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2025年の投稿記事

卵子の質を整えるサプリと食事|妊活中に意識したい栄養素

投稿日:

「卵子の質をよくするサプリはありますか?」「採卵前に、食事やサプリでできることはありますか?」とご相談いただくことがあります。

妊活中、とくに体外受精や採卵を控えている方にとって、卵子の質はとても気になるテーマです。

ただし、最初に大切なことをお伝えすると、サプリメントだけで卵子を若返らせたり、必ず妊娠率を上げたりできるわけではありません。卵子の質には、年齢、卵巣機能、生活習慣、体質、酸化ストレス、ホルモン環境など、さまざまな要因が関係します。

その一方で、栄養状態を整えることは、卵胞が育つための体内環境づくりとして大切です。この記事では、「卵子の質 サプリ」「卵子を育てる 食事」「妊活 サプリ」「CoQ10 妊活」「採卵前 サプリ」と調べている方に向けて、妊活中に意識したい栄養素とサプリメントの注意点を解説します。

この記事の要点まとめ
  • 卵子の質は、年齢、卵巣機能、生活習慣、酸化ストレス、ホルモン環境など複数の要素が関係します。
  • サプリメントだけで卵子を若返らせたり、妊娠率を必ず上げたりできるわけではありません。
  • 妊活中は、葉酸、たんぱく質、鉄、亜鉛、ビタミンD、抗酸化栄養素などを食事から意識することが大切です。
  • CoQ10、イノシトール、メラトニンなどは研究されていますが、効果には個人差があり、医学的根拠が十分でないものもあります。
  • DHEAやハーブ系サプリ、複数サプリの併用は、自己判断ではなく医師や専門家に相談してから取り入れましょう。

卵子の質を整えるために、まず知っておきたいこと

「卵子の質」という言葉はよく使われますが、医学的には一つの数値で簡単に測れるものではありません。

一般的には、成熟卵が得られるか、受精するか、胚盤胞まで育つか、染色体異常の有無、ミトコンドリア機能、酸化ストレスの影響など、複数の要素が関係します。

サプリメントや食事でできることは、卵子そのものを直接変えるというより、卵胞が育つ過程で必要な栄養を不足させないこと、酸化ストレスを増やしすぎないこと、ホルモンや代謝の乱れを整えることです。

そのため、サプリは「飲めば安心」というものではなく、食事・睡眠・血流・ストレスケア・治療方針とあわせて考えることが大切です。

妊活中にまず意識したい基本の栄養素

葉酸

葉酸は、DNA合成や細胞分裂に関わるビタミンB群の一種です。妊娠前から妊娠初期にかけての葉酸摂取は、赤ちゃんの神経管閉鎖障害のリスク低減と関連することが知られています。

妊活中は、食事から葉酸を意識しつつ、妊娠前からサプリメントで補うことも選択肢になります。

  • ほうれん草
  • 小松菜
  • ブロッコリー
  • 枝豆
  • 納豆
  • レンズ豆
  • アスパラガス

ビタミンD

ビタミンDは、骨やカルシウム代謝に関わる栄養素として知られていますが、近年は生殖や免疫との関係も研究されています。ただし、「ビタミンDを飲めば卵子の質が上がる」と断定できる段階ではありません。

不足している場合には補う意味がありますが、過剰摂取は高カルシウム血症などのリスクがあるため、血液検査で確認しながら医師に相談するのが安心です。

  • 鮭
  • サバ
  • イワシ
  • 卵黄
  • きのこ類

ビタミンE・ビタミンCなどの抗酸化栄養素

卵子や胚の発育には、酸化ストレスが関係すると考えられています。そのため、抗酸化に関わる栄養素を食事から意識することは、妊活中の体づくりとして取り入れやすい方法です。

ただし、抗酸化サプリを多く飲めばよいという意味ではありません。複数のサプリを重ねると、知らないうちに過剰摂取になることがあります。

  • アーモンド
  • ナッツ類
  • アボカド
  • かぼちゃ
  • 柑橘類
  • キウイ
  • いちご
  • ブロッコリー
  • パプリカ

亜鉛

亜鉛は、細胞分裂やDNA合成、生殖機能に関わるミネラルです。妊活中の女性だけでなく、男性の精子形成においても重要な栄養素です。

亜鉛サプリを使う場合は、鉄や銅など他のミネラルとのバランスも関係するため、長期間の高用量摂取は避けましょう。

  • 牡蠣
  • 牛肉
  • 豚レバー
  • 鶏肉
  • 卵
  • チーズ
  • ナッツ類

鉄

鉄は、月経のある女性で不足しやすい栄養素です。鉄不足があると、疲れやすさ、冷え、めまい、息切れなどにつながることがあります。

妊活中は、フェリチンを含めた鉄の状態を確認しながら、必要に応じて補うことが大切です。ただし、鉄は多ければよいものではなく、過剰摂取が長く続くと肝臓などへ負担となる可能性があります。

  • 赤身肉
  • レバー
  • カツオ
  • マグロ
  • あさり
  • 小松菜
  • 大豆製品
当院でお伝えしていること

当院でも、「卵子の質のために、どのサプリを飲めばよいですか?」「採卵前に食事でできることはありますか?」というご相談をいただくことがあります。サプリメントを取り入れること自体は悪いことではありませんが、まずは今の食事内容、睡眠、冷え、月経周期、ストレスの状態などを一緒に整理することが大切だとお伝えしています。

特に、疲れやすい、手足が冷える、眠りが浅い、月経前に不調が強いといったお悩みがある方は、栄養だけでなく、自律神経や血流の乱れが関わっていることもあります。鍼灸や良導絡測定では、東洋医学的な体質の見方もふまえながら、妊活中の体づくりを無理のない形でサポートしていきます。

採卵前に相談されやすいサプリメント

CoQ10|ミトコンドリアを意識する方に注目される成分

CoQ10は、細胞のエネルギー産生に関わる成分で、抗酸化作用もあります。卵子の発育にはミトコンドリアの働きが関係するため、妊活や採卵前のサプリとして注目されています。

一部の研究では、CoQ10が体外受精の結果に良い影響を与える可能性が示されていますが、出生率や流産率への影響については、まだ十分なデータがあるとはいえません。

食品では、牛肉、豚肉、イワシ、サバ、マグロ、ナッツ類などに含まれます。ただし、食品だけでサプリと同じ量を摂るのは難しいため、採卵前に使う場合は、通院中のクリニックに確認してから取り入れると安心です。

イノシトール|PCOS傾向がある方で検討されることがある

イノシトールは、インスリン抵抗性やホルモンバランスとの関係から、PCOS、多嚢胞性卵巣症候群の方で検討されることがあります。

ただし、PCOSの方すべてに必要というわけではなく、排卵、体重、ホルモン状態、血糖代謝などを総合的に見ながら判断することが大切です。

食品では、豆類、玄米、オレンジ、グレープフルーツなどに含まれます。

DHEA|自己判断で始めない方がよいサプリ

DHEAは、栄養素というよりホルモンに近い働きをもつ成分です。卵巣予備能が低い方や採卵数が少ない方に対して、クリニックによっては使用を検討することがあります。

ただし、DHEAは誰にでも必要なサプリではありません。アンドロゲンを上げる作用があり、にきび、毛深さ、脂質異常、ホルモン感受性疾患への影響などが問題になることがあります。

採卵前だからといって自己判断で飲むのではなく、必ず医師の管理下で検討しましょう。

メラトニン|睡眠と抗酸化の両面から研究されている

メラトニンは睡眠リズムに関わるホルモンで、抗酸化作用もあるため、体外受精の分野でも研究されています。

一部の研究では、卵子成熟、受精、胚の質に良い影響を与える可能性が示されていますが、出生率や臨床妊娠率については、まだ明確な結論が出ているとはいえません。

睡眠が乱れている方には、まず生活リズムを整えることが大切です。メラトニンサプリを使用する場合は、眠気や薬との相互作用もあるため、医師に確認しましょう。

L-カルニチン

L-カルニチンは、脂肪酸をエネルギーに変える過程に関わる成分です。卵子や精子のエネルギー代謝との関係から、妊活サプリに含まれることがあります。

食品では、牛肉、羊肉、豚肉、鶏肉、魚類などに含まれます。

ただし、L-カルニチンも「飲めば卵子が良くなる」と言い切れるものではありません。食事内容や体質、他のサプリとの重複を見ながら検討しましょう。

レスベラトロール・PQQ

レスベラトロールやPQQは、抗酸化やミトコンドリアとの関係から注目される成分です。

レスベラトロールはブドウの皮、ベリー類、カカオなどに含まれます。PQQは納豆、ピーマン、ほうれん草、キウイなどに含まれるとされています。

ただし、妊活中・不妊治療中の使用については、ヒトでの十分な根拠があるとはいえません。特に移植周期や妊娠の可能性がある時期は、自己判断で高用量のサプリを追加しない方が安心です。

卵子を育てる食事で意識したいポイント

卵子の質を整える食事では、特定の食品だけを食べるより、毎日の食事全体のバランスが大切です。

妊活中は、以下のような食事を意識してみましょう。

  • 主食、主菜、副菜をそろえる
  • 魚、肉、卵、大豆製品からたんぱく質を摂る
  • 緑黄色野菜、海藻、きのこ類を取り入れる
  • 良質な脂質として青魚、ナッツ、オリーブオイルなどを使う
  • 甘いもの、菓子パン、加工食品に偏りすぎない
  • 欠食や極端な糖質制限を避ける

妊活中の食事は、「これを食べれば卵子の質が上がる」という単純なものではありません。たんぱく質、鉄、亜鉛、ビタミンD、葉酸、抗酸化栄養素などを、日々の食事の中で無理なく整えていくことが大切です。

当院でお伝えしていること

採卵前は、「少しでもできることを増やしたい」と思う一方で、サプリや情報が多すぎて不安になってしまう方も少なくありません。当院では、何かをたくさん足すことよりも、食事・睡眠・冷え対策・ストレスケアなど、毎日の生活の中で続けられることを見つけることを大切にしています。

DHEA、メラトニン、鉄、ビタミンDなどのサプリは、体質や治療内容によって合う・合わないがあります。不妊治療中の方や採卵周期・移植周期に入っている方は、自己判断で始める前に、通院中のクリニックや医師に確認しておくと安心です。そのうえで、冷えや睡眠、自律神経の乱れなどが気になる場合は、鍼灸の視点からできるケアを一緒に考えていきます。

採卵前サプリはいつから始める?

採卵前にサプリを始める場合、数日だけ飲むよりも、食事や睡眠を含めて数か月単位で体を整える意識が大切です。

ただし、治療スケジュールや採卵周期に入っている場合は、サプリの開始・中止タイミングをクリニックに確認しましょう。

特に、以下の方は自己判断で追加しない方が安心です。

  • 不妊治療中でホルモン剤を使っている
  • 採卵周期・移植周期に入っている
  • 甲状腺、糖尿病、肝臓、腎臓の持病がある
  • 抗凝固薬、ステロイド、免疫系の薬を使っている
  • 妊娠の可能性がある
  • DHEA、メラトニン、ハーブ系サプリを検討している

サプリメントの過剰摂取で注意したい成分

サプリメントは、足りない栄養を補うには便利ですが、多く飲むほど良いわけではありません。

ビタミンA

妊活中や妊娠の可能性がある時期は、レチノール型ビタミンAの高用量サプリに注意が必要です。妊娠中に過剰なビタミンAを摂取すると、胎児への影響が起こる可能性があります。

ビタミンD・カルシウム

ビタミンDやカルシウムは大切な栄養素ですが、過剰摂取は高カルシウム血症や腎臓への負担につながることがあります。血液検査で不足があるか確認しながら補うことが大切です。

鉄

鉄は不足している方には重要ですが、過剰摂取が長く続くと肝臓への負担や消化器症状につながることがあります。鉄サプリは、できれば検査値を確認したうえで選びましょう。

ハーブ系サプリ

ブラックコホシュ、カバなど一部のハーブ系サプリでは、肝障害の報告があるものもあります。不妊治療中は、ハーブだから安全と考えず、必ず医師や薬剤師に確認しましょう。

まとめ|卵子の質を整えるには、サプリより先に「土台」を見る

卵子の質を整えるために、サプリメントや食事を見直すことは大切です。

ただし、サプリは卵子を若返らせる魔法の方法ではありません。まずは、葉酸、たんぱく質、鉄、亜鉛、ビタミンD、抗酸化栄養素などを食事から意識し、不足しやすいものを必要に応じて補うことが基本です。

CoQ10、イノシトール、DHEA、メラトニンなどは、妊活や採卵前に注目される成分ですが、効果には個人差があり、医学的根拠が十分でないものもあります。

特にDHEAやメラトニン、複数サプリの併用は、自己判断で始めるのではなく、通院中のクリニックに確認してから取り入れると安心です。

妊活中の栄養は、「何を足すか」だけでなく、「今の体に何が足りていて、何が多すぎるのか」を見ることが大切です。焦らず、食事・睡眠・血流・ストレスケアを含めて、卵胞が育ちやすい体内環境を整えていきましょう。

当院でよく受けるご相談

卵子の質をよくするサプリはありますか?

