGT-Aに挑みました。

卵子の質を向上させて再挑戦

PGTーAを受けるための転院後、初めての移植は残念ながら化学流産でしたが、Yさんはあきらめず、前向きに当院に通っていただいていました。2ヶ月の間、身体と心を整え、再度の移植に臨み、今度は着床に成功。その後も、胎児の健康と妊娠の維持のために、当院での鍼灸治療を続けてくださいました。

妊娠30週とYさんの努力

Yさんは妊娠30週まで当院に通い、その後、実家で出産の準備に入りました。妊活中も自宅灸やウォーキング、マラソンで体力をつけるなど、持続的な努力によるものも大きいと思います。

また、当院の鍼灸治療や施術中のコミュニケーションでサポートをさせていただきました。

出産のご報告をいただきました

先日、無事にご出産されたと、とても可愛いお写真と一緒にご報告をいただきました。

 

以下にYさんのお喜びの声を掲載します

祝ご懐妊ーお喜びの声

祝ご懐妊~お喜びの声をお聞かせください
お住まいの地域 : 大阪府 年齢: 36
□お悩みの症状またはご来院当初の目的をお聞かせください
 

低AMH、不妊治療がうまくいかず体質改善のため。

□鍼灸以外で妊娠 (陽性反応) された方法

体外受精

□具体的な方法を教えてください。 例: 顕微授精 ○○法 2段階移植等
顕微授精、SEET法

 

□ご自身で「これは良かった!」 「自分に合っていた!」と思われた妊活があればお教えください。

レーザー・温活・ウオーキング・ランニング

□鍼灸施術を受けていただいた感想をお聞かせください

冷え症、ひどい肩こり、腰痛でずっと悩んでいました。
鍼灸とレーザーで改善しました。冬場の温器は体が特に温まり気持ちよかったです。
妊活は孤独で友達にも相談できない中、泰子先生をはじめスタッフの方が親身
になって相談に乗っていただき気持ちが楽になりました。

□同じように悩まれている方へアドバイス(ご自身でやって良かったこと、若しくは続けることが出来たセルフ妊活など)、やメッセージがあればお願いいたします。

・温活(腹巻き、冷たい飲み物を飲まない、ウォーキング&ランニング)
・腰、肩のストレッチ (YouTube見ながら)
・漢方
ウォーキング&ランニングは気分転換にもなり続けることによって走る距離が長くなり楽しく続けることができました。
4年という長い長い不妊治療期間で2度の流産や辛いことも多くありましたが、諦めず
続けて何とかここまできました。ストレスをためずに健康第一で生活することが大切だと思います。

 

 

※【免責事項】すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。

 

宇都宮鍼灸良導絡院

↓  下記の記事もご覧ください  

36歳 2回の流産を乗り越えて妊娠・出産のご報告(2023.6.16)

 

40歳 不育症 鍼灸レーザーで自然妊娠 (2023.8.8)

 

2回の移植で陰性後、鍼灸とタイミングでご懐妊(2023.7.22)

 

 

妊活・不妊鍼灸のことなら大阪都島の宇都宮鍼灸良導絡院へ。土日祝も営業。平日21時まで営業。

 

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2023年10月 鍼灸メニューの値下げと期間特別キャンペーンのご案内

投稿日:

鍼灸メニュー価格改定と期間限定特別キャンペーンのお知らせ

平素より当院をご利用いただき、誠にありがとうございます。

皆さまに更にご満足いただけるサービスを提供するため、この度、整体・美顔鍼の価格を改定(値下げ)させていただくことになりました。それに伴い、期間限定で特別キャンペーンも同時に開催いたします。

■価格改定 整体・美顔鍼メニューがよりお求めやすい価格になります。詳細は、当院の料金表をご参照ください。

■期間限定特別キャンペーン 10月1日から、マタニティ・産後ケア・一般鍼灸を特別価格でご提供いたします。期間中に是非、当院の鍼灸治療をご体験ください。詳細はこちらから

当院は皆さまの健康と美を全力でサポートいたします。改定価格と特別キャンペーンをぜひご利用いただき、

皆さまの健康と美のお手伝いをさせてください。

詳細な価格とキャンペーン内容については、ホームページのお問合せまたは直接当院までお問い合わせください。

皆さまのお越しを心よりお待ちしております。

お問合せはこちら

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移植日に子宮内膜が薄くなる原因とは?

投稿日:

「移植日、内膜が薄くなったって言われたけど、大丈夫?」
「子宮内膜が5mmしかないって言われた…これじゃ妊娠できない?」
「内膜が薄い原因って何なの?」

胚移植を控えている患者さまから、このようなご相談をよく受けます。せっかくここまで頑張ってきたのに、移植直前に「内膜が薄い」と聞くと、不安でいっぱいになりますよね。

この記事では、「子宮内膜コンパクション」のメカニズム、妊娠への影響、そして最新の知見と鍼灸の役割について、詳しく解説します。

子宮内膜コンパクションとは?妊娠へのポジティブなサイン

「子宮内膜コンパクション」という言葉を初めて耳にする方もいるかもしれません。これは、特に体外受精と胚移植のプロセスにおいて非常に重要な現象です。

子宮内膜のコンパクションとは、黄体期のホルモンの影響を受け、子宮内膜の細胞が密集して凝縮する現象を指します。これにより、子宮内膜の厚さが一時的に減少することがありますが、これは細胞の数そのものが減るわけではありません。むしろ、子宮内膜がギュッと引き締まり、受精卵が着床しやすい「受け入れ準備」が整った状態を示すと考えられています。

コンパクションが妊娠に与える影響:着床率向上へ

子宮内膜のコンパクションは、妊娠率と密接に関連していることが多くの研究で示されています。

(1) 黄体ホルモン(プロゲステロン)が鍵

体外受精の際には、着床をサポートするために黄体ホルモン(プロゲステロン)の補充が行われます。このプロゲステロンが子宮内膜に作用することで、コンパクションが促進されます。子宮内膜が約15%〜20%程度密集することで、受精卵にとってより理想的な着床環境が整うと言われています。

プロゲステロンは、着床を促進するだけでなく、妊娠を維持し、流産を防ぐ役割も持っており、「妊娠維持ホルモン」とも呼ばれます。

(2) 研究結果が示すポジティブな相関

複数の研究や報告が、このコンパクション現象と妊娠率の間にポジティブな相関関係があることを示しています。特に、プロゲステロンの投与後に子宮内膜が10%程度薄くなった場合、継続妊娠率が52%に上昇するというデータも報告されています。

これは、移植前に子宮内膜が多少薄く見えても、それがコンパクションによるものであれば、むしろ妊娠の可能性が高まっていると考えて良いことを意味します。

なぜ「内膜が薄い」と心配されがち?

