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2017年の投稿記事

月経痛・PMS・月経不順に鍼灸でできること

投稿日:

月経痛・PMS・月経不順は「我慢するもの」ではありません

月経周期のある女性の多くが、月経に伴う身体や心の不調を経験しています。

なかでもご相談が多いのが、強い月経痛、月経前症候群(PMS)、月経不順です。

  • 月経のたびに鎮痛薬が手放せない
  • 月経前になるとイライラや落ち込みが強くなる
  • 胸の張り、頭痛、むくみ、眠気がつらい
  • 月経周期が安定しない
  • 月経の不調で仕事や家事、子育てに影響が出ている

このようなお悩みがあっても、「月経痛はあるのが普通」「PMSは体質だから仕方ない」と、つらさを我慢している方は少なくありません。

しかし、月経に伴う不調は、身体からの大切なサインです。症状の背景には、ホルモンバランス、自律神経の乱れ、血流の低下、冷え、ストレス、婦人科疾患などが関係していることがあります。

この記事では、月経痛・PMS・月経不順が起こる背景と、鍼灸でできるサポートについてわかりやすくお伝えします。

月経に関する代表的な3つの不調

1. 強い月経痛

月経痛は、子宮が収縮して経血を外へ出そうとするときに起こります。多少の重だるさや違和感であれば自然な範囲のこともありますが、日常生活に支障が出るほどの痛みがある場合は注意が必要です。

医学的には、月経痛が強く生活に支障をきたす状態を「月経困難症」と呼びます。子宮内膜症、子宮筋腫、子宮腺筋症などが隠れている場合もあるため、痛みが強い方、年々痛みが増している方は婦人科での確認も大切です。

東洋医学では、月経痛は「冷え」「血の巡りの滞り」「気の巡りの乱れ」などと関係して考えます。特に、下腹部や腰が冷えやすい方、月経血に塊が出やすい方、ストレスで痛みが強くなる方は、巡りを整えるケアが大切になります。

2. 月経前症候群(PMS)

PMSとは、月経前の3〜10日ほど前から心身の不調があらわれ、月経が始まると軽くなったり消えたりする症状のことです。

  • イライラする
  • 気分が落ち込む
  • 涙もろくなる
  • 胸が張る
  • 頭痛が出る
  • むくみやすくなる
  • 眠気やだるさが強くなる

東洋医学では、このような月経前の張り・痛み・イライラは、「気滞(きたい)」という状態と関係して考えることがあります。

気滞とは、身体の中をめぐる「気」の流れが滞っている状態です。ストレスや緊張が続くと、呼吸が浅くなり、首肩がこり、胸やお腹が張りやすくなります。その結果、月経前の不快感が強く出ることがあります。

PMSは「性格の問題」ではありません。ホルモン変動に対して身体が敏感に反応している状態と考えられるため、責める必要はありません。

3. 月経不順

月経周期は、一般的に25〜38日程度の範囲であれば正常範囲とされます。ただし、周期が極端に短い、長い、数か月月経が来ない、出血がだらだら続く場合は、ホルモンバランスの乱れや排卵の問題が隠れていることがあります。

月経不順の背景には、ストレス、急激な体重変化、睡眠不足、過度な運動、甲状腺機能の異常、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)、高プロラクチン血症などが関係することがあります。

特に、妊娠していないのに乳汁が出る、無月経が続く、頭痛や視野の異常を伴う場合は、高プロラクチン血症などの可能性もあるため、早めに婦人科で相談しましょう。

月経の不調は、生活の質にも影響します

月経痛やPMSが強いと、身体のつらさだけでなく、気持ちにも余裕がなくなりやすくなります。

痛みやイライラで周りにきつく当たってしまったり、子育て中にお子さんへ強く言ってしまったり、そのあとで「またやってしまった」と自分を責めてしまう方もいます。

ですが、それはあなたの性格が悪いからではありません。月経に伴う不調によって、心と身体の余裕が奪われている状態かもしれません。

月経の状態が整ってくると、痛みが軽くなるだけでなく、気持ちの波が穏やかになり、日常生活を過ごしやすくなる方もいらっしゃいます。

鍼灸で月経痛・PMS・月経不順にできること

鍼灸では、月経痛やPMS、月経不順に対して、症状だけを見るのではなく、身体全体のバランスを整えることを大切にします。

  • 下腹部や骨盤内の血流を整える
  • 冷えやこわばりをやわらげる
  • 自律神経のバランスを整える
  • ストレスによる緊張をゆるめる
  • 月経周期に合わせて身体の状態を整える

東洋医学では、月経の状態は「血」「気」「腎」「肝」「脾」などの働きと関係して考えます。

たとえば、冷えが強い方には温める施術を、ストレスで症状が悪化しやすい方には気の巡りを整える施術を、疲れやすく経血量が少ない方には身体の土台を補う施術を行います。

同じ「月経痛」でも、原因や体質は人によって異なります。そのため、宇都宮鍼灸良導絡院では、症状の出方や月経周期、生活習慣、冷え、睡眠、ストレスの状態を確認しながら、その方に合った施術を行います。

鎮痛薬を使っている方へ

月経痛が強いときに鎮痛薬を使用すること自体が、必ずしも悪いわけではありません。痛みを我慢しすぎることは、生活の質を下げてしまいます。

ただし、毎回の月経で鎮痛薬が手放せない、薬を飲んでも効きにくい、以前より痛みが強くなっている場合は、痛みの背景に婦人科疾患が隠れている可能性もあります。

「薬で抑えれば大丈夫」と我慢し続けるのではなく、婦人科での確認とあわせて、鍼灸で身体の状態を整えていくことも選択肢のひとつです。

婦人科の受診をおすすめしたいサイン

月経の不調には、鍼灸でサポートできるものもありますが、まず医療機関での確認が必要なケースもあります。

  • 月経痛が年々強くなっている
  • 鎮痛薬を飲んでも痛みがつらい
  • 月経量が急に増えた、または極端に少なくなった
  • 出血が長く続く
  • 月経が3か月以上来ない
  • 妊娠していないのに乳汁が出る
  • 強い頭痛や視野の異常がある
  • 妊活中で月経不順が続いている

このような場合は、子宮内膜症、子宮筋腫、子宮腺筋症、排卵障害、甲状腺機能の異常、高プロラクチン血症などが関係していることもあります。

鍼灸だけで判断せず、必要に応じて婦人科で検査を受けることが大切です。

鍼灸を続けることで、月経の状態が整いやすくなります

月経の不調は、1回の施術ですべてが変わるというよりも、身体の巡りや自律神経の状態を少しずつ整えていくことが大切です。

当院では、週に1回程度の鍼灸を続けることで、1〜2か月ほどで月経痛やPMS、月経の質に変化を感じる方もいらっしゃいます。

もちろん、症状の程度や体質、婦人科疾患の有無によって変化のスピードには個人差があります。

大切なのは、「つらい月経が当たり前」とあきらめないことです。月経の状態は、今の身体の状態を教えてくれるサインでもあります。

この記事のまとめ

  • 月経痛・PMS・月経不順は、我慢するものではなく身体からのサインです。
  • 強い月経痛は、子宮内膜症や子宮筋腫などが隠れている場合もあります。
  • PMSは性格の問題ではなく、ホルモン変動や自律神経、ストレスの影響を受けることがあります。
  • 鍼灸では、冷え・血流・自律神経・気の巡りを整え、月経に伴う不調をサポートします。
  • 痛みが強い、月経不順が続く、乳汁分泌や視野異常がある場合は、婦人科での確認も大切です。

よくある質問

月経痛は鍼灸で改善できますか?

月経痛の背景に、冷え、血流の滞り、自律神経の乱れ、ストレスによる緊張などが関係している場合、鍼灸で身体を整えることで痛みが軽くなる方もいます。ただし、子宮内膜症や子宮筋腫などが隠れている場合もあるため、痛みが強い方は婦人科での確認もおすすめします。

PMSのイライラにも鍼灸はよいですか?

PMSによるイライラや気分の落ち込みは、自律神経やホルモン変動、ストレスの影響を受けることがあります。鍼灸では、緊張をゆるめ、気の巡りを整えることで、月経前の心身の不調をやわらげるサポートを行います。

月経不順でも鍼灸を受けられますか?

受けていただけます。月経不順の背景には、ストレス、睡眠不足、冷え、体重変化、排卵の問題などが関係していることがあります。鍼灸では身体全体のバランスを整えることを目指します。ただし、3か月以上月経が来ない場合や妊活中の場合は、婦人科での検査も大切です。

鎮痛薬を飲んでいても鍼灸は受けられますか?

基本的には受けていただけます。鎮痛薬を使うこと自体が悪いわけではありませんが、毎回薬が必要なほど痛みが強い場合は、痛みの原因を確認することが大切です。鍼灸では、痛みが出にくい身体づくりを目指して施術を行います。

どのくらいの頻度で通うとよいですか?

症状が強い時期は、週1回程度を目安に身体を整えていくことをおすすめしています。月経周期に合わせて施術を続けることで、月経痛やPMS、月経の状態の変化を確認しやすくなります。

月経痛・PMS・月経不順でお悩みの方へ

「毎月のことだから仕方ない」と思っていても、月経の不調が続くと、身体だけでなく気持ちにも余裕がなくなってしまいます。

宇都宮鍼灸良導絡院では、月経痛・PMS・月経不順のお悩みに対して、冷えや血流、自律神経、ストレスの状態を確認しながら、お一人おひとりの体質に合わせた鍼灸施術を行っています。

婦人科での検査が必要な場合は、その可能性も踏まえながら、無理のない形で身体づくりをサポートいたします。

月経のつらさをひとりで抱え込まず、まずはお気軽にご相談ください。

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参考文献

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不妊クリニックの血液検査で「基準値内」でも安心しすぎない理由

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血液検査が基準値内でも妊活では見直したい項目

妊活中や不妊治療中は、不妊クリニックで血液検査を受ける機会が多くあります。

検査結果を見て「基準値内だから大丈夫」と感じる方も多いと思いますが、妊活では少し注意が必要です。

なぜなら、検査の基準値は「日常生活を送るうえで大きな異常がないか」を見るための目安であり、必ずしも妊娠を目指す身体づくりにとって十分な状態を示しているとは限らないからです。

もちろん、基準値内であれば過度に心配する必要はありません。ただし、採卵結果が思うようにいかない、胚盤胞まで育ちにくい、内膜が薄い、移植がうまくいかない、流産を繰り返すなどの場合には、血液検査の数値をもう少し丁寧に見直すことが役立つことがあります。

妊活では「病気ではないけれど足りていない」状態に注意

血液検査では、貧血、甲状腺機能、ホルモン値、血糖、ビタミンやミネラルの状態などが確認されることがあります。

ここで大切なのは、数値が基準値内かどうかだけでなく、妊活において身体が十分に働ける状態かどうかを見ることです。

たとえば、日常生活では大きな不調を感じていなくても、卵胞の発育、排卵、受精、着床、妊娠初期の維持には、栄養状態や代謝、ホルモンバランスが関わっています。

そのため、妊活では「異常なし」と言われたけれど、もう少し整えられる余地があるというケースがあります。

特に確認したいのがビタミンD

妊活中に確認しておきたい項目のひとつが、ビタミンDです。

ビタミンDは骨の健康に関わる栄養素として知られていますが、近年では卵巣機能、子宮内膜、免疫調整、体外受精の成績との関連も注目されています。

体外受精などの生殖補助医療を受けている女性を対象にした研究では、ビタミンDが十分な方は、不足または欠乏している方と比べて、臨床妊娠に至る可能性が高いことが報告されています。

一方で、ビタミンDの濃度と流産リスクについては、明確な関連が認められなかったという報告もあります。

そのため、ビタミンDは「摂れば必ず妊娠する」というものではありませんが、妊活中に不足していないかを確認しておきたい栄養素のひとつといえます。

ビタミンDが不足しやすい人の特徴

ビタミンDは、食事から摂取するだけでなく、日光を浴びることで皮膚でも作られます。

そのため、次のような方はビタミンDが不足しやすい傾向があります。

  • 日焼けを避けるために、外出時は常に紫外線対策をしている
  • 屋内で過ごす時間が長い
  • 魚を食べる頻度が少ない
  • 冬場や梅雨の時期に外出が減りやすい
  • 体外受精や採卵に向けて栄養状態を見直したい

特に妊活中の女性は、日焼け対策をしっかりされている方も多いため、知らないうちにビタミンDが不足していることがあります。

紫外線を無理に浴びる必要はありませんが、過度に避けすぎることでビタミンD不足につながる可能性があることは知っておきたいポイントです。

AMHが低い方はビタミンDも確認しておきたい

AMHが低い方の中には、ビタミンDが不足しているケースもあります。

AMHは卵巣予備能の目安として使われる検査であり、AMHが低いからといって自然妊娠や採卵が必ず難しいと決まるわけではありません。

ただし、採卵数が少ない、卵胞が育ちにくい、空胞が続く、胚盤胞まで育ちにくいといった場合には、ホルモン値だけでなく、栄養状態や血流、睡眠、ストレス、代謝なども含めて見直すことが大切です。

ビタミンDもその中のひとつとして、必要に応じてクリニックで相談してみるとよいでしょう。

鉄・フェリチンも妊活では見直したい項目

貧血の検査では、ヘモグロビンの数値を見ることが多いですが、妊活ではフェリチンという「貯蔵鉄」の状態も大切です。

ヘモグロビンが基準値内でも、フェリチンが低い場合、身体の中に蓄えられている鉄が少ない状態のことがあります。

鉄は、酸素を運ぶ働きだけでなく、エネルギー産生、卵胞発育、子宮内膜の状態、妊娠初期の身体づくりにも関わります。

疲れやすい、冷えやすい、立ちくらみがある、月経量が多い、爪が割れやすい、髪が抜けやすいといった症状がある方は、鉄不足が隠れている可能性もあります。

ただし、鉄も自己判断で多量に摂取すればよいものではありません。フェリチンや炎症反応などを確認しながら、医師の判断のもとで対策することが大切です。

甲状腺機能は妊活・妊娠初期に関わることがある

甲状腺ホルモンは、月経周期、排卵、妊娠初期の維持に関わる重要なホルモンです。

一般的な健康診断では大きな問題がない場合でも、妊活や不妊治療ではTSH、FT4、甲状腺抗体などを確認することがあります。

特に、流産を繰り返している方、月経不順がある方、疲れやすさや冷えが強い方、甲状腺疾患の既往がある方は、クリニックで相談しておくと安心です。

甲状腺の数値は、妊活中・妊娠中で目標とされる範囲が変わることがあります。そのため、自己判断ではなく、必ず専門医の判断に従うようにしましょう。

血糖・インスリン抵抗性も見逃せない

血糖値が基準値内でも、食後に血糖が上がりやすい、インスリンが効きにくい状態が隠れていることがあります。

特に、PCOS、多嚢胞性卵巣症候群の方では、インスリン抵抗性が排卵障害やホルモンバランスに関わることがあります。

甘いものをよく食べる、食後に眠くなりやすい、体重が増えやすい、月経周期が長い、排卵しにくいといった方は、血糖やインスリンの状態を確認することが妊活のヒントになる場合があります。

妊活では「糖質を完全に抜く」ことが正解ではありません。大切なのは、血糖値が急激に上下しにくい食べ方を意識し、たんぱく質、食物繊維、脂質、炭水化物のバランスを整えることです。

亜鉛・葉酸・ビタミンB群も身体づくりに関わる

亜鉛、葉酸、ビタミンB群も、妊活中に意識したい栄養素です。

亜鉛は細胞分裂やホルモンバランスに関わり、葉酸は妊娠前から摂取がすすめられる栄養素です。

また、ビタミンB群はエネルギー代謝や赤血球の働きにも関係します。

ただし、サプリメントを何種類も自己判断で追加すると、過剰摂取や飲み合わせの問題が起こることもあります。

妊活中は「足りないものを確認して補う」という考え方が大切です。

自己判断でサプリを増やしすぎないことが大切

妊活中は、少しでも良い結果につなげたいという気持ちから、サプリメントをいくつも試したくなることがあります。

しかし、ビタミンDのような脂溶性ビタミンは、過剰に摂取すると体内に蓄積しやすく、カルシウム代謝に影響する可能性があります。

また、鉄や亜鉛などのミネラルも、必要量を超えて摂りすぎると体調不良や他の栄養素の吸収に影響することがあります。

大切なのは、検査で不足の有無を確認し、医師や専門家に相談しながら必要な対策を行うことです。

鍼灸では血流・自律神経・胃腸の働きから妊活を支えます

血液検査で栄養状態を確認することは大切ですが、妊活では栄養を摂るだけでなく、その栄養を吸収し、全身に巡らせる身体の状態も重要です。

胃腸の働きが弱い、冷えが強い、睡眠が浅い、ストレスが多い、自律神経が乱れやすいといった状態では、せっかく食事やサプリメントを意識しても、身体づくりにつながりにくいことがあります。

鍼灸では、卵巣や子宮まわりの血流、自律神経のバランス、胃腸の働き、冷えや緊張の改善を目的に、妊活中の身体を整えていきます。

採卵や移植に向けて、血液検査の数値だけでなく、体調全体を見直したい方は、生活習慣や体質面からのケアも取り入れてみるとよいでしょう。

この記事のまとめ

  • 血液検査が基準値内でも、妊活では見直したい項目がある
  • ビタミンDは体外受精の成績との関連が報告されている
  • 鉄・フェリチン、甲状腺、血糖、亜鉛、葉酸なども妊活では重要
  • サプリメントは自己判断で増やしすぎず、検査結果をもとに相談することが大切
  • 妊活では栄養だけでなく、血流、自律神経、胃腸の働きも整えていくことが大切

よくある質問

血液検査が基準値内なら妊活では問題ありませんか?