CoQ10、イノシトール、メラトニン、ビタミンD、葉酸などは、妊活中に注目されることが多い成分です。ただし、サプリを飲めば卵子の質が必ずよくなるわけではありません。

卵子の質には年齢や卵巣機能、生活習慣、ホルモン環境なども関係します。サプリはあくまで不足しやすい栄養を補うものとして考え、食事や睡眠、体調管理とあわせて取り入れることが大切です。

採卵前にサプリはいつから飲むとよいですか?

採卵前の体づくりは、数日だけで変えるというより、数か月単位で整えていく意識が大切です。卵胞が育つ過程には時間がかかるため、食事、睡眠、血流、ストレスケアもあわせて見直していきましょう。

ただし、採卵周期に入っている場合や、ホルモン剤を使用している場合は、サプリの開始や中止のタイミングを自己判断せず、通院中のクリニックに確認することをおすすめします。

CoQ10は妊活に効果がありますか?

CoQ10は、細胞のエネルギー産生や抗酸化に関わる成分として、妊活や採卵前のサプリで注目されています。一部の研究では、体外受精の結果に良い影響を与える可能性も示されています。

ただし、妊娠率や出生率を必ず高めるとまでは言い切れません。年齢、卵巣機能、治療内容、体質によっても状況は異なるため、必要性を確認しながら取り入れると安心です。

卵子を育てるために、食事では何を意識すればよいですか?

特定の食品だけを食べるよりも、主食・主菜・副菜をそろえ、たんぱく質、鉄、亜鉛、葉酸、ビタミンD、抗酸化栄養素をバランスよく摂ることが大切です。

魚、肉、卵、大豆製品、緑黄色野菜、海藻、きのこ類、ナッツ類などを無理なく取り入れ、欠食や極端な糖質制限、甘いものや加工食品への偏りを避けるようにしましょう。

妊活サプリはたくさん飲んだ方がよいですか?

サプリメントは多く飲むほどよいものではありません。複数のサプリを併用すると、葉酸、鉄、ビタミンD、ビタミンA、亜鉛などが重複し、知らないうちに過剰摂取になることがあります。

とくにDHEA、メラトニン、ハーブ系サプリ、鉄、脂溶性ビタミンは注意が必要です。不妊治療中の方や採卵・移植周期に入っている方は、医師や薬剤師に確認してから取り入れましょう。

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この記事の監修者

宇都宮泰子 監修者写真

院長:宇都宮 泰子
(うつのみや やすこ)

FEMICA認定妊活指導士/鍼灸学修士/MBA(経営管理修士)
はり師・きゅう師(国家資格)

  • 日本フェムライフ統合ケア協会 代表理事
  • 日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー
  • 日本生殖医学会会員

不妊・不育症を専門とし、東洋医学と生殖医療の両面から体質改善をサポート。大学院研究員としての研究活動も行いながら、臨床現場で妊活支援に従事している。

※本記事は一般的な医学情報を提供するものであり、診断・治療を目的とするものではありません。治療方針は必ず主治医の指示に従ってください。

サプリや食事の見直しで迷ったら、ご相談ください

卵子の質を整えるために、サプリメントや食事を見直すことは大切ですが、「自分には何が合っているのか」「採卵前に何を意識すればよいのか」と迷われる方も少なくありません。

妊活中の身体づくりは、栄養だけでなく、冷え、血流、自律神経、睡眠、ストレスなども関わってきます。無理に何かを増やすのではなく、今の体の状態を見ながら、できることを一緒に整理していくことが大切です。

大阪市都島区にある宇都宮鍼灸良導絡院では、妊活中の方のお悩みに寄り添いながら、鍼灸や良導絡測定を通して、お一人おひとりの体質や生活習慣に合わせたサポートを行っています。

サプリや食事のこと、採卵前の体調管理、冷えや睡眠の乱れなど、気になることがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください🍀


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精子の質は健康寿命のバロメーター?男性不妊と身体のサイン

投稿日:

精子の質と健康寿命の関係:男性も知るべき重要な事実

不妊治療は夫婦で取り組むものですが、現実には男性が非協力的なケースも少なくありません。しかし、精子の質は単に妊娠の可能性に影響するだけでなく、男性自身の健康や寿命とも密接に関わっていることが分かっています。今回は、最新の研究をもとに「精子の質と健康」の関係について詳しく解説します。

精子の質に悩む男性の画像

精子の質は健康のバロメーター

精子の質が良好な男性は、全体的な健康状態が良い傾向にあることが研究で明らかになっています。例えば、精子の運動率が高い男性ほど、心血管疾患やがんのリスクが低いことが報告されています

また、2009年に発表されたAmerican Journal of Epidemiologyの研究では、精子の濃度や運動率が低い男性は、寿命が短い可能性が高いことが示唆されています。この研究は、精子の質が単なる生殖能力の指標ではなく、健康全般を反映していることを示しています。

精子の質が低下する原因と健康リスク

精子の質は、加齢だけでなく 生活習慣や健康状態 によっても大きく左右されます。特に以下の要因は精子の質を低下させることが分かっています。

  1. 喫煙・アルコールの過剰摂取

    タバコや過度な飲酒は精子のDNA損傷を引き起こし、妊娠率を低下させます

  2. 肥満と運動不足

    肥満の男性はホルモンバランスが乱れやすく、精子の数や運動率の低下が見られることが報告されています

  3. ストレスとメンタルヘルス

    慢性的なストレスやうつ病は、精子の質を著しく低下させることが確認されています(Pasqualotto et al., Andrology, 2013)。

  4. 食生活の乱れ

    地中海式食事(オリーブオイル・魚・野菜中心の食事)は精子の質を向上させるとされており、ジャンクフード中心の食生活は精子の数や質の低下につながります

精子の質を向上させるためにできること

  1. 禁煙・節酒を心がける

    タバコをやめることで、精子のDNA損傷が減少し、質の向上が期待できます。アルコールも適量を守ることが重要です。

  2. 適度な運動を取り入れる

    週に3~5回の適度な運動は、ホルモンバランスを整え、精子の運動率を高める効果があります

  3. 健康的な食生活を意識する

    野菜・果物・魚を中心にした食事を心がけることで、精子の酸化ストレスを軽減し、質を向上させることができます。

  4. 睡眠をしっかりとる

    睡眠不足は男性ホルモンの分泌を妨げ、精子の質を低下させます。1日7~8時間の睡眠を確保しましょう。

  5. ストレス管理を行う

    瞑想やヨガ、適度な運動を取り入れ、リラックスする時間を作ることが大切です。ストレスが原因で精子の運動率が低下することが確認されています。

精子の質を改善することは、自分の健康を守ることでもある

男性の中には、「不妊治療は女性の問題」と考える人もいますが、それは大きな間違いです。 精子の質を改善することは、単に妊娠率を上げるだけでなく、がんや生活習慣病のリスクを下げ、自分自身の健康と寿命を守ることにつながります。

不妊治療に協力することは、将来の家族のためだけでなく、自分の健康にも大きなメリットがあります。今日からできることを少しずつ始めて、より健康な未来を目指しましょう!

参考

American Journal of Epidemiology, July 27, 2009.

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宇都宮鍼灸良導絡院では、一人ひとりの体調やお悩みに合わせた丁寧な施術を行っております。鍼灸についての疑問や、お身体の不調についてのご相談もお気軽にどうぞ。ご予約はこちらから可能です。

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妊活中・妊娠中の夜更かしは大丈夫?睡眠不足・寝る時間と妊娠への影響

投稿日:

「妊活を頑張っているのに、なかなか結果が出ない」

「仕事や家事で、つい寝る時間が遅くなってしまう」

「夜更かしすると、妊娠しにくくなるのでは?」

また、妊娠してから「昨日、夜更かししてしまった」「赤ちゃんに影響しないかな」と心配になる方もいると思います。

結論からいうと、夜更かしそのものが直接“不妊の原因”になると断定されているわけではありません。

ただし、近年の研究では、遅い就寝時間や不規則な睡眠リズムと不妊との関連が報告されています。

また妊娠中についても、慢性的な睡眠不足や睡眠トラブルと妊娠中の健康との関連が研究されていますが、1回夜更かしをしたからといって、それだけで赤ちゃんに重大な影響が出ると考える必要はありません。

妊活中は、「何時間寝るか」だけでなく、寝る時間・起きる時間をなるべく整えることも大切です。

この記事では、妊活と睡眠不足の関係、夜更かしが妊娠にどのように関わる可能性があるのか、妊活中に意識したい睡眠時間や寝る時間、妊娠中に夜更かししてしまった場合の考え方について、医学的に誤解のないように解説します。

この記事の要点まとめ
  • 夜更かしや睡眠不足が、直接不妊の原因になると断定されているわけではありません。
  • ただし、遅い就寝時間や不規則な睡眠リズムと、不妊との関連を示した研究があります。
  • 「22時45分までに寝る」という目安は研究上の参考であり、すべての方に当てはまる絶対的な基準ではありません。
  • 妊活中は睡眠時間だけでなく、寝る時間・起きる時間をなるべく一定にすることが大切です。
  • 妊娠中に一度夜更かしをしてしまったからといって、過度に心配する必要はありません。
  • まずは、今より30分早く寝る、寝る前のスマホを控える、朝の光を浴びるなど、無理なく続けられることから始めましょう。

夜更かしが妊活に与える影響を考える女性のイラスト

妊活中の夜更かしは妊娠率に関係する?

妊活中に夜更かしが続くと、「これが原因で妊娠しにくくなっているのでは」と不安になる方もいると思います。

近年、睡眠と妊娠の関係を調べた研究では、遅い就寝時間や乱れた睡眠リズムと、不妊との関連が報告されています。

2024年に発表された研究では、就寝時刻と不妊との間に非線形の関連がみられ、22時45分より遅い就寝で不妊との関連が強くなる傾向が示されました。

ただし、この研究は横断研究であり、「夜更かしをしたから不妊になる」という因果関係まで証明したものではありません。

そのため、医学的には、遅い就寝時刻と不妊との関連が報告されていることから、妊活中の生活習慣のひとつとして睡眠リズムを整える価値があると考えるのが適切です。

また、別の研究でも、就寝時刻・起床時刻・睡眠リズムと自己申告の不妊に関連がみられ、早寝早起きの群で不妊率が低い傾向が報告されています。

一方で、妊娠のしやすさには、年齢、卵巣機能、精子の状態、排卵、子宮内膜、体重、ストレス、食事、運動、基礎疾患など、さまざまな要素が関係します。

そのため、睡眠だけで妊娠のしやすさが決まるわけではありませんが、妊活中の体づくりの土台として、睡眠を見直すことは大切です。

「22時45分までに寝ないと妊娠しにくい」は本当?

妊活と睡眠に関する情報の中で、「22時45分までに寝たほうがよい」という内容を見かけることがあります。

これは、2024年の研究で、統計解析上22時45分付近にひとつの変曲点があったことに基づくものです。

ただし、これはその研究データ上の目安であり、すべての方に共通する絶対的な就寝時刻ではありません。

「22時45分を過ぎたら妊娠しにくくなる」と考えてしまうと、かえって不安やストレスが強くなることもあります。

大切なのは、特定の時刻にこだわりすぎることではなく、無理なく続けられる範囲で、寝る時間と起きる時間を整えていくことです。

たとえば、現在の就寝時間が深夜1時や2時になっている方は、いきなり22時台を目指すよりも、まずは30分早く布団に入ることから始めてみましょう。

なぜ夜更かしが妊活に不利になる可能性があるの?

