
2025年の投稿記事
35歳(原因不明の不妊)体外受精3回陰性後、ステップダウンした人工授精で妊娠
大阪市中央区からお越しのMさん(35歳)が人工授精で妊娠されました。
患者様の情報
- 年齢:30代(ご主人は37歳)
- 鍼灸経験:なし
- 体調/体質:冷え性、ストレス過多、発汗が多い
- 睡眠:平均7時間(夢をよく見る)
- 生理:不規則(24~35日周期)、経血は暗赤色・レバー状(不妊治療開始後減少、周期は延長)
- 食生活:3食、外食多め。塩味、甘味、刺激物を好む。飲酒・喫煙なし。
- 運動:ウォーキング1〜1.5時間(週2回)
- 服用薬/サプリ:温経湯、亜鉛、ビタミンD、ラクトフェリン
- セルフ妊活:腹巻・レッグウォーマー着用、冷たいものを飲まない、根菜中心の食事
当院にお越しになるまでの経緯
M様は、妊娠を望まれてから1年が経過していました。この間に婦人科クリニックおよび不妊治療専門クリニックで、タイミング療法から人工授精、体外受精・移植まで(保険適用)ステップアップされてきました。
当院へお越しいただいたのは、3回目の体外受精・移植が陰性に終わり、クリニックでの治療を一旦お休みされているタイミングでした。クリニックの検査では特に原因が見つからない「原因不明の不妊」と診断されていました。
「これからの人工授精、そして採卵・移植に向けて、何かできることはないか」というお気持ちから、2024年9月に当院にご来院されました。
鍼灸での治療方針と経過
治療開始:人工授精周期(2024年9月、体外受精からステップダウン)
鍼灸の治療方針は、まず人工授精の成功に向けて、卵巣の血流を促進し、質の良い卵子が育つよう施術を行いました。
加えて、初診の問診で訴えられていた冷え性、ストレス過多、発汗の多さといった自律神経に関わる症状にも重点を置いてアプローチしました。
鍼灸は「妊娠しやすいシステム」を整えます
当院の不妊鍼灸は、子宮や卵巣といった生殖機能の向上を目的とするだけでなく、「心と体が健康な状態」こそが妊娠しやすいシステムをはたらかせると考え、体に現れる様々な不定愁訴(体の不調)にも丁寧に対応します。
妊活と仕事の両立などで心身の不調を抱えていると、この「妊娠しやすいシステム」がうまく機能しないことがあります。そのため、首肩こり、頭痛、腰痛、便秘などの体の不調にも積極的にアプローチし、リラックスできる状態を目指します。
ステップダウンでの妊娠
2回目の施術時には「体の調子がいい」とご感想をいただきました。その後も、卵巣の血流促進を軸に、その日の体調を丁寧に伺いながら施術を継続。鍼灸開始から7回目の通院時、妊娠が判明!妊娠5週5日で着床も確認できました。
体外受精からステップダウンした人工授精でのご懐妊、しかも予想以上に早い結果に、ご本人も大変驚かれていました。
その後は、マタニティ鍼灸に切り替え、妊娠維持のための施術や、つわりなどの妊娠中の症状に対応しました。無事に胎嚢・心拍の確認もでき、クリニックを卒業。出産に向けた鍼灸を続けられ、安定期を経て妊娠26週の2025年3月に当院での鍼灸もご卒業されました。
1年間の不妊治療専門クリニックでの治療でなかなか結果が出ない中、鍼灸で体調や自律神経を整え、リラックスできたことが今回の妊娠につながったのかもしれません。
Mさん、この度は本当におめでとうございます。無事ご出産されることを心より願っております。また何かございましたらいつでもサポートさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
Mさん妊娠お喜びの声
▢ お悩みの症状またはご来院当初の目的をお聞かせください
不妊
▢ 鍼灸以外で妊娠(陽性反応)された方法に〇をつけてください
人工授精
▢ ご自身で「これは良かった!」「自分に合っていた!」と思われた妊活があればお教えください
温活・ウォーキング・半身浴・サプリメント・筋トレ
▢ 鍼灸施術を受けていただいた感想をお聞かせください
こちらに通う前にタイミング5回、人工授精2回、体外受精3回をして、結果が出なかったのですが、通い出してすぐに行った人工授精で授かることが出来て、すぐに結果が出たことにとても驚きました。不妊治療で通っていた病院では、質問したことは教えてれますが、先生と話す時間が短いことで、質問しそびれたり、ただ不安に思っていること、食事などこれで合っているのかな?と思うことなどは聞きづらかったりしました。ですが、こちらでは約1時間の施術の中で専門的な知識を持たれている先生と会話ができるので、不安な点を解決することができました。
▢ 同じように悩まれている方へアドバイスに自身でやって良かったこと、若しくは続けることが出来たセルフ妊活など)やメッセージがあればお願いいたします。
約半年前から特に温活に力を入れていました。体が温まる入浴剤を使う、生姜など根菜をとる、夏でもレッグウォーマーで足を冷やさないようにする、スクワットをして筋肉をつけるなど。こちらに通ってから効果が感じられるまでは数ヶ月かかると思っていたのですが、1ヶ月ほどで効果を感じられたのは、独自で温活もしていたからなのかな?と思いました。不妊治療をしていて不安な気持ちになることも多いと思いますがパートナーや家族や友人を頼って心のケもしてください!皆様の今までの努力が報われますよう、願ってます。
※【免責事項】すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。
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妊活がつらいのは性格のせい?科学が教える「心と妊娠」の向き合い方
妊活や不妊治療に直面しているとき、「どうして私だけうまくいかないんだろう」「もしかして、この不安がりな性格が原因なんじゃないか」と、自分を責めてしまうことはありませんか?
この疑問は多くの人が抱えるものですが、まずお伝えしたいのは、「あなたの性格のせいで妊娠できない」と自分を責める必要はまったくないということです。
最新の研究に基づき、「心と妊娠」の実際の関係と、私たちが今日からできる具体的な対処法を、やさしく解説します。
結論:性格と治療成績は「相関」するが「原因」ではない
科学的な結論は以下の通りです。
1. 一部の感情気質は治療成績と相関する
ハンガリーで行われた体外受精(IVF)を受けている女性を対象とした研究では、特定の「感情気質(性格傾向)」が高い人ほど、治療成績が下がる傾向が見られました。
特に、気分の波が激しい(循環気質)、落ち込みやすい(抑うつ気質)、常に心配や不安を感じやすい(不安気質)といった傾向が強い人たちで、妊娠率が低くなる傾向が報告されています。
2. ストレスは治療を間接的に妨げる可能性がある
過度な不安、抑うつ、慢性的なストレスといった心理的な負担は、直接的に妊娠を妨げるというより、間接的に悪影響を及ぼす可能性があります。例えば、ストレスで治療を途中で中断してしまったり、睡眠や痛みへの対処、治療の重要な意思決定に悪影響が出たりすることで、結果に影響を与える可能性があるのです。
大切な前提:自分を責める必要はありません
妊娠の成功率は、年齢、卵子や胚の質、子宮の状態、そして男性側の要因など、数えきれないほどの要因で決まります。心の状態は、その多くの要因の中の「調整可能な一因」にすぎません。「性格=原因」と決めつけず、セルフケアや支援によって整えられる部分だと捉えることが大切です。
性格「あるある」と妊活がぶつかるとき
不妊治療は、先が見えない不安、繰り返される失望、時間とお金のプレッシャーなど、状況そのものが大きなストレス源です。あなたの「性格」の弱さが原因ではありません。
しかし、特定の性格傾向が、この不確実な状況と「相性が悪い」ことで、ストレスを増幅させることがあります。以下に、妊活と相性が悪い性格傾向の例と、起こりやすいパターンを示します。
- 完璧主義・強い責任感
100点でないと自分を責めたり、全てを自分の責任だと抱え込んでしまう。 - 自己評価の低さ
治療がうまくいかないと「私の価値がない」と感じてしまう。 - 不安・心配性
予期不安に耐えられず、検索やSNSを止められなくなる。 - 外的評価志向
周囲の成功(妊娠報告など)と自分を比べて落ち込んでしまう。
こうした傾向は、あなたの「人間的な弱さ」ではなく、ただ「妊活という特殊な状況下で、思考と行動が絡まりやすくなっている状態」だと理解しましょう。
今からできる!エビデンスに基づく具体的な対処法
ここで必要なのは「性格を変えること」ではなく、思考や行動の「使い方」を調整するスキルを身につけることです。
1. 心と体を整えるための介入
心理的な介入は、不安や抑うつを和らげ、妊娠率の改善に繋がる可能性が多くの研究で示されています。
- マインドフルネス/マインドボディ・プログラム: 不安やストレスの軽減に効果があり、継続することで妊娠率の改善に繋がる可能性が示唆されています。数週間〜数か月の継続がポイントで、移植直前だけの超短期介入では効果が出にくいことがあります。
- CBT(認知行動療法): 「全て自分のせい」といった認知の偏りを修正し、建設的な行動を増やすのに役立ちます。治療継続のサポートにもなります。
- オンライン(e-health)支援: 通院が難しい方に有効な選択肢です。不妊関連ストレスの改善や、臨床妊娠率の上昇の兆しも見られています。
2. 性格傾向を活かす「置き換えスキル」
自分の傾向に合わせて、行動パターンを置き換えていきましょう。大切なのは、「続けられる小さな単位」で始めることです。
- 完璧主義・責任感が強いなら:「100点」ではなく「十分に良い」基準を言葉にして、行動目標を優先しましょう。また、「質問リスト」を事前に作って、パートナーや医師に役割を分担することも有効です。
- 不安傾向が強いなら:情報収集の「量」に上限を決めましょう(例:1日15分)。3分間の呼吸法(息を吸う時間の2倍の時間をかけて吐く1:2法など)を試すのも有効です。
- 自己評価が低いなら:「私の価値=成果ではない」と書き換えるセルフトークを行い、自分の「強み」を毎日3つ書き出す習慣をつけましょう。
- 柔軟性が低いなら:「もし〇〇なら→△△する」というIf-Thenプランを事前に3つ用意し、計画変更への抵抗を減らしましょう。
まとめ:「性格のせい」ではなく「メンタル運転術」を磨く
あなたの性格傾向は、生まれつき持っているニュートラルな特性です。それが妊活のストレスと絡み合ったときに、あなたを苦しめる「ストレス増幅器」になってしまうだけです。
「性格を変える」必要はありません。必要なのは、「今の状況に合ったメンタル運転術」を身につけることです。
マインドフルネスやCBTといったエビデンスのある方法で、思考、注意、行動の使い方を調整していくこと。それは、あなた自身のQOL(生活の質)を守り、治療を続けるためのエネルギーを保つことにつながります。
自分を責めるのをやめ、「自分に優しくなるスキル」を身につけること。それが、結果への遠回りに見えて、実は一番の近道になるはずです。


📚参考文献
- Szabó G, et al. Scientific Reports. 2023. 感情気質と不妊治療成功の関連。
- Dube L, et al. Human Reproduction Update. 2023. 不妊領域の心理的介入:メタ解析。
- Zanettoullis AT, et al. Healthcare. 2024. IVF各ステージにおけるストレスの影響。
- Abdoli S, et al. 2025. 不安・ストレスとIVFアウトカムの関連(イラン)。
- Nunes GM, et al. 2024. 超短期瞑想の介入効果は限定的。
- Zarbo C, et al. 2018. 完璧主義と親性への重視がQOLを予測。
- Human Reproduction(Advance article). 2025. 患者の苦痛と治療継続・介入の有効性。
- e-Health介入のメタ解析(2025)。
妊娠しやすい身体づくりを始めませんか?
心と性格の傾向は治療中のストレスと深く関わりますが、自己調整に加えて体の土台を整えることも大切です。大阪・都島にある宇都宮鍼灸良導絡院</a>は、不妊症・不育症に特化し、自律神経や血流を整える独自の施術で心身両面からあなたの妊活をサポートします。🍀
高度生殖医療と鍼灸の併用で妊娠力を最大化!
- 「不妊治療で病院に通っていますが、鍼灸と併用しても大丈夫ですか?」
- 「以前通っていた鍼灸院で『不妊専門クリニックに通う必要はない』と言われました。でも、私は現在クリニックに通っています。それでも鍼灸を受けても問題ないですか?」
このようなご相談を受けることが多いため、今回は当院の見解をブログでご紹介いたします。
鍼灸とクリニックの併用は可能?
結論から申し上げますと、不妊専門クリニックとの併用はむしろ効果的です。
鍼灸治療(東洋医学)には妊娠しやすい体づくりに役立つ力がありますが、すべての症状に対して万能ではありません。同様に、西洋医学でも改善が難しい症状が、東洋医学では改善されるケースもあります。
「原因不明の不妊」に鍼灸が効果を発揮することも
たとえば、「原因不明の不妊(機能性不妊)」と診断された方に多いのが、卵子の質の低下や血流不全、自律神経の乱れです。こういったケースでは、身体の根本的なバランスを整える鍼灸が大きなサポートになります。
妊娠の“その先”までサポートできるのが東洋医学
不妊クリニックのゴールは、「妊娠=胎嚢確認・心拍確認」です。一方で東洋医学の視点では、「出産まで」「産後の回復」までを視野に入れてサポートしていきます。実際、妊娠された方の2割以上が不育症の可能性を抱え、妊娠を継続できずに悩まれるケースも少なくありません。
当院では、妊娠の維持・安定から出産後のケアまでを一貫して対応しています。出産後の体調ケアが不十分だと、将来的な続発性不妊に繋がることもあるため、産後ケアも非常に重要です。
40代の方には特に併用がおすすめ
妊娠における「時間」はとても貴重です。特に40代の方は、鍼灸だけに頼るのではなく、高度生殖医療(ART)と鍼灸の併用による相乗効果を活かすことが、妊娠への近道となります。
当院の不妊鍼灸の特徴
月経周期・治療サイクルに合わせた施術
採卵前、胚移植の前後、不育症の方など、一人ひとりの状況に合わせた施術。クリニックのスケジュールも考慮し、最適なタイミングで治療を行います
身体の不調も同時にケア
冷え・肩こり・胃腸の不調などがあると自律神経が乱れ、妊娠力が下がることがあります。鍼灸で全身の調子を整え、結果として「生殖機能」が正常に働きやすくなります
内膜の薄さ・卵子の質へのアプローチ
電気を流す特殊な鍼灸で、卵子の質や子宮内膜の厚みをサポートします。
自律神経測定によるオーダーメイド施術
測定器で自律神経の状態をチェックし、月経周期・体調・クリニックの治療に合わせた内容で施術します。
最後に
妊娠や出産でお悩みの方、不妊治療と併用して鍼灸を検討されている方は、ぜひ一度ご相談ください。「妊娠しやすい身体づくり」を一緒に進めていきましょう。
※すべての方に効果を保証するものではありません。個人差があることをご了承ください。


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体外受精・胚移植後の「正しい過ごし方」
「胚移植後、どう過ごしたらいいの?」
「何に気をつけたらいいの?」
体外受精で妊娠を望む多くの方が抱える疑問です。SNSでは様々な体験談が飛び交い、「こうしたら妊娠できた!」という情報に一喜一憂することもあるでしょう。一方で、クリニックによって「安静に」という指示もあれば、「普段通りで大丈夫」と言われることもあり、一体どうすれば良いのか迷ってしまいますよね。
実際のところ、胚移植後の過ごし方で最も大切なのは、心身にストレスをかけず、穏やかに過ごすことです。
「普段通りの生活」の本当の意味
クリニックで「普段通りの生活で大丈夫」と言われたとき、「普段通りって何?」と疑問に思う方も少なくありません。ここで言う「普段通りの生活」とは、具体的に以下の2点を指します。
- 今までしていなかった新しいことを始めない
- 自分にとって無理のない、日常的な生活リズムを保つ
例えば、急に激しい運動を始めたり、今まで摂っていなかったサプリメントや特別な食事を急に取り入れたりするのは、「いつも通り」ではありません。「着床のために何か特別なことをしなきゃ!」と焦る気持ちはよく分かりますが、それがかえってストレスとなり、逆効果になる可能性もあるのです。
着床には「ストレスをかけない生活」が不可欠
移植後は、期待と不安からどうしても神経が敏感になりがちです。
- 「お腹がチクチクする…これは着床のサイン?」
- 「少し出血があるけど、着床出血かな?」
- 「下腹部が冷えている気がする…」
こうした体の小さな変化にも過敏になり、すぐにインターネットで検索してしまう…という経験は、妊活中の方なら誰でも心当たりがあるでしょう。しかし、この「不安」こそが、体にとっては大きなストレスとなってしまいます。
車の振動や軽い運動について
胚移植直後によく質問されるのが「車の振動は大丈夫か?」という不安です。結論から言うと、日常的な車の移動や、公共交通機関の振動が、着床を妨げる科学的根拠はほとんどありません。
移植された胚は子宮内膜の適切な位置に置かれており、日常的な振動で移動したり、脱落したりすることはありません。過度に心配し、長距離の移動を控えることがかえって「ストレス」になる方が、着床にとってはマイナスです。
もちろん、以下のような体への負担が大きい行為は、血流を悪化させたり、不必要な緊張を招いたりするため、避けるべき「非日常的な生活」に含まれます。
- 重い荷物を持つ
- 激しい運動やジャンプ
- 長時間の運転や移動で体が疲弊すること
普段の通勤や近所への買い物など、無理のない範囲での車の移動は心配しすぎる必要はありません。
ストレスが体に与える影響
ストレスがかかると、自律神経の中でも交感神経が優位になります。これにより、筋肉が緊張し、血流が悪くなります。血流の滞りは、着床にとって望ましくない様々な影響を引き起こします。
- 子宮や卵巣への酸素や栄養の供給が滞る
- ホルモン分泌の乱れを引き起こす
- 結果として、着床しづらくなる可能性が高まる
- 精神的な不安が増しやすくなる
また、胎児への酸素や栄養供給にも影響が出るとされており、ストレス管理は移植後だけでなく、妊娠を継続していく上でも非常に重要な要素となります。
鍼灸・マッサージ・整体によるストレス軽減と妊娠率の向上
「何もしていないと不安になる」「リラックスしたいけど、どうすれば良いか分からない」
そんな時こそ、鍼灸の出番です。当院では、胚移植後の鍼灸施術において、特に以下の2点に重点を置いています。
- 着床しやすい環境をつくる
- ストレス軽減と骨盤内の血流改善
実際に、施術を受けられた方からは「安心できた」「リラックスできた」というお声を多くいただきます。判定日までの長く感じる時間を、できるだけ穏やかな気持ちで過ごしていただけるよう、心身両面からサポートしています。
マッサージや整体は受けても大丈夫?
胚移植後のマッサージや整体についても、多くの患者様からご質問をいただきます。
目的は「リラックス」と「血流改善」:マッサージや整体の施術によって、全身の血流が促進され、特に骨盤周りの緊張が緩和されることで、着床しやすい環境づくりをサポートできる可能性があります。これは鍼灸と同様に、心身のストレスを軽減する効果も期待できます。
安全性と注意点:ただし、施術を受ける際は以下の点に注意してください。
- 妊娠初期に対応しているか:必ず妊活中であること、胚移植後であることを伝え、不妊治療や妊娠初期の体に対応した知識と技術を持つ施術者を選びましょう。
- 「お腹への強い刺激」は避ける:着床に関わる時期であるため、お腹を強く押すような施術や、激しい骨格矯正は避けるべきです。
- 無理のない姿勢:施術中に無理な姿勢(うつ伏せなど)を長時間とる必要がないか確認しましょう。
不安を解消し、リラックスできる施術であれば、むしろ着床にとってプラスに働きます。ご自身の主治医や当院の施術者と相談の上、安全に受けられるようにしましょう。
📝ストレス軽減効果を示す研究結果
「ART(体外受精)の成績とストレスの関連性については、負の相関がみられるという報告が多く、ストレスの強さやストレスに対する脆弱性は IVF−ET後の妊娠の不成立と関連すると報告されている。鍼灸はストレスホルモンの1つである血清コルチゾールとプロラクチンの分泌を調整し、体外受精、胚移植の結果を改善し妊娠率を増加することを示している。」
(引用:田口玲奈 女性心身医学 JJpSocPsychesomObstetGynecol Vol 20, No.3, pp.302−307,(平成2年3月))
「鍼灸治療は、体外受精を行う女性にとって、生殖予後を改善するものとして利用されており、不安を軽減する可能性を示唆する研究結果もあります。(中略)鍼灸は胚移植時の不安を軽減する可能性がある。」
(引用:Acta Obstet Gynecol Scand 2019 Apr;98(4):460-469. doi: 10.1111/aogs.13528. Epub 2019 Jan 20.)
4. まとめ
胚移植後は、何か特別なことを始めるよりも、「今の自分の心と体を整える」ことが最も大切です。日常的な車の移動や軽い振動は気にせず、不安な気持ちを抱えやすい時期だからこそ、心身のバランスを整え、リラックスして過ごすことが、着床への一番の近道と言えるでしょう。
当院では、皆さまの妊娠という目標に向けて、心と身体のサポートをさせていただきます。胚移植後の過ごし方について、疑問や不安があればいつでもご相談ください。


Q1. 胚移植後は絶対安静にすべき?
いいえ、過度な安静は不要です。クリニックの指示に従い、無理のない「普段通りの生活」を心がけましょう。着床にとって最も大切なのは、不安や焦りといったストレスをためないことです。
Q2. 車の振動や揺れは着床に影響する?
いいえ、日常的な振動は心配いりません。移植された胚は子宮内膜の適切な位置にあるため、普段の車の移動や軽い振動で落ちることはありません。過度に心配することの方がストレスになります。
Q3. 胚移植後に整体やマッサージを受けても大丈夫?
専門知識を持つ施術者による施術であれば有効です。ストレス軽減や血流改善が期待できますが、「不妊治療中・妊娠初期に対応しているか」を必ず確認し、お腹への強い刺激は避けてもらいましょう。
Q4. 着床のために何か特別なことをすべき?
特別なことは不要です。今までしていなかった新しいことを急に始めるのは、かえってストレスになる可能性があります。鍼灸などは、心身のバランスを整え、着床環境のサポートとして有効な手段の一つです。
妊娠しやすい身体づくりを始めませんか?
宇都宮鍼灸良導絡院は、大阪市都島区にある妊活専門の鍼灸院です。体質改善から不妊治療のサポートまで、患者様一人ひとりに合わせた施術をご提供しています。妊活や体調のお悩みなど、どうぞお気軽にご相談ください🍀
月経血のニオイと腟内フローラの関係とは?
月経血は無臭?ニオイの正体とは
生理中、ふと気になる「月経血のニオイ」。実は月経血そのものは、血液と破壊された子宮内膜・分泌液などが混ざった体液で、出た直後は無臭に近いとされています。ところが、空気に触れて酸化が進むと、金属臭や鉄臭、独特なニオイが生じやすくなります。
ニオイが強くなる原因
次のようなことが、ニオイの原因になる場合があります。
- ナプキンを長時間交換していない
- デリケートゾーンの蒸れや不衛生
- 食事や体調による体臭の変化
- 膣内フローラ(膣内の菌バランス)の乱れ
この「膣内フローラ」は子宮内細菌叢(しきゅうないさいきんそう)とも関係があり、最近では、このバランスが妊娠・着床にも大きく関わることが明らかになっています。
子宮内細菌叢の乱れは、着床率に影響する
膣内や子宮内には、善玉菌(ラクトバチルス属)を中心とした常在菌が存在します。これらがバランスよく保たれていると、病原菌の侵入を防ぎ、妊娠環境を整えることができます。
逆に、細菌叢が乱れて悪玉菌が増えると、子宮内膜炎や着床障害、不妊の原因にもなります。実際に、子宮内細菌叢検査(EMMAやALICEなど)で乱れが発見され、治療後に妊娠に至った例も増えています。
こんなニオイの時は受診を
- 強い腐敗臭
- 魚が腐ったようなニオイ(アミン臭)
- おりものに色や量の異常
- かゆみや痛みを伴う
これらの症状があるときは、感染症や膣内炎症の可能性もあるため、早めの婦人科受診をおすすめします。
東洋医学の視点
東洋医学では、体のニオイや経血の質にも意味があります。特に「瘀血(おけつ)=血の滞り」があると、経血が黒っぽく、臭いが強くなることも。また、体内に「湿熱(しつねつ)」がたまると、生臭さや粘りが強くなることもあります。
鍼灸では、血流や内臓バランスを整えながら、自然な自浄作用を引き出すケアが可能です。
まとめ
「月経血のニオイが気になる」――それは、体からのサインかもしれません。特に、妊娠を希望されている方にとっては、膣内環境や子宮内細菌叢のチェックもとても重要です。
「ちょっと違うな」と感じたときには、受診や検査、そして体質ケアの第一歩を考えてみてください。


参考文献
- Moreno I, et al. “Evidence that the endometrial microbiota has an effect on implantation success or failure.” American Journal of Obstetrics and Gynecology, 2016.
- Mändar R, et al. “Vaginal microflora and the pH-dependent microbial balance.” Microbial Ecology in Health and Disease, 2015.
- Sobel JD. “Vaginitis in the Post-Antibiotic Era.” Clinical Infectious Diseases, 1999.
関連記事
月経血の成分とは?”生理の血”と血液との違いについて
毎月の生理、あなたは「ただ血が出ているだけ」だと思っていませんか?実は、月経血の正体は単なる血液だけではありません。そして、その状態は、あなたの身体が今どんな状態にあるのかを教えてくれる大切な「メッセージ」なのです。
この記事では、月経血の本当の成分から、東洋医学でいう「瘀血(おけつ)」という考え方、そして妊活にどう活かすべきかについて、最新の知見を交えて詳しく解説します。
月経血の正体:40%は血液、その他は?
「月経=血が出ること」と思われがちですが、月経血の約40%が血液成分で、その他は子宮内膜の破壊組織、子宮内液、酵素、常在菌などが含まれています。
月経血に含まれる主な成分
- 血液(約40%): 月経血の主な成分。
- 子宮内膜の破壊組織: 着床しなかった子宮内膜が剥がれ落ちたもの。
- 子宮内液、膣分泌液: 子宮や膣から分泌される液体。
- 酵素: 血液の凝固を防ぎ、経血をスムーズに排出するための成分。
- ごく微量の常在細菌: 感染性はない、膣内に常在している細菌。
これらの成分が混じり合ったものが、月経血として排出されています。最新の研究では、この月経血に含まれる成分や細胞が、子宮内膜の修復や再生に重要な役割を果たしている可能性も示唆されています。
参考文献: The composition of menstrual fluid, its applications, and recent advances to understand the endometrial environment: a narrative review
「血のかたまり」は異常?東洋医学で見る “瘀血(おけつ)” のサイン
生理中にレバーのような血のかたまりが出たり、経血の色が黒っぽかったりすると、「何か異常があるのでは?」と不安になる方もいるでしょう。
東洋医学では、このような状態を「瘀血(おけつ)」と捉えます。
瘀血(おけつ)とは?
「瘀血」とは、血液の流れが滞って、古い血が体内に留まっている状態を指します。月経血のかたまりや黒ずんだ経血は、子宮内の血の巡りが悪くなっているサインだと考えられます。
瘀血のセルフチェック(東洋医学的所見)
以下の症状に心当たりはありませんか?
- 血のかたまりが多い、またはサイズが大きい
- 経血が黒っぽい、またはドロッとしている
- 生理痛が強い、特に刺すような痛みがある
- 生理の開始や終了が不安定
- 顔色が悪く、くすみがち
- 肩こりや頭痛がひどい
- 舌の裏に暗紫色の斑点(瘀点)がある
瘀血があるとどうなる?
瘀血は単なる月経トラブルではなく、全身の巡りや代謝にも影響を与え、以下のような女性特有の不調や疾患と深く関連しているとされています。
- 不妊症: 子宮内の血流が悪くなると、子宮内膜が十分に育たず、着床を妨げる原因になる可能性があります。
- 子宮内膜症・子宮筋腫: 血の滞りが、これらの疾患の形成や悪化に関与すると考えられています。
- 月経困難症: 血の巡りが悪いことで、痛みが強くなるとされています。
- 頭痛や肩こり、肌荒れ: 全身の血行不良が原因となります。
鍼灸で瘀血を整え、妊娠力を高める
瘀血に対して、東洋医学では「活血化瘀(かっけつけお)」というアプローチを行います。これは、血の流れを良くし、滞った古い血を取り除くという考え方です。
鍼灸による瘀血改善
鍼灸治療は、この「活血化瘀」を得意としています。
- 血流促進: 鍼灸は、子宮・卵巣周辺のツボを刺激することで、骨盤内の血流を改善します。これにより、子宮内膜をふかふかに育み、着床しやすい環境を整えることを目指します。
- ホルモンバランスの調整: 全身の巡りが良くなることで、ホルモン分泌を司る自律神経のバランスも整い、女性特有の不調を根本から改善します。
まとめ:月経は「身体からのメッセージ」
月経は「ただの生理現象」ではなく、あなたの身体の状態を映し出す大切な鏡です。毎月の経血の色や量、状態を観察することで、今の身体のバランスや滞りを読み取ることができ、妊活中の方や不妊に悩む方にとって、大切な“気づきのきっかけ”になります。
もし、毎月の月経に違和感や気になる症状があれば、それは身体からのSOSかもしれません。東洋医学的な視点で身体の巡りを整えることで、妊娠への道を切り開ける可能性も十分にあります。一人で悩まず、ぜひ専門家にご相談ください。


妊活・妊娠中のヘアカラー・パーマは大丈夫?【胎児に与える影響とは】
「妊活中に髪を染めてもいいの?」
「胚移植後はヘアカラーを控えた方がいいの?」
「妊娠中にパーマをかけたいけれど、赤ちゃんへの影響は?」
妊活や妊娠中は、普段の美容習慣についても「本当に大丈夫かな?」と不安に感じるもの。特に化学薬品を使うヘアカラーやパーマは、妊娠や胎児への影響が気になるテーマです。ここでは最新の研究やガイドラインを踏まえて、安全性と注意点を詳しく解説します。
現時点での科学的知見
- 確定的なリスクは示されていない
これまでの研究では、妊娠中のヘアカラーやパーマが胎児へ直接的な大きな悪影響を与えるという明確な証拠はありません。 - ただしリスクゼロではない
染毛剤やパーマ液にはアレルギーを起こす成分や、動物実験で生殖細胞毒性が示された物質が含まれることがあります。2001年の調査では酸化染毛剤に「環境ホルモン作用」が確認され、2015年には消費者庁が注意喚起を行いました。 - 国際的なガイドライン
欧州産科婦人科学会(2022年)は「妊娠中のヘアカラーのリスクは非常に低い」としていますが、「低い」=「ゼロ」ではありません。妊活中や胚移植直後といったデリケートな時期は、不要な化学物質への暴露をできるだけ避けるのが望ましいとされています。
妊活中・妊娠中に気をつけたいポイント
- 妊娠初期(12週まで)は避ける
胎児の器官形成が進む時期の施術はできるだけ控えるのが安心です。 - 低刺激・植物由来の製品を選ぶ
ヘナやカラートリートメントなど、化学物質の刺激が少ない製品がおすすめです。 - パッチテストを必ず行う
妊娠中は肌が敏感になりやすく、アレルギーを起こしやすいので事前確認が必須です。 - 換気を徹底・吸入を避ける
揮発性物質を吸い込まないよう、通気の良い環境で施術を。美容室でも換気の確認をしましょう。 - 頭皮への薬剤付着を最小限に
地肌に直接薬剤をつけないように、美容師さんに相談すると安心です。 - 医師や美容師へ相談
不安が強い場合は、必ず担当の産婦人科医や不妊治療専門医に確認しましょう。
美容師さん自身へのリスクも
美容師は日常的にヘアカラー剤やパーマ液を扱うため、一般の人に比べて化学物質への暴露量が多くなります。そのため、以下のようなリスクが報告されています。
- 生殖への影響:美容師は不妊や月経不順のリスクがやや高まる可能性があるとされています。
- 妊娠経過への影響:流産、早産、低出生体重児のリスクが増える可能性が指摘されています。
- 胎児への影響:一部の研究では、先天性異常や周産期死亡の発生率上昇の可能性が報告されています。ただし因果関係はまだ確立されていません。
美容師が取るべき対策
- 換気設備を整える
- ゴム手袋やマスクを使用する
- 化学薬品の使用マニュアルを守る
自宅カラーと美容院カラーの違い
自宅でのヘアカラー
- メリット
・使用頻度を自分で調整できる
・施術時間を短く済ませやすい - リスク
・薬剤が頭皮に直接触れやすい
・換気不足の環境で使用すると、揮発物を吸い込みやすい
・使用方法の誤りによる皮膚炎リスク
美容院でのヘアカラー
- メリット
プロが頭皮に薬剤をつけないよう工夫してくれる
換気設備が整っているサロンが多い
髪質や体調に合わせて低刺激の薬剤を選んでもらえる - リスク
・美容師が日常的に多くの薬剤を扱うため、施術側にとっては蓄積リスクがある
・サロン内の薬剤濃度が家庭より高くなる場合がある
・妊婦が長時間滞在することで吸入リスクが増える
どちらが安全?
妊娠中の女性にとっては 美容院でプロにお願いする方が比較的安心。ただし、美容師自身は日常的に化学物質へ暴露されるため、職業上の対策が必須です。自宅カラーを選ぶ場合は、換気を徹底し、薬剤が頭皮に触れないように注意しましょう。
まとめ
妊活中や妊娠中のヘアカラーやパーマは「絶対にNG」ではありませんが、「安全が完全に保証されているわけでもない」というのが最新の知見です。
特に妊娠初期や胚移植後は控えめにし、安定期以降は低刺激製品の選択・パッチテスト・換気・頭皮保護を徹底することでリスクを下げることができます。


📚参考文献
- Chua-Gocheco A, Bozzo P, Einarson A. A study on the safety of hair dyes and perms during pregnancy. J Occup Med Toxicol. 2010;5:24.
- European Society of Gynaecology. 欧州産科婦人科学会ガイドライン(2022年発表):妊娠中の美容に関する推奨事項.
- 消費者庁 消費者安全調査委員会. 毛染めによる皮膚障害に関する注意喚起. 2015年10月23日.
- NPO法人 食品と暮らしの安全(旧 日本子孫基金). ヘアカラー剤の成分と環境ホルモン作用に関する報告. 2001年.
GWの営業について
【ゴールデンウィーク期間中の営業について】
いつも当院をご利用いただき、誠にありがとうございます。
ゴールデンウィーク期間中も、通常通り営業しております(木曜日は定休日となります)。
なお、祝日は土日と同じ営業時間となりますので、ご注意ください。
ご予約が混み合う時期となりますので、お早めのご予約をおすすめいたします。
皆さまのご来院を心よりお待ちしております。
33歳(2人目不妊・卵巣嚢腫3.5cm)1人目に続き鍼灸レーザーで自然妊娠
大阪からお越しのMさん(33歳)が鍼灸とレーザーで身体を整え、自然妊娠されました。
2人目妊活で再来院されたMさん
以前、当院で鍼灸を受けられ、無事に第1子をご出産されたMさんが、今回は「2人目妊活」のために再び来院されました。
産後から関節リウマチを発症されるなど、1人目の時とは違う体調の変化や、仕事と育児の両立による疲労がありましたが、約1年の通院を経て見事に自然妊娠されました。
患者様プロフィール
ご来院時はクリニックへの通院はされておらず、自己流のタイミング法で妊活中でした。
- 来院動機:体質改善、2人目不妊
- 鍼灸経験:あり(当院で1人目妊娠・出産の実績あり)
- 体調・体質:良好だが、肩こり・冷え性・むくみあり
- 既往歴:左側卵巣嚢腫(3.5cm/経過観察中)、関節リウマチ(1人目産後に発症)
- 服用薬:エタネルセプト(リウマチ薬)、葉酸(ドリンク)
- 月経周期:25~30日(順調)
- 生理痛・PMS:なし
- 経血:赤色
- 睡眠:23時~6時(平均7時間)
- 食生活:1日3食。甘いものを好む。ジュース1日3杯程度
- 飲酒・喫煙:なし
- セルフケア:自宅でお灸(火を使わないタイプ)
- ご主人:31歳。男性不妊の原因不明(これまで未検査)
当院の施術方針:なぜ「全身」を整えるのか?
Mさんへの施術は、以下の2点を軸に行いました。
- 体調に合わせた全身調整(肩こり・腰痛・便秘など)
- 生殖機能の向上(卵巣の血流促進・質の良い卵子の育成)
妊娠しやすい身体と「ホメオスタシス」の関係
当院では、卵巣や子宮だけでなく、全身の不調を徹底してケアします。これには「ホメオスタシス(生体恒常性維持)」という身体の仕組みが深く関係しています。
ホメオスタシスとは?
ホメオスタシスとは、自律神経、ホルモン、免疫系などがバランスよく働き、健康を保つシステムのことです。
人間の体は、どこかの機能が低下してこのバランスが崩れると、まずは命を守るために回復を優先させます。その代償として、生命維持に直接関わらない「生殖機能」を後回し(低下・停止)にしてしまうと考えられています。
つまり、「心身の不調がある=妊娠しやすいシステムがうまく働いていない」可能性があるのです。
そのため当院では、以下の施術で全身の健康レベルを引き上げ、妊娠しやすい状態を目指しました。
- 鍼灸施術:卵巣・子宮の血流促進、内膜の肥厚、卵胞の発育促進
- スーパーライザー(直線偏光近赤外線):過緊張を起こしている交感神経(自律神経)を緩め、卵巣への血流をサポート
妊娠までの経過:心の変化とご主人の協力
Mさんは、デスクワークと立ち仕事、さらに育児も重なり、「仕事と育児で大変」と仰ることが多くありました。首肩の痛み、便秘、むくみなどの不調に対し、毎回丁寧に施術を行うことで、月経周期も28~30日と安定していきました。
大きな転機:ご主人の検査
半年ほど経過した頃、Mさんは人工授精を考え始めましたが、ご主人は検査にも消極的でした。施術中に私からも「ご主人の検査の必要性」をお話しし、Mさんからも何度もご主人に働きかけられました。
その結果、2024年8月にご主人が初めてクリニックで血液検査を受診。結果は「問題なし」。ご主人の意識も変わり、「今後は人工授精も良いかも」と前向きになられました。
自然妊娠、そして卒業へ
ご主人の協力が得られたことでMさんの精神的な安心感につながったのか、なんとその翌周期に自然妊娠が判明しました。その後も妊娠32週まで「マタニティ鍼灸」を継続されました。
妊娠維持のための施術内容
- つわり、腰痛、便秘への対応
- 逆子治療(28週で逆子判明→鍼灸3回と自宅ケアで無事改善)
これらを経て、妊娠32週で無事に当院を卒業されました。
担当者よりメッセージ
Mさん、この度は本当におめでとうございます。ご主人が検査を受けてくださったことによる精神的な安心感、そして約1年間鍼灸を続けて体質改善され、良質な卵子が育ったこと、その全てが良い結果に繋がったのだと思います。
「目標は3人」と仰っていましたね。もうすぐ2人目のご出産ですが、無事の安産を心より願っております。3人目妊活の際も全力でサポートさせていただきますので、またよろしくお願いいたします!
Mさん(33歳)妊娠お喜びの声
▢ お悩みの症状またはご来院当初の目的をお聞かせください
半年ほど自己流でしていましたが、体を整えようと思って通いはじめました。また、1人目も通いはじめてすぐ妊娠したので、効果があると思っていました。
▢ 鍼灸以外で妊娠(陽性反応)された方法に〇をつけてください
タイミング(病院で排卵日を見てもらって、タイミングを取っていました。)
▢ ご自身で「これは良かった!」「自分に合っていた!」と思われた妊活があればお教えください
自宅灸・レーザー・温活
▢ 鍼灸施術を受けていただいた感想をお聞かせください
鍼灸施術を受けて、生理周期が整ったのがいちばん良かったと思います。また、足の冷えや腰の張りも見てもらえて、体が楽になりました。他にも体に良いものや、気をつけた方がいいコト等、アドバイスをいただけるのもとても助かりました。
▢ 同じように悩まれている方へアドバイスに自身でやって良かったこと、若しくは続けることが出来たセルフ妊活など)やメッセージがあればお願いいたします。
自分で火のいらないお灸をしていたのですが、リラックスできてよかったと思います。ツボは教えてもらって、そこに家でお灸をしていました。2人目妊活は、子どもがいる分、1人目とは生活が変わってしまっていて、思うようにいかないコトが多かったですが、リラックスできる時間を取るコトは大切だと思いました。
※【免責事項】すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。
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フェロモンとホルモンの違いとは?妊活にも関わる”におい”の科学
「フェロモンが多い人は、女性ホルモンも多いの?」
妊活中の方や体質改善に取り組む方から、このようなご質問をよくいただきます。一見似ているようで、実は全く異なる役割を持つ「フェロモン」と「ホルモン」。その違いを理解することは、妊活だけでなく、日々の健康管理にも役立ちます。
この記事では、フェロモンとホルモンの科学的な違い、その関係性、そして東洋医学の視点も交えながら、魅力を引き出す身体づくりについて詳しく解説します。
ホルモンとは?体内で働く情報伝達物質
ホルモンは、体内の特定の臓器(内分泌腺)でつくられ、血液に乗って全身を巡り、特定の細胞や器官に作用して、身体のさまざまな生理機能を調節する化学伝達物質です。いわば、身体の各部署に指示を出す「指令役」のような存在です。
- 女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン): 月経周期、排卵、妊娠、出産、骨の健康、皮膚の状態などに深く関わります。妊活においては、そのバランスが極めて重要です。
- 甲状腺ホルモン: 代謝や成長、エネルギー消費を調節します。
- ストレスホルモン(コルチゾールなど): ストレス反応に関与し、血糖値や免疫機能を調節します。
ホルモンは、身体の内部で完結する情報伝達システムであり、意識することなく、私たちの生命活動を維持するために不可欠な役割を担っています。
フェロモンとは?体外で情報を伝える化学物質
一方、フェロモンは、身体の外に分泌され、同じ種の他の個体に特定の情報(行動や生理反応)を伝える化学物質です。主に汗、皮脂、尿などから分泌され、空気中を介して相手に届きます。
動物の世界では、フェロモンは繁殖行動の誘発、なわばりの主張、危険信号の伝達など、生存や種の保存に不可欠な役割を担っています。例えば、昆虫が性フェロモンで異性を誘引する現象はよく知られています。
ヒトにおけるフェロモンの存在とメカニズム
ヒトにおいても、フェロモン様の化学物質が、意識することなく感情や行動に影響を与える可能性が指摘されています。特に、「ヒトフェロモン」として研究されているのが、体臭に含まれるステロイド系の物質や、腋窩(脇の下)から分泌される特定の揮発性物質などです。
ただし、動物のように明確な繁殖行動を誘発する「性フェロモン」がヒトに存在するかどうかについては、まだ未解明な部分が多く、現在も活発な研究が続けられている分野です。しかし、特定の体臭が他者に無意識のうちに魅力や不快感を与えることは経験的に知られています。
フェロモンと女性ホルモンの関係性:直接的ではないが関連性あり
「フェロモンが多い人は、女性ホルモンも多いのですか?」という問いに対し、フェロモンと女性ホルモンは直接的な相関関係にあるわけではありません。 フェロモンは体外に分泌される化学物質であり、ホルモンは体内を巡る情報伝達物質だからです。
しかし、両者には間接的な関連性があると指摘されています。
例えば、女性ホルモンのひとつであるエストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌が活発になる排卵期には、皮膚の状態や体臭に変化が現れ、フェロモンがより強く感じられるという研究報告があります。
ある研究では、排卵期の女性の体臭に男性がより魅力を感じるという結果が報告されており、これはホルモンの変化がフェロモンの表れ方に影響する可能性を示唆しています。つまり、ホルモンバランスが整っていることは、フェロモンが魅力的にあらわれやすい身体環境をつくると言えるでしょう。
フェロモンの「多い・少ない」とピークは?
フェロモンは、誰にでも分泌されているものですが、その量や「にじみ出かた」には個人差があると考えられています。
フェロモンの質に影響を与える要因
- ストレス: 交感神経が過剰に働き、心身のバランスが崩れると、皮膚のコンディションや分泌物にも影響が出ることがあります。
- 生活習慣の乱れ: 寝不足、過労、偏った食生活なども、身体のバランスを崩し、フェロモンの質に影響を与え得ます。
これらは、東洋医学でいうところの「気血津液(きけつしんえき)の乱れ」にも対応します。身体全体のバランスが崩れることで、汗や皮脂といった「外に出るサイン」にも変化が現れ、結果的にフェロモンが持つ魅力が弱まると考えられます。
フェロモンのピーク
一般的には、ホルモンバランスや皮脂腺の働きが最も活発な20代前半がフェロモンの分泌のピークであると言われています。
しかし、これはあくまで一般的な傾向です。年齢を重ねても、心身のバランスが整っている人は、年齢に関係なく魅力的なフェロモンを放つと言われています。よく笑う人、前向きな人、自然体でいる人に魅力を感じるのは、まさに内面の整いが外に「にじみ出ている」からかもしれません。
鍼灸でフェロモンを引き出す「身体づくり」
東洋医学では、「内側の調和が外側にあらわれる」という考え方があります。これは、心身のバランスが整うことで、肌のツヤや血色、そして香りといった「外に出るサイン」も自然に高まる、ということを意味します。
鍼灸治療は、以下のようなアプローチでフェロモンを引き出す身体づくりをサポートします。
- 自律神経の調整: 現代社会で多くの人が抱えるストレスは、自律神経の乱れを引き起こし、ホルモンバランスや体臭にも影響を与えます。鍼灸は、自律神経のバランスを整え、心身のリラックスを促します。
- ホルモンバランスの調整: 鍼灸は、婦人科系疾患や不妊治療において、ホルモン分泌を司る内分泌系に間接的に働きかけ、バランスを整える効果が期待できます。これにより、排卵期のエストロゲン分泌がスムーズになり、フェロモンの表出にも良い影響を与える可能性があります。
- 気血津液の巡り改善: 東洋医学の根幹である「気(生命エネルギー)」「血(血液)」「津液(体液)」の巡りを整えることで、身体全体の機能が高まります。これにより、皮膚の状態が改善され、健康的な体臭が促されます。
「フェロモン」という言葉には特別なイメージがあるかもしれませんが、実は「整った身体と心」こそが、その人本来の魅力を最大限に引き出す、最高の「フェロモン」と言えるでしょう。
妊活中の方も、そうでない方も、日々の生活習慣を見直し、鍼灸を上手に取り入れることで、内側から輝く魅力的な身体づくりを目指しませんか?
ご自身の魅力を最大限に引き出し、心身ともに健やかな毎日を送るために、何かお困りのことがあれば、いつでもご相談ください。


📚参考文献
- Shaw LJ.Emotional processing of natural visual images in brief exposures and compound stimuli: fMRI and behavioural studies.博士論文(PhD). ブルネル大学(英国); 2008年.
- Miller GF. How Mate Choice Shaped Human Nature: A Review of Sexual Selection and Human Evolution. In: Crawford C, Krebs DL, editors. Handbook of Evolutionary Psychology: Ideas, Issues, and Applications. Mahwah, NJ: Lawrence Erlbaum Associates; 1998. p.87–130. Available from:
ミネラルってなに?五大栄養素のひとつとしての大切な役割
ミネラルってなに?五大栄養素のひとつとしての大切な役割
妊活中の方、体質改善をしたい方にこそ知っておいてほしい「ミネラル」と「五大栄養素」のお話を、根拠に基づいてわかりやすく解説します🧠✨
🌱五大栄養素とは?
五大栄養素とは、私たちの身体をつくり、動かし、整えるために欠かせない栄養素の総称です。以下の5つが含まれます。
- 糖質(炭水化物)
体や脳を動かすエネルギー源 - 脂質
細胞膜・ホルモンの材料。エネルギー源としても重要 - たんぱく質
筋肉、臓器、酵素、ホルモンなど身体の構成要素 - ビタミン
代謝を助け、身体の機能調整をサポート - ミネラル
骨・歯の構成、神経や筋肉の調整、体内環境の維持
🧂ミネラルとは?
ミネラルは体内で合成できないため、食事からの摂取が必須の栄養素です。五大栄養素の中でも特に「身体を整える」働きが強く、少量でも生命維持に重要な役割を果たします。
ミネラルの種類と主な働き
- カルシウム(Ca)
骨や歯の形成、神経伝達、筋肉収縮 - リン(P)
骨・歯の成分、エネルギー代謝の補助 - マグネシウム(Mg)
酵素の働きを助ける、筋肉と神経の調整 - ナトリウム(Na)
血圧や水分バランスの調整、神経の伝達/li> - カリウム(K)
細胞の浸透圧調整、血圧の調節、筋肉の動き - 鉄(Fe)
ヘモグロビンの構成成分、酸素運搬 - 亜鉛(Zn)
免疫機能、味覚、妊娠・出産・成長に関与 - 銅(Cu)
鉄の代謝、酵素の活性化 - マンガン(Mn)
骨の形成、エネルギー代謝 - ヨウ素(I)
甲状腺ホルモンの構成要素 - セレン(Se)
抗酸化作用、免疫サポート - クロム(Cr)
糖代謝、インスリン作用の補助 - モリブデン(Mo)
酵素の補因子として働く
🌸妊活や体質改善においてなぜ大切?
ミネラルや五大栄養素が不足すると…
- ホルモンバランスの乱れ
- 排卵障害・月経不順
- 着床環境の悪化
- 疲れやすさ・冷え・むくみ
- 精神的な不安定さ
といった、不妊の原因や妊娠しづらい体質につながってしまいます。特に亜鉛、鉄、マグネシウムは、妊活中の女性にとって意識したいミネラルです。


📝参考文献
- ・厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」
- ・Institute of Medicine. Dietary Reference Intakes for Calcium and Vitamin D, National Academies Press, 2011.
- ・WHO. Vitamin and Mineral Requirements in Human Nutrition, 2nd edition, 2004.
関連記事
胚盤胞まで育たない原因は栄養不足が原因かも?
胚盤胞にならない…もしかしたら「栄養不足」かもしれません
体外受精において「胚盤胞にならない」「胚盤胞が育たない」と悩まれている方はとても多くいらっしゃいます。複数回の採卵でも胚盤胞まで育たず、「もう無理なのかも…」「私の身体がどこか悪いの?」と落ち込まれてしまう方も少なくありません。
ですが、その背景には見えない栄養不足関係していることもあるのです。
一見健康そうに見える方でも…実は栄養不足
当院でも、痩せ型の方や一見標準体型の方であっても、慢性的な栄養不足が胚盤胞に育たない原因の一つになっているケースをよく見かけます。
中でも注目すべきなのが「コレステロール値の低さ」。「コレステロールは低いほうが健康にいい」と思われがちですが、妊活中はむしろ少し高めの方が良い場合もあるのです。
コレステロール=悪者ではない?妊活中は「材料」に
コレステロールには、妊活において次のような大事な役割があります。
- 卵子の細胞膜の材料になる
- 性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロンなど)の材料になる
- ホルモン分泌や卵胞成熟、胚発育などの生殖機能全体に関与する
つまり、コレステロールが不足すると、卵子の成長に必要な“材料”が足りなくなるのです。これは特に低BMI(痩せ型)の女性に多く見られ、ホルモンバランスが崩れやすくなり、胚の発育にも影響します。
どうしたら胚盤胞が育ちやすくなるの?
大切なのは、「材料をしっかり身体に届けること」。特に意識したいのが以下の2点です。
- タンパク質をしっかり摂ること
- 筋肉を動かして、身体をつくること
筋肉を動かすことでコレステロールやリン脂質の合成が活性化し、血流も良くなります。その結果、卵巣や子宮への血流も安定し、胚が育ちやすい身体へと近づいていくのです。
鍼灸でのサポートも効果的
鍼灸には、自律神経を整えホルモン分泌を促す作用や、骨盤内の血流改善効果が期待できます。実際に、鍼灸と栄養改善を並行して行った方で「初めて胚盤胞まで育った」というケースもあります。“身体づくり”を見直すことが、次の一歩につながる大きなきっかけになるかもしれません。
まとめ
- 胚盤胞が育たない原因のひとつに栄養不足・低コレステロールがある
- コレステロールは卵子やホルモンの重要な材料
- タンパク質摂取・筋肉の維持で材料を整え、血流もアップ
- 鍼灸による体質改善も併せて行うことで、効果的な妊活サポートに


参考文献
Chavarro JE et al. (2008). Protein intake and ovulatory infertility. Human Reproduction, 23(4), 865–872.
関連記事
妊活中に必要なタンパク質と摂り方のポイント
妊活や妊娠中の栄養で「たんぱく質」が大切、という話はよく聞くけれど…「実際どのくらい摂ればいいの?」「プロテインって飲んでもいいの?」そんな疑問を抱える方も多いのではないでしょうか。
今回は、妊活と妊娠におけるタンパク質の役割と、プロテイン選びの注意点を、最新の研究も交えてわかりやすく解説します。
タンパク質は「妊娠の土台」になる栄養素
たんぱく質は、筋肉・内臓・ホルモン・酵素など、身体をつくるすべての材料。特に妊娠を希望する女性にとっては、以下のような点で欠かせません。
- 女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)の材料
- 卵子や子宮内膜の質を左右する
- 着床・妊娠維持にかかわる免疫バランスにも関与
- 妊娠中は胎児の筋肉・血液・臓器の発育に必要
厚生労働省の『妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針』でも、「肉・魚・卵・大豆製品を組み合わせて、たんぱく質を十分に摂る」ことが明記されています。
1日にどれくらいのたんぱく質が必要?
一般的には、体重1kgあたり1.0~1.2gのたんぱく質が推奨されています。例えば、体重50kgの方なら、50~60g/日が目安。ただし、1回の食事で吸収できるのは20〜30g程度とされており、朝・昼・夜と分けて摂ることが大切です。
プロテインは必要?どれを選べばいい?
基本は“食事から”が原則!
まずは、肉・魚・卵・大豆製品などの食材でたんぱく質をしっかり摂るのが理想的です。でも…
- 食事が不規則な方
- 食が細い方
- 妊娠中で必要量が増える方
などは、補助的にプロテインを活用するのもおすすめです。
プロテインの種類と注意点
ホエイプロテイン(乳清)
特徴:吸収が早く、筋肉にも◎
向いている人:妊活中の男女、運動習慣のある人
ソイプロテイン(大豆)
特徴:吸収がゆるやか、女性ホルモン様作用あり
向いている人:妊活中の女性(ただし注意点あり)
【要注意】男性はソイプロテインの摂りすぎに注意!
ハーバード大学のChavarroらによる2008年の研究では、ソイ食品の摂取量が多い男性ほど、精子濃度が有意に低下することが示されました。この研究では、ソイ食品を1日あたり半食分(豆乳1カップなど)摂っていた男性の精子濃度が、摂取しない男性よりも平均4100万/ml少なかったという衝撃の結果が報告されています。特に、過体重または肥満の男性では影響が強く出る可能性があるとも言われています。
つまり、妊活中の男性はホエイプロテインを選んだほうが安心といえます。
まとめ
たんぱく質は妊娠の土台になる栄養で、基本は食事でしっかり摂りましょう。不足時は、無添加・信頼できるプロテインを補助に。男性はソイプロテインに注意(精子数への影響が示唆)しましょう。


参考文献
- 【Chavarro et al.,Human Reproduction,2008】
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妊活中に激しい運動は大丈夫?女性の卵子の質と運動の関係
「妊活中だからこそ運動をして体を整えたい!」と思う方は多いですが、実は運動のしすぎは卵子の質やホルモンバランスに悪影響を与えることがあります。
本記事では、妊活中の女性に向けて「運動と卵子の質の関係」「妊娠可能期の運動は安全か?」を、最新の研究をもとにわかりやすく解説します。
エネルギー利用可能性(EA)とは?
妊活中の運動を考えるうえで重要なのがエネルギー利用可能性(EA: Energy Availability)です。
EA = 摂取エネルギー - 運動で消費したエネルギー
つまり、運動をした後に体の働きを維持するために残るエネルギーのことを指します。
- EAが十分 → ホルモンバランスが整い、生殖機能や骨密度、免疫機能も正常に働く
- EAが低下(エネルギー不足) → 脳が「繁殖は後回し」と判断し、生殖機能を抑制する
EAが慢性的に不足すると、
- 月経不順や排卵障害
- 卵子の質の低下
- 着床しづらい子宮環境
などにつながるリスクがあります。
運動は卵子の質にどう影響する?
適度な運動は血流改善やホルモンの安定に役立ち、卵巣に酸素や栄養が行き渡りやすくなります。その結果、卵子の質を保つサポートになります。
しかし、過度な運動でEAが不足すると、
- エストロゲン分泌が減少し卵胞発育が不十分になる
- 視床下部性無月経により排卵が止まる
- 黄体機能不全で着床しづらくなる
といった影響が生じることがあります。つまり、「運動=良い」ではなく、「適度」が重要なのです。
妊娠可能期(排卵期〜高温期)の運動は?
「妊娠の可能性がある時期に運動をしていいの?」という疑問はとても大切です。
排卵期の運動
- 軽いウォーキングやストレッチ → 血流を促進し、排卵や受精にプラス
- 長時間のランニングや無酸素系の激しい筋トレ → 卵胞発育やホルモンに悪影響を及ぼす可能性
高温期(排卵後〜生理前)の運動
- 着床の準備をしている大切な時期
- 激しい運動は体温上昇や子宮環境に負担をかける可能性
- ヨガやストレッチなどリラックス効果のある運動が安心
研究でも、軽度〜中等度の運動は妊娠率を高める可能性がある一方で、過度な運動は妊娠率を下げることが報告されています。
女性特有のリスク:女性アスリートの三主徴
過剰な運動と食事制限が重なると、女性には「女性アスリートの三主徴」と呼ばれる症状が現れやすくなります。
- 低EA(エネルギー不足)
- 無月経
- 骨密度低下(骨粗鬆症)
これはアスリートに限らず、一般の女性でも起こる可能性があり、将来的な妊娠力低下につながるため注意が必要です。
妊活中におすすめの運動
◎ 取り入れたい運動
- ウォーキング(20〜30分/日):血流改善・基礎代謝UP
- ヨガ:自律神経を整え、ストレスを軽減
- ストレッチ:骨盤周りの血流改善
× 控えたい運動
- マラソンや長距離ランニング
- ハードな筋トレ
- サイクリング(骨盤周囲の温度上昇に注意)
まとめ
妊活中の女性にとって、運動は「体を整える味方」にも「卵子の質を損なうリスク」にもなりえます。
- エネルギー利用可能性(EA)を意識することが重要
- 卵子の質を守るには、適度な運動+十分な栄養+休養が必須
- 妊娠可能期は、激しい運動を避け、ウォーキングやヨガなどで血流を整える
「頑張りすぎない運動習慣」が、妊娠への近道になります。
📚参考文献
- Loucks AB. (2007). Energy availability and infertility. Curr Opin Endocrinol Diabetes Obes, 14(6), 470–476.
- De Souza MJ, et al. (2014). Hypothalamic amenorrhea in athletes. Semin Reprod Med, 32(6), 433–441.
- Wise LA, et al. (2012). Physical activity and fertility in women: prospective study. BMJ, 345, e4978.


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妊活中の血流改善が妊娠力アップの鍵
妊活中の身体のコンディションを整えるうえで、「血流の良さ」は非常に重要なポイントです。血液がドロドロの状態では、卵巣や子宮への血流が滞り、妊娠しにくい環境を作り出してしまう可能性があります。そこで今回は、妊活における血流の重要性と改善策について解説します。
血液がドロドロだと妊娠しにくい?
血液の状態が悪いと、妊娠にどのような影響を与えるのでしょうか?
- 卵巣の血流不足 → 健康な卵子が育ちにくくなる
- 子宮内膜の質が低下 → 受精卵が着床しにくい
- ホルモンバランスの乱れ → 生理不順や排卵障害を引き起こす
特に、ストレスや食生活の乱れ、運動不足が続くと血流が悪化し、これらの問題を引き起こす原因となります。
ストレスが血流に与える影響
「ストレス」は血液の状態を大きく左右する要因です。心の問題だと見過ごされがちですが、体に与える影響は甚大です。
- ストレスを受けると白血球の中のリンパ球の割合が減少する
- アドレナリンが大量に放出され、血管が収縮して血流が悪化する
- 血圧と心拍数が上昇し、血管や心臓に負荷がかかる
- 白血球がベタベタになり、血管の壁に張りついて血流を妨げる
- 活性酸素によって白血球が変質し、血管を劣化させる
日常に潜むストレスが血管・血液を痛めつける要因
- 精神的ストレス(悩み、不安、プレッシャー)
- 過労や寝不足
- 過度な運動
- 食生活の乱れ(過剰な糖分や脂質の摂取)
- カフェインやアルコールの過剰摂取
血流を改善する方法
妊娠しやすい身体を作るためには、血液の巡りを良くすることが欠かせません。以下の方法を取り入れることで、血液をサラサラに保ちましょう。
適度な運動を取り入れる
血流を促進するためには、適度な運動が効果的です。
- ウォーキング(1日30分)
- ヨガやストレッチ(骨盤周りをほぐす動きが効果的)
- スクワットや軽い筋トレ(下半身の血流を促す)
食生活を見直す
血流を良くするためには、栄養バランスの取れた食事を心がけましょう。
- 鉄分を意識的に摂取(レバー、赤身肉、ひじきなど)
- EPA・DHAを含む魚を食べる(サバ、イワシ、サーモン)
- 血液をサラサラにする食材(納豆、玉ねぎ、にんにく)
水分補給をしっかりする
水分不足は血液の粘度を高める原因になります。
- 1日1.5〜2Lの水をこまめに摂る
- 冷たい飲み物ではなく、常温または温かい飲み物を選ぶ
ストレスを溜めない
ストレスが多いと自律神経が乱れ、血流が悪化します。
- 深呼吸や瞑想を取り入れる
- 好きな音楽を聴く、アロマを焚く
- 睡眠をしっかりとる(最低7時間)
鍼灸も血流改善に効果的
妊活において、鍼灸は血流を良くする有効な手段の一つです。
- 骨盤内の血流改善 → 卵巣や子宮の機能が向上
- 自律神経の調整 → ホルモンバランスが整う
- リラックス効果 → ストレス軽減につながる
妊活のための鍼灸は、血流を整え、妊娠しやすい身体づくりをサポートします。
まとめ
血流の良し悪しは、妊娠のしやすさに大きく関わっています。適度な運動、食生活の改善、水分補給、ストレスケアを意識することで、血液をサラサラに保ち、妊娠しやすい身体を作ることができます。さらに、鍼灸を取り入れることで、より効果的に血流を改善できるため、妊活中の方には特におすすめです。
健康的な生活習慣を心がけ、妊娠しやすい身体づくりを進めましょう!


参考文献
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40歳 左卵管狭窄 子宮筋腫 1回の採卵・移植でご懐妊
大阪市からお越しのMさん(40歳)が妊娠されました。
患者様情報
- 職業:会社員
- 来院の動機:体質の改善、不妊症
- 鍼灸の経験:なし
- 体調:ふつう
- 体質:腰痛、むくみ
- 睡眠:23時~7時(平均8時間)
- 生理:順調で29~30日と規則的、生理痛は左下腹部の痛み、月経前に胸の張り、イライラがある。経血の状態は赤色。D2で鎮痛剤を常用。
- 食生活:1日3食(外食少ない)、食の趣向は濃い味、甘いものが好き。飲み物は水、お茶、コーヒー。お酒とたばこはなし。
- 運動:ストレッチを時々する。
- 入浴:全身浴
- 現在服用しているサプリメント:鉄分、葉酸
ご主人は、40歳。男性不妊の原因はなし。お酒とたばこはなし。
ご自身で行っているセルフ妊活は、入浴(温活)、起床後にお白湯を飲む、添加物を控える、体重を増やす、階段を使ったり、ストレッチなど体を動かす、睡眠をたくさんとる、ストレスをためない。
当院にお越しになるまでの経緯
Mさんは、当院にお越しになるまでに1年が経過していました。その間、不妊治療専門クリニックでタイミング療法(保険適用)を2回受けておられました。
クリニックの検査で、高AMH(8.08、PCOSなどの所見はなし)、子宮卵管造影検査で左卵管狭窄、子宮筋腫(漿膜下筋腫で子宮の外側にあり5センチほど、良性のため経過観察)などが分かりました。
これからの不妊治療に向けて、体質の改善、妊活について教えて欲しい、などをご希望されました。
鍼灸を始めて妊娠に至るまで
2024年8月:タイミング周期
Mさんが鍼灸を始められた時はタイミング療法をされていました。
問診では、腰痛、目の疲れ、むくみといった不調を感じておられ、その症状に応じたツボを使いながら、妊娠しやすい身体づくりのために鍼灸レーザーで卵巣と子宮の血流促進を図る施術を行いました。
2024年9月:人工授精にステップアップ
次のステップとして人工授精にステップアップ。
Mさんは、毎回、生理痛がひどくのため鎮痛剤を服用されていましたが、鎮痛剤は排卵や血流に影響を及ぼし、身体を冷やしたりするので、できるだけ使用を控えるのが理想的です。特に生理中は骨盤内がうっ血しやすいので冷えを慢性化させてしまう原因にもなりかねません。
Mさん自身もお腹が冷えやすいと仰っていたので、腹巻の使用をお勧めし、鎮痛剤を飲まなくてもいいよう鍼灸で生理痛の施術を行いました。また、「普段、妊活の話を思った通りに話すことがないからここで何でも話せるのが心の支えになる。」と施術中は妊活についての悩みや日常の話をリラックスして話されていました。
2024年10月:採卵周期(1回目)
初めての採卵に向け、卵巣の血流促進を図る施術を実施。Mさんは高AMH(抗ミュラー管ホルモン)なので卵巣刺激の薬の量が少なめに調整されていました。採卵結果は、22個採れた卵から最終的に8個の胚盤胞(4AA1個、4AB2個など)が凍結できました。
2024年12月:移植周期(1回目)
移植に向けて、鍼灸とレーザーで子宮の血流を促進し、厚みのあるキレイな内膜を育てる施術を行いました。1回目の移植は凍結融解胚盤胞移植(1個戻し)。移植後は着床を誘導する施術も並行して実施。その判定結果は、見事陽性反応が確認できました。
2025年1月:胎嚢・心拍の確認、そしてクリニック卒業
無事に胎嚢と心拍が確認でき、産婦人科に転院。その後も、つわりの軽減や妊娠維持を目的としたマタニティ鍼灸を継続されています。妊娠12週の壁を越え、つわりも落ち着いて、現在もマタニティ鍼灸を受けながら安定したマタニティライフを送られています。
Mさん、本当におめでとうございます。いつも楽しくお話させていただき、私たちもMさんから元気をいただいています。ありがとうございます。もうすぐ東京へお引越しされますが、それまで安心安全なマタニティ生活を送っていただけるよう、しっかりサポートさせていただきますのでどうぞよろしくお願いいたします。
Mさん妊娠お喜びの声
▢ お悩みの症状またはご来院当初の目的をお聞かせください。
クリニックでの不妊治療スタート時から「妊娠力=健康な体」という考えがあり、西洋医学だけに頼る不妊治療は避けたいと思っていました。普段から食事や睡眠、温活、ストレス管理といった基本的なことを意識して生活していたのですが、年齢的にも早く授かりたい思いが強く「できることはなんでも試したい」と考えるえるように。その中で、東洋医学も取り入れることが、より効果的な治療に繋がるのではないかと思い、不妊鍼灸を調べ、ロコミが良く、家から近いこちらの鍼灸院に来院することにしました。
▢ 鍼灸以外で妊娠(陽性反応)された方法に〇をつけてください。
体外受精 (顕微授精)
ご自身で「これは良かった!」「自分に合っていた!」と思われた妊活があれば教えてください。
レーザー・温活・ウオーキング
鍼灸施術を受けていただいた感想をお聞かせください。
鍼灸は初めてで、最初は鍼を身体に刺すことに抵抗がありましたが、実際に受けてみると全く問題なく、むしろリラックスできる時間でした。毎回施術前にじっくりとしたカウンセリングがあり、自分の体調や生活習慣を聞き取ってくれるので、不安もすぐに解消されました。
また、こちらのスタッフの方々がとても温かく、よりそってくださり、いつも心が軽くなる声かけをしてくださるので、不妊治療中のストレスを和らぎます。毎日帰る時は足先までぽかぼかして、体もスッキリしており、元気をもらった気になっています。不姓治療スタートから、今日までがんばってこれたのは、こちらの鍼灸院の温かく力強いサポートのおかげだと思っています。
私はタイミング法、人工授精、体外受精と経験しましたが、スケジュールに合わせた細やかなサポーと心のケアはとても重要だと感じています。その点においてこちらの鍼灸院はそれぞれの治療とその時の身体の状態に個別に調整された鍼灸とレーザー治療をしていただけるので、安心して治療を受けられました。
特に私は、3ヵ月近くレーザー治療を受けた後、初の採卵に臨みましたが、その時の採卵数や胚盤胞まで成長した卵の数とグレードも良く、1回目の移植で妊娠に至りました。個人的に、不妊鍼灸をするなら、レーザーもセットをおすすめします。レーザーを取り扱っていない所も多いので、その点においても、こちらの鍼灸院ならしっかりとサポートしていただけると心からおすすめできます。
▢ 同じように悩まれている方へアドバイスに自身でやって良かったこと、若しくは続けることが出来たセルフ好活など)、 やメッセージがあればお願いいたします。
不妊治療は先が見えないことが多く、不安や焦りがつきものですし、さらに、時間やお金、身体的・精神的な負担がとも大きいと感じることもあります。その負担を1人で抱えるのはストレスになるので、話合わないといけない大事なことはパートナーにしっかりと話をする必要がありますが、それ以外のなんとなくもやもやすることや不安、焦りなどは、不妊治療に対する理解があり、適切な距離感で接してくれる人に話をする方が、 変にストレスをためずに治療を続けられると実感しました。
私が通ったいたクリニックはあまり話せる雰囲気ではなかったので、こちらの鍼灸院のみなさんに支えられて、前向きな気持ちが維持できました。自分のペースで、信頼できる人に支えてもらいながら治療を続けることが大切だと思います。
不妊治療を取りくまれているみなさまに、良い結果が訪れることを心よりお祈りしております。
※【免責事項】すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。
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男性不妊のリスクチェック!質問でわかる不妊の兆候とは?
ご主人に質問するだけでわかる男性不妊リスク!男性不妊のセルフチェック
妊活というと女性が主体となって取り組むイメージがありますが、実際には不妊の原因の約半数は男性側にも関係していると言われています。男性不妊の原因には、精子の質や数の低下、精子の通り道の問題、ホルモンの異常などさまざまな要因があります。
しかし、男性不妊は自覚症状がほとんどないため、気づかないうちに妊娠の妨げになっていることも…。そこで、奥さんがご主人に質問するだけで簡単にチェックできる方法を紹介します!
🔍 ご主人に聞いてみよう!男性不妊リスクをセルフチェック ✅
1.「睾丸の大きさ、小さくない?硬くない?」
➡ 精子を作る能力に関係するポイント!
精巣(睾丸)の大きさや質は、精子を作る機能に直結します。正常な睾丸の大きさは3〜5cm程度とされ、小さすぎる場合は精子の生産能力が低下している可能性があります。また、硬すぎる場合も異常のサインかもしれません。
2.「子どもの頃、停留睾丸って言われた?」
➡ 生殖機能の低下と関係することがある
停留睾丸とは、本来なら生まれる前に陰嚢へ降りてくるはずの睾丸が、お腹の中や鼠径部にとどまったままの状態を指します。放置されると精巣の温度が高いままとなり、精子の生産能力が低下することがあります。
3.「鼡径ヘルニアの手術したことある?」
➡ 手術後の影響で精子の通り道が狭くなっていることも
鼡径(そけい)ヘルニアとは、腸の一部が筋膜の隙間から飛び出してしまう状態で、手術で治療することが一般的です。ただし、鼡径ヘルニアの手術後に精管がダメージを受け、精子の通り道が狭くなることがあるため、不妊の原因になることがあります。
4.「おたふく風邪で睾丸が腫れたことある?」
➡ 思春期以降のおたふく風邪が原因で精巣がダメージを受けることも
思春期以降におたふく風邪にかかると、約30%の確率で睾丸炎を引き起こすと言われています。炎症が強いと、精子を作る細胞がダメージを受け、精子の生産能力が低下する可能性があります。
5.「副睾丸炎や前立腺炎になったことある?」
➡ 精子の通り道に影響することがある
副睾丸や前立腺に炎症が起こると、精子の通過が妨げられたり、精液の質が低下することがあります。
6.「精液の色や粘り気が気になったことある?」
➡ 精液の色や粘性の異常は不妊のサインかも!
正常な精液の色は乳白色から灰白色ですが、以下のような色の変化が見られた場合は何らかの異常のサインかもしれません。
- 黄色みが強い場合:感染症の可能性
- 赤みや茶色みがある場合:出血の可能性
- 透明に近い場合:精子濃度が低い可能性
また、精液の粘性も重要です。射精直後はやや粘り気がありますが、15〜30分程度で液状化します。
- 射精直後から水のように薄い → 精子濃度が低い可能性
- 固まりすぎている → 精子がうまく運ばれない可能性
- 30分以上たっても液状化しない → 精子の運動に影響する可能性
7.「精索静脈瘤って言われたことある?」
➡ 精巣周辺の血流が悪くなると、精子の質や数が低下することも。
8.「抗がん剤や放射線治療を受けたことある?」
➡ 精巣の細胞にダメージを与えることがある
抗がん剤や放射線治療はがん細胞だけでなく、精子を作る細胞にもダメージを与えるため、一時的または永続的に精子の生産が低下することがあります。
1つでも当てはまるなら専門医に相談を!精液検査で精子の状態を確認しましょう。妊活は夫婦で協力することが大切です!


参考文献
- ・男性不妊.pdf, 『腎と透析 Vol. 97 増刊号 2024』, 白石晃司, 山口大学大学院医学系研究科泌尿器科学講座
- ・日本生殖医学会, 男性不妊の診断と治療ガイドライン
- ・WHO精液検査基準(2021年版)
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妊娠しやすい月経としにくい月経の違いとは?
妊娠を希望する方にとって、月経の状態は重要な健康指標となります。月経の周期や量、色、そして生理痛の程度などは、ホルモンバランスや全身の健康状態を反映しています。今回は、信頼できる情報源をもとに、妊娠しやすい月経の特徴と、鍼灸によるサポートについてご紹介します。
妊娠しやすい月経の特徴
月経周期が安定していること
理想的な月経周期は25~38日とされています。この範囲内で安定していることが、ホルモンバランスが整っているサインです。一方、周期が不規則であったり、極端に短い(24日以内)または長い(39日以上)場合は、ホルモンの乱れや他の健康問題が考えられます。
月経量が適切であること
正常な月経血量は1回の月経で25~80ml程度とされています。これは、ナプキンを2~3時間ごとに交換する程度の量に相当します。月経量が極端に少ない(25ml未満)場合や、多すぎる(80ml以上)場合は、エストロゲンの不足や過多月経などの可能性が考えられます。
月経血の色が正常であること
明るい赤色からやや暗めの赤色が健康的な月経血の色とされています。ピンク色すぎる場合は月経量が少ない可能性、黒っぽい色や血の塊が多い場合は、血流の滞りや冷えが原因と考えられます。
生理痛が軽度であること
軽い下腹部の痛みは一般的ですが、痛み止めが必要なほどの強い生理痛は、ホルモンバランスの乱れや血流不全などのサインかもしれません。
鍼灸によるサポート
鍼灸は、東洋医学の一環として、体内のエネルギーの流れを整え、自然治癒力を高める療法です。以下のような効果が期待できます。
- 血流の改善
鍼灸は全身の血流を促進し、子宮や卵巣への血流も改善します。これにより、月経不順や生理痛の軽減が期待できます。
- ホルモンバランスの調整
自律神経系に働きかけることで、ホルモンの分泌を調整し、月経周期の安定化をサポートします。
- 冷えの改善
体の冷えは血流を悪化させ、月経トラブルの原因となります。鍼灸は体を温め、冷え性の改善に寄与します。
- ストレスの軽減
リラクゼーション効果により、ストレスを軽減し、全身の健康維持に役立ちます。
月経の状態を整えることは、妊娠しやすい身体づくりの第一歩です。自身の月経の状態を定期的にチェックし、気になる症状がある場合は、専門家に相談することをおすすめします。また、鍼灸などの代替療法を取り入れることで、より良いコンディションを目指すことができます。


参考文献
- Hoka, C., Tamakuma, K., & Kasai, A. (2025). Application of a stages of change model to female students’ behavior toward the continuation of medical examination due to menstrual abnormalities. Maternal Hygiene, 65(4), 357-367.
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睡眠不足でも整える!妊活中の体調管理法
忙しくて睡眠時間が取れない時の体調管理法
忙しい日々が続くと、どうしても睡眠時間が削られがちです。しかし、睡眠不足が続くと集中力の低下や免疫力の低下、ホルモンバランスの乱れなど、身体に悪影響を及ぼすことが分かっています。今回は、睡眠時間が確保できないときでも体調を維持するための具体的な対策を紹介します。
食事でエネルギーを補う
タンパク質とビタミンB群を意識する
タンパク質は身体の修復やエネルギーの維持に重要な役割を果たします。また、ビタミンB群はエネルギー代謝を助けるため、睡眠不足のときには特に摂取を心がけると良いでしょう。
🥗 おすすめの食材
卵、納豆、鶏肉、豆類、玄米(タンパク質+ビタミンB群)
鉄分・マグネシウムを摂る
睡眠不足が続くと、貧血や筋肉のこわばりが起こりやすくなります。特に鉄分が不足すると、疲れやすくなったり、頭がぼんやりしたりすることがあります。
🥗 おすすめの食材
レバー、ほうれん草、ひじき(鉄分)、ナッツ類、大豆製品、海藻(マグネシウム)
カフェインの摂り方を工夫
カフェインは眠気を抑えてくれますが、過剰摂取すると自律神経を乱し、さらに睡眠の質を悪化させる可能性があります。特に夕方以降のカフェイン摂取は控えめにしましょう。
💡 ポイント
‣朝はコーヒーや緑茶を活用する
‣午後はノンカフェインのハーブティーやルイボスティーに切り替える
光と温度で体内リズムを整える
朝に日光を浴びる
朝に日光を浴びることで、体内時計がリセットされ、夜にメラトニン(睡眠ホルモン)が適切に分泌されるようになります。
✔️ 対策
‣起床後30分以内にカーテンを開けて朝日を浴びる
‣可能であれば軽い散歩をする
ブルーライトを減らす
寝る前のスマホやパソコンの使用は、メラトニンの分泌を抑えてしまい、睡眠の質を下げる原因になります。
✔️ 対策
‣ナイトモードやブルーライトカット眼鏡を活用
‣寝る1時間前にはデジタルデバイスを控える
寝る前にお風呂に浸かる
体温は一度上がった後に下がると眠気が強くなります。そのため、寝る90分前にぬるめのお風呂に入ると、短い睡眠でも深く眠ることができます。
効率的な睡眠をとる
90分サイクルを意識する
睡眠には「90分サイクル」があり、3時間(90分×2)や4.5時間(90分×3)などで区切ると、浅い眠りのタイミングで目覚めやすくなります。
深呼吸やストレッチを取り入れる
寝る前に軽くストレッチをすると、副交感神経が優位になり、短時間でも深い睡眠が得られます。
自律神経を整える
軽い運動をする(朝や昼)
適度な運動は血流を促し、交感神経と副交感神経のバランスを整えるのに役立ちます。
🌈 おすすめ
‣朝のストレッチやウォーキング
‣軽いヨガや深呼吸
寝る前に首元を温める
自律神経が乱れると、眠りの質が低下しがちです。ホットタオルなどで首元を温めると、副交感神経が優位になり、リラックスできます。
まとめ
忙しくても、ちょっとした工夫で体調を保つことは可能です。
- 食事でエネルギーを補う(タンパク質・鉄分・マグネシウム)
- 朝に日光を浴びて体内リズムを整える
- 寝る前はお風呂に浸かる・ブルーライトを控える
- 90分サイクルで眠るようにする
- 軽い運動やストレッチで自律神経を整える
睡眠時間が取れないときでも、できることから取り入れてみてくださいね!


参考文献
- ・Chennaoui, M., Arnal, P. J., Sauvet, F., & Léger, D. (2015). “Sleep and exercise: A reciprocal issue?” Sleep Medicine Reviews, 20, 59–72.
- ・St-Onge, M. P., Mikic, A., & Pietrolungo, C. E. (2016). “Effects of diet on sleep quality.” Advances in Nutrition, 7(5), 938–949.
- ・Goel, N., Basner, M., Rao, H., & Dinges, D. F. (2013). “Circadian rhythms, sleep deprivation, and human performance.” Progress in Molecular Biology and Translational Science, 119, 155–190.
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男性不妊とカフェイン摂取の関係とは?
男性の妊娠させる力に影響を与える要因とは?
妊活中、どんな飲み物を選ぶかなんて気にしていない男性は多いかもしれません。でも実は、「飲み物」が妊娠の成功率に関係しているかもしれない、という興味深い研究結果が発表されました!普段何気なく飲んでいるコーヒーやお酒が、将来の家族計画に影響を与えるかも?今回は、最新の研究結果をもとに妊活中に知っておきたい飲み物の選び方をご紹介します。
飲料の摂取量と治療成績の関連を調査
ハーバード公衆衛生大学院の研究グループが、2007年から2019年にかけてART(体外受精や顕微授精)治療を受けたカップルを対象に行われたものです。この研究では、男性パートナーに対して飲料摂取量に関するアンケートを実施し、以下の4種類の飲料について摂取量を調査しました。
- カフェイン入り飲料(コーヒー、紅茶など)
- アルコール飲料(ビール、ワイン、高アルコール度数酒類)
- 砂糖入り飲料
- 人工甘味料入り飲料
アンケート結果をもとに、摂取量によって4つのグループに分け、それぞれの精液検査結果や治療成績(受精率、着床率、臨床的妊娠率、生児獲得率)との関連が分析されましたが、関連していませんでした。
主な結果と注目すべきポイント
☕カフェイン入り飲料の影響
結果は意外なもので、すべての飲み物が妊娠や精子の質に影響するわけではなく、特定の飲み物が関係していることが分かりました。カフェイン入り飲料(コーヒーや紅茶)の摂取量が多い男性は、生児獲得率が低いことが判明しました。
コーヒー
🔽摂取量が最も少ないグループ:生児出生確率49%
🔼摂取量が最も多いグループ:生児出生確率33%
紅茶
🔽摂取量が最も少ないグループ:生児出生確率49%
🔼摂取量が最も多いグループ:生児出生確率31%
🍺アルコール飲料の影響
アルコール飲料についても興味深い結果が得られました。
高アルコール度数酒類
🔽摂取量が最も少ないグループ:生児出生確率45%
🔼摂取量が最も多いグループ:生児出生確率32%
ビール
🔽摂取量が最も少ないグループ:生児出生確率32%
🔼摂取量が最も多いグループ:生児出生確率51%
ワインや蒸留酒など、度数の高いお酒をよく飲む男性も同様に生児出生率が低下しました。驚いたことに、ビールについては逆の結果が!ビールをたくさん飲む男性ほど成功率が高く、成功率は32%から51%に増加するという意外な結果が出ています。
※この研究での結果です
🧃その他の飲料
砂糖入り飲料や人工甘味料入り飲料に関しては、精液検査結果や治療成績との関連は見られませんでした。
妊活中の男性が今すぐできること
今回の研究結果から分かるのは、「飲み物の選び方次第で妊娠の成功率が変わる可能性がある」ということ。妊活中の男性は、次のポイントを意識すると良いでしょう。
- カフェイン飲料を減らす:コーヒーや紅茶は控えめに。
- 蒸留酒を避ける:ウイスキーやウォッカなどのアルコール度数が高いお酒を減らしましょう。
- 適量のビールを楽しむ:節度を守ったビールの摂取は良い影響があるかもしれません。
まとめ
この研究結果から、特に体外受精治療を受ける男性において、日常的な飲料の選択が妊孕能や不妊治療成績に影響を与える可能性が示唆されました。特にカフェイン入り飲料や高アルコール度数酒類は摂取量を控えることが望ましい一方で、適量のビール摂取がむしろポジティブな影響を与える可能性が示されました。
妊活は女性だけの努力ではありません。男性も生活習慣や食事、そして飲み物の選び方を見直すことで、妊娠の成功率を上げることができるかもしれません。パートナーと一緒に健康的な生活を心がけ、未来の家族を迎える準備を整えてみてはいかがでしょうか?


参考文献
- Andrology. 2024 Nov 13. doi: 10.1111/andr.13795. Online ahead of print.










