治療院ブログ

2025年の投稿記事

男性の口腔ケアこそ妊活を成功へ導く鍵になる

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これまで「妊活=女性の問題」という意識が根強くありましたが、実は男性側の健康状態も大きく関わっています。特に、口腔内の慢性炎症状態である 歯周病(特に進行した状態の 歯周炎)が、 男性の精液・精子の質を低下させる可能性 が複数の研究で示されています。

本記事では、男性の妊活支援という視点から歯周病の意味を整理し、「男性だけ」目線でチェックすべきポイントとケア方法をまとめます。

歯周病が男性生殖機能へ及ぼす影響とは?

研究が示す関連性

ある症例対照研究では、精液異常のある男性群と正常精液の男性群を比べたところ、精液異常群に「中等~重度の歯周炎」が有意に多く認められました。中等〜重度歯周炎の人は精液異常を有する割合が高く、歯周炎が精液状態と関連している可能性があると報告されています(OR=3.377, p=0.005)。

系統的レビューでは、歯周炎のある男性は精子運動能・形態・DNA断片化(SDF)等が悪化している傾向があると結論づけられています。例えば、歯周病の炎症負荷が高い男性では「精子の運動能が統計的に有意に低かった」という報告もあります。

なぜ影響するのか?考えられるメカニズム

歯周病による慢性炎症が、血管を通じて全身に炎症性サイトカイン(IL-6、TNF-αなど)を放出し、生殖器(精巣・精細管・血液‐精巣関門)に影響を与える可能性があります。

炎症 → 酸化ストレス(ROS:活性酸素種)の増加 → 精子膜や運動能にダメージ、DNA損傷を誘発という流れが指摘されています。

歯周病菌やその代謝産物が血中に入り、「遠隔部位(精巣・附属器など)」にも影響を及ぼす可能性があるという仮説もあります。

男性が“今すぐ見直すべき”口腔・妊活ポイント

妊活中、またこれから妊活を始める男性として、以下のチェックリストをぜひ活用してください。

  1. 歯ぐきの出血・腫れ・口臭を感じていないか?
    歯周病の初期サイン。気づかないうちに進行しているケースも多い。
  2. 「歯肉ポケット深さ」「臨床付着損失(CAL)」の検査を受けたことがあるか?
    研究ではこの指標が精液の運動能・濃度と関連していた。
  3. 定期的に歯科で歯石除去・クリーニングを行っているか?
    歯垢・歯石は慢性炎症・菌の温床となる。
  4. 喫煙・過剰飲酒・喫煙歴がないか?
    口腔だけでなく、全身・生殖機能にもマイナス要因。
  5. 食習慣・生活習慣が整っているか?(特に糖質過多・甘い物常習)
    炎症体質を助長し、口腔内・全身の健康に影響。

鍼灸・不妊サポートの視点から+αにできること

当院「宇都宮鍼灸良導絡院」では、男性の妊活支援も視野に入れ、鍼灸・自律神経・血流・ホルモンバランスの調整を行っています。口腔内ケアとは別の施策として、以下のようなアプローチが可能です。

  • 自律神経測定によるストレス・生活リズムの可視化
    → ストレス過多は炎症反応を活性化させ、男性の生殖機能にも影響。
  • 鍼灸による血流改善・精巣周囲の循環促進
    → 炎症・老廃物の除去を促す土台作り。
  • 食事・栄養・生活習慣アドバイスと口腔ケアの連携
    → “身体+口腔”の一体ケアとして妊活を支援。
  • パートナーと一緒に口腔環境を整える提案
    → 妊活はカップルでの取り組みが効果的。

まとめ

男性の口腔内、特に歯周病・歯周炎という慢性炎症状態は、「精子の質」「運動能」「DNA損傷」などの観点から、妊活における無視できない要因であると、最近の研究が示し始めています。妊活中の男性が“歯ぐきの健康”を整えることは、たんに「虫歯・歯槽膿漏を予防する」という枠を超えて、「赤ちゃんを迎えるための身体づくり」の一歩として非常に意義があります。

もしパートナーと共に妊活中であれば、男性側の口腔ケアも“必須チェック項目”としてぜひ取り入れてください。歯科・鍼灸・生活習慣改善を含む総合サポートによって、妊活成功の可能性を高めるお手伝いができます。

正しい治療を受けるために

  • 歯周炎が疑われる場合:歯科で「歯周ポケット測定」「臨床付着損失(CAL)」などをチェックしてもらいましょう。

  • 精液検査・男性不妊検査を受けている場合:その結果と口腔状態をリンクして、早期改善を検討することが有効です。
  • “口腔ケア=費用がかかる”と思われがちですが、妊活の成功までを見据えた投資と捉えることで、モチベーションも上がります。

📚参考文献

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歯周病が妊娠までの時間を延ばす可能性〜口腔ケアは“妊活”の必須ステップ〜

投稿日:

妊娠を希望する方が増えている一方で、「なかなか授かれない」という悩みも少なくありません。よく知られている原因としては、年齢、卵巣・精子の状態、ホルモンバランス、子宮・卵管の通過性などがありますが、近年「口腔内の環境」、特に 歯周病(歯を支える骨や歯ぐきが細菌感染・慢性炎症によって破壊される病態)が、 妊孕力(妊娠する力)を低下させる可能性 が注目されています。

今回は、歯周炎と妊活(妊娠しやすさ・妊娠までの時間)との関連を、最新のエビデンスを交えてわかりやすく整理し、妊活の視点から口腔ケアの重要性をお伝えします。

歯周炎とは何か?

まず、歯周炎の理解から始めましょう。

歯周病は、歯ぐき(歯肉)に炎症が起きる「歯肉炎」から始まり、さらに進行すると「歯を支える骨(歯槽骨)」や歯根膜・歯周ポケットへと及び、「歯周炎(=歯周病が骨まで進行した状態)」となります。

症状としては、歯ぐきの腫れ・出血・歯のぐらつき・口臭などがありますが、自覚症状が乏しい場合が多く、「気づいたら進行していた」ということも少なくありません。

成人30歳以上の方の約8割が何らかの歯周病を抱えているというデータもあります。歯周病原因菌(例えば Porphyromonas gingivalis など)が、歯ぐきから血管内に入り、体内に炎症性サイトカインをめぐらせることにより、様々な全身疾患と関係する可能性が指摘されています。

このように、口腔内だけの問題ではなく、全身の“炎症・細菌連鎖”という観点から見ても、歯周病は軽視できない存在です。

歯周炎と「妊娠しやすさ/妊娠までの時間」との関係

多くの研究で、歯周炎が妊娠までにかかる時間を延ばす可能性が示されています。以下、主なポイントを整理します。

妊娠までの時間(TTC:Time To Conception)が延びるという報告

例えば、ある研究では、歯周病のある女性は、歯周病のない女性と比べて 妊娠までに平均2か月程度長くかかったという報告があります。また、歯周病と不明原因不妊との関連を検討した研究でも、歯周病のある女性は妊活(妊娠を希望して開始)において妊娠まで時間を要する可能性があるという指摘があります。

さらに、総合的なレビューでは、「歯周病=慢性炎症状態」が、妊孕力低下の背景因子となる可能性があるとしています。

男性側も関連あり

歯周病は女性だけでなく、男性の精液・精子の質にも影響を及ぼす可能性があります。例えば、歯周炎のある男性で精子濃度・運動能・形態などが低下していたという報告があります。

このことから、カップル全体として“口腔内の炎症負荷”を軽減することが、妊活支援として有効である可能性が高いです。

なぜ妊娠まで時間がかかるのか?そのメカニズム

歯周病が妊活に影響する可能性のあるメカニズムは、以下のように整理できます。

  • 歯周病による慢性炎症が体内でサイトカイン・炎症性物質を増やし、卵巣・子宮・精子・精巣などの生殖器への影響を及ぼす可能性。
  • 歯周病菌が血流・リンパを通じて全身に影響を与え、「歯ぐきだけの問題」にとどまらないという仮説。
  • 妊娠の準備(卵胞発育・排卵・受精・着床・維持)において、微小な炎症環境や免疫・血管周囲環境が適切であることが重要ですが、歯周病の存在がこの環境を乱す可能性。

また、男性側では「歯周病 → 精子DNA損傷」などの関連も検討されており、生殖細胞レベルでも影響があり得ます。つまり、歯周病は単に“お口のトラブル”ではなく、妊活という観点から見ると「妊娠する力を下げるかもしれないリスク因子」ということができそうです。

“歯周病と妊活”を考えるうえで押さえておきたいポイント

ここでは、妊活を顔上している方(特に女性)にとって知っておきたい要点をまとめます。

  • 歯周病の有無をチェックする
    → 妊娠を希望する段階で、まず歯科で「歯周炎」の診断を受けたことがあるか、また歯ぐき・歯周ポケット・歯槽骨の状態について相談することは有効です。
  • 歯周炎を放置しない
    → 歯周炎が「治療を受けていない」場合、妊孕力の低下がより強く出るという報告があります。
  • 口腔内ケアは日常から
    → ブラッシング・歯間清掃(フロス・歯間ブラシ)・定期歯科検診を習慣化。歯垢・歯石を長期間放置することが、炎症惹起・菌の血管への侵入機会を増やします。
  • 妊活期間中だけでなく“妊活を見据えて”
    → 妊娠を望むタイミングに入る前から、口腔ケアを整えることが望ましいです。例えば、不妊治療・鍼灸治療・生活習慣改善などを始める段階で、“お口の環境”もセットで整えておくと、チームとしてのアプローチになります。
  • 男性も一緒にケアを
    → 精子の質と口腔内環境の関連も報告されており、パートナーとともに口腔ケアを意識することが、より“カップルとしての妊活”において効果的です。

鍼灸院・妊活サポートの視点からのメッセージ

当院「宇都宮鍼灸良導絡院」では、不妊・妊活をサポートする鍼灸治療を行う際、身体と心のトータルケアを大切にしています。

口腔ケアは一般に“歯科の領域”と思われがちですが、妊活においては「口腔=身体全体の一部」と捉えることが重要です。

  • 鍼灸治療を通じて自律神経のバランス・血流・ホルモンの巡りを整えること
  • レーザーで慢性炎症や細菌負荷を軽減することで、妊娠に至るための微細な環境を整えること

これらを統合的に支援することが可能です。妊活に励む皆さんに、ぜひ当院がお手伝いできることを知っていただきたいと考えています。

お口チェック・セルフケアのすすめ

具体的なセルフケアとしては以下を参考にしてください。

  • 朝晩の歯みがき+就寝前の歯間・舌清掃を習慣化
  • 定期的な歯科検診・歯石除去(年1〜2回を目安に)
  • 歯ぐきの出血・腫れ・ぐらつきがあれば早めに歯科受診
  • 食事・生活習慣の見直し(砂糖・喫煙・ストレスは歯周病を悪化させる因子)
  • 妊活中・治療中であれば、歯科と鍼灸・不妊治療チームで連携をとる

おわりに

歯周病=「妊活を遅らせるかもしれない」という切り口は、これまであまり語られてこなかった視点かもしれません。しかし、最新の文献レビューでも “歯周病と妊孕力低下の関連” が示されています。妊娠を望む方にとって、「歯ぐきの健康」も忘れてはいけない大切な要素です。身体全体を丁寧に整えることで、鍼灸治療との相乗効果も高まるでしょう。

ぜひ、歯科検診を妊活プランに組み込んでみてください。ご相談・フォローが必要であれば、当院でもサポートいたします。

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https://www.period.tokyo/images/disease/symptoms/symptoms-type/img03.jpg

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📚参考文献

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45歳からの妊活 ― 大阪で“あきらめない”不妊鍼灸

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「高齢ですが、不妊鍼灸を受けられますか?」
このご相談を、当院ではよくいただきます。

当院では45歳以上で妊娠されている方が多数いらっしゃいますが、実際、40代後半で不妊治療や鍼灸を検討している方の多くが、「もう遅いのでは…」「どこに行っても断られた」と不安を抱えておられます。

また、40代での不妊治療・鍼灸治療に不安を抱えておられる方は少なくありません。『大阪 不妊 鍼灸』で検索してこのブログに辿りついたあなたも、少しでも“可能性”を感じて頂けたらと思います。

確かに年齢を重ねるほど妊娠率・出産率は低下します。ですが、それは“統計上”“平均的”な数字であって、個々人すべてがあきらめなければいけないという意味ではありません。今回は、当院で「鍼灸+クリニック紹介」によって無事に妊娠された45歳の方の実例をもとに、「高齢だから断られた」「高齢だから確率が低い」と言われても、出来ることはあるというお話をします。(※個人が特定されないよう配慮しています)

特に45歳前後になると、

  • 体外受精や顕微授精でも妊娠率が下がる
  • 鍼灸院でも「高齢だから」と施術を断られる

といった現実に直面することがあります。

けれども──「年齢が高い=何もできない」ではありません。今日は、45歳以上で妊活を続けている方に向けて、「現実の数字(統計)」と「それでも前に進める方法」をお伝えします。

年齢と妊娠・出産の確率を正しく知る

まずは、“高齢”という言葉が示す“数字の現実”を、信頼できるデータから確認しておきましょう。

生殖補助医療(ART)の年齢別成績

日本産科婦人科学会が毎年公表している「体外受精・胚移植等の臨床実施成績」によると、年齢が上がるごとに「移植1回あたりの臨床妊娠率」「出産(生産)率」が下がる傾向があります。

例えば、ある概略では「45歳では胚移植あたりの妊娠率が約1割程度」という記述もあります。さらに、別のデータでは「39歳では生産率11.5%、40歳では9.3%、44歳で1.8%」という報告もあります。

つまり、45歳以上で自身の卵子を用いたARTを行った場合、統計的に見れば“かなり低い確率”になるのは事実です。

なぜこのように低くなるのか?

年齢が上がると、卵巣予備能(卵子が残っている数)や卵子の質が低下し、染色体異常リスク・流産率も上がります。例えば、卵子の質の低下・染色体異常の増加に関しては日本生殖医学会でも指摘があります。

鍼灸院や不妊クリニックが年齢の高い方に慎重になるのは、このように“統計的にリスク・確率低下”があるからです。

なぜ「断られた」と感じるのか?