体内時計の乱れがホルモン分泌に影響する可能性

人の体には、睡眠・体温・ホルモン分泌などを調整する体内時計があります。

夜更かしや不規則な生活が続くと、この体内時計が乱れやすくなります。

排卵や月経周期は、脳、卵巣、子宮のホルモンの連携によって成り立っています。

そのため、睡眠リズムの乱れが続くことと生殖機能との関係について、さまざまな研究が行われています。

夜間の光がメラトニン分泌を妨げる可能性

夜に強い光を浴びると、睡眠に関わるメラトニンの分泌が抑えられやすくなります。

メラトニンは、睡眠と覚醒のリズムを整える働きに関わるホルモンです。

寝る直前までスマホやパソコンを見続ける習慣は、寝つきや睡眠リズムに影響することがあるため、夜は少しずつ光や刺激を減らしていくとよいでしょう。

睡眠不足がストレスや疲労を強めやすい

睡眠不足が続くと、日中の疲労感、イライラ、不安感、集中力の低下が起こりやすくなります。

妊活中は、通院、仕事、家事、治療結果への不安などで、心身に負担がかかりやすい時期です。

睡眠が不足すると、その負担を回復する時間が十分に取れず、疲れやストレスを感じやすくなることがあります。

妊娠率を上げるために特別なことを増やす前に、まずは睡眠という基本の生活習慣を整えることも大切です。

妊活中の睡眠時間はどれくらいが目安?

「妊活中は何時間寝ればいいですか?」という質問はとても多いです。

現時点では、妊活中の睡眠時間について「必ず何時間寝れば妊娠しやすい」と断定できる統一基準はありません。

ただし、一般的な成人の睡眠時間としては、7〜9時間程度がひとつの目安とされています。

妊活中も、まずは日中に強い眠気や疲労感が残らない程度の睡眠を、安定して確保することを意識しましょう。

また、睡眠時間だけでなく、次のような睡眠リズムも大切です。

  • 毎日なるべく同じ時間に寝る
  • 毎日なるべく同じ時間に起きる
  • 平日と休日で睡眠時間を大きくずらさない
  • 寝る直前のスマホやパソコンを控える
  • 朝起きたらカーテンを開けて光を浴びる

特に、平日は睡眠不足で、休日に昼まで寝るという生活が続くと、睡眠リズムがずれやすくなります。

休日も平日との差を大きくしすぎないことが、生活リズムを整えるポイントです。

肥満傾向がある場合は、夜更かしの影響を受けやすい?

2024年の研究では、BMIが25以上の群で、遅い就寝時刻と不妊との関連がより強くみられたと報告されています。

過体重や肥満は、排卵障害、インスリン抵抗性、ホルモンバランスなど、生殖機能に関係するさまざまな要因と関連することがあります。

研究では、そうした背景と睡眠リズムがどのように関係するのかについても検討されています。

ただし、ここで大切なのは、「体重があるから妊娠できない」と単純に考えないことです。

妊娠しやすさには、体重だけでなく、食事、運動、睡眠、ストレス、年齢、卵巣機能、男性側の状態など、さまざまな要素が関わっています。

体重だけを責めるのではなく、睡眠や食事、運動を少しずつ整えることが、妊活中の体調管理につながります。

妊娠中に夜更かししてしまったら?赤ちゃんへの影響は?

妊娠してから、「夜更かししてしまったけれど、赤ちゃんに悪い影響があるのでは」と不安になる方も少なくありません。

妊娠中は、ホルモンの変化、頻尿、つわり、胃の圧迫、腰痛、胎動などによって、眠りが浅くなったり、夜中に目が覚めたりしやすい時期です。

妊娠中の睡眠に関する研究では、主に習慣的な睡眠時間や長く続く睡眠トラブルと妊娠中の健康との関連が調べられています。

そのため、「昨日だけ寝るのが遅くなった」「数日あまり眠れなかった」という1回の夜更かしだけで、赤ちゃんに重大な影響があったと考える必要はありません。

一方で、睡眠不足が長く続く場合や、強いいびき、睡眠中の息苦しさ、日中の強い眠気などがある場合は注意が必要です。

妊娠中は睡眠時無呼吸症候群などの睡眠トラブルがみられることもあります。

眠れない状態や気になる症状が続く場合は、自己判断で我慢せず、産婦人科で相談しましょう。

妊活中・妊娠中に意識したい睡眠習慣

睡眠を整えるために、特別なことを一気に始める必要はありません。

まずは、毎日続けやすい基本的な工夫から始めてみましょう。

  • できるだけ同じ時間に寝て、同じ時間に起きる
  • 平日と休日で睡眠スケジュールを大きくずらさない
  • 寝る前1時間はスマホやパソコンを控える
  • 夕方以降のカフェインを控えめにする
  • 就寝前の大食いや飲酒を避ける
  • 日中に軽く体を動かす
  • 朝や昼間に外の光を浴びる
  • 寝室を暗く、静かで、暑すぎず寒すぎない環境に整える

妊娠中の場合は、夕食を遅くしすぎない、寝室環境を整える、自分が楽に休める姿勢を探すなどの工夫も役立ちます。

無理に完璧を目指す必要はありません。

できることをひとつずつ整えていくことが、妊活中・妊娠中の体調管理につながります。

今日から始めるなら「30分早く寝る」だけでも大丈夫

睡眠を改善しようと思うと、「今日から22時に寝なければ」と考えてしまう方もいます。

しかし、いきなり大きく生活を変えようとすると、かえって負担になって続かないこともあります。

まずは、次の3つから始めてみましょう。

  • 今より30分早く布団に入る
  • 寝る前1時間だけスマホを控える
  • 朝起きたらカーテンを開けて光を浴びる

睡眠は、妊活の結果をすぐに変える魔法の方法ではありません。

しかし、睡眠は心身の回復や生活リズムを支える大切な習慣のひとつです。

妊活中こそ、「頑張ること」を増やしすぎるより、まずは体調を整えることを少しずつ積み重ねていきましょう。

よくあるご質問(FAQ)

Q1. 妊活中に夜更かしをすると妊娠しにくくなりますか?

夜更かしをしたからといって、必ず妊娠しにくくなるわけではありません。

ただし、遅い就寝時間や睡眠リズムの乱れと不妊との関連が報告されています。睡眠だけで妊娠のしやすさが決まるわけではありませんが、妊活中の生活習慣のひとつとして睡眠リズムを整えることは大切です。

Q2. 妊活中は何時間くらい寝るのが理想ですか?

妊活中の睡眠時間に「必ず何時間」という明確な基準はありません。

一般的には7〜9時間程度を目安に、日中に強い眠気や疲労感が残らない睡眠を安定して確保できるとよいでしょう。睡眠時間だけでなく、毎日なるべく同じ時間に寝て起きることも意識してみてください。

Q3. 何時までに寝れば妊娠しやすくなりますか?

研究では22時45分付近がひとつの目安として報告されていますが、これはすべての方に当てはまる絶対的な基準ではありません。

「この時間を過ぎたら妊娠しにくくなる」と不安になりすぎる必要はありません。まずは現在の就寝時間より30分早く寝る、休日も起床時間を大きくずらさないなど、無理のない範囲で整えていきましょう。

Q4. 寝る前のスマホは妊活に影響しますか?

寝る直前までスマホを見る習慣は、寝つきや睡眠リズムに影響することがあります。

妊活中は、寝る前1時間だけでもスマホを控え、照明を少し落として過ごすなど、無理のない範囲から取り入れてみましょう。

Q5. 妊娠中に夜更かししてしまった場合、赤ちゃんに影響しますか?

妊娠中の睡眠についての研究は、主に習慣的な睡眠不足や睡眠トラブルについて調べたものであり、一度の夜更かしだけで赤ちゃんに重大な影響が出ることを示したものではありません。

「昨日だけ遅くまで起きてしまった」という場合は、必要以上に心配せず、その後できる範囲で休息をとり、普段の生活リズムに戻していきましょう。

ただし、眠れない状態が長く続く、強いいびきや息苦しさがある、日中の眠気が非常に強いなどの場合は、産婦人科で相談してください。

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宇都宮泰子 監修者写真

院長:宇都宮 泰子
(うつのみや やすこ)

FEMICA認定妊活指導士/鍼灸学修士/MBA(経営管理修士)
はり師・きゅう師(国家資格)

  • 日本フェムライフ統合ケア協会 代表理事
  • 日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー
  • 日本生殖医学会会員

不妊・不育症を専門とし、東洋医学と生殖医療の両面から体質改善をサポート。大学院研究員としての研究活動も行いながら、臨床現場で妊活支援に従事している。

※本記事は一般的な医学情報を提供するものであり、診断・治療を目的とするものではありません。治療方針は必ず主治医の指示に従ってください。

妊活中の睡眠や生活リズムが気になる方へ

妊活中は、睡眠不足や夜更かしが気になって「この生活で大丈夫かな」と不安になることもあると思います。

睡眠だけで妊娠のしやすさが決まるわけではありませんが、睡眠や生活リズムを含めて、毎日の体調を整えていくことは妊活中の身体づくりのひとつです。

大阪市都島区にある宇都宮鍼灸良導絡院では、お身体の状態を確認しながら、鍼灸・温灸・スーパーライザーなどを組み合わせ、妊活中の体調管理をサポートしています。

「寝ても疲れが取れない」「夜になると眠れない」「妊活中の体調を整えたい」と感じている方は、お気軽にご相談ください🍀

24時間予約受付中

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院長:宇都宮 泰子
(うつのみや やすこ)

FEMICA認定妊活指導士/鍼灸学修士/MBA(経営管理修士)
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不妊・不育症を専門とし、東洋医学と生殖医療の両面から体質改善をサポート。大学院研究員としての研究活動も行いながら、臨床現場で妊活支援に従事している。

※本記事は一般的な医学情報を提供するものであり、診断・治療を目的とするものではありません。治療方針は必ず主治医の指示に従ってください。

生理中の不調や妊活中の体づくりでお悩みの方へ

生理中のヨガは、無理に頑張るものではなく、その日の体調に合わせて心身をゆるめる時間として取り入れることが大切です。

月経痛が強い、冷えや腰の重だるさが気になる、妊活中の体調管理に不安がある方は、ひとりで抱え込まずにご相談ください。

大阪市都島区にある宇都宮鍼灸良導絡院では、月経周期や妊活の状況、お身体の状態を確認しながら、無理のない体づくりをサポートしています。

「生理中はどう過ごしたらいい?」「妊活中にヨガや運動を続けても大丈夫?」と迷われる方も、お気軽にご相談ください🍀

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不妊の検査でわかること【妊娠への第一歩は正確な診断から】

投稿日:

不妊症の原因を明確にするためには、男女ともにしっかりとした検査が必要です。適切な検査を行うことで、原因を特定し、最適な治療を受けることができます。特に女性においては、卵巣機能やホルモンバランスの確認が重要です。

女性の不妊検査

女性側の不妊検査には、いくつかの重要なステップがあります。

  • 基礎体温の測定
    基礎体温を記録することで、排卵が正常に行われているか確認します。排卵後の体温上昇を見て、低温期と高温期がしっかりと分かれているかをチェックします。
  • 頸管粘液検査
    頸管粘液が精子をサポートするかを確認します。クラミジアなどの感染症も調べられます。
  • フーナーテスト
    排卵期に性交後、頸管粘液中の精子の運動性を確認し、精子が子宮内に進むことができているかを調べる検査です。
  • 子宮卵管造影
    卵管の通過性や子宮の形態に異常がないかを確認します。卵管閉塞や狭窄が不妊の原因となっていないかをチェックします。
  • 経膣超音波検査
    超音波を用いて子宮や卵巣の状態を確認します。卵胞の発育や子宮内膜の厚さを観察し、排卵のタイミングを把握することが可能です。
  • ホルモン検査
    脳下垂体や甲状腺から分泌されるホルモンの状態を確認し、ホルモンバランスに問題がないかをチェックします。
  • AMH(抗ミュラー管ホルモン)検査
    AMHは、卵巣内にどれくらいの卵子が残っているかを測定する検査です。卵巣予備能の指標となるため、年齢や月経周期に関係なく、卵巣の機能を客観的に把握するための重要な検査です。特に、卵巣の機能低下や早発閉経のリスクを確認する際に有用です。
  • 排卵と卵胞発育の確認
    排卵が実際に起こっているか、卵胞が正常に発育しているかを確認することも不妊診断において欠かせません。経膣超音波を使って、排卵の兆候や卵胞の大きさを測定し、タイミングを正確に把握します。これにより、排卵障害や無排卵の原因を特定することが可能です。
  • 抗精子不動化抗体
    抗精子不動化抗体とは、精子を不動化させる作用を持つ自己抗体の総称であり、精子の活動を阻害することで卵子との受精を妨げ、免疫性不妊の原因となる。

不妊の検査にはさまざまな種類がありますが、基本的には上記のような検査を受けることが重要です。これらの検査は、不妊の原因を包括的に評価し、適切な治療方針を立てるための基盤となります。追加の検査が必要な場合もありますが、まずはこれらの基本的な検査を行うことをおすすめします。

遺伝子の画像

男性の不妊検査

男性側では、精液検査が一般的ですが、これだけでは不十分な場合があります。精索静脈瘤や精子のDNA損傷といった精液検査で検出しにくい問題も存在します。したがって、精液検査に加え、触診を行ってくれる医療機関を選ぶことが重要です。

触診の重要性

男性の不妊症の診断において、触診は欠かせないステップです。精索静脈瘤や精管の異常は触診で初めて発見されることが多く、精液所見だけでは見つからない異常を発見できるため、触診や超音波検査を行ってくれる医療機関を推奨します。

まとめ

不妊症の検査は、正確な診断と早期の対応が妊娠への大切なステップです。女性はホルモンバランスや卵巣機能の確認を含め、男性は精液検査に加え、触診も含めた包括的な検査を行うことが重要です。適切な医療機関を選び、最適な治療を受けることが成功のカギとなります。

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精液所見が悪いとどうなる?男性不妊に与える影響と改善法5選

投稿日:

主人の精液所見が悪い 何かできることある?