基準値内であれば大きな異常がないことが多いですが、妊活では「妊娠を目指すために十分か」という視点で見直すことがあります。特に、採卵結果や移植結果が思うようにいかない場合は、ビタミンD、フェリチン、甲状腺、血糖などを確認することがあります。

ビタミンDは妊活中に必ず摂った方がいいですか?

ビタミンD不足がある場合は、医師の判断のもとで補充を検討することがあります。ただし、不足していない方が自己判断で多量に摂取する必要はありません。まずはクリニックで検査や相談をすることが大切です。

ビタミンDを摂れば卵子の質は良くなりますか?

ビタミンDは卵巣機能や子宮内膜との関連が注目されていますが、摂れば必ず卵子の質が良くなるというものではありません。卵子の質には、年齢、睡眠、栄養、血流、酸化ストレス、ホルモン環境など複数の要因が関わります。

フェリチンが低いと妊娠しにくくなりますか?

フェリチンは体内に蓄えられた鉄の目安です。鉄は酸素運搬やエネルギー産生に関わるため、不足がある場合は体調や妊活に影響する可能性があります。ただし、鉄の補充は自己判断ではなく、検査結果をもとに医師へ相談しましょう。

サプリメントは何種類も飲んだ方が効果的ですか?

多く飲めばよいというものではありません。脂溶性ビタミンやミネラルは過剰摂取に注意が必要です。妊活中は、検査で不足を確認し、必要なものを適切に補うことが大切です。

妊活中の身体づくりを見直したい方へ

血液検査では大きな異常がなくても、冷え、疲れやすさ、胃腸の弱さ、睡眠の質、自律神経の乱れなどが、妊活中の身体づくりに影響していることがあります。

宇都宮鍼灸良導絡院では、不妊治療の状況や体質、生活習慣をうかがいながら、採卵・移植・タイミングに向けた身体づくりをサポートしています。

「検査では問題ないと言われたけれど、なかなか結果につながらない」「採卵や移植に向けて体調を整えたい」という方は、無理のない範囲でご相談ください。

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参考文献

※当サイトに掲載している内容は、医学的な情報をもとに作成していますが、診断や治療を行うものではありません。検査結果の判断やサプリメントの使用については、必ず主治医や専門医にご相談ください。

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子宮内膜炎と子宮内膜症の違い|名前は似ていても原因・症状・妊活への影響は別

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子宮内膜炎と子宮内膜症の違い|名前は似ていても別の病気です

「子宮内膜炎」と「子宮内膜症」は、どちらも「子宮内膜」という言葉が入るため、同じような病気だと思われることがあります。

しかし、この2つは原因も、起こる場所も、症状も、治療の考え方も異なる病気です。

妊活中の方にとっては、子宮内膜炎も子宮内膜症も、子宮や骨盤内の環境、着床、妊娠しやすさに関係することがあるため、それぞれの違いを正しく知っておくことが大切です。

子宮内膜炎とは?

子宮内膜炎とは、子宮の内側にある子宮内膜に炎症が起こる状態です。

細菌などが子宮内に入り、子宮内膜に炎症を起こすことで発症します。急に症状が出る「急性子宮内膜炎」と、症状がはっきりしにくい「慢性子宮内膜炎」に分けられます。

急性子宮内膜炎では、発熱、下腹部痛、膿のようなおりもの、不正出血などがみられることがあります。一方で、慢性子宮内膜炎では、強い痛みや発熱がないことも多く、自覚症状がほとんどないまま見つかることもあります。

妊活で注意したい慢性子宮内膜炎

妊活や不妊治療で特に注目されるのは、急性の子宮内膜炎よりも慢性子宮内膜炎です。

慢性子宮内膜炎では、子宮内膜に軽い炎症が長く続くことで、子宮内膜の環境に影響を与える可能性があります。

近年では、慢性子宮内膜炎が着床不全、反復流産、不妊と関係する可能性があると考えられています。ただし、慢性子宮内膜炎があるから必ず妊娠できないというわけではありません。

検査では、子宮鏡検査、子宮内膜組織の検査、CD138という免疫染色、細菌検査などが行われることがあります。治療は、原因や検査結果に応じて、主に抗菌薬などが検討されます。

子宮内膜症とは?

子宮内膜症とは、子宮内膜に似た組織が、子宮の内側以外の場所にできる病気です。

本来、子宮内膜は子宮の内側にあり、月経周期に合わせて厚くなり、妊娠が成立しなければ月経として排出されます。

しかし子宮内膜症では、子宮内膜に似た組織が、卵巣、卵管、腹膜、ダグラス窩など、子宮の外にできることがあります。

この組織も女性ホルモンの影響を受けるため、月経周期に合わせて増殖や出血を繰り返します。その結果、炎症や癒着が起こり、強い月経痛、性交痛、排便痛、慢性的な骨盤痛、不妊などにつながることがあります。

子宮内膜炎と子宮内膜症の大きな違い

子宮内膜炎と子宮内膜症の一番大きな違いは、炎症が起こる場所と原因です。

  • 子宮内膜炎は、主に子宮の内側にある子宮内膜に炎症が起こる状態
  • 子宮内膜症は、子宮内膜に似た組織が子宮の外などにできる病気
  • 子宮内膜炎は、感染や子宮内膜の慢性的な炎症が関係する
  • 子宮内膜症は、女性ホルモンの影響を受けながら、炎症や癒着を起こす
  • 子宮内膜炎は、発熱や下腹部痛が出ることもあるが、慢性では無症状のこともある
  • 子宮内膜症は、強い月経痛、性交痛、排便痛、不妊などで気づくことがある

妊活への影響の違い

妊活への影響も、それぞれ少し異なります。

慢性子宮内膜炎では、子宮内膜の炎症によって、受精卵が着床しやすい環境に影響する可能性があります。そのため、体外受精で良好胚を移植しても妊娠に至らない場合や、流産を繰り返す場合に検査が検討されることがあります。

一方、子宮内膜症では、卵巣や卵管、骨盤内の炎症や癒着が、排卵、卵子の質、卵管の動き、受精、着床などに影響する可能性があります。

つまり、子宮内膜炎は子宮内膜の環境、子宮内膜症は骨盤内の炎症や癒着、卵巣機能に関係しやすいと考えると、違いがわかりやすくなります。

自己判断せず、必要な検査を受けることが大切です

子宮内膜炎も子宮内膜症も、症状だけで正確に判断することはできません。

月経痛が強い、性交痛がある、排便時に痛みがある、不正出血が続く、おりものの変化がある、胚移植を繰り返しても着床しない、流産を繰り返しているなどの場合は、婦人科や不妊治療クリニックで相談することが大切です。

特に妊活中は、「痛みがあるかどうか」だけでなく、子宮内膜の状態、骨盤内の炎症、ホルモンバランス、血流、自律神経の状態なども含めて、身体全体を整えていくことが大切になります。

まとめ

  • 子宮内膜炎と子宮内膜症は、名前は似ていますが別の病気です。
  • 子宮内膜炎は、子宮内膜に炎症が起こる状態です。
  • 慢性子宮内膜炎は、着床不全や反復流産、不妊との関連が考えられています。
  • 子宮内膜症は、子宮内膜に似た組織が子宮の外などにでき、月経痛や不妊と関係することがあります。
  • 妊活中に不安な症状がある場合は、自己判断せず婦人科や不妊治療クリニックで相談しましょう。

参考文献

※当サイトに掲載している内容は、一般的な情報提供を目的としたものであり、診断や治療を行うものではありません。症状や検査結果について不安がある場合は、必ず医師にご相談ください。

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妊活中のお腹の冷えに関元のお灸は使える?安全なセルフケアの考え方

投稿日:

妊活中に「お腹が冷たい」「下腹部が冷えやすい」「生理前後にお腹が重い」と感じる方は少なくありません。

東洋医学では、下腹部の冷えや巡りの悪さは、月経トラブルや妊活中の体調管理と関係して考えられることがあります。その中でも、昔からよく使われてきたツボの一つが関元(かんげん)です。

関元は、おへその下にあるツボで、東洋医学では「元気を養う」「下腹部を温める」目的で用いられることがあります。ただし、お灸は病気そのものを治すものではなく、妊活中の体づくりを支えるセルフケアの一つとして考えることが大切です。

関元とはどこにあるツボ?

関元は、おへそと恥骨の上縁を結ぶ線上にあるツボです。目安としては、おへそから指4本分ほど下の位置にあります。

下腹部の中央にあるため、東洋医学では「お腹の冷え」「月経に関する不調」「胃腸の弱り」「体力の低下」などに対して用いられることがあります。

また、関元は「臍下丹田(せいかたんでん)」と呼ばれる場所に近く、呼吸や姿勢、リラックスとも関係が深い場所として考えられています。

妊活中のお腹の冷えと関元のお灸

妊活中は、卵巣や子宮そのものだけでなく、全身の血流、自律神経、睡眠、胃腸の働き、ストレスの影響なども意識したいところです。

お腹が冷えていると感じる方は、手足の冷え、胃腸の弱さ、疲れやすさ、月経痛、月経前の不調などをあわせて感じていることもあります。

関元のお灸は、下腹部をじんわり温めるセルフケアとして取り入れやすい方法です。特に「冷えやすい」「お腹を触ると冷たい」「リラックスしにくい」という方には、心地よい温かさを感じるケアとして向いています。

ただし、妊娠率を直接上げる、卵子の質を必ず改善する、子宮内膜を確実に厚くする、といった表現は医学的に断定できません。あくまで、身体を冷やさない生活習慣や、妊活中のコンディションづくりの一環として考えましょう。

関元のお灸をするときの安全な使い方

関元は内臓の上にあるお腹のツボです。そのため、強く押したり、熱すぎるお灸を長時間行ったりする必要はありません。

1. 熱すぎるお灸は避ける

妊活中のセルフケアでは、「熱いほど効く」と考えないことが大切です。お灸はじんわり温かくて気持ちよいと感じる程度で十分です。

熱さを我慢して続けると、やけどや水ぶくれの原因になることがあります。市販のお灸を使う場合は、最初は熱感のやさしいタイプから始めると安心です。

2. 体調が悪い日は無理に行わない

発熱しているとき、強い腹痛があるとき、出血が多いとき、皮膚に湿疹やかぶれがあるときは、自己判断でお灸を行わないようにしましょう。

また、不妊治療中で採卵前、移植前後、判定日前などの大切な時期は、クリニックの指示を優先し、不安がある場合は鍼灸師にも相談してください。

3. 妊娠の可能性がある時期は慎重に行う

高温期後半や胚移植後など、妊娠の可能性がある時期は、セルフケアを強く行いすぎないことが大切です。

関元はお腹にあるツボのため、妊娠の可能性がある時期に自己判断で強い刺激を加えるよりも、足元を温める、首や腰を冷やさない、入浴で身体を温めるなど、やさしい冷え対策を中心にする方が安心です。

4. 毎日長時間より、無理なく続ける

お灸は、たくさんすればよいというものではありません。1回1個から始め、心地よい温かさで終えることが大切です。

「気持ちよかった」「お腹が少し温まった」「リラックスできた」と感じる程度を目安にしましょう。

関元のお灸が向いている方

  • 下腹部を触ると冷たく感じる方
  • 手足の冷えが気になる方
  • 月経痛や月経前の不調がある方
  • 胃腸が弱く、便秘や下痢を繰り返しやすい方
  • 妊活中にリラックスできるセルフケアを取り入れたい方

このような方は、関元のお灸をセルフケアとして取り入れることで、お腹まわりを温める習慣づくりにつながります。

関元のお灸を避けた方がよい場合

  • 妊娠中、または妊娠の可能性があり不安が強い場合
  • 腹痛や不正出血がある場合
  • 発熱や強い体調不良がある場合
  • お腹の皮膚に湿疹、かぶれ、傷がある場合
  • 熱さを感じにくい、またはやけどしやすい体質の場合

このような場合は、無理にお灸をせず、医師や鍼灸師に相談してから行うようにしましょう。

妊活中の冷え対策は関元だけに頼らないことも大切

お腹の冷えが気になる場合、関元のお灸だけでなく、日常生活全体を見直すことも大切です。

  • 冷たい飲み物をとりすぎない
  • お腹、腰、足首を冷やさない
  • シャワーだけで済ませず、湯船につかる日をつくる
  • 無理のない範囲で身体を動かす
  • 睡眠不足をできるだけ避ける
  • ストレスをため込みすぎない

妊活中の身体づくりでは、ひとつのツボだけに頼るよりも、冷えにくい生活習慣を整えながら、必要に応じて鍼灸やお灸を取り入れることが大切です。

この記事のまとめ

  • 関元は、おへそから指4本分ほど下にある下腹部のツボです。
  • 東洋医学では、冷え、月経トラブル、胃腸の弱り、妊活中の体調管理に用いられることがあります。
  • 妊活中のお灸は、熱すぎず、心地よい温かさで行うことが大切です。
  • 妊娠の可能性がある時期や移植後は、自己判断で強い刺激を加えないようにしましょう。
  • 関元のお灸は、冷え対策の一つとして取り入れ、生活習慣や専門的なケアとあわせて考えることが大切です。

よくある質問

関元のお灸は妊活中に毎日しても大丈夫ですか?

体調がよく、熱さも心地よい範囲であれば取り入れられることもありますが、毎日長時間行う必要はありません。最初は週に数回、短時間から始めると安心です。

関元のお灸で妊娠しやすくなりますか?

関元のお灸だけで妊娠しやすくなると断定することはできません。ただし、お腹を温める習慣やリラックスの時間をつくることは、妊活中の体調管理に役立つ可能性があります。

胚移植後に関元へお灸をしてもよいですか?

胚移植後は妊娠の可能性がある大切な時期です。自己判断でお腹に強い刺激を加えるよりも、クリニックや鍼灸師に確認してから行うことをおすすめします。

関元を押してもよいですか?

軽く手を当てて温める程度であれば問題ないことが多いですが、強く押す必要はありません。お腹のツボは内臓の上にあるため、強い指圧は避けましょう。

お灸が苦手な場合はどうすればよいですか?

お灸が苦手な方は、腹巻き、湯たんぽ、入浴、温かい飲み物、軽い運動などでも冷え対策になります。無理にお灸をする必要はありません。

妊活中の冷えや体調管理でお悩みの方へ

妊活中は、「お腹が冷える」「生理前後の不調がつらい」「何をセルフケアとして取り入れたらよいかわからない」と感じることがあります。

関元のお灸は、自宅でできる冷え対策の一つですが、体質や治療周期によって合う方法は異なります。

宇都宮鍼灸良導絡院では、妊活中のお身体の状態や不妊治療の進み方に合わせて、鍼灸やお灸、生活習慣の整え方をご提案しています。

「自分にお灸が合っているのか知りたい」「妊活中の冷えを整えたい」という方は、無理のない範囲でご相談ください。

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35歳 子宮外妊娠しましたが顕微授精で妊娠≪不妊鍼灸・不育鍼灸≫

投稿日:

豊中市からお越しのAさん(35歳)が妊娠されました。

 

Aさんは宇都宮鍼灸良導絡院にお越しいただくまでに、

・タイミング療法×12回

・人工受精×6回

をされましたが、妊娠には至りませんでした。

一度、子宮外妊娠をされていて、お薬による処置をされています。

 

体外受精へのステップアップの段階で不妊鍼灸を受けにお越しくださいました。

 

お仕事柄、

緊張やPC作業からくる肩こり首こりが強く、頑固な便秘に悩まされていました。

日常生活からくる不定愁訴に鍼灸はよく効いてくれます。

 

ステップアップによる体外受精・顕微受精で、4回の移植を受けましたが、すべてうまくいきませんでした。

採卵数は良いのですが、受精率が悪かったので、

クリニックでは「卵の質と精子の質が悪いかな」とも指摘されていました。

 

私たちは、Aさんのお身体と、クリニックの治療方針が合わないように感じておりましたので、転院をおすすめしておりました。

 

4回めの移植が失敗したときに、Aさんは渋々ではありましたが(通院中のクリニックが対応の良いクリニックだったので)、

おすすめさせていただいたクリニックへ「検査だけでも」と足を運ばれました。

 

その一歩が、大きな一歩となりました。

 

転院先での検査結果、設備、培養の技術、これらすべてがAさんにとって、納得のいくものでした。

 

また不妊鍼灸は約11ヶ月通院いただいております。

その間、

・採卵前や移植前はレーザー(スーパーライザー)療法を、

・移植後は、受胎マッサージを、

それぞれ治療ペースに合わせて内容を切り替えて対応させていただきました。

 

特に、レーザー(スーパーライザー)療法を約7ヶ月間あてることができたことは

今回の良好な採卵結果につながったのだと思います。

 

良い状態の凍結胚盤胞をシート法により移植した今回、

お見事!陽性反応が確認できました!

 

Aさん!本当におめでとうございます!

 

あきらめることなく、鍼灸にも通院いただき、私たちのアドバイスも聞き入れてくださり、とても良い結果に繋がりました!

 

Aさんの、誠実で心優しい前向きなお人柄が、妊娠に結びついたのだと思います。

 

引き続き、安心なマタニティ生活が送れるよう、お身体のケアのお手伝いをさせていただきます。

 

 

 

□お悩みの症状またはご来院当初の目的をお聞かせください

 

体外受精へステップアップしたばかりでしたが、自分でも何か出来ることがあればと思い鍼灸を受けてみようと思いました。

 

□鍼灸以外で妊娠(陽性反応)された方法に○をつけてください。

 

体外受精(顕微受精/SEET法/アシストハッチング/ヘパリン培養)

 

□治療を受けていただいた感想をお聞かせください

 

肩こりがひどかったのですが、数回の通院でびっくりするほど軽くなりました。

また、決まって移植前に便秘になるのですが、良く効くツボを見つけてもらいスッキリしてから移植に挑めたのが本当に良かったし、助かりました。

レーザーは毎回リラックスできましたし、内膜が薄い時も移植可能な厚みまで成長したので効果はあると思います。

転院のアドバイスまでして頂き、何から何まで本当にお世話になりました。

(転院後、初めての移植で妊娠しました)

 

□同じように悩まれている方へアドバイスやメッセージがあればお願いいたします。

 

不妊治療にストレスはつきものですが、こちらに来てから色々と楽に考えられるようになりました。

悩まれている方は、一度試されても良いと思います。

 

 

 

 

※【免責事項】すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。

 

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体外受精の前に腹腔鏡手術を検討するケース|原因不明不妊・卵管癒着・子宮内膜症との関係

投稿日:

不妊治療を続けていると、「検査では大きな異常がないのに妊娠しない」「体外受精に進む前に、腹腔鏡手術を検討してみてはどうか」と提案されることがあります。

腹腔鏡手術は、すべての方に必要な治療ではありません。しかし、原因不明不妊、卵管周囲の癒着、子宮内膜症、卵巣嚢腫などが関係している可能性がある場合には、妊娠しにくさの原因を確認したり、必要に応じて癒着をはがしたりする目的で検討されることがあります。

この記事では、体外受精の前に腹腔鏡手術が検討されるケースや、妊活においてどのような意味があるのかを、できるだけわかりやすく解説します。

腹腔鏡手術とは?

腹腔鏡手術とは、全身麻酔を行い、お腹に小さな穴を数か所あけて、そこからカメラや医療器具を入れて骨盤内を確認・処置する手術です。

お腹を大きく切る開腹手術とは異なり、傷が小さく、身体への負担が比較的少ない手術方法とされています。ただし、全身麻酔を伴う医療行為であるため、メリットだけでなく、手術の必要性やリスクについても主治医とよく相談することが大切です。

不妊治療における腹腔鏡手術では、子宮・卵巣・卵管の周囲を直接確認し、癒着、子宮内膜症、卵巣嚢腫、卵管周囲の異常などがないかを調べることがあります。必要に応じて、癒着剥離や病変の処置が行われる場合もあります。

体外受精の前に腹腔鏡手術が検討される理由

体外受精は、卵子と精子を体外で受精させ、受精卵を子宮に戻す治療です。そのため、卵管が完全に通っていなくても妊娠を目指せる場合があります。

一方で、卵管や卵巣の周囲に癒着がある場合、卵巣の位置や血流、卵子の育つ環境、骨盤内の炎症などが妊娠しにくさに関係していることがあります。

また、子宮内膜症がある場合には、卵巣や卵管の周囲に癒着が起こったり、骨盤内に慢性的な炎症が生じたりすることがあり、不妊の一因になると考えられています。

そのため、体外受精に進む前、または体外受精を何度か行っても結果が出にくい場合に、骨盤内の状態を確認する目的で腹腔鏡手術が検討されることがあります。

腹腔鏡手術が検討されやすいケース

腹腔鏡手術は、誰にでも必要なものではありません。一般的には、次のようなケースで検討されることがあります。

  • 原因不明不妊といわれている
  • 子宮内膜症が疑われる、または診断されている
  • 卵巣嚢腫、チョコレート嚢胞がある
  • 卵管周囲の癒着が疑われる
  • 卵管造影検査で卵管の通りや広がりに不安がある
  • 月経痛、性交痛、排便痛などが強い
  • 人工授精やタイミング療法を続けても妊娠に至らない
  • 体外受精の前に、骨盤内の状態を確認しておきたい

特に、検査上は大きな異常がないのに妊娠しない場合、通常の超音波検査や血液検査だけではわかりにくい骨盤内の癒着や子宮内膜症が隠れていることがあります。

原因不明不妊と腹腔鏡手術

原因不明不妊とは、排卵、精液検査、卵管の通過性、子宮の状態など、基本的な検査で大きな異常が見つからないにもかかわらず、妊娠に至らない状態を指します。

しかし、「原因がない」という意味ではなく、現在の検査では見つけにくい要因が隠れている可能性もあります。

たとえば、軽度の子宮内膜症、卵管周囲の癒着、卵子を卵管に取り込むピックアップ機能の低下、骨盤内の慢性的な炎症などは、通常の検査だけでは判断が難しいことがあります。

腹腔鏡では、骨盤内を直接観察できるため、原因不明とされていた不妊の背景が見えてくる場合があります。

卵管癒着と妊娠しにくさの関係

卵管は、卵子と精子が出会い、受精卵が子宮へ移動するために重要な役割を持っています。

卵管そのものが完全に詰まっていなくても、卵管の周囲に癒着があると、卵巣から排卵された卵子を卵管がうまく取り込めないことがあります。これをピックアップ障害と呼ぶことがあります。

卵管癒着は、子宮内膜症、骨盤内感染、過去の手術、炎症などがきっかけで起こることがあります。

腹腔鏡手術では、癒着の状態を確認し、必要に応じて癒着をはがす処置が行われる場合があります。その結果、自然妊娠や人工授精で妊娠を目指せる可能性が出てくるケースもあります。

子宮内膜症と腹腔鏡手術

子宮内膜症は、本来は子宮の内側にある子宮内膜に似た組織が、卵巣や腹膜、卵管周囲など子宮以外の場所にできる病気です。

子宮内膜症があると、骨盤内に炎症が起こりやすくなったり、卵巣や卵管の周囲に癒着が起こったりすることがあります。その結果、排卵、卵子の取り込み、受精、着床環境などに影響する可能性があります。

子宮内膜症による不妊では、病変の程度、年齢、卵巣予備能、痛みの有無、これまでの治療歴などを総合的に見て、腹腔鏡手術を行うか、早めに体外受精へ進むかを判断することが多いです。

特に、チョコレート嚢胞がある場合は、手術によって卵巣機能に影響が出る可能性もあるため、採卵を先に行うのか、手術を優先するのか、慎重な判断が必要です。

腹腔鏡手術をすれば必ず妊娠しやすくなる?

腹腔鏡手術によって、癒着や子宮内膜症の病変が処置されることで、妊娠を目指しやすくなる方もいます。

一方で、すべての方に妊娠率の向上が期待できるわけではありません。年齢、卵巣機能、精子の状態、卵管の状態、子宮内膜の状態、これまでの治療歴によって、手術のメリットは変わります。

特に年齢が高い場合や、AMHが低い場合には、手術による時間的なロスが不利になることもあります。そのため、「手術をすれば妊娠しやすくなる」と考えるのではなく、「自分の場合に手術を行うメリットがあるのか」を主治医と相談することが大切です。

手術後に自然妊娠を目指すケースもある

当院に来院される方の中にも、卵巣嚢腫、卵管の癒着、子宮内膜症などで腹腔鏡手術を受けられた方がいらっしゃいます。

手術後に骨盤内の環境が整い、鍼灸や生活習慣の見直しを行いながら、タイミング療法や人工授精で自然妊娠を目指される方もいます。

ただし、妊娠までの経過には個人差があります。手術後にどのくらいの期間、自然妊娠を目指すのか、どのタイミングで体外受精へ進むのかは、年齢や卵巣機能、不妊期間をふまえて考える必要があります。

体外受精を優先した方がよいケースもある

腹腔鏡手術は有効な選択肢になることがありますが、体外受精を優先した方がよいケースもあります。

  • 年齢的に治療を急いだ方がよい
  • AMHが低く、卵巣予備能が低下している
  • 男性不妊の要因が大きい
  • 卵管の状態よりも、受精や胚発育が課題になっている
  • すでに体外受精が必要と判断されている
  • 手術による卵巣機能への影響が心配される

このような場合には、腹腔鏡手術を行うよりも、先に採卵や体外受精を進めた方がよいと判断されることもあります。

大切なのは、「腹腔鏡手術か体外受精か」を一律に決めるのではなく、現在の年齢、卵巣機能、不妊原因、治療歴、希望する妊娠方法をふまえて、最適な順番を考えることです。

鍼灸でできるサポート

腹腔鏡手術そのものは医療機関で行う治療ですが、手術前後の体調管理や、妊娠を目指すための身体づくりとして、鍼灸を取り入れられる方もいます。

東洋医学では、骨盤内の血流、自律神経のバランス、冷え、胃腸の働き、睡眠、ストレスなどを総合的に見ながら、妊娠しやすい身体づくりを目指します。

手術後は身体が回復していく時期でもあるため、無理をせず、主治医の指示に従いながら、体調に合わせてケアを行うことが大切です。

この記事のまとめ

  • 腹腔鏡手術は、骨盤内を直接確認し、必要に応じて癒着や病変を処置する手術です。
  • 原因不明不妊、卵管癒着、子宮内膜症、卵巣嚢腫などがある場合に検討されることがあります。
  • 体外受精の前に行うことで、妊娠しにくさの背景が見つかる場合があります。
  • 一方で、年齢やAMH、治療歴によっては体外受精を優先した方がよいケースもあります。
  • 腹腔鏡手術が必要かどうかは、主治医と相談しながら、自分の状況に合わせて判断することが大切です。

よくある質問

腹腔鏡手術をすれば自然妊娠できますか?

腹腔鏡手術後に自然妊娠を目指せる方もいますが、必ず妊娠できるわけではありません。年齢、卵巣機能、卵管の状態、精子の状態、不妊期間などによって妊娠の可能性は変わります。

体外受精の前に腹腔鏡手術は必ず必要ですか?

必ず必要ではありません。子宮内膜症や卵管癒着が疑われる場合、原因不明不妊が続いている場合などに検討されることがあります。一方で、年齢やAMHによっては体外受精を優先することもあります。

腹腔鏡手術で卵管癒着は治りますか?

癒着の程度によっては、手術で癒着をはがす処置が行われることがあります。ただし、癒着が強い場合や卵管の機能が低下している場合には、自然妊娠よりも体外受精が選択されることもあります。

子宮内膜症がある場合、手術と体外受精はどちらが先ですか?

子宮内膜症の程度、痛みの有無、チョコレート嚢胞の大きさ、年齢、AMH、治療歴によって判断が異なります。卵巣機能への影響も考える必要があるため、主治医とよく相談することが大切です。

腹腔鏡手術後、いつから妊活を再開できますか?

手術内容や回復状況によって異なります。自己判断で再開せず、必ず手術を受けた医療機関の指示に従ってください。体調が整ってから、妊活や不妊治療の方針を考えていきましょう。

原因不明不妊や体外受精前の身体づくりでお悩みの方へ

検査では大きな異常がないのに妊娠に至らないと、「このまま体外受精に進んでよいのか」「他に見直せることはないのか」と不安になることがあります。

宇都宮鍼灸良導絡院では、不妊治療の状況やお身体の状態をお伺いしながら、骨盤内の血流、自律神経、冷え、胃腸の働き、睡眠、ストレスなどをふまえて、妊娠に向けた身体づくりをサポートしています。

腹腔鏡手術を検討されている方、手術後に妊活を再開される方、体外受精に向けて体調を整えたい方は、無理のない範囲でご相談ください。


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参考文献

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脂肪肝があると妊娠しにくい?妊娠希望の方が知っておきたい影響と対策

投稿日:

健康診断や血液検査で脂肪肝を指摘されると、「脂肪肝があると妊娠しにくいの?」「妊活を始める前に治したほうがいい?」「不妊治療の薬で肝臓が悪くならない?」と不安になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

結論からお伝えすると、脂肪肝があるからといって、必ず妊娠しにくくなるわけではありません。

ただし、脂肪肝の背景にあるインスリン抵抗性、体重増加、糖代謝異常、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)などが、排卵や月経周期に影響している場合があります。

また、脂肪肝がある方の妊娠では、妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群などとの関連も報告されています。妊娠を必要以上に怖がるのではなく、妊娠前から肝臓と代謝の状態を確認し、婦人科と内科の両方に相談しながら進めることが大切です。

この記事の要点まとめ
  • 脂肪肝があるだけで、必ず妊娠しにくくなるわけではありません。
  • 脂肪肝と排卵障害には、インスリン抵抗性やPCOSなど共通する背景があります。
  • 妊娠希望の場合は、肝機能だけでなく、血糖、脂質、血圧、月経周期も確認することが大切です。
  • 脂肪肝がある方の妊娠では、妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群、早産などとの関連が報告されています。
  • 不妊治療薬による重い肝障害は一般的ではありませんが、OHSSに伴って肝機能値が上がることがあります。
  • 薬、漢方、サプリメントは、使用しているものをすべて医師や薬剤師に伝えましょう。

妊活中に薬やサプリメントの自己判断使用による肝機能への影響を考える女性

脂肪肝があると妊娠しにくい?

脂肪肝そのものが、受精や着床を直接妨げるとまでは明らかになっていません。

そのため、脂肪肝を指摘されたからといって、「自分は妊娠できないのでは」と考える必要はありません。

一方で、脂肪肝のある方では、次のような状態が重なっていることがあります。

  • インスリン抵抗性
  • 血糖値の上昇
  • 体重増加や内臓脂肪の蓄積
  • 脂質異常症
  • 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)
  • 月経不順や排卵障害

これらは、脂肪肝と妊娠しにくさの両方に関係する可能性があります。

つまり、脂肪肝だけが妊娠を妨げるというよりも、脂肪肝の背景にある代謝やホルモンの状態が、妊活に影響することがあると考えるほうが適切です。

実際に、PCOSのある女性では脂肪肝が多いことや、インスリン抵抗性、体重、血糖、男性ホルモンなどが脂肪肝と関連することが報告されています。

ただし、すべてのPCOSの方に脂肪肝があるわけではなく、反対に、脂肪肝がある方全員に排卵障害が起こるわけでもありません。

脂肪肝(MASLD)とは

脂肪肝は、肝臓に中性脂肪が過剰にたまっている状態です。

以前は、飲酒が主な原因ではない脂肪肝を「NAFLD(非アルコール性脂肪性肝疾患)」と呼んでいました。現在は、肥満や糖代謝異常などの代謝リスクを伴うものを、MASLD(代謝機能障害関連脂肪性肝疾患)と呼ぶことが増えています。

MASLDは、肝臓だけの病気ではありません。肥満、2型糖尿病、脂質異常症、高血圧などと関係する、全身の代謝の問題として考えられています。

なお、飲酒量が多い場合や、薬剤、ウイルス性肝炎などが関係している場合は、別の原因や複数の原因が重なっている可能性があります。

「脂肪肝だから生活習慣の問題」と決めつけず、必要に応じて原因を確認することが大切です。

脂肪肝と妊活が関係する3つの理由

1.インスリン抵抗性が排卵に影響することがある

インスリン抵抗性とは、血糖値を下げるインスリンが効きにくくなっている状態です。

インスリン抵抗性が強くなると、血糖や男性ホルモンの状態に影響し、PCOSのある方では月経不順や排卵障害につながることがあります。

脂肪肝と排卵障害が同時にみられる場合は、肝臓だけでなく、血糖や月経周期も含めて確認することが重要です。

2.体重や内臓脂肪などの背景が共通している

脂肪肝は体重が多い方だけに起こるわけではありませんが、体重増加や内臓脂肪の蓄積と関係することがあります。

体重や代謝の状態は、排卵だけでなく、妊娠中の血糖や血圧にも影響します。

ただし、妊娠を希望している方が、短期間で大幅に体重を落とそうとする必要はありません。極端な食事制限ではなく、継続できる食事や運動を取り入れることが大切です。

3.妊娠後の合併症と関連することがある

脂肪肝があっても妊娠することはできます。

ただし、これまでの観察研究では、脂肪肝のある妊婦は、脂肪肝のない妊婦と比べて、次のような状態が多かったと報告されています。

  • 妊娠糖尿病
  • 妊娠高血圧症候群や妊娠高血圧腎症
  • 早産
  • 帝王切開
  • 分娩後出血

これらは、脂肪肝だけが直接引き起こしていると断定できるものではありません。体重、血糖、高血圧などの影響も含まれます。

それでも、脂肪肝を指摘されている場合は、妊娠前から産婦人科に伝え、必要に応じて内科や肝臓専門医と連携してもらうと安心です。

当院でお伝えしていること

当院では、脂肪肝を指摘された妊活中の方から、「妊娠しにくさと関係がありますか?」「体重を減らしたほうがよいですか?」とご相談いただくことがあります。脂肪肝だけで妊娠のしやすさを判断することはできないため、月経周期や排卵の状態、血糖値、生活習慣などもあわせて考えることが大切だとお伝えしています。

施術では、冷えや睡眠、ストレス、疲労感などを伺い、良導絡測定や東洋医学的な体質の見方も参考にしながら、妊活中の体調を確認します。ただし、月経不順が続く場合や肝機能の数値が高い場合は、鍼灸だけで判断せず、婦人科や内科での検査を優先していただいています。

妊娠希望の場合、脂肪肝を治してから妊活するべき?

脂肪肝があるからといって、必ず妊活や不妊治療を中断しなければならないわけではありません。

実際の判断では、次のような点を総合して考えます。

  • AST、ALT、γ-GTPなどの肝機能
  • ビリルビンやアルブミン
  • 血小板数
  • 脂肪肝の程度
  • 肝臓の線維化が疑われるか
  • 血糖値やHbA1c
  • 血圧や脂質
  • 月経周期や排卵の状態
  • 年齢や卵巣予備能
  • 現在行っている不妊治療

軽度の脂肪肝で、肝機能や全身状態が安定している場合は、生活習慣の見直しと妊活を並行して進められることもあります。

一方、肝機能異常が強い場合や、肝臓の線維化・肝硬変が疑われる場合、糖尿病や高血圧の管理が不十分な場合は、妊娠前に詳しい評価が必要です。

妊娠を希望している時期は年齢も重要になるため、「脂肪肝を完全に治すまで妊活を始めない」と自己判断するのではなく、婦人科と内科に同時に相談しましょう。

妊娠前に確認しておきたい検査

肝臓の状態を確認する検査

  • AST
  • ALT
  • γ-GTP
  • ALP
  • ビリルビン
  • アルブミン
  • 血小板
  • 腹部超音波検査

必要に応じて、肝臓の硬さを調べる検査や、血液検査を使った線維化リスクの評価が行われます。

ASTやALTが正常でも、脂肪肝や線維化の程度を採血だけでは判断できないことがあります。過去に脂肪肝を指摘されている場合は、数値が正常だから大丈夫と自己判断せず、医師の指示に従いましょう。

代謝や妊活に関係する検査

  • 空腹時血糖
  • HbA1c
  • 中性脂肪やコレステロール
  • 血圧
  • 体重や腹囲
  • 月経周期
  • 排卵の有無
  • PCOSの可能性

肝臓だけでなく、代謝や排卵の状態を一緒に確認することが、妊娠に向けた対策につながります。

不妊治療の薬は脂肪肝や肝機能に影響する?

不妊治療で使われる薬が、一般的に重い薬剤性肝障害を起こすことは多くありません。

医学文献では、不妊治療薬は薬剤性肝障害の非常にまれな原因と整理されています。ゴナドトロピン製剤やGnRH関連薬も、通常の使用で明らかな肝障害を起こす薬とは考えられていません。

ただし、排卵誘発や採卵周期で起こることがある卵巣過剰刺激症候群(OHSS)では、腹水や血液濃縮などに伴い、ASTやALTが上がることがあります。

これは、薬が肝臓を直接傷つけるというより、OHSSによる全身の変化に伴って肝機能異常が現れるものと考えられています。

採卵後に次のような症状がある場合は、治療中のクリニックへ早めに連絡してください。

  • 急にお腹が張ってきた
  • 体重が短期間で増えた
  • 尿量が減った
  • 息苦しい
  • 強い吐き気や腹痛がある

脂肪肝や肝機能異常を指摘されている方は、不妊治療を始める前に主治医へ伝えておきましょう。

妊活中はサプリメントにも注意が必要

妊活中は、葉酸、鉄、ビタミンD、漢方、ハーブ製品など、飲むものが増えやすくなります。

しかし、サプリメントは「自然由来だから肝臓に負担がない」とは限りません。

薬だけでなく、ハーブや栄養補助食品も薬物性肝障害の原因になることがあります。肝機能異常を評価する際には、処方薬だけでなく、市販薬、漢方、健康食品、プロテイン、海外製サプリなども確認することが重要です。

特に注意したいのは、次のようなケースです。

  • 複数の妊活サプリを併用している
  • 同じ成分が重複している
  • 成分や含有量が分かりにくい
  • 海外から個人輸入した製品を使用している
  • 「デトックス」「脂肪燃焼」などをうたう製品を使用している
  • 肝機能異常が出ても飲み続けている

すべてのサプリが危険という意味ではありません。

大切なのは、自己判断で種類や量を増やさず、飲んでいるものを医師や薬剤師に共有することです。

肝機能異常をすべて脂肪肝のせいにしない

脂肪肝がある方のASTやALTが上がった場合でも、原因が脂肪肝だけとは限りません。

次のような病気や原因を確認することがあります。

  • ウイルス性肝炎
  • 自己免疫性肝炎
  • 胆石や胆道の病気
  • 薬剤性肝障害
  • サプリメントやハーブによる肝障害
  • 飲酒による肝障害
  • OHSSに伴う肝機能異常

自己免疫性肝炎は、自分の免疫が肝臓を攻撃し、炎症を起こす病気です。無症状で見つかることもありますが、だるさ、吐き気、食欲低下、右上腹部の痛み、黄疸、濃い尿などがみられる場合があります。

妊活サプリが自己免疫性肝炎を一般的に引き起こす、と断定することはできません。

ただし、薬やサプリに関連した肝障害には、自己免疫性肝炎に似た検査結果を示すものもあります。異常が続く場合は、自己判断で脂肪肝のせいにせず、詳しい検査を受けることが大切です。

こんな症状があるときは早めに受診を

脂肪肝は自覚症状がないことも多い一方で、次のような症状がある場合は、脂肪肝以外の肝障害も含めて確認が必要です。

  • 強いだるさ
  • 食欲低下
  • 吐き気や嘔吐
  • 右上腹部の違和感や痛み
  • 尿の色が濃い
  • 便の色が白っぽい
  • 白目や皮膚が黄色い
  • お腹や足がむくむ
  • 意識がぼんやりする

特に、黄疸や意識の変化、強い腹痛、繰り返す嘔吐がある場合は、早めに医療機関を受診してください。

また、「ASTやALTがこの数値なら不妊治療を中止する」と一律に決めることはできません。

数値だけでなく、症状、ビリルビン、血液の凝固能、肝機能異常の原因、治療内容などを総合して判断します。

妊活中に脂肪肝を改善するためにできること

1.飲んでいるものをすべて共有する

処方薬だけでなく、次のものも医師や薬剤師へ伝えましょう。

  • 市販薬
  • 漢方薬
  • 妊活サプリ
  • 健康食品
  • プロテイン
  • ハーブ製品
  • 海外から購入した製品

スマートフォンで商品のラベルを撮影しておくと、成分を伝えやすくなります。

2.食事を極端に減らさない

脂肪肝を指摘されると、炭水化物や脂質を極端に避けたくなる方もいます。

しかし、妊活中に無理な食事制限を行うと、必要なエネルギーや栄養素が不足する可能性があります。

まずは、次のようなことから始めましょう。

  • 甘い飲み物を減らす
  • 間食や夜食の回数を見直す
  • 野菜、豆類、魚などを取り入れる
  • 主食、主菜、副菜を極端に偏らせない
  • 飲酒量を見直す
  • 継続できない厳しい制限を避ける

3.無理のない運動を続ける

ウォーキングや軽い筋力トレーニングなど、続けやすい運動から始めます。

体重が大きく減らなくても、運動は血糖や脂質、肝臓の脂肪に良い影響を与える可能性があります。体調や不妊治療の段階に合わせて、主治医に運動量を確認してください。

4.睡眠と生活リズムを整える

睡眠不足や不規則な生活が続くと、食欲や血糖管理にも影響します。

毎日完璧に整える必要はありませんが、就寝時間や食事時間をできる範囲で一定にすることが、長期的な体調管理につながります。

5.妊活と内科の通院を並行する

脂肪肝がある場合でも、婦人科と内科を別々の問題として考える必要はありません。

不妊治療のスケジュールを内科医に伝え、肝臓や血糖の状態を不妊治療の主治医にも共有しましょう。

当院でお伝えしていること

妊活中は、「脂肪肝を早く何とかしなければ」と、食事を極端に減らしたり、急に激しい運動を始めたりする方もいらっしゃいます。当院では、無理な制限を続けるよりも、甘い飲み物や夜食を見直す、少し歩く時間をつくる、睡眠時間を確保するなど、続けやすいセルフケアから始めるようお伝えしています。

睡眠不足や強いストレスが続くと、自律神経や食欲、血糖管理にも影響することがあります。鍼灸では、肩こりや冷え、緊張、睡眠などの不調を伺いながら、治療を続けやすい体調づくりを補助します。肝臓の状態については、定期的な採血や医師の診察を受けながら、無理のない範囲で生活を整えていくことが大切です。

鍼灸でできること・できないこと

鍼灸によって、脂肪肝や肝機能障害を治療できると断定することはできません。

肝機能異常がある場合は、まず医療機関で原因や重症度を確認することが優先です。

一方、妊活中は治療への緊張、睡眠不足、肩こり、冷え、疲労感など、さまざまな不調が重なることがあります。

鍼灸は、こうした体調面を整え、妊活や不妊治療を続けやすくするための補助的なケアとして取り入れることがあります。

鍼灸院を利用する場合も、肝機能の検査結果、服用中の薬、サプリメント、不妊治療の内容を施術者に伝えておきましょう。

まとめ

脂肪肝があるからといって、必ず妊娠しにくくなるわけではありません。

ただし、脂肪肝の背景には、インスリン抵抗性、血糖値の上昇、体重増加、PCOSなど、排卵や妊娠に関係する要因が隠れていることがあります。

妊娠を希望している場合は、次の点を確認しましょう。

  • 肝機能や脂肪肝の程度を確認する
  • 血糖、脂質、血圧も調べる
  • 月経不順や排卵障害があれば婦人科に相談する
  • 薬やサプリメントをすべて共有する
  • 無理な減量ではなく、続けられる生活改善を行う
  • 妊活と内科の通院を並行して進める

脂肪肝を指摘されても、妊娠を諦める必要はありません。

肝臓だけ、卵巣だけと切り分けるのではなく、全身の状態を確認しながら、安全に妊活を進めることが大切です。

当院でよく受けるご相談

脂肪肝があると自然妊娠できませんか?

脂肪肝があるだけで、自然妊娠できないとはいえません。

ただし、脂肪肝の背景にPCOS、インスリン抵抗性、月経不順、排卵障害などがある場合は、妊娠までに時間がかかることがあります。

月経周期が長い、数か月月経が来ない、排卵しているか分からない場合は、婦人科で相談しましょう。

痩せていても脂肪肝になることはありますか?

あります。

脂肪肝は体重が多い方だけの病気ではありません。体質、内臓脂肪、糖代謝、脂質、食生活、飲酒、薬など、複数の要因が関係します。

見た目やBMIだけで判断せず、血液検査や超音波検査の結果を確認することが大切です。

脂肪肝があると不妊治療はできませんか?

脂肪肝があるだけで、不妊治療ができないわけではありません。

軽度で肝機能が安定している場合は、内科での管理と不妊治療を並行できることもあります。ただし、肝機能異常が強い場合や線維化が疑われる場合は、治療を始める前に詳しい評価が必要です。

肝機能の数値が少し高いだけでも治療は中止になりますか?

必ずしも治療中止になるわけではありません。

ASTやALTの数値だけでなく、症状、ビリルビン、血小板、服用中の薬やサプリ、脂肪肝の程度などを総合して判断します。

自己判断で薬を中止せず、不妊治療の主治医と内科医に相談してください。

妊活サプリでも肝機能障害は起こりますか?

薬だけでなく、サプリメントやハーブ製品が肝機能障害の原因になることがあります。

ただし、すべてのサプリが危険なわけではありません。複数の製品を併用している場合や、海外製品、成分が分かりにくい製品を使用している場合は、医師や薬剤師に確認しましょう。

通常の脂肪肝と急性妊娠脂肪肝は同じ病気ですか?

同じ病気ではありません。

妊娠前からみられるMASLDなどの脂肪肝と、妊娠後期にまれに発症する「急性妊娠脂肪肝」は、原因や経過、緊急性が異なります。

妊娠中に強い吐き気、黄疸、腹痛、意識の変化などがある場合は、急性妊娠脂肪肝を含む妊娠特有の病気を確認する必要があるため、速やかに産婦人科へ相談してください。

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📚参考文献

この記事の監修者

宇都宮泰子 監修者写真

院長:宇都宮 泰子
(うつのみや やすこ)

FEMICA認定妊活指導士/鍼灸学修士/MBA(経営管理修士)
はり師・きゅう師(国家資格)

  • 日本フェムライフ統合ケア協会 代表理事
  • 日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー
  • 日本生殖医学会会員

不妊・不育症を専門とし、東洋医学と生殖医療の両面から体質改善をサポート。大学院研究員としての研究活動も行いながら、臨床現場で妊活支援に従事している。

※本記事は一般的な医学情報を提供するものであり、診断・治療を目的とするものではありません。治療方針は必ず主治医の指示に従ってください。

脂肪肝や体調のことも含めて、妊活を一緒に考えてみませんか?

脂肪肝を指摘されると、「このまま妊活を続けても大丈夫かな」「何から見直せばよいのだろう」と不安になることもあると思います。

肝機能や脂肪肝については、婦人科や内科で状態を確認することが大切です。そのうえで、睡眠、冷え、肩こり、疲れ、ストレスなど、妊活中に重なりやすい不調については、鍼灸を体調管理の一つとして取り入れる方法もあります。

大阪市都島区にある宇都宮鍼灸良導絡院では、治療の状況や検査結果、現在のお悩みを伺いながら、お一人おひとりに合わせた無理のないサポートを大切にしています。

「脂肪肝があるけれど鍼灸を受けてもよい?」「妊活中の生活や体調について相談したい」という段階でも構いません。ひとりで抱え込まず、気になることをお聞かせください🍀

24時間予約受付中

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29歳 鍼灸で基礎体温があがり人工受精で妊娠【不妊鍼灸・不育鍼灸】

投稿日:

都島区からお越しのIさん(29歳)が妊娠されました。

 

 

Iさんは2年間の不妊期間があり、

その間、不妊クリニックで、

・タイミング療法×3回

・人工受精×4回

されていましたが、妊娠には至らなかったようです。

 

「手足の冷えなど、身体を整えたかった。

体外受精へのステップアップを考えていたのでその前にできることを」

 

と宇都宮鍼灸良導絡院に初めてお越しいただいたのは、ほんの2ヶ月前です。

 

そこから、お身体の調子を整える鍼灸を週に1回うけていただき、

5回目の人工の精にむけて、生殖器系への血流をあげる施術を施していきました。

 

その他、自宅でもできるお灸をおすすめしました。

人工受精前と後でつかうツボがかわりますので、その説明をしっかりさせていただきました。

 

そして、

鍼灸を始めて2ヶ月目、7回目の施術にお越しいただいたときに、

陽性反応のご報告を頂戴しました!

 

Iさん!本当におめでとうございます!

妊婦さん特有のつわりや腰痛、冷えに鍼灸はよく効いてくれますし、

免疫をあげてくれますので、風邪をひきにくい身体にしてくれます。

安心安全なマタニティ生活が送れるよう、引き続き施術にお越しくださいね!

 

 

□鍼灸以外に妊娠(陽性反応)された方法に○をつけてください。

 

人工受精(5回目)

 

□治療を受けていただいた感想をお聞かせください

 

基礎体温が全体的に上がった。

肩こり、便秘がマシになった。

 

□同じように悩まれている方へアドバイスやメッセージがあればお願いいたします。

 

最初は鍼灸ってこわいイメージがあったのでなかなか来れなかったのですが、

実際やってもらうと全然痛くなくて安心しました。

 

私は大きな原因が無かったので、身体を整えれたのがよかったなぁと思います。

お灸の場所も記ししてくれたので家でもできました。

 

※【免責事項】すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。

 

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妊活中の便秘・つわり・冷えに使われる足のツボ「商丘」

投稿日:

妊活中や妊娠初期は、便秘、胃のむかつき、つわり、足先の冷え、頭の重だるさなど、さまざまな不調を感じることがあります。

そのようなときに、東洋医学のセルフケアとして使われることがあるツボの一つが、足の内くるぶし付近にある「商丘(しょうきゅう)」です。

商丘は、消化吸収に関わるとされる「脾経」に属するツボで、胃腸の働きや足元の冷え、体の重だるさが気になるときに用いられることがあります。

ただし、ツボやお灸は病気を治すものではなく、体調を整えるための補助的なセルフケアです。妊娠中、妊娠の可能性がある時期、不妊治療中の方は、無理に刺激せず、体調に合わせて取り入れることが大切です。

商丘の場所

商丘は、足の内くるぶしの前下方にあります。

目安としては、内くるぶしの頂点から斜め前下あたりです。内くるぶしの前の縁から下におろした線と、内くるぶしの下の縁から前に伸ばした線が交わるあたりにある、少しくぼんだ部分を探してみてください。

指で軽く押したときに、少し痛みや響きを感じる場所が目安になります。ただし、強く押しすぎる必要はありません。

商丘が使われる不調

東洋医学では、商丘は胃腸の働きや水分代謝、足元の冷えに関わるツボとして使われることがあります。

妊活中や妊娠初期に起こりやすい不調では、次のようなときのセルフケアとして取り入れられることがあります。

  • 便秘
  • お腹の張り
  • 残便感
  • 食欲不振
  • 胃のむかつき
  • つわりによる気持ち悪さ
  • 足先の冷え
  • 全身のだるさ
  • 頭が重い感じ
  • 冷えからくる不調

特に、足元が冷えやすい方、胃腸が弱く便秘や下痢を繰り返しやすい方、つわりで食事量が落ちて便通が乱れやすい方には、体をやさしく整えるセルフケアの一つとして考えやすいツボです。

妊活中に便秘や冷えが起こりやすい理由

妊活中は、ホルモンバランス、ストレス、睡眠不足、運動量の低下、食事内容の変化などによって、胃腸の働きが乱れやすくなることがあります。

また、不妊治療中は薬の影響や通院への緊張から、便秘やお腹の張りを感じる方も少なくありません。

東洋医学では、胃腸の働きが落ちると、体を温める力や巡りにも影響しやすいと考えます。そのため、便秘、冷え、だるさ、むくみ、食欲不振などが重なって出ることがあります。

商丘へのお灸は、足元を温めながら胃腸の働きを整える目的で使われることがあります。

つわりがあるときの商丘セルフケア

つわりがある時期は、におい、疲労、空腹、冷え、胃腸の不調などによって気持ち悪さが強くなることがあります。

商丘は、胃腸の働きに関わるツボとして用いられるため、つわりで胃のむかつきや食欲不振があるときのセルフケアとして使われることがあります。

ただし、つわりが強いときに無理にお灸をすると、においや煙で気分が悪くなる場合があります。そのようなときは、火を使わないお灸、煙の少ないお灸、または指でやさしく温める程度にしておきましょう。

水分が取れない、体重が急に減る、尿の回数が少ない、吐き気が強く日常生活が難しい場合は、セルフケアではなく産婦人科へ相談してください。

商丘へのお灸のやり方

商丘にお灸をする場合は、まずは片足1壮ずつから始めるのがおすすめです。

冷えが強く、お灸の温かさを感じにくい場合でも、いきなり熱いお灸を使ったり、長時間続けたりする必要はありません。

温かさを感じにくいときは、同じツボに続けて据える場合でも、目安は3壮程度までにして、皮膚の赤みや熱さを確認しながら行いましょう。

「熱いほど効く」というものではありません。ほんのり温かい、気持ちよいと感じる程度でも十分です。

お灸の目安

  • まずは左右1壮ずつから始める
  • 熱さを我慢しない
  • 皮膚が赤くなりすぎたら中止する
  • 同じ場所に何度も続けすぎない
  • 体調が悪い日は無理に行わない

冬の冷えが強いときの注意点

冬は足先の冷えが強くなり、お灸をしても温かさを感じにくいことがあります。

そのようなときは、商丘だけでなく、足首全体を冷やさないことも大切です。お灸をするときは、足先まで完全に靴下を脱いで冷やしてしまうよりも、火が当たらない範囲で足先を覆い、冷えを防ぎながら行うとよいでしょう。

ただし、靴下や衣類に火が触れると大変危険です。お灸を使うときは、衣類やタオルが燃えないように十分注意し、近くに水や灰皿などを用意しておきましょう。

空気が乾燥している季節は、火の取り扱いにも特に注意が必要です。

妊娠中・妊娠の可能性がある方の注意点

妊娠中や妊娠の可能性がある時期は、セルフお灸を行う場合でも、刺激を強くしすぎないことが大切です。

特に、出血、強い腹痛、お腹の張り、発熱、強いつわり、めまい、体調不良がある場合は、お灸よりも先に医療機関へ相談してください。

また、不妊治療中で採卵前、胚移植後、判定日前などの大切な時期は、自己判断で刺激を増やすのではなく、担当の医師や鍼灸師に確認しながら行うと安心です。

商丘のお灸が向いている方

  • 足先が冷えやすい方
  • 便秘やお腹の張りが気になる方
  • つわりで胃のむかつきがある方
  • 食欲が落ちやすい方
  • 胃腸が弱く、疲れやすい方
  • 妊活中に体を冷やしたくない方
  • 足元から体を整えたい方

商丘は、胃腸の働きや足元の冷えに関係するツボとして使いやすい一方で、すべての不調に万能なツボではありません。

体質や妊活の段階によって、使うツボや刺激量は変わります。セルフケアで改善しない不調が続く場合は、専門家に相談しましょう。

この記事のまとめ

  • 商丘は、足の内くるぶしの前下方にあるツボです。
  • 東洋医学では、胃腸の働きや足元の冷えに関わるツボとして使われます。
  • 妊活中の便秘、お腹の張り、冷え、胃のむかつきのセルフケアとして取り入れられることがあります。
  • つわりがあるときは、煙やにおいで気分が悪くならないよう注意が必要です。
  • 妊娠中や不妊治療中は、刺激を強くしすぎず、体調に合わせて無理なく行うことが大切です。

よくある質問

商丘は妊活中に使っても大丈夫ですか?

妊活中のセルフケアとして使われることはありますが、刺激を強くしすぎないことが大切です。採卵前、移植後、判定日前など不安がある時期は、自己判断で増やさず、担当の医師や鍼灸師に相談してください。

つわりがあるときにお灸をしてもよいですか?

つわりが軽く、においや煙で気分が悪くならない場合は、やさしいセルフケアとして取り入れられることがあります。ただし、吐き気が強い、水分が取れない、体重が減るなどの場合は、セルフケアではなく産婦人科へ相談してください。

お灸は何回くらいすればよいですか?

最初は左右1壮ずつから始めるのがおすすめです。冷えが強く温かさを感じにくい場合でも、同じ場所に続けるのは3壮程度までを目安にし、熱さや皮膚の赤みを確認しながら行いましょう。

熱いお灸の方が効果がありますか?

熱ければよいというものではありません。熱さを我慢すると、やけどや皮膚トラブルにつながることがあります。ほんのり温かく、気持ちよいと感じる程度を目安にしてください。

便秘が続く場合も商丘だけで様子を見てよいですか?

便秘が長く続く、強い腹痛がある、出血がある、妊娠中で排便時の不安が強い場合は、医療機関へ相談してください。商丘のお灸は、便秘を治療するものではなく、体調を整えるための補助的なセルフケアとして考えましょう。

妊活中の冷えや便秘が気になる方へ

妊活中は、冷え、便秘、胃腸の不調、つわりのような気持ち悪さなど、日によって体調が変わりやすい時期です。

セルフお灸で整えられる部分もありますが、体質や治療の段階によって、適したツボや刺激量は変わります。

「自分に合うセルフケアを知りたい」「妊活中の冷えや胃腸の不調を整えたい」という方は、無理のない範囲で一度ご相談ください。

宇都宮鍼灸良導絡院では、妊活中のお身体の状態に合わせて、鍼灸やお灸、生活面のケアを組み合わせながらサポートしています。


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妊活中の冷え対策を自宅で始める方法|首・足浴・カイロ・食事の温めケア

投稿日:

妊活中の冷え対策を自宅で始める方法

問診の際に、「手足が冷える」「お腹や腰まわりが冷たい」「冬だけでなく夏も冷えが気になる」というお声をよくお聞きします。

妊活中の冷えは、必ずしも不妊の直接的な原因になるとは限りません。しかし、体の冷えを感じやすい方は、血流のめぐりや自律神経のバランス、筋肉量、睡眠、食事などを見直すきっかけになることがあります。

妊活では、子宮や卵巣だけを意識するのではなく、全身のめぐりを整え、体がリラックスしやすい状態をつくることも大切です。

今回は、妊活中の方が自宅で始めやすい冷え対策として、首・足浴・カイロ・お灸・食事などの温めケアをご紹介します。

「子宮の冷え」と言われる状態について

「子宮が冷えている」と聞くと、不安に感じる方もいらっしゃるかもしれません。

実際には、医学的に子宮だけが冷えていると判断するものではありませんが、下腹部や腰まわり、足先に冷えを感じる方は、全身の血流や自律神経の働きが乱れている可能性があります。

血流のめぐりが悪くなると、肩こり、腰痛、頭痛、胃腸の不調、眠りの浅さ、疲れやすさなど、さまざまな不調につながることがあります。

妊活中の冷え対策は、「妊娠しやすくするためにこれだけをすればよい」というものではなく、体調を整えるための土台づくりとして取り入れることが大切です。

自宅でできる妊活中の冷え対策

首を温める

首には太い血管が通っており、冷たい空気にさらされると体全体が冷えやすくなります。

寝る前や外出時に首元を温めることで、体がリラックスしやすくなり、手足の冷えや首こり、肩こりのケアにもつながります。

寝るときは、締めつけの少ないネックウォーマーやタオルなどを使い、苦しくならない範囲で首元を冷やさないようにしましょう。

湯船につかる・足浴をする

シャワーだけで済ませる日が続くと、体の表面は温まっても、深部まで温まりにくいことがあります。

冷えが気になる方は、できる範囲で湯船につかり、体全体をゆっくり温めることがおすすめです。

半身浴は長時間行うと上半身が冷えやすい場合もあるため、寒さを感じる方は肩まわりを冷やさないように注意しましょう。

また、入浴が難しい日には足浴もおすすめです。洗面器やバケツにお湯を入れて足首からふくらはぎの下あたりまで温めると、足先の冷えをやわらげやすくなります。

お灸を取り入れる

お灸は、冷えが気になる方に取り入れやすいセルフケアのひとつです。

妊活中のお灸では、足首まわり、お腹、腰まわりなどのツボが使われることがあります。ただし、妊娠の可能性がある時期や妊娠中は、刺激の強いお灸や自己判断での使用には注意が必要です。

不安がある場合は、鍼灸師に体質や時期に合ったツボを確認してから行うと安心です。

カイロで鼠径部や仙骨を温める

カイロを使う場合は、貼る場所を工夫すると冷え対策に役立ちます。

足の冷えが気になる方は、鼠径部まわりを温めることで、下半身へ向かう血流をサポートしやすくなります。

腰や下腹部の冷えが気になる方は、骨盤の中央にある仙骨まわりを温めるのもおすすめです。

ただし、カイロを直接肌に貼ると低温やけどの原因になります。必ず衣類の上から貼り、長時間同じ場所に当て続けないようにしましょう。

ボディクリームで皮膚を保護する

乾燥した肌は外からの刺激を受けやすく、冷たい空気の影響も感じやすくなることがあります。

入浴後にボディクリームを塗ることで、皮膚の乾燥を防ぎ、冷気から肌を守るケアにもつながります。

特に、すね、足首、かかと、腰まわりなど冷えを感じやすい部分は、保湿を習慣にしておくとよいでしょう。

筋肉をつける

筋肉は体の熱をつくる大切な組織です。筋肉量が少ないと、体が冷えやすく感じることがあります。

冷え対策としては、無理な運動よりも、続けやすい軽い筋トレから始めることがおすすめです。

特に太ももやお尻などの大きな筋肉を使うスクワットは、下半身の冷え対策として取り入れやすい運動です。

腹部の冷えが気になる方は、腹筋運動だけでなく、姿勢を整える体幹トレーニングやゆっくりした呼吸を組み合わせるとよいでしょう。

5本指ソックスを履く

足が蒸れたり、靴下が湿ったままになったりすると、かえって足先が冷えやすくなることがあります。

5本指ソックスは、指の間の汗を吸いやすく、足先の冷えや蒸れが気になる方に取り入れやすいアイテムです。

外出先で足が冷えやすい方は、替えの靴下を持ち歩き、湿ったら履き替えるのもおすすめです。

腹式呼吸を行う

冷えが気になる方の中には、緊張しやすい、呼吸が浅い、肩に力が入りやすいという方も少なくありません。

腹式呼吸を行うことで、体がリラックスしやすくなり、自律神経のバランスを整えるサポートになります。

寝る前に、鼻からゆっくり息を吸い、お腹をふくらませ、口から細く長く息を吐く呼吸を数分行ってみましょう。

呼吸が深くなると、肩まわりの力も抜けやすくなり、首こりや肩こりのケアにもつながります。

食事で体を冷やしすぎない工夫をする

東洋医学では、食べ物を体を冷やしやすいもの、温めやすいものという視点で考えることがあります。

冷たい飲み物、アイスクリーム、果物、生野菜、甘いものを多くとる習慣がある方は、胃腸が冷えやすくなることがあります。

妊活中の冷え対策では、極端に食事を制限するのではなく、温かい汁物、煮物、発酵食品、たんぱく質、根菜類などをバランスよく取り入れることが大切です。

  • 味噌汁やスープなど、温かい汁物を取り入れる
  • 冷たい飲み物より、常温や温かい飲み物を選ぶ
  • かぼちゃ、にんじん、ねぎ、生姜などを料理に使う
  • 肉、魚、卵、大豆製品などのたんぱく質を不足させない
  • 甘いものや冷たいデザートを毎日の習慣にしすぎない

「陽の食べ物だけを食べればよい」というわけではありません。体を温める食材を意識しながらも、栄養バランスを整えることを優先しましょう。

冷え対策で気をつけたいこと

冷え対策は、やりすぎると逆に負担になることがあります。

たとえば、カイロを長時間貼り続ける、熱すぎるお風呂に我慢して入る、汗をかくほど厚着をする、食事を極端に制限するなどはおすすめできません。

大切なのは、体が心地よく感じる範囲で、毎日続けやすい方法を選ぶことです。

また、冷えに加えて強い月経痛、下腹部痛、月経不順、不正出血、強いだるさなどがある場合は、婦人科で相談することも大切です。

この記事のまとめ

  • 妊活中の冷えは、全身の血流や自律神経、筋肉量、生活習慣を見直すサインになることがあります。
  • 首、足元、鼠径部、仙骨まわりを冷やさない工夫は、自宅で始めやすい温活ケアです。
  • 湯船や足浴、お灸、腹式呼吸は、体を温めるだけでなくリラックスにもつながります。
  • 筋肉は熱をつくるため、軽いスクワットや体幹トレーニングも冷え対策に役立ちます。
  • 食事では、冷たいものや甘いものに偏りすぎず、温かい汁物やたんぱく質を意識しましょう。

よくある質問

冷えがあると妊娠しにくくなりますか?

冷えがあるからといって、必ず妊娠しにくくなるわけではありません。ただし、冷えを感じやすい方は、血流、自律神経、睡眠、筋肉量、食事などを見直すきっかけになります。妊活中は、冷えだけに注目しすぎず、全身の体調を整えることが大切です。

妊活中にカイロを貼っても大丈夫ですか?

衣類の上から使用し、長時間同じ場所に当て続けなければ、冷え対策として取り入れやすい方法です。ただし、低温やけどには注意が必要です。妊娠の可能性がある時期に下腹部へ長時間貼ることが不安な場合は、腰や仙骨まわり、鼠径部などを中心に温めるとよいでしょう。

半身浴は冷え対策になりますか?

半身浴で心地よく温まる方もいますが、上半身が冷えやすい方には合わない場合があります。寒さを感じる場合は、肩まわりを冷やさないようにしたり、無理に長時間入浴しすぎないようにしましょう。

妊活中のお灸は毎日してもよいですか?

体質や時期、使うツボによって適した頻度は変わります。自己判断で強い刺激を続けるよりも、鍼灸師に相談しながら、自分に合ったツボと回数を確認することがおすすめです。

冷え対策はどれくらい続けるとよいですか?

冷え対策は、短期間で一気に変えるよりも、生活習慣として無理なく続けることが大切です。まずは、首を温める、湯船につかる、温かい飲み物を選ぶなど、できることを1つずつ始めてみましょう。

妊活中の冷えや体質が気になる方へ

冷えを感じやすい方は、体質だけでなく、血流、自律神経、筋肉量、睡眠、食事などが関係していることがあります。

「お腹や腰まわりが冷たい」「手足が冷えて眠りにくい」「妊活に向けて体を整えたい」という方は、一人で悩まず、今の体の状態を確認しながらケアしていくことが大切です。

宇都宮鍼灸良導絡院では、妊活中の方のお身体の状態に合わせて、鍼灸やお灸、生活習慣のアドバイスを行っています。

ご自身に合った冷え対策を知りたい方は、無理のない範囲でご相談ください。

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*当サイトに掲載している情報は、妊活中のセルフケアや体調管理の参考としてまとめたものです。症状が強い場合や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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41歳 鍼灸で体質が整い顕微受精・凍結胚盤胞移植で妊娠

投稿日:

西区からお越しのSさん(41歳)が妊娠されました。

 

 

Sさんは約4年間の不妊期間があり、

タイミング療法、人工受精、体外受精をそれぞれ数回経験されていましたが、

なかなか結果に繋がらなかったため、体質改善にと、不妊鍼灸を受けにお越しくださいました。

 

そして、

Sさんが宇都宮鍼灸良導絡院に通い始めて4ヶ月め、体質が整い、体外受精にて念願の陽性反応が確認されました!

 

いつも笑顔で明るいSさん!本当におめでとうございます!

 

Sさんのお喜びの声がとても丁寧に書いてくださいましたので、

不妊に悩まれている方は、是非、ご参考になさってください。

 

 

 

□お悩みの症状またはご来院当初の目的をお聞かせください

 

不妊と手・足の冷え。

クリニックで処方される薬とサプリを飲むという繰り返しの日々で、なるべく薬に頼らず妊娠力を上げる方法をないかと思いネットで調べていると、こちらの鍼灸院に目がとまりました。

代々受け継がれている「子宝のツボ」というものを是非試してみたいと思ったから。

 

□鍼灸以外で妊娠(陽性反応)された方法に○をつけてください

 

体外受精(顕微受精・凍結胚盤胞移植)

 

□治療を受けていただいた感想をお聞かせください

 

移植間際は、レーザーをあててもらい、移植当日は、朝→鍼灸とレーザー。昼→移植。夕方→宇都宮鍼灸に戻ってリラクゼーション鍼灸と、当日は特に気合を入れて通わせていただきました。

 

クリニックの先生にも、「内膜の厚さちょうどいいですね!」と言ってくださり、レーザーも効果大だったと思います。

しかし、判定2日前に、体温ががく~んと下がったので、あ~まだもう少し身体作りを頑張らないといけないのかなぁ~っと、結果を聞きに行ったら「おめでとうございます!」と言われて、すごくびっくりしました~!

鍼灸通い始めて4ヶ月程でその間、休憩を入れて挑んだ移植でいきなりの陽性反応と、

今で約4年程不妊治療に通っていましたが、やっと初めて妊娠することができ

驚きと喜びが後からジワジワとやってきます。

宇都宮鍼灸を見つけて、通えて本当に良かったということと、鍼灸の力って凄い!って改めて思いました。

タイミング法の時に、クリニックに通う前に、まず鍼灸に通っておけばよかったと思いました。

そして何よりも先生方が頑張って下さったお陰です。

泰子先生はじめ、先生方、本当にどうも有難うございます。

まだやっと胎のうが確認されたところで難関はまだまだこれからですが、

一週目ずつ大事に過ごしながら1つずつクリアしていける様に頑張ります。

手・足の冷えは相変わらずなので、自分なりの工夫・努力も必要だと思いましたので、

教えて頂いたセルフお灸もなるべく毎日忘れないようにやります

宇都宮鍼灸の先生方は、全員女性の方なので、どんな悩みでもお話ししやすいのと、安心して通えると思いました。

3階はうつのみや整骨整体院もあり、ご主人さまにもお世話になりました。

不妊中、妊婦中、産後と何かあれば3階へ行けるので安心ですね。

もうしばらく、無理ない範囲で通わせて頂こうと思います。

どうぞよろしくお願いします。

 

□同じように悩まれている方へアドバイスやメッセージがあればお願いいたします。

 

今のクリニックで3軒目になりますが、

タイミング法から人工受精と平均回数はトライしましたが、全て陰性で、

平行に気になる検査をしておきましたが、夫婦共に大きな問題があった訳ではなかったのですが、

先の見えない治療に途中、疲れてくじけそうになったり、休憩を入れたりしました。

不妊治療・長期にわたると、経済的に続けていくのが厳しいですもんね。

その後、顕微・受精の新鮮胚移植と凍結胚移植をしました。

グレードを上げたので、ちょっと期待してしまいましたが、、、結果、陰性、、、

ここで、又、休憩してちょっと環境を変えたいと思い、

前々から気になっていた鍼灸に通い始めることにしました。

私は、鍼灸のお陰で初めて陽性結果が出ました。

どちらの結果にしても、後1年、自分なりに出来ることをやってみようと思い、

約4ヶ月通って、結果が出たので、鍼灸を経験されていない方は、

全ての治療を休憩するとき、辞めようと思う前に是非1度行ってほしいです。

 

宇都宮鍼灸の「子宝のツボ」を是非体験してみてください。

薬を飲み続ける日々よりは、ずっといいと思います。

鍼灸に興味のある知人(友人の友人など)には、宇都宮鍼灸良導絡院をおすすめしようと思っています(^-^)

 

 

 

※【免責事項】すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。

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五臓灸&経絡ヨガストレッチを開催しました

投稿日:

【五臓灸講座&経絡ヨガストレッチを開催しました】

このシリーズは2回目ですがとても好評で満席でした!

 

お灸講座では

・ご自身の五臓で悪いところをチェック

・経絡とは何かを知る

・セルフ灸の位置を知り、実際にお灸をすえる

 

英恵先生の経絡ヨガストレッチは

・経絡が流れている部分の経筋に対する

 ヨガとストレッチを60分みっちり

 していただきました。

 

お灸が初めて、ヨガが初めての方でも大丈夫!

丁寧に指導させていただきます。

(今回は6名の参加者に対して4名のスタッフで

対応させていただきました。)

 

お灸をして、身体の循環をよくしてからの

ヨガはポーズも取りやすく、更に循環を良くするので

終了後は、皆さんお顔がすっきり!

鍼灸とヨガは本当に最強の組み合わせです

 

次回からはまた新しいシリーズを展開します!

◆温活灸&温活ヨガ~冷えを改善する

 1/7(日)11:30~14:00

 1/19(金)14:00~16:30

 

◆ロコモ灸&ロコモティブヨガ~運動機能を向上

 2/16(金)14:00~16:30

 2/18(日)11:30~14:00

 

◆骨盤調整灸&骨盤調整ヨガ~妊活、産後の方にお勧め

 3/23(金)14:00~16:30

 

定員6名 詳しくは当院まで

06-6978-4917


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鍼灸とヨガは本当に最強の組み合わせです

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子宮内膜ポリープ切除後に内膜が薄い|移植前にできる体づくり

投稿日:

子宮内膜ポリープ切除後に内膜が薄いときの考え方

子宮内膜ポリープは、子宮内膜の一部が盛り上がってできる良性の病変です。自覚症状がほとんどないことも多く、不妊治療中の検査や子宮鏡検査で初めて見つかる方も少なくありません。

不正出血や月経量の増加がきっかけで見つかることもありますが、妊活中の方では「着床の妨げになっていないか」という点で気になる方が多いと思います。

特に体外受精や胚移植を予定している方の場合、子宮内膜ポリープの位置や大きさ、数によっては、主治医から切除をすすめられることがあります。

子宮内膜ポリープは着床に影響することがある?

子宮内膜ポリープがあると、受精卵が着床する場所に物理的な凹凸ができたり、子宮内の炎症環境に関係したりする可能性があると考えられています。

ただし、すべての子宮内膜ポリープが必ず不妊の原因になるわけではありません。ポリープの大きさ、数、場所、年齢、治療歴、胚移植の予定などをふまえて、切除するかどうかは主治医と相談して判断することが大切です。

また、通常の超音波検査で見つかることもありますが、小さなポリープや位置によっては分かりにくい場合もあります。そのため、不妊治療の経過によっては、子宮鏡検査で子宮内を直接確認することがあります。

ポリープ切除後に内膜が薄くなることはある?

子宮内膜ポリープの切除後、すぐに移植周期へ進める方もいれば、しばらく子宮内膜の回復を待つ方もいます。

特にポリープの数が多かった場合や、切除範囲が広かった場合には、術後に内膜が思うように厚くならず、移植の予定が延期になることもあります。

「ポリープを取ったのに、今度は内膜が薄くて移植できない」となると、不安や焦りを感じる方も多いと思います。しかし、子宮内膜は月経周期に合わせて変化する組織です。まずは主治医の指示に従いながら、回復の経過を見ていくことが大切です。

当院でのサポート例

当院では、子宮内膜ポリープを切除したあとに、鍼灸とスーパーライザーを併用しながら、移植に向けた身体づくりをサポートしてきました。

実際に、ポリープ切除後に内膜が薄くなり、数か月移植に進めないと言われていた方が、当院で鍼灸とスーパーライザーを受けられ、約2か月で内膜の状態が9mm程度まで回復した例もあります。

もちろん、これは一例であり、すべての方に同じ変化が起こるわけではありません。内膜の厚みは、年齢、ホルモン状態、子宮の状態、既往歴、治療内容、生活習慣などさまざまな要因の影響を受けます。

鍼灸とスーパーライザーで目指すこと

子宮内膜を育てるためには、ホルモンの働きだけでなく、骨盤内の血流や自律神経のバランス、冷え、睡眠、ストレス状態なども関係すると考えられます。

当院では、妊活の段階やクリニックでの治療予定に合わせて、鍼灸とスーパーライザーを組み合わせながら、移植に向けた身体づくりを行っています。

  • 骨盤内の血流を意識したケア
  • 自律神経のバランスを整えるサポート
  • 冷えや緊張、ストレス状態へのアプローチ
  • 移植周期に向けた体調管理
  • クリニックでの治療と並行しやすい妊活サポート

「内膜を必ず厚くする」と断定するものではありませんが、移植に向けて少しでも良い状態を目指したい方にとって、身体の土台を整えることは大切な準備のひとつです。

自宅で意識したい生活習慣

ポリープ切除後の回復期は、無理に特別なことを増やすよりも、まずは身体を休め、血流やホルモンバランスを乱しにくい生活を意識することが大切です。

  • 睡眠時間を確保する
  • 下腹部や足首を冷やさない
  • 過度な運動や無理なダイエットを避ける
  • たんぱく質・鉄・ビタミンD・葉酸などを意識する
  • 移植予定が近い場合は自己判断で薬やサプリを増やさない

特に術後は、出血や痛み、感染の有無などを確認しながら過ごす必要があります。気になる症状がある場合は、早めにクリニックへ相談してください。

この記事のまとめ

  • 子宮内膜ポリープは自覚症状が少なく、不妊治療中の検査で見つかることがあります。
  • ポリープの大きさ・数・場所によっては、着床の妨げになる可能性があります。
  • 切除後に内膜が薄くなり、移植まで時間を置くケースもあります。
  • 内膜の回復には、ホルモン状態だけでなく血流・自律神経・生活習慣も関係します。
  • 鍼灸やスーパーライザーは、移植に向けた身体づくりの一つとして検討できます。

よくある質問

子宮内膜ポリープは必ず切除した方がいいですか?

必ず切除が必要とは限りません。ポリープの大きさ、数、場所、症状の有無、不妊治療の状況によって判断が変わります。胚移植を予定している場合は、主治医と相談して方針を決めることが大切です。

子宮内膜ポリープは超音波検査で分かりますか?

超音波検査で分かることもありますが、小さいものや位置によっては見つかりにくい場合もあります。子宮内を詳しく確認する検査として、子宮鏡検査が行われることがあります。

ポリープ切除後、いつから移植できますか?

術後の回復状態や出血の有無、内膜の厚み、クリニックの方針によって異なります。自己判断で移植時期を決めず、主治医の指示に従いましょう。

内膜が薄いと妊娠できませんか?

内膜が薄いからといって、必ず妊娠できないわけではありません。ただし、移植周期では内膜の厚みや状態が確認されるため、主治医の判断に沿って進めることが大切です。

鍼灸で内膜は厚くなりますか?

鍼灸は、血流や自律神経、冷え、ストレスなどの状態を整える目的で行います。内膜の変化には個人差があり、必ず厚くなると断定はできませんが、移植に向けた身体づくりとして取り入れられる方もいらっしゃいます。

ポリープ切除後の移植準備でお悩みの方へ

子宮内膜ポリープを切除したあと、「内膜が薄くて移植に進めない」「次の移植までに何かできることをしたい」と不安になる方は少なくありません。

宇都宮鍼灸良導絡院では、クリニックでの治療方針を大切にしながら、鍼灸とスーパーライザーを組み合わせて、移植に向けた身体づくりをサポートしています。

無理に治療をすすめるのではなく、現在の治療段階やお身体の状態をお聞きしながら、今できるケアを一緒に考えていきます。


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参考文献

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33歳 低AMH値でしたが鍼灸で妊娠

投稿日:

鶴見区からお越しのKさん(33歳)が妊娠されました。

Kさんは夜勤のあるお仕事をされていて

生活のリズムが乱れやすい環境でした。

 

10月にお越しいただいた時は、

AMHの値が0.97と低い状態でした。

採卵の数も少なく卵子の質も悪く

受精はしても分割で止まり凍結胚が残ってない状態でした。

 

3回目にお越しいただいた時は、採卵前日だったので

鍼灸治療と同時にスーパーライザーをお勧めしました。

 

結果、

 

鍼灸とスーパーライザー、カルシウムイオンをいれた顕微授精との相乗効果でグレードの高い胚盤胞を凍結することができました。

 

その後も移植に向けておよそ週1回の鍼灸治療と

スーパーライザーを受けられました。

内膜の厚さも十分に整い、

移植後にはマッサージと鍼灸のコ-スを受けられ、

この度、めでたく陽性反応が確認できました。

 

Kさん、おめでとうございます!

 

Kさんご自身が自宅でのお灸を続けられたことも

結果に繋がったのだと思います。

 

Kさんの喜びの声を掲載させていただきます。

 

□お悩みの症状、またはご来院当初の目的を

お聞かせください

 

不妊治療

 

鍼灸以外で妊娠(陽性反応)された方法に○をつけてください

 

体外受精 顕微授精 凍結胚盤胞5日目移植

 

□治療を受けていただいた感想をお聞かせください

 

施術後は身体が軽くなり、首肩のこりが緩和されたように感じます。

快便にもなりました。

 

□同じように悩まれてる方へアドバイスや

メッセージがあればお願いいたします。

 

治療を始めてから自分の体と向き合うようになり

自分の体をいたわることがとても大切だと感じました。

ゴ-ルが見えなくて大変ですが一つ一つできることを

していったのがよかったのかと思います。

 

※【免責事項】すべての方に当てはまるものではありません。

効果の実感には個人差があります。

 

 

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28歳 鍼灸で肩こり・頭痛がなくなり妊娠【不妊鍼灸・不育鍼灸】

投稿日:

門真市からお越しのNさん(28歳)が妊娠されました。

 

Nさんは、一度初期流産を経験されていて、「体調を整えたい」とのことで、

20177月に宇都宮鍼灸良導絡院にお越しになりました。

 

慢性的に肩こり、腰痛、頭痛に悩まされていました。

また、基礎体温に少し乱れが見られ、病院では「黄体機能がうまく働いていないかも」との指摘を受けていました。

 

Nさんは特に頭痛が出やすい方でした。

週に1回鍼灸施術にお越しいただいた当初も、ほぼ毎回、頭痛が出てらっしゃいました。

頭痛に対して、鍼灸施術は即効性がみられますので、その場で痛みが落ち着いてくれます。

 

鍼灸施術を繰り返しているうちに頭痛の頻度が明らかに減少しました。

 

そして、不妊鍼灸に通い始めてから5ヶ月が過ぎたところで、

この度、めでたく陽性反応が確認できました!

 

Nさん!本当におめでとうございます!

 

Nさんのお喜びの声を掲載させていただきます。

 

□お悩みの症状またはご来院当初の目的をお聞かせください

 

2017年4月に流産後、自分の体調を整えていきたいと思ったため

 

□鍼灸以外で妊娠(陽性反応)された方法に○をつけてください

 

タイミング

 

□治療を受けていただいた感想をお聞かせください

 

肩こりがしんどかったのですが、少し楽になりました。

病院で言われたことを先生に聞いてもらえてうれしかったです。

(夫以外に話せる人がいなかったので)

 

□同じように悩まれている方へアドバイスやメッセージがあればお願いいたします。

 

つらいことがたくさんあると思いますが、

悩みすぎずがんばるのがいいのかな、と思います。

 

 

 

※【免責事項】すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。

 

 

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足の冷えに使われるツボ八風|妊活中のセルフお灸と注意点

投稿日:

足の冷え・足指のこわばりに使われるツボ「八風」とは

足先の冷えや足指のこわばりが気になるとき、東洋医学では足の指まわりの巡りを整えるセルフケアが行われることがあります。

今回ご紹介するのは、足の甲側、足指のつけ根の間にある「八風(はっぷう)」というツボです。

八風は、両足合わせて8か所あることから「八つの風」と書きます。足先に近い場所にあるため、足の冷えや足指の動かしにくさ、足の疲れを感じる方にも使われることがあります。

八風の場所

八風は、足の甲側にあります。

5本の足指のつけ根の間にあり、片足に4か所、両足で合計8か所あります。

  • 親指と人差し指の間
  • 人差し指と中指の間
  • 中指と薬指の間
  • 薬指と小指の間

足指の間をたどっていき、指のつけ根あたりで少しくぼんでいる部分を目安にすると見つけやすいです。

八風はどんな不調に使われる?

八風は、東洋医学では足先の巡りを整えたいときに使われるツボのひとつです。

一般的には、次のような不調がある方のセルフケアとして取り入れられることがあります。

  • 足先の冷え
  • 足指のこわばり
  • 足のだるさ
  • 足先の血行不良感
  • 冷えによる月経トラブルが気になる方
  • 生理痛やPMSなどで体の巡りを整えたい方
  • 自律神経の乱れによる冷えや緊張感が気になる方

ただし、八風を刺激すれば病気が治るというものではありません。

特に、強いしびれ、片側だけのしびれ、歩きにくさ、急な痛み、腫れ、赤み、熱感がある場合は、セルフケアで様子を見すぎず、医療機関で相談することが大切です。

妊活中の冷え対策として八風を使う意味

妊活中は「足先が冷える」「下半身が冷えやすい」「生理前に足が冷たくなる」と感じる方も少なくありません。

足先の冷えは、必ずしも不妊の直接原因になるわけではありませんが、冷えが強い方は自律神経の緊張、血流の悪さ、睡眠の質の低下、胃腸の働きの低下などが重なっていることもあります。

そのため、妊活中のセルフケアでは、八風だけにこだわるのではなく、足元を温めること、睡眠を整えること、無理のない運動を取り入れることもあわせて考えるとよいでしょう。

八風のセルフケア方法

手でやさしく刺激する

八風は、手の親指と人差し指で足指の間をやさしくつまむように刺激できます。

強く押しすぎる必要はありません。痛気持ちいい程度を目安に、左右それぞれ数秒ずつ刺激してみてください。

足指のグーパー運動をする

足指でグーとパーを繰り返すだけでも、足先の筋肉を動かすことができます。

足指を広げるのが苦手な方は、最初はうまく動かなくても大丈夫です。毎日少しずつ続けることで、足指まわりのこわばりがゆるみやすくなります。

足湯と組み合わせる

足先が冷えているときは、八風の刺激だけでなく足湯と組み合わせるのもおすすめです。

足湯で全体を温めてから足指を動かすと、冷えで固まった足先がほぐれやすくなります。

八風にお灸をするときの注意点

八風は足指の近くにあり、皮膚が薄く、温かさを感じやすい場所です。

そのため、セルフお灸を行う場合は、いつもより低めの温度のお灸を選び、熱さを我慢しないことが大切です。

  • 熱いと感じたらすぐに外す
  • 水ぶくれや赤みが強く出た場合は中止する
  • 糖尿病などで感覚が鈍い方は自己判断で行わない
  • 皮膚に傷や炎症がある場所には行わない
  • 妊娠中、妊娠の可能性がある時期は専門家に相談する

妊活中の方は、排卵後や胚移植後など「今、お灸をしてもよいのかな」と不安になる時期もあると思います。

心配な場合は無理に自己判断せず、鍼灸院や医療機関に確認しながら行うと安心です。

足のしびれや痛みがあるときは注意が必要です

足の冷えや疲れによる軽い違和感であれば、温めたり、足指を動かしたりすることで楽になることもあります。

一方で、足のしびれや痛みには、神経、血管、関節、腰の不調、痛風、関節リウマチ、捻挫などが関係している場合もあります。

次のような症状がある場合は、セルフケアだけで対応せず、医療機関で相談してください。

  • しびれが長く続く
  • 片足だけ強くしびれる
  • 足に力が入りにくい
  • 急に強い痛みが出た
  • 腫れ、赤み、熱感がある
  • 歩きにくさがある

この記事のまとめ

  • 八風は足の甲側、足指のつけ根の間にあるツボです。
  • 両足で8か所あり、足先の冷えや足指のこわばりのセルフケアに使われることがあります。
  • 妊活中の冷え対策では、八風だけでなく睡眠、運動、足元の保温も大切です。
  • お灸をする場合は低めの温度を選び、熱さを我慢しないようにしましょう。
  • 強いしびれや痛み、腫れがある場合は、セルフケアではなく医療機関で相談しましょう。

よくある質問

八風は足の冷えに効果がありますか?

八風は、東洋医学では足先の巡りを整えたいときに使われるツボのひとつです。冷えの感じ方には個人差があるため、八風だけで改善を目指すのではなく、足湯、靴下、軽い運動、睡眠の見直しなどと組み合わせるとよいでしょう。

妊活中に八風を刺激しても大丈夫ですか?

手でやさしく刺激したり、足指を動かしたりする程度であれば、日常のセルフケアとして取り入れやすい方法です。ただし、妊娠中や妊娠の可能性がある時期のお灸については、自己判断せず専門家に相談すると安心です。

八風のお灸は熱いほうがよいですか?

熱さを我慢する必要はありません。八風は足指の近くで温かさを感じやすい場所のため、低めの温度のお灸から始めるのがおすすめです。熱いと感じたらすぐに外してください。

足指パッドやリフレッシュグッズは使ってもよいですか?

足指を広げるグッズや足指パッドは、足指のこわばりをゆるめたいときに役立つことがあります。ただし、痛みが出るほど長時間使ったり、強く広げすぎたりしないようにしましょう。

足のしびれがある場合も八風で様子を見てよいですか?

軽い違和感であれば温めることで楽になることもありますが、しびれが続く場合や片足だけ強い場合、歩きにくさがある場合は注意が必要です。神経や血管、腰の不調などが関係していることもあるため、医療機関で相談してください。

妊活中の冷えや月経トラブルが気になる方へ

足先の冷えや月経前の不調が続くと、「この冷えは妊活に影響しているのかな」と不安になることもあると思います。

宇都宮鍼灸良導絡院では、妊活中の体調や月経周期、冷えの出方、自律神経の状態などを確認しながら、お一人おひとりに合わせた鍼灸施術を行っています。

セルフケアだけでは改善しにくい冷えや、月経トラブルを伴う不調でお悩みの方は、無理に一人で抱え込まずご相談ください。


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ご注意ください

当サイトに掲載している内容は、一般的な情報提供を目的としたものです。症状の診断や治療を保証するものではありません。

足のしびれや痛み、強い月経痛、体調不良が続く場合は、自己判断せず医療機関にご相談ください。

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新鮮胚と凍結胚はどちらがいい?違いと選び方

投稿日:

新鮮胚移植と凍結胚移植はどちらがいい?

体外受精や顕微授精を進めている方から、よくいただく質問のひとつに「新鮮胚と凍結胚はどちらがいいのですか?」というものがあります。

クリニックでは診察時間が限られていて、「なぜ今回は凍結なのか」「新鮮胚移植ではだめなのか」など、ゆっくり質問しにくいこともあるかもしれません。

結論からいうと、新鮮胚移植と凍結胚移植のどちらが必ず良い、というものではありません。妊娠しやすさは、胚の状態だけでなく、採卵周期のホルモン値、子宮内膜の状態、卵巣過剰刺激症候群(OHSS)のリスク、年齢、胚の数、治療方針などによって変わります。

この記事では、新鮮胚移植と凍結胚移植の違い、メリット・デメリット、どのような場合に選ばれやすいのかを、妊活中の方にもわかりやすく整理していきます。

新鮮胚移植とは

新鮮胚移植とは、採卵を行った周期の中で受精卵を培養し、そのまま同じ周期に子宮へ戻す方法です。

採卵後、初期胚または胚盤胞まで育てた胚を、数日以内に移植します。採卵から移植までの流れが早く、凍結や融解の工程を挟まないことが特徴です。

新鮮胚移植のメリット

  • 採卵周期のまま移植まで進められる
  • 凍結・融解にかかる費用を抑えられる場合がある
  • 移植までの待機期間が短い
  • 胚を凍結せずに移植できる

新鮮胚移植の注意点

一方で、採卵周期は卵胞を育てるための排卵誘発により、体内のホルモン環境が通常の自然周期とは異なります。

特に卵胞が多く育った場合や、採卵前に黄体ホルモンであるプロゲステロン値が上がっている場合は、子宮内膜の着床に適した時期と胚の発育スピードにずれが生じる可能性があります。

また、OHSSのリスクがある場合には、妊娠によって症状が悪化する可能性があるため、新鮮胚移植を見送って全胚凍結が選ばれることがあります。

凍結胚移植とは

凍結胚移植とは、採卵して受精させた胚を一度凍結保存し、別の周期に融解して移植する方法です。

採卵周期とは別のタイミングで移植を行うため、体調やホルモン環境、子宮内膜の状態を整えてから移植に進めることが特徴です。

凍結胚移植のメリット

  • 採卵後のホルモン変化が落ち着いてから移植できる
  • 子宮内膜の厚さや状態を確認しながら移植周期を調整しやすい
  • OHSSリスクがある場合に安全面を考慮しやすい
  • PGT-Aなどの検査を行う場合に選択されることがある
  • 次回以降の移植に胚を残せる場合がある

現在は胚の凍結技術が進歩しており、凍結や融解による胚への負担は以前よりかなり少なくなっています。そのため、近年の不妊治療では凍結融解胚移植が広く行われています。

凍結胚移植の注意点

  • 凍結費用や融解移植費用がかかる
  • 移植までに時間が空くことがある
  • 胚が融解後に移植可能な状態であるか確認が必要
  • ホルモン補充周期では薬の管理が必要になる

凍結胚移植はメリットが多い一方で、費用面や通院回数、薬の使用などの負担が増えることもあります。

妊娠率だけで「凍結胚が良い」とは言い切れない理由

日本では凍結融解胚移植による妊娠・出産が多くなっており、統計上も凍結胚移植の成績が高く見えることがあります。

ただし、これは凍結胚そのものが必ず新鮮胚より優れているという意味ではありません。

凍結胚移植では、採卵周期のホルモンの乱れを避けられること、子宮内膜を整えてから移植できること、状態のよい胚を選んで移植しやすいことなどが、成績に影響していると考えられます。

一方で、卵子の数が少ない方、胚の数が限られている方、年齢や治療背景によっては、新鮮胚移植が選択肢になる場合もあります。

そのため大切なのは、妊娠率の数字だけで比べるのではなく、自分の採卵周期の状態に合った移植方法を選ぶことです。

新鮮胚移植が検討される条件

新鮮胚移植は、すべての方に行えるわけではありません。一般的には、採卵周期の体の状態が比較的安定している場合に検討されます。

  • OHSSのリスクが低い
  • 採卵前のプロゲステロン値が高すぎない
  • 子宮内膜の状態が移植に適している
  • 発熱や強い腹部膨満感など体調不良がない
  • 医師が同周期での移植が可能と判断している

以前は「プロゲステロン値が1.5未満なら新鮮胚移植が可能」と説明されることもありましたが、実際にはクリニックの方針や刺激法、採卵数、内膜の状態なども含めて総合的に判断されます。

そのため、数値だけを見て自己判断するのではなく、医師に「今回の周期で新鮮胚移植をするメリットとデメリット」を確認することが大切です。

凍結胚移植が選ばれやすいケース

凍結胚移植は、採卵周期の体の負担を避けたい場合や、子宮内膜の状態を整えてから移植したい場合に選ばれやすい方法です。

  • 採卵数が多く、OHSSのリスクがある
  • 採卵周期のホルモン値が移植に適していない
  • 子宮内膜が十分に整っていない
  • 胚盤胞まで育ててから移植したい
  • PGT-Aなどの検査を行う
  • 子宮内膜ポリープや慢性子宮内膜炎などの確認・治療を優先したい
  • 体調を整えてから移植に進みたい

採卵後は体に負担がかかり、卵巣の腫れや腹部膨満感、ホルモン変動がみられることがあります。そのような状態で無理に移植するよりも、いったん胚を凍結し、翌周期以降に移植する方が適していることもあります。

凍結胚移植はいつ行うことが多い?

凍結胚移植の時期は、クリニックの方針や体の状態によって異なりますが、採卵の翌周期または翌々周期に移植を勧められることがあります。

ただし、OHSSの回復に時間がかかる場合、子宮内膜の検査や治療が必要な場合、ホルモン値が安定しない場合などは、もう少し期間を空けることもあります。

移植を急ぎたい気持ちは自然なことですが、妊娠しやすい環境を整えるためには、移植のタイミングを焦りすぎないことも大切です。

新鮮胚と凍結胚、迷ったときに確認したいこと

クリニックで質問しにくい場合でも、次のような点を確認しておくと、自分の治療方針を理解しやすくなります。

  • 今回は新鮮胚移植と凍結胚移植のどちらが勧められるのか
  • その理由はホルモン値、内膜、OHSSリスク、胚の状態のどれに関係しているのか
  • プロゲステロン値や内膜の状態は移植に適しているのか
  • 凍結した場合、いつ頃の移植を想定しているのか
  • 費用や通院回数はどのくらい変わるのか
  • 自分の年齢や胚の数を考えると、どちらが現実的なのか

「先生に聞いていいのかな」と遠慮してしまう方も多いですが、移植方法は治療の中でも大切な選択です。疑問がある場合は、短くてもよいのでメモにして診察時に確認しておくと安心です。

この記事のまとめ

  • 新鮮胚移植は、採卵した周期にそのまま胚を移植する方法です。
  • 凍結胚移植は、胚を一度凍結し、別の周期に子宮内膜を整えてから移植する方法です。
  • 凍結胚移植は、採卵周期のホルモン変動やOHSSリスクを避けやすいというメリットがあります。
  • 一方で、費用や移植までの待機期間が増えることがあります。
  • どちらが良いかは、年齢、胚の数、ホルモン値、内膜の状態、OHSSリスクなどによって変わります。

新鮮胚移植と凍結胚移植は、どちらか一方が必ず優れているというよりも、その周期の体の状態に合っているかどうかが大切です。

よくある質問

新鮮胚移植より凍結胚移植の方が妊娠率は高いですか?

統計上は凍結胚移植の成績が高く見えることがありますが、患者さんの背景や胚の状態、移植周期の条件が異なるため、単純に比較することはできません。凍結胚移植は子宮内膜やホルモン環境を整えてから移植できる点がメリットです。

凍結すると胚の質は下がりますか?

現在の凍結技術は進歩しており、融解後も移植可能な状態で戻る胚は多くあります。ただし、すべての胚が必ず同じ状態で融解できるわけではないため、クリニックで胚の状態を確認しながら進めます。

新鮮胚移植が向いている人はいますか?

OHSSのリスクが低く、ホルモン値や子宮内膜の状態が移植に適している場合は、新鮮胚移植が選択肢になることがあります。胚の数が少ない方や治療方針によっては、新鮮胚移植が検討される場合もあります。

OHSSのリスクがある場合は凍結になりますか?

OHSSのリスクが高い場合は、妊娠によって症状が悪化する可能性を避けるため、全胚凍結が選ばれることがあります。卵巣の腫れや腹部膨満感がある場合は、無理に移植へ進まず、医師の判断に従うことが大切です。

移植までに体を整えることはできますか?

睡眠、食事、冷え対策、ストレスケア、血流を意識した生活など、移植に向けて整えられることはあります。ただし、サプリメントや薬の使用は自己判断せず、クリニックの方針に合わせて進めましょう。

妊活・不妊治療中の不安もご相談ください

体外受精や胚移植では、治療の流れが早く、診察中に十分質問できないまま進んでしまうこともあります。

「今回はなぜ凍結なのか」「移植までに何を整えたらいいのか」「採卵後の体調が不安」など、わからないことがあると、判定日までの時間も不安が大きくなりやすいものです。

宇都宮鍼灸良導絡院では、妊活・不妊治療中の方のお体の状態を確認しながら、移植に向けた体づくりや自律神経・血流面のケアを行っています。

移植に向けた体づくりで不安な方へ

新鮮胚移植・凍結胚移植のどちらを選ぶ場合でも、移植に向けて体調や生活リズムを整えておくことは大切です。採卵後の疲れ、冷え、睡眠の乱れ、ストレスなどが気になる方は、一人で抱え込まずにご相談ください。

大阪市都島区の宇都宮鍼灸良導絡院では、妊活・不妊治療中の方のお体の状態に合わせて、無理のないケアをご提案しています。


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35歳 ひどい肩こりが1回の鍼灸で解消し3回の施術後に妊娠

投稿日:

都島区からお越しのHさん(35歳)が妊娠されました。

 

Hさんは、4ヶ月間の不妊期間があり、

不妊クリニックで検査を受けられる前に、体調を整えるために当鍼灸院にお越しいただきました。

 

肩こりや頭痛に悩まされていましたので、

これらの不定愁訴が不妊を招いてしまうことをご説明し、

首・肩こりをとりながら、生殖器系への血流をあげる鍼灸施術を行いました。

 

1回目の施術では、鍼の反応をみるために弱めの刺激でおこないます。

 

Hさんは初回の弱めの刺激でも肩こりの改善など十分効果がみられました。

 

2回目の施術では、少し刺激を強め、

3回目の施術は、タイミング後でしたので、子宮の血流をうながすような内容で対応させていただきました。

 

そして4回目の施術にお越しいただく前に

「陽性反応がでました!」とお喜びのお電話を頂戴しました。

 

陽性反応後は、妊婦さんです。

赤ちゃんにとって居心地の良い環境をつくるため、

お母さんにもリラックスしていただけるような施術内容に切り替わります。

 

 

Hさん!本当におめでとうございます!

引き続き、体調管理にお越しくださいね!

 

Hさんのお喜びの声を掲載させていただきます。

 

 

□お悩みの症状またはご来院当初の目的をお聞かせください

 

肩こり、頭痛、妊活

 

□治療を受けていただいた感想をお聞かせください

 

・初めての鍼灸でひどい肩こり、首のもやもやがとれました。

・鍼はほとんど痛みもなく心地よかったです。

・身体の中から元気にしてくれる感じがありました。

 

□同じように悩まれている方げアドバイスやメッセージがあればお願いいたします。

 

薬などとはまた違った方法にトライするのも

気分も変わるので良いかと思います。

 

 

※【免責事項】すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。

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不育症を乗り越えて嬉しい出産のご報告

投稿日:

 

Kさんから、出産のご報告をいただきました💌

 

11月20日にお生まれになられた可愛いお嬢さんの

お写真を添えて、メールでご報告いただきました。

 

不育症と診断されてご心配をされ

36周近くまで、

当院にお越しいただいていました。

 

予定日よりも5日程遅れましたがこの度無事出産されました。

 

Kさん、本当におめでとうございます!!

 

今後は、骨盤矯正を受けに来られたいとのことで、

Kさんにお会いできる日を楽しみにお待ちしております❤

 

 

 

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妊活中の頭痛薬・痛み止めは飲んでも大丈夫?

投稿日:

妊活中や不妊治療中は、「頭痛薬を飲んで排卵に影響しないかな」「ロキソニンやイブを飲んでも大丈夫かな」と不安になる方が少なくありません。

特に、排卵日が近い時期や胚移植前後、妊娠の可能性がある時期は、薬を飲むこと自体に迷いやすくなります。

結論からいうと、妊活中の痛み止めは、すべてが絶対にダメというわけではありません。 ただし、ロキソニンやイブなどに含まれるNSAIDsは、排卵に影響する可能性が報告されているため、使うタイミングには注意が必要です。

この記事では、妊活中の頭痛薬・痛み止めについて、排卵への影響、避けたいタイミング、薬の選び方、薬に頼りすぎない頭痛対策をわかりやすく解説します。

この記事の要点まとめ
  • ロキソニンやイブなどのNSAIDsは、排卵期の連日使用で排卵に影響する可能性があります。
  • 影響が問題になりやすいのは、排卵直前から排卵期にかけての使用です。
  • 妊活中の痛み止めとしては、アセトアミノフェンが選択肢になりやすい薬です。
  • 妊娠の可能性がある時期や不妊治療中は、自己判断で薬を続けず、主治医に確認しましょう。
  • 痛みを我慢しすぎるのではなく、薬の種類・量・タイミングを相談しながら使い分けることが大切です。

妊活中に頭痛が増えやすい理由

妊活中は、ホルモン変動、ストレス、睡眠不足、緊張、冷え、自律神経の乱れなどが重なり、頭痛が起こりやすくなることがあります。

特に片頭痛は、月経周期と関係しやすい頭痛です。生理前や排卵期など、エストロゲンの変動が大きい時期に頭痛が悪化する方もいます。

また、不妊治療中は通院、採卵、移植、判定日までの不安など、心身の緊張が続きやすい時期です。そのため、もともと頭痛を起こしやすい方は、妊活中に頭痛薬が必要になる場面が増えることがあります。

当院でお伝えしていること

当院でも、「排卵前になると頭痛が出る」「採卵周期や移植周期に入ってから、頭痛薬を飲む回数が増えた」というご相談をいただくことがあります。頭痛だけを見るのではなく、月経周期のどの時期に起こるのか、睡眠不足や首肩の緊張、冷え、食事の間隔、治療による緊張なども一緒に振り返ることが大切です。

頭痛が起きた日と月経周期、睡眠時間、食事、飲んだ薬を簡単に記録しておくと、ご自身の傾向が見えやすくなります。毎回同じ時期に頭痛が起こる場合や、薬を使う回数が増えている場合は、婦人科や頭痛外来などで薬の選び方を相談するようお伝えしています。

ロキソニン・イブは妊活中に注意が必要?

ロキソニンやイブは、NSAIDsと呼ばれる種類の痛み止めに分類されます。NSAIDsは、痛みや炎症に関わるプロスタグランジンの産生を抑えることで効果を発揮します。

一方で、プロスタグランジンは排卵にも関係しています。排卵では、成熟した卵胞が破れて卵子が外へ出る必要がありますが、NSAIDsによってこの働きが抑えられると、卵胞が成熟しても破裂しにくくなる可能性があります。

この状態は、LUF(黄体化未破裂卵胞)と呼ばれます。つまり、基礎体温やホルモンの変化では排卵したように見えても、実際には卵子が外に出ていない可能性がある状態です。

NSAIDsに分類される代表的な薬

  • ロキソニン:ロキソプロフェン
  • イブ:イブプロフェン
  • バファリンA:アスピリンを含む製品
  • ナロンエースなど:イブプロフェンなどを含む製品
  • ボルタレン:ジクロフェナク
  • セレコックス:セレコキシブ

市販薬でもNSAIDsを含むものは多いため、「頭痛薬」「生理痛の薬」として何気なく飲んでいる薬が、NSAIDsに該当することがあります。

妊活中にNSAIDsを避けたいタイミング

妊活中に特に注意したいのは、排卵直前から排卵期にかけての連日使用です。

たとえば、排卵予定日の数日前から排卵日周辺にかけて、ロキソニンやイブを毎日使うような場合は、排卵への影響を考えて主治医に相談した方が安心です。

ただし、NSAIDsを1回飲んだから必ず排卵しなくなる、という意味ではありません。影響は、薬の種類、量、飲むタイミング、使用日数、体質、不妊治療の内容によって変わります。

大切なのは、過度に怖がって痛みを我慢し続けることではなく、排卵期はできるだけ連日使用を避け、必要な場合は医師に相談して薬を選ぶことです。

妊活中に使いやすい痛み止めはある?

妊活中や妊娠の可能性がある時期の痛み止めとしては、一般的にアセトアミノフェンが選択肢になりやすい薬です。

アセトアミノフェンは、NSAIDsとは作用の仕組みが異なり、排卵への影響を心配しにくい薬と考えられています。そのため、妊活中の頭痛や痛みに対して、まず相談されやすい薬のひとつです。

ただし、アセトアミノフェンであっても、自己判断で長期間・高用量を続けることはおすすめできません。持病がある方、肝機能に不安がある方、ほかの薬を飲んでいる方は、必ず医師や薬剤師に確認しましょう。

片頭痛の場合は別の薬が必要なこともあります

片頭痛の場合、市販の痛み止めだけでは十分に効かないことがあります。その場合、トリプタン系薬など、片頭痛に特化した薬が検討されることもあります。

妊活中や妊娠の可能性がある場合は、使用できる薬が限られることもあるため、婦人科だけでなく、必要に応じて頭痛外来や脳神経内科で相談すると安心です。

胚移植後・妊娠判定待ちの痛み止めはどう考える?

胚移植後や妊娠判定待ちの時期は、妊娠している可能性を前提に薬を考える必要があります。

この時期に頭痛や生理痛のような痛みが出た場合、自己判断でロキソニンやイブなどのNSAIDsを飲むのではなく、まずは不妊治療のクリニックに確認することをおすすめします。

痛みが強い場合でも、「薬を飲んではいけない」と我慢しすぎる必要はありません。大切なのは、妊娠の可能性がある時期に合った薬を選ぶことです。

薬を減らすためにできる頭痛対策

妊活中の頭痛対策では、薬を完全になくすことだけを目標にする必要はありません。まずは、頭痛が起こりやすいタイミングを把握し、薬の回数や量を少しでも減らせるように整えていくことが大切です。

睡眠リズムを整える

寝不足や寝すぎは、どちらも頭痛のきっかけになることがあります。できるだけ就寝時間と起床時間をそろえ、睡眠リズムを安定させましょう。

脱水と低血糖を防ぐ

水分不足や空腹時間が長いことも、頭痛の引き金になります。朝食を抜かない、こまめに水分をとる、カフェインのとりすぎに注意するなど、日常の小さな工夫が大切です。

頭痛ダイアリーをつける

頭痛が起きた日、月経周期、排卵日、睡眠時間、食事、飲んだ薬を記録しておくと、自分の頭痛パターンが分かりやすくなります。受診時にも、薬の選び方や使うタイミングを相談しやすくなります。

首・肩の緊張をゆるめる

緊張型頭痛では、首や肩のこり、食いしばり、長時間のスマホやパソコン作業が関係することがあります。首を温める、軽くストレッチをする、画面を見る時間を区切るなどの対策も役立ちます。

当院でお伝えしていること

宇都宮鍼灸良導絡院では、妊活中の頭痛について、首や肩のこりだけでなく、月経周期、手足やお腹の冷え、睡眠、ストレス、自律神経の状態なども確認しています。必要に応じて良導絡測定を行い、東洋医学的な体質の見方も取り入れながら、その方に負担の少ないセルフケアを一緒に考えます。

セルフケアでは、睡眠時間を急に増やすよりも就寝・起床時間を整えること、空腹や水分不足を避けること、首肩を無理のない範囲で動かすことなどをお伝えしています。ただし、片頭痛は温めることでつらくなる方もいるため、すべての頭痛に同じ方法が合うとは限りません。突然の強い頭痛や、いつもと違う症状がある場合は、鍼灸よりも医療機関での確認を優先してください。

鍼灸でできる妊活中の頭痛ケア

妊活中の頭痛では、薬の使い方だけでなく、頭痛が起こりにくい体づくりも大切です。

鍼灸では、首肩の緊張、自律神経の乱れ、冷え、睡眠の質、ストレスなどを確認しながら、頭痛が起こりやすい背景に合わせて施術を行います。

もちろん、強い頭痛や急に起こった頭痛、いつもと違う頭痛がある場合は、まず医療機関での確認が優先です。そのうえで、薬の使用回数を減らしたい方や、妊活中の体調を整えたい方にとって、鍼灸は補完的な選択肢になります。

すぐに受診した方がよい頭痛

次のような頭痛がある場合は、妊活中かどうかに関わらず、早めに医療機関を受診してください。

  • 突然の激しい頭痛
  • 今まで経験したことのない強い頭痛
  • 手足のしびれ、ろれつが回らない、視界の異常を伴う頭痛
  • 発熱、首の硬さ、意識がぼんやりする症状を伴う頭痛
  • 妊娠中または妊娠の可能性があり、強い頭痛が続く場合

まとめ:妊活中の頭痛薬は「薬の種類」と「タイミング」が大切

妊活中の頭痛薬や痛み止めは、すべてを怖がって避ける必要はありません。

ただし、ロキソニンやイブなどのNSAIDsは、排卵期の連日使用で排卵に影響する可能性があるため、排卵直前から排卵期は注意が必要です。

妊活中に頭痛がある場合は、アセトアミノフェンなどの選択肢を含めて、主治医や薬剤師に相談しながら使い分けると安心です。

大切なのは、痛みを我慢し続けることではなく、妊活に支障が出にくい形で頭痛をコントロールすることです。薬のタイミング、生活習慣、鍼灸などのケアを組み合わせながら、ご自身に合った方法を見つけていきましょう。

妊活中の頭痛薬についてよくある質問

Q1. 妊活中にロキソニンを1回飲んでしまいました。大丈夫でしょうか?

1回飲んだからといって、必ず排卵や妊娠に影響するとは限りません。特に問題になりやすいのは、排卵期の連日使用や高頻度の使用です。心配な場合は、次回からの薬の使い方を主治医に相談しましょう。

Q2. イブは妊活中に飲まない方がいいですか?

イブに含まれるイブプロフェンはNSAIDsの一種です。排卵期の連日使用は避けた方が安心ですが、時期や回数によって考え方は変わります。排卵日周辺に頭痛が出やすい方は、代替薬を含めて相談しておくと安心です。

Q3. 生理中の痛み止めも妊活に悪いですか?

生理中は、基本的には排卵期とは時期が異なります。そのため、排卵への影響という点では、排卵直前より心配は少ないと考えられます。ただし、毎周期かなりの量を飲む場合や、月経痛が強い場合は、子宮内膜症などが隠れていることもあるため、婦人科で相談しましょう。

Q4. 頭痛薬を飲まずに我慢した方がいいですか?

強い頭痛を我慢し続けると、睡眠不足、食欲低下、ストレス増加につながり、妊活中の体調管理が難しくなることがあります。薬を完全に避けるより、妊活の時期に合わせて安全に使う方法を相談することが大切です。

Q5. どのタイミングで病院に相談した方がいいですか?

頭痛薬を月に何度も使う、排卵期に毎回頭痛が出る、片頭痛で日常生活に支障がある、胚移植後や妊娠判定待ちに薬を飲みたい場合は、早めに相談しましょう。

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📚参考文献

この記事の監修者

宇都宮泰子 監修者写真

院長:宇都宮 泰子 (うつのみや やすこ)

FEMICA認定妊活指導士/鍼灸学修士/MBA(経営管理修士)
はり師・きゅう師(国家資格)

  • 日本フェムライフ統合ケア協会 代表理事
  • 日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー
  • 日本生殖医学会会員

不妊・不育症を専門とし、東洋医学と生殖医療の両面から体質改善をサポート。大学院研究員としての研究活動も行いながら、臨床現場で妊活支援に従事している。

※本記事は一般的な医学情報を提供するものであり、診断・治療を目的とするものではありません。治療方針は必ず主治医の指示に従ってください。

妊活中の頭痛や薬の不安もご相談ください

妊活中は、頭痛や生理痛があっても「薬を飲んで大丈夫かな」「排卵や移植に影響しないかな」と不安になりやすい時期です。

痛みを我慢し続けることは、睡眠不足やストレスにつながることもあります。大切なのは、薬を完全に避けることではなく、必要に応じて主治医に確認しながら、体調を整えていくことです。

宇都宮鍼灸良導絡院では、妊活中の体調や周期に合わせて、頭痛・肩こり・自律神経の乱れ・冷えなども含めた鍼灸ケアを行っています。

「薬の回数を少しでも減らしたい」「妊活中の頭痛を体質面から整えたい」と感じている方は、無理に我慢せず、お身体の状態をご相談ください🍀

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