一般的に、子宮内膜は8mm以上が着床に適しているとされており、移植前に内膜が薄い(例えば子宮内膜が5mmなど)と診断されると、不安を感じるのは当然です。

💡「薄い」の背景にある可能性

「内膜が薄い」という状態には、いくつかの原因が考えられます。

  • コンパクションによる一時的な薄さ: プロゲステロン作用による生理的な変化であり、妊娠にはポジティブ。
  • エストロゲン不足: 子宮内膜の増殖にはエストロゲンが不可欠です。排卵誘発剤の種類や量、個人のホルモン反応によっては、内膜の厚みが十分に出ないことがあります。
  • 血流不良: 子宮への血流が悪いと、内膜が育ちにくくなります。冷え性やストレス、運動不足などが影響することがあります。
  • 子宮内膜の損傷: 過去の子宮内手術(掻爬手術など)や、子宮内膜炎などが原因で内膜が損傷し、薄くなることがあります。
  • プロゲステロン抵抗性: 黄体ホルモン(プロゲステロン)が適切に分泌されていても、子宮内膜の細胞がこのホルモンをうまく「キャッチ」できない(受容できない)場合、コンパクションが不十分になったり、黄体機能不全の原因となったりすることがあります。この状態はプロゲステロンに対する抵抗性として知られています。

ホルモンバランスの重要性と鍼灸によるアプローチ

子宮内膜のコンパクションが正常に進行し、着床しやすい状態が整うためには、エストロゲンとプロゲステロンのバランスが非常に重要です。これらのホルモンバランスが適切に保たれて初めて、受精卵は健康な状態で着床し、妊娠が継続できる環境がつくられます。

鍼灸が子宮内膜の質を向上させる可能性

移植前の鍼灸治療は、子宮内膜の質を高めるための有効なアプローチとして注目されています。

  • 子宮への血流促進: 鍼灸は、子宮周辺の血流を改善することで、子宮内膜に十分な栄養や酸素が行き渡るよう促します。これにより、内膜の厚みや細胞の状態を良好に保ち、コンパクションが適切に起こりやすい環境を整えることが期待できます。
  • ホルモンバランスの調整: 自律神経のバランスを整え、ストレスを軽減することで、ホルモン分泌の中枢に良い影響を与え、エストロゲンとプロゲステロンのバランスをサポートします。
  • 体質改善: 冷え性やストレスなど、子宮内膜の質に影響を与える要因に対し、身体全体のバランスを整える東洋医学的なアプローチは、根本的な体質改善に繋がります。

まとめ:内膜が薄いと診断されても、希望を捨てずに

「移植日、内膜が薄くなった」という状況は、一見すると不安を招くものですが、それが「子宮内膜コンパクション」によるものであれば、むしろ妊娠にとってポジティブなサインである可能性があります。

しかし、もしその薄さがコンパクション以外の原因によるものであれば、適切な診断と対策が必要です。子宮内膜の厚さや質に不安がある場合は、医師としっかり相談し、必要に応じて鍼灸治療などの代替療法も検討してみましょう。

私たちは、あなたの不安に寄り添い、内膜の質を高め、着床しやすい身体づくりをサポートいたします。お気軽にご相談ください。

子宮内膜の薄さに悩む女性の画像

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📚参考文献

宇都宮鍼灸良導絡院では、一人ひとりの体調やお悩みに合わせた丁寧な施術を行っております。鍼灸についての疑問や、お身体の不調についてのご相談もお気軽にどうぞ。ご予約はこちらから可能です。

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胚移植後の食事で着床率アップ!食べていいもの・避けるべき食べ物を徹底解説

投稿日:

「胚移植後、何を食べたらいいんだろう?」
「着床のために、特別な食事や、食べてはいけないものってあるの?」

胚移植後の数週間は、着床を待ち、新しい命の可能性を育む、妊活中でも特にデリケートで大切な時期です。この期間の食事や水分摂取は、妊娠の成功とその後の健康な妊娠生活をサポートするために非常に重要だと考えられています。

今回は、最新の知見と研究に基づき、胚移植後に積極的に摂りたい栄養素、食事のポイント、そして注意すべきことについて詳しく解説します。無理なく、そして美味しく、赤ちゃんを迎える準備を進めましょう。

着床をサポートするために積極的に摂りたい栄養素

着床には、子宮内膜が適切な状態であることが不可欠です。子宮内膜の環境を整え、妊娠しやすい体づくりをサポートする栄養素を意識して摂りましょう。

1. 着床のカギを握る「ビタミンD」

近年、ビタミンDは着床率や妊娠率を上げる作用があるとして、特に注目されています。子宮内膜の環境を整える上で重要な役割を果たすため、積極的に摂取することが推奨されます。

ビタミンDは、魚類(サケ、イワシ、サバなど)やきのこ類(干し椎茸、きくらげなど)に多く含まれています。食事からの摂取が難しい場合は、サプリメントの活用や適度な日光浴もおすすめです。

2. 妊娠に不可欠な「鉄分」と「葉酸」

  • 鉄分: 子宮内膜の代謝に深く関わり、着床しやすい状態をサポートします。妊娠中の胎児発育にも不可欠で、赤身の肉、豆類、ほうれん草、アサリなどに多く含まれます。
  • 葉酸: 胎児の神経管閉鎖障害のリスクを減らすために不可欠で、妊娠を望むすべての女性に必要とされる栄養素です。緑黄色野菜、柑橘類、アボカドなどに多く含まれますが、サプリメントでの摂取も強く推奨されています。

3. その他、妊娠継続を支える重要な栄養素

  • タンパク質: 赤ちゃんの体を作る基本的な材料であり、ホルモン生成にも関わります。鶏肉、魚、卵、大豆製品など、良質なものをバランス良く摂りましょう。
  • オメガ-3脂肪酸(DHA・EPA): 炎症を抑え、ホルモンバランスを整える効果が期待され、胎児の脳や神経の発達にも重要です。青魚(サバ、イワシ、サンマなど)や亜麻仁油から摂取できます。
  • カルシウム: 胎児の骨と歯の形成に必要です。乳製品、小魚、豆腐、小松菜、ブロッコリーなどから摂りましょう。

迷ったら「地中海型食生活」を参考に

食べるものに迷ったら、いくつかの研究で妊娠率を向上させる可能性が示唆されている地中海型の食生活を参考にすることをお勧めします。これは特定の食材に偏らず、多様な栄養素をバランス良く摂取できるのが特徴です。

地中海型の食事の主なポイントは以下の通りです。

  • 魚介類を豊富に摂る:良質なタンパク質とオメガ-3脂肪酸の供給源となります。
  • 野菜、果物、全粒穀物を多く摂る:食物繊維、ビタミン、ミネラルが豊富です。
  • オリーブオイルを主な油として使用する:良質な不飽和脂肪酸が豊富です。
  • 豆類、ナッツ類、種実類を適度に摂る:タンパク質、食物繊維、ビタミン、ミネラルが補給できます。
  • 赤身肉や乳製品は控えめに:摂りすぎに注意し、バランスを重視します。

胚移植後に「避けるべき・注意すべき」食事と飲み物

胚移植後、「絶対に食べてはいけないもの」はほとんどありませんが、着床環境に悪影響を与える可能性がある習慣や過剰摂取には注意が必要です。

1. アルコール・カフェインは控える

  • アルコール(お酒): 妊娠前のアルコール摂取は出産率を低下させ、妊娠中は胎児性アルコール症候群の原因になるため、絶対に避けましょう。
  • カフェイン: 過剰摂取は控えるべきです。普段からコーヒーや紅茶を飲む習慣のある方は、量を控え、カフェインレスの製品を選ぶなど工夫しましょう。

2. 体を冷やす食べ物・飲み物は控える

体が冷えると血流が悪くなり、子宮への栄養供給が妨げられる可能性があります。着床をサポートするため、体を温めることを意識しましょう。

  • 冷たいもの: 氷、アイスクリームなどの冷たいものや、キンキンに冷えた飲み物の摂りすぎには注意しましょう。
  • 温かい食事: 温かいスープ、味噌汁、煮物、おかゆなど、胃腸に負担をかけない温かい食事を心がけ、消化に使われるエネルギーを着床に使ってもらえるようにすることが大切です。

3. 過剰な糖分(白砂糖)と脂質の摂取に注意

  • 白砂糖: 身体の代謝やホルモンバランスの維持に必要な栄養素を大量に消費してしまうため、白砂糖を使った甘いものは控えめにすることが賢明です。
  • 脂っこいもの: 脂質の多いスナックや加工肉などは、血液の巡りが悪くなる原因(瘀血)となり、子宮への栄養供給を妨げる可能性があるため、シンプルで整った和食中心の食生活がおすすめです。

4. 水分の「過剰摂取」に注意

「1日○リットル」と頑張りすぎて水分を必要以上に摂りすぎると、血液が薄まり、子宮まで栄養が届きにくくなることがあります。

「飲みすぎず、飲まさなすぎず」を意識しましょう。水だけでなく、お味噌汁や漬物など、適度な塩分も一緒に摂ることで体液バランスを保ちやすくなります。

特定の疾患がある場合の注意点

既存の疾患がある場合は、自己判断で食事を調整せず、必ず医師や管理栄養士と相談しながら進めてください。

  • 甲状腺機能障害: 鉄分やヨウ素(海藻類に豊富)の摂取量に注意が必要です。過剰摂取は甲状腺機能に影響を与える可能性があります。
  • 糖尿病: 血糖値の管理が非常に重要です。バランスの取れた食事を心がけ、専門家の指導に従いましょう。
  • 高血圧: 塩分の摂取を控え、血圧の管理に注意しましょう。

まとめ:美味しく、無理なく、バランス良く!

胚移植後の食事は、着床と妊娠継続のための大切なステップです。

  • ビタミンD、鉄分、葉酸をはじめ、タンパク質など、バランスの取れた栄養素を意識して摂りましょう。
  • アルコール、カフェイン、そして冷たい食事や糖分の過剰摂取には注意し、体を冷やさない消化の良い食事を心がけましょう。

何よりも大切なのは、「赤ちゃんのために」と頑張りすぎて、食事がストレスになってしまわないことです。無理なく、ご自身のペースで食事を楽しみながら、心身の健康をしっかりと支えることが、赤ちゃんの健やかな成長をサポートする上で最も大切です。

胚移植後の食事、あなたに合った最適なバランスを見つけて、心穏やかに過ごしましょう。

体外受精・胚移植後に妊娠しやすい体をつくるための食事と栄養を紹介するイメージイラスト

📚参考文献

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【妊娠中・妊活中のカレーはOK?】妊娠力を高める食べ物とは

投稿日:

妊活中の皆さん。毎日の食事、何を意識して摂ればいいのか迷っていませんか?

妊活中は、食事から適切な栄養素を摂取することが非常に重要です。この記事では、日本の伝統的な食事「まごわやさしい」の知恵と最新の栄養学の知見を組み合わせ、妊娠しやすい身体を作るための食生活について詳しく解説します。

妊娠をサポートする重要な栄養素

妊活中の食事でまず意識したいのは、以下の5つの栄養素です。これらは、卵子や精子の質を高め、着床しやすい身体をつくるために欠かせません。

  • 葉酸: 妊娠初期の胎児の神経管閉鎖障害を予防するため、妊活中から摂取が推奨されています。ほうれん草、ブロッコリー、レンズ豆、アボカドなどに豊富に含まれます。
  • 鉄分: 貧血を予防し、母体と胎児の健康を保つために必要です。特に妊娠中は血液量が増えるため、非妊娠時よりも多くの鉄分が求められます。赤身の肉、レバー、ほうれん草、レンズ豆などに含まれます。
  • オメガ3脂肪酸: 脳や神経の発達に不可欠な栄養素で、炎症を抑える働きもあります。青魚(サバ、サンマ、イワシなど)、亜麻仁油、チアシードなどに多く含まれます。
  • ビタミンD: 骨や歯の発達、免疫機能のサポートに加えて、生殖機能の改善にも関与していることが近年の研究で明らかになっています。太陽の光を浴びること、魚、卵、きのこ類などから摂取できます。
  • タンパク質: 卵子や精子の材料となる重要な栄養素です。良質なタンパク質をバランス良く摂取することが大切です。

妊活中の食事の味方「まごわやさしい」

「まごわやさしい」は、日本の伝統的な食生活の知恵をまとめた語呂合わせです。この食生活は、栄養バランスが良く、血液をサラサラにして血流を改善する食材が中心となっているため、妊活中の女性に特におすすめです。

  • ま (豆類): 豆腐、大豆、納豆。良質な植物性タンパク質は、血液や細胞の材料となります。
  • ご (ゴマ): マグネシウム、カルシウム、鉄分、良質な脂質が豊富です。
  • わ (ワカメ): 海藻類。海のミネラルが豊富です。ただし、甲状腺ホルモンに問題がある場合は摂取量に注意が必要です。
  • や (野菜): 特に緑黄色野菜。ビタミン、ミネラル、食物繊維、抗酸化物質が豊富です。
  • さ (魚): 魚介類。低カロリーで良質なタンパク質を摂取できます。青魚に含まれるDHAやEPAは、オメガ3脂肪酸の代表格です。
  • し (しいたけ): きのこ類。食物繊維やビタミンDが豊富で、血管のお掃除にも役立ちます。
  • い (イモ類): 食物繊維が多く、便秘解消に効果的です。

この「まごわやさしい」の食生活は、バランスの取れた栄養を効率よく摂取でき、子宮や卵巣への血流改善も期待できます。

避けるべき食生活「おかあさんやすめ」

一方、「おかあさんやすめ」という語呂合わせで示される食品群は、妊活中に注意したいものです。これらの食品は糖質が多く、血糖値が急激に上がりやすいという特徴があります。

  • : お菓子
  • : カレーライス(ルーに含まれる脂質や糖質に注意)
  • : アンパン(菓子パン全般)
  • さん: サンドイッチ
  • : 焼きそば
  • : スパゲティ
  • : 麺類(うどん、ラーメンなど)

妊活を始める前は、これらの食事が多かったかもしれません。しかし、妊活中や妊娠期、授乳期など、女性の身体が特にデリケートな時期には、「おかあさんやすめ」型の食事は控え、血糖値の安定を心がけましょう。血糖値の乱れは、ホルモンバランスの乱れにもつながる可能性があります。

「カレー」は妊活中に食べてはいけない?

「カレーライス」は、手軽で美味しく、多くの人が大好きなメニューですが、妊活中は注意が必要です。

ルーを使ったカレーは注意が必要

市販のカレールーには、多くの小麦粉、油、砂糖などが含まれており、脂質や糖質が多くなりがちです。これにより、血糖値が急激に上がりやすくなるため、ホルモンバランスに影響を及ぼす可能性があります。

また、ご飯(白米)と合わせることで糖質の量が増え、血糖値の乱れにつながることがあります。

スパイスと具材を工夫したカレーはOK!

しかし、カレーそのものが悪いわけではありません。カレーのスパイスには、血行促進や代謝アップに役立つものが多く含まれています。おすすめの食べ方は以下の通りです。

  • 市販のルーではなく、スパイスを使って手作りする。
  • 具材に「まごわやさしい」の要素(豆、きのこ、野菜、魚介類)をたっぷり入れる。
  • 白米の量を控えめにし、玄米や雑穀米にする。
  • カレーの他に、サラダや野菜の副菜をプラスして、バランスを整える。

このように工夫すれば、カレーも妊活中の食事として楽しむことができます。

地中海料理も妊活におすすめ

「まごわやさしい」の考え方は、海外の健康的な食文化にも通じます。例えば、地中海料理は、野菜、果物、豆類、魚介類、オリーブオイルなどを中心とした食生活で、妊娠率を向上させるという研究結果も報告されています。

地中海料理は、抗酸化物質やオメガ3脂肪酸が豊富で、炎症を抑える効果も期待できます。妊活中の食事にマンネリを感じたら、地中海料理を取り入れてみるのも良い方法です。

妊活は食事以外の要素も大切

もちろん、妊活を成功させるためには食事だけでなく、総合的なアプローチが重要です。

  • ストレスの少ない生活: ストレスはホルモンバランスを乱す大きな要因です。
  • 十分な睡眠: 良質な睡眠は、ホルモン分泌を正常化させます。
  • 適度な運動: ウォーキングやヨガなど、適度な運動は血流を改善し、身体を温めます。

バランスの取れた食事と共に、心と身体の健康を整えることを心がけましょう。

「まごわやさしい」を取り入れた妊活中の理想的な食事内容を図解で説明するイメージイラスト

📚参考文献

「赤ちゃんが元気に育つ妊娠中からの「食事」と「温活」」小川原智子 料理研究家, イエローハーモニー代表, aromatopia 31(3): 94-97, 2022.

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精子は何歳から老化する?【男性の年齢と精子の劣化との関係性】

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妊活と聞くと「女性が中心に取り組むもの」というイメージを持たれる方が多いかもしれません。しかし現実には、不妊の原因の約半分は男性側にあります。その大きな要因のひとつが「精子の老化」です。

精子は毎日つくられるため「年齢の影響は受けないのでは?」と思われがちですが、これは誤解です。精子の量や動きといった“見える部分”だけでなく、DNAの傷や酸化ストレスといった“目に見えない部分”にも加齢の影響は現れます。特に30代後半からは妊娠率や流産率にまで関わってくることが、研究によって明らかになっています。

男性の加齢と精子の質の変化

30歳から始まる緩やかな変化

多くの研究で、精液量や精子数、運動率は30歳前後から少しずつ低下すると報告されています。まだ若いから大丈夫、と思っていても少しずつ機能は落ちていくのです。

35歳を境に顕著に現れる影響

35歳を超えると、その影響はさらに顕著になります。妊娠までの期間が長引いたり、流産率が上がったりする傾向が見られます。これは精子の外見的な数値だけでなく、遺伝子レベルでの劣化が関係していると考えられています。

世界的な精子減少のトレンド

世界的にも精子の数や濃度は年々減少傾向にあり、ある報告では過去40年間で精子濃度が半分以下になったともいわれています。日本でも例外ではなく、ライフスタイルや環境要因と合わせて「精子の質の低下」が社会的な問題となりつつあります。

「見えない質」への注目

精液検査で確認できるのは、精子数や運動率など基本的な指標です。しかし近年、妊娠に直結するのはむしろ“見えない質”だと分かってきました。

  • DNA損傷:精子の遺伝情報に傷があると、受精しても着床に至らない、あるいは流産につながるリスクが高まります。
  • 酸化ストレス:喫煙や過度なストレス、不規則な生活によって活性酸素が増え、精子を傷つける原因となります。
  • 細胞分裂を活性化させる力:卵子と受精した後に正常に分裂・発育させる力も、加齢によって弱まると報告されています。

つまり、見た目の数値が良好でも、精子の機能が落ちている可能性があるのです。

妊娠率や流産率との関係

女性の年齢と同じように、男性の年齢も妊娠率に影響を与えます。35歳を超えると妊娠成立までの期間が長引く傾向があり、さらに40歳を超えると流産率の上昇も報告されています。

これは「卵子の老化」と同じくらい重要な要因ですが、まだ社会的にはあまり認知されていません。夫婦で妊活に取り組む際には、男性の加齢リスクも理解しておくことが大切です。

精子の質を守る7つの生活習慣

精子の老化を完全に止めることはできませんが、生活習慣を改善することで質を守ることは可能です。代表的な対策として以下の7つが挙げられます。

  • 禁煙:喫煙はDNA損傷の大きな原因です。
  • 適度な射精:禁欲しすぎると古い精子がたまり、質が下がります。
  • 通気性の良い下着:精巣は熱に弱いため、ブリーフよりトランクスが望ましいです。
  • 過度な温めを避ける:サウナや長風呂は精子に悪影響を与えることがあります。
  • 膝上でのPC使用を控える:熱が精巣に伝わりやすく、ダメージにつながります。
  • 自転車の乗りすぎに注意:会陰部への圧迫が血流を妨げる可能性があります。
  • 薬剤の影響を確認:一部の育毛剤など、ホルモンに影響を与える薬に注意が必要です。

鍼灸によるサポート

生活改善と併せて、鍼灸も有効なサポートとなります。

  • 血流促進:精巣や骨盤内の血流を改善し、精子形成環境を整える。
  • ホルモンバランスの調整:自律神経の働きを整えることで、男性ホルモンの分泌をサポート。
  • ストレス緩和:精神的ストレスを軽減し、酸化ストレスによるダメージを抑える。

これらの作用により、精子のDNA損傷を減らし、妊娠につながる質の高い精子を育てることが期待できます。

まとめ

男性の加齢は精子の数や動きだけでなく、DNA損傷や酸化ストレスといった“見えない質”にも影響を与えます。30代から始まる緩やかな変化に早めに気づき、生活習慣の改善や鍼灸などのケアを取り入れることで、妊娠の可能性を高めることができます。

妊活は夫婦で協力して進めるもの。女性だけでなく、男性も「自分の体を整える」意識を持つことが、未来の命につながる大切な一歩です。

男性の加齢と精子の質低下の関係を不妊鍼灸師が解説

📚参考文献

  • Levine H, et al. “Temporal trends in sperm count: a systematic review and meta-regression analysis.” Human Reproduction Update. 2017;23(6):646-659.
  • Johnson SL, Dunleavy J, Gemmell NJ, Nakagawa S. “Consistent age-dependent declines in human semen quality: a systematic review and meta-analysis.” Ageing Res Rev. 2015;19:22-33.
  • Wyrobek AJ, Eskenazi B, Young S, et al. “Advancing age has differential effects on DNA damage, chromatin integrity, gene mutations, and aneuploidies in sperm.” PNAS. 2006;103(25):9601-9606.
  • Sharma R, Biedenharn KR, Fedor JM, Agarwal A. “Lifestyle factors and reproductive health: taking control of your fertility.” Reproductive Biology and Endocrinology. 2013;11:66.

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【妊娠中の鍼灸】妊婦さんは鍼治療を受けても大丈夫?おすすめの理由をご紹介

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「妊娠中に鍼をしても本当に大丈夫なの?」
「お腹の赤ちゃんに影響はない?」

妊娠中の鍼灸治療について、このような不安や疑問を抱くのは当然のことです。お母さんの体と赤ちゃんにとって大切な時期だからこそ、安全性についてしっかり知っておきたいですよね。

結論からお伝えすると、妊娠中の鍼灸治療は、専門知識を持った鍼灸師のもとで適切に行えば、安全性が高いとされています。近年、海外でもその有効性と安全性が注目され、多くの科学的なエビデンスが報告されています。

今回は、妊娠中の鍼灸治療がなぜおすすめなのか、その効果と安心の理由を、最新の知見と合わせてご紹介します。

薬に頼らず、つらいマイナートラブルを和らげる

妊娠中は、ホルモンバランスや体の重心の変化、胎児の成長にともない、さまざまなマイナートラブルが起こりやすくなります。つわりや腰痛、むくみなど、これらの不快な症状が、マタニティライフの質を低下させてしまうことも少なくありません。

鍼灸治療は、薬を使うことなく、お母さんの体を内側から整えることで、これらのつらい症状の緩和や改善に効果的です。特に、つわりに関しては、鍼灸によって吐き気や食欲不振が和らぐという研究報告もあります。

妊娠中のマイナートラブルと鍼灸によるアプローチ

  • つわり(吐き気、食欲不振): 鍼灸は自律神経を整え、吐き気を和らげることでつわりを軽減します。
  • 腰痛、坐骨神経痛: 骨盤のゆがみや筋肉の緊張を和らげ、痛みを軽減します。
  • 足のむくみ: 血行を促進し、余分な水分排出を助けます。
  • 便秘: 腸の動きを活発にし、便通を促します。
  • 冷え: 全身の血行を改善し、冷えやすい体を温めます。

これらの症状が和らぐことで、お母さんの心身のストレスが減り、お腹の赤ちゃんへ栄養がしっかり行き届くことにつながります。

鍼灸は安産や産後の回復にも貢献

妊娠中の鍼灸治療は、単に不快な症状を和らげるだけでなく、スムーズな出産と産後の回復にも良い影響を与えることが期待されています。

鍼灸が期待できる安産効果

  • 逆子(骨盤位)の改善: 昔から「逆子のお灸」として知られるように、特定のツボへのお灸が逆子を正常な位置に戻すのに役立つという報告があります。特に、妊娠週数が早いほど改善率が高いという研究結果も示されています。
  • 陣痛の円滑化: 体の緊張を和らげ、陣痛を促すツボにアプローチすることで、スムーズな出産をサポートします。
  • 産後の肥立ち(回復)の改善: 妊娠中から体を整えることで、出産後の体力回復が早まり、育児への移行がスムーズになります。

専門家による安全・安心の治療

「妊娠中に鍼をしてもいいの?」という疑問は、主に「流産や早産を誘発するのではないか」という不安からくるものです。しかし、国内外の多くの研究において、妊娠中の鍼灸治療で流産や早産の確率が上がるという客観的な証拠はありません

経験豊富な鍼灸師は、妊娠中のデリケートな体に配慮し、妊婦さんには避けるべきツボや、刺激の強さ・量を熟知しています。

当院では、以下の点に細心の注意を払って施術を行っています。

  • 妊娠時期に合わせたツボ選び: 妊娠初期・中期・後期それぞれの時期に応じて、避けるべきツボや、効果的なツボを使い分けます。
  • 刺激量の調整: 強い刺激は避け、お母さんがリラックスできるような優しい刺激で施術します。
  • 丁寧なカウンセリング: 施術前には必ず、お母さんの体調や不安な点をじっくり伺い、状態を常に確認しながら進めます。

当院では、鍼灸治療と合わせて、お母さんと赤ちゃんの安産を全力でサポートしています。

まとめ:鍼灸で、あなたらしい幸せなマタニティライフを

妊娠中は、体だけでなく心にも大きな変化が訪れる特別な期間です。この大切な時期を、不快な症状に悩まされず、できるだけ穏やかに過ごすために、鍼灸治療は頼もしい味方となります。

鍼灸治療に加え、ご自宅でのお灸を組み合わせることで、冷えの改善、むくみやだるさの解消、そして安産と産後の回復まで、トータルでサポートすることができます。

鍼灸治療についてもっと詳しく知りたい、ご自身の状況で不安なことがある方は、どうぞお気軽にご相談ください。あなたらしい、笑顔あふれるマタニティライフをサポートできるよう、お手伝いします。

妊娠中のつわりや腰痛に鍼灸が効果的で安全とされる理由を解説

参考文献📚

  • 辻内敬子. (2013). 安産のためのつぼ療法. 東京母性衛生学会誌, 29(suppl-2): S(25)-S(30).
  • 辻内敬子、他. (2017). 妊婦のマイナートラブルに鍼灸治療が与える影響. 母性衛生, 58(2): 443-451.
  • 林真紀子. (2018). 妊婦のマイナートラブルの回避に役立つ. 医道の日本, 77(9): 163-165.

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着床不全・不育症と免疫療法【流産予防の新たな選択肢とは?】

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「繰り返す流産を防ぐ方法はありますか?」

患者さまからのご質問を受け、「夫リンパ球移植療法」という治療法について調べてみました。この治療法は一時期注目されていましたが、現在は実施例が減少し、情報も限られています。その一方で、一定の条件下では効果が示唆された研究結果もあります。

今回は、最新の文献をもとに、「夫リンパ球移植療法」の仕組みや効果、注意点についてまとめました。

夫リンパ球移植療法とは?

夫リンパ球移植療法は、繰り返す流産(習慣流産)に対する免疫療法の一種です。これは、夫のリンパ球を妻に移植することで、母体の免疫応答を調整し、妊娠を維持しやすくすることを目的としています。

妊娠と母体の免疫の関係

妊娠とは、母体の免疫系にとって「自分とは異なる遺伝子を持つ胎児」を受け入れる特殊な現象です。通常、体は異物を排除しようとしますが、妊娠中は免疫システムが胎児を攻撃しないよう制御される仕組みが働いています。

その鍵となるのが、T細胞(免疫細胞)のバランスです。特に以下の3つが注目されています。

  • 1型ヘルパーT細胞(Th1)
  • 2型ヘルパーT細胞(Th2)
  • 調節性T細胞(Treg)

このバランスが崩れると、母体が胎児を「異物」と判断し、妊娠が継続できなくなることがあります。

どんな時に適応される?

夫リンパ球移植療法は、以下のような条件を満たす方に効果が期待されるとされています。

  • 3回以上の初期流産(習慣流産)
  • 原因が不明で、特に免疫的要因が疑われる
  • 遮断抗体活性が陰性
  • 夫の感染症スクリーニングが陰性であること
  • 年齢が40歳未満(40歳以上は効果が乏しい傾向)

実際の治療効果は?

兵庫医科大学産婦人科学講座の柴原浩章先生による報告では、

  • 免疫療法を受けた140人中、78.6%が妊娠に成功
  • 治療を受けなかった18人では、成功率は30.0%にとどまる

この結果は統計的にも有意差があり、一定の効果があることが示唆されています。また、リンパ球を3回接種すると、ほとんどの症例で「遮断抗体活性」が認められたとされています。

注意すべき点

米国では実施が禁止されている

アメリカでは2002年にFDA(米国食品医薬品局)が実施を全面禁止しており、現在も推奨されていません。
このため、日本国内でも実施例は少なく、情報も限られています。

治療は“輸血”と同様の扱い

この治療法は「リンパ球の移植=輸血療法の一種」とみなされるため、厳格な感染症管理・安全性確保の体制が必要です。

まとめ

夫リンパ球移植療法は、習慣流産に悩む方にとって一つの治療選択肢となる可能性があります。しかしながら、実施には以下のような点に注意が必要です。

  • 効果が示されている条件:初期流産3回以上・免疫要因が疑われる・40歳未満など
  • リスク・制限:アメリカでは禁止、日本でも慎重な扱い
  • 実施にあたって:専門医の判断、安全な医療機関での対応が不可欠

「妊娠は、母体の免疫システムと胎児の絶妙なバランスによって成立する現象」。だからこそ、免疫の調整は流産予防の一つの可能性として注目されています。治療の選択にあたっては、信頼できる医療機関でよく相談し、ご自身で納得して決断することが何より大切です。

着床不全や不育症の原因としての免疫異常とその治療法を解説する図解

参考文献

  • 柴原浩章 (2018). 「夫リンパ球移植療法」. 実践臨床免疫学. 中外医学者, 363-366.
  • Wegmann TG. Placental immunotrophism: Maternal T cells enhance placental growth and function. Am J Reprod Immunol. 1987; 15: 67-70. OFI
  • Raghupathy R. Th1-type immunity is incompatible with successful pregnancy. Immunol Today. 1997; 18:478-82.
  • Shima T, Inada K, Nakashima A, et al. Paternal antigen-specific proliferating regulatory T cells are increased in uterine-draining lymph nodes just before implantation and in pregnant uterus just after implantation by seminal plasma- Spriming in allogeneic mouse pregnancy. J Reprod Immunol. 2015; 108: 72-82.
  • Beer AE, Quebbeman JF, Ayers JWT, et al. Major histocompatibility complex antigens, maternal and paternal immune responses, and chronic habitual abortions in humans. Am J Obstet Gynecol. 1981; 141:987-99

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40歳(不育症・抗核抗体が高い)2回の流産を乗り越え自然妊娠・出産

投稿日:

大阪市北区からお越しのMさん(40歳)が妊娠されました。

2人目妊活で2回の流産を経験されていたMさん

Mさんは2人目の妊娠を希望されてから1年が経過した頃に当院へお越しくださいました。その間に2度の流産を経験され、クリニックでの検査により「抗核抗体が高い」ことが分かっていました。また、子宮腺筋症や子宮内膜・頸管ポリープも併発しておられました。

不育症の検査と原因の特定

当院に来られたのは、2度目の流産から数週間後のこと。不育症の検査では、

  • 子宮の感染による膣内細菌バランスの乱れ
  • 卵子の質の問題
  • 卵子から胎盤をつくる際の血管形成不良

が原因と分かりました。そのためクリニックから抗生剤の処方があり、同時に当院では鍼灸で「妊娠しやすい身体づくり」をサポート。ご自身ではタイミング法を継続されました。

転院と新たな治療

10カ月ほど経った頃、Mさんはさらなる改善を目指して不妊治療専門クリニックへ転院されました。そこでの検査で、

  • ビタミンD
  • テストステロン
  • 甲状腺ホルモン

の数値が正常より低いことが分かり、新たに内服薬やサプリメントの服用が開始されました。以前の不育症検査で指摘されていた子宮や卵子の質の問題は改善し、「転院して良かった」と喜んでおられました。

当院に通い始めて1年半後に自然妊娠

転院から5カ月後、自然妊娠が判明。当院に通い始めてから1年半後のことでした。週1回の継続した鍼灸施術により卵巣の血流が整い、卵子の成長にも良い影響をもたらしたと考えられます。

お仕事を続けながらタイミング法を実践されるのは大変なことですが、体調を整えながらご懐妊に至ったことは本当に素晴らしいことです。

妊娠維持とマタニティ鍼灸

不育症の既往があるため、妊娠判明後もマタニティ鍼灸を継続されました。現在は安定期を迎えられ、無事に赤ちゃんが誕生することを心より願っております。

Mさん、この度は本当におめでとうございます。ご出産までしっかりとサポートさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

さん妊娠お喜びの声

▢ お悩みの症状またはご来院当初の目的をお聞かせください

足のだるさ、肩こり

▢ 鍼灸以外で妊娠(陽性反応)された方法に〇をつけてください

自然妊娠

▢ ご自身で「これは良かった!」「自分に合っていた!」と思われた妊活があればお教えください

レーザー・ウォーキング

▢ 鍼灸施術を受けていただいた感想をお聞かせください

・眼精疲労、肩こりの改善、頭痛が起こりにくくなりました。
・一番嬉しかったことは仕事をセーブすることなく、体調を良好に保て、妊娠できた事です。
・他院と違い、施術の他、サプリメントや運動等の相談も気軽に出来るところも良いところと感じています。

▢ 同じように悩まれている方へアドバイス(ご自身でやって良かったこと、若しくは続けることが出来たセルフ妊活など)やメッセージがあればお願いいたします。

毎週定期的に鍼灸の施術を受けたことが生理周期を整えることに加え、疲労を細めにとることにつながり良かったと感じています。また、こちらでアドバイス頂いたミトコンドリアウォークが私にはとても合っていたので、セルフ妊活としてオススメです!

40歳患者様のご懐妊お喜びの声

※【免責事項】すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。

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30歳 子宮内膜5ミリ以下でしたが鍼灸レーザーで内膜が厚くなり妊娠

投稿日:
大阪からお越しのMさん (30歳) が妊娠されました。

内膜を厚くしたい

2022年7月当院にお越しになったMさんは妊活を始めてから1年が経過しており、不妊治療専門クリニックで体外受精の段階でした。
妊娠しにくい原因として、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)、高AMHで卵胞の育成がうまくいかない(排卵障害)、子宮内膜症、橋本病の既往歴がありました。
こちらで鍼治療とレーザーを併用しての体質改善をご希望されました。
今まで内膜が7ミリ以上に成長せず、胚盤胞移植が中止になることもありましたが、4回目の来院時には内膜の厚みがこれまでで最も厚くなり、効果を実感されてました。
現在に至るまで2ヶ月ほどの施術を経て、2023年4月に胚盤胞移植で妊娠されました。
約2年の妊活の中で様々な困難があったことを考えると、Mさんの継続と努力が良い結果につながり本当に良かったです。
Mさんの体調に合わせて施術を行い、鍼灸レーザーの効果を実感していただけたこと、また自宅でのお灸を続けられたこと、私たちのサポートがお役に立てたことを心から喜んでいます。
これからも、母子ともに健康で安心な出産に向けてしっかりとサポートさせていただきます。
Mさん、本当におめでとうございます。そして、これからも笑顔あふれる未来をつくるために一緒に頑張らせてください。

Mさん妊娠お喜びの声

▢お悩みの症状またはご来院当初の目的をお聞かせください
 子宮内膜が厚くならない
▢鍼灸以外で妊娠(陽性反応)された方法に〇をつけてください。
 体外受精  (PRP、 アシストハッチング、ヒアルロン酸、SEET法)
▢ご自身で「これは良かった!」「自分に合っていた!」と思われた妊活があればお救えください。
 自宅灸・レーザー・サプリメント
▢鍼灸施術を受けていただいた感想をお聞かせください
 内腹が厚くならないことで何度も移植がキャンセルになり、何かできることをしないとと思いました。
 レーザーを受けてからは、身体がポカポカして効いていることが分かりました。
 自宅で出来るお灸も教えてもらえて良かったです。
 別のところにも行きましたが、刺さないハりで効果も感じなかったですが、ここはたくさん刺してくれて体調に合わせて施術して下さって本当によかったです。
▢同じように悩まれている方へアドバイス(ご自身でやって良かったこと、若しくは続けることが出来たセルフ妊活など)やメッセージがあればお願いいたします。
 西洋がだめなら東洋に頼ることも大事だと思ました。
 できることは全てやって、後悔のないようにしようと思いました。
 本当にありがとうございました。

※【免責事項】すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。

 

宇都宮鍼灸良導絡院

 

↓  下記の記事もご覧ください  

42歳 低AMH 鍼灸で卵の質が良くなり妊娠(2022.12.3)

38歳妊娠 受精障害と原因不明の不育症 (2022.1.21)

36歳 2回の流産を乗り越えて妊娠・出産のご報告(2023.6.16)

 

 

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32歳 2回の移植で陰性後、鍼灸とタイミングでご懐妊

投稿日:
大阪市からお越しのKさん(32歳)が妊娠されました。

タイミングでご懐妊

Kさんは、2人目妊活を始めてから7カ月が経過していました。

日頃から冷え性や便秘に悩んでおられ、多嚢胞性卵巣症候群と子宮内膜症があり、胚移植を2回行いましたが、なかなか着床せずに苦しい日々が続いておられました。

 

そんな中、Kさんは妊活に鍼灸を取り入れてみることにされました。

すると、驚くべきことに鍼灸を始めてから1周期目のタイミングで見事妊娠することができました。

その後も妊娠維持のためマタニティ鍼灸を受けながらつわりの治療も受けられました。

やっと授かった命を大切に育んでおられると思います。

これからも妊娠を諦めずに頑張っているすべての方々に、希望と勇気を送り続けたいと思っています。

辛い時期もあるかもしれませんが、どうか諦めずに信じて前に進めるように一緒に頑張らせていただきたいと思っています。

皆さまにも幸せな報告が届く日が早く訪れることを心から願っています。

 

Kさん妊娠お喜びの声

▢お悩みの症状またはご来院当初の目的をお聞かせください
 体外受精を2回したが着床せず、次の体外受精に向けてお休み期間を設けることになり、その間にもう一度しっかり身体づくりをしたいと思いました。
貴院のレーザーをやってみたくて、受診しました。
口鍼灸以外で妊娠(陽性反応)された方法に〇をつけてください。
 タイミング
▢ご自身で「これは良かった!」「自分に合っていた!」と思われた妊活があればお教えください
 自宅灸・レーザー・サプリメント
▢鍼灸施術を受けていただいた感想をお聞かせください
 レーザーをやっている時やその後しばらくは体が温かくて、体の芯まで温められているのを実感しました。
通院を始めて数回で、タイシング法で妊娠したのは、とても驚きました。(第一子がだったので)
妊娠初期は流産の心配もありましたが、通院を続けることで、とても安心できました。
ポカポカ気持ち良いので、うつぶせなるとだいたい寝てしまいます。
▢同じように悩まれている方へアドバイス(ご自身でやって良かったこと、若しくは続けることが出来たセルフ妊活など)、やメッセージがあればお願いいたします。
粘膜を炎症させないように.できる限りグルテン、カゼインを控えました。
油、添加物などにも気をつけて、サプリメントで栄養を補給しつて、自分でできる体づくリを行いました。
西洋医学だけで結果がでない方は、食生活の見直しをされて、 ブラス東洋医学の鍼灸が
加われば最高だと思います!!
鍼灸はぜひオススメなので通ってみて下さい。

※【免責事項】すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。

 

宇都宮鍼灸良導絡院

 

↓  下記の記事もご覧ください  

31歳 PCOS、黄体機能不全 人工授精で妊娠 (2022.5.14) 

 

36歳 4年間の妊活と流産を乗り越えて 体外受精で妊娠のご報告(2023.5.17)

 

2年半正常胚が採れなかった45歳の方が鍼灸レーザーで妊娠 (2021/02/20)

 

 

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