妊活をしている中で、パートナーの精液検査の結果が良くなかったというお話は珍しくありません。「濃度や運動率がギリギリだった」「結果が悪かった」など、不安に感じる方も多いと思います。しかし、精液検査の結果は一回の検査だけで結論を出すものではありません。

精液検査の結果について

精液検査は、1回の結果で全てを判断するものではありません。通常、最低でも3回程度の検査を行い、その平均値をもとに評価することが推奨されています。

たとえば、前日の睡眠不足やストレス、飲酒などが検査結果に影響することもあります。そのため、1回の結果が悪かったからといって落胆したり、ご主人を責めたりする必要はありません。

さらに、精液検査だけではわからない男性不妊の原因もあります。たとえば、精索静脈瘤という隠れた原因がある場合、精液検査では発見できないことがあります。このような場合は、追加の検査や触診を行ってくれる専門のクリニックや泌尿器科を受診することをお勧めします。

精子について考える男性の画像

悪い影響を与える要因

  • 睡眠不足
  • 暴飲暴食
  • 喫煙や過度の飲酒
  • ストレスや生活リズムの乱れ
  • 睾丸を温めるサウナや長風呂

精子の質を改善するためには、まずこれらの要因を見直し、健康的な生活を送ることが大切です。

改善のためにできること

  1. 睡眠時間を確保する(1日7時間以上を目安)
  2. バランスの取れた食事を摂る(抗酸化作用のある食品や亜鉛、ビタミンEを意識的に)
  3. 適度な運動を取り入れる(ウォーキングや軽い筋トレ)
  4. ストレスを軽減する(リラックスできる時間を持つ)
  5. 禁煙・飲酒の制限

鍼灸や漢方、サプリメントの利用

鍼灸や漢方、サプリメントも精子の質改善をサポートしますが、結果がすぐに現れるわけではありません。身体に変化が反映されるには約3カ月かかると言われています。このため、長期的な視点で取り組むことが重要です。

たとえば…

  • 鍼灸:血流改善やストレス軽減の効果が期待されます。
  • 漢方薬:個々の体質に合った処方を選ぶことで、身体全体の調子を整えます。
  • サプリメント:亜鉛、コエンザイムQ10、L-カルニチンなどが含まれるものが推奨されます。

二人三脚で妊活を進めましょう

ご主人の精液所見が思わしくない場合でも、生活習慣の見直しや適切なケアを行うことで改善する可能性があります。精子の状態を良くするには時間がかかることを理解し、焦らずに取り組むことが大切です。

二人で協力して健康的な生活を送りながら、専門医や鍼灸、漢方の力を借りることも検討してください。妊活は二人三脚で行うもの。共に努力することで、妊娠への近道になります!

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宇都宮鍼灸良導絡院では、一人ひとりの体調やお悩みに合わせた丁寧な施術を行っております。鍼灸についての疑問や、お身体の不調についてのご相談もお気軽にどうぞ。ご予約はこちらから可能です。

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妊活に鉄分は必要?フェリチン・鉄不足の症状と食事のポイント

投稿日:

妊活中、「鉄分をしっかり摂った方がいい」「フェリチンを調べた方がいい」と聞いたことはありませんか?

鉄は、血液中のヘモグロビンをつくり、全身へ酸素を運ぶために欠かせない栄養素です。特に月経のある女性は鉄を失いやすく、妊娠すると必要量も変化するため、妊娠前から不足しないよう意識しておくことが大切です。

一方で、「フェリチンを○○以上にすれば妊娠しやすくなる」「鉄を摂れば卵子の質が上がる」と単純に考えることはできません。

この記事では、妊活中に知っておきたい鉄とフェリチンの役割、鉄不足のサイン、1日に必要な量、食事やサプリメントの考え方について分かりやすく解説します。

この記事の要点まとめ
  • 鉄はヘモグロビンの材料となり、全身へ酸素を運ぶために必要な栄養素です。
  • フェリチンは体内に蓄えられている鉄の状態を知るための指標のひとつです。
  • ヘモグロビンが正常でも、鉄の貯蔵量が少なくなっている「貧血を伴わない鉄欠乏」の場合があります。
  • 妊活中のフェリチンに「全員が50ng/mL以上を目指す」といった統一された基準はありません。
  • 鉄不足が疑われる場合は、自己判断で高用量の鉄サプリを飲むのではなく、医療機関で血液検査を受けることが大切です。

妊活中に鉄分が大切な理由

鉄は、赤血球に含まれるヘモグロビンの材料となる重要なミネラルです。

ヘモグロビンは肺から取り込んだ酸素を全身へ運んでいます。そのため鉄が不足すると、十分な酸素を身体の組織へ届けにくくなり、疲れやすさや息切れなどにつながることがあります。

また鉄は、ヘモグロビンだけでなく、細胞の働きやエネルギー代謝などにも関わっています。

月経のある女性は定期的に鉄を失うため、不足しやすい傾向があります。妊娠すると母体の血液量が増え、妊娠中期・後期には鉄の必要量も増えるため、妊娠前から食生活を整えておくことは大切です。

フェリチンとは?「貯蔵鉄」を知るための指標

フェリチンは、体内に鉄を蓄えておくためのたんぱく質です。

身体に取り込まれた鉄の多くはヘモグロビンなどとして利用され、一部は肝臓や骨髄などに蓄えられます。この鉄の蓄えを評価する際に使われる検査のひとつが血清フェリチンです。

鉄が不足してくると、まず蓄えていた鉄が利用されるため、ヘモグロビンが低下するより前にフェリチンが低下することがあります。

そのため、一般的な血液検査で「貧血ではありません」と言われていても、鉄の貯蔵量が少なくなっている場合があります。一般に「隠れ貧血」と呼ばれることがありますが、医学的には貧血を伴わない鉄欠乏などと表現されます。

フェリチンは何ng/mLあればよい?

妊活中の方から、「フェリチンは50ng/mL以上必要ですか?」と相談されることがあります。

しかし、妊娠を希望するすべての女性がフェリチン50ng/mL以上を目指すべきだという統一された公的基準はありません。

WHOでは、健康な成人の場合、フェリチン15µg/L未満を鉄欠乏の判断に用いる目安のひとつとしています。ただし、フェリチンは感染症や炎症などでも上昇するため、数値だけで鉄の状態を判断できない場合があります。

実際の診断では、ヘモグロビン、MCV、血清鉄、総鉄結合能、トランスフェリン飽和度、フェリチンなどを必要に応じて確認します。検査結果については、自己判断せず医師に確認しましょう。

鉄不足は妊娠しにくさと関係する?

鉄の状態と女性の妊孕性については、現在も研究が続いています。

不妊女性ではフェリチンが低い方が多かったとする観察研究や、鉄の摂取量と排卵障害による不妊との関連を報告した研究があります。

一方で、妊娠を希望する女性を対象とした研究では、鉄の摂取量と妊娠しやすさとの関連が一貫して認められているわけではありません。

そのため、現時点では「鉄を摂れば妊娠率が上がる」「フェリチンを高くすれば卵子の質が良くなる」とは断定できません。

大切なのは、妊娠率を上げる目的で必要以上に鉄を摂ることではなく、鉄欠乏や貧血がある場合に適切に評価し、不足を放置しないことです。

鉄不足でみられることがある症状

鉄不足が進むと、次のような症状がみられることがあります。

  • 疲れやすい、だるい
  • 息切れや動悸を感じる
  • めまいや立ちくらみ
  • 頭痛
  • 集中しにくい
  • 顔色が悪いと感じる

ただし、これらの症状は鉄不足だけで起こるものではありません。

特に、月経量が多い、以前から貧血を指摘されている、極端な食事制限をしている、強い疲労感が続いているといった場合には、一度医療機関で相談しておくとよいでしょう。

妊活中の女性は鉄を1日どれくらい摂ればよい?

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、月経のある成人女性の鉄の推奨量は次のように示されています。

  • 18〜29歳・月経あり:10.0mg/日
  • 30〜49歳・月経あり:10.5mg/日
  • 18〜29歳・月経なし:6.0mg/日
  • 30〜49歳・月経なし:6.0mg/日

妊娠すると必要量は変わり、2025年版では妊娠初期に+2.5mg/日、妊娠中期・後期には+8.5mg/日の付加量が設定されています。

ただし、これは健康な人を対象とした食事摂取基準です。すでに鉄欠乏や鉄欠乏性貧血がある場合の治療量とは異なります。

ヘム鉄と非ヘム鉄の違い

食品に含まれる鉄は、大きくヘム鉄と非ヘム鉄に分けられます。

ヘム鉄

ヘム鉄は、肉や魚介類などの動物性食品に含まれる鉄で、非ヘム鉄より吸収されやすい特徴があります。

主な食品には次のようなものがあります。

  • 赤身の牛肉・豚肉
  • かつお
  • いわし
  • まぐろ
  • あさりなどの魚介類

非ヘム鉄

非ヘム鉄は、大豆製品や野菜、豆類などに含まれています。

  • 納豆・豆腐などの大豆製品
  • 小松菜
  • ほうれん草
  • 枝豆
  • レンズ豆・ひよこ豆などの豆類

非ヘム鉄はヘム鉄に比べて吸収されにくいものの、ビタミンCを含む食品と組み合わせることで吸収されやすくなります。

鉄を効率よく摂る食事のポイント

1.肉・魚・大豆製品をバランスよく取り入れる

鉄だけを意識するのではなく、肉、魚、卵、大豆製品などのたんぱく質源を偏らないように組み合わせましょう。

2.非ヘム鉄はビタミンCと組み合わせる

野菜や大豆製品に含まれる非ヘム鉄は、ビタミンCを含む野菜や果物と組み合わせる方法がおすすめです。

例えば、次のような組み合わせがあります。

  • 納豆+ブロッコリー
  • 小松菜+パプリカ
  • 豆料理+トマト
  • 赤身肉+野菜のおかず

3.「妊活に良い食品」だけに偏らない

鉄分が多い食品だけを大量に食べても、妊娠しやすくなるわけではありません。

妊活中は、鉄に加えて、葉酸、たんぱく質、ビタミンD、カルシウム、亜鉛なども含め、主食・主菜・副菜をそろえた食事を基本にしましょう。

4.レバーの大量・頻回摂取には注意する

レバーには鉄が多く含まれていますが、ビタミンA(レチノール)も非常に多い食品です。

妊娠を希望している方や妊娠初期の方は、ビタミンAの過剰摂取を避ける必要があるため、「鉄が多いから」とレバーを頻繁に大量摂取することはおすすめできません。

鉄サプリは妊活中に飲んだ方がいい?