「年齢45歳ということでクリニック・鍼灸院で“年齢的に妊娠確率が低いので…”と言われた」というご相談を受けることがあります。その背景には、以下のような事情があります。

  • クリニック側:年齢上昇による妊娠・出産に至る確率低下、流産リスク上昇を考え、「治療を受けても費用・リスクに見合わない」と判断される場合があります。
  • 鍼灸院側:妊活をサポートする立場として「期待できる確率が低い」「妊娠に至る可能性が非常に低いかもしれない」という認識で、断る・ご紹介を優先するケースがあります。

このため、「断られた=もう無理」と受け止めてしまう方もいらっしゃいますが、これは “年齢だけで希望を断つ” のではなく、統計・リスクを重視した 治療・施術側の判断基準であることが多いのです。

ブログをご覧のあなたへ伝えたいのは、「年齢45歳=絶対に妊娠できない」ではないということ。統計を知ったうえで、『出来ることを丁寧に行う』という選択肢があります。

当院での対応 例– 鍼灸+クリニック紹介の流れ

当院では、45歳というご年齢で「不妊クリニックに断られた」「鍼灸院でも断られた」という方からのお問い合わせを頂いたことがあります。その方への私たちの対応を大まかにご紹介します(個人が特定できないように配慮しています)。

初回ご相談

「45歳/他院で断られましたが、鍼灸を受けることは可能でしょうか?」というお問い合わせ。

当院の方針としては「年齢が高いからと言って鍼灸を断るわけではありません。ただし統計的に確率が低めであることをお伝えしたうえで、“出来ること”を出来る範囲で一緒に進めましょう」とお答えしました。

クリニック紹介

当院では、不妊専門クリニック(体外受精・顕微授精を実施している)をご紹介。まずはクリニックでの検査(卵巣予備能・ホルモン値・精液検査・子宮・卵管評価)からスタートしていただきました。

鍼灸施術開始

クリニック通院と並行して、鍼灸によるサポートを開始。冷え・血流改善・ホルモンバランス・身体の緊張・睡眠・栄養・ストレスケアなど、妊活をサポートする体づくりを行いました。

経過と結果

数ヶ月後(クリニック・鍼灸を併用)に、体外受精/顕微授精を実施。移植後、無事に陽性反応・心拍確認・そして出産へと至りました。年齢45歳という条件下での妊娠・出産ということで、本人様も「諦めないで良かった」とおっしゃっておられました。

“統計は確率”であって“個人の宣告”ではない

上述のように、「45歳以上=妊娠率・出産率が低い」というのは明らかなデータ上の現実です。しかし、この事実を知ったうえで「だから無理だ」とあきらめるのか、「可能性を少しでも高めるために動るのか」は別です。当院が伝えたいメッセージは次のとおりです。

統計的に確率が下がるというのは“平均値/集団値”であり、あなたの個別の可能性を否定するものではありません。年齢が高いからこそ、「出来ることを出来る範囲で」丁寧に取り組むことが大切です。クリニック治療も鍼灸ケアも、あくまでサポート・補助です。

鍼灸が「妊娠を保証する」わけではありませんが、身体の環境を整えることで妊娠へ至る確率を少しでも上げる支援になる可能性があります。

重要なのは「受け身」ではなく「自分で選び、動く」こと。特に高齢妊活の場合、スピード感・情報収集・提携先のクリニックとの連携がカギになります。

鍼灸を受ける際のポイント・当院の強み

高齢での妊活・鍼灸施術を考える際、次のポイントを押さえておくことをおすすめします。

  • クリニックとの並行:鍼灸単独で妊娠を保証するものではありません。不妊専門クリニックと連携をとることが理想です。
  • 体づくりを重視:年齢が高いほど、卵巣・子宮・血流・ホルモン・睡眠・栄養・ストレスなど“身体の環境”が影響を受けやすいです。鍼灸でこれらを整えることが「補助要因」として有効です。
  • 個別プラン:年齢・卵巣予備能・生活習慣など人それぞれです。当院では45歳以上の方へのケア経験もあり、年齢特有のケア(低刺激・体力温存・冷え対策など)も行っています。
  • 早めの相談・行動:統計を見れば「年齢が上がるほど時間が味方しない」ことが明らかです。気になったら早めに相談・検査・施術を始める方が選択肢が広がります。
  • 生活習慣の見直しも併用:適度な運動・良質な睡眠・栄養バランス・体重管理・ストレス軽減など、鍼灸と併用して行うことで“身体の妊活モード”を高めます。

おわりに

「45歳・高齢」という言葉を聞くと、どうしても“不利”なイメージが先行します。しかし、年齢だけで“無理だ”と線を引いてしまうのはあまりにも早すぎる選択かもしれません。あなたの身体・あなたの人生・あなたの希望には、まだ選択肢があります。

大阪で「不妊・鍼灸」を検索されてこの文章を読まれているのであれば、ぜひ一歩を踏み出してください。当院は「年齢45歳以上」「高齢妊活」「鍼灸併用+クリニック紹介」の実績があります。“統計を知ったうえで、自分らしく動く”お手伝いをさせて頂けたら幸いです。

まずはお気軽にご相談ください。あなたの希望に寄り添い、出来る限りのサポートをいたします。

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男性不妊に鍼灸は効く?——論文からわかる「できること・できないこと」

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鍼灸は、男性不妊に対して「精液所見(とくに運動率や総運動精子数=TMSC)」の一部を改善する可能性が、ランダム化比較試験(RCT)や系統的レビューで示されています。

一方で、妊娠率の向上まで一貫して証明されたわけではありません。そのため現時点では、鍼灸を「生活改善・医療介入(泌尿器科/生殖医療)」と並走する補完療法として位置づけるのが現実的です。

鍼灸で「期待できること」

1) 精子の運動性・総運動精子数(TMSC)の改善

RCTでは、偽鍼(プラセボ)と比較して、総運動精子数(TMSC)が有意に改善したという報告があります(Fertility and Sterility, 2009)。ただし、精液量が低下するなど、指標によっては改善しないものもあり、鍼灸が万能とは言えません。

また近年の臨床試験では、電気鍼(EA)でTMSCや運動率の改善が示唆されています(2024年)。ただしサンプル規模が小さい研究も多く、今後の再現性検証が必要です。

2) 精子DNA損傷(DFI)やストレス関連所見の改善“示唆”

症例レベルでは、電気鍼により精子DNA断片化指数(DFI)の改善が報告されています。強い結論には至りませんが、酸化ストレスの低減や、自律神経・ホルモン調整を介した可能性が議論されています。

3) 精索静脈瘤(バリコーゼル)関連のサポート

精索静脈瘤に対しては、手術(静脈瘤修復術)が精液所見を改善する根拠が確立しています。鍼灸は、痛みの軽減や自覚症状の緩和、術後の体調管理などで補助的に関与できる可能性がありますが、根本治療は手術が第一選択です。

鍼灸で「できないこと」

  • 閉塞性無精子症など、解剖学的な原因の直接解消はできません(泌尿器科の治療が必要です)。
  • 妊娠率の一貫した上乗せ効果は、現時点のエビデンスだけでは断言できません。メタ解析・系統的レビューでも「運動率・濃度の改善はあり得るが、妊娠率は不明〜未確定」という結論が多いです。

作用メカニズム(仮説)

自律神経の調整、視床下部—下垂体—性腺(HPG)軸への影響、精巣血流の改善、抗酸化・抗炎症作用などが総合的に働き、精液所見の一部に反映している可能性が示されています(レビュー)。ただし、ヒトでの直接的な機序証明は限定的です。

安全性

鍼灸は、熟練の施術者が適切に行えば重篤な有害事象は稀とされています。内科的・泌尿器科的治療の妨げにならない補完療法として選択されることが多い一方、治療前に基礎疾患・服薬状況・不妊検査の結果を共有しておくことが重要です。

どんな方に向く?

  • 原因不明(特に軽度〜中等度)の精液所見低下で、生活改善や医療の方針と併走したい方
  • ストレス・睡眠・自律神経の乱れが強く、体調の土台づくりから整えたい方
  • 精索静脈瘤術後の体調管理や痛みの軽減サポートを希望する方(※根本治療は手術)

まとめ

  • 鍼灸は、「精液所見の一部を底上げし得る補完療法」として選択肢になり得ます。
  • 原因診断と医療連携を土台に、8〜12週の評価期間で現実的にチェックしていきましょう。
  • 迷ったら、泌尿器科での評価(精索静脈瘤、ホルモンなど)と並行してご相談ください。
よくあるご質問(FAQ)

Q. 鍼灸だけで妊娠率は上がりますか?

A. 現時点では、精液所見の一部改善は示されても、妊娠率の確実な上乗せは結論が出ていません。生活・医療の併用が前提です。

Q. どのくらいで効果をみれば良いですか?

A. 8〜12週間を一区切りに、同条件の精液検査で比較するのが現実的です(研究でも数週〜数か月で評価されることが多いです)。

Q. 電気鍼(EA)は必要ですか?

A. 一部の小規模RCTでEAの有望な結果がありますが、手法は施設差が大きく、確立標準はありません。個別にご相談ください。

Q. 手術や投薬と迷っています。

A. 原因に応じた第一選択が大切です。たとえば精索静脈瘤では手術の有効性に強い根拠があります。鍼灸は補完として考えましょう。

📚参考文献

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男性の「仕事スタイル」と精巣機能の関係

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よくあるご質問(FAQ)

Q1. 夜勤や体を使う仕事は、妊活に悪いですか?

A. 一概には言えません。最新研究では、体を使う仕事や夜勤勤務の男性で「体の元気サイン」がやや高い傾向が見られました(Hum Reprod 2023;38:529)。ただし観察的な研究で、因果関係を断定するものではありません。

Q2. じゃあ夜勤や力仕事をすれば良くなる?

A. そうとは限りません。夜勤や重労働は睡眠の乱れやストレスを引き起こすこともあり、全員に良い影響があるとはいえません。大切なのは、無理なく体を整える「土台づくり」です。

Q3. どんな生活を心がければいい?

A.

  • 無理のない全身の運動(歩く・下半身を動かす)
  • 夜勤時の光と睡眠リズムの工夫
  • 栄養バランスと体重管理
  • たばこ・アルコールの見直し

がポイントです。

Q4. 夜勤の人が気をつけたいことは?

A. 休日の寝だめを減らし、光を調整し、カフェインの摂取時間を工夫しましょう。身体のリズムを安定させることが、妊活にもつながります。

Q5. 鍼灸ではどんなサポートができますか?

A. 当院では、勤務形態や生活リズムに合わせて、自律神経・睡眠リズムの調整、体質に合わせた鍼灸施術を行っています。科学的根拠を踏まえ、無理なく続けられる“整える妊活”をサポートしています。

概要

  • 重い物を扱う・身体的負荷が中〜高い仕事・交代/夜勤シフトに就く男性は、負荷の軽い日勤の男性より精子濃度・総精子数が高めに出る傾向があった。
  • これらの男性では、テストステロンやエストラジオールなどの生殖関連ホルモン濃度も高い傾向がみられた。
  • 観察研究のため、「仕事が原因で良くなる」と断定はできないが、職業上の身体活動や勤務形態が精巣機能と関連する可能性が示唆される。

背景

男性不妊に関しては、化学物質への曝露や食事、BMI、余暇の運動などはよく研究されてきました。一方で、仕事そのもの(身体的負荷や勤務形態)が精液所見やホルモンにどう影響するかは、あまり検証されていませんでした。

研究の概要

対象:米国ボストンの医療機関で不妊治療に取り組むカップルの男性パートナー377名(EARTH研究、2005–2019年登録)。

方法:

  • 仕事中の身体的負荷(重い物の持ち上げ・移動、激しい運動の有無)や勤務形態(夜勤・交代制)を質問票で評価。
  • 精液検査(1人1–9回、平均2回)と生殖ホルモン(テストステロン、エストラジオール等)を測定。
  • 年齢、BMI、教育、人種、喫煙、禁欲期間などの交絡因子を統計的に調整。

主な結果

回答内訳:12%が「重い物をよく扱う」、6%が「激しい運動をする」、9%が「夜勤・交代制」。

重い物を扱う男性は、そうでない男性に比べて

  • 精子濃度:+46%
  • 総精子数:+44%

交代勤務の男性は日勤の男性より、また身体的負荷が重い男性は軽い男性より、精子濃度・総精子数が高い傾向。

ホルモンでは、中〜重い負荷の仕事の男性でテストステロン高値、重い物の取り扱いが多い男性でエストラジオール高値。

夜勤・交代勤務の男性でも、テストステロンとエストラジオールが高い傾向がみられた。

どう解釈するか(仮説レベル)

日常的な身体活動量の多さが、内分泌や精巣機能に有利に働く可能性。

交代勤務や夜勤は一般に体内時計に不利とされがちですが、仕事の内容(身体活動)や職業選択時の健康特性など、複数要因が入り混じっている可能性があります。

観察研究のため、因果関係は断定不可。身体的に厳しすぎる労働や安全配慮の欠如が良いという意味ではありません。

注意点(研究の限界)

  • 単一地域の医療機関コホートで、対象は不妊治療クリニックに通うカップルの男性。一般集団にそのまま外挿できない可能性。
  • 自己申告の職業情報には誤差がありうる。
  • 交絡の完全除去は困難(生活習慣や既往など、未測定因子の影響)。

妊活の現場でできること

  • 適度な全身の身体活動(ウォーキング、下半身を使う運動など)を日課に。
  • 体重管理・睡眠・喫煙対策・栄養といった基礎を整えることが最優先。
  • 夜勤・交代勤務の方は、可能な範囲で
  • 睡眠の質の確保(就寝前の光刺激を減らす、規則的な仮眠・睡眠リズムの工夫)
  • 休みの日の“寝だめ”を最小限にして概日リズムの乱れを抑える
  • カフェイン・アルコールの摂り方を見直す
  • 持病や職場の安全基準が関わる場合は、無理のない範囲での身体活動に留め、必要に応じて医療者に相談を。

📚参考文献

  • Hum Reprod. 2023;38:529(米国ボストン・EARTH研究の男性パートナーを対象とした職業要因と精液指標・生殖ホルモンの関連を検討した観察研究)

妊娠しやすい身体づくりを始めませんか?

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大阪で不妊鍼灸を受けるなら ― 医療機関との併用がなぜ安心なのか?

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不妊鍼灸に関心を持つ方の中には、「鍼灸と病院の治療はどう使い分けるの?」「医療機関との連携ってどういう意味?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

今回は、不妊鍼灸と医療機関を併用するメリットについて整理します。

不妊鍼灸の役割

鍼灸は、妊娠を目指す方の身体づくりに大きく役立ちます。

  • 子宮や卵巣の血流を整える
  • ホルモンバランスを調整する
  • 自律神経の安定を助ける
  • 冷えやストレスのケアにつながる

不妊治療の結果は「卵子・精子・子宮環境」のバランスに影響されます。鍼灸はその基盤となる身体を整える役割を担います。

医療機関の役割

一方で、医療機関では以下のような検査や治療を行います。

  • ホルモン検査、卵管造影検査、精液検査
  • タイミング法、人工授精、体外受精などの高度生殖医療
  • ホルモン補充や薬物療法

これは鍼灸では代替できない「医学的治療」です。

鍼灸と医療を併用するメリット

鍼灸と医療機関を併せることで、次のような利点があります。

  • 適切なタイミングで医療を利用できる
    → 鍼灸師が「医療的検査を受けた方がいい」と気づくこともあります。
  • 不妊治療の効果を高められる可能性
    → 採卵・移植の前後に鍼灸を受けることで、着床環境の改善やストレス軽減につながると報告されています。
  • 安心して治療を続けられる
    → 「身体づくりは鍼灸、医学的治療は病院」と役割が分かれることで、迷いが減ります。

「医療連携」という言葉の誤解

「医療機関と連携」と聞くと、「特定の病院を紹介されるのでは?」「マージンがあるのでは?」と誤解されることがあります。

実際には、鍼灸院が特定のクリニックから紹介料を受け取ることはありません。ここで言う「併用」や「ご案内」は、必要に応じて医療機関の受診をおすすめするという意味合いです。

当院のスタンス

私たちは、患者さまの希望や状況に合わせて「医療機関の受診が必要」と判断すれば、その旨をお伝えしています。「特定の病院だけを紹介する」のではなく、一緒に治療の流れを考えるパートナーでありたいと考えています。

まとめ

  • 不妊鍼灸は「身体の基盤づくり」
  • 医療機関は「医学的検査と治療」
  • 併用することで、妊娠に向けたサポートがより万全に
  • 医療連携=紹介料ではなく、患者の安心と安全のための仕組み

不妊鍼灸と医療の両方をうまく活用しながら、自分に合った妊活のスタイルを見つけてください。

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宇都宮鍼灸良導絡院は、大阪市都島区にある妊活専門の鍼灸院です。体質改善から不妊治療のサポートまで、患者様一人ひとりに合わせた施術をご提供しています。妊活や体調のお悩みなど、どうぞお気軽にご相談ください🍀

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BMIと年齢が不妊治療の結果に与える影響

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大事なポイント

  • BMIと年齢はどちらも治療結果に影響します。
  • 35歳未満でBMIが25以上なら、治療前の減量がプラスになりやすいです。
  • 35歳以上は“短期間で少し大きめの減量”+治療のタイミング設計が鍵です(年齢要因の影響が強くなるため)。

研究論文より

体外受精・顕微授精を初めて受けた14,213人を対象に、BMI(体格)と年齢が「出産までたどり着ける確率(累積生児獲得率)」にどう関係するかを調べました。

結果:標準体重(BMI18.5〜24.9)に比べ、過体重・肥満では出産までの到達率が下がる傾向がありました。

さらに「いつ、どのくらい減量すると良いか」を年齢別に検討しました。

累積生児獲得率=治療を始めてから、複数回の移植を含めて最終的に赤ちゃんを授かれる割合のこと。

年齢×減量の考え方(目安)

※個人差はあります。AMHや採卵計画、持病によって調整が必要です。

35歳未満(BMI≥25)

治療前〜開始までの1年以内に、ゆるやかな減量がおすすめ。体脂肪を落とし、排卵・内膜・ホルモン環境を整えやすくなります。

目安:3〜6か月で体重の3〜5%を目標に(例:70kg→約2〜3.5kg)。

35〜37歳

時間とのバランスが最重要。3か月間の集中で体重の3〜5%以上を狙いつつ、治療を遅らせすぎない計画を。

例:食事改善+有酸素運動+筋トレを同時にスタートし、採卵計画と並走。

38歳以上

年齢の影響が大きいゾーン。治療を先行(または並行)しつつ、安全な範囲で短期減量を行うのが現実的。

「体重を落とす」こと自体はプラスですが、減量だけで年齢要因を埋めるのは難しいため、治療タイミングの確保が第一。

BMIの計算と妊活の目安

BMI=体重(kg) ÷ 身長(m)²

妊娠・出産に適した日本人の目安は20〜23とされます(あくまで一般的目安)。

具体的な進め方(今日からできる)

食事(“減らす”と“満たす”のセット)

減らす:揚げ物・スナック・砂糖飲料・アルコールの頻度、夜22時以降の飲食

満たす:たんぱく質(魚・卵・大豆・鶏むね・乳製品)を毎食、野菜・海藻・きのこ・果物で食物繊維とビタミン・ミネラルを十分に

足りやすい栄養:鉄・亜鉛・葉酸・ビタミンD(検査や食事内容に応じて補助)

運動(“燃やす体”を作る)

  • 速歩20〜30分×週5日ほど(合計150分/週)
  • 筋トレ週2〜3回(スクワット・プランクなどの自重でOK)
  • NEAT(階段、ひと駅歩く、こまめに立つ)を増やす

生活リズム

  • 睡眠の固定化(起床就寝時刻をそろえる)
  • 夜更かし・深夜のスマホ食いを避ける
  • ストレス対策(深呼吸、散歩、短時間の昼寝など)

注意:極端な食事制限だけはNG。排卵や内膜、卵子の質にマイナスになり得ます。

📚参考文献

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肥満に“睡眠不足”が重なると危険 ― 妊活で気をつけたいポイント

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この記事の要点

寝不足(目安:平均7時間未満)も肥満(とくにお腹まわり)も、それぞれ妊娠しづらさと関係します。この2つが同時に重なると影響はさらに大きくなります。

体重だけでなく睡眠の整え方と腹囲の見える化をセットで始めるのが近道です。

研究の内容

アメリカの健康調査(NHANES 2017–2020)のデータから、睡眠の状態(寝不足・眠りの質の悩み)と体型の状態(体重+お腹まわり)と、妊娠しづらさの関係を調べた報告です。

18〜44歳の女性1,577人のうち、191人が「1年以上妊娠を望んでも授からなかった/妊娠できず受診した」に当てはまりました。

見えてきた傾向:

  • 7時間未満の睡眠や睡眠のトラブルがある方に、妊娠しづらい人が多い傾向。
  • 過体重・肥満、腹部肥満(お腹まわりが大きい)でも同様の傾向。
  • とくに「睡眠の不調」+「(腹部を含む)肥満」が同時にある場合、さらに不利になりやすい。

※ 観察データのため、「原因」を断定する研究ではありません。あくまで傾向として捉えてください。

なぜ“睡眠”と“お腹まわり”が重なると良くない?

  • 寝不足:体の“回復スイッチ”が入りにくく、排卵のリズムや子宮内膜の整い方が乱れやすい。
  • お腹まわりの脂肪:からだの中が軽い炎症モードになり、血糖の上下も大きくなりやすい=卵子や内膜の環境にマイナス。
  • 重なると:体は「疲れに対処する」ので精一杯になり、妊娠の準備(ホルモン調整・内膜づくり)が後回しになりがち。

自分でできる“かんたんチェック”

睡眠(当てはまる数が多いほど要注意)

  • 平日と休日で起きる時間が2時間以上ズレる
  • 途中で何度も目が覚める/いびきが強い/朝だるい
  • 寝る直前までスマホを触っている

お腹まわり

  • 体重は普通でもウエストが以前より太くなった
  • 食後に強い眠気や甘い物への強い欲求が出やすい

※ 強いいびき、日中の強い眠気、起床時の頭痛が続く場合は睡眠時無呼吸の可能性。受診を。

無理なくでも効く!今日からできること

1) 睡眠の整え方

  • 起床時刻を毎日そろえる(最優先)。就寝はそこから逆算。
  • 就寝90分前に入浴(ぬるめ〜普通)→ 眠りに入りやすくなります。
  • 寝室にスマホを持ち込まない(充電器は手の届かない場所へ)。
  • カフェインは午後の早い時間まで。昼寝は20分以内に。

2) 食事のコツ(血糖の“波”を小さく)

  • 一口目はたんぱく質か野菜、主食(ごはん・パン・麺)は最後。
  • 夜の甘い飲み物・遅い間食は控えめに(寝つき・お腹にダブルで効く)。
  • たんぱく質は毎食(魚・肉・卵・大豆)、食物繊維(野菜・海藻・きのこ)を一緒に。

3) 動き方(続けられる強さで)

  • まずは毎日+10分の早歩き。慣れたら階段・大股歩きを追加。
  • 週2回、5分×3種の軽い筋トレ(スクワット・ヒップリフト・壁腕立て など)で“お腹が燃えやすい”体に。

腹囲の“見える化”が近道

  • 朝・トイレ後、立って息を吐いた状態で、へその高さをメジャーで一周。
  • 体重が標準でも、お腹だけ増えていることは珍しくありません。
  • 数字の増減を見るだけでも、食事や運動の工夫が続きやすくなります。

日本では女性90cm以上をメタボ基準としますが、国や地域で目安が異なるため、同じ方法で継続測定することが大切。

4週間ミニプラン

  • Week1:リズム…毎日同じ時刻に起床/腹囲を毎朝メモ
  • Week2:夜ルール…就寝90分前入浴/寝室スマホなし/主食は最後
  • Week3:+10分…毎日早歩き/筋トレ2回(各5分×3種)
  • Week4:固定化…起床時刻・腹囲・歩数の3つを見える化して、できた習慣だけ残す
よくあるご質問(FAQ)

Q. 7時間も寝られない日がある…

A. 起床時刻を固定するだけでも改善します。平均で7時間に近づけばOK。

Q. 体重は標準。でもお腹だけ出てる。大丈夫?

A. 腹囲だけの増加も注意ポイント。まずは毎朝の計測と夜の甘い飲み物を控えるところから。

Q. 運動は週末まとめてでもいい?

A. まとめるより毎日ちょっとが効果的。+10分早歩きが最短ルートです。

Q. どれくらいで変化が出る?

A. 個人差はありますが、2〜4週間で「寝つき」「朝のだるさ」「腹囲の数字」に小さな変化が出はじめる人が多いです。小さく続けるのがコツ。

まとめ

寝不足 × お腹まわりの脂肪は、妊活のブレーキになりやすい組み合わせ。睡眠・食事・運動を同時に少しずつ整えると、からだの“回復スイッチ”が入りやすくなります。

📚参考文献

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妊活レシピ「成熟卵を育てる葉酸」

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海外の生殖医療についての文献では、妊活中に必要な栄養素のレビューが紹介されています。

今回は、葉酸についてご紹介します。

妊活中に葉酸が大事なのは「赤ちゃんの脳やせき髄がつくられるごく初期の発育に欠かせない栄養素だから」です。特に妊娠0~1カ月頃は、母体の自覚がないうちに神経管(脳・脊髄のもと)が形成されるため、妊娠前から十分に摂っておくことがとても重要になります。さらに葉酸は卵子の質や子宮環境にも効果的です。

以下、妊活で葉酸が必要な理由を分かりやすくまとめます。

妊活中に葉酸が大事な理由

神経管閉鎖障害(NTD)のリスクを下げる

葉酸は細胞分裂やDNA合成に関わるため、胎児の神経管形成に必須。不足すると以下のリスクが上がることが、世界的な医学研究で認識されてます。

  • 無脳症
  • 分脊椎(脊髄の異常形成)
  • 脊柱裂

妊娠0~28日頃に神経管が作られるので、妊娠がわかる前からではなく妊娠を望んだ時から葉酸を蓄えておく必要があります。

卵子の質の老化を予防する

葉酸はDNAの修復や細胞の生成に関わるため、卵子の質にも関係します。期待できる効果は以下の通りです。

  • 卵子の染色体異常のリスクを下げる
  • 成熟卵の育成をサポート
  • 妊娠率の改善を示す研究もあり(特に400μg以上の摂取)

※医学的な根拠(エビデンス)が比較的しっかりしています。試す価値ありです。

また、ある日本のサプリメントメーカーの研究では、女性が約1カ月間、毎日葉酸(一定量)摂取したことで体外受精において成熟卵が増えたという報告もあります。男性の場合は運動率の向上とDNA損傷率の減少が確認でき、男女ともに摂取することで良好胚を得ることができたとのことです。つまり、タイミング・人工授精においても体内で良好胚が育つ可能性が上がるため効果的であると言えます。(詳細を知りたい方は当院スタッフにご質問ください)

着床しやすい子宮環境づくり

葉酸は赤血球生成を助けるビタミンB群の一種。貧血の予防→子宮内膜の血流改善→着床環境の維持に役立つと言われています。

男性(ご主人)にもメリット

男性も葉酸を摂取することで、

  • 精子の染色体異常が減少する可能性
  • 精子の質の向上
  • 受精の確率向上

などが報告されています。タイミング・人工授精の場合は精子が自力で卵管まで泳いで到達して受精しないといけないので精子の状態の改善も必須です。

妊活中の推奨量は?

妊活~妊娠初期:400μg

食事だけでは十分な量に達しにくいため、多くの国でサプリ推奨になっています。日本の厚労省も同じく「食品に加えてサプリで400μg/日」を推奨しています。

葉酸の多い食材|摂取量の目安

🥬葉物野菜

1. ほうれん草(ゆで)

100gあたり:約110μg → 必要量を食べ物だけで400μg得るには、ほうれん草約360g(大きめの1束)が必要。現実的な量は1日70g~100g(小盛の1皿分)

2. ブロッコリー(ゆで)

100gあたり:約120μg → 必要量だけ食事で補うと330g(1株まるごと以上の量)。現実的な量は3分の1株(約100μg)

🌱豆・海藻・和食系の食材

1. 枝豆(ゆで)

100gあたり:約260μg→現実的な量は小鉢1杯(50g)で約130μg。居酒屋の普通のお皿くらいで約80g(約200μg)。かなり優秀ですね。妊活中におすすめの食材。

2. 納豆

1パック:約60~70μg→1日1パック食べればかなり優秀。便通改善にも効果的です。納豆は血流改善に良いとよく聞きます。

3. ひじき

10g(小鉢1つ):約35μg→ひじきを1品入れると上手に補える。

🍓果物・その他

1. いちご

100g(5~6粒):約90μg→おやつに取り入れやすい量。果物、高いですよね…。

2. アボカド

1個(150g):約90μg→半分食べれば60μg。

3. レバー(鶏)

100g:毛髪栄養素も豊富で約1300μgと圧倒的→ただし、ビタミンA過剰のリスク(肝機能障害、頭痛、吐き気、胎児の先天異常)があるため妊活~妊娠初期は食べすぎ注意(週1で30g程度が良いです。)

現実的に「食事だけで補おうとすると?」

400μgを食事だけで摂る場合、例えば以下の組み合わせです。

  • ほうれん草のおひたし(70~100g)→70~110μg
  • ブロッコリー(100g)→120μg
  • 納豆(1パック)→65μg
  • 枝豆(50g)→130μg
  • いちご(5~6粒)→90μg

合計:475μg

これでようやく超えるくらいです。「毎日これだけ食べる」のは正直しんどいレベルです。

結論:食事プラスサプリでバランスが一番良いです。

理由は3つで、

  • 食事の葉酸は吸収率が約50%と低い
  • 毎日400μgを食事だけで安定して摂るのは困難
  • 世界的にも妊活~妊娠初期は「400μgの合成葉酸(サプリ)」が標準

葉酸の吸収率を上げるポイント

ビタミンB群(特にB12・B6)と一緒に摂る

B12が多い食材

  • 魚介(サバ、イワシ、サンマ)
  • あさり
  • 牛乳・チーズ
  • 海苔

B6が多い食材

  • まぐろ・かつお
  • バナナ
  • サツマイモ
  • じゃがいも

納豆+卵、ブロッコリー+鶏むね、ほうれん草+サバは相性◎。葉酸はビタミンB12 と協力して赤血球を作り、代謝されるので同時摂取で利用効率が上がります。

ビタミンCと一緒に摂る

  • ブロッコリー(同時に葉酸も多いので最強)
  • ピーマン、キャベツ
  • キウイ、いちご
  • じゃがいも(Cが熱に強い)

ほうれん草のおひたしなどにレモンを数滴も良いです。葉酸は酸化に弱いため、ビタミンCの抗酸化力が吸収を助けます。

逆に吸収率を下げるもの

  • 過度のアルコール(葉酸を消費する)
  • 胃腸の炎症(過敏症・腸炎)
  • 長時間の調理(加熱・煮込みすぎ)
  • 偏った食事(B12不足だと代謝できない)

食事で葉酸を摂るには、B12・B6・ビタミンCと一緒に摂るのがおすすめです。

低温調理・短時間調理にする(葉酸は熱に弱い)

食事で得る葉酸は加熱で50~90%減ると言われています。吸収率を上げる調理法は、

  • 蒸す(茹でるより流出が少ない)
  • 電子レンジで加熱(短時間で壊れにくい)
  • スープにして煮汁ごと飲む(流出分も摂取可)

妊活レシピ「ほうれん草のごまあえ」

ごまあえは定番の料理です。春菊・小松菜などでも同様にできます。

材料(2人分)

  • ほうれん草・・・2分の1束

《あえ衣》

  • 白すりごま・・・大さじ1
  • だし・・・大さじ1(顆粒だしなら小さじ3分の1)
  • しょうゆ・・・大さじ1と3分の1
  • 砂糖・・・小さじ2

作り方

  1. ほうれん草を水でサッと洗う。根元に十字の切れ目を入れる。耐熱皿に置き、ラップをふんわりかける。
  2. 600wで1分30秒~2分(束の太さで調節)。
  3. 冷水にサッとくぐらせ、水気をよくしぼり、3センチ長さに切る。
  4. あえ衣の材料を混ぜ合わせる。
  5. ほうれん草とあえ衣であえる。

まとめ

葉酸は妊活中の体づくりに欠かせない栄養素です。食事だけでは不足しやすいため、ビタミンCやB12の多い食材と組み合わせたり、蒸す・短時間加熱などで効率よく取り入れることができます。

ホウレン草やブロッコリー、納豆などを毎日少しずつ続けながら、必要に応じてサプリも活用してきましょう。是非参考になさってください。

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子宮内膜症と食事の関係|原因は食べ物?避けたい食品はある?

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「子宮内膜症は食べ物が原因なの?」「食事で悪化することはある?」「子宮内膜増殖症では食べてはいけないものがあるの?」と気になって検索される方は少なくありません。

先に結論をいうと、子宮内膜症の原因は食事だけではありません。子宮内膜症は、子宮内膜に似た組織が子宮の外で増える病気で、原因はまだ完全にはわかっておらず、月経血の逆流、遺伝的要因、免疫、ホルモンなどが関わると考えられています。

ただし、子宮内膜症は炎症と関わりの深い病気であり、食事は体内の炎症状態に影響しうるため、食べ方の積み重ねがリスクや症状に関係する可能性はあります。実際、炎症を高めやすい食事パターンほど、子宮内膜症との関連がみられた研究も報告されています。

この記事の要点まとめ
  • 子宮内膜症は、食べ物だけが原因で起こる病気ではありません。月経血の逆流、免疫、ホルモン、遺伝的な要因など、さまざまな要素が関わると考えられています。
  • 一方で、子宮内膜症は炎症と関わりが深い病気であり、食事内容が体内の炎症状態に影響する可能性があります。
  • 「これを食べたら必ず悪化する」と断定できる食品はありませんが、加工肉、甘い飲み物、揚げ物、偏った食事が続いている場合は見直す価値があります。
  • 食事では、青魚、野菜、海藻、きのこ、豆類、果物、食物繊維を取り入れ、無理のない範囲で抗炎症を意識した食べ方を続けることが大切です。
  • 強い月経痛や不正出血がある場合は、食事だけで様子を見ず、婦人科で相談しながら体調管理を進めることが安心につながります。

まず知っておきたいこと|子宮内膜症と子宮内膜増殖症は別の病気です

検索では「子宮内膜症」と「子宮内膜増殖症」が混同されがちですが、これは別の病気です。

子宮内膜症は、本来子宮の内側にあるはずの組織に似たものが、卵巣や腹膜など子宮の外で増える病気です。月経痛、骨盤痛、性交痛、不妊などと関係します。

子宮内膜増殖症は、子宮の内側の内膜が厚くなりすぎる状態です。不正出血などをきっかけに見つかることが多く、タイプによっては慎重な経過観察や治療が必要です。

そのため、「食べてはいけないもの」を調べる場合も、まずはどちらの病気について知りたいのかを分けて考えることが大切です。

子宮内膜症の原因は食べ物だけではない

炎症と食事の関係が注目されています

子宮内膜症の原因はひとつではなく、食事だけで説明できる病気ではありません。ですが、子宮内膜症では病変の周囲や体内で炎症が関与すると考えられており、研究では食事全体の「炎症を高めやすさ」を評価する食事性炎症指数(DII)が注目されています。

DIIは、栄養素や食品が炎症マーカーにどう関係するかをもとに、食事パターン全体の炎症性を数値化した指標です。スコアが高いほど炎症を高めやすい食事、低いほど炎症を抑えやすい食事と考えられます。

2023年のNHANES解析では、より炎症を高めやすい食事パターンの人ほど、子宮内膜症の割合が高い関連がみられました。ただし、これは観察研究であり、「この食べ物が原因」と断定できるものではありません。

子宮内膜症で食べてはいけないものはある?

完全に禁止するより、摂りすぎを見直す考え方が大切です

現時点では、子宮内膜症に対してこれを食べたら必ず悪化すると断定できる食品は確立していません。

ただし、研究では、赤身肉や加工肉、トランス脂肪酸の多い食事、炎症を高めやすい食事パターンが、子宮内膜症リスクと関連する可能性が示されています。逆に、オメガ3脂肪酸、果物、一部の野菜、ビタミンDなどは、低いリスクと関連した報告があります。

そのため、「絶対に食べてはいけないもの」と考えるよりも、毎日の食習慣の偏りを見直すという視点のほうが、医学的にも現実的です。

見直したい食品の例

次のような食品は、子宮内膜症が気になる方にとって、摂りすぎを見直す候補になりやすいものです。

  • 加工肉(ハム、ソーセージ、ベーコンなど)
  • 脂質の多い肉料理が続く食事
  • 砂糖の多い清涼飲料や甘い飲み物
  • 揚げ物や超加工食品が多い食事
  • 白いパン、菓子、麺類に偏った食べ方

大切なのは、これらを一切禁止することではなく、毎日続いていないかを見直すことです。過度な制限はストレスにつながり、続けにくくなることもあります。

子宮内膜症の食事で意識したいこと

抗炎症を意識した食べ方が基本です

研究からは、炎症を抑えやすい食事パターンとして、野菜、果物、魚、食物繊維、オメガ3脂肪酸を含む食べ方が注目されています。特定の食品だけを増やすより、食事全体のバランスを整えることが大切です。

取り入れやすい食品の例

  • 青魚(サバ、イワシ、サンマなど)
  • 緑黄色野菜
  • 海藻、きのこ、豆類
  • 果物
  • 雑穀ごはん、麦ごはん、オートミールなど食物繊維を補いやすい主食
  • 無糖の緑茶やコーヒー

和食をベースに整えるなら、白米をすべて変えなくても、まずは一部を麦ごはんや雑穀米にする、主菜を週に数回は青魚にする、味噌汁に野菜や海藻を足す、といった小さな工夫から始めるだけでも十分です。

今日から試しやすい工夫

  • 白米を毎回ではなくても、時々麦ごはんや雑穀米に置き換える
  • 肉料理が続く日は、次の食事で魚や豆腐を選ぶ
  • 甘い飲み物ではなく、緑茶や麦茶、無糖コーヒーにする
  • 副菜に緑の野菜と黄色の野菜を一品ずつ足してみる
  • 揚げ物が続くときは、焼く、蒸す、煮る料理を増やす

すべてを完璧に変える必要はありません。増やしたい食品を一つ増やし、控えたい食品を一つ減らすくらいの意識でも十分に続けやすくなります。

子宮内膜増殖症で食べてはいけないものは?

特定の禁止食品より、体重管理と受診が大切です

「子宮内膜増殖症 食べてはいけないもの」と検索される方も多いですが、現時点では、明確に禁止されている特定の食品が定まっているわけではありません。

一方で、子宮内膜増殖症は肥満や無排卵、ホルモンバランスの乱れなどと関連することがあり、食事の面では体重管理につながる食べ方が大切になります。

そのため、増殖症については「これを食べると悪い」と単純に考えるよりも、食べすぎや偏りを見直し、必要に応じて婦人科で適切な評価を受けることが重要です。

サプリメントは必要?

オメガ3脂肪酸、ビタミンD、マグネシウム、ポリフェノールなどは、個別の状況によって役立つ可能性があります。ただし、まず優先したいのは食事と生活習慣の土台を整えることです。

サプリメントは品質や用量、薬との相互作用にも注意が必要です。服薬中の方や治療中の方は、自己判断で始める前に医療者へ相談しましょう。

食事だけでなく、生活習慣も一緒に整えることが大切です

子宮内膜症や慢性的な炎症を考えるときは、食事だけでなく、睡眠、運動、ストレス、喫煙の影響も見逃せません。

  • 睡眠はなるべく一定の時間に取り、生活リズムを整える
  • 軽いウォーキングや筋力トレーニングを無理のない範囲で続ける
  • 深呼吸、入浴、散歩などでストレスをため込みすぎない
  • 喫煙や受動喫煙を避ける

食事だけを厳しく管理しようとすると負担になりやすいため、生活全体を少しずつ整えることが、結果的に続けやすい方法です。

痛みや不正出血があるときは、食事だけで様子を見ないことも大切です

子宮内膜症では、強い月経痛、慢性的な骨盤痛、性交痛、不妊などがみられることがあります。子宮内膜増殖症では、月経が重い、だらだら続く、月経以外の出血がある、不正出血があるなどの症状がみられることがあります。

こうした症状がある場合は、自己判断で食事だけを変えて様子を見るのではなく、婦人科で相談することが大切です。食事はあくまで体調管理の土台のひとつであり、必要な検査や治療に代わるものではありません。

まとめ

子宮内膜症は、食べ物だけで起こる病気ではありません。ただし、炎症を高めやすい食事パターンが関係する可能性はあり、食生活を整えることには意味があります。

大切なのは、特定の食品を極端に怖がることではなく、加工食品や甘い飲み物が続いていないかを見直し、野菜・魚・食物繊維を少しずつ増やすことです。

また、子宮内膜増殖症については、特定の禁止食品よりも、体重管理や婦人科での適切な評価が重要です。

「何を食べたから悪くなったのでは」と自分を責める必要はありません。今日の一食を少し整えることから、無理なく始めていきましょう。

よくあるご質問(FAQ)

Q1. 子宮内膜症は食べ物が原因で起こるのですか?

子宮内膜症は、食べ物だけで起こる病気ではありません。月経血の逆流、ホルモン、免疫、遺伝的な要因など、いくつもの要素が関係すると考えられています。ただし、食事は体内の炎症状態に影響しうるため、毎日の食べ方を整えることは体調管理の一つとして役立つ可能性があります。

Q2. 子宮内膜症で食べてはいけないものはありますか?

現時点では、「これを食べたら必ず悪化する」とはっきり言える食品はありません。ただし、加工肉、砂糖の多い飲み物、揚げ物、超加工食品などが続く食生活は、見直しの候補になります。大切なのは完全に禁止することではなく、摂りすぎが習慣化していないかを見ることです。

Q3. 子宮内膜症のときは、どんな食事を意識するとよいですか?

野菜、果物、青魚、豆類、海藻、きのこ、食物繊維を意識した食事が取り入れやすい方法です。特別な食事法を完璧に続けるより、白米を時々雑穀ごはんにする、魚の日を増やす、甘い飲み物を減らすなど、続けやすい小さな工夫のほうが現実的です。

Q4. 子宮内膜増殖症にも同じように食事が関係しますか?

子宮内膜症と子宮内膜増殖症は別の病気です。子宮内膜増殖症では、特定の「食べてはいけないもの」よりも、体重管理やホルモン環境の見直しが大切になることがあります。不正出血がある場合は、自己判断せず婦人科で相談することが重要です。

Q5. 食事を変えれば子宮内膜症は治りますか?

食事は大切な土台ですが、食事だけで子宮内膜症を治せるとは言えません。症状が強い場合や不妊、強い月経痛、不正出血などがある場合は、婦人科での検査や治療が必要になることがあります。食事は「治療の代わり」ではなく、体調を整えるサポートとして考えるのがよいでしょう。

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📚参考文献

この記事の監修者

宇都宮泰子 監修者写真

院長:宇都宮 泰子
(うつのみや やすこ)

FEMICA認定妊活指導士/鍼灸学修士/MBA(経営管理修士)
はり師・きゅう師(国家資格)

  • 日本フェムライフ統合ケア協会 代表理事
  • 日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー
  • 日本生殖医学会会員

不妊・不育症を専門とし、東洋医学と生殖医療の両面から体質改善をサポート。大学院研究員としての研究活動も行いながら、臨床現場で妊活支援に従事している。

※本記事は一般的な医学情報を提供するものであり、診断・治療を目的とするものではありません。治療方針は必ず主治医の指示に従ってください。

子宮内膜症と向き合う毎日に、体を整えるという選択肢を

子宮内膜症は、食事だけで変えられるものではありませんが、毎日の食べ方や睡眠、冷え、ストレス、血流などを少しずつ整えていくことは、体調管理の土台になります。

東洋医学では、痛みや月経トラブルを単なる局所の問題としてみるだけでなく、血の巡り、自律神経の乱れ、冷え、胃腸の弱りなど、全身のバランスから考えていきます。子宮内膜症によるつらさも、お一人おひとりで感じ方や背景が異なるからこそ、体質や生活状況に合わせて整えていくことが大切です。

宇都宮鍼灸良導絡院では、妊活中の方や婦人科系のお悩みを抱える方に対して、現在のお体の状態を丁寧にうかがいながら、無理のない形で体調を整えるお手伝いをしています。

「何をしたらよいかわからない」「病院の治療と並行して体を整えたい」「冷えや月経痛も含めて相談したい」と感じている方は、どうぞ一人で抱え込まずにご相談ください🍀

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33歳(2人目不妊・PCOS)1人目治療時に凍結した胚盤胞4BCの2個移植で妊娠

投稿日:

兵庫からお越しのKさん(33歳)が鍼灸とレーザーで身体を整え、体外受精で妊娠されました。

当院にお越しになるまでの経緯

Kさんは以前、お一人目の妊活の際も当院で不妊鍼灸を受けられ、無事に妊娠・出産されました。
(お一人目妊活時の妊娠ブログはこちらをご覧ください。)

産後、お子様が2歳になった頃に二人目の妊娠を希望されました。妊活開始から3~4カ月が経過した時点で、不妊治療専門クリニックへの通院を再開。お一人目の時に凍結保存していた卵子を用いて移植を行いました。

これまでの治療経過

2024年8~9月:移植を行い陽性反応が出るも、胎嚢確認後に残念ながら流産。

クリニックの診断:媒精(ふりかけ)では受精しない卵子の問題と、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)が判明。

現状:手元に残る胚盤胞は2個(グレード:4BC、4BC)。

2024年11月に、残りの凍結卵2個を移植する予定となっており、「これが陰性なら再度採卵から」という状況でした。この大切な移植に向けて万全を期すため、再び当院での鍼灸治療をご希望されました。

患者さん情報

  • 来院の動機:2人目不妊
  • 鍼灸の経験:あり(当院にて1人目妊娠・出産の実績あり)
  • 体調・体質:デスクワークによる肩こり、尾てい骨の痛み、不妊症
  • 睡眠:6~7時間(23時就寝~6時30分起床)
  • 生理:周期30~31日で規則的。月経前・月経時の不調はなし。経血は赤色~暗赤色。
  • 食生活:1日3食(夕食18~19時)。甘いものを好む。水分は水・お茶。飲酒・喫煙なし。
  • 運動・入浴:運動はあまりしない。入浴は全身浴。
  • ご主人:34歳(男性不妊の有無は不明)
  • 服用薬・サプリ:エレビット、温経湯
  • セルフケア:漢方、サプリメント、バランスの良い食事

Kさんの妊娠に至るまでの経緯

■ 2024年10月:お休み周期(体づくり)

11月の移植を見据え、この1カ月は徹底した体づくりを行いました。再診時の問診では、以下の不調が見られました。

  • デスクワークによる肩こり、肩甲骨まわりの重だるさ
  • 子育てと仕事による疲れやすさ
  • 尾てい骨周りの痛み
  • 足先の冷え

それぞれの症状に応じたツボを使用し、移植に向けて子宮の血流を促進する施術を継続しました。また、尾てい骨の痛みに対しては「不妊整体」を行いケアしました。(当院の不妊鍼灸の詳しい内容はこちらをご覧ください。)施術を重ねる中で、つらかった症状は徐々に緩和されていきました。

■ 2024年11月:移植周期

移植に向けて、当院では「鍼灸」と「レーザー」を併用し、子宮の血流をさらに高め、フカフカの内膜が育つようアプローチしました。

その結果、移植当日の子宮内膜の厚さは10.5ミリとしっか育っており、ホルモン補充周期にて凍結融解胚盤胞の2個戻し(4BC、4BC)を行いました。

【 判定結果 】

BT10(判定日):陽性反応(hCG値 81.6)

※数値は低値でしたが、医師より「ホルモン補充で妊娠を維持できている」との説明あり。

6日後の再判定:hCG値 1329 に急上昇。胎嚢もしっかり確認できました。

その後、無事に心拍も確認でき、クリニックを卒業されました。当院でのケアは「マタニティ鍼灸」へと移行し、妊娠維持のサポートに加え、つわりや肩こり、腰痛などのケアを実施。妊娠18週で無事に当院も卒業となりました。

Kさん、本当におめでとうございます。

お二人のお子様、そしてご主人と、これからも温かく幸せなご家庭を築かれていってください。もし3人目の妊活や、その他お体のことでお困りのことがございましたら、いつでもサポートさせていただきます。

Kさん(33歳)妊娠お喜びの声

▢ お悩みの症状またはご来院当初の目的をお聞かせください

不妊、移植へ向けての体質改善

▢ 鍼灸以外で妊娠(陽性反応)された方法に〇をつけてください

体外受精(顕微授精、2個移植)

▢ ご自身で「これは良かった!」「自分に合っていた!」と思われた妊活があればお教えください

レーザー・食養生(ダイエット)・サプリメント

▢ 鍼灸施術を受けていただいた感想をお聞かせください

・足の冷えがよくなった
・尾てい骨の痛みがマシになった
・鍼の数が多く、施術のあとは全身がスッキリした感じがする
合間のちょっとしたマッサージも丁度良い強さで気持ちいいです

▢ 同じように悩まれている方へアドバイス(ご自身でやって良かったこと、若しくは続けることが出来たセルフ妊活など)やメッセージがあればお願いいたします。

・エレビットや漢方を毎日飲む
・湯船に毎日つかる
1人目のときもこちらでお世話になり、血流が良くなったのか冷え症も良くなりました。2人目不妊でまた通わせていただき、通院後初めての移植で無事妊娠することができましてとても感射しています。周期にあわせて施術を変えて下さるところもありがたいです。

32歳患者様のご懐妊お喜びの声

※【免責事項】すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。

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白髪が増えると妊娠しにくい?女性ホルモン・不妊治療と髪の変化の関係を解説

投稿日:

「最近、白髪が増えた」「妊活を始めてから抜け毛が気になる」「不妊治療中に髪がパサついてきた気がする」――このようなお悩みを抱える方は少なくありません。

髪の変化は見た目に影響しやすいため、不安になりやすいものです。とくに妊活中は、「白髪が増えると妊娠しにくいのでは?」「女性ホルモンが乱れているサインなのでは?」と心配になる方もいらっしゃるでしょう。

結論からいうと、白髪があること自体が不妊の原因だと示す明確な医学的根拠はありません。ただし、白髪や抜け毛の背景に、加齢、ストレス、栄養不足、甲状腺機能の異常、ホルモンバランスの乱れなどが隠れていることはあり、これらの一部は妊活にも関わることがあります。

この記事では、白髪と妊娠しやすさの関係、女性ホルモンと髪の変化、不妊治療中の抜け毛について、医学的に誤解のないよう整理して解説します。

この記事の要点まとめ
  • 白髪があること自体で、「妊娠しにくい」とは断定できません。
  • ただし、白髪や抜け毛の背景に、加齢、ストレス、栄養不足、甲状腺機能の異常、ホルモンバランスの乱れなどが隠れていることはあります。
  • 不妊治療中の抜け毛は、ホルモン変化やストレス、生活リズムの乱れなどが重なって起こることがあります。
  • 髪の変化が気になるときは、髪だけで判断せず、月経周期や体調、睡眠、食事内容も含めて見直すことが大切です。
  • 急に抜け毛が増えた場合や、白髪が若いうちから急増した場合は、婦人科や皮膚科、内科への相談も検討すると安心です。

白髪があると妊娠しにくいの?

まず大切なのは、白髪がある=妊娠しにくいとは言えないということです。白髪は主に、髪の色をつくる細胞であるメラノサイトの働きが低下することで起こります。年齢、遺伝、酸化ストレス、栄養状態など、さまざまな要因が関わると考えられています。

そのため、白髪そのものを見て「不妊のサイン」と決めつけることはできません。ただし、若い時期から急に白髪が増えた場合には、体調の変化や栄養不足、強いストレス、甲状腺機能の異常などが背景にあることもあります。

つまり、白髪はそれだけで妊娠のしやすさを判断する材料にはなりませんが、身体全体の状態を見直すきっかけにはなります。

白髪と女性ホルモンの関係

「白髪は女性ホルモンが減ったせいですか?」というご質問はよくあります。しかし、白髪を単純にエストロゲン低下だけで説明することはできません。

一方で、ホルモン環境の変化が髪に影響すること自体はよく知られています。たとえば妊娠中はエストロゲンの影響で髪の成長期が長くなりやすく、出産後はホルモンバランスが大きく変化することで一時的に抜け毛が増えることがあります。

また、妊活世代では女性ホルモンだけでなく、男性ホルモンとのバランスも重要です。たとえば多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)では、排卵障害に加えて、薄毛、抜け毛、ニキビ、多毛などがみられることがあります。

そのため、髪の悩みがあるからといってすぐに「女性ホルモンの低下」と決めつけるのではなく、月経周期や排卵の有無、ほかの体調変化も含めて考えることが大切です。

不妊治療中に抜け毛が増えることはある?

不妊治療中に「抜け毛が増えた気がする」と感じる方はいます。実際に、ホルモン治療、心理的ストレス、睡眠不足、食欲低下などが重なることで、抜け毛が起こりやすくなることがあります。

髪が一時的に抜けやすくなる状態として知られているのが休止期脱毛です。これはホルモン変化やストレス、発熱、栄養不足、薬剤などをきっかけに起こることがあり、原因となる出来事の数週間から数か月後に目立つことがあります。

不妊治療では、排卵誘発やホルモン補充に伴う身体の変化、治療に対する緊張や不安、生活リズムの乱れなどが重なりやすいため、髪に影響が出ることがあります。

ただし、すべての方に起こるわけではなく、程度にも個人差があります。「不妊治療をしているから必ず抜け毛が増える」というわけではありません。

白髪・抜け毛の背景に考えたいこと

妊活中に髪の変化が気になるときは、「不妊だから」とひとつの理由に結びつけすぎず、ほかの原因も含めて整理することが大切です。

加齢による変化

年齢とともに白髪が増えやすくなるのは自然なことです。妊娠率が年齢の影響を受けやすくなる時期と、白髪が増えやすくなる時期が重なるため、両者が結びついて見えやすい面があります。

栄養不足

鉄、ビタミンB12、葉酸、たんぱく質、銅などの不足は、髪の健康に影響する可能性があります。極端なダイエットや偏った食事が続いている場合は注意が必要です。

甲状腺機能の異常

甲状腺機能低下症や甲状腺機能亢進症では、脱毛や髪質の変化だけでなく、月経異常や妊娠しづらさにつながることがあります。疲れやすさ、寒がり、動悸、体重変化などがある場合は確認が大切です。

ストレス

妊活や不妊治療は、心身に大きな負担がかかることがあります。ストレスが髪やホルモン環境に影響する可能性はありますが、「ストレスがあると妊娠できない」と単純に言えるわけではありません。ただ、ストレスケアが大切なのは確かです。

PCOSやホルモンバランスの乱れ

抜け毛や薄毛が目立つ場合は、排卵障害や高アンドロゲン状態が関わっていることもあります。月経不順やニキビ、多毛などがある場合は、婦人科で相談すると安心です。

東洋医学ではどう考える?

東洋医学では、髪は「血」や「腎」の状態を映すものと考えます。白髪、抜け毛、パサつきなどを、単なる美容上の悩みではなく、疲労の蓄積や血の不足、加齢や消耗のサインとしてとらえる視点があります。

たとえば、白髪や抜け毛が目立つ状態を、腎精の不足や血虚と関連づけて考えることがあります。こうした考え方は西洋医学の診断名とは異なりますが、妊活中の体調変化に気づくためのひとつの見方にはなります。

ただし、東洋医学の考え方だけで判断するのではなく、必要に応じて婦人科や皮膚科、内科での評価とあわせて考えることが大切です。

妊活中に髪の変化が気になるときの対処法

髪の変化が気になるときは、まず「いつから増えたか」「何か生活の変化があったか」を振り返ってみましょう。

  • 不妊治療を始めた、または薬が変わった
  • 仕事や家庭で強いストレスが続いている
  • 睡眠不足が続いている
  • ダイエットや食欲低下がある
  • 月経不順や体重変化、疲れやすさがある

こうした点が重なっている場合は、髪だけの問題ではなく、身体全体のバランスが崩れている可能性があります。

受診を考えたいケース

  • 急に抜け毛が増えた
  • 地肌が目立つほど薄くなった
  • 若いうちから白髪が急増した
  • 月経不順や強い疲労感、動悸、体重変化を伴う
  • 半年以上改善しない

このような場合は、婦人科だけでなく、皮膚科や内科への相談も検討すると安心です。

生活面で見直したいこと

  • 極端な食事制限を避ける
  • たんぱく質、鉄、ビタミンB群を意識する
  • 睡眠時間を確保する
  • ストレスを抱え込みすぎない
  • 刺激の少ないヘアケアを心がける

抜け毛の中には、一時的なホルモン変化やストレスに伴うものもあります。必要以上に不安になりすぎず、原因を整理しながら落ち着いて対応していくことが大切です。

まとめ

白髪があるから妊娠しにくい、とは言えません。ただし、白髪や抜け毛の背景に、加齢、ストレス、栄養不足、甲状腺機能異常、ホルモンバランスの乱れ、不妊治療の影響などが隠れていることはあります。

妊活中に髪の変化が気になったときは、髪だけを見て不安になるのではなく、月経や排卵の状態、体調の変化、生活習慣もあわせて見直すことが大切です。

東洋医学では、こうした髪の変化を身体からのサインとしてとらえます。美容の問題として片づけず、身体全体を整えるきっかけとして活かしていく視点も役立つでしょう。

よくあるご質問(FAQ)

白髪が増えると妊娠しにくくなりますか?

白髪が増えたこと自体で、妊娠しにくいとは言えません。ただし、白髪の背景に加齢やストレス、栄養不足、甲状腺機能の異常などがある場合は、体調全体を見直すきっかけになります。

白髪は女性ホルモンの低下が原因ですか?

白髪を女性ホルモンの低下だけで説明することはできません。髪の色はメラノサイトの働きに関係しており、年齢、遺伝、酸化ストレス、栄養状態など、さまざまな要因が関わると考えられています。

不妊治療中に抜け毛が増えることはありますか?

あります。不妊治療では、ホルモン変化や心理的ストレス、睡眠不足、食欲低下などが重なることで、抜け毛が起こりやすくなることがあります。ただし、すべての方に起こるわけではなく、程度にも個人差があります。

白髪や抜け毛が気になるときは、何科に相談すればいいですか?

月経不順や排卵の悩みがある場合は婦人科、抜け毛や頭皮の症状が目立つ場合は皮膚科、疲れやすさや体重変化、動悸などがある場合は内科も相談先になります。症状に応じて複数の科を併用することもあります。

髪の変化があれば、すぐに病気を疑ったほうがいいですか?

必ずしもそうではありません。加齢や一時的なストレス、生活習慣の乱れで変化が出ることもあります。ただし、急に抜け毛が増えた、若いうちから白髪が急増した、ほかの体調不良もあるという場合は、早めに相談すると安心です。

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📚参考文献

この記事の監修者

宇都宮泰子 監修者写真

院長:宇都宮 泰子
(うつのみや やすこ)

FEMICA認定妊活指導士/鍼灸学修士/MBA(経営管理修士)
はり師・きゅう師(国家資格)

  • 日本フェムライフ統合ケア協会 代表理事
  • 日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー
  • 日本生殖医学会会員

不妊・不育症を専門とし、東洋医学と生殖医療の両面から体質改善をサポート。大学院研究員としての研究活動も行いながら、臨床現場で妊活支援に従事している。

※本記事は一般的な医学情報を提供するものであり、診断・治療を目的とするものではありません。治療方針は必ず主治医の指示に従ってください。

髪の変化が気になる方へ

白髪や抜け毛が気になると、「妊活に影響しているのでは」と不安になることがあるかもしれません。ただ、髪の変化だけで妊娠のしやすさは判断できず、実際にはストレス、睡眠、食事、冷え、ホルモンバランスなど、さまざまな要因が重なっていることも少なくありません。

宇都宮鍼灸良導絡院では、妊活中のお悩みを髪や見た目の変化だけで切り離さず、月経周期や体調、生活習慣も含めて全身のバランスをみながら整えていくことを大切にしています。

「病院に通っているけれど、体調面も整えていきたい」「不妊治療中の不安や冷え、疲れもあわせて相談したい」という方は、どうぞ無理のない範囲でご相談ください。

お身体の状態に合わせて、妊活と並行しやすい施術プランをご提案いたします🍀

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妊活をお休みした方がよい身体・心への影響

投稿日:

妊活を無理に続けることで起こる心のリスク

治療の継続は、身体的・精神的ストレスが増加することが複数の論文で報告されています。

長期にわたって治療や採卵・移植が続くと、ホルモン環境の乱れや自律神経バランスの崩壊、睡眠の質の低下、消化器症状などが頻繁に起こります。治療への焦り・不安は、夫婦関係や精神的回復力(レジリエンス)にも大きな影響を恐れず、うつや情緒不安定のリスクを高めます。

特に以下の症状は「お休みのサイン」と医学的に報告されています。

  • 月経周期の乱れ(ホルモンバランスの乱れ)
  • 睡眠障害や食欲不振
  • 頭痛・冷え・肩こり・腸障害(下痢、便秘など)
  • 不安や気分のアップダウン
  • 強い身体の疲労

しかも不定愁訴や慢性的な負担は、治療の成果にもマイナスな影響をもたらすため、医師や臨床心理士は「休息期間の導入」を推奨しています。

妊活を休む科学的意義

医学的根拠によると、心身の調整期間を離れることには複数のメリットがあります。

  • 休息により自律神経バランスが回復し、体内のホルモン分泌(エストロゲンやプロゲステロン)や血流、代謝が整います。
  • 身体的・精神的なストレスの軽減へは、卵巣や子宮の血流改善、卵子の質や着床率の向上に向けて考えます。
  • レジリエンス(精神的回復力)や夫婦関係の満足度を高めることで、治療再開時の心理的負担を軽減させ、不妊治療全体の成績評価を向上させます。

特に鍼灸などの補完医療は、血流促進・自律神経調整・ストレス軽減・妊娠率向上に、臨床的・統計的に有効性があることが示されています。

お休み期間に推奨されるセルフケアと鍼灸の役割

医学的な推奨では、妊活を休む期間こそ以下の身体づくりが重要です。

  • 規則正しい生活と質のよい睡眠:メラトニンやセロトニン分泌が増え、頭皮の質向上に効果
  • 適度な運動:全身・子宮への血流改善、インスリン抵抗性低下、筋力アップ
  • 食事(タンパク質・葉酸・鉄分・ビタミンD):卵細胞の発育と着床率にポジティブな影響
  • 体温管理と呼吸:ホルモン伝達を契機に、自律神経のバランスを保つ
  • マッサージ・鍼灸:自律神経バランス回復、血流促進、ストレス軽減

鍼灸施術では、副交感神経優位(リラックス状態)と子宮動脈PI値の改善により臨床妊娠率が上昇したとする複数の報告があります。

「休む」ということは妊活の滞りではなく、身体と心、そして夫婦関係を整える未来につながる重要な医療戦略です。 焦らず、医学的根拠に基づいて最適な身体づくりとメンタルケアを実践してください。

📚参考文献

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32歳(低AMH・子宮筋腫・精子無力症)3ABと5AAの胚盤胞2個移植で妊娠

投稿日:

大阪市からお越しのHさん(32歳)が鍼灸とレーザーで身体を整え、体外受精で妊娠されました。

ご来院までの経緯

妊娠を望まれてから2年が経過していたHさんご夫婦。不妊治療専門クリニックにて体外受精へステップアップされましたが、様々な課題に直面されていました。

これまでの治療経過と課題

  • 卵子の問題: 2回目の採卵では卵胞が8個見えていたものの、凍結できたのは初期胚1個のみ。「卵胞が育たない」「空胞が多い」「受精後に分割しない」といった悩みがありました。
  • 精子の問題: 精液所見が基準値以下であり、顕微授精の対象となっていました。

クリニックでの検査結果:
AMH値 1.0(42歳相当)
子宮筋腫あり(7~8cmが数個あるが、手術はせず経過観察)

「体質を改善したい」「妊活について正しい知識を知りたい」とのご希望で、ご夫婦そろって当院での不妊鍼灸を開始されました。

患者様情報

Hさん(奥様・32歳)

来院動機: 体質改善、不妊症

体質・症状: 肩こり、冷え性、むくみやすい、ストレス過多

睡眠: 6時間(0時~6時)、夢をよく見る

月経: 周期28~30日(規則的)。月経前頭痛あり、生理痛なし。
経血は赤~暗赤色でレバー状の塊があり、量は少なめ。

生活習慣: 外食多め、入浴は全身浴、適度な運動あり。

鍼灸経験: あり(刺さない鍼)

Hさんのご主人(31歳)

来院動機: 男性不妊症

体質・症状: 便秘

睡眠: 7時間(0時~7時)、夢をよく見る

精液検査所見:
運動率:1~10%(重度の精子無力症/基準値42%以上)
精子数・濃度・形態率は問題なし

生活習慣: 外食多め、薄味を好む。飲酒・喫煙なし。

鍼灸経験: なし

妊娠に至るまでの経緯

【2023年12月】 初診・治療開始

採卵後、「他にできることはないか」と模索されている中で当院を見つけてくださいました。
以前、奥様は別の鍼灸院に通われていましたが、今回は「夫婦で取り組む」ことを決意。

これまでの経験も伺いながら、当院の不妊鍼灸の方針を説明し、お二人への施術をスタートしました。

【2024年1月】 鍼灸開始1ヶ月後:採卵・採精(3回目)

鍼灸開始からわずか1ヶ月後の採卵でしたが、劇的な変化が見られました。

採卵結果: 8個中6個が受精

凍結結果: 胚盤胞2個、初期胚2個(過去最高の結果)

精液所見: 運動率9%(その他は基準値クリア)

前回は初期胚1個のみだったところ、今回は4個の凍結に成功。これにはHさんご夫婦もホッと安心されたご様子でした。

【2024年2月】 移植周期(3回目)・陽性判定

自然周期にて、凍結融解胚盤胞移植を行いました。

移植内容: 2個同時戻し(グレード:3AB、5AA)

子宮内膜厚: 7.9ミリ

判定日(BT14): 陽性反応

これまでなかなか着床に至らなかった中、初めての陽性反応を確認。お二人で喜びを分かち合われていました。

【妊娠期間中~ご卒業】

陽性判定後は「マタニティ鍼灸」へ切り替え、つわりや肩こりなどのマイナートラブルをケアしながら、妊娠維持をサポートしました。懸念されていた子宮筋腫(8cm、5cm)についても、医師より「経過観察で問題ない」との診断を受け、安定した経過を辿ることができました。

そして無事、妊娠28週を迎えられたタイミングで、当院を卒業されました。

担当鍼灸師より

Hさんご夫婦、本当におめでとうございます。体質改善とご夫婦での治療の成果が、過去最高の採卵結果、そして初めての陽性反応へと繋がりました。これからもお子様と3人で、温かく幸せなご家庭を築いていってくださいね。

お二人目の時など、また何かお困りのことがございましたら、いつでもサポートさせていただきます。

Hさん(32歳)妊娠お喜びの声

▢ お悩みの症状またはご来院当初の目的をお聞かせください

不妊治療。採卵・移植に向けて体を整えるため。精子の改善。(体外受精に2度失敗したため)

▢ 鍼灸以外で妊娠(陽性反応)された方法に〇をつけてください

体外受精(顕微授精、凍結胚2個(3ABと5AA)移植)

▢ ご自身で「これは良かった!」「自分に合っていた!」と思われた妊活があればお教えください

ストレッチ・レーザー・温活・ウォーキング・半身浴・サプリメント

▢ 鍼灸施術を受けていただいた感想をお聞かせください

宇都宮鍼灸院さんにお世話になる前は、他の鍼灸に通っていました。費用が高く、何より自分のペースや意向が尊重されることなく、ただ時間だけが過ぎていく気がしていました。また、男性の不妊治療もできるところはないかということで宇都宮鍼灸さんにたどり着きました。先生方はみなさん優しく、気さくに話してくださり、またその時々の体調や採卵、移植のスケジュールに合わせて、針を変えてくれたりと、しっかりと向き合い丁寧に施術をしてくださいました。移植後、脈をみていただいたときに、「これは妊娠してるかもね」と言われ、本当に妊娠していたときは、とても驚きました。2回移植に失敗し、自信をなくしていましたが、ここへ来て施術を受ける度に、成功するのではないかと不妊治療に前向きになれました。

▢ 同じように悩まれている方へアドバイス(ご自身でやって良かったこと、若しくは続けることが出来たセルフ妊活など)やメッセージがあればお願いいたします。

通院や採卵に向けての注射など、治療を続けていくなかで、自分だけががんばっているような気がして夫にあたってしまい、けんかになることもありました。夫もこちらで治療を受けるようになってからは、一緒にがんばっているという気持ちになり、私の気持ちにも少し余裕がでできました。仕事帰りに待ち合わせをして、鍼灸に行くことがデートのようで、楽しかったです。鍼灸をきっかけに、体質改善・ストレス緩和・前向きな気持ちになれ妊娠することができたと感じています。

32歳患者様のご懐妊お喜びの声

※【免責事項】すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。

🤰こちらの妊活ブログもおすすめです

妊娠しやすい身体づくりを始めませんか?

宇都宮鍼灸良導絡院は、大阪市都島区にある妊活専門の鍼灸院です。体質改善から不妊治療のサポートまで、患者様一人ひとりに合わせた施術をご提供しています。妊活や体調のお悩みなど、どうぞお気軽にご相談ください🍀

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妊活で「365日」意識したい栄養:たんぱく質

投稿日:

妊活は短距離走ではなくマラソン。排卵・受精・着床・初期発育――1年を通して体はめまぐるしく働きます。その土台づくりに欠かせないのがたんぱく質です。ここでは、たんぱく質を「なぜ・どれくらい・どう摂るか」を、論文と公的資料に基づいて整理しました。

たんぱく質が妊活に効く“科学的な理由”

生殖ホルモンの主要素材

卵胞刺激ホルモン(FSH)、黄体形成ホルモン(LH)、妊娠初期を支えるhCGは、いずれも糖たんぱく質ホルモン(=たんぱく質が主成分)です。材料が乏しければ合成も滞ります。

卵子・内膜・卵管・子宮など“組織”の材料

卵子や内膜は細胞と細胞外マトリクスでできており、その再生・修復にアミノ酸が必要です(一般生理)。不足が続けば内膜の回復力や卵胞の育ちにも影響します。

インスリンと排卵に関わる代謝の安定

高インスリンは排卵障害や卵質低下のリスク因子。低GIを意識した食事(炭水化物の質を整え、食事にたんぱく質や脂質を適度に組み合わせる)は、インスリン感受性の改善や月経周期の整いに寄与した試験報告があります(PCOS対象)。

食事パターンとしての裏づけ

個々の栄養素にこだわりすぎるより、地中海食などの“全体の食事パターン”が体外受精(ART)の生児獲得や妊娠率と関連した系統的レビュー/メタ解析があります(ただし研究の質は中等度で、結論は一部不一致)。

たんぱく質“の種類”と排卵性不妊

大規模前向き研究では、動物性たんぱくの一部を植物性たんぱくに置換すると、排卵性不妊のリスクが低下。妊活中は動物・植物のバランスを意識する価値があります。

【ポイント】
①「十分量」を毎日 ②「質(種類)のバランス」 ③「食事全体のパターン」をそろえる――の3本柱で考える。

どれくらい摂ればいい?(日本の基準)

  • 成人女性の推奨量(RDA):1日50 g(日本人の食事摂取基準2020より)
  • 妊娠期の追加量(目安):妊娠初期+0 g/中期+5 g/後期+25 g → 後期は計75 g/日(2025策定解説記事に明記。基はMHLWの基準)

妊活中(まだ妊娠していない)でも、体重1kgあたり約0.8–1.0gを目安に“不足しない”設計を。体力づくりや冷え対策の筋量維持にも役立ちます。腎機能に不安がある方は必ず医療者に相談を。

何から摂る?“質”のそろえ方

植物性と動物性を半々イメージで

  • 植物性:大豆製品(納豆・豆腐・高野豆腐・豆乳)、雑穀、ナッツ。
    植物性たんぱくの比率を上げると、観察研究で排卵性不妊リスク低下が示唆。
  • 動物性:魚(青魚・白身)、卵、鶏むね・ささみ、発酵乳。
    ARTのコホートでは魚の摂取増が生児獲得と関連した分析も(置き換え解析)。

「地中海食」的に整えると全体最適に近づく

オリーブ油・魚・豆・全粒・野菜果物・ナッツを軸に、赤身肉や加工肉は控えめ――この食事パターン自体がARTの最終アウトカムと関連したレビュー多数(エビデンスは中等度)。

1日の“実践プラン”(合計≈60–70 g)

  • :納豆1パック(8g)+卵1個(6g)+ヨーグルト150g(6g)
  • :鶏むね100gのサラダ(22g)+全粒パン or 玄米
  • 間食:無塩ミックスナッツ25g(5g) or 高たんぱくヨーグルト(10g)
  • :鮭の切り身100g(20g)+冷ややっこ半丁(8–10g)+具だくさん味噌汁

※()内はおおよそのたんぱく質量。実際は製品表示や食材で前後します。

食べ方のコツ(続けやすさ重視)

毎食に主たんぱく(豆・魚・卵・鶏・乳のどれか)を“ひとつ”入れる。

  • GIを下げる工夫:主食は全粒/雑穀・冷やご飯、食物繊維と一緒に、先にサラダやたんぱく質から食べる。PCOSのある方は特に有効です。
  • 脂質の質を改善:調理油はオリーブ油、魚(n-3)を週2回以上――「地中海食」パターンの中核。
  • サプリは脇役:基本は“食事”で。サプリは医療者と相談のうえで不足時のみ。

よくある質問

Q1. たんぱく質を増やすと太りますか?

エネルギー過多でなければ直ちに体脂肪は増えません。むしろ満腹感や血糖安定に寄与し、低GIの食事設計に組み込みやすくなります。

Q2. 肉は避けたほうがいい?

完全にゼロにする必要はありません。ただし植物性や魚を増やす置き換えは、排卵性不妊の低リスクやART転帰との関連が報告されています。加工肉は控えめに。

Q3. 何かにアレルギーがあります…

大豆・卵・乳・魚などにアレルギーがある方は、別の食品群で代替し、医療者に個別相談を。

まとめ

  • 妊活では毎日(365日)たんぱく質を「十分量×良質×食事パターン」で整える。
  • 植物性たんぱくや魚を増やし、低GIの食べ方を組み合わせる。
  • 目安は女性50 g/日、妊娠後期は75 g/日程度へ(個人差あり)。体調や疾患のある方は必ず医療者に相談を。

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採卵後のOHSS予防と水分摂取~むくみ・お腹の張りが気になるときの過ごし方~

投稿日:

採卵後、「お腹が張る」「むくみが気になる」「水分はどのくらい飲めばいいの?」と不安になる方は少なくありません。

とくに不妊治療中に気をつけたいのが、OHSS(卵巣過剰刺激症候群)です。

OHSSは、排卵誘発や採卵のあとに卵巣が強く反応し、血管の外へ水分が漏れやすくなることで起こります。軽症で済むことも多い一方、重くなると尿量低下、強い腹部膨満、息苦しさ、血栓症のリスク上昇などにつながることがあるため、採卵後は体調の変化を丁寧にみることが大切です。

結論からいうと、採卵後の水分摂取は大切です。ただし、医学的には「水分をたくさん飲めばOHSSを防げる」とまでは言えません。OHSS予防の中心は、刺激法の選択、トリガー方法の工夫、必要に応じた薬剤使用、全胚凍結などの治療側の予防策です。水分摂取は、そのうえでの補助的なセルフケアと考えるのが自然です。

この記事の要点まとめ
  • 採卵後のOHSS対策では、こまめな水分摂取が大切ですが、水分だけで予防できるわけではありません。
  • OHSSでは、むくみがあっても体の中では脱水や血液濃縮が進むことがあるため、見た目だけで判断しないことが大切です。
  • 採卵後は、一気飲みではなく少量ずつ補水しながら、尿量、体重、お腹の張り、息苦しさなどの変化を確認しましょう。
  • 吐き気が強くて飲めない、急な体重増加、尿量低下、強い腹部膨満などがある場合は、早めに採卵した医療機関へ相談することが大切です。
  • 鍼灸院では、採卵後の体調管理を補助的に支えることはできますが、OHSSの診断や治療は医療機関で行う必要があります。

OHSSとは? なぜ採卵後にむくみや張りが出るの?

OHSSは、卵巣刺激後に血管透過性が高まり、血管内の水分が腹腔や胸腔などへ移動することで起こります。

その結果、体の中では次のような変化がみられることがあります。

  • お腹の張り、腹水
  • むくみ
  • 体重増加
  • のどの渇き
  • 尿量低下
  • 吐き気
  • 息苦しさ

つまり、採卵後に「むくむ」「お腹が苦しい」と感じる背景には、単なる水分の摂りすぎではなく、体液の移動というOHSS特有の仕組みが関わっています。

採卵後の水分摂取はなぜ大切?

OHSSでは、血管の外へ水分が移るため、見た目にはむくんでいても、体の中では血液が濃縮しやすい状態になります。

そのため、採卵後は脱水を避け、口から飲める範囲でこまめに水分をとることが大切です。

ただし重要なのは、最適な水分量について明確な試験データは十分ではないことです。つまり、「1日2〜3Lが絶対に正しい」と断言できるわけではありません。

そのため、実際には以下のように考えるのがよいでしょう。

  • のどが渇く前から少量ずつこまめに補水する
  • 一気飲みは避ける
  • 尿量や体調をみながら調整する
  • 吐き気や腹部膨満が強く、思うように飲めない場合は無理をしない

特に、飲めないこと自体が注意すべきサインになるため、無理をせず治療施設へ相談することが大切です。

採卵後の過ごし方|OHSS予防のために意識したいポイント

1.水分は一気飲みではなく、少量ずつこまめに

採卵後は、まとめて大量に飲むよりも、少しずつ回数を分けて飲むほうが体への負担が少なく続けやすいです。

水やお茶だけでなく、食事がとれないときは経口補水液などを取り入れることもありますが、自己判断で無理に飲み続けるのではなく、飲めるかどうか自体も体調の目安として見ていきましょう。

2.「むくみ=水を控える」とは限らない

採卵後にむくみが出ると、水分を減らしたほうがよいのではと思う方もいます。

しかしOHSSでは、体の外に水がたまっていても、血管内は脱水気味になっていることがあります。見た目のむくみだけで判断せず、尿量、体重、息苦しさ、腹部の張りなどもあわせて確認することが大切です。

3.症状が悪化するなら「様子見しすぎない」

OHSSは採卵直後だけでなく、その後に妊娠が成立すると遅れて悪化することがあります。

そのため、「採卵から数日経ったから大丈夫」とは言い切れません。お腹の張りが強くなる、体重が急に増える、尿量が減るといった変化があれば、早めに相談しましょう。

4.安静だけでなく、体調観察が大切

「採卵後はとにかく安静にしていればよい」と思われがちですが、実際には体調の変化を観察することがとても大切です。

特に次のような項目は、意識して確認しておくと安心です。

  • お腹の張りの強さ
  • 体重の増え方
  • 尿の回数や量
  • 息苦しさの有無
  • 吐き気や食事・水分がとれるかどうか

こんな症状があれば、早めに治療施設へ相談を

採卵後、次のような症状がある場合は、自己判断せず採卵した医療機関へ相談してください。

  • お腹の張りや痛みがどんどん強くなる
  • 体重が急に増える
  • 尿の回数や量が減る、尿が濃い
  • 吐き気や嘔吐で水分がとれない
  • 息苦しい、胸が苦しい
  • 強いのどの渇き、ふらつき
  • 足の腫れや胸痛など、血栓を疑う症状

採卵後のむくみやお腹の張りは珍しくないものの、「よくあること」と決めつけてしまわないことが大切です。迷ったときは、早めに治療施設へ確認しましょう。

OHSS予防の中心は「水分」だけではない

ここは誤解しやすいポイントですが、OHSS予防としてもっとも重要なのは、採卵後のセルフケアだけでなく、治療計画そのものです。

実際の予防策としては、主に次のような方法が挙げられます。

  • GnRHアンタゴニスト法を選ぶ
  • GnRHアゴニストトリガーを用いる
  • 必要に応じてカベルゴリンを使う
  • 新鮮胚移植を避け、全胚凍結を検討する
  • 高反応例ではモニタリングを強化する

つまり、水分は大切だが、OHSS予防の主役は治療側のリスク管理であることも知っておくと安心です。

鍼灸院でできるサポート

鍼灸院の立場では、OHSSそのものを診断・治療することはできません。そのため、医療機関での管理を前提にしながら、体調管理の面で補助的なサポートを行うことが大切です。

当院では、不妊治療中や採卵後の方に対して、次のようなサポートを行っています。

  • 採卵後の冷えや緊張、腹部の張り感に配慮した体調サポート
  • 水分・食事・休養の取り方についての一般的な生活アドバイス
  • 体調変化に早く気づくためのご相談
  • 異常サインがある場合に速やかな受診を促す対応

東洋医学では「気・血・水」の巡りという考え方があります。採卵後の時期も、無理をせず体を冷やしすぎないようにしながら、心身の負担をため込まないことが大切です。

よくあるご質問(FAQ)

Q1. 採卵後はどのくらい水分をとればよいですか?

採卵後の水分摂取は大切ですが、「1日何リットルが正解」と一律に決まっているわけではありません。のどが渇く前から少量ずつこまめに飲み、尿量や体調を見ながら調整することが基本です。無理に大量に飲む必要はありません。

Q2. 採卵後にむくみがあるときは、水分を控えたほうがいいですか?

必ずしもそうではありません。OHSSでは、見た目にはむくんでいても、体の中では血管内の水分が不足していることがあります。むくみだけで自己判断して水分を極端に減らすのではなく、尿量や体重、お腹の張りなどもあわせて確認し、不安があれば医療機関へ相談しましょう。

Q3. 採卵後のお腹の張りは、どこまで様子を見てよいですか?

軽い張り感は採卵後によくみられますが、日に日に苦しくなる、急にお腹が張る、痛みが強いといった場合は注意が必要です。特に体重増加や尿量低下、吐き気、息苦しさを伴うときは、早めに採卵した医療機関へ連絡しましょう。

Q4. 採卵後に水やお茶を飲めていれば大丈夫ですか?

水分がとれていることは大切ですが、それだけで安心とは言い切れません。OHSS予防では、治療方法や排卵誘発の管理が大きく関わります。採卵後は水分摂取に加えて、体重、尿量、腹部膨満感、呼吸のしづらさなどの変化もあわせて見ていくことが大切です。

Q5. 採卵後に鍼灸を受ける意味はありますか?

鍼灸はOHSSそのものを治療するものではありませんが、採卵後の冷えや緊張、体のだるさなどに配慮しながら、体調管理を補助的に支える目的で取り入れられることがあります。ただし、強い腹部膨満や尿量低下などOHSSが疑われる症状がある場合は、まず医療機関での確認が優先です。

まとめ

採卵後のOHSS対策では、こまめな水分摂取は大切なセルフケアのひとつです。

ただし、水分だけでOHSSを防げるわけではありません

大切なのは、次の4点です。

  • 採卵後の体調変化をよく見ること
  • 無理のない範囲で少しずつ補水すること
  • 尿量低下、急な体重増加、強い腹部膨満、息苦しさなどを見逃さないこと
  • 症状があるときは早めに採卵した医療機関へ相談すること

採卵後のむくみや張りは珍しくありませんが、悪化のサインを見逃さないことが何より大切です。不安なときはひとりで抱え込まず、まずは治療施設へ相談してください。

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この記事の監修者

宇都宮泰子 監修者写真

院長:宇都宮 泰子
(うつのみや やすこ)

FEMICA認定妊活指導士/鍼灸学修士/MBA(経営管理修士)
はり師・きゅう師(国家資格)

  • 日本フェムライフ統合ケア協会 代表理事
  • 日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー
  • 日本生殖医学会会員

不妊・不育症を専門とし、東洋医学と生殖医療の両面から体質改善をサポート。大学院研究員としての研究活動も行いながら、臨床現場で妊活支援に従事している。

※本記事は一般的な医学情報を提供するものであり、診断・治療を目的とするものではありません。治療方針は必ず主治医の指示に従ってください。

妊娠しやすい身体づくりを始めませんか?

採卵後のお腹の張りやむくみは、よくある変化でもある一方で、「このまま様子を見てよいのかな」と不安になりやすい時期でもあります。東洋医学では、こうした時期は「気・血・水」の巡りが乱れやすく、冷えや緊張が重なることで不調を感じやすくなると考えます。

宇都宮鍼灸良導絡院では、不妊治療と並行しながら、採卵後の体調管理を少しでも安心して進められるよう、お身体の状態に寄り添ったサポートを行っています。気になる症状がある方や、次の移植に向けて体調を整えておきたい方は、無理のないタイミングでご相談ください🍀

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32歳(原因不明不妊・精子無力症・膿精子症)鍼灸で体質が改善し、妊娠

投稿日:

大阪市からお越しのSさん(32歳)が鍼灸で身体を整え、タイミング法で妊娠されました。

奥さんは原因不明不妊、ご主人は精液所見に問題あり

Sさんは不妊治療専門クリニックに通院され、妊活開始から1年が経過していました。Sさんご本人は検査で明らかな異常が見つからない「原因不明不妊」と診断され、保険適用のタイミング療法を受けていらっしゃいました。

一方で、ご主人は精液所見が基準より低く、「精子無力症」「精液減少症」「膿精子症」という診断を受けておられました。

「体質改善をして、自然妊娠がしたい」という強いご希望があり、2025年9月より当院(宇都宮鍼灸良導絡院)での鍼灸治療を開始されました。

患者様情報

Sさん(女性)

  • 来院動機: 不妊症、体質改善、肩こり、頭痛
  • 鍼灸経験: なし

ご主人

  • 年齢: 32歳
  • 精液検査: 精子無力症、精液減少症、膿精子症(※検査1回)

体質・体調チェック

【体質・自覚症状】

  • 肩こり
  • 冷え性(特に手足)
  • 夢をよく見る

【月経状況】

  • 月経周期: 28~30日(規則的)
  • 月経前: イライラ、眠気あり
  • 月経時: 腹部の重さあり
  • 経血: 赤~暗赤色、量が多くドロッとした塊あり

【基礎体温】

ストレスになるため計測していない

【睡眠】

平均7時間(0時就寝~7時起床)

【食事・嗜好】

  • 1日3食(外食少なめ)
  • 夕食は18~19時
  • 濃い味・甘いものを好む
  • 水分は水を摂取

【生活習慣】

  • 運動: あまりしない
  • 入浴: シャワー浴のみ
  • 飲酒・喫煙: なし

妊娠に至るまでの経緯

2025年9月:治療開始(タイミング周期)

初診時の問診では、首・肩こりや軽度の腰痛に加え、手足の冷えが目立っていました。また、転職されたばかりということもあり、慣れない職場環境でのストレスも抱えていらっしゃいました。

施術方針

【不調の改善】

ストレスや肩こり、冷えに応じたツボを使用し、妊娠しやすい土台となる体づくり(メンテナンス)を行いました。

【卵巣ケア】

タイミング周期に合わせて卵巣の血流促進を図り、卵胞の成長をしっかりとサポートする施術を行いました。

施術2回目:体調の変化

2回目の施術時には、新しい職場での仕事も落ち着き、ストレスが軽減されていました。ご本人も「前回よりも体調が良くなっている」と実感されていました。

2025年10月:妊娠判明

鍼灸治療を始めてから5回目となる10月、妊娠されていることがわかりました。その後、クリニックにて胎嚢と心拍が無事に確認されました。

スタッフより

Sさん、本当におめでとうございます!スタートからわずか数回での嬉しいご報告、私たちも大変嬉しく思います。

現在は「マタニティ鍼灸」に切り替え、妊娠維持と安産に向けて引き続き鍼灸治療を継続中です。これからも元気な赤ちゃんのご出産に向けて、しっかりとサポートさせていただきます。

Sさん(32歳)妊娠お喜びの声

▢ お悩みの症状またはご来院当初の目的をお聞かせください

1年ほど前から別の不妊クリニックに通っており、そこで鍼治療を進められたので家から通えるところで受けたいと思い、通院を始めました。

▢ 鍼灸以外で妊娠(陽性反応)された方法に〇をつけてください

タイミング

▢ ご自身で「これは良かった!」「自分に合っていた!」と思われた妊活があればお教えください

サプリメント

▢ 鍼灸施術を受けていただいた感想をお聞かせください

私の場合、通い始めて1ヶ月で妊娠がわかり、大変嬉しかったです。それまでに転職をしてみたり、ストレス軽減できることを考えていたタイミングで通院し始めたのですが、先生方も大変優しく丁寧に接していただき、アドバイス等も色々と教えて下さったおかげで心に余裕がもてリラックスもできました。

▢ 同じように悩まれている方へアドバイス(ご自身でやって良かったこと、若しくは続けることが出来たセルフ妊活など)やメッセージがあればお願いいたします。

私の場合、とても心配症ですぐに不安になってしまうのですが、先生方や家族など信頼できる人に相談することで少し気持ちに余裕もできたので抱えこまずにいることがストレス軽減にもなり良かったのかなと感じます。

32歳患者様のご懐妊お喜びの声

※【免責事項】すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。

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34歳(高プロラクチン血症・子宮腺筋症)鍼灸で卵胞が育ち、胚移植で妊娠

投稿日:

Sさん(34歳)が鍼灸で身体を整え、体外受精で妊娠されました。

2年の不妊治療、体外受精で結果が出なかったSさん

不妊治療を始められてから2年が経過していたSさん。専門クリニックで体外受精の段階に進まれていましたが、なかなか結果が出ないという状況で当院にご来院されました。

当院にお越しになるまでの経緯

Sさんはこれまでに2回の採卵を経験されていました。

  • 1回目:7個の卵子のうち、すべてが空胞。
  • 2回目(2025年1月):1個が変性卵、2個が受精するも4日目で成長がストップし、凍結に至らず。

クリニックの検査では「高プロラクチン血症」「子宮内膜症」「子宮腺筋症」と診断を受けていらっしゃいました。卵胞が育たない・空胞が多いというお悩みを抱え、体質改善とこれからの採卵・移植に向けて鍼灸をご希望されました。

患者様情報(Sさん)

基本情報

  • 来院の動機:体質の改善、不妊症
  • 鍼灸の経験:なし
  • ご主人:35歳(特になし)

体質・症状

  • 自覚症状:慢性的な疲労感、冷え性、むくみやすい、頭痛
  • 睡眠:平均7時間(0時~7時)。夢をよく見る、不眠傾向。
  • 生理:周期は26~30日で順調。PMS(胸の張り、下腹部痛)あり。生理中は下腹部・頭・腰に痛みが出る。経血は赤色~レバー状(薬の服用後、経血量が増加)。

生活習慣

  • 食事:1日3食(外食は少なめ)。夕食は19~20時。甘いものや刺激物を好む。水分は水・お茶・コーヒー。
  • 嗜好品:喫煙・飲酒なし。
  • 運動:自転車通勤(往復40分)。それ以外は特になし。
  • 入浴:シャワーのみ。
  • セルフケア:仕事を頑張りすぎないように調整している。

服用中のお薬・サプリメント

カバサール、ジェノゲスト、デエビゴ、コエンザイムQ10、葉酸、DHA・EPA

妊娠に至るまでの経過

2025年3月:お休み周期(初診・体質改善)

初診時のSさんは日頃から強い疲れを感じており、頭痛、冷え性、首こり、不眠などの症状が見られました。まずはこれらの症状に対する施術に加え、次回の採卵に向けて「卵巣の血流促進」と「自律神経・ホルモンバランスの調整」を行いました。

(当院の不妊鍼灸の詳しい内容はこちらをご覧ください。)

2025年4月:採卵周期

この周期も引き続き、採卵に向けて卵巣の血流を促進し、卵胞の成長をサポートする施術を行いました。

  • 採卵前日:クリニックのエコー検査で「右に4個・左に3個」の卵胞が育っていることが確認されました。
  • 採卵結果:3個の胚盤胞(4AA、4AB、4BA)の凍結に成功。

これまで一度も凍結まで至らなかったSさんですが、初めて良好な状態で凍結することができ、大変喜ばれていました。

2025年5月:移植周期

生理開始から8日目(D8)の診察でエストロゲン値が低かったため、エストラーナテープを追加して内膜を育てることになりました。鍼灸治療でも子宮の血流を促進し、「フカフカで厚みのある内膜」が育つようアプローチを続けました。

  • 移植当日:子宮内膜の厚さは11ミリまで成長し、無事に移植へ。
  • 移植内容:凍結融解胚盤胞移植(良好胚、1個戻し)。
  • 判定結果:見事、陽性反応(hCG値 200)。

その後、胎嚢・心拍も順調に確認でき、不妊治療クリニックから産婦人科へ転院されました。当院では妊娠9週まで、つわりや蕁麻疹などのマイナートラブルのケアと、妊娠維持のための「マタニティ鍼灸」を行い、無事に鍼灸治療をご卒業されました。

担当者より

Sさん、本当におめでとうございます。無事に出産されることを、スタッフ一同心より願っております。また何かお困りのことがございましたら、いつでもサポートさせていただきますので、よろしくお願いいたします。

Sさん(34歳)妊娠お喜びの声

▢ お悩みの症状またはご来院当初の目的をお聞かせください

卵子の質が悪かったので改善のため

▢ 鍼灸以外で妊娠(陽性反応)された方法に〇をつけてください

体外受精(顕微授精)

▢ ご自身で「これは良かった!」「自分に合っていた!」と思われた妊活があればお教えください

サプリメント・その他(はらまき、レッグウォーマー)

▢ 鍼灸施術を受けていただいた感想をお聞かせください

頭痛持ちがなくなった。いたがり、くすぐったがりでも何とかできる方法を見つけてくさださって受けやすかった。

▢ 同じように悩まれている方へアドバイス(ご自身でやって良かったこと、若しくは続けることが出来たセルフ妊活など)やメッセージがあればお願いいたします。

来れないときはツボシールはってました、効果は分からないが結果が出てよかったです。

34歳患者様のご懐妊お喜びの声

※【免責事項】すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。

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枕元にスマホを置いて寝るとどうなる?脳への影響・睡眠への影響・安全な置き方をわかりやすく解説

投稿日:

「枕元にスマホを置いて寝るのは危険?」

「スマホを枕元に置くと、脳に影響しますか?」

「妊活中や妊娠中も、やっぱり避けたほうがいいの?」

このような不安を感じて検索される方は少なくありません。

結論からいうと、現時点では、スマホを枕元に置いて寝ることで脳や体に重大な健康被害が起こると断定できる強い科学的証拠はありません。 一方で、睡眠の質を下げやすい使い方はあり、その点は注意したいところです。

この記事では、

  • 電磁波による脳への影響
  • 睡眠への影響
  • 妊活・妊娠への影響

を分けて、誤解のないように整理していきます。

この記事の要点まとめ
  • 枕元にスマホを置いて寝ること自体で、脳に重大な悪影響が起こると断定できる科学的証拠は、現時点ではありません。
  • ただし、寝る前のスマホ使用や通知音、画面の光は、寝つきの悪さや睡眠の質の低下につながることがあります。
  • 妊活中や妊娠中についても、通常のスマホ使用レベルで明確な悪影響があるとは確認されていません。
  • 不安がある場合は、枕元から少し離して置く、通知を切る、寝る30分前は見ないといった工夫で、安心して眠りやすい環境を整えやすくなります。
  • 大切なのは、スマホの電磁波を過度に怖がることよりも、睡眠の質を守る使い方を意識することです。

枕元にスマホを置くのは危険?まず結論

まず押さえておきたいのは、「枕元にスマホがあること」そのものと、「寝る直前までスマホを使うこと」は別問題だという点です。

  • 電磁波(RF)については、健康への重大な悪影響は現時点で確認されていません
  • ただし、寝る前のスマホ使用、通知音、光、だらだら閲覧は睡眠を妨げやすいです
  • 不安が強い方は、少し距離をとるという予防的な工夫は現実的です

つまり、読者が本当に気をつけたいのは、「脳がやられるかどうか」よりも、睡眠環境が乱れやすいことです。

スマホを枕元に置くと脳に影響しますか?

この疑問に対しては、「重大な脳への悪影響があるとは、現時点でいえない」が最も正確です。

WHOは、携帯電話などから出る無線周波電磁波について、現在までの全体としての証拠は、携帯電話の使用が人の健康に有害だと示していないとしています。主な作用は体の組織が加熱されることですが、一般的な使用環境ではその影響は基準内に管理されています。

また、IARC(国際がん研究機関)は2011年に、無線周波電磁波を「ヒトに対して発がん性の可能性がある(Group 2B)」に分類しました。ただしこれは、可能性を完全には否定できないが、因果関係がはっきり証明されたわけではないