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2026年の投稿記事

妊活中に加工食品は避けるべき?添加物・塩分との上手な付き合い方

投稿日:

妊活中は、食事に気をつけたいと思うほど、加工食品や添加物が気になる方も多いのではないでしょうか。

「ハムやベーコンは避けた方がいい?」「コンビニ食は妊活に悪い?」「添加物を摂ると妊娠しにくくなるの?」と、不安になることもあるかもしれません。

もちろん、妊活中の食事では、できるだけ身体に必要な栄養をしっかり摂ることが大切です。

しかし、加工食品をすべて避けようとすると、食事の準備が負担になったり、かえってストレスが増えてしまうこともあります。

大切なのは、加工食品を「食べてはいけないもの」と考えるのではなく、量・頻度・選び方を工夫しながら、上手に付き合うことです。

この記事では、妊活中の加工食品や添加物、塩分との上手な付き合い方について解説します。

この記事の要点まとめ
  • 妊活中でも、加工食品を完全に避ける必要はありません。
  • 加工食品に偏ると、塩分・脂質・糖質が多くなり、必要な栄養が不足しやすくなります。
  • 食品添加物は安全性評価や使用基準に基づいて管理されており、通常の食生活では過度に怖がりすぎる必要はありません。
  • 加工食品を利用する場合は、たんぱく質や野菜、海藻、きのこ類を足すと栄養バランスが整いやすくなります。
  • 大切なのは、加工食品をゼロにすることではなく、頻度・選び方・組み合わせを工夫することです。

妊活中に加工食品は避けるべき?

結論からいうと、妊活中だからといって加工食品を完全に避ける必要はありません。

加工食品には、ハム、ベーコン、ウインナー、冷凍食品、レトルト食品、缶詰、コンビニのお惣菜、インスタント食品など、さまざまなものがあります。

これらを一度食べたからといって、すぐに妊娠に悪影響が出るわけではありません。

ただし、加工食品に偏った食生活が続くと、塩分・脂質・糖質が多くなりやすく、たんぱく質、鉄、亜鉛、葉酸、ビタミン、食物繊維などが不足しやすくなることがあります。

妊活中に大切なのは、加工食品をゼロにすることではなく、身体に必要な栄養が不足しないように食事全体を整えることです。

加工食品で気をつけたいポイント

加工食品を選ぶときに意識したいのは、主に「塩分」「脂質」「糖質」「たんぱく質や野菜の不足」です。

添加物だけを気にするよりも、食事全体のバランスを見ることが大切です。

塩分が多くなりやすい

加工食品で特に気をつけたいのが塩分です。

ハム、ベーコン、ウインナー、カップ麺、レトルト食品、冷凍食品、コンビニ弁当などは、味つけがしっかりしているものが多く、知らないうちに塩分が多くなりやすい傾向があります。

塩分の摂りすぎは、むくみや血圧の上昇につながることがあります。

妊活中は、これから妊娠した後の身体づくりも考えて、普段から塩分を控えめにする意識を持っておくと安心です。

脂質や糖質に偏りやすい

加工食品の中には、揚げ物、菓子パン、総菜パン、スナック菓子、インスタント麺など、脂質や糖質が多いものもあります。

これらを頻繁に食べていると、血糖値の乱れや体重増加につながることがあります。

妊活中は、体重が少なすぎても多すぎても、ホルモンバランスや排卵に影響することがあります。

そのため、加工食品を食べる場合も、主食・主菜・副菜のバランスを意識することが大切です。

たんぱく質や野菜が不足しやすい

コンビニ食やレトルト食品を利用する日が続くと、炭水化物中心になり、たんぱく質や野菜が不足しやすくなります。

妊活中は、卵子や精子、ホルモン、血液、子宮内膜などの材料となる栄養をしっかり摂ることが大切です。

加工食品を利用する場合は、卵、豆腐、納豆、魚、鶏肉、野菜、海藻、きのこ類などを一緒に足すと、栄養バランスが整いやすくなります。

添加物は妊活に悪いの?

食品添加物と聞くと、「身体に悪いもの」というイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、食品添加物は、保存性を高める、味や品質を安定させる、食中毒を防ぐなどの目的で使われています。

日本で使用が認められている食品添加物は、安全性の評価や使用基準に基づいて管理されています。

そのため、通常の食生活の範囲で摂る食品添加物について、過度に怖がりすぎる必要はありません。

ただし、添加物そのものよりも、加工食品に偏ることで塩分・脂質・糖質が多くなり、必要な栄養が不足することの方が問題になる場合があります。

妊活中は「添加物を完全に避ける」よりも、「加工食品ばかりにならないようにする」「栄養のある食品を足す」という考え方が現実的です。

妊活中に気をつけたい加工食品

ここでは、妊活中に完全に避ける必要はないものの、頻度や食べ方を工夫したい加工食品を紹介します。

ハム・ベーコン・ウインナーなどの加工肉

ハム、ベーコン、ウインナーなどの加工肉は、手軽にたんぱく質を摂れる一方で、塩分や脂質が多くなりやすい食品です。

また、商品によっては発色剤として亜硝酸塩が使われているものもあります。

毎日のように多く食べるのではなく、頻度を調整し、鶏肉、魚、卵、大豆製品など、他のたんぱく質源も組み合わせるとよいでしょう。

食べる場合は、野菜や果物などビタミンCを含む食品を一緒に摂るのもおすすめです。

カップ麺・インスタント食品

カップ麺やインスタント食品は、忙しい日に便利ですが、塩分が多く、たんぱく質や野菜が不足しやすい食品です。

どうしても利用する場合は、スープを全部飲まない、卵や豆腐を足す、冷凍野菜やカット野菜を一緒に摂るなどの工夫をしましょう。

「食べたらダメ」と考えるより、足りない栄養を補う意識が大切です。

コンビニ弁当・お惣菜

コンビニ弁当やお惣菜は、選び方によって栄養バランスが大きく変わります。

揚げ物中心のお弁当や麺類だけの食事が続くと、脂質や糖質に偏りやすくなります。

選ぶときは、焼き魚、鶏肉、卵、豆腐、納豆、サラダ、味噌汁、海藻類などを組み合わせると、妊活中に必要な栄養を補いやすくなります。

菓子パン・総菜パン

菓子パンや総菜パンは手軽ですが、糖質や脂質が多く、たんぱく質やビタミン、ミネラルが不足しやすい食品です。

朝食をパンにする場合は、ゆで卵、チーズ、ヨーグルト、具だくさんスープ、サラダなどを足すとよいでしょう。

パンを食べること自体が悪いわけではありませんが、パンだけで食事を済ませる日が続かないように意識しましょう。

冷凍食品・レトルト食品

冷凍食品やレトルト食品は、忙しい妊活中の方にとって便利な味方になることもあります。

すべてを避ける必要はありません。

ただし、商品によっては塩分や脂質が多いものもあるため、栄養成分表示を確認する習慣をつけると安心です。

冷凍野菜、冷凍魚、無添加に近い惣菜、塩分控えめの商品などを上手に選ぶと、無理なく食事を整えやすくなります。

加工食品を選ぶときのポイント

妊活中に加工食品を利用する場合は、次のようなポイントを意識してみましょう。

  • 栄養成分表示で食塩相当量を確認する
  • 麺類やスープは汁を全部飲まない
  • 揚げ物ばかりにならないようにする
  • たんぱく質が入っているものを選ぶ
  • 野菜、海藻、きのこ類を一緒に足す
  • 加工肉ばかりではなく、魚・卵・大豆製品も取り入れる
  • 「毎日」ではなく「困った時に使う」くらいの頻度にする

加工食品を利用する日は、完璧な食事を目指さなくても大丈夫です。

「今日は野菜を足そう」「明日は魚を食べよう」というように、数日単位でバランスを整える意識を持つと、気持ちも楽になります。

塩分を控えるための工夫

加工食品と上手に付き合ううえで、特に意識したいのが塩分です。

塩分を控えるためには、次のような工夫が役立ちます。

  • カップ麺やラーメンの汁は残す
  • 味噌汁やスープは具だくさんにして汁の量を減らす
  • 醤油やソースをかけすぎない
  • レモン、酢、だし、香味野菜を活用する
  • 減塩タイプの商品を選ぶ
  • 加工肉や練り物を毎日食べない
  • 野菜、果物、海藻、大豆製品などカリウムを含む食品も取り入れる

塩分は、目に見えにくいため、知らないうちに多くなりやすいものです。

妊活中から薄味に慣れておくことは、妊娠後の食生活にもつながります。

妊活中は「避ける」より「足す」ことも大切

加工食品を減らそうとすると、「何を避けるか」ばかりに意識が向きやすくなります。

しかし、妊活中の食事で大切なのは、避けることだけではありません。

むしろ、身体に必要な栄養をしっかり足していくことが大切です。

たとえば、コンビニで食事を選ぶ場合でも、次のように組み合わせると栄養バランスが整いやすくなります。

  • おにぎり+ゆで卵+味噌汁+サラダ
  • そば+温泉卵+海藻サラダ
  • 焼き魚弁当+野菜のお惣菜
  • サンドイッチ+ヨーグルト+具だくさんスープ
  • レトルトごはん+サバ缶+冷凍野菜

加工食品を使っても、たんぱく質や野菜を足すことで、妊活中の食事として整えやすくなります。

不安になりすぎないために

妊活中は、食事に関する情報を知れば知るほど、不安になることがあります。

しかし、加工食品を一度食べたからといって、それだけで妊娠しにくくなるわけではありません。

大切なのは、毎日の習慣です。

「忙しい日に加工食品を使った」ことを責めるより、「次の食事で野菜やたんぱく質を足そう」と考える方が、無理なく続けやすくなります。

妊活中の食事は、完璧を目指すほど苦しくなってしまうことがあります。

できる範囲で整えながら、心にも負担をかけすぎないことが大切です。

よくあるご質問(FAQ)

妊活中は加工食品を食べない方がいいですか?

妊活中だからといって、加工食品を完全に避ける必要はありません。忙しい日や体調がすぐれない日に、冷凍食品やレトルト食品、コンビニ食を上手に使うことはあります。ただし、加工食品ばかりになると塩分や脂質が多くなり、たんぱく質や野菜が不足しやすいため、食事全体のバランスを意識しましょう。

食品添加物は妊活に悪い影響がありますか?

日本で使用が認められている食品添加物は、安全性の評価や使用基準に基づいて管理されています。そのため、通常の食生活の範囲で過度に怖がりすぎる必要はありません。ただし、添加物そのものよりも、加工食品に偏ることで塩分や脂質が多くなり、必要な栄養が不足することには注意が必要です。

ハムやベーコン、ウインナーは妊活中に避けるべきですか?

ハムやベーコン、ウインナーを少量食べたからといって、すぐに妊活に悪影響が出るわけではありません。ただし、加工肉は塩分や脂質が多くなりやすいため、毎日のように多く食べる習慣は見直すとよいでしょう。魚、卵、大豆製品、鶏肉など、他のたんぱく質源も組み合わせることが大切です。

コンビニ食でも妊活中の食事は整えられますか?

コンビニ食でも、選び方を工夫すれば妊活中の食事を整えることはできます。おにぎりだけ、パンだけ、麺類だけで済ませるのではなく、ゆで卵、サラダ、豆腐、納豆、焼き魚、具だくさんの味噌汁などを組み合わせると、たんぱく質や野菜を補いやすくなります。

塩分を控えるには何から始めればいいですか?

まずは、カップ麺やラーメンの汁を残す、醤油やソースをかけすぎない、加工肉やインスタント食品の頻度を減らすことから始めるとよいでしょう。栄養成分表示の食塩相当量を見る習慣をつけることもおすすめです。急に完璧を目指すより、できるところから少しずつ整えていきましょう。

📚参考文献

 

この記事の監修者

宇都宮泰子 監修者写真

院長:宇都宮 泰子 (うつのみや やすこ)

FEMICA認定妊活指導士/鍼灸学修士/MBA(経営管理修士)
はり師・きゅう師(国家資格)

  • 日本フェムライフ統合ケア協会 代表理事
  • 日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー
  • 日本生殖医学会会員

不妊・不育症を専門とし、東洋医学と生殖医療の両面から体質改善をサポート。大学院研究員としての研究活動も行いながら、臨床現場で妊活支援に従事している。

※本記事は一般的な医学情報を提供するものであり、診断・治療を目的とするものではありません。治療方針は必ず主治医の指示に従ってください。

妊活中の食事や体質が気になる方へ

妊活中は、加工食品や添加物、塩分など、食事に関する情報を知るほど不安になることがあります。

しかし、妊娠しやすい身体づくりに大切なのは、特定の食品を過度に怖がることではなく、今の身体に必要な栄養や生活習慣を整えていくことです。

宇都宮鍼灸良導絡院では、東洋医学の視点からお身体の状態を確認し、鍼灸施術を通して自律神経や血流のバランスを整えながら、妊活中の身体づくりをサポートしています。

食事や生活習慣、冷え、疲れ、ストレスなどが気になる方は、どうぞお気軽にご相談ください🍀

24時間予約受付中

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男性が高熱を出したあと、精子はどのくらいで回復する?

投稿日:

インフルエンザやコロナ、強い風邪などで高熱が出たあと、

  • 精子に影響はあるの?
  • どのくらいで元に戻る?
  • 人工授精や体外受精は今周期していい?

と不安になる方は少なくありません。

結論からいうと、高熱のあとの精子への影響は一時的なことが多いです。

ただし、精子は毎日すぐに作られるわけではなく、作られてから成熟して射精されるまでに時間がかかります。

そのため、高熱の影響が落ち着くまで2〜3か月ほどみておく考え方がよく使われます。

特に38℃以上の発熱が数日続いた場合は、精子濃度、運動率、形態、DNAの状態に一時的な変化が出る可能性があります。

この記事の要点まとめ
  • 男性が高熱を出したあとの精子への影響は、一時的なことが多いと考えられています。
  • 精子が作られて成熟するまでには約74日かかるため、回復の目安としては2〜3か月ほどみておくと安心です。
  • 特に38℃以上の高熱が数日続いた場合は、精子濃度や運動率、形態などに一時的な変化が出ることがあります。
  • 人工授精や体外受精を控えている場合は、高熱があったことを主治医に伝え、必要に応じて精液検査を受けながら進めると安心です。
  • 1回の検査結果だけで決めつけず、体調や経過を見ながら落ち着いて判断していくことが大切です。

38℃以上の発熱で何が起こるのか

精子は熱に弱い性質があります。

そのため、38℃以上の高熱が2日以上続くような発熱があると、精巣の温度環境が乱れ、精子を作る過程に影響が出やすくなります。

研究では、発熱後に精子濃度の低下、運動率の低下、正常形態率の低下、精子DNA断片化の悪化などがみられることがあります。

こうした変化は、とくに感染から数週間〜3か月以内に出やすいと報告されています。

大切なのは、「高熱が出た=ずっと妊娠できない」ではないということです。

多くの報告では、こうした影響は永続的ではなく、時間の経過とともに回復していく可能性が高いとされています。

COVID-19後の研究でも、感染直後より3か月後のほうが精液所見が改善している傾向が示されています。

造精サイクルの目安は約74日

精子の回復時期を考えるうえで大切なのが、造精サイクルです。

人の精子は、精巣の中で作られてから成熟するまでに約74日かかるとされています。

そのため、高熱の影響を受けた精子が入れ替わるまでには、少なくとも1回分の造精サイクルが必要になります。

実際、レビュー論文でも、発熱やCOVID-19後の精子への影響は約74日、つまり1サイクル程度は見込んでおくのが妥当と整理されています。

そのため、実際の目安としては次のように考えるとわかりやすいです。

  • 軽い発熱や短期間の発熱なら、比較的早く整うこともある
  • 38℃以上の高熱が数日続いた場合は、2〜3か月ほどみると安心
  • 精液所見がもともと不安定な場合は、さらに慎重にみることがある

つまり、「解熱した翌週には完全に元通り」ではないことがある、という理解が大切です。

どのくらいで回復する?

読者の方がいちばん知りたいのは、ここだと思います。

一般的には、2〜3か月程度で回復傾向をみることが多いです。

COVID-19関連の報告では、感染後90日未満では精液所見が落ちやすく、3か月を過ぎると改善してくる傾向がみられます。

一方で、一部の研究では、完全に安定するまでに3〜6か月ほどかかる例もあります。

そのため実際には、「まずは2〜3か月をひとつの目安にし、必要なら精液検査で確認する」という考え方が現実的です。

特に、人工授精や体外受精を控えている場合は、感覚だけで判断するより、検査結果を参考にしたほうが安心です。

精液検査はいつ受けるといい?

精液検査は、高熱の直後すぎる時期より、少し間をあけてからのほうが判断しやすいです。

すぐに検査すると、そのときの一時的な悪化だけを見てしまうことがあります。

一方で、今まさに人工授精や体外受精を控えているなら、現時点の精子の状態を把握する意味で、早めに検査することにも価値があります。

考え方としては、次のように整理するとわかりやすいです。

  • 今周期に人工授精や体外受精を予定している
    まず現時点の状態確認として検査を考える
  • 回復しているかを見たい
    高熱から2〜3か月後を目安に再検する
  • 1回の結果だけで判断しないほうがよい
    精液検査は変動があるため、異常があれば再検が勧められます

つまり、「高熱後に1回悪かった=ずっと悪い」ではないということです。

精液所見は日によっても変動するため、タイミングを見て再確認することが大切です。

人工授精(AIH)前はどう考える?

人工授精では、自然妊娠よりも精液所見の影響を受けやすい面があります。

そのため、男性が高熱後まもない時期で、もともと精子濃度や運動率に不安がある場合は、今周期をそのまま進めるか、少し待つかを相談する価値があります。

特に慎重に考えたいのは、次のようなケースです。

  • 38℃以上の高熱が数日続いた
  • 発熱からまだ1か月以内
  • 以前から精液所見が不安定
  • 今回の人工授精をなるべく良い条件で受けたい

この場合は、事前に精液検査をする、もしくは1〜2周期様子を見るという考え方も現実的です。

高熱後の精子は一時的にぶれやすいため、結果が読みづらくなることがあるからです。

体外受精(IVF)・顕微授精(ICSI)前はどう考える?

体外受精や顕微授精では、採精日が重要になります。

高熱の影響が残っている時期だと、精液所見が普段より悪くなっている可能性があるため、特に男性因子がある場合は主治医に共有しておくことが大切です。

ただし、IVF/ICSIでは精子を洗浄・選別して使えることもあり、高熱後だから必ず中止というわけではありません。

一方で、できるだけ良い条件で臨みたい周期なら、採精日との距離や直近の精液所見を見て、少し延期したほうがよい場合もあります。

そのため、IVF/ICSI前の考え方としては、

  • 高熱があったことを必ず伝える
  • 可能なら事前に精液所見を確認する
  • 直前で迷う場合は主治医と相談する

この3点が大切です。

コロナとインフルエンザで違いはある?

読者の方が気にしやすい点ですが、実用上は、「ウイルスの名前」より「発熱の強さ・長さ」が大切です。

COVID-19関連の研究は多く、感染後の精液所見悪化が報告されていますが、その背景には感染そのものだけでなく、発熱や炎症反応の影響があると考えられています。

レビューでも、発熱が精子への悪影響の大きな要因として扱われています。

そのため、インフルエンザでもコロナでも、高熱が出たなら精子に一時的な影響が出る可能性があると考えておくとよいです。

逆に、熱がほとんど出ていない軽症なら、影響は比較的小さい可能性があります。

こんなときは受診・相談を

次のような場合は、泌尿器科や不妊治療クリニックへ相談すると安心です。

  • 高熱後3か月以上たっても精液所見が戻らない
  • 精液量や精子濃度が大きく落ちた
  • もともと男性不妊を指摘されている
  • 人工授精や体外受精・顕微授精を近く控えている
  • 精液検査をいつ受けるか迷っている

不安が強いときは、時間だけで判断せず、検査で確認するのがいちばん安心につながります。

よくあるご質問(FAQ)

Q1. 高熱が出たあと、精子はどれくらいで元に戻りますか?

一般的には、2〜3か月ほどをひとつの目安に考えることが多いです。

これは、精子が作られてから成熟するまでに時間がかかるためです。ただし、発熱の程度やもともとの精液所見によって個人差があるため、必要に応じて精液検査で確認しながら判断すると安心です。

Q2. 38℃以上の高熱が出た場合、どんな影響が考えられますか?

38℃以上の高熱が数日続いた場合は、精子濃度、運動率、形態などに一時的な影響が出ることがあります。

ただし、高熱が出たからといってずっと影響が残るわけではありません。多くは時間の経過とともに回復していくため、必要以上に悲観しすぎないことも大切です。

Q3. 高熱のあと、すぐに精液検査を受けたほうがいいですか?

今まさに人工授精や体外受精を控えている場合は、現時点の状態を確認する意味で早めに検査を受けることもあります。

一方で、回復しているかを見たい場合は、高熱から2〜3か月ほどたってから再検するほうが判断しやすいこともあります。精液所見は変動しやすいため、1回の結果だけで決めないことが大切です。

Q4. 高熱のあとでも、人工授精や体外受精は進めて大丈夫ですか?

必ずしも中止になるわけではありませんが、高熱の影響が残っている時期は精液所見が不安定になることがあります。

特に人工授精や採精を伴う体外受精では、高熱があったことを主治医に伝え、必要に応じて精液検査をしながら進めると安心です。できるだけ良い条件で臨みたい場合は、少し時期を調整することもあります。

Q5. どんなときに病院へ相談したほうがいいですか?

高熱後3か月以上たっても精液所見が戻らない場合や、もともと男性不妊を指摘されている場合、人工授精や体外受精を近く控えている場合は相談しておくと安心です。

また、精液検査をいつ受けるべきか迷うときも、一度相談しておくと今後の見通しが立てやすくなります。不安が強いときは、時間だけで判断せず、検査で確認していくことが大切です。

📚参考文献

この記事の監修者

宇都宮泰子 監修者写真

院長:宇都宮 泰子
(うつのみや やすこ)

FEMICA認定妊活指導士/鍼灸学修士/MBA(経営管理修士)
はり師・きゅう師(国家資格)

  • 日本フェムライフ統合ケア協会 代表理事
  • 日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー
  • 日本生殖医学会会員

不妊・不育症を専門とし、東洋医学と生殖医療の両面から体質改善をサポート。大学院研究員としての研究活動も行いながら、臨床現場で妊活支援に従事している。

※本記事は一般的な医学情報を提供するものであり、診断・治療を目的とするものではありません。治療方針は必ず主治医の指示に従ってください。

妊娠しやすい身体づくりを始めませんか?

高熱のあとに精子の状態がどう変わるのか、いつ頃から妊活を再開してよいのかは、ご自身だけでは判断しづらく、不安になる方も多いと思います。

宇都宮鍼灸良導絡院では、お体全体の状態や妊活の段階に合わせて、無理のない形で体調管理をサポートしています。

治療前後のコンディションや冷え、睡眠、自律神経の乱れが気になる方も、どうぞお気軽にご相談ください🍀

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採卵前・移植前に風邪や発熱が出たらどうする?治療を進める目安と注意点

投稿日:

体外受精の周期に入っているときに、風邪っぽさや発熱が出ると、

  • このまま採卵していいの?
  • 移植は延期したほうがいい?
  • 病院にどこまで伝えるべき?

と不安になる方は少なくありません。

結論からいうと、採卵前・移植前に風邪や発熱が出た場合は、自己判断で進めず、まず通院先へ連絡することが大切です。

特に、発熱、咳、のどの強い痛み、息苦しさ、強い倦怠感がある場合は、感染症の可能性だけでなく、処置当日の安全性や治療の進め方にも関わるため、早めの共有が安心につながります。

この記事の要点まとめ
  • 採卵前・移植前に風邪や発熱が出たときは、自己判断でそのまま進めず、まず通院先へ連絡することが大切です。
  • 軽い風邪症状でも、採卵前は処置の安全性、移植前は体調の安定や感染症状の残り具合が判断に影響することがあります。
  • 特に38℃以上の発熱、強い咳、息苦しさ、強い倦怠感がある場合は、延期を含めて慎重に相談したほうが安心です。
  • 採卵後から移植前に感染症状が出た場合は、新鮮胚移植を見送り、胚を凍結して体調が整ってから移植を検討することもあります。
  • 妊娠の可能性がある時期の薬は自己判断せず、妊活中・移植前であることを伝えたうえで、医師や薬剤師に確認しながら使うことが大切です。

まず大前提|「受けられるか」より「安全に受けられるか」

採卵や移植は予定どおり進めたい気持ちが強くなりやすい治療です。

ただ、体調不良があるときは、予定どおりできるかだけでなく、今の体で安全に受けられるかという視点がとても大切です。

採卵は処置そのものが体の負担になりますし、移植も感染症状や発熱を抱えたまま行うより、落ち着いた状態で臨んだほうが安心です。

実際に、一部の不妊治療施設では、採卵後から移植前に感染症状が出た場合、新鮮胚移植は行わず、胚を凍結して後日に移植する方針が案内されています。

採卵前に発熱した場合の考え方

微熱や軽い風邪症状だけのとき

鼻水、軽いのどの違和感、37℃台前半の微熱など、比較的軽い症状だけのこともあります。

この場合でも、「軽いから言わなくていい」とは考えず、まずはクリニックへ連絡するのが基本です。

採卵前は排卵誘発の注射やホルモン変化で体調が読みづらくなっていることもあり、本人が軽症と思っていても、クリニック側では来院方法や診察の順番、検査の要否を調整したいことがあります。

38℃以上の発熱があるとき

38℃以上の発熱がある場合は、自己判断で採卵に進まないほうがよいケースが多いです。

強い発熱は感染症だけでなく、脱水、全身状態の悪化、処置時の負担増加にもつながります。

また、採卵当日は処置や鎮静を伴うこともあるため、発熱や呼吸器症状がある状態では安全面の確認がより重要になります。

採卵前に病院へ伝えるべきこと

連絡するときは、次の点を簡潔にまとめるとスムーズです。

  • いつから症状があるか
  • 最高体温は何度か
  • 咳、のどの痛み、鼻水、倦怠感、息苦しさの有無
  • 同居家族や職場で感染者がいるか
  • 検査を受けたか、結果はどうか
  • 採卵予定日がいつか
  • 服用した薬があるか

こうした情報があると、クリニック側も採卵を進めるか、延期するか、診察方法を変えるかを判断しやすくなります。

移植周期で風邪をひいたときの注意点

移植前は「熱の有無」と「全身状態」が大切

移植前に風邪をひいた場合、気になるのは「移植に悪影響があるのでは?」という点だと思います。

軽い鼻風邪程度で、発熱もなく、食事や睡眠が保てているなら、必ずしも中止になるとは限りません。

ただし、発熱、強い咳、倦怠感、息苦しさがあるときは、移植延期を含めた相談が必要です。

移植直前の発熱はどう考える?

移植直前に発熱している場合は、その日の体調だけでなく、感染症の種類、症状の強さ、使う薬、クリニックの方針まで含めて判断されます。

特に新鮮胚移植では、採卵後に感染症状が出た場合、移植を見送り、胚を凍結するという運用が実際に案内されている施設もあります。

これは悲観的な判断ではなく、より整った体調で次の移植に臨むための前向きな調整と考えてよいと思います。

移植周期で自己判断しないほうがよいケース

次のような場合は、特に自己判断で進めないほうが安心です。

  • 38℃以上の発熱がある
  • 解熱しても強いだるさが残る
  • 咳が強い、息苦しい
  • コロナやインフルエンザが疑われる
  • 受診や検査をしていない
  • 妊娠の可能性がある時期に飲んだ薬がある
  • クリニックへまだ連絡していない

このようなときは、「大丈夫かも」で進めるより、先に相談するほうが結果的に安心です。

病院に伝えるべきこと

採卵前でも移植前でも、病院へは次の内容を共有しておくと役立ちます。

  • 症状が出た日
  • 最高体温
  • 現在の症状
  • 家族や周囲の感染状況
  • 自宅検査や医療機関での検査結果
  • 内服した市販薬、処方薬
  • 採卵日、移植日、受診予定日

とくに妊娠の可能性がある時期の薬は大切です。

妊娠中や妊娠を考えている時期の薬については、自己判断ではなく医師や薬剤師に確認するよう案内されています。

薬はどうする?我慢しすぎないことも大切

妊娠の可能性がある時期は薬が心配になりますが、高熱を我慢しすぎることにも注意が必要です。

産婦人科や公的機関の案内では、妊娠中の発熱はリスクになりうるため、必要に応じてアセトアミノフェンで対応することが案内されています。

また、インフルエンザが疑われる場合は、妊娠中は重症化リスクが高いため、早期の抗ウイルス治療が勧められています。

つまり、採卵前・移植前であっても、「薬が怖いから何もせず我慢する」より、妊活中・移植前であることを伝えたうえで適切な薬を選ぶことが大切です。

採卵前・移植前で判断が違いやすいポイント

採卵前

採卵前は、処置の安全性がとても重要です。

発熱や呼吸器症状があると、当日の体調、鎮静、感染管理の面から、延期や方針変更の可能性があります。

移植前

移植前は、今の体調で落ち着いて臨めるかが大切です。

特に採卵後に症状が出た場合は、新鮮胚移植を見送り、凍結胚移植へ切り替える考え方もあります。

よくあるご質問(FAQ)

Q1. 採卵前に少し風邪っぽいだけでも病院に連絡したほうがいいですか?

はい、軽い風邪症状でも一度連絡しておくと安心です。

採卵前はホルモン変化や体調の揺らぎもあるため、ご自身では軽い症状だと思っていても、クリニック側で来院方法や診察の進め方を調整したいことがあります。迷ったときほど、早めに共有しておくほうが安心です。

Q2. 採卵前に38℃以上の発熱が出た場合、そのまま進めても大丈夫ですか?

38℃以上の発熱がある場合は、自己判断で進めず、まず通院先へ相談することが大切です。

発熱があると、感染症の可能性だけでなく、脱水や全身状態の低下、処置当日の安全性にも関わることがあります。採卵を予定どおり行うかどうかは、症状の強さや検査結果、クリニックの方針をふまえて判断してもらうのが安心です。

Q3. 移植前に風邪をひいたら、必ず延期になりますか?

必ずしも延期になるとは限りません。

発熱がなく、鼻水や軽いのどの違和感程度で、食事や睡眠が取れていて全身状態が安定していれば、そのまま進められる場合もあります。ただし、発熱や強い咳、だるさがある場合は延期を含めた相談が必要になることがあります。

Q4. 病院にはどんなことを伝えておくとよいですか?

症状が出た日、最高体温、現在の症状、家族や周囲の感染状況、検査結果、飲んだ薬、採卵日や移植日を伝えておくとスムーズです。

特に妊娠の可能性がある時期に飲んだ薬は大切な情報です。できるだけ具体的に伝えることで、クリニック側も今後の方針を判断しやすくなります。

Q5. 移植前や採卵前は、薬を飲まずに我慢したほうがいいですか?

薬を自己判断で使わないことは大切ですが、発熱やつらい症状を無理に我慢しすぎる必要はありません。

妊活中や移植前であることを伝えたうえで、医師や薬剤師に確認しながら適切な薬を選ぶことが大切です。高熱を放置するよりも、必要な治療を受けながら体調を整えるほうが安心につながることもあります。

📚参考文献

この記事の監修者

宇都宮泰子 監修者写真

院長:宇都宮 泰子
(うつのみや やすこ)

FEMICA認定妊活指導士/鍼灸学修士/MBA(経営管理修士)
はり師・きゅう師(国家資格)

  • 日本フェムライフ統合ケア協会 代表理事
  • 日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー
  • 日本生殖医学会会員

不妊・不育症を専門とし、東洋医学と生殖医療の両面から体質改善をサポート。大学院研究員としての研究活動も行いながら、臨床現場で妊活支援に従事している。

※本記事は一般的な医学情報を提供するものであり、診断・治療を目的とするものではありません。治療方針は必ず主治医の指示に従ってください。

妊娠しやすい身体づくりを始めませんか?

採卵前や移植前に体調を崩すと、「このまま進めてよいのか」「延期したほうがよいのか」と不安になる方も多いと思います。

宇都宮鍼灸良導絡院では、不妊治療と併用しながら、お体の状態や治療周期に合わせたサポートを行っています。

体調の乱れや冷え、睡眠の不安定さが気になるときも、無理のない形でご相談いただけますので、治療前後の体調管理が気になる方はお気軽にご予約ください🍀

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発熱後の妊活再開はいつから?タイミング法・人工授精・体外受精の目安

投稿日:

妊活中にインフルエンザやコロナ、強い風邪などで発熱すると、

  • 今周期のタイミングは取っていいの?
  • 人工授精はそのまま進めても大丈夫?
  • 採卵や移植は延期したほうがいい?

と迷う方は少なくありません。

結論からいうと、発熱後の妊活再開時期は一律ではありません。

大切なのは、熱の高さ、何日続いたか、男女どちらが発熱したか、そして治療がタイミング法・人工授精・体外受精のどの段階かを分けて考えることです。

特に男性の高熱は一時的に精子へ影響することがあり、女性は解熱後に再開しやすい一方で、体調や周期の乱れが残るなら無理をしない判断も大切です。

この記事の要点まとめ
  • 発熱後の妊活再開は一律ではなく、熱の高さや続いた日数、男女どちらが発熱したか、治療内容によって考え方が変わります。
  • 女性は解熱して体調が戻れば再開を検討しやすい一方で、強い倦怠感や咳、周期の乱れが残る場合は無理をしないことが大切です。
  • 男性が38℃以上の高熱を出した場合は、精子に一時的な影響が出ることがあり、特に人工授精や体外受精では慎重に判断したほうが安心です。
  • タイミング法は比較的柔軟に考えやすいですが、人工授精や採卵・移植を伴う周期では、通院先へ早めに相談することが大切です。
  • 発熱後は「何日待つか」だけで決めるのではなく、体調の回復や治療段階をふまえて、無理のない形で再開を考えていきましょう。

まず結論|再開の目安をシンプルにいうと

微熱〜短期間の発熱で、解熱後に体調が戻っている場合は、女性側は次のタイミングや治療を再開しやすいことが多いです。

一方で、38℃以上の高熱が複数日続いた場合は、男性側の精子への影響を少し長めに見ておくほうが安心です。

精子は作られて成熟するまで約74日かかるとされており、高熱後の影響がしばらく残る可能性があります。

また、妊娠の可能性がある時期や妊娠初期は、発熱を我慢しすぎないことも大切です。

発熱が続くときは自己判断で無理をせず、早めに医療機関へ相談し、必要に応じて解熱や治療を受けましょう。

発熱の程度別に考える妊活再開の目安

37℃台の微熱や、1日程度で下がった発熱

微熱や短期間の発熱で、食事・睡眠・日常生活がほぼ戻っているなら、再開を急いで避ける必要はないケースが多いです。

ただし、無理に予定を詰めるより、だるさや咳、脱水感が残っていないかを確認したうえで判断するのが安心です。

感染後すぐは体力が落ちていることもあるため、「解熱した=完全回復」とは限りません。

38℃以上の高熱が2日以上続いた場合

この場合は、男性側の精子への影響をやや慎重に見る価値があります。

高熱は精子濃度、運動率、正常形態率に一時的な悪影響を与える可能性があり、感染症からの回復後しばらくは精液所見が落ちやすいとする報告があります。

女性側では、成熟した卵子そのものが高熱で大きく傷むとまでは言い切れませんが、発熱や全身炎症で排卵時期や内膜環境が一時的に揺らぐことはありえます。

解熱後に再開できることは多いものの、強い倦怠感や周期の乱れが残るなら、1周期見送る判断も現実的です。

高熱に加えて息苦しさ、強い倦怠感、長引く症状がある場合

この場合は、妊活再開を考える前に体の回復を優先したほうがよいです。

妊娠の可能性がある時期や治療周期に入っている時期ほど、自己判断より受診を優先したほうが安全です。

男性の高熱後、何周期みるべき?

男性が38℃以上の高熱を出したあと、いちばん多い疑問が「今周期のタイミングや人工授精は意味がある?」というものです。

精子は作られてから射精されるまでに時間がかかるため、高熱の影響はその場ですぐ終わるとは限りません。

文献では、発熱後に精液所見が一時的に悪化し、その影響が約74日、つまり1回の精子形成サイクル程度続く可能性が示されています。

目安としては、次のように考えると整理しやすいです。

タイミング法の場合

解熱後に体調が戻っていれば、今周期を完全に諦める必要はありません。

ただし、高熱がしっかり続いたあとなら、「今周期は可能性が少し読みにくい」と理解したうえで臨むほうが気持ちの整理はしやすいです。

人工授精(AIH)の場合

人工授精では精液所見が結果に影響しやすいため、男性の高熱後まもない周期は少し慎重に考えたいところです。

特に普段から精液所見にばらつきがある場合は、精液検査を挟む、もしくは1〜2周期様子を見るという考え方が現実的です。

体外受精・顕微授精(IVF/ICSI)の場合

採卵や受精の一回一回が重いため、男性が高熱後すぐであれば、採精予定日との距離を意識するのがおすすめです。

高熱後まもない時期は精子の質がぶれやすいため、特に男性因子がある場合は、主治医に「高熱があった」と必ず共有しておく価値があります。

女性は解熱後、いつから再開を考えていい?

女性側は、解熱して体力が戻れば再開を検討しやすいことが多いです。

男性ほど「数か月待つ」話になりやすいわけではありません。

ただし、再開の目安は「熱が下がった日」ではなく、

  • だるさが強く残っていないか
  • 食事や睡眠が戻っているか
  • 咳や息苦しさが残っていないか
  • 月経周期や排卵のサインが大きく乱れていないか

で判断するのが実際的です。

女性では「高熱だったから数か月妊活できない」と考えるより、まず体調を整え、必要なら医師に相談しながら次周期を見ていくという考え方のほうが現実的です。

タイミング法は今周期していい?

タイミング法は、3つの治療の中でいちばん柔軟に判断しやすい方法です。

女性だけが短期間発熱し、すでに解熱して体調が戻っているなら、今周期にタイミングを取ること自体は検討しやすいです。

一方で、男性が高熱後まもない場合は、タイミングを取ることはできても、精子側の影響で結果が読みづらい可能性があります。

なので、タイミング法での考え方は、「してはいけない」ではなく、「今周期は挑戦してもよいが、男性の高熱後は期待値がぶれやすい」と整理するのが近いです。

精神的に引きずりやすいご夫婦なら、無理に今周期へこだわらず、体調回復を優先して次周期へ切り替えるのもよい判断です。

人工授精(AIH)は見送ったほうがいい?

人工授精は、自然のタイミング法よりも精液所見の影響を受けやすいため、男性の高熱後は少し慎重に見たい場面があります。

特に、

  • 普段から精子濃度や運動率が低め
  • 当周期がとても大事な1回
  • 発熱が38℃以上で数日続いた

という条件が重なるなら、見送りや事前の相談を考える価値が高いです。

逆に、女性側の発熱が短期間で、すでに解熱して体調が戻り、医師から問題ないと言われているなら、人工授精をそのまま進める判断もありえます。

つまり人工授精は、「女性の回復度」よりも「男性の高熱の有無」が判断に影響しやすい治療と考えるとわかりやすいです。

体外受精(IVF)・顕微授精(ICSI)は延期したほうがいい?

採卵前

採卵前は、発熱や感染があるならまず通院先へ早めに申告が基本です。

感染状況に応じて生殖補助医療を安全に行うための配慮は各施設で重視されており、感染がある患者さんの取り扱いは時期や施設方針で変わる前提があります。

女性が発熱中、あるいは解熱直後でも強い倦怠感があるなら、採卵は身体的負担もあるため無理をしないほうが安心です。

男性が高熱後まもない時期で、採精が重要になる周期なら、採卵を進めるかどうかは精子要因も含めて主治医と相談したいところです。

移植前

移植前は、「子宮内膜」「全身状態」「感染症状の残り具合」が気になります。

女性側の発熱がすでに治まり、食事や睡眠も戻っているなら移植に進めるケースはありますが、咳・強いだるさ・発熱のぶり返しがあるなら延期のほうが安心なこともあります。

移植は“受けられるか”だけでなく、“落ち着いた状態で臨めるか”も大切だからです。

胚移植を延期する判断が向くケース

  • 解熱していない
  • 解熱後も体調がかなり不安定
  • 妊娠の可能性がある時期に使う薬が整理できていない
  • 男性の高熱後すぐで、採精条件が悪化しそう
  • 施設から延期を勧められている

このような場合は、延期は「後ろ向き」ではなく、整った条件で臨むための前向きな調整と考えてよいです。

妊活再開前に確認したい3つのこと

1. 熱が下がっただけでなく、体調が戻っているか

解熱しても、食欲不振や睡眠不足、脱水、強い疲労感が残っていれば、妊活再開の負担が大きくなります。

2. 男性の高熱があったか

男性の38℃以上の高熱が続いたなら、1〜2周期は結果が読みにくいことがあります。

必要に応じて精液検査を挟むと判断しやすくなります。

3. 薬の整理ができているか

妊娠の可能性がある時期の発熱では、解熱薬や抗ウイルス薬を自己判断せず、医師や薬剤師に確認することが大切です。

インフルエンザでは妊娠中の治療としてオセルタミビルが推奨され、バロキサビルは妊娠中には推奨されていません。

また、妊娠中や妊娠の可能性がある場合でも、必要な治療を一律に避けるのではなく、状況に応じて適切な治療を受けることが重要です。

この記事のまとめ

  • 発熱後の妊活再開は、「何日待つか」だけで決めるものではありません。
  • 女性は解熱後に体調が戻れば再開しやすい一方、男性の高熱後は精子への一時的影響を見込んで考えることが大切です。
  • タイミング法は比較的柔軟に判断しやすいですが、人工授精や採精を伴う治療では慎重な判断が必要になることがあります。
  • 採卵前や移植前に発熱した場合は、自己判断せず、早めに通院先へ相談することが大切です。
  • 妊娠の可能性がある時期の発熱では、薬も含めて自己判断せず確認しながら進めましょう。
よくあるご質問(FAQ)

Q1. 発熱した周期でも、タイミングは取っていいですか?

女性だけが短期間発熱し、すでに解熱して体調が戻っている場合は、今周期にタイミングを取ることを検討しやすいです。

ただし、男性が高熱後まもない場合は、精子への影響で結果が読みにくくなることがあります。無理に今周期にこだわりすぎず、体調や状況に合わせて判断することが大切です。

Q2. 男性が高熱を出した場合、どれくらい妊活を慎重に考えたほうがいいですか?

38℃以上の高熱が数日続いた場合は、精子の状態に一時的な影響が出ることがあります。

特に人工授精や体外受精では結果に関わることがあるため、1〜2周期ほど慎重に考えたり、必要に応じて精液検査を受けたりすると判断しやすくなります。

Q3. 女性は解熱したらすぐ妊活を再開しても大丈夫ですか?

女性は、熱が下がったあとに食事や睡眠が戻り、だるさや咳などの症状が落ち着いていれば、再開を検討しやすいことが多いです。

ただし、解熱していても体調が十分に戻っていない場合は、無理をせず1周期様子を見ることも大切です。

Q4. 人工授精や体外受精は、発熱後すぐでも進めてよいですか?

女性の体調が戻っていて、通院先から問題ないと判断されていれば進められる場合もあります。

ただし、男性の高熱後まもない時期は精液所見が不安定になることがあるため、人工授精や採精を伴う治療では、事前に主治医へ相談しておくと安心です。

Q5. 採卵前や移植前に発熱した場合、まず何をすればいいですか?

採卵前や移植前に発熱した場合は、自己判断で進めず、できるだけ早めに通院先へ連絡することが大切です。

体調の回復具合や治療内容によって判断は変わるため、「このまま進めてよいか」「延期したほうがよいか」を確認しながら、無理のない形で進めましょう。

📚参考文献

この記事の監修者

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院長:宇都宮 泰子
(うつのみや やすこ)

FEMICA認定妊活指導士/鍼灸学修士/MBA(経営管理修士)
はり師・きゅう師(国家資格)

  • 日本フェムライフ統合ケア協会 代表理事
  • 日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー
  • 日本生殖医学会会員

不妊・不育症を専門とし、東洋医学と生殖医療の両面から体質改善をサポート。大学院研究員としての研究活動も行いながら、臨床現場で妊活支援に従事している。

※本記事は一般的な医学情報を提供するものであり、診断・治療を目的とするものではありません。治療方針は必ず主治医の指示に従ってください。

妊娠しやすい身体づくりを始めませんか?

発熱のあとに妊活を再開してよいのか、今周期をどう考えればよいのかは、ご自身だけで判断しにくいこともあると思います。

宇都宮鍼灸良導絡院では、お体の状態や治療の段階に合わせて、妊活中の体調管理を丁寧にサポートしています。

感染後の不調や冷え、睡眠の乱れが気になる方も、無理のない形でご相談いただけますので、不安が続くときはお気軽にご予約ください🍀

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妊活中の銅の摂取量と銅が多い食品

投稿日:

妊活中は、葉酸や鉄、たんぱく質など「足りているか」が気になる方が多いと思います。

その一方で、栄養素の中には不足だけでなく、摂りすぎにも少し注意したいものがあります。

そのひとつが銅です。

銅は身体に必要なミネラルで、エネルギーをつくることや、血管・結合組織の維持、鉄の代謝などに関わっています。

そのため、銅そのものが悪いわけではありません。

ただ、近年は銅の摂取量が多いことと、腸内環境や卵巣機能との関係が注目されています。

今回は、2023年に報告された研究をもとに、妊活中の銅の摂取量の考え方と、銅が多い食品について、わかりやすくまとめます。

銅はどれくらいから多いの?

まず気になるのが、「銅の摂りすぎって、どのくらいからなの?」という点ではないでしょうか。

日本人の食事摂取基準(2025年版)では、成人女性の銅の推奨量は0.7mg/日、成人男性は0.8〜0.9mg/日とされています。

また、健康長寿ネットでは、18歳以上の男女の耐容上限量は7mg/日と整理されています。

一方、今回の研究では、1日あたり約1.992mgを境にして、PCOSの発症リスクとの関連がみられました。

ただし、この数字は研究の中で比較に使われたラインであり、「1.992mgを超えたらすぐに有害」という意味ではありません。

つまり、妊活中に意識したいのは、銅を極端に避けることではなく、偏って多くなりすぎないことです。

この研究ではどんなことがみられたのか

この研究では、PCOSの女性181名とPCOSではない女性181名を対象に、食事からの銅摂取量と腸内細菌の状態が調べられました。

その結果、銅の摂取量が多い群ほど、PCOSの発症リスクが高い傾向がみられました。

特に、1日約1.992mg以上の銅を摂っていた女性では、それ未満の女性に比べてPCOSリスクが1.813倍高かったと報告されています。

さらに、PCOSの方では、腸内環境に関わるバクテロイデス属の割合が少ないことも示されました。

研究では、銅の摂取量が多いことが腸内細菌のバランスに影響し、そのことがPCOSや卵巣機能に関わっている可能性が示唆されています。

また、ラットを使った実験では、銅の多い食事によって次のような変化が確認されました。

  • 腸内環境の乱れ
  • 炎症の増加
  • 酸化ストレスの増加
  • ホルモンの伝達への影響
  • 卵胞発育への影響

この研究からは、銅の摂りすぎが、腸内環境の乱れを通して卵巣のはたらきに影響する可能性があるという流れが見えてきます。

銅が多い食品

では、銅はどんな食品に多く含まれているのでしょうか。

銅を多く含む食品としては、次のようなものがあります。

貝類・魚介類

  • 牡蠣
  • 貝類全般

内臓類

  • 牛レバー
  • 豚レバー
  • その他の内臓肉

ナッツ・種実類

  • カシューナッツ
  • アーモンド
  • ごま
  • ひまわりの種
  • かぼちゃの種

豆類・豆製品

  • 大豆
  • レンズ豆
  • いんげん豆
  • 豆製品

穀類

  • 全粒穀物
  • 小麦ふすまを使った食品
  • 雑穀系の食品

嗜好品

  • チョコレート
  • ココア

NIHの銅に関する資料でも、貝類、ナッツ、種実類、内臓肉、全粒穀物、チョコレートなどが銅の多い食品として挙げられています。

食事だけで心配しすぎなくていいの?

ここは大事なポイントですが、ふつうの食事だけですぐに銅の摂りすぎになるとは限りません。

銅を多く含む食品は、身体に悪い食品というわけではなく、むしろ栄養価の高いものも多いです。

牡蠣や豆類、ナッツ類などは、妊活中の食事の中でも取り入れられることのある食品です。

そのため、問題になるのは「銅を含む食品を食べること」そのものではなく、偏りが続くことです。

たとえば、次のような場合は少し全体を見直してみてもよいかもしれません。

  • レバーをよく食べる
  • ナッツを毎日かなり多く食べる
  • チョコレートやココアを習慣的に多く摂る
  • サプリメントをいくつも併用している

NIHでも、銅はサプリメントからも摂取されうるとされています。

妊活中に気をつけたいのは「足しすぎ」

妊活中は、何か身体に良さそうなものがあると、つい「足したくなる」ことがあります。

ですが、ミネラルは多ければ多いほどよいというものではありません。

特に注意したいのが、サプリメントの重複です。

マルチビタミン・ミネラル、妊活用サプリ、健康食品などをいくつか一緒に使っていると、銅が重なって入っていることがあります。

食事に加えてサプリが重なると、思っている以上に摂取量が増えることがあります。

妊活中は、「何を足すか」よりも、今の食事やサプリが偏っていないかを見ることの方が大切なこともあります。

大切なのは、ひとつの栄養素だけを見すぎないこと

今回の研究はとても興味深いものですが、これだけで「銅が多いと必ず妊娠しにくくなる」とまでは言えません。

PCOSや排卵の問題には、体重、インスリン抵抗性、睡眠、ストレス、運動、ほかの栄養素バランスなど、さまざまな要素が関わります。

そのため、銅だけを悪者にするのではなく、腸内環境も含めた全体のバランスを見ることが大切です。

まとめ

銅は身体に必要なミネラルですが、2023年の研究では、食事からの銅摂取量が約2mg/日以上の群で、PCOSリスク上昇との関連が報告されました。

また、腸内細菌のバランスの変化や、動物実験では卵胞発育への影響も示されています。

銅が多い食品には、牡蠣などの貝類、レバー、ナッツ、種実類、豆類、全粒穀物、チョコレート、ココアなどがあります。

ただし、通常の食事だけで必要以上に心配しすぎる必要はありません。

妊活中に意識したいのは、ひとつの食品やサプリに偏らないこと、そして全体のバランスを整えることです。

📚参考文献

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宇都宮泰子 監修者写真

院長:宇都宮 泰子
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FEMICA認定妊活指導士/鍼灸学修士/MBA(経営管理修士)
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  • 日本フェムライフ統合ケア協会 代表理事
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※本記事は一般的な医学情報を提供するものであり、診断・治療を目的とするものではありません。治療方針は必ず主治医の指示に従ってください。

妊娠しやすい身体づくりを始めませんか?

妊活中は、身体にいいと思って取り入れている食事やサプリが、知らないうちに偏りにつながっていることもあります。

「今の食事バランスで大丈夫かな」「サプリの選び方が合っているか不安」と感じる方は、お一人で抱え込まずにご相談ください。

宇都宮鍼灸良導絡院では、妊活のお身体の状態を東洋医学の視点もふまえて確認しながら、無理のない身体づくりをサポートしています。

食事や生活習慣を見直しながら、妊娠に向けた体調管理を整えていきたい方は、ぜひ一度ご予約ください🍀

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38歳 2人目妊活 鍼灸と2段階移植で陽性反応

投稿日:

吹田市からお越しのHさん(38歳)が妊娠されました。

 

当院にお越しになるまでの経緯

Hさんは、以前1人目妊活の時も当院で鍼灸を受けられ、妊娠・出産されていました。

(Hさんの1人目妊活の妊娠報告ブログはこちらからご覧ください。)

1人目のお子さんを出産され、6ヶ月が経過した際、2人目妊活のため再び宇都宮鍼灸良導絡院にお越しになりました。

その時の不妊治療の状況は、これから不妊治療専門クリニックの再診を予定しておられ、1人目妊活の時の凍結卵が保存されており、残ってる凍結卵での移植を計画されていました。

2人目妊活のため、妊娠しやすい体づくりのため「体質改善」と「移植に向けて」という動機で鍼灸をご希望されました。

Fさんの週に1回の2人目妊娠に向けての鍼灸が始まりました。

 

患者さん情報

来院の動機:不妊症

鍼灸の経験:あり

体調:やや疲れている

体質:肩こり、腰痛、気圧や天候によって不調が出やすい、便秘

睡眠:平均睡眠時間7時間(就寝0時~起床6時と昼寝)、夢をよく見る

生理:順調(26~28日で規則的)、月経前(PMS)は頭痛、肩こり、気分の落ち込みがある。月経時は腰痛がある。経血の状態は暗赤色。

食生活:1日3食、夕食の時間21時~22時(外食は少ない)、食の好みは刺激物を好む、飲み物は水、お茶、コーヒー。飲酒・喫煙はなし。

運動:時々する

入浴:全身浴(湯船に浸かる)

自身で妊活のために行っているセルフケア:ストレッチ

 

Hさんの妊娠に至るまでの経緯

2026年4月 お休み周期

当院にお越しになったとき、7月に移植を予定されていました。

現在は、育児で忙しいため、1人目妊活の時のような自身の体のメンテナンスやケアが後回しになっていて、首肩コリや頭痛、腰痛、腱鞘炎など不調が多く見られたため、妊娠しやすい体づくりのため、不調に対する施術と移植に向けて子宮への血流を促進させ内膜環境を良くする施術を同時に行うようにしました。

そのほか、クリニックの再診をいつから始めるか、ERA・EMMAを受けるかお悩み中でした。

1人目妊活の時、当院の妊活ヨガの時、偶然一緒に参加された他の患者さんのTさんも同じ悩みとのことでした。そのお悩みを話し合いながら、鍼灸施術を行い、今後の不妊治療を計画されました。

2026年5月 検査周期

クリニックの検査を悩まれた結果、Hさんは慢性子宮内膜炎の検査を受けることにされました。

検査後の次周期に移植を予定され、この時も体質の改善と子宮の血流促進の施術を行いました。(当院の不妊鍼灸についての詳しい内容はこちらからご覧ください。)

慢性子宮内膜炎の検査結果は無事問題なしでした。予定通り次の周期の6月下旬に移植予定されました。

2026年6~7月 移植予定(自費治療)

今回、Hさんの不妊治療は自費治療でした。その理由は、1人目妊活の時、まだ不妊治療に保険が適用されていない時の妊娠・出産だったため、今回も前回陽性判定を受けた方法を実施する方針でした。鍼灸では移植に向けて、フカフカの子宮内膜を育てるために子宮の血流促進を図る施術を行いました。移植1段階目の移植時の内膜の厚さは10.6ミリでした。判定結果は陰性。PGT-A正常胚を移植したにもかかわらずこの結果にHさんはショックを受けられていました。

それでも、Hさんは諦めずに次も移植を続けることにされました。

2026年8~9月 移植周期(ホルモン補充周期・保険適用)

今回から不妊治療は保険適用にされました。今回も移植方法は2段階移植。

1段階目の移植時の子宮内膜の厚さは12.6ミリ。卵のグレードは3AA。移植の前後は鍼灸レーザーで着床を誘導できるよう施術を行いました。BT12の判定結果は見事陽性反応が確認できました(hCG値305)。

この時から、マタニティ鍼灸に切り替え、流産予防のための施術と、首肩コリ、腰痛、つわり、胃のムカムカなど安心安全なマタニティ生活を送れるよう不調の施術を行いました。その後、心拍も確認でき、クリニックを卒業されました。

マタニティ鍼灸を妊娠18週まで続け、ご実家の栃木に帰省されました。

 

Hさん、本当におめでとうございます。

無事、ご出産されることをスタッフ一同願っています。

また、戦友のTさんの妊活もFさんに続いて妊娠・出産できるようしっかり全力でサポートいたします。

また何かお困りのことがございましたら、いつでもサポートさせていただきますのでよろしくお願いいたします。

 

Hさん妊娠お喜びの声

▢お悩みの症状またはご来院当初の目的をお聞かせください 

 第1子の時から、採卵、移植、妊娠後の施術でお世話になり、第2子も同様に、今回は 移植4ヶ月前から通院し、身体を整え、移植前後の施術、妊娠後の施術をお願いしました。

▢鍼灸以外で妊娠(陽性反応)された方法に〇をつけてください。
 体外受精 (採卵:顕微授精、移植:2段階移植)

▢ご自身で「これは良かった!」「自分に合っていた!」と思われた妊活があればお教えください。
 自宅灸・温活・ウォーキング・サプリメント・その他(ランニングをしていましたが、夏の移植ということもあり、動きすぎと言われ、ランニングは止めて妊娠に至りました。)

鍼灸施術を受けていただいた感想をお聞かせください
 第2子ということもあり、鍼灸と育児の両立が課題でした。(クリニックは託児があったため、問題なし)。

貴院に相談したとこところ、子供が過ごせるスペースをお借りさせていただき、幸い同じタイミングで妊活・責院で施術する友人がいたことから、一緒に協力し、貴院には、施術時間を調整していただいただき、数ヶ月間通院することができました。
また、移植前後の鍼灸・レーザーはもちろんのこと、つわり中の施術で症状が軽くなり、とてもありがたかったです。

▢同じように悩まれている方へアドバイス(ご自身でやって良かったこと、若しくは続けることが出来たセルフ妊活など)、やメッセージがあればお願いいたします。
 第2子妊活のため、第1子の時のようにストレッチやヨガ、ランニング、筋トレなど思うようにいかず、睡眠を削って頑張ったところ、PGT-A正常胚の移植にもかかわらず、陰性という結果を受け、ショックを受けました。次の移植の時は、やりすぎと医師にいわれたランニングや筋トレなどの運動は一切止めて、(サプリのみ)、ゆったりとした気持ちで臨んだところ、上手くいきました。頑張りすぎる生酛を捨てることが大切だなとと感じました。

※【免責事項】すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。

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胚移植後に美容院へ行っても大丈夫?ヘアカラー・ネイル・まつエクの注意点

投稿日:

胚移植後の方から、
「移植後に美容院へ行っても大丈夫ですか?」
「ヘアカラーやネイルは着床に影響しませんか?」
「まつエクやまつ毛パーマは避けた方がいいですか?」
と相談されることがあります。

結論からいうと、胚移植後に美容院へ行くこと自体が、着床を妨げると断定できる根拠はありません。

胚移植後は「安静にしていないと胚が落ちてしまうのでは」と不安になる方もいますが、移植後に長時間のベッド上安静をすすめる根拠は乏しく、日常生活は大きな無理がなければ普段通りでよいとされています。

ただし、美容院・ネイル・まつエクなどは、長時間同じ姿勢になる、においで気分が悪くなる、体が冷える、疲れる、予定を入れすぎてストレスになる、といった負担が出ることがあります。

そのため大切なのは、「美容院が絶対にダメ」と考えることではなく、判定日まで体調が安定して過ごせるかどうかを基準に判断することです。

この記事の要点まとめ
  • 胚移植後に美容院へ行くこと自体が、着床を妨げるとは限りません。
  • ヘアカラー・ネイル・まつエクそのものより、長時間の施術・におい・冷え・疲労に注意が必要です。
  • 不安が強い場合は、移植前に美容の予定を済ませておくと安心です。
  • 移植後から判定日までは、予定を詰め込みすぎず、体調を優先しましょう。
  • クリニックから指示がある場合は、必ず主治医の方針に従いましょう。

胚移植後の美容院が着床に直接影響する?

胚移植後に美容院へ行ったからといって、それだけで着床が妨げられると考えすぎる必要はありません。

着床には、胚の状態、子宮内膜の状態、ホルモン環境、年齢、染色体の要因など、さまざまな要素が関係します。美容院へ行ったかどうかだけで結果が決まるわけではありません。

また、移植後にずっと横になって過ごさなければならないわけでもありません。ASRMの胚移植ガイドラインでは、胚移植後のベッド上安静は推奨されないとされています。

とはいえ、移植後は心身ともに敏感になりやすい時期です。美容院へ行くことでリラックスできる方もいれば、反対に「本当に大丈夫かな」と不安が強くなる方もいます。

不安を感じながら無理に予定を入れるよりも、ご自身が安心して過ごせる選択をすることが大切です。

胚移植後に美容院へ行く場合の注意点

胚移植後に美容院へ行く場合は、施術そのものよりも、体への負担を減らす工夫を意識しましょう。

  • 長時間の施術を避ける
  • 体が冷えないようにする
  • においで気分が悪くなりやすい場合は無理をしない
  • 施術中にしんどくなったらすぐに伝える
  • 移植当日や翌日は予定を詰め込みすぎない
  • 帰宅後にゆっくり休める日を選ぶ
  • クリニックから指示がある場合は主治医に確認する

特に胚盤胞移植後は、判定日までの数日間をとても慎重に過ごしたくなる方が多いです。過度な安静は必要ない一方で、「疲れすぎない」「冷やさない」「不安を増やさない」ことは大切にしてよいでしょう。

胚移植後のヘアカラーは大丈夫?

胚移植後のヘアカラーが、着床に直接悪影響を与えると断定できる根拠はありません。

ただし、ヘアカラーは薬剤のにおいが気になったり、長時間座ったままになったり、シャンプー台で首や腰に負担がかかったりすることがあります。

また、移植後は少しのことでも不安になりやすいため、「カラー剤が影響したのでは」と後から心配になる可能性がある方は、移植前に済ませておく方が安心です。

ヘアカラーをするなら気をつけたいこと

  • 移植当日や翌日は避け、体調のよい日を選ぶ
  • 長時間かかるメニューは避ける
  • 換気のよい美容院を選ぶ
  • 頭皮が敏感な場合は事前に美容師へ伝える
  • 気分が悪くなったらすぐに中断してもらう

妊活中・妊娠中のヘアカラーについては、別記事でも詳しく解説しています。

胚移植後のネイルは大丈夫?

胚移植後のネイルが、着床に直接影響すると考えすぎる必要はありません。

ただし、ネイルサロンでは長時間同じ姿勢で座ることが多く、リムーバーやジェルネイルのにおいが気になる場合もあります。移植後ににおいで気分が悪くなりやすい方や、腰まわりが冷えやすい方は注意しましょう。

また、採卵や手術、出産が近い時期には、医療機関からネイルをオフするよう案内されることがあります。医療処置の際に指先の色や酸素状態を確認することがあるためです。

ネイルをするなら気をつけたいこと

  • 施術時間が長くなりすぎないメニューを選ぶ
  • 換気のよいサロンを選ぶ
  • 冷えないように服装を調整する
  • 移植後すぐより、体調が落ち着いた日を選ぶ
  • 今後の採卵・手術・出産予定がある場合は医療機関の指示を確認する

胚移植後のまつエク・まつ毛パーマは大丈夫?

まつエクやまつ毛パーマも、それ自体が着床を妨げると断定できるものではありません。

ただし、施術中は仰向けの姿勢が続き、接着剤や薬剤のにおいが気になることがあります。また、目元の施術であるため、アレルギーやかぶれが出た場合に不安が強くなることもあります。

特に移植後は、できるだけ体調トラブルを増やしたくない時期です。初めて行くサロンや、初めて試す薬剤・メニューは避け、慣れている範囲で行う方が安心です。

まつエク・まつ毛パーマをするなら気をつけたいこと

  • 初めてのサロンや新しい薬剤は避ける
  • においが気になる場合は無理をしない
  • 長時間の仰向けがつらい場合は控える
  • アレルギー体質の方は事前に相談する
  • 施術後に目のかゆみや赤みが出たら早めに医療機関へ相談する

不安が強い場合は移植前に済ませるのがおすすめ

胚移植後に美容院・ネイル・まつエクへ行くこと自体を、過度に怖がる必要はありません。

しかし、移植後は判定日までの時間がとても長く感じられ、少しの行動でも「これが原因でうまくいかなかったらどうしよう」と考えてしまうことがあります。

そのような不安が強い方は、美容の予定を移植前に済ませておくのがおすすめです。

  • ヘアカラーは移植前に済ませる
  • ネイルは採卵・移植・出産予定を考えて調整する
  • まつエクやまつ毛パーマは体調のよい時期に行う
  • 判定日までは予定を詰め込みすぎない

美容の予定を先に整えておくことで、移植後は「体を休める」「気持ちを落ち着ける」ことに集中しやすくなります。

判定日まで大切にしたい過ごし方

胚移植後から判定日までの時期は、特別なことをたくさん頑張るよりも、体調が安定して過ごせることを優先しましょう。

  • 睡眠をしっかりとる
  • 体を冷やしすぎない
  • 無理な運動や長時間の外出を避ける
  • 予定を詰め込みすぎない
  • 不安になる情報を見すぎない
  • 気分転換は無理のない範囲で行う

「何をしたら妊娠率が上がるか」ばかりを考えると、かえって心が疲れてしまうことがあります。

美容院やネイルも、気分転換になる方にはよい時間になることがあります。一方で、不安が増えるなら無理に行く必要はありません。ご自身が穏やかに過ごせる選択を大切にしましょう。

まとめ

胚移植後に美容院へ行くこと自体が、着床を妨げるとは限りません。ヘアカラー・ネイル・まつエクについても、それだけで結果が左右されると考えすぎる必要はありません。

ただし、移植後は体調や気持ちが敏感になりやすい時期です。長時間の施術、におい、冷え、疲労、ストレスが負担になることがあります。

不安が強い場合は、美容の予定を移植前に済ませる、判定日以降にずらすなど、ご自身が安心して過ごせる方法を選びましょう。

大切なのは、「絶対にしてはいけない」と不安になることではなく、判定日まで体調が安定して過ごせることを優先することです。

よくあるご質問(FAQ)

胚移植後に美容院へ行くと着床しにくくなりますか?

美容院へ行くこと自体が、着床を妨げると断定できる根拠はありません。

ただし、長時間の施術やにおい、冷え、疲労が負担になる場合があります。体調が不安定な日や、心配が強い場合は予定をずらすと安心です。

胚移植後にヘアカラーをしても大丈夫ですか?

胚移植後のヘアカラーが、着床に直接悪影響を与えるとはいえません。

ただし、カラー剤のにおいや長時間の施術が負担になることがあります。不安が強い方は、移植前に済ませるか、判定日以降に予定を調整するとよいでしょう。

胚移植後にネイルサロンへ行っても大丈夫ですか?

ネイルサロンへ行くこと自体が、着床に直接影響すると考えすぎる必要はありません。

ただし、長時間座りっぱなしになる、リムーバーやジェルのにおいが気になる、冷えるなどの負担が出る場合があります。無理のない範囲で予定を立てましょう。

胚移植後にまつエクやまつ毛パーマをしてもいいですか?

まつエクやまつ毛パーマそのものが、着床を妨げると断定できる根拠はありません。

ただし、長時間仰向けになることや、接着剤・薬剤のにおい、目元のかぶれなどが負担になる可能性があります。初めての施術や不安が強い場合は、移植前または判定日以降にする方が安心です。

移植後はどれくらい安静にした方がよいですか?

胚移植後に長時間ベッドで安静にする必要はないとされています。日常生活は、大きな無理がなければ普段通りでよいことが多いです。

ただし、激しい運動、長時間の外出、体を冷やすこと、疲れすぎる予定は避け、体調に合わせてゆったり過ごしましょう。クリニックから個別の指示がある場合は、そちらを優先してください。

📚参考文献

この記事の監修者

宇都宮泰子 監修者写真

院長:宇都宮 泰子
(うつのみや やすこ)

FEMICA認定妊活指導士/鍼灸学修士/MBA(経営管理修士)
はり師・きゅう師(国家資格)

  • 日本フェムライフ統合ケア協会 代表理事
  • 日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー
  • 日本生殖医学会会員

不妊・不育症を専門とし、東洋医学と生殖医療の両面から体質改善をサポート。大学院研究員としての研究活動も行いながら、臨床現場で妊活支援に従事している。

※本記事は一般的な医学情報を提供するものであり、診断・治療を目的とするものではありません。治療方針は必ず主治医の指示に従ってください。

胚移植後の過ごし方に不安がある方へ

胚移植後は、日常の小さな行動まで「これは大丈夫かな」と不安になりやすい時期です。

宇都宮鍼灸良導絡院では、不妊治療中の方に向けて、移植周期の体調管理や、冷え・自律神経・ストレスなどを含めた体づくりをサポートしています。

判定日までの過ごし方や、治療周期に合わせた体の整え方に不安がある方は、ひとりで抱え込まず、お気軽にご相談ください🍀

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妊活中・妊娠中の化粧品は大丈夫?スキンケア成分と選び方の注意点

投稿日:

妊活中や妊娠中の方から、
「今まで使っていた化粧品をそのまま使っても大丈夫ですか?」
「妊娠中にレチノール入りの美容液は避けた方がいいですか?」
「スキンケア成分が赤ちゃんに影響しないか心配です」
と相談されることがあります。

結論からいうと、妊活中のスキンケアは、基本的に今まで使っていて肌トラブルがないものであれば、過度に心配しすぎる必要はありません。

ただし、妊娠中はホルモンバランスの変化によって、肌が敏感になったり、乾燥しやすくなったり、今まで合っていた化粧品が急にしみることがあります。

また、レチノールなど一部の成分は、妊娠中には使用を控えるようすすめられることがあります。そのため、妊活中・妊娠中の化粧品選びでは、不安になりすぎず、注意すべき成分は知っておくことが大切です。

この記事の要点まとめ
  • 妊活中の化粧品は、普段使っていて問題がなければ過度に心配しすぎる必要はありません。
  • 妊娠中は肌が敏感になりやすく、今までの化粧品が合わなくなることがあります。
  • レチノールなどのビタミンA系成分は、妊娠中は避ける・控える選択が一般的です。
  • 美白成分・ピーリング成分・美容医療系のケアは、自己判断せず専門家に確認すると安心です。
  • 「天然」「オーガニック」と書かれていても、妊娠中に必ず安全とは限りません。

妊活中は普段のスキンケアを続けてもいい?

妊活中の段階では、一般的な化粧水・乳液・クリーム・日焼け止めなどを、必要以上に避ける必要はありません。

妊活中だからといって、すべての化粧品を変えなければいけないわけではなく、普段から使っていて肌荒れやかゆみがないものであれば、基本的にはそのまま使えることが多いです。

ただし、不妊治療中はホルモン剤の影響やストレス、睡眠不足などによって肌状態が変わることがあります。急に肌が乾燥する、赤みが出る、刺激を感じる場合は、いったん使用を控え、低刺激のものに切り替えるとよいでしょう。

妊娠中は肌が敏感になりやすい

妊娠中は、ホルモンバランスや血流、免疫の変化によって、肌の状態が変わりやすくなります。

今まで問題なく使えていた化粧品でも、妊娠中に急にしみたり、赤みが出たり、かゆみを感じたりすることがあります。

そのため、妊娠中は新しい化粧品を一度にたくさん試すよりも、できるだけシンプルなスキンケアを心がけると安心です。

  • 洗顔はこすりすぎない
  • 保湿をしっかり行う
  • 刺激の強い成分を重ねすぎない
  • 紫外線対策を続ける
  • 肌荒れが強い場合は皮膚科に相談する

妊娠中に注意したいスキンケア成分

妊娠中のスキンケアでよく話題になるのが、レチノール・ハイドロキノン・ピーリング成分などです。

すべてを怖がる必要はありませんが、妊娠中は念のため使用を控えたり、医師や専門家に確認したりした方がよい成分もあります。

レチノール・レチノイド

レチノールやレチノイドは、ビタミンAに関連する成分で、エイジングケアやニキビ治療などに使われることがあります。

特に医薬品として使われるトレチノインやアダパレンなどの外用レチノイドは、妊娠中は避けるようすすめられることが一般的です。

化粧品に含まれるレチノールは医薬品より濃度が低いことが多いものの、妊娠中は念のため避ける、または主治医や皮膚科医に確認する方が安心です。

もし妊娠に気づく前に数回使ってしまった場合でも、すぐに大きな問題が起こると考えすぎる必要はありません。不安な場合は、使用を中止したうえで主治医に相談しましょう。

ハイドロキノン

ハイドロキノンは、美白目的で使われることがある成分です。

妊娠中の使用については、安全性に関する情報が十分とはいえないため、積極的に使い続けるよりも、妊娠中は控えるか、医師に相談してから使用する方が安心です。

シミや肝斑が気になる場合も、妊娠中はホルモン変化で色素沈着が出やすい時期です。無理に強い美白ケアを行うより、紫外線対策と保湿を中心に整えることをおすすめします。

ピーリング成分・高濃度の酸

AHAやBHAなどのピーリング成分は、角質ケアやニキビケアに使われることがあります。

市販の低濃度のものを短時間使用する程度であれば大きな問題になりにくいと考えられますが、妊娠中は肌が敏感になりやすいため、赤みや刺激が出やすくなることがあります。

高濃度のピーリング剤や、美容クリニックで行う強いピーリングは、妊娠中は自己判断で行わず、必ず医師や専門家に確認しましょう。

香料・精油・オーガニック化粧品

「天然」「オーガニック」と書かれている化粧品でも、妊娠中に必ず安全という意味ではありません。

精油や香料は、においで気分が悪くなったり、肌に刺激を感じたりすることがあります。つわりがある時期や肌が敏感な時期は、無香料・低刺激のものを選ぶと安心です。

妊活中・妊娠中に使いやすいスキンケアの考え方

妊活中・妊娠中のスキンケアは、特別な美容成分をたくさん使うよりも、肌のバリア機能を守ることを優先しましょう。

  • 保湿をしっかり行う
  • 洗顔でこすりすぎない
  • 紫外線対策を続ける
  • 新しい化粧品を一度に増やしすぎない
  • 刺激を感じたらすぐに使用を中止する
  • 治療中の薬や外用剤がある場合は主治医に確認する

妊娠中は、肌荒れやシミ、ニキビが気になっても、強い成分で一気に改善しようとしすぎないことが大切です。

まずは保湿・日焼け止め・睡眠・食事など、肌の土台を整えるケアを意識してみましょう。

美白ケア・美容医療は自己判断しない

妊娠中は、シミや肝斑が濃くなったように感じる方もいます。そのため、美白美容液やピーリング、美容医療を受けたくなることもあるかもしれません。

しかし、妊娠中は使用できる薬剤や施術が限られることがあります。レーザー治療、強いピーリング、ハイドロキノン、レチノイドなどは、自己判断で始めず、必ず医師や専門家に相談しましょう。

妊娠中の肌悩みは、出産後に少しずつ変化することもあります。無理に攻めたケアをするより、今は肌を守るケアを中心に考えると安心です。

まとめ

妊活中・妊娠中の化粧品は、すべてを避けなければいけないものではありません。普段使っていて肌トラブルがない化粧品であれば、過度に心配しすぎる必要はないでしょう。

ただし、妊娠中は肌が敏感になりやすく、レチノール・ハイドロキノン・高濃度ピーリングなど、一部の成分は注意が必要です。

大切なのは、不安になってすべてをやめることではなく、妊娠中に注意したい成分を知り、体調や肌の状態に合わせて無理のないスキンケアを選ぶことです。

よくあるご質問(FAQ)

妊活中にレチノール入りの化粧品を使っても大丈夫ですか?

妊活中の段階では、必ずしもすべてのレチノール化粧品を避けなければいけないとは限りません。

ただし、妊娠の可能性がある時期や、妊娠がわかった後は、念のためレチノールやレチノイド系成分は控える方が安心です。不安な場合は、主治医や皮膚科医に相談しましょう。

妊娠に気づかずレチノールを使っていました。大丈夫でしょうか?

妊娠に気づく前に数回使っていたからといって、すぐに大きな問題が起こると考えすぎる必要はありません。

ただし、妊娠がわかった時点で使用を中止し、不安がある場合は健診時に主治医へ相談しましょう。自己判断で悩み続けるより、専門家に確認することが安心につながります。

妊娠中に美白美容液を使ってもいいですか?

ビタミンCやナイアシンアミドなど、妊娠中でも比較的使いやすいとされる成分もあります。

一方で、ハイドロキノンなどは妊娠中の安全性に関する情報が十分ではないため、使用前に医師や専門家へ確認すると安心です。

妊娠中はオーガニック化粧品なら安心ですか?

オーガニックや天然由来と書かれていても、妊娠中に必ず安全というわけではありません。

精油や植物成分が肌に合わない場合もあります。妊娠中は肌が敏感になりやすいため、刺激を感じたらすぐに使用を控えましょう。

妊娠中にピーリング化粧品を使ってもいいですか?

低濃度のピーリング成分を含む市販品であれば、必ずしもすべてが危険というわけではありません。

ただし、妊娠中は肌が敏感になりやすく、赤みや刺激が出やすい時期です。高濃度のピーリングや美容クリニックでの施術は、自己判断せず医師に相談しましょう。

📚参考文献

この記事の監修者

宇都宮泰子 監修者写真

院長:宇都宮 泰子
(うつのみや やすこ)

FEMICA認定妊活指導士/鍼灸学修士/MBA(経営管理修士)
はり師・きゅう師(国家資格)

  • 日本フェムライフ統合ケア協会 代表理事
  • 日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー
  • 日本生殖医学会会員

不妊・不育症を専門とし、東洋医学と生殖医療の両面から体質改善をサポート。大学院研究員としての研究活動も行いながら、臨床現場で妊活支援に従事している。

※本記事は一般的な医学情報を提供するものであり、診断・治療を目的とするものではありません。治療方針は必ず主治医の指示に従ってください。

妊活中の体調や生活習慣に不安がある方へ

妊活中は、化粧品やヘアカラー、食事、睡眠など、日常の小さなことまで気になってしまうことがあります。

宇都宮鍼灸良導絡院では、妊活中・不妊治療中の方に向けて、体の巡りや自律神経、冷え、ストレスなどを含めた体質改善のサポートを行っています。

「何に気をつければよいかわからない」「治療中の生活習慣を整えたい」と感じている方は、ひとりで抱え込まず、お気軽にご相談ください🍀

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妊活中・妊娠中のネイルは大丈夫?ジェルネイル・マニキュアの注意点

投稿日:

妊活中や妊娠中の方から、
「ネイルをしても大丈夫ですか?」
「ジェルネイルは赤ちゃんに影響しませんか?」
「胚移植後にネイルサロンへ行ってもよいですか?」
と不安の声を聞くことがあります。

結論からいうと、妊活中や妊娠中のネイルは、必ずしも絶対に避けなければいけないものではありません。一般的なマニキュアやネイルケアは、通常の範囲であれば大きなリスクは少ないと考えられています。

ただし、妊娠中はにおいに敏感になったり、皮膚や爪が弱くなったり、長時間同じ姿勢でいることが負担になることがあります。そのため、「ネイルが危険かどうか」だけでなく、体調に合わせて無理なく行えるかを考えることが大切です。

この記事の要点まとめ
  • 妊活中・妊娠中のネイルは、通常の範囲であれば必ずしも禁止ではありません。
  • 妊娠中はにおい・皮膚刺激・長時間同じ姿勢に注意が必要です。
  • ジェルネイルはオフの際のアセトンや爪への負担にも気をつけましょう。
  • 採卵・移植・出産前は、医療処置や体調管理のためにオフが必要になる場合があります。
  • 不安が強い時期は、無理に行わず予定をずらすことも安心につながります。

妊活中にネイルをしてもよい?

妊活中のネイルが、卵子や妊娠率に直接悪影響を与えると断定できる明確な根拠は多くありません。普段の範囲でネイルを楽しむこと自体を、過度に心配しすぎる必要はないでしょう。

ただし、採卵前や胚移植前後など、体調や気持ちが敏感になりやすい時期は、においや長時間の施術がストレスになることもあります。

「本当に大丈夫かな」と不安を感じながら無理に行うよりも、治療スケジュールの落ち着いた時期に予定を調整する方が、心身ともに安心して過ごしやすくなります。

妊娠中のジェルネイル・マニキュアの注意点

妊娠中のネイルで気をつけたいのは、ネイルそのものよりも、におい・換気・皮膚刺激・施術時間などです。妊娠中はホルモン変化の影響で、肌や爪がいつもより敏感になることがあります。

ネイルリムーバーや一部の薬剤は、においが強く、皮膚に刺激を感じることがあります。妊娠中は爪が弱くなったり、ネイルリムーバーで刺激を感じやすくなったりすることがあるとされています。

そのため、妊娠中にネイルを行う場合は、換気のよい場所で行う、体調のよい日にする、施術時間を短めにするなど、体への負担を減らす工夫が大切です。

ジェルネイルで気をつけたいこと

ジェルネイルは長持ちしやすい一方で、オフの際にアセトンを使ったり、爪を削ったりすることがあります。爪が薄くなりやすい方や、妊娠中に爪が弱くなっている方は、頻度を控えめにする、無理に自分で剥がさないなどの注意が必要です。

また、ジェルネイルでは硬化のためにUVライトやLEDライトを使用することがあります。気になる場合は、施術前にサロンへ相談し、手元の日焼け止めやUVカット手袋などを検討してもよいでしょう。

マニキュアで気をつけたいこと

マニキュアは自宅でも手軽に行えますが、塗るときや落とすときににおいがこもりやすい点に注意が必要です。

自宅で行う場合は、窓を開ける、短時間で済ませる、気分が悪くなったらすぐに中止するなど、無理をしないようにしましょう。

胚移植後にネイルへ行っても大丈夫?

胚移植後にネイルをしたからといって、着床に直接悪影響を与えると断定できる根拠はありません。胚移植の成否は、胚の状態、子宮内膜、ホルモン環境、年齢など、さまざまな要因が関係します。

ただし、移植後は精神的にも体調面でも敏感になりやすい時期です。長時間座りっぱなしになる、においで気分が悪くなる、施術中に冷える、予定を入れすぎて疲れるといったことが負担になる場合があります。

心配な方は、胚移植前にネイルを済ませておくか、判定日以降に予定を調整すると安心です。特に「不安になりながら行く」くらいであれば、無理に予定を入れない方がよいでしょう。

採卵・移植・出産前はネイルをオフした方がよい?

採卵や手術、出産が近い時期には、ネイルをオフするよう医療機関から案内されることがあります。

理由のひとつは、医療処置の際に指先の色や酸素状態を確認する場合があるためです。ネイルアートや濃い色のネイルは、パルスオキシメーターによる酸素飽和度の測定に影響する可能性が研究されています。

また、急な処置や入院が必要になった場合に備える意味でも、採卵前・手術前・出産予定日が近い時期は、医療機関の指示に従ってネイルをオフしておくと安心です。

妊活中・妊娠中にネイルをする場合の注意点

  • 換気のよい場所で行う
  • 体調が悪い日やつわりが強い日は避ける
  • 長時間同じ姿勢にならないようにする
  • においで気分が悪くなったら無理をしない
  • 爪や皮膚に違和感があるときは中止する
  • 採卵・手術・出産前は医療機関の指示に従う
  • 不安が強い場合は、主治医やネイルサロンに相談する

妊活中・妊娠中は、「これをしたら絶対にダメ」と考えすぎると、日常生活のひとつひとつが不安になってしまいます。

大切なのは、リスクを過度に怖がることではなく、体調や治療スケジュールに合わせて、無理のない選択をすることです。

まとめ

妊活中・妊娠中のネイルは、通常の範囲であれば必ずしも禁止ではありません。おしゃれを楽しむことが気分転換になる方もいるでしょう。

一方で、妊娠中はにおいに敏感になったり、爪や皮膚が弱くなったり、長時間同じ姿勢が負担になることがあります。また、採卵・移植・出産前など、医療処置が関係する時期には、ネイルをオフした方がよい場合もあります。

大切なのは、「してはいけない」と不安になりすぎることではなく、体調や治療スケジュールに合わせて、無理のない選択をすることです。

よくあるご質問(FAQ)

妊活中にジェルネイルをしても大丈夫ですか?

妊活中のジェルネイルが、妊娠率や卵子に直接悪影響を与えると断定できる明確な根拠は多くありません。通常の範囲で行う分には、過度に心配しすぎる必要はないでしょう。

ただし、採卵前や胚移植前後など、体調や気持ちが敏感な時期は、無理に予定を入れず、落ち着いたタイミングで行うと安心です。

妊娠中にマニキュアを塗っても赤ちゃんに影響はありませんか?

一般的なマニキュアを通常の範囲で使用することが、赤ちゃんに重大な影響を与えるとする明確な根拠は多くありません。

ただし、妊娠中はにおいに敏感になりやすいため、換気をしっかり行い、気分が悪くなった場合はすぐに中止しましょう。

胚移植後にネイルサロンへ行っても大丈夫ですか?

胚移植後にネイルサロンへ行くこと自体が、着床を妨げると断定できる根拠はありません。

ただし、長時間の施術やにおい、冷え、疲労が負担になることがあります。不安が強い場合は、移植前に済ませるか、判定日以降に予定を調整するとよいでしょう。

出産前はネイルを落とした方がよいですか?

出産前は、医療機関からネイルをオフするよう案内されることがあります。指先の色や酸素状態を確認する場面があるためです。

特にジェルネイルや濃い色のネイルは、急な処置の際に支障となる可能性があります。出産予定日が近づいてきたら、医療機関の指示に従いましょう。

ネイルをしてしまった後に不安になった場合はどうすればよいですか?

一度ネイルをしたからといって、すぐに赤ちゃんや妊活に悪影響が出ると考えすぎる必要はありません。

ただし、体調不良や皮膚トラブルがある場合、採卵・手術・出産が近い場合は、主治医や医療機関に相談しましょう。不安なときは、次回から時期や方法を調整すれば大丈夫です。

📚参考文献

  • NCT. Which beauty and wellbeing treatments are safe during pregnancy and breastfeeding?
  • WebMD. What to Know About Manicures, Pedicures, and Pregnancy
  • jRCT / UMIN. ネイルアートがパルスオキシメーターの測定値に与える影響とその対応法の検討
  • この記事の監修者

    宇都宮泰子 監修者写真

    院長:宇都宮 泰子
    (うつのみや やすこ)

    FEMICA認定妊活指導士/鍼灸学修士/MBA(経営管理修士)
    はり師・きゅう師(国家資格)

    • 日本フェムライフ統合ケア協会 代表理事
    • 日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー
    • 日本生殖医学会会員

    不妊・不育症を専門とし、東洋医学と生殖医療の両面から体質改善をサポート。大学院研究員としての研究活動も行いながら、臨床現場で妊活支援に従事している。

    ※本記事は一般的な医学情報を提供するものであり、診断・治療を目的とするものではありません。治療方針は必ず主治医の指示に従ってください。

    妊活中の不安や体調管理でお悩みの方へ

    妊活中は、ネイルやヘアカラーなどの日常の小さなことまで「これをしても大丈夫かな」と不安になることがあります。

    宇都宮鍼灸良導絡院では、妊活中・不妊治療中の方に向けて、体の巡りや自律神経、冷え、ストレスなどを含めた体質改善のサポートを行っています。

    日常生活で気をつけることや、治療周期に合わせた体の整え方に不安がある方は、ひとりで抱え込まず、お気軽にご相談ください🍀

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    30歳 高プロラクチン血症 鍼灸と人工授精で陽性反応

    投稿日:

    都島区からお越しのNさん(30歳)が妊娠されました。

     

    当院にお越しになるまでの経緯

    Nさんは宇都宮鍼灸良導絡院にお越しになったとき、妊娠を望まれてから1年が経過していました。

    また、不妊治療専門クリニックでの不妊治療を開始され、タイミング療法の段階でした。

    クリニックの検査から、AMH値6.51、FSH値5.25、LH値6.47という結果から、卵巣内の卵の数は多い、LH/FSH値を比較し、はPCOSでなない可能性という状態。PRL値31.2とやや高い数値を示し、「高プロラクチン血症」の可能性があり、カバサールを服用中。子宮卵管造影検査で卵管に詰まりもしくは閉塞があり、FT手術を済まされていました。ご主人は28歳で1回目の精液検査で基準値を下回る「問題あり」でしたが、3か月後、2回目の検査では基準値を超えた結果でした。それ以降は不明。

    妊活・不妊治療を1年間続けられ、なかなか妊娠されないため、当院で「体質改善」、「人工授精に向けて」という動機で鍼灸をご希望されました。

     

    患者さん情報

    来院の動機:症状の改善・緩和、肩こり、体質の改善、不妊症

    鍼灸の経験:なし

    体調:ふつう

    体質:肩こり、冷え性、むくみ、首のこり、足のむくみ、頭痛(頭痛薬を服用する)、生理痛が重く鎮痛剤を服用する、目の疲れ、PMSで腰痛がある

    睡眠:平均睡眠時間6時間(就寝1時~起床7時)

    生理:30~38日、月経前(PMS)は下腹部痛、月経時も下腹部痛が強くなり鎮痛剤を服用。経血の状態は、赤色~レバー状。

    食生活:1日2食(昼・夜)、夕食の時間22時(夕食が遅いため、朝食時は空腹にならない)、飲み物は水。

    運動:あまりしない

    ご主人:28歳、精液所見は基準値を越えたり、越えなかったり。

    服用している薬・サプリ:カバサール(高プロラクチン血症)、ビタミンD、エレビット

    自身で妊活のために行っているセルフケア:エステに通う、酵素を飲んでいる。

     

    Nさんの妊娠に至るまでの経緯

    2025年11~12月 人工授精周期

    当院の不妊鍼灸では、妊娠しやすい体づくりを目指すため、初診時は日ごろ抱えている自律神経の状態と、お体の不定愁訴をケアする施術と、人工授精に向けて、鍼灸で卵巣の血流促進を図り、卵胞がしっかり成長するよう行う施術を同時に行いました。また、施術中はNさんがリラックスして受けていただけるよう妊活のことや、他愛もないお話など、コミニケーションをとるようにしました。

    (当院の不妊鍼灸の詳しい詳細はこちらからご覧ください)

    鍼灸を始めてからの月経は、「30~38日だった月経周期が28日に変化した」とのことでした。

    2026年1月 人工授精周期

    迎えた2回目の人工授精(保険適用)の結果は、見事陽性反応が確認できました。

    妊娠後はマタニティ鍼灸に切り替え、流産予防のための施術と、つわりや肩こり、首のコリ、腰痛のケアを行い、現在も妊娠継続中で13週目になりました。

     

    Nさん、本当におめでとうございます。

    安心安全なマタニティライフが過ごせるよう、今後も引き続きサポートさせていただきますのでよろしくお願いいたします。

    出産に向けて、一緒に頑張らせてください。

     

    Nさん妊娠お喜びの声

    ▢お悩みの症状またはご来院当初の目的をお聞かせください
     少しでも早く妊娠したかったのたので不妊治療と同時にスタート、また、首こり、肩こりもひどかったので。

    ▢鍼灸以外で妊娠(陽性反応)された方法に〇をつけてください。
     人工授精2回目

    ご自身で「これは良かった!」「自分に合っていた!」と思われた妊活があればお教えください。
     レーザー、サプリメント

    ▢鍼灸施術を受けていただいた感想をお聞かせください
     鍼灸がはじめてだったので、はじめはもみ返しみたいなのがあったが、それを効いている証拠だと思っていましたし、フォローもて厚く、よかったです。
    毎回毎回、その日の周期や体調にあわせて、鍼灸してくれるのがすごくよいです。

    ▢同じように悩まれている方へアドバイスに自身でやって良かったこと、若しくは続けることが出来たセルフ好活など)、やメッセージがあればお願いいたします。
     私は何が効果があったのか、わかりませんが、やれることすべてやろうと、鍼灸もサプリもFT手術も人工授精もやりました。

    鍼灸に行くことによって、ゆっくりする時間がつくれたのもよかったです。

    【免責事項】すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。

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    カフェインの摂取量計算式 カフェインはどれくらいまで大丈夫?

    投稿日:

    カフェインはどれくらいまで大丈夫?

    一度に飲む量と1日の合計量を分けて考えることが大切

    コーヒーや紅茶、緑茶、エナジードリンクなど、私たちの身近な飲み物にはカフェインが含まれています。

    眠気覚ましや気分転換に役立つ一方で、摂り方によっては身体に負担になることもあります。

    カフェインについて考えるときに大切なのは、「一度にどれくらい摂るか」と「1日に合計でどれくらい摂るか」は別の話であるという点です。

    農林水産省が紹介している情報では、この2つを分けて考える必要があるとわかります。

    一度に飲む量の目安は「体重×3mg」

    農林水産省のページでは、欧州食品安全機関(EFSA)の評価として、大人ではカフェイン摂取量が3mg/kg体重であれば急性毒性の懸念はないと紹介されています。

    つまり、一度に飲む量の目安は次のように計算できます。

    体重(kg)× 3mg

    たとえば、体重50kgの方なら、

    50kg × 3mg = 150mg

    となります。

    この場合、一度に150mg程度までが一つの目安になります。

    同じように計算すると、

    • 45kgの方:135mg
    • 50kgの方:150mg
    • 55kgの方:165mg
    • 60kgの方:180mg

    となります。

    「なんとなく1杯なら大丈夫」と考えるのではなく、自分の体重で考えるとわかりやすくなります。

    ただし、一度に大丈夫でも「1日の合計量」は別

    ここで注意したいのは、1回の量が少なくても、何回も飲めば1日の合計量は増えるということです。

    農林水産省では、習慣的なカフェイン摂取について、

    • 妊婦を除く大人では1日400mgまで
    • 妊婦及び授乳婦では1日200mgまで

    であれば、健康リスクは増加しないと紹介しています。

    つまり、

    • 1回量は多すぎないか
    • 1日トータルでは摂りすぎていないか

    この両方を見ることが大切です。

    妊娠中・授乳中は特に「1日量」に注意

    妊婦や授乳婦では、一般の大人より基準が厳しくなっています。

    農林水産省では、妊婦及び授乳婦は1日200mgまでであれば、胎児や乳児の健康リスクは増加しないと紹介しています。

    このため、妊娠中や授乳中は、「1回にたくさん飲まない」だけでなく、1日の合計でどれくらい摂っているかを意識することがより重要です。

    コーヒーだけでなく、紅茶、緑茶、ほうじ茶、コーラ、エナジードリンク、チョコレートなどにもカフェインは含まれるため、知らないうちに合計量が増えていることがあります。

    カフェインはコーヒーだけではない

    カフェインというとコーヒーを思い浮かべる方が多いですが、実際にはそれ以外の食品や飲料にも含まれています。

    たとえば、

    • コーヒー
    • 紅茶
    • 緑茶
    • 玉露
    • エナジードリンク
    • コーラなどの一部清涼飲料
    • チョコレート類

    などです。

    そのため、朝にコーヒー、昼に紅茶、夕方にエナジードリンク、間食にチョコレートというように重なると、自覚のないままカフェイン摂取量が増えることがあります。

    こんな考え方をするとわかりやすい

    カフェインを安全に意識するには、次の2段階で考えると整理しやすいです。

    まずは、一度に飲む量。目安は、体重(kg)×3mgです。

    次に、1日の合計量。目安は、

    • 妊婦を除く大人:400mg/日まで
    • 妊婦・授乳婦:200mg/日まで

    です。

    この2つを分けて考えるだけでも、摂りすぎの予防につながります。

    まとめ

    カフェインについては、ただ「飲みすぎに注意」と言うだけでは不十分です。

    大切なのは、一度にどれくらい飲むかと、1日で合計どれくらい摂るかを分けて考えることです。

    農林水産省が紹介している内容では、

    • 大人の一度に飲む量の目安は3mg/kg体重
    • 妊婦を除く大人の1日の目安は400mgまで
    • 妊婦・授乳婦の1日の目安は200mgまで

    と整理できます。

    体重50kgの方なら、50kg × 3mg = 150mgとなるため、一度に150mg程度までが一つの目安です。

    妊活中や妊娠中、授乳中の方は特に、コーヒーだけでなく他の飲み物や食品も含めて、1回量と1日量の両方を意識しておくと安心です。

    📚参考文献

    この記事の監修者

    宇都宮泰子 監修者写真

    院長:宇都宮 泰子
    (うつのみや やすこ)

    FEMICA認定妊活指導士/鍼灸学修士/MBA(経営管理修士)
    はり師・きゅう師(国家資格)

    • 日本フェムライフ統合ケア協会 代表理事
    • 日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー
    • 日本生殖医学会会員

    不妊・不育症を専門とし、東洋医学と生殖医療の両面から体質改善をサポート。大学院研究員としての研究活動も行いながら、臨床現場で妊活支援に従事している。

    ※本記事は一般的な医学情報を提供するものであり、診断・治療を目的とするものではありません。治療方針は必ず主治医の指示に従ってください。

    妊娠しやすい身体づくりを始めませんか?

    カフェインの量が気になって、飲み物を選ぶたびに不安になっていませんか。東洋医学では、体に合わない刺激の重なりは、眠りや巡り、自律神経の乱れにつながることがあると考えます。

    宇都宮鍼灸良導絡院では、妊活中のお身体の状態に合わせて、日々の飲み物や生活習慣も含めた整え方をご提案しています。無理に我慢しすぎるのではなく、ご自身に合ったバランスを知りたい方は、どうぞお気軽にご相談ください🍀

    24時間予約受付中

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    38歳 低AMH 鍼灸を始めてから採卵結果が良くなり陽性反応

    投稿日:

    大阪からお越しのTさん(38歳)が妊娠されました。

     

    当院にお越しになるまでの経緯

    Tさんは、当院にお越しになった時点で、妊娠を望まれてから2年が経過していました。

    その間は、不妊治療専門クリニックに通院され、体外受精・新鮮胚移植を実施され、妊娠4週で化学流産を経験されていました。

    クリニックの検査からは、AMHが低いこと、甲状腺機能低下症、ご主人の精子の量が少ないなどの問題を指摘されていました。また、クリニックには、凍結卵(胚盤胞グレード4BB)が残っていました。

    体質改善と移植に向けて、「何かできることはないか」と鍼灸をご希望されました。

     

    患者さん情報

    来院の動機:不妊症

    鍼灸の経験:あり

    体調:不調

    体質:首のコリ、頭痛、むくみ、胃弱、疲れ

    睡眠:睡眠時間は平均6時間(就寝22時~起床5時)

    生理:順調(23~26日で規則的)、生理痛あり(月経前

    は、腹痛・吐き気・頭痛がある。月経時は、下腹部の鈍痛・頭痛があり、鎮痛剤を服用する。)経血の状態は赤色~暗赤色。不妊治療の薬を服用してからPMSや月経痛が重くなった。

    食生活:1日3食、外食は少ない、夕食の時間は19時~20時、食の趣向は甘いものを好む、飲み物は水・お茶、飲酒や喫煙はなし。

    運動:毎日ストレッチ、時々ウォーキング・フラフープ

    ご主人:33歳、精子の数が少ない、喫煙なし、飲酒は時々。

    服用している薬・サプリ:チラージン(甲状腺)、胃薬(胃弱)、エレビット(マルチサプリ)

    自身で妊活のために行っているセルフケア:朝食時、フルーツを食べる

     

    Tさんの妊娠に至るまでの経緯

    2025年7月 お休み周期

    流産後のため、お休み周期でした。

    8月もしくは9月に移植を考えており、体の状態を確認しながら、いつ実施するかクリニックと相談されるそうでした。

    お仕事は教師をされていて、妊活のために担任業務を外されたそうです。

    普段から胃の不調を感じておられ、食後に吐き気があるとのことで毎回胃腸を整える施術を行いました。また、移植に向けて子宮の血流促進を図る施術も同時に併用しました。

    (移植に対する当院の不妊鍼灸の詳細はこちらからご覧ください。)

    施術を続けていくうちに、胃弱は以前よりラクになったが、時折つらいと感じることもあると仰っていました。

    2025年 9月 移植周期

    移植方法は、自然周期での凍結融解胚盤胞移植(1個戻し)でした。

    移植の際は、子宮内膜が7ミリ以上でないと実施できないため、フカフカの内膜がしっかり育つよう施術を行いました。

    移植当日は子宮内膜が11ミリにまで成長。また、移植当日の前後に鍼灸レーザーを行い、着床の誘導を図る施術を行いました。

    移植後、BT11での判定結果はhCG値8.5と低値だったため、1週間後に再検査となりました。

    その結果は、残念ながらhCG値が下がっていたため、「かすっていた」とのことでした。

    判定日前日から再検査までの間、ダラダラと生理なのか分からない出血が続いていたともお話されてました。

    2025年 10月~11月 採卵・移植周期(保険適用最後)

    凍結卵がなくなったため、再度採卵を行うことになりました。

    この時も、採卵の結果の向上を目的に、鍼灸レーザーで卵巣の血流促進を図りました。

    採卵結果は5個の卵が採れて、そのうち4個受精ができ、3個の胚盤胞が凍結できました。

    採卵した同じ周期に、新鮮胚移植(胚盤胞2個戻し)を実施。

    BT13の判定結果は、陽性反応が確認できました。hCG値1640で「双子かも。」とのことでした。

    妊娠後はマタニティ鍼灸で流産予防やつわり、肩こり、腰痛の施術を行い、妊娠18週まで受けられて、鍼灸を卒業されました。

     

    Tさん、本当におめでとうございます。

    また二人目妊活の時など、何かお困りのことがございましたらいつでもサポートさせていただきますので、よろしくお願いいたします。

    Tさん妊娠お喜びの声

    ▢お悩みの症状またはご来院当初の目的をお聞かせください
     不妊症
    ▢鍼灸以外で妊娠(爆性反応)された方法に〇をつけてください。
     体外受精 (顕微授精 胚盤胞 自然胚 2個移植)
    ▢ご自身で「これは良かった!」「自分に合っていた!」と思われた妊活があればお教えください。
     ストレッチ・レーザー
    ▢鍼灸施術を受けていただいた感想をお聞かせください
     1年以上不妊治療をして、胚移植の保険適用回数も限られてきた中で、施術を受け始めてわりと早く妊娠できました。
    鍼は痛い、こわいと思ってなかなかふみ出せませんでしたが、無理のない施術をしていたいだき、双子をさずかることができて、来て良かったと思っています。ありがとうございました。
    ▢同じように悩まれている方へアドバイス(ご自身でやって良かったこと,苦しくは続けることが出来たセルフ録活など)、やメッセージがあればお願いいたします。
     ストレスをためないことが1番!とよく聞きますが、本当にそうだなと思います。
    不妊治療以外のことを考えたり、自分のしたいことをする時間がたくさん持てるようになったことが、 1番いい妊活だったと思います。

    【免責事項】すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。

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    ARTにおける年齢別流産率(妊娠あたり)

    投稿日:

    2022年 ARTにおける年齢別流産率(妊娠あたり)

    (公開グラフより読み取り・概算)

    • 26歳:約16%
    • 27歳:約16%
    • 28歳:約16%
    • 29歳:約16%
    • 30歳:約18%
    • 31歳:約18%
    • 32歳:約19%
    • 33歳:約20%
    • 34歳:約21%
    • 35歳:約22%
    • 36歳:約24%
    • 37歳:約25%
    • 38歳:約28%
    • 39歳:約31%
    • 40歳:約34%
    • 41歳:約38%
    • 42歳:約42%
    • 43歳:約47%
    • 44歳:約52%
    • 45歳:約57%
    • 46歳:約60%
    • 47歳:約64%
    • 48歳:約57%

    ※数値は公開グラフからの読み取りによる概算です。

    データから読み取れること

    ① 30代半ばから徐々に上昇

    35歳頃から流産率は緩やかに上昇し、40歳を超えると上昇幅が大きくなります。

    ② 40代では上昇が顕著

    40歳:約34%

    42歳:約42%

    44歳:約52%

    40代では2人に1人近い割合になる年齢もあります。

    ③ 47歳・48歳の数値について

    47歳:約64%

    48歳:約57%

    48歳が47歳より低く見えるのは、症例数が少ない年齢層であることや、高年齢層は妊娠件数自体が少なく、割合が変動しやすいという特徴があります。

    なぜ年齢とともに流産率は上がるのか

    主な理由は、卵子の染色体異常率の上昇です。

    年齢が上がると、

    • 受精卵の染色体分配エラーが増える
    • 胚の発育停止が起こりやすくなる
    • 自然淘汰として流産に至るケースが増える

    と考えられています。

    これはホルモン値(hCG)の問題とは別の要素です。

    重要な注意点

    このデータは

    • ART(体外受精など)におけるデータ
    • 集団統計
    • 個人差を含まない平均値

    です。

    同じ年齢でも

    • 卵子の質
    • 精子の質
    • 子宮環境
    • 生活習慣
    • 基礎疾患

    などによって結果は大きく異なります。

    年齢だけで未来が決まるわけではありません。

    数字を見ると不安になる方へ

    流産率が上がるという事実はあります。

    しかし、

    • 妊娠する力がゼロになるわけではない
    • 流産率が高い=妊娠できない、ではない
    • 身体づくりでサポートできる部分もある

    ということも忘れてはいけません。

    当院でも、40代で妊娠・出産された方は多くいらっしゃいます。

    大切なのは、

    「数字に振り回されること」ではなく
    「今できることを積み重ねること」

    です。

    まとめ

    • 年齢とともに流産率は上昇する
    • 40歳以降は上昇幅が大きくなる
    • ただし集団データであり個人差がある
    • 年齢だけで妊娠の可能性が決まるわけではない

    正しい情報を知ることは大切です。

    そのうえで、不安を増やすためではなく、戦略を立てるために使っていきましょう。

    📚参考文献

    この記事の監修者

    宇都宮泰子 監修者写真

    院長:宇都宮 泰子
    (うつのみや やすこ)

    FEMICA認定妊活指導士/鍼灸学修士/MBA(経営管理修士)
    はり師・きゅう師(国家資格)

    • 日本フェムライフ統合ケア協会 代表理事
    • 日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー
    • 日本生殖医学会会員

    不妊・不育症を専門とし、東洋医学と生殖医療の両面から体質改善をサポート。大学院研究員としての研究活動も行いながら、臨床現場で妊活支援に従事している。

    ※本記事は一般的な医学情報を提供するものであり、診断・治療を目的とするものではありません。治療方針は必ず主治医の指示に従ってください。

    妊娠しやすい身体づくりを始めませんか?

    宇都宮鍼灸良導絡院は、大阪市都島区にある妊活専門の鍼灸院です。体質改善から不妊治療のサポートまで、患者様一人ひとりに合わせた施術をご提供しています。妊活や体調のお悩みなど、どうぞお気軽にご相談ください🍀

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    37歳 低AMH 胚盤胞移植(SEET法)で陽性反応・出産

    投稿日:

    今回はHさん(37歳)が妊娠されました。

    当院にお越しになるまでの経緯

    Hさんは、妊娠を望まれてから1年が経過していました。

    その間、不妊治療専門クリニックに通院しており、体外受精の段階でした。1回目の採卵を実施され、結果は2個の卵が採れ、初期胚1個を凍結され、移植に進まれましたが結果は残念ながら陰性でした。

    クリニックの検査から、低AMH(値0.2)、甲状腺機能低下症、プロテインS活性(値51)が低く血栓ができやすいことなどが確認されました。

    当院の鍼灸で体質改善と採卵・移植に向けて鍼灸などをご希望で来院されました。

     

    患者さん情報

    来院の動機:不妊症

    鍼灸の経験:あり(他の不妊鍼灸院を利用していた)

    体調:ふつう

    睡眠:睡眠時間(平均7時間、就寝0時~起床7時)

    生理:順調(28~30日で規則的)、月経前はPMSでイライラ・落ち込みがある。月経時は、下腹部や腰が痛くなり、鎮痛剤を使用。経血の状態は、赤色~レバー状。

    食生活:1日3食、外食少ない、夕食の時間は18時~21時、食の趣向は、濃い味、甘いものを好む、飲み物は、水。飲酒・喫煙はなし。

    運動:ダンスのレッスン週3回(10~14時)、毎朝ウォーキングと体操を少しする。

    ご主人:40歳、特に問題なし

    服用されている薬・サプリ:マルチサプリ(ビタミンや鉄など)、

    自身で妊活のために行っているセルフケア:朝のウォーキング、体操、3食食べる・内容も気をつける、忙しくしすぎない、お風呂に入る、早く寝る、お灸

     

    Hさんの妊娠に至るまでの経緯

    2024年11月 採卵周期(保険適用)

    初診の際、自律神経のチェックを行った際、多くの不調(不定愁訴)があり、首コリ・肩こり、頭痛、腰痛、左股関節の痛み(坐骨神経痛)、胃もたれ、便秘、めまい、冷え症、疲れやすさなどがありました。

    また、日ごろから仕事と妊活の両立から、つよいストレスを感じておられました。

    鍼灸では、体の不調に応じた施術と、採卵に向けて卵巣の血流促進を図る施術を行い、妊娠しやすい体づくりを行いました。(当院の不妊鍼灸についての詳細はこちらからご覧ください)

    採卵結果は、6個採れた卵から、初期胚1個(8細胞・3日目胚 G2)・胚盤胞4個(5日目胚、4BB・5BB・4BC・4BC)が凍結できました。

    2024年12月 移植中止~お休み周期

    移植の予定だったが、子宮内膜ポリープがみつかり、オペのため中止。移植は1~2か月後になりました。

    2025年2月 移植周期(保険適用、2回目)

    今回の鍼灸は移植に向けてフカフカの内膜がはれるように、子宮の血流促進を図りました。

    2回目の移植はSEET法(ホルモン補充周期、胚盤胞1個戻し(4BB))、内膜の厚さは10ミリでした。

    BT10での判定結果は、見事陽性反応が確認できました。

    その後、マタニティ鍼灸に切り替え、妊娠23週まで鍼灸を受けられました。

     

    Hさん、本当におめでとうございます。

    これからは、お子様と幸せなご家庭を築かれていってください。

    また、2人目の時など、何かお困りのことがございましたらいつでもサポートさせていただきますのでよろしくお願いいたします。

     

    Hさん妊娠お喜びの声

    ▢お悩みの症状またはご来院当初の目的をお聞かせください
     妊活をしていて鍼灸が効果的と知り来院しました。

    ▢鍼灸以外で妊娠(陽性反応)された方法に〇をつけてください
     体外受精 (ふりかけ法、移植時に SEET法)

    ▢ご自身で「これは良かった!」「自分に合っていた!」と思われた妊活があればお教えください
     ヨガ・ストレッチ・自宅灸・温活(冬は足首にカイロを貼っていました。)・食養生・その他(ストレスをためないように気をつける)

    ▢鍼灸施術を受けていただいた感想をお聞かせください
     最初は別の妊活専門の鍼灸に通っていたが、背中の背骨ラインの鍼しかしてくれず、全身を整えてくれないんだなと感じ、調べるとココにたどり着きました。

    最初に機械を使って全身のバランス?を見てくれたのはビックリで、当たっていました。

    そして、妊活のつぼを中心に、でも全身の不調もみてくれるので、とても良かったと思っています。

    坐骨神経痛や、肩こり、便秘、胃もたれ等不調が多い私ですが、毎回ていねいに見てくれ、症状も緩和できました。

    ▢同じように悩まれている方へアドバイス(自身でやって良かったこと、若しくは続けることが出来たたセルフ妊活など)、やメッセージがあればお願いいたします。
     食事の改善が良かったと思います。今まで気を使った事が無かったですが、和食中心にバランス良く食べることを気をつけ、朝から3食ちゃんと食べる、を意識しました。
    また、朝起きてすぐにウォーキングする事も体にとって良かった気がします。気持ち良かったです。
    あとは、教えてもらったつぼに家でお灸をすると体が温まってめぐりが良くなった気がします。

     

     

    【免責事項】すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。

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    年齢とART妊娠率の関係

    投稿日:

    体外受精を検討している方、すでに治療を受けている方からよく聞かれるのが、「この年齢だと妊娠率はどれくらいですか?」という質問です。

    今回は、日本産科婦人科学会(JSOG)が公表している2022年ARTデータをもとに、

    • 年齢別妊娠率
    • 1回あたり妊娠率と累積妊娠率の違い
    • 数字の正しい受け止め方

    について詳しく解説します。

    2022年 ARTにおける年齢別妊娠率(胚移植あたり)

    • 26歳:約50%
    • 27歳:約50%
    • 28歳:約48%
    • 29歳:約49%
    • 30歳:約48%
    • 31歳:約48%
    • 32歳:約47%
    • 33歳:約46%
    • 34歳:約45%
    • 35歳:約44%
    • 36歳:約42%
    • 37歳:約40%
    • 38歳:約38%
    • 39歳:約34%
    • 40歳:約31%
    • 41歳:約27%
    • 42歳:約23%
    • 43歳:約18%
    • 44歳:約14%
    • 45歳:約10%
    • 46歳:約6%
    • 47歳:約6%
    • 48歳:約5%

    ※数値は公開グラフからの読み取りによる概算です。

    データから見える傾向

    • 35歳頃から緩やかに低下
    • 40歳以降は低下幅が大きくなる
    • 43歳以降は急激に低下

    これは主に、

    • 卵子の染色体異常率の上昇
    • 胚の発育停止率の増加
    • 正常胚の割合の低下

    が影響していると考えられています。

    「1回あたり妊娠率」と「累積妊娠率」は違う

    今回の数字は、1回の胚移植あたりの妊娠率です。

    つまり、「その1回で妊娠する確率」を示しています。

    しかし、実際の治療では多くの方が複数回の移植を行います。

    累積妊娠率とは?

    累積妊娠率とは、複数回の治療を重ねた場合に最終的に妊娠する確率のことです。

    例えば、1回あたり妊娠率が30%の場合、

    • 1回目:30%
    • 2回目:30%
    • 3回目:30%

    と単純計算はできませんが、回数を重ねることで最終的な妊娠率は上昇します。

    累積妊娠率 = 1 − (1 − 1回あたり妊娠率)^回数

    つまり「毎回30%」でも、6回行えば理論上は約88%まで上昇します。

    ただし重要なのは、

    • 各回が完全に独立とは限らない
    • 年齢により正常胚獲得率が変わる
    • 治療中断率の影響を受ける

    ため、実臨床ではこの理論値より低くなることが多いです。「1回の数字が低い=妊娠できない」という意味ではありません。

    ただし注意点もある

    年齢が高くなるほど、

    • 1回あたり妊娠率は低下
    • 正常胚の獲得率も低下
    • 治療継続率も下がる傾向

    があります。

    そのため、若年層ほど累積妊娠率の上昇幅は大きく、高年齢層では上昇幅が小さくなる傾向があります。ここが「年齢の影響」です。

    同じ年齢でも結果は違う

    妊娠率は年齢だけで決まりません。同じ年齢でも、

    • 卵子の質
    • 精子の質
    • 胚盤胞到達率
    • 子宮内膜環境
    • 血流
    • 慢性炎症の有無
    • 生活習慣
    • 睡眠
    • ストレス

    などによって結果は大きく変わります。

    数字を見ると不安になる方へ

    確かに、年齢とともに妊娠率は低下します。しかし、

    • 妊娠する力がゼロになるわけではない
    • 低い数字=妊娠できない、ではない
    • 身体づくりでサポートできる部分もある

    ということも忘れてはいけません。

    当院でも40代で妊娠・出産された方は多くいらっしゃいます。

    大切なのは、「数字に振り回されること」ではなく「今できることを積み重ねること」です。

    まとめ

    • ART妊娠率は年齢とともに低下する
    • 40歳以降は低下幅が大きくなる
    • ただしこれは1回あたりの妊娠率
    • 累積妊娠率は別の概念
    • 個人差は非常に大きい

    正しい情報を知ることは大切です。しかし、その数字をどう使うかはもっと大切です。

    不安の材料ではなく、戦略を立てる材料として活用していきましょう。

    📚参考文献

    この記事の監修者

    宇都宮泰子 監修者写真

    院長:宇都宮 泰子
    (うつのみや やすこ)

    FEMICA認定妊活指導士/鍼灸学修士/MBA(経営管理修士)
    はり師・きゅう師(国家資格)

    • 日本フェムライフ統合ケア協会 代表理事
    • 日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー
    • 日本生殖医学会会員

    不妊・不育症を専門とし、東洋医学と生殖医療の両面から体質改善をサポート。大学院研究員としての研究活動も行いながら、臨床現場で妊活支援に従事している。

    ※本記事は一般的な医学情報を提供するものであり、診断・治療を目的とするものではありません。治療方針は必ず主治医の指示に従ってください。

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    高温期の飲酒は妊活に影響する?黄体期に気をつけたいこと

    投稿日:

    妊活中の高温期に入ると、「お酒を飲んでしまったけど大丈夫かな?」「高温期は何を避けた方がいいの?」「着床に悪いことをしてしまったかも…」と不安になる方は少なくありません。

    高温期は、排卵後から月経までの約2週間を指し、医学的には黄体期と呼ばれます。この時期は、プロゲステロンという黄体ホルモンが中心となり、子宮内膜を着床に適した状態へ整えていく大切な期間です。

    ただし、まずお伝えしたいのは、高温期に何か一つの行動をしたからといって、すぐに妊娠の可能性がなくなるわけではないということです。

    大切なのは、「絶対にダメ」と不安になりすぎることではなく、妊娠しやすさを下げる可能性がある生活習慣を、できる範囲で減らしていくことです。

    この記事の要点まとめ
    • 高温期は、排卵後から月経までの約2週間を指し、黄体ホルモンの働きによって子宮内膜が整えられる大切な時期です。
    • 高温期に少量のお酒を飲んでしまったからといって、すぐに妊娠の可能性がなくなるわけではありません。
    • 一方で、黄体期に中等量以上の飲酒がある場合、妊娠しやすさが低下する可能性が報告されています。
    • 妊活中の高温期は、飲酒量を控えめにし、喫煙・睡眠不足・強いストレス・極端な食事制限などを避けることが大切です。
    • 高温期は「何かを頑張って増やす時期」ではなく、身体に負担をかける刺激を減らし、やさしく整える時期と考えましょう。

    高温期の飲酒は妊娠率に影響する?

    高温期、つまり黄体期の飲酒については、飲酒量が多い場合に妊娠しやすさが低下する可能性が報告されています。

    前向きコホート研究では、黄体期に週3〜6杯程度の飲酒、または週6杯を超えるような飲酒が、妊娠成立のしやすさの低下と関連していたとされています。特に、黄体期や排卵期周辺の飲酒量が多い場合に、妊娠確率が下がる可能性が示されています。

    この研究から考えると、高温期の飲酒については、「1滴でも飲んだら妊娠できない」という意味ではなく、高温期は飲酒量や頻度をできるだけ控えめにした方が安心と考えるのが現実的です。

    高温期に少量飲んでしまった場合は?

    高温期に少量のお酒を飲んでしまったからといって、過度に自分を責める必要はありません。

    妊娠が成立するかどうかは、卵子・精子・胚の状態、子宮内膜、ホルモン環境、年齢、治療内容など、さまざまな要素が関係しています。飲酒だけで結果が決まるわけではありません。

    ただし、高温期は妊娠している可能性がある時期でもあります。そのため、「妊娠が分かるまでは控えめにする」「高温期後半は飲まないようにする」など、自分にとって無理のないルールを決めておくと安心です。

    妊娠中の飲酒については、安全な量が確立されていないため、妊娠が分かった後は飲酒を避けることが推奨されています。

    なぜ黄体期の飲酒が影響する可能性があるの?

    アルコールは、体内のホルモン代謝や肝臓での代謝、自律神経、睡眠の質などに影響する可能性があります。

    高温期は、プロゲステロンの働きによって子宮内膜が維持される時期です。そのため、黄体ホルモンの働きや子宮内膜の環境をできるだけ乱さないことが大切になります。

    ただし、「飲酒=必ず着床しない」という単純な話ではありません。

    妊活中の高温期では、飲酒そのものを恐れるよりも、身体への負担を少なくすることを意識しましょう。

    • 飲む量を減らす
    • 連日の飲酒を避ける
    • 高温期後半は控える
    • 飲酒で睡眠が乱れる場合は避ける

    高温期に気をつけたい生活習慣

    高温期に気をつけたいのは、飲酒だけではありません。妊娠しやすさに関わる可能性がある生活習慣を、無理のない範囲で整えていくことが大切です。

    喫煙・受動喫煙はできるだけ避ける

    喫煙は、卵子の質、卵巣機能、着床、妊娠成立までの期間、不妊治療の成績などに影響する可能性が整理されています。

    高温期だけでなく、妊活期間全体を通して、喫煙はできるだけ避けたい習慣です。

    また、ご自身が吸っていなくても、受動喫煙の影響を受けることがあります。家庭や職場などで受動喫煙がある場合は、できる範囲で距離を取ることも大切です。

    睡眠不足をそのままにしない

    妊活中は、睡眠の質も大切です。

    妊娠を希望する女性を対象にした研究では、寝つきが悪い、夜中に目が覚める、睡眠の質が悪いといった睡眠の問題が、妊娠しやすさの低下と関連する可能性が示されています。

    高温期は、プロゲステロンの影響で眠気やだるさを感じやすい時期でもあります。

    「もっと頑張らないと」と無理をするより、いつもより少し早く寝る、スマホを見る時間を減らす、夜の予定を詰め込みすぎないなど、回復を優先することが大切です。

    強いストレスを長引かせない

    妊活中は、結果が見えない不安や、周囲との比較、治療スケジュールへの負担などから、心が疲れやすくなります。

    研究では、ストレスが高い女性では、妊娠成立の確率が低下する可能性が報告されています。ストレスは、交感神経やホルモンの働きに影響する可能性があると考えられています。

    ただし、「ストレスを感じたから妊娠できない」という意味ではありません。

    妊活中に不安になるのは、とても自然なことです。大切なのは、ストレスをゼロにすることではなく、抱え込みすぎないことです。

    高温期は、検索をしすぎたり、基礎体温の小さな変化に一喜一憂したりしやすい時期です。必要以上に自分を追い込まないことも、妊活中の大切なセルフケアです。

    食事を削りすぎない

    高温期に体重管理を意識する方もいますが、食事を極端に減らしながら運動量を増やすことには注意が必要です。

    低エネルギー状態、つまり摂取エネルギーが不足した状態では、LHパルスの乱れや月経周期の乱れ、黄体機能への影響が報告されています。

    運動そのものが悪いわけではありません。問題は、食べない状態で運動を増やしすぎることです。

    妊活中の高温期は、身体を削る時期ではなく、満たす時期です。

    たんぱく質、鉄、ビタミン、ミネラル、良質な脂質を含む食事を意識し、極端な糖質制限やカロリー制限は避けるようにしましょう。

    痛み止めの連用は医師に相談する

    ロキソニンなどのNSAIDsと呼ばれる痛み止めは、排卵に関わるプロスタグランジンの働きに影響することがあります。

    研究では、NSAIDsの継続使用と、卵胞が破裂せず黄体化する「黄体化未破裂卵胞症候群」との関連が報告されています。

    ただし、これは主に排卵期周辺の連用に関する注意です。

    頭痛や月経痛などで一度使用しただけで、過度に心配する必要はありません。痛み止めを頻繁に使う場合や、排卵前後に連日使用する場合は、自己判断で続けず、主治医に相談すると安心です。

    サウナや熱すぎる長風呂は控えめに

    高温期は、妊娠していれば妊娠超初期と重なる可能性があります。

    妊娠初期に深部体温が大きく上がるような高温環境は、胎児の発達への影響が懸念されることがあります。高温の入浴、サウナ、ホットタブなどについては、妊娠初期の高体温との関連が指摘されています。

    ただし、「身体を温めてはいけない」という意味ではありません。

    妊活中は冷え対策も大切ですが、ポイントは温めることではなく、上げすぎないことです。

    • ぬるめのお風呂にゆっくり入る
    • 長時間のサウナは避ける
    • のぼせるほどの長湯は控える
    • 入浴後は水分をとる

    高温期は“頑張る時期”より“整える時期”

    高温期になると、何か特別なことをしないといけないように感じるかもしれません。

    しかし、高温期に大切なのは、特別なサプリや特別な運動を増やすことよりも、妊娠しやすさを下げる可能性のある刺激を減らすことです。

    • 飲酒量を控えめにする
    • 喫煙・受動喫煙を避ける
    • 睡眠を整える
    • ストレスを抱え込みすぎない
    • 食事を削りすぎない
    • 痛み止めの連用は相談する
    • 深部体温を上げすぎない

    妊活は、いつも「足し算」だけが正解ではありません。

    高温期は、頑張って何かを増やすよりも、身体に負担をかけるものを少し減らす「引き算」が大切な時期です。

    まとめ

    高温期の飲酒は、少量であれば過度に不安になりすぎる必要はありません。

    ただし、黄体期に中等量以上の飲酒がある場合、妊娠しやすさが低下する可能性が報告されています。そのため、妊活中の高温期は、飲酒量や頻度を控えめにすることが安心です。

    高温期は、妊娠しているかどうかがまだ分からない時期でもあります。

    「飲んでしまったからダメ」と自分を責めるのではなく、次の周期から少し整える、今日から控えめにするという考え方で大丈夫です。

    妊活中の高温期は、身体を追い込む時期ではなく、やさしく整える時期です。

    よくあるご質問(FAQ)

    Q1. 高温期にお酒を飲んでしまいました。妊娠の可能性はなくなりますか?

    高温期に少量のお酒を飲んだからといって、すぐに妊娠の可能性がなくなるわけではありません。妊娠の成立には、卵子・精子・胚の状態、子宮内膜、ホルモン環境など多くの要素が関係しています。

    ただし、黄体期の飲酒量が多い場合は妊娠しやすさが低下する可能性も報告されています。飲んでしまったことを過度に責めるより、次回から量や頻度を控えめにする意識を持つとよいでしょう。

    Q2. 高温期の飲酒はどのくらいなら大丈夫ですか?

    「この量なら必ず安全」と言い切れる明確な基準はありません。研究では、黄体期に週3〜6杯以上の飲酒が妊娠しやすさの低下と関連する可能性が示されています。

    そのため妊活中は、できるだけ飲酒量を減らし、特に高温期後半や妊娠の可能性がある時期は控える方が安心です。妊娠が分かった後は、飲酒を避けることが推奨されています。

    Q3. 高温期にノンアルコール飲料なら飲んでもいいですか?

    ノンアルコール飲料は、アルコール量が0.00%のものであれば、通常のお酒よりは妊活中でも選びやすい飲み物です。

    ただし、商品によっては微量のアルコールを含むものや、糖分が多いものもあります。妊活中に選ぶ場合は、表示を確認しながら、飲みすぎない範囲で取り入れると安心です。

    Q4. 高温期に一番気をつけることは何ですか?

    高温期に大切なのは、特別なことを増やすよりも、身体に負担をかける習慣を減らすことです。

    飲酒量を控えめにする、喫煙や受動喫煙を避ける、睡眠を整える、食事を削りすぎない、ストレスを抱え込みすぎないなど、基本的な生活習慣を整えることが大切です。

    Q5. 高温期は運動や入浴も控えた方がいいですか?

    軽い運動や通常の入浴まで避ける必要はありません。ウォーキングやストレッチなど、心地よく続けられる運動は、血流や気分転換の面でも役立つことがあります。

    ただし、食事を減らしながら激しい運動を増やすことや、長時間のサウナ、熱すぎるお風呂での長湯は控えめにした方が安心です。高温期は、身体を追い込むよりも、無理なく整えることを意識しましょう。

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    📚参考文献

    この記事の監修者

    宇都宮泰子 監修者写真

    院長:宇都宮 泰子
    (うつのみや やすこ)

    FEMICA認定妊活指導士/鍼灸学修士/MBA(経営管理修士)
    はり師・きゅう師(国家資格)

    • 日本フェムライフ統合ケア協会 代表理事
    • 日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー
    • 日本生殖医学会会員

    不妊・不育症を専門とし、東洋医学と生殖医療の両面から体質改善をサポート。大学院研究員としての研究活動も行いながら、臨床現場で妊活支援に従事している。

    ※本記事は一般的な医学情報を提供するものであり、診断・治療を目的とするものではありません。治療方針は必ず主治医の指示に従ってください。

    高温期の過ごし方に不安がある方へ

    高温期は、少しの体調変化や生活習慣が気になりやすい時期です。

    「お酒を飲んでしまったけど大丈夫かな」「何に気をつけて過ごせばいいのかな」と不安になることもあるかもしれません。

    妊活中は、何かを我慢し続けることよりも、ご自身の体の状態に合わせて、無理なく整えていくことが大切です。

    宇都宮鍼灸良導絡院では、妊活中の体調や月経周期、不妊治療のスケジュールに合わせて、鍼灸や良導絡測定を通じた体づくりをサポートしています。

    高温期の過ごし方や、妊活中の冷え・睡眠・ストレス・自律神経の乱れが気になる方は、お一人で抱え込まず、まずはお気軽にご相談ください🍀

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    35歳 多嚢胞性卵巣症候群 流産を乗り越えて胚盤胞移植で陽性反応

    投稿日:

    大阪市旭区からお越しのTさん(35歳)が妊娠・出産されました。

    当院にお越しになるまでの経緯

    Tさんは妊娠を望まれてから2年が経過していました。

    その間、産婦人科から不妊治療専門クリニックへ転院され、人工授精の段階でした。

    クリニックの検査から、黄体機能不全、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)、子宮内膜ポリープ(手術済)などが確認されていました。

    「妊娠しやすい体づくりをしたい」、「人工授精に向けて、妊活について教えてほしい」などのご希望で来院されました。

     

    患者さん情報

    来院の動機:不妊症

    鍼灸の経験:なし

    体調:ふつう

    睡眠:睡眠時間(平均7時間、就寝時間23時~起床6時30分)、夢をよく見る

    生理:順調(28~30日で規則的)、月経前はお腹のチクチク・押されているような痛みがある。月経時は下腹部の痛みがあり、鎮痛剤を服用する。経血の状態は暗赤色~レバー状。

    食生活:1日3食、外食少ない、夕食の時間18時~19時、食の趣向は甘いものを好む。飲み物は水・コーヒー。飲酒・喫煙はなし。

    運動:時々する

    ご主人:35歳、精液所見は特に問題はなし。

    服用されている薬・サプリ:クロミッド、黄体ホルモン製剤

     

    Tさんの妊娠に至るまでの経緯

    2024年5月~7月 人工授精周期(保険適用)

    初診の際、Tさんの自律神経の状態をチェックしたところ、お仕事による肩こりや疲れ目、頭痛、冷え性、胃の不調、便秘、ストレスがつよい、などの多くの不定愁訴を抱えておられました。

    お仕事と妊活を両立され、毎日とても忙しく過ごされていました。

    妊娠しやすい体のシステムは、心身ともに健康な状態で働きやすくなります。

    Tさんの場合は、毎日を忙しくされていて、体の不調が、自律神経やホルモンバランスの乱れ、妊娠しやすい体のシステムが働きにくい状態であると考えられるため、体の不調に応じた全身調整と人工授精に向けて、卵胞が十分に育つよう卵巣の血流促進を図る施術を併用しました。

    妊娠・出産ができる質の良い卵子を育てるためには、3カ月~半年以上の不妊鍼灸の治療期間が必要であるため、現在の不妊治療周期での妊娠できる可能性を支えながら、今後に排卵してくる卵子が妊娠・出産できる質の良い状態に育つように土台作りも同時にサポートしました。

    (当院の不妊鍼灸についての詳細はこちらからご覧ください)

    2024年8月 採卵周期(保険適用1回目)

    他の不妊治療専門クリニックに転院。

    転院先の検査から、ご主人の精索静脈瘤が発覚しました。(以前のクリニックでは確認できていませんでした。)

    ご主人の現在の状態では、人工授精による妊娠が難しいため体外受精にステップアップになりました。

    また、Tさんご本人も転院後の検査で、甲状腺の数値が高いこと、ビタミンDが低いことが発覚したため、新たに薬とサプリメントが追加され、採卵に向けて卵巣刺激が始まりました。鍼灸では、卵胞の成長をサポートするため卵巣の血流促進を図る方法を行いました。

    採卵の結果は、21個が採取でき、スプリット(体外受精8個と顕微授精9個)を行い、12個の胚盤胞(4AA6個・3AA6個)が凍結できました。

    2024年10月 移植周期(保険適用1回目)

    採卵後、Tさんは移植に進まれました。今回は、凍結融解胚盤胞移植(SEET法・1個戻し)を予定でした。

    鍼灸では、移植に向けてフカフカの内膜が作れるように子宮の血流促進を図る方法を行いました。

    迎えた移植日当日は、内膜の厚さは12.7ミリと十分に作ることができ、予定通り移植を実施されました。

    BT12の判定結果は、陽性反応が確認されましたが、hCG値が56と低値だったため、再判定となりました。

    再判定の結果は、残念ながら化学流産となってしまいました。しかし、初めての陽性反応であり、妊娠できるということがわかり、次の移植に期待することにしました。

    2024年11月 移植周期(保険適用2回目)

    今回の移植も、前回と同様の方法で実施しました。(凍結融解胚盤胞移植(SEET法・1個戻し))

    子宮内膜の厚さは10.7ミリとしっかり育ちました。BT13の判定結果は陽性反応が確認でき、hCG値も2000と十分な数値を示しました。

    その後、しばらく鍼灸をお休みされ、翌年の2025年10月にお越しになった時は、出産のご報告をいただきました。

    現在は、産後、体が十分に回復しない中での子育てで、肩こりや腰痛、お腹の痛みなどがあり、不調に応じた産後のケアを行いました。「2人目妊活の時は、またお願いします」とお話しくださいました。

    Tさん、本当におめでとうございます。

    お子様と幸せなご家庭を築かれていってください。

    また、2人目妊活の時など、何かお困りのことがございましたら、いつでもサポートさせていただきますので、よろしくお願いいたします。

     

    Tさん妊娠お喜びの声

    ▢お悩みの症状またはご来院当初の目的をお聞かせください
     不妊治療

    ▢鍼灸以外で妊娠(陽性反応)された方法に〇をつけてください
     体外受精 (胚移植)

    ▢ご自身で「これは良かった!」「自分に合っていた!」と思われた妊活があればお教えください
     ストレッチ・温活・半身浴

    ▢鍼灸施術を受けていただいた感想をお聞かせください
     初めて来た時は、2年ほど妊活をしてましたが、なかなかうまくいかず、タイミング・人工受情もダメで、妊娠できない状況でした。

    普段から生理痛にも悩んでいましたが、先生方がいつも親身に相談にのって下さって 2ヶ月ほど通ったころにかなり改善されていてとてもおどろきました!

    不妊治療中おちこむことも多かったですが、みなさん優しく丁寧に対応して下さって本当に感謝してます!

    初めての体外受精をし、2回目で妊娠することができ、こちらに通って本当に良かったです。ありがとうございました。

    ▢同じように悩まれている方へアドバイス(ご自身でやって良かったこと、若しくは続けることが出来たセルフ妊活など)、
    やメッセージがあればお願いいたします。
     妊活をはじめてから毎日半浴はかかさずしてましてました。夏でも基本は白湯をのんだりして体をあたためてました。
    あとは寝る前にストレッチを必ずしてました!

    【免責事項】すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。

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    年齢別AMH中央値と、正しい理解について

    投稿日:

    AMH(抗ミュラー管ホルモン)とは

    AMH(抗ミュラー管ホルモン)は、卵巣内に残っている卵胞の数の目安となるホルモンであり、卵巣予備能を評価するうえで非常に重要な指標です。

    不妊治療や妊活において、自身の卵巣の状態を客観的に知るために広く用いられています。

    年齢別AMH中央値(JISART:日本人女性15,000例以上の解析)

    日本生殖医学会関連のデータとして、日本生殖補助医療標準化機関(JISART)による日本人女性15,000例以上の解析では、年齢別AMH中央値は以下のように報告されています。

    • 27歳以下:4.69 ng/mL
    • 28歳:4.27 ng/mL
    • 29歳:4.14 ng/mL
    • 30歳:4.02 ng/mL
    • 31歳:3.85 ng/mL
    • 32歳:3.54 ng/mL
    • 33歳:3.32 ng/mL
    • 34歳:3.14 ng/mL
    • 35歳:2.62 ng/mL
    • 36歳:2.50 ng/mL
    • 37歳:2.27 ng/mL
    • 38歳:1.90 ng/mL
    • 39歳:1.80 ng/mL
    • 40歳:1.47 ng/mL
    • 41歳:1.30 ng/mL
    • 42歳:1.00 ng/mL
    • 43歳:0.72 ng/mL
    • 44歳:0.66 ng/mL
    • 45歳:0.41 ng/mL
    • 46歳以上:0.30 ng/mL

    このように、AMHは年齢とともに徐々に低下し、特に35歳以降、そして40歳以降では低下の速度が大きくなることがわかります。

    「27歳以下」「46歳以上」が年齢区分で示されている理由

    ここで重要なのは、27歳以下と46歳以上が単一年齢ではなく、「まとめた年齢区分」として示されている点です。これは、日本生殖医学会関連の解析において、統計的に信頼できる中央値を算出するために、症例数が十分に確保できる範囲で単一年齢ごとの解析が行われているためです。

    27歳以下では不妊治療を受ける方の割合が比較的少なく、単一年齢ごとの十分な症例数を確保することが難しいため「27歳以下」としてまとめて報告されています。

    また、46歳以上では卵胞数の減少に伴いAMHが非常に低値となることが多く、症例数自体も少ないため、「46歳以上」として報告されています。

    AMHは妊娠の可否を直接示す指標ではない

    AMHは卵巣の状態を知るうえで非常に重要な指標ですが、日本生殖医学会および日本産婦人科学会は、AMHが妊娠の可否を直接示すものではないとしています。

    AMHは卵子の数の目安を示す検査であり、卵子の質や妊娠の成立を直接評価するものではありません。

    AMHが低値でも妊娠に至るケースはある

    実際に、AMHが低値であっても妊娠・出産に至る例は数多く報告されています。

    当院においても、AMHが低いと診断された方が、鍼灸によって血流や自律神経の状態を整えた結果、採卵結果が改善し、妊娠・出産に至った例を多数経験しています。

    まとめ

    AMHは現在の卵巣予備能を知るうえで非常に重要な指標ですが、その数値だけで妊娠の可能性が決まるわけではありません。

    身体全体の状態を整え、卵子が育ちやすい環境を整えることが重要です。

    📚参考文献

    この記事の監修者

    宇都宮泰子 監修者写真

    院長:宇都宮 泰子
    (うつのみや やすこ)

    FEMICA認定妊活指導士/鍼灸学修士/MBA(経営管理修士)
    はり師・きゅう師(国家資格)

    • 日本フェムライフ統合ケア協会 代表理事
    • 日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー
    • 日本生殖医学会会員

    不妊・不育症を専門とし、東洋医学と生殖医療の両面から体質改善をサポート。大学院研究員としての研究活動も行いながら、臨床現場で妊活支援に従事している。

    ※本記事は一般的な医学情報を提供するものであり、診断・治療を目的とするものではありません。治療方針は必ず主治医の指示に従ってください。

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    胚移植前・移植後のサプリメントはどう考える?移植周期に続けてよいもの・注意したいものをわかりやすく解説

    投稿日:

    体外受精や胚移植の時期になると、「今飲んでいるサプリは続けていいの?」「移植後はやめたほうがいいものはある?」と不安になる方は少なくありません。

    先に結論をお伝えすると、胚移植前と胚移植後では、サプリメントの考え方が変わります。移植前は妊娠に向けて身体の状態を整える目的で使われることがあり、移植後は妊娠成立の可能性を前提に、妊娠初期にも安全性が確認されているかという視点がより重要になります。

    そのため、移植周期のサプリメントは「妊活向けだから良い」と一律に考えるのではなく、続けてよいものと慎重に見直したいものを分けて考えることが大切です。

    この記事の要点まとめ
    • 胚移植前と胚移植後では、サプリメントの目的が変わります。移植前は妊娠しやすい環境づくり、移植後は妊娠初期の栄養補給と安全性の確認が大切です。
    • 胚移植後も、葉酸や妊娠期向けのプレナタルビタミン、必要に応じたビタミンDや鉄などは継続が検討されることがあります。
    • CoQ10、L-アルギニン、DHEA、メラトニン、高用量の抗酸化サプリなどは、移植後に自己判断で続けず、主治医に確認しながら見直すことが大切です。
    • 妊娠の可能性がある時期は、ビタミンA(レチノール)を多く含むサプリや、成分がわかりにくいハーブ系・海外製サプリには注意が必要です。
    • サプリメントは治療の代わりではなく補助です。迷ったときは「妊活向け」かどうかではなく、「妊娠の可能性がある時期にも適しているか」で考えると整理しやすくなります。

    胚移植後のサプリメントは飲んでも大丈夫?

    胚移植後に、すべてのサプリメントを中止しなければならないわけではありません。実際には、葉酸や妊娠期用に設計されたプレナタルビタミン、必要に応じたビタミンDなどは、継続や開始が勧められることがあります。

    特に葉酸は、妊娠前から妊娠初期にかけて重要性が高い栄養素として知られており、公的機関でも摂取が推奨されています。

    一方で、抗酸化サプリや妊活目的のサプリの中には、妊娠成立後まで継続する根拠が十分ではないものもあります。また、ハーブ系や海外製のサプリでは、妊娠中の安全性データが十分でないことも少なくありません。

    つまり、胚移植後は「飲んではいけない」と極端に考えるのではなく、必要性と安全性を主治医と確認しながら整理していくことが大切です。

    胚移植前と移植後で、サプリメントの目的は変わる

    胚移植前は、卵巣刺激や採卵後の経過、子宮内膜の状態、栄養状態などをふまえながら、妊娠しやすい環境を整える目的でサプリメントが検討されることがあります。

    一方、胚移植後は妊娠の可能性を前提に、胎児の発育に必要な栄養を補うこと、そして妊娠初期に安全性がはっきりしないものをむやみに増やさないことが重要になります。

    そのため、同じサプリメントでも、移植前には使われることがあっても、移植後は見直されることがあります。

    胚移植前に検討されることがあるサプリメント

    葉酸

    葉酸は、移植前から優先度の高い栄養素のひとつです。胎児の神経管形成に関わるため、妊娠を考える時期からの摂取が推奨されています。

    ビタミンD

    ビタミンDは骨代謝だけでなく、免疫調整や妊娠期の健康にも関わる栄養素です。妊娠率や生児獲得率との関係については研究が続いていますが、妊娠期の基本的な栄養管理として重要です。

    鉄は妊娠中に必要量が増える栄養素ですが、移植前の段階で全員が鉄サプリを飲むべきとは限りません。貧血や鉄不足がある場合には補充が重要であり、血液検査の結果に応じて判断することが大切です。

    オメガ3脂肪酸(EPA・DHA)

    オメガ3脂肪酸は、炎症や細胞膜機能との関連から妊活中に取り入れられることがあります。妊娠率や受精率の改善が示唆される研究もありますが、効果には個人差があり、万能とはいえません。

    CoQ10(コエンザイムQ10)

    CoQ10は、特に卵巣予備能の低下や年齢因子が気になる方で注目されることが多い成分です。主に卵子の質や採卵前の準備という文脈で使われることが多く、妊娠成立後の継続が必須とまではいえません。

    L-アルギニン

    L-アルギニンは一酸化窒素(NO)を介した血流改善を期待して用いられることがあり、薄い子宮内膜の症例で内膜厚や子宮血流の改善が報告された研究もあります。ただし、一般的な標準治療として確立しているわけではありません。

    胚移植後も続けやすいサプリメント

    胚移植後に比較的考えやすいのは、妊娠初期の栄養補給として位置づけられるものです。

    1. 葉酸

    妊娠初期に特に重要な栄養素であり、移植後も継続が勧められることが多いサプリメントです。

    2. プレナタルビタミン

    葉酸やビタミンDなどを適量でまとめて補いやすく、自己判断で多種類を重ねるより整理しやすい場合があります。

    3. ビタミンD

    不足がある場合や、妊娠期の基本的な栄養管理として継続が検討されます。

    4. 鉄

    血液検査で不足がある場合や、主治医から指示がある場合に補います。全員が自己判断で高用量を追加するのではなく、検査結果に沿って考えることが大切です。

    5. オメガ3脂肪酸

    食事で不足しやすい場合に検討されますが、製品によって含有量や内容が異なるため、妊娠期向けかどうか確認しておくと安心です。

    胚移植後は主治医に確認して見直したいサプリメント

    ここは特に気になる方が多い部分です。以下は、移植前に使われることはあっても、胚移植後は自己判断で継続しないほうがよい候補です。

    CoQ10

    移植前の卵子の質や治療準備の文脈で使われることが多く、妊娠成立後まで必須という位置づけではありません。

    L-アルギニン

    内膜や血流を意識して使われることがありますが、移植後の継続については慎重に判断したい成分です。

    DHEA

    DHEAは卵巣予備能の文脈で話題になることがありますが、ホルモンに関わる成分のため、妊娠成立後まで自己判断で続けるものではありません。

    メラトニン

    睡眠目的や抗酸化目的で取り入れられることがありますが、妊娠中の安全性データは十分ではなく、継続する場合は医療者への確認が必要です。

    高用量の抗酸化サプリ

    NAC、高用量ビタミンC、高用量ビタミンE、レスベラトロール、アスタキサンチンなどは、移植前に検討されることはありますが、移植後も漫然と続ける根拠は十分ではありません。量が多いほど良いとは限らないため、必要性は個別に判断する必要があります。

    妊娠の可能性がある時期に注意したいサプリメント

    移植周期では、サプリメントの中身そのものにも注意が必要です。

    ビタミンA(レチノール)を多く含むサプリ

    妊娠期用ではない総合ビタミンや美容系サプリの中には、ビタミンA(レチノール)を多く含むものがあります。妊娠の可能性がある時期には、内容をよく確認しておきましょう。

    ハーブ系・海外製サプリ

    「天然成分だから安全」とは限りません。ハーブ系や海外製の製品では、妊娠中の安全性データが不足していたり、成分表示がわかりにくかったりすることもあります。

    移植周期のサプリメントで迷ったときの考え方

    サプリメントで迷ったときは、次のような順番で整理すると判断しやすくなります。

    • 葉酸が入っているか
    • 妊娠期向けの設計になっているか
    • ビタミンA(レチノール)やハーブ成分が多すぎないか
    • 処方薬と重なっていないか
    • 「妊活向け」ではなく「妊娠の可能性がある時期にも適しているか」で考える

    特に胚移植後は、新しいサプリを増やすよりも、必要最小限を確認しながら整えるほうが安心です。

    まとめ

    胚移植前は、葉酸を基本に、必要に応じてビタミンD、鉄、オメガ3、CoQ10、L-アルギニンなどが検討されることがあります。ただし、成分ごとに根拠の強さには差があります。

    胚移植後は、葉酸や妊娠期向けのビタミン、必要時のビタミンDや鉄など、妊娠初期にも位置づけやすいものを中心に考えます。

    一方で、CoQ10、L-アルギニン、DHEA、メラトニン、高用量の抗酸化サプリなどは、自己判断で続けず主治医に確認するのが安心です。

    サプリメントは治療を置き換えるものではなく、あくまで補助です。「移植後も飲んで大丈夫かな」と迷ったときほど、自己判断で増やさず、主治医とすり合わせることが大切です。

    よくあるご質問(FAQ)

    Q1. 胚移植後もサプリメントは飲んで大丈夫ですか?

    すべてをやめなければならないわけではありません。葉酸や妊娠期向けのビタミン、必要に応じたビタミンDや鉄などは継続が検討されることがあります。ただし、妊活目的で飲んでいたサプリの中には、移植後に見直したほうがよいものもあるため、主治医に確認するのが安心です。

    Q2. 胚移植後にやめたほうがよいサプリはありますか?

    CoQ10、L-アルギニン、DHEA、メラトニン、高用量の抗酸化サプリなどは、移植前に使われることがあっても、移植後の継続は慎重に判断したい成分です。必ずしも危険という意味ではありませんが、自己判断で続けるより、必要性を確認したうえで調整するほうが安心です。

    Q3. 葉酸は胚移植後も続けたほうがよいですか?

    はい。葉酸は妊娠前から妊娠初期にかけて特に大切な栄養素であり、継続が勧められることが多いです。移植周期でも優先度の高いサプリメントのひとつと考えてよいでしょう。

    Q4. 妊活用のサプリなら、移植後もそのまま飲み続けて問題ないですか?

    妊活用と書かれていても、移植後まで同じように続けてよいとは限りません。妊活中は有用でも、妊娠成立後は役割が変わるものがあります。特に複数成分が入ったサプリや海外製の製品は、内容を確認しておくことが大切です。

    Q5. 移植周期に新しいサプリメントを追加してもよいですか?

    移植後は新しいサプリをむやみに増やすより、必要最小限に整理するほうが安心です。気になる成分がある場合は、自己判断で追加するのではなく、主治医や薬剤師に相談してから取り入れることをおすすめします。

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    📚参考文献

    この記事の監修者

    宇都宮泰子 監修者写真

    院長:宇都宮 泰子
    (うつのみや やすこ)

    FEMICA認定妊活指導士/鍼灸学修士/MBA(経営管理修士)
    はり師・きゅう師(国家資格)

    • 日本フェムライフ統合ケア協会 代表理事
    • 日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー
    • 日本生殖医学会会員

    不妊・不育症を専門とし、東洋医学と生殖医療の両面から体質改善をサポート。大学院研究員としての研究活動も行いながら、臨床現場で妊活支援に従事している。

    ※本記事は一般的な医学情報を提供するものであり、診断・治療を目的とするものではありません。治療方針は必ず主治医の指示に従ってください。

    移植周期の不安を、ひとりで抱え込まないために

    胚移植の前後は、「今の体調で大丈夫かな」「サプリや食事、過ごし方はこれで合っているのかな」と、細かなことまで気になりやすい時期です。

    そんなときこそ、治療だけを見るのではなく、自律神経の乱れや冷え、血流、睡眠、胃腸の状態など、身体全体のバランスを整えていくことも大切です。東洋医学では、こうした日々の小さな不調の積み重ねにも目を向けながら、妊娠しやすい身体づくりをサポートしていきます。

    宇都宮鍼灸良導絡院では、不妊治療と併用される方にも寄り添いながら、移植周期のお身体の状態に合わせた施術を行っています。

    「移植前後を少しでも落ち着いて過ごしたい」「今の自分にできることを整えておきたい」とお考えの方は、どうぞお気軽にご相談ください🍀

    24時間予約受付中

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    高温期に体温が下がる理由は? 妊娠できないサインとは限らない見方と受診の目安

    投稿日:

    妊活中の方からよくあるご相談に、「高温期なのに体温がガタガタする」「高温期に入ったと思ったら数日で下がった」というものがあります。

    基礎体温が下がると、「排卵していないのでは?」「黄体機能が弱いのでは?」「妊娠しにくいのでは?」と不安になる方も多いと思います。

    ただし、基礎体温はとても繊細で、睡眠時間や測る時刻、体調、室温などの影響も受けます。1日や2日の体温低下だけで、すぐに異常と判断できるわけではありません。一方で、毎周期のように高温期が短い、なかなか高温が続かないといった場合は、排卵後のホルモン環境を確認したほうがよいこともあります。

    この記事の要点まとめ
    • 高温期に体温が少し下がる日があっても、それだけで異常とは限りません。
    • 基礎体温は、睡眠時間・測定時刻・体調・室温などの影響を受けやすい指標です。
    • 一方で、高温期が毎回短い、排卵後すぐ下がる、体温の上がり方が弱い状態が続く場合は、黄体期のホルモン環境を確認したほうがよいことがあります。
    • ストレス、睡眠不足、急激な体重減少、過度な運動、飲酒などの生活習慣が影響することもあります。
    • 大切なのは1日ごとの変化に振り回されすぎず、数周期を通して傾向を見ながら、必要に応じて医療機関へ相談することです。

    高温期に体温が下がるのはよくあること?

    まず大切なのは、高温期の体温は毎日ぴったり一定ではないということです。

    排卵後は、黄体から分泌されるプロゲステロンの作用で体温が上がり、一般には低温期より少し高い状態が続きます。ただし、基礎体温は排卵後の変化をあとから確認するための目安であり、これだけで黄体機能や妊娠しやすさを正確に判断することはできません。

    そのため、高温期中に1回体温が下がったからといって、すぐに妊娠しにくいと判断する必要はありません。まずは、単発の変動なのか、毎周期くり返しているのかを分けて考えることが大切です。

    高温期とは何か

    高温期とは、排卵後から月経前までの時期、つまり黄体期のことです。

    排卵後は、卵胞が黄体に変化し、プロゲステロンを分泌します。プロゲステロンには、子宮内膜を着床しやすい状態へ整えること、妊娠初期の環境を支えること、体温を上昇させることなどの役割があります。

    このため、高温期が極端に短い、高温への移行がはっきりしない、排卵後すぐに体温が下がるといったパターンが続く場合には、排卵や黄体機能を含めた確認が必要になることがあります。

    高温期に入ったと思ったら下がる主な理由

    1.測定条件のばらつき

    もっとも多いのは、ホルモン異常ではなく測定条件の違いです。

    基礎体温は、起床時刻のズレ、睡眠不足、夜中に何度も起きた、飲酒、風邪気味、室温の変化などの影響を受けます。1日だけ低い日があっても、その1回だけで高温期異常とまでは言えません。

    2.まだ排卵直後で体温が安定していない

    排卵後すぐに、全員がきれいに階段状に体温上昇するわけではありません。数日かけて高温相へ移行する人もいます。そのため、「高温期に入ったと思ったら翌日少し下がった」だけでは異常とは限りません。

    3.黄体機能が十分でない可能性

    高温期が毎回短い、体温上昇が弱い、排卵後すぐ下がるといったパターンが続く場合は、黄体からのプロゲステロン分泌が十分でない可能性が考えられます。

    一般に、黄体期が10日以下であることは一つの目安とされますが、基礎体温だけで黄体機能不全を確実に診断することはできません。気になる場合は、自己判断ではなく医療機関で相談することが大切です。

    4.ストレスの影響

    強いストレスや慢性的なストレスは、視床下部―下垂体―卵巣系に影響し、排卵や黄体機能に関わるホルモン分泌を乱す可能性があります。

    ストレスがあるから必ず高温期が乱れる、というわけではありませんが、睡眠や食事、生活習慣の乱れと重なることで、基礎体温にも変化が出やすくなることがあります。

    5.低栄養・急激な体重減少・過度な運動

    エネルギー不足は排卵機能に影響し、結果として黄体期の不安定さにつながることがあります。極端なダイエットや急な体重減少、強すぎる運動負荷は注意が必要です。

    妊活中は、体重だけでなく、十分な栄養がとれているかという視点も大切です。

    6.飲酒など生活習慣の影響

    アルコールと妊娠率の関係には研究ごとの差がありますが、妊活中は控えめにするほうが安心です。とくに排卵後の時期は、身体を整える期間として意識して過ごすことが大切です。

    体温が下がった=妊娠できない、ではありません

    高温期中に体温が下がる日があること自体で、妊娠できないと判断することはできません。

    基礎体温は、黄体ホルモンの影響を受ける間接指標ではありますが、妊娠の可否や黄体機能を単独で決める検査ではありません。

    大切なのは、単発の体温低下ではなく、周期全体のパターンを見ることです。

    • 高温期が毎回10日未満
    • 排卵後すぐ月経が来るように感じる
    • 高温相へ移行しにくい周期が続く
    • 不正出血や月経不順もある

    こうした場合は、ホルモン採血や排卵確認を含めて医療機関で相談する意味があります。

    受診を考えたい目安

    次のような場合は、一度婦人科や不妊治療クリニックで相談すると安心です。

    • 高温期が毎回短く、10日前後より短いことが多い
    • 高温期に入ってもすぐ体温が下がるパターンが続く
    • 月経不順、排卵しにくさ、強い月経痛、不正出血を伴う
    • 妊活を続けているが妊娠に至らない

    特に、35歳以上で妊活を続けている方や、もともと月経不順がある方は、早めに相談することで今後の見通しが立てやすくなります。

    不安なときの見方

    基礎体温は、毎日完璧である必要はありません。見るべきなのは「1回の下がり」ではなく、数周期を通した傾向です。

    不安が強いと、1日の体温低下がとても大きな意味を持つように感じてしまいます。けれど実際には、基礎体温はホルモンだけでなく生活条件にも左右されます。まずは、同じ時刻・同じ条件で記録しながら、周期全体の流れを見ていくことが大切です。

    そして、毎周期くり返す異常パターンがあるときは、自己判断で抱え込まず、必要に応じて検査につなげることが大切です。高温期を安定させるためには、排卵の有無、黄体ホルモン、甲状腺機能、体重変化、睡眠やストレスなどを含めて、全体像で見る必要があります。

    まとめ

    高温期に体温が下がること自体は、必ずしも異常ではありません。基礎体温は測定条件の影響を受けやすく、1日だけの低下で妊娠しにくさを判断することはできません。

    ただし、高温期が毎回短い、排卵後すぐ下がる、体温上昇が弱いといった傾向が続く場合は、黄体期のホルモン環境や排卵状態を確認したほうがよいことがあります。

    基礎体温は「妊娠できる・できない」を断定するものではなく、身体の変化をみるための一つの手がかりです。不安になりすぎず、でも同じパターンが続くときは早めに相談する。このバランスが大切です。

    よくあるご質問(FAQ)

    高温期に1日だけ体温が下がっても大丈夫ですか?

    1日だけ体温が下がったからといって、すぐに異常とは限りません。基礎体温は、睡眠不足や起きた時間のズレ、体調の変化などでも動くためです。大切なのは、その後ふたたび高温を保てているか、毎周期同じようなパターンが続いていないかを見ることです。

    高温期に入ったと思ったのにすぐ下がるのは、排卵していないからですか?

    必ずしもそうとは限りません。排卵後すぐに体温がきれいに上がらず、数日かけて高温相へ移行する方もいます。ただし、毎回のように高温期が短い、上がりきらない、すぐ下がるといった状態が続く場合は、排卵や黄体機能を含めて確認したほうが安心です。

    高温期が何日くらい続けばよいですか?

    個人差はありますが、一般的には高温期はおおむね12〜14日前後続くことが多いです。毎回10日未満の周期が続く場合は、一度婦人科や不妊治療クリニックで相談してみるとよいでしょう。

    高温期に体温が下がると、妊娠しにくいのでしょうか?

    基礎体温だけで妊娠しやすさを判断することはできません。高温期に少し体温が下がる日があっても、妊娠に至ることはあります。ただし、高温期が極端に短い、排卵後すぐ月経が来るように感じるなどの傾向が続く場合は、身体の状態を確認する意味があります。

    高温期を安定させるためにできることはありますか?

    まずは、基礎体温をできるだけ同じ条件で測ることが大切です。そのうえで、睡眠を整える、無理なダイエットを避ける、過度な運動や飲酒を控える、ストレスをため込みすぎないといった生活習慣の見直しも役立ちます。気になる状態が続く場合は、自己判断だけで抱え込まず、医療機関に相談してみてください。

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    📚参考文献

    この記事の監修者

    宇都宮泰子 監修者写真

    院長:宇都宮 泰子
    (うつのみや やすこ)

    FEMICA認定妊活指導士/鍼灸学修士/MBA(経営管理修士)
    はり師・きゅう師(国家資格)

    • 日本フェムライフ統合ケア協会 代表理事
    • 日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー
    • 日本生殖医学会会員

    不妊・不育症を専門とし、東洋医学と生殖医療の両面から体質改善をサポート。大学院研究員としての研究活動も行いながら、臨床現場で妊活支援に従事している。

    ※本記事は一般的な医学情報を提供するものであり、診断・治療を目的とするものではありません。治療方針は必ず主治医の指示に従ってください。

    高温期の体温変化が気になる方へ

    高温期に体温が下がると、「このままで大丈夫かな」「何か原因があるのかな」と不安になることもあると思います。

    基礎体温は、睡眠や体調、生活リズムの影響も受けるため、1回の変化だけで判断しすぎなくて大丈夫です。ただ、高温期が毎回短い排卵後すぐに体温が下がる周期全体が不安定といった状態が続く場合は、身体の状態を丁寧に見直していくことも大切です。

    宇都宮鍼灸良導絡院では、妊活中のお身体の状態をうかがいながら、周期や体調に合わせて施術を行っています。病院での治療と併用しながら通われている方も多くいらっしゃいます。

    「受診するほどか分からないけれど気になる」「基礎体温の見方に不安がある」という方も、お一人で抱え込まずお気軽にご相談ください🍀

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