鉄サプリメントは、不足している方にとって有用な場合がありますが、妊活中のすべての方が高用量の鉄を摂る必要があるわけではありません。

鉄サプリメントでは、便秘、吐き気、腹痛、胃の不快感などが起こることもあります。また、妊活用サプリ、マルチビタミン、鉄サプリなどを重ねることで、知らないうちに摂取量が多くなることもあります。

貧血を指摘されている場合やフェリチンが低い場合には、原因や不足の程度によって必要な補充量が異なるため、主治医に相談して使用しましょう。

こんな場合は医療機関へ相談を

次のような場合は、食事だけで様子を見るのではなく、婦人科や内科などで相談することをおすすめします。

  • 月経量が非常に多い
  • 月経が長期間続く
  • 過去に貧血や鉄不足を指摘されている
  • 疲労感、息切れ、動悸、めまいなどが続いている
  • 鉄サプリを飲んでいるのに数値が改善しない
  • 食事制限や菜食などで鉄不足が心配

鉄不足の背景に、月経過多や子宮筋腫など別の原因が隠れていることもあります。症状が続く場合は、原因も含めて確認してもらいましょう。

当院からひとこと

妊活を始めると、「フェリチンはいくつあればいい?」「何を食べれば卵子にいい?」と、一つひとつの数値や食品が気になってしまうことがあります。

鉄は大切な栄養素ですが、数値を必要以上に高くすることが目的ではありません。まずは不足しているかどうかを適切に確認し、必要があれば医療機関で治療や栄養指導を受けることが大切です。

当院では、病院での不妊治療や検査を優先しながら、食事、睡眠、冷え、胃腸の状態、ストレスなども含め、妊活中の身体づくりを一緒に考えています。

当院でよく受けるご相談

Q. フェリチンは50ng/mL以上ないと妊娠できませんか?

A. そのような基準はありません。妊活中のすべての方にフェリチン50ng/mL以上を推奨する公的な基準はなく、ヘモグロビンなど他の検査値や症状も含めて判断します。

Q. ヘモグロビンが正常なら鉄不足ではありませんか?

A. ヘモグロビンが正常でも、フェリチンが低下して鉄の蓄えが少なくなっている場合があります。気になる場合は医療機関で相談してください。

Q. 鉄サプリを飲めば妊娠しやすくなりますか?

A. 鉄サプリによって妊娠率が上がるとは断定できません。鉄欠乏が確認されている場合には補う意味がありますが、自己判断による過剰摂取は避けましょう。

Q. 妊活中はレバーをたくさん食べた方がいいですか?

A. レバーには鉄が多い一方、ビタミンAも多く含まれています。妊娠を希望する時期は、継続的な大量摂取を避け、赤身肉、魚介類、大豆製品、野菜など複数の食品から鉄を摂りましょう。

Q. 月経量が多いのですが、鉄不足になりやすいですか?

A. 月経による出血量が多い方は鉄不足のリスクが高くなることがあります。経血量が非常に多い場合は、鉄不足だけでなく月経過多の原因についても婦人科へ相談してください。

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妊活中の食事や体調について見直したい方へ

妊活中は、鉄やフェリチンをはじめ、さまざまな検査値や栄養素が気になるものです。ただし、一つの数値だけを目標にするのではなく、必要な検査や治療を受けながら、食事や睡眠など日々の生活を整えていくことも大切です。

貧血や鉄不足が疑われる場合には、まず医療機関で検査を受け、必要な治療について主治医にご相談ください。

大阪市都島区にある宇都宮鍼灸良導絡院では、不妊治療の状況や体調を伺いながら、食事・睡眠・冷え・ストレスなども含め、妊活中の身体づくりやコンディション調整をサポートしています。

病院での治療と並行して身体を整えたい方や、「今の生活で見直せるところはあるかな」と感じている方も、お気軽にご相談ください🍀

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30代からの自然妊娠は可能?妊娠力を高める鍼灸サポートの効果とは

投稿日:

30代の方の自然妊娠サポートについて

自然妊娠をご希望される30歳の方に向けた情報と当院でのサポートをご紹介します。

自然妊娠は可能?

30代前半の1周期あたりの妊娠率は約25~30%で、これは一般的に高いと感じられる数値ではないかもしれません。さらに35歳以降になると18%台まで下がるため、早めのアプローチが重要です。

ご夫婦ともに健康や生殖機能に問題のないカップルが正しい排卵日で夫婦生活を行った場合の1周期の妊娠の確率は以下の通りです。

  • 20代:25~30%
  • 30~34歳:25~30%
  • 35~39歳:約18%
  • 40~44歳:約5%
  • 45歳:約1%

自然妊娠の確率は、思った以上に高くないのが現実です。そのため、今からできる妊娠しやすい身体づくりが非常に大切です。

タイミングを取り始めて半年経過しても妊娠に至らない場合、何らかの原因が隠れている可能性があります。そのため、当院では妊娠しやすい身体づくりをサポートしつつ、一度クリニックで検査を受けることをお勧めしています。

検査の重要性

妊娠しにくい原因として、女性だけでなく男性にも要因がある場合が少なくありません。検査を受けた方の中には、例えば以下のようなことが見つかることがあります。

  • 排卵が規則的でない
  • 卵管に詰まりがある
  • 精子の運動率や量が基準値に満たない

これらの問題があると、どんなにタイミングを取っても妊娠が難しい場合があります。時間を無駄にしないためにも、まずご夫婦で検査を受けることが妊活の第一歩です。

検査で何を調べるべき?

検査で調べるべき主な項目は次の通りです。

女性の検査

  1. 排卵の有無(基礎体温やホルモン検査)
  2. 卵管の通り具合(卵管造影検査など)
  3. 子宮内の状態(超音波検査や内膜チェック)
  4. AMH(抗ミュラー管ホルモン)検査による卵巣の予備能力の確認

男性の検査

  1. 精液検査(量、運動率、形態など)
  2. 精索静脈瘤の有無(触診や超音波検査)

精子の質に悩む男性の画像

当院でできるサポート

検査を受けた上で、自然妊娠が可能である場合、当院では以下のような方法で妊娠しやすい身体づくりをサポートしています。

  • 東洋医学に基づく体質改善
    鍼灸治療により、血流を促進し、ホルモンバランスを整えます。冷え性やストレスの解消を目指した施術を行います。

  • ライフスタイルのアドバイス
    食事や睡眠の質を改善するための具体的な提案をします。適切な運動習慣の導入をサポートします。

  • ストレスマネジメント
    ストレスは妊娠率に影響を与える要因の一つです。当院ではリラクゼーション効果を取り入れた妊活マッサージも取り入れています。

自然妊娠をご希望される場合、まずは検査を受けて妊娠可能な状態を確認することが重要です。その上で、妊娠しやすい身体づくりを進めていきましょう。当院では、東洋医学の知識と実績に基づき、皆さまの妊活を全力でサポートいたします。

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妊活中に熱が出たら?インフルエンザ・コロナが卵子・精子に与える影響と再開の目安

投稿日:

妊活中にインフルエンザや新型コロナウイルス感染症にかかり、熱が出ると、「今周期は妊活しても大丈夫?」「排卵日に高熱が出たけれど影響はある?」「熱で卵子や精子に影響する?」「薬を飲んでもいいの?」と不安になる方は少なくありません。

結論からいうと、インフルエンザやコロナ、発熱による妊活への影響は、多くの場合一時的です。

ただし、高熱が続いた場合や、採卵・胚移植・人工授精などの予定が近い場合、妊娠の可能性がある時期は、自己判断で治療を進めたり薬を中止したりせず、通院中の医療機関へ相談することが大切です。

この記事では、妊活中に熱が出たときの考え方と、インフルエンザ・コロナや高熱が精子・排卵などに与える可能性のある影響、妊活再開の目安について男女それぞれの視点から解説します。

この記事の要点まとめ
  • 妊活中にインフルエンザ・コロナや発熱があっても、その影響は多くの場合一時的です。
  • 男性では高熱のあとに精子濃度・運動率・形態などが一時的に変化することがあります。
  • 女性では感染や体調不良に伴って排卵や月経周期が一時的にずれることがあります。
  • 採卵・移植・人工授精の予定が近い場合は、自己判断せず通院先へ連絡しましょう。
  • 妊娠の可能性がある時期の高熱や薬の使用については、医師・薬剤師へ妊娠の可能性を伝えて相談しましょう。

インフルエンザやコロナウイルス感染が妊活に与える影響を解説

妊活中に熱が出たら?まずは焦らず回復を優先

妊活中は排卵日や人工授精、採卵日、移植日などの予定があるため、熱が出ると「この周期を無駄にしたくない」と感じる方も多いと思います。

しかし、インフルエンザやコロナなどに感染しているときは、発熱、脱水、睡眠不足、食欲低下、強い倦怠感などにより身体全体に負担がかかっています。

まずは水分や休息を確保し、感染症からの回復を優先しましょう。

「熱が出たから妊娠できなくなる」ということではありません。ただし、排卵日や治療予定が近い場合でも、発熱の程度や治療内容によって判断は変わるため、必要に応じて通院中のクリニックへ確認してください。

妊活中の発熱は精子に影響する?

男性の場合、発熱による影響で特に気になるのが精子です。

精子をつくる過程は熱の影響を受けることが知られており、高熱が続いたあとには、精子濃度、運動率、形態などの精液所見に一時的な変化がみられることがあります。

ただし、発熱した男性すべてに同じ影響が出るわけではありません。熱の高さや続いた期間、もともとの精液所見などによって個人差があります。

高熱後の精子はどれくらいで戻る?

精子がつくられ成熟するまでには一定の時間がかかります。

そのため、高熱のあとすぐに受けた精液検査で数値が低下していても、その状態がずっと続くとは限りません。

発熱後の状態を確認する場合には、2〜3か月後を再評価のひとつの目安として考えることがありますが、回復までの期間には個人差があります。

採卵、人工授精、体外受精の予定が近い場合や、もともと精液所見を指摘されている場合は、「いつ、どのくらいの熱が出たか」をクリニックへ伝え、必要に応じて精液検査について相談しましょう。

コロナ感染後の精子への影響

新型コロナウイルス感染症についても、感染後に精子濃度や精子数などの精液所見が一時的に変化する可能性を示した研究があります。

ただし、研究にはばらつきがあり、すべての男性に大きな影響が起こると考える必要はありません。発熱、全身状態、炎症など複数の要因が関係している可能性があります。

「コロナにかかったから妊娠できない」と決めつけず、治療予定が近い場合や精液所見が気になる場合は主治医へ相談しましょう。

女性の発熱は卵子や排卵に影響する?

女性の場合、「高熱が出ると卵子の質が悪くなるのでは」と心配されることがあります。

インフルエンザやコロナによる一時的な発熱だけで、卵子そのものの質が大きく低下すると断定できる根拠はありません。

一方、感染症による体調不良、睡眠不足、食欲低下、強い疲労や身体へのストレスなどに伴って、排卵時期や月経周期が一時的にずれることはあります。

排卵が遅れる、生理予定日がずれるなどの変化があっても、1周期だけで長期的な卵巣機能の低下と判断することはできません。

排卵日に高熱が出た場合は?

排卵日前後に高熱が出た場合も、「その周期は妊娠できない」と一律に考える必要はありません。

ただし、高熱や強い倦怠感がある状態で無理にタイミングを取る必要はありません。体調の回復を優先し、人工授精や不妊治療中の場合は通院先へ確認しましょう。

採卵・移植周期に感染した場合

採卵周期や胚移植周期にインフルエンザやコロナに感染した場合は、通院中のクリニックへ連絡しましょう。

発熱の程度、症状、感染した時期、卵胞の状態、移植予定、使用している薬などによって、予定どおり進めるか延期するかの判断は変わります。

特に採卵では処置や麻酔・鎮静を伴うこともあるため、体調や呼吸器症状について事前に共有しておくことが大切です。

自己判断で不妊治療の薬を中止したり、発熱したまま連絡せず通院したりせず、クリニックの指示を確認してください。

妊娠の可能性がある時期・妊娠初期に高熱が出たら?

排卵後、人工授精後、胚移植後、生理予定日前など、妊娠の可能性がある時期に高熱が出ると不安になると思います。

妊娠初期の発熱や高体温と、一部の先天異常との関連を調べた研究がありますが、「少し熱が出たら赤ちゃんに問題が起こる」という意味ではありません。

大切なのは、高熱を我慢し続けないことです。

妊娠している可能性がある場合は、そのことを医師へ伝え、発熱の原因や必要な治療について相談してください。

強い息苦しさ、水分が取れない、意識状態がおかしいなど症状が強い場合は、早めに医療機関へ相談しましょう。

妊活中の解熱剤・インフルエンザ薬は使ってもいい?

妊活中や妊娠の可能性がある時期に薬を使用するときは、「妊娠している可能性がある」と医師や薬剤師へ伝えることが大切です。

解熱鎮痛剤について

妊娠中の発熱や痛みに対しては、アセトアミノフェンが使用されることがあります。

ただし、「妊娠中でも自由に飲んでよい」という意味ではありません。持病、併用薬、症状などによって判断が変わるため、用法・用量を守り、必要に応じて医師・薬剤師へ確認してください。

イブプロフェンやロキソプロフェンなどのNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)は、妊娠週数などによって注意が必要です。妊娠の可能性がある場合は、自己判断で継続使用せず確認しましょう。

インフルエンザ治療薬について

妊娠中はインフルエンザが重症化するリスクが高くなるため、必要な場合には妊娠中でも抗インフルエンザ薬による治療が行われます。

オセルタミビル(タミフル)は、妊娠中のインフルエンザ治療で使用経験が多く、CDCなどでも治療薬として推奨されています。

一方、バロキサビル(ゾフルーザ)は妊娠中の安全性・有効性データが十分ではなく、CDCでは妊娠中の使用を推奨していません。

妊活中で妊娠している可能性がある場合は、そのことを診察時に伝えたうえで治療薬を選んでもらいましょう。

コロナの治療薬について

新型コロナウイルス感染症の治療薬は、重症化リスク、妊娠の有無、持病、腎機能、併用薬などによって使用できる薬が異なります。

妊活中・妊娠の可能性がある時期に治療薬を使用する場合は、自己判断せず、医師へ「妊娠の可能性がある」ことを伝えてください。

インフルエンザ・コロナ後、妊活はいつ再開していい?

発熱後の妊活再開時期に、「○日後から」「必ず○か月休む」という一律の基準があるわけではありません。

発熱の程度や期間、男女どちらが発熱したか、タイミング法・人工授精・体外受精など治療内容によって考え方が変わります。

男性の場合

高熱が続いた場合には、一時的に精液所見へ影響が出る可能性があります。

ただし、「発熱したら必ず2〜3か月避妊しなければならない」ということではありません。

人工授精や体外受精を予定している方、もともと精液所見に問題を指摘されている方、高熱が数日続いた方などは、主治医と相談し、必要に応じて精液検査を検討しましょう。

女性の場合

解熱し、食事や水分が取れ、睡眠や日常生活が普段に近い状態へ戻ってきたら、妊活再開を検討できます。

ただし、排卵や月経が大きくずれている、咳や強い倦怠感が残っている、採卵や移植の予定がある場合は、通院中のクリニックへ確認してください。

「今周期を絶対に逃さないこと」より、身体の状態と治療内容を確認しながら無理なく進めることが大切です。

妊活中にインフルエンザ・コロナへ感染したときのセルフケア

妊活の予定が気になっても、感染中はまず身体を休ませることを優先しましょう。

  • 水分をこまめにとる
  • 食べられるものを無理のない範囲でとる
  • 十分な睡眠と休息をとる
  • 高熱を我慢しすぎない
  • 妊娠の可能性があることを医師・薬剤師へ伝える
  • 採卵・移植・人工授精が近い場合はクリニックへ連絡する
  • 解熱後も強い倦怠感が残る間は無理な運動を避ける

症状が長引く場合や悪化する場合は、妊活の予定よりも医療機関への相談を優先してください。

当院からひとこと

妊活中の発熱では、「この周期を逃したくない」という気持ちと、「このまま進めて大丈夫なのかな」という不安が重なることがあります。感染症や高熱があるときは、まず身体を休めることが大切です。採卵や移植などの予定がある場合は主治医へ確認し、体調が落ち着いてから次の治療に向けた身体づくりを考えていきましょう。

当院でよく受けるご相談

Q1. 妊活中に熱が出たら、その周期は妊娠をあきらめた方がいいですか?

A. 必ずしもあきらめる必要はありません。ただし、高熱や強い倦怠感があるときは回復を優先してください。人工授精・採卵・移植などの予定がある場合は、通院先へ確認しましょう。

Q2. 夫がインフルエンザやコロナで高熱を出すと精子に影響しますか?

A. 高熱のあとに精子濃度・運動率・形態などが一時的に変化することがあります。ただし個人差があり、永続的な影響を意味するものではありません。必要に応じて主治医へ精液検査について相談してください。

Q3. 排卵日に高熱が出たら妊娠しにくくなりますか?

A. 排卵日前後の一時的な発熱だけで妊娠できないと判断することはできません。ただし、感染や体調不良に伴い排卵時期がずれることはあります。治療中の場合は通院先へ相談しましょう。

Q4. 妊娠しているかもしれない時期にインフルエンザで高熱が出たらどうすればいいですか?

A. 高熱を我慢せず医療機関へ相談し、妊娠している可能性があることを伝えてください。必要な治療や薬について医師に確認しましょう。

Q5. 妊活中にカロナールなどのアセトアミノフェンを飲んでも大丈夫ですか?

A. アセトアミノフェンは妊娠中にも使用される解熱鎮痛薬ですが、自己判断で長期間使用するのではなく、用法・用量を守り、妊娠の可能性や持病・併用薬がある場合は医師や薬剤師へ確認してください。

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📚参考文献

この記事の監修者

宇都宮泰子 監修者写真

院長:宇都宮 泰子
(うつのみや やすこ)

FEMICA認定妊活指導士/鍼灸学修士/MBA(経営管理修士)
はり師・きゅう師(国家資格)

  • 日本フェムライフ統合ケア協会 代表理事
  • 日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー
  • 日本生殖医学会会員

不妊・不育症を専門とし、東洋医学と生殖医療の両面から体質改善をサポート。大学院研究員としての研究活動も行いながら、臨床現場で妊活支援に従事している。

※本記事は一般的な医学情報を提供するものであり、診断・治療を目的とするものではありません。治療方針は必ず主治医の指示に従ってください。

発熱後の妊活や治療再開に不安がある方へ

インフルエンザやコロナで熱が出たあと、「このまま妊活を続けていいのかな」「採卵や移植に影響しないかな」と不安になることもあると思います。

採卵・移植・人工授精などの予定が近い場合は、まず生殖医療クリニックへ発熱や症状について伝え、治療を予定どおり進めてよいか確認してください。

そのうえで、体調が落ち着いたあとに身体のコンディションを整えたい場合、大阪市都島区にある宇都宮鍼灸良導絡院では、治療状況や体調を伺いながら、妊活中の身体づくりやコンディション調整をサポートしています。

病院での治療と並行して身体を整えたい方や、発熱後の体調について相談したい方もお気軽にご相談ください🍀

24時間予約受付中

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そわそわ期(ソワソワ期)とは?よくある症状と妊娠判定日までの過ごし方

投稿日:

排卵後や胚移植後、妊娠判定日を迎えるまでの期間に、「妊娠しているのかな」「この症状は着床のサインなのかな」と落ち着かなくなることはありませんか。

妊活中の方の間では、このように期待と不安が入り混じる時期を「そわそわ期」または「ソワソワ期」と呼ぶことがあります。

眠気や胸の張り、下腹部の違和感などがあると妊娠を期待する一方、何も症状がないと「今回もだめなのでは」と不安になる方も少なくありません。

しかし、そわそわ期に感じる症状だけで、妊娠しているかどうかを判断することはできません。

この記事では、そわそわ期とはいつからいつまでなのか、よくある症状、妊娠判定日までの過ごし方について、医学的な注意点を含めてわかりやすく解説します。

この記事の要点まとめ
  • そわそわ期とは、排卵後や胚移植後から妊娠判定日までの期間を表す、妊活中の方の間で使われる言葉です。
  • そわそわ期は医学用語ではなく、期間について明確な定義はありません。
  • 眠気、だるさ、胸の張り、下腹部の違和感などは、生理前にも妊娠初期にも起こる可能性があります。
  • 症状がある場合も、何も症状がない場合も、それだけで妊娠の結果を判断することはできません。
  • 特別な食べ物や長時間の安静よりも、医師の指示を守りながら普段に近い生活を続けることが大切です。
  • フライング検査は、検査時期や不妊治療で使用した薬の影響により、正しく判定できないことがあります。

妊活中のソワソワ期に、陽性反応が出るよう願う女性の画像

そわそわ期とは?

「そわそわ期」とは、妊娠を希望している方が、排卵後や胚移植後から妊娠判定日までを待つ期間について使うことが多い言葉です。

正式な医学用語ではないため、いつからいつまでを指すのかについて、明確な定義はありません。

自然妊娠やタイミング法、人工授精の場合は、一般的に排卵後から生理予定日または妊娠検査を行う日までを指します。

体外受精や顕微授精の場合は、胚移植後からクリニックで指定された妊娠判定日までを、そわそわ期と呼ぶことが多いでしょう。

「約2週間の待機期間」と説明されることもありますが、治療方法や胚移植の日程によって判定日までの日数は異なります。

不妊治療中の方は、インターネット上の日数ではなく、通院しているクリニックから案内された判定日に従ってください。

そわそわ期に起こりやすい症状

排卵後は、黄体ホルモンであるプロゲステロンの影響を受けやすい時期です。

そのため、妊娠しているかどうかにかかわらず、次のような体調変化を感じることがあります。

  • 眠気やだるさ
  • 胸の張りや痛み
  • 下腹部のチクチク感や重さ
  • お腹の張りや便秘
  • 腰の重だるさ
  • 頭痛
  • 気分の落ち込みやイライラ
  • 食欲の変化
  • おりものの変化
  • 少量の出血

これらは妊娠初期に感じることがある症状ですが、生理前症候群(PMS)や、黄体補充に使用している薬の影響でも起こる可能性があります。

反対に、妊娠していても判定日前にはほとんど症状を感じない方もいます。

症状があるから陽性、症状がないから陰性とは判断できません。

下腹部のチクチクは着床のサイン?

そわそわ期には、「下腹部がチクチクする」「一瞬だけ痛みを感じた」という声も多く聞かれます。

こうした違和感を「着床痛」と表現することがありますが、痛みだけで着床が起きたかどうかを確認することはできません。

腸の動き、子宮周辺の緊張、生理前の変化、治療薬の影響など、下腹部の違和感にはさまざまな原因が考えられます。

少量の出血は着床出血?

生理予定日前に少量の出血があると、「着床出血かもしれない」と期待する方もいるでしょう。

妊娠初期に少量の出血が見られる場合はありますが、生理の始まりやホルモンの変化、子宮頸部からの出血などとの区別は困難です。

出血の有無や色だけで、妊娠しているかどうかを判断しないようにしましょう。

そわそわ期に症状がないのはよくない?

「胸が張らなくなった」「前回よりも眠気がない」「何も症状を感じない」と不安になることもあります。

しかし、妊娠初期の体調変化には大きな個人差があります。同じ方でも、周期によって感じ方が異なることがあります。

症状が突然なくなったように感じても、それだけで妊娠の経過や判定結果を判断することはできません。

判定日を迎えるまでは、症状を何度も確認するよりも、医師から指示された薬や受診日を守ることを優先しましょう。

そわそわ期の過ごし方

そわそわ期は、「何か特別なことをしなければならない期間」ではありません。

妊娠の結果を自分の行動だけでコントロールしようとすると、かえって心身の負担が大きくなることがあります。

次のポイントを意識しながら、できるだけ普段に近い生活を続けましょう。

1.処方された薬は指示どおり続ける

不妊治療中は、黄体ホルモンなどの薬が処方されていることがあります。

少量の出血があった場合や、市販の妊娠検査薬で陰性になった場合でも、自己判断で薬を中止しないでください。

妊娠している可能性がある時期に市販薬やサプリメントを使用する場合も、必要に応じて医師や薬剤師へ相談しましょう。

2.普段どおりの生活を基本にする

そわそわ期だからといって、一日中横になったり、仕事や家事をすべて休んだりする必要はありません。

特に胚移植後については、長時間の安静によって妊娠率や出産率が高くなるという根拠は確認されておらず、胚移植後のベッド上安静は推奨されていません。

体調に問題がなければ、通常の家事や仕事、軽い散歩などは行ってもよいと考えられます。

ただし、クリニックから個別の指示を受けている場合や、激しい運動、重い物を持つ仕事をしている場合は、主治医の指示を優先してください。

3.軽い運動や散歩で気分転換する

軽い散歩やストレッチは、妊娠判定を待つ間の気分転換になります。

「動くと着床しないのでは」と心配になるかもしれませんが、通常の日常動作によって胚が子宮から落ちてしまうことはありません。

息が大きく上がる運動や、強い腹圧がかかる運動、転倒の危険がある運動は控え、疲れを残さない程度にしましょう。

4.睡眠と休息を優先する

そわそわ期は、妊娠判定のことを考えて眠れなくなる方もいます。

睡眠不足が続くと、不安感や疲労感が強くなり、普段なら気にならない症状にも敏感になりやすくなります。

就寝前はスマートフォンを見る時間を減らす、照明を少し暗くする、深呼吸をするなど、眠りに入りやすい環境を整えてみましょう。

眠れない日があっても、「眠れなかったから妊娠に影響する」と自分を責める必要はありません。横になって体を休めることから始めてください。

5.体を冷やしすぎず、心地よく過ごす

お腹や足元の冷えが気になる場合は、靴下やひざ掛け、入浴などで心地よく過ごしましょう。

ただし、「体を温めれば着床しやすくなる」「冷たい飲み物を飲むと着床しない」ということではありません。

温めることは、妊娠率を上げるためではなく、緊張をゆるめ、快適に過ごすためのセルフケアとして取り入れることが大切です。

6.食事を極端に変えない

そわそわ期には、パイナップルや特定の食べ物が着床に役立つという情報を目にすることがあります。

しかし、特定の食べ物を摂取することで、着床率や妊娠率が上がると断定できる十分な根拠はありません。

食事は一つの食品に偏らず、主食、主菜、副菜を組み合わせることを基本にしましょう。

ジンクスを楽しむこと自体は問題ありませんが、食べられなかったことや、守れなかったことを妊娠の結果と結び付けないでください。

フライング検査はいつからできる?

妊娠検査薬は、尿中のhCGというホルモンを検出する検査です。

自然妊娠の場合、市販の妊娠検査薬を使用できる時期は製品によって異なりますが、一般的には生理予定日を過ぎてからの方が、正しい結果を得やすくなります。

検査時期が早すぎると、妊娠していてもhCGの量が少なく、陰性になることがあります。

また、排卵誘発や採卵のためにhCG注射を使用した場合、注射の成分が体内に残っている間は、妊娠していなくても陽性になる可能性があります。

体外受精や人工授精などの治療中は、自己判断で早く検査するよりも、クリニックが指定した妊娠判定日を待つことが大切です。

そわそわ期に不安が止まらないときは

妊娠を望む気持ちが強いほど、下腹部の感覚、基礎体温、胸の張り、おりものなどを何度も確認したくなるものです。

不安になること自体は、決して悪いことではありません。また、ストレスを感じたことだけを、妊娠しなかった原因と考える必要もありません。

大切なのは、「不安になってはいけない」と我慢するのではなく、不安が大きくなりすぎない工夫を持っておくことです。

  • 妊娠症状を検索する時間を決める
  • 妊活に関するSNSを見ない時間をつくる
  • 気になることは検索せず、メモして診察時に質問する
  • 判定日までに楽しめる予定を一つ入れる
  • 深呼吸や軽いストレッチを行う
  • パートナーや信頼できる人に気持ちを話す

不安で眠れない、食事が取れない、仕事や日常生活に支障が出ている状態が続く場合は、治療中のクリニックや心理職などへ相談することも検討してください。

当院でお伝えしていること

そわそわ期にご来院される方からは、「少しの症状がすべて気になる」「何も症状がなくて不安」「検索するのをやめられない」というご相談をよく伺います。

当院では、症状から妊娠の結果を予測するのではなく、首肩の緊張、冷え、睡眠、胃腸の状態、ストレスなど、そのときに負担となっている体調を確認しながら施術を行います。

不安を完全になくそうとするのではなく、判定日までの期間を少しでも落ち着いて過ごせるよう、一緒に体調を整えていくことを大切にしています。

そわそわ期に鍼灸を受けてもいい?

妊活中の体調管理や、肩こり、腰痛、冷え、緊張などへのケアとして、そわそわ期に鍼灸を受ける方もいます。

一方で、鍼灸を受けることで着床率や妊娠率、出産率が必ず高くなると断定することはできません。

鍼灸は妊娠を保証する治療ではなく、妊活中の体調管理や、心身を休める時間をつくるための補助的なケアとして考えることが適切です。

胚移植後や妊娠の可能性がある時期に鍼灸を受ける場合は、妊活や不妊治療について理解のある鍼灸師に、治療内容や使用している薬、胚移植日などを伝えましょう。

すぐに医療機関へ相談したい症状

そわそわ期の軽い下腹部の違和感や少量の出血だけで、過度に心配する必要はありません。

ただし、次のような症状がある場合は、妊娠判定日前であっても、治療中のクリニックや婦人科へ早めに連絡してください。

  • 我慢できないほどの強い腹痛
  • 片側だけに続く強い下腹部痛
  • 生理よりも明らかに多い出血
  • 肩に響くような痛み
  • 強いめまい、ふらつき、意識が遠のく感じ
  • 発熱を伴う腹痛

強い腹痛や出血、めまいなどは、異所性妊娠など緊急の対応が必要な状態でも見られることがあります。

「判定日前だから様子を見よう」と我慢せず、症状が強い場合は医療機関へ相談しましょう。

まとめ|そわそわ期は症状を判定する期間ではありません

そわそわ期とは、排卵後や胚移植後から妊娠判定日までの、期待と不安が入り混じりやすい期間を表す言葉です。

眠気、胸の張り、下腹部のチクチク感などがあっても、妊娠初期の症状なのか、生理前や薬による変化なのかを区別することはできません。

また、何も症状がない場合も、それだけで陰性とは判断できません。

そわそわ期に大切なのは、症状を何度も確認したり、特別なことを完璧に行ったりすることではありません。

処方された薬を指示どおり続け、無理のない範囲で普段の生活を送り、指定された判定日を待ちましょう。

不安になってしまう自分を責めず、「それだけ妊娠を望み、ここまで頑張ってきたから」と、自分の気持ちをやさしく受け止めてあげてください。

よくあるご質問(FAQ)

Q1.そわそわ期はいつからいつまでですか?

自然妊娠やタイミング法、人工授精では、排卵後から生理予定日または妊娠検査日までを指すことが一般的です。胚移植後の場合は、移植日からクリニックで指定された妊娠判定日までを指します。

Q2.そわそわ期の症状で妊娠しているかわかりますか?

わかりません。眠気、胸の張り、下腹部の違和感などは、生理前や治療薬の影響でも起こります。妊娠の確認には、適切な時期の妊娠検査が必要です。

Q3.そわそわ期に何も症状がなくても妊娠していますか?

妊娠していても、判定日前には症状をほとんど感じない方がいます。症状がないことだけで、妊娠していないとは判断できません。

Q4.胚移植後は安静にした方がいいですか?

長時間のベッド上安静によって妊娠率や出産率が高くなるという根拠は確認されていません。クリニックから個別の指示がなければ、体調に合わせて普段に近い生活を送りましょう。

Q5.フライング検査で陰性なら妊娠していませんか?

検査時期が早い場合、妊娠していても陰性になることがあります。不妊治療でhCG注射を使用している場合は、反対に偽陽性になる可能性もあります。指定された判定日を待ちましょう。

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📚参考文献

この記事の監修者

宇都宮泰子 監修者写真

院長:宇都宮 泰子
(うつのみや やすこ)

FEMICA認定妊活指導士/鍼灸学修士/MBA(経営管理修士)
はり師・きゅう師(国家資格)

  • 日本フェムライフ統合ケア協会 代表理事
  • 日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー
  • 日本生殖医学会会員

不妊・不育症を専門とし、東洋医学と生殖医療の両面から体質改善をサポート。大学院研究員としての研究活動も行いながら、臨床現場で妊活支援に従事している。

※本記事は一般的な医学情報を提供するものであり、診断・治療を目的とするものではありません。治療方針は必ず主治医の指示に従ってください。

そわそわ期の不安を、ひとりで抱え込まないために

妊娠判定日までのそわそわ期は、少しの体調変化にも敏感になり、「この症状は大丈夫かな」「今できることはあるのかな」と不安になりやすい時期です。

大阪市都島区にある宇都宮鍼灸良導絡院では、妊活の状況や治療の段階を伺いながら、冷え、睡眠、肩こり、緊張、自律神経のバランスなど、そのときのお体に合わせたケアを行っています。

鍼灸は妊娠を保証するものではありませんが、判定日までの心と体をいたわり、自分の状態を見つめる時間として取り入れることができます。「不安な気持ちを誰かに聞いてほしい」「妊活中の体調について相談してみたい」と感じたときは、無理のないタイミングでご相談ください🍀

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保険適用でも安心できない採卵後の注意点

投稿日:

保険適用 採卵でたくさんの卵が採れても安心できない?

保険適用内で体外受精や顕微授精を行う際、多くの方がまず採卵に進みます。しかし、採れた卵が「数」や「見た目のグレード」が良くても、それだけでは十分ではありません。

なぜなら、卵子の「質」と精子の質が赤ちゃんへと育つ可能性を決めるからです。

質の悪い卵がもたらすリスク

これまで多くの方と接してきた中で、以下のようなケースが多く見られます

  • 一度の採卵でたくさんの卵が取れたものの、質が十分でないため移植を繰り返す
  • 結果的に着床しないまま保険適用回数を使い果たしてしまう
  • 自費治療に移行し、精神的にも経済的にも負担が増大する

このような状況を防ぐためには、採卵前に「卵活(卵子の質を高めるための準備)」を行うことが非常に重要です。

卵子の質を高めるために必要なこと

二次卵胞が成熟し排卵されるまでには約3か月かかります。この期間に身体の環境を整えることが、質の良い卵子を育むための鍵となります。

  1. 生活習慣の見直し
  2. 栄養バランスの取れた食事
    抗酸化作用のある食品(緑黄色野菜、ベリー類、ナッツ)や、必須脂肪酸を含む魚類やオリーブオイルの摂取が効果的です。
  3. 十分な睡眠
    質の高い睡眠は、ホルモンバランスを整え、卵子の質の維持に寄与します。
  4. 適度な運動
    ウォーキングやヨガなどの軽い運動は、血流を改善し、卵巣機能をサポートします。
  5. ストレス管理
    ストレスはホルモンバランスを乱すため、リラクゼーション法や趣味を通じて適切に管理することが大切です。
  6. 鍼灸

採卵の前に鍼灸を受けていただくことで卵子の質を向上させることも可能です。

健康的な食生活の画像

クリニック選びの重要性

クリニック選びは、不妊治療を成功させるための重要なステップです。以下のポイントを参考に慎重に選びましょう。

  1. 生殖医療専門医の在籍
    不妊治療を専門とする医師が在籍し、生殖医療の専門資格を持つクリニックを選ぶことが大切です。特に、生殖医療専門医の資格を持つ医師がいるクリニックは、豊富な経験と最新の知識を活かした治療を提供してくれます。
  2. 治療実績と経験
    通いやすさや診療時間も重要ですが、それ以上に治療実績と経験豊富な医師がいることが成功への鍵です。年間の治療件数や成功率を公開しているクリニックは信頼性が高いと言えます。
  3. その他のポイント
    男性不妊への対応が可能かも確認してください。

保険適用内で治療を無駄にしないために

保険適用の治療には回数制限があります。そのため、早い段階で身体の準備を整えることが、無駄なく効果的な治療を受けるための鍵となります。

当院では、採卵前の身体づくりを全力でサポートしています。一人ひとりに寄り添いながら、妊娠への最短ルートを目指すお手伝いをいたします。

参考文献

  • 高橋俊文(2021)「不妊治療を受ける前の心構え一 患者と医療者に知っておいて欲しいこと一」『日本遺伝カウンセリング学会誌』42号、p.415~418

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【妊活と胃腸の関係】東洋医学で考える「胃の気」と妊娠しやすい体づくり

投稿日:

妊活をしていると、卵子の質、子宮内膜、ホルモンバランス、冷え、血流などに意識が向きやすいものです。

一方で、意外と見落とされやすいのが「胃腸の状態」です。

「食べているのに疲れやすい」「食後に眠くなる」「胃もたれや下痢をしやすい」「甘いものがやめられない」などの不調が続いている場合、東洋医学では「胃の気」や「脾胃(ひい)」の働きが弱っている状態として考えることがあります。

ただし、胃腸を整えれば必ず妊娠する、という意味ではありません。妊娠には年齢、卵子・精子の状態、排卵、卵管、子宮環境、ホルモン、免疫、生活習慣など、さまざまな要因が関係します。

そのうえで、胃腸の働きを整えることは、妊活中の体づくりを支える大切な土台のひとつです。

この記事の要点まとめ
  • 東洋医学では、胃の気は食べ物を消化し、気血を生み出す土台と考えます。
  • 妊活中の胃腸ケアは、栄養を取り込む力や体力づくりに関わります。
  • 胃もたれ、食後の眠気、下痢、甘いものへの強い欲求、梅雨時期のだるさは、脾胃の弱りとして考えることがあります。
  • 胃腸を整えれば必ず妊娠するわけではありませんが、妊活中の体調管理として大切な視点です。
  • 不正出血や強い胃腸症状が続く場合は、自己判断せず医療機関で確認しましょう。

胃の気とは?東洋医学で考える「体を養う力」

東洋医学では、胃腸は単に食べ物を消化する場所ではなく、体に必要な「気」や「血」を生み出す大切な働きを担うと考えます。

このとき重要になるのが「胃の気」です。

胃の気とは、簡単にいうと、食べ物を受け入れ、消化し、体に必要なエネルギーへ変えていく力のことです。

東洋医学では、胃と脾は密接に関係しており、胃は飲食物を受け入れて消化し、脾はそこから栄養を取り出して全身に運ぶと考えます。この働きが弱ると、十分に食べていても体に必要な栄養やエネルギーが行き渡りにくくなると捉えます。

「先天の精」と「後天の精」から見る妊活

東洋医学には、「先天の精」と「後天の精」という考え方があります。

先天の精とは

先天の精とは、生まれ持った生命力のようなものです。

東洋医学では腎に蓄えられるとされ、成長・発育・生殖・老化などに深く関わると考えられています。妊活においては、年齢や卵巣機能、体力の土台を考えるときに、この「腎」や「先天の精」という視点が使われます。

後天の精とは

後天の精とは、食事や呼吸、生活習慣によって日々つくられるエネルギーのことです。

特に食べ物から得られる後天の精は、脾胃の働きによって生み出されます。つまり、胃腸の働きが整っていることは、妊活中の体づくりにおいて大切な土台になります。

年齢そのものを若返らせることはできませんが、日々の食事・睡眠・胃腸のケアによって、今ある体力や栄養状態を整えていくことは可能です。

妊活と胃腸はどう関係する?

現代医学の視点では、胃腸は栄養の消化・吸収に関わる器官です。

妊活中は、葉酸、鉄、亜鉛、ビタミンD、たんぱく質、脂質、炭水化物など、さまざまな栄養素が体づくりに関係します。

ただし、食べた栄養は「食べるだけ」で終わりではありません。消化し、吸収し、体内で利用できる状態になってはじめて意味があります。

胃もたれ、下痢、食欲不振、過度な食後の眠気などが続く場合、食事内容だけでなく「消化吸収できているか」という視点も大切です。

東洋医学では、この状態を「胃の気」や「脾胃の働き」として捉えます。

胃の気が弱っているときに出やすいサイン

妊活中に次のような不調がある場合、東洋医学では胃の気や脾胃の弱りを考えることがあります。

  • 食欲がわきにくい
  • 食後にお腹が張る
  • 食後に強い眠気が出る
  • 胃もたれしやすい
  • 下痢や軟便になりやすい
  • 胃のあたりがポチャポチャする感じがある
  • 疲れやすい
  • 甘いものを強く欲しくなる
  • 唇や口の中が荒れやすい
  • 内出血しやすい
  • 雨の日や梅雨時期にだるさ、頭重感が出やすい
  • 思い悩みやすい
  • 顔色が黄色っぽく見えることがある

これらは、すべてが妊娠しにくさに直結するという意味ではありません。

ただ、胃腸の不調が続くと、栄養の偏り、睡眠の質の低下、疲労感、ストレスの増加につながりやすくなります。妊活中は治療スケジュールや結果への不安も重なりやすいため、胃腸の不調を「よくあること」と放置しすぎないことも大切です。

なお、不正出血が続く場合は、東洋医学的な体質だけで判断せず、婦人科で確認することが重要です。ホルモンの乱れ、子宮内膜ポリープ、子宮筋腫、子宮頸部の病変など、確認が必要なケースもあります。

胃の気が妊活に関係すると考えられる理由

気血をつくる土台になる

東洋医学では、胃腸で消化吸収されたものから「気」と「血」がつくられると考えます。

気血は、体を温める、血流を支える、内臓の働きを助ける、月経周期を整えるなど、妊活中の体づくりに関わる大切な要素です。

現代医学的に言い換えると、胃腸の働きが整い、栄養を十分に取り込めることは、全身の代謝やホルモン環境を支える基礎になります。

冷えや疲れやすさに関係しやすい

胃腸が弱っている方は、食事から十分なエネルギーを得にくく、疲れやすさや冷えを感じやすいことがあります。

妊活中は「冷えを改善したい」と感じる方が多いですが、手足だけを温めるのではなく、胃腸がきちんと働ける状態を整えることも大切です。

ストレスと胃腸は影響し合う

妊活中は、検査結果、採卵、移植、判定日、周囲との比較など、心が緊張しやすい場面が多くあります。

ストレスが強いと、胃もたれ、食欲不振、下痢、便秘などの胃腸症状が出やすくなる方もいます。東洋医学でも、思い悩みすぎることは脾胃の働きに影響すると考えます。

妊活中の胃腸ケアは、単に食事を整えるだけでなく、心身の緊張をゆるめるケアとしても大切です。

胃の気を整えるためにできること

胃腸に負担をかけにくい食事を意識する

胃の気を整えるためには、まず「何を食べるか」だけでなく、「胃腸が受け止めやすい食べ方」を意識することが大切です。

おすすめは、温かく、消化しやすい食事です。

  • お粥
  • 味噌汁
  • 野菜スープ
  • 蒸し野菜
  • 煮物
  • 温かいお茶
  • よく噛んで食べる食事

反対に、冷たい飲み物、脂っこいもの、甘いものの摂りすぎ、夜遅い食事、早食いは、胃腸に負担をかけやすくなります。

妊活中だからといって、完璧な食事を目指す必要はありません。まずは「胃腸が楽に感じる食べ方」を少しずつ増やしていくことが大切です。

甘いものを責めすぎず、原因を考える

胃の気が弱っている方は、疲れやすさやエネルギー不足を補うように、甘いものを欲しやすくなることがあります。

甘いものを食べたから妊娠できない、というわけではありません。

ただし、甘いものが習慣的に増えすぎると、食事のバランスが崩れたり、血糖の変動で眠気やだるさが出やすくなったりすることがあります。

「甘いものを我慢する」だけでなく、朝食や昼食でたんぱく質をしっかり摂る、温かい汁物を加える、空腹時間が長くなりすぎないようにするなど、体が安定しやすい食べ方を意識してみましょう。

睡眠不足と過労を避ける

睡眠不足や過労は、胃腸の働きにも自律神経にも影響します。

妊活中は、仕事や通院で予定が詰まりやすく、知らないうちに体が緊張状態になっていることがあります。

「早く結果を出さなければ」と焦るほど、食事・睡眠・休息が後回しになってしまう方も少なくありません。

胃の気を整えるためには、胃腸にやさしい食事だけでなく、体が回復する時間を確保することも大切です。

梅雨や季節の変わり目は無理をしない

東洋医学では、脾胃が弱い方は「湿」の影響を受けやすいと考えます。

雨の日、梅雨、台風前、季節の変わり目に、だるさ、頭重感、むくみ、胃もたれが出やすい方は、胃腸を冷やさないことが大切です。

冷たい飲み物を控える、温かい汁物を増やす、無理な予定を詰め込みすぎないなど、季節に合わせた養生を意識しましょう。

鍼灸で脾胃の働きを整える

東洋医学では、胃腸の働きを整えるツボとして「足三里(あしさんり)」や「中脘(ちゅうかん)」などがよく用いられます。

妊活に対する鍼灸の研究は複数ありますが、結果は研究によって異なります。そのため、鍼灸は「妊娠率を必ず上げる治療」としてではなく、胃腸の働き、冷え、血流、自律神経、ストレスなどを含めた体調管理の一つとして考えるとよいでしょう。

妊活中に胃腸の不調がある方へ

妊活中は、どうしても「卵子の質を上げたい」「内膜を厚くしたい」「着床しやすくしたい」と、結果に直結しそうなことに意識が向きやすくなります。

ですが、体は一部分だけで働いているわけではありません。

食べる、消化する、吸収する、眠る、温まる、巡る。こうした日々の土台が整っていることが、妊活を続ける体力にもつながります。

胃腸が弱い方は、「もっと栄養を摂らなければ」と頑張りすぎる前に、まずは今の胃腸に合った食べ方、生活リズム、休み方を見直してみることが大切です。

よくあるご質問(FAQ)

胃腸が弱いと妊娠しにくくなりますか?

胃腸が弱いことだけで妊娠しにくいと断定はできません。ただし、胃腸の不調が続くと、栄養不足、疲労、冷え、ストレスにつながりやすく、妊活中の体づくりに影響することがあります。

妊活中は何を食べればよいですか?

特定の食品だけで妊娠しやすくなるわけではありません。たんぱく質、野菜、炭水化物、良質な脂質をバランスよく摂り、胃腸に負担が少ない温かい食事を意識することが大切です。

胃もたれや下痢があるときも妊活を続けて大丈夫ですか?

軽い不調であれば生活習慣を整えながら様子を見ることもありますが、症状が長引く場合や体重減少、強い腹痛、血便、不正出血などがある場合は、医療機関で確認しましょう。

東洋医学の「胃の気」は現代医学と同じ意味ですか?

同じではありません。胃の気は東洋医学における概念で、消化吸収だけでなく、体力、気血、全身のバランスを含めて捉える考え方です。現代医学では、胃腸の消化吸収、栄養状態、代謝、自律神経などの視点から考えます。

鍼灸で胃の気を整えることはできますか?

東洋医学では、体質や症状に合わせて脾胃の働きを整える施術を行います。ただし、妊娠率を必ず高めるものではありません。妊活中の体調管理や胃腸・冷え・ストレスケアの一つとして考えるとよいでしょう。

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📚参考文献

この記事の監修者

宇都宮泰子 監修者写真

院長:宇都宮 泰子
(うつのみや やすこ)

FEMICA認定妊活指導士/鍼灸学修士/MBA(経営管理修士)
はり師・きゅう師(国家資格)

  • 日本フェムライフ統合ケア協会 代表理事
  • 日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー
  • 日本生殖医学会会員

不妊・不育症を専門とし、東洋医学と生殖医療の両面から体質改善をサポート。大学院研究員としての研究活動も行いながら、臨床現場で妊活支援に従事している。

※本記事は一般的な医学情報を提供するものであり、診断・治療を目的とするものではありません。治療方針は必ず主治医の指示に従ってください。

妊活中の胃腸の不調が気になる方へ

妊活中は、食事や栄養に気をつけていても、「胃もたれしやすい」「食後に眠くなる」「下痢やお腹の張りが続く」「冷えや疲れが抜けにくい」といった不調が重なることがあります。

そのような不調は、東洋医学では胃の気や脾胃の働きの弱りとして考えることがあります。胃腸の状態を整えることは、妊娠を保証するものではありませんが、妊活を続けるための体力づくりや、冷え・巡り・自律神経のバランスを整えるうえで大切な視点です。

宇都宮鍼灸良導絡院では、妊活中のお身体の状態を丁寧にお聞きし、胃腸の働き、冷え、血流、自律神経、ストレスなどを含めて、東洋医学と西洋医学の両面から体質改善をサポートしています。

「妊活中の胃腸の不調も相談してよいのかな」「食事に気をつけているのに体調が整いにくい」と感じている方は、ひとりで抱え込まず、お身体を見直すきっかけとしてご相談ください🍀

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新年のご挨拶

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【新年のご挨拶】

あけましておめでとうございます🎍✨
旧年中は格別のご愛顧を賜り、心より御礼申し上げます。

2025年も、皆さまが心身ともに健やかで充実した日々を送れるよう、より一層努めてまいります。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

新しい一年が皆さまにとって幸せと希望に満ちたものとなりますよう、スタッフ一同お祈り申し上げます。

当鍼灸院は 1月4日(土) より通常営業を開始いたします。
皆さまのご来院を心よりお待ちしております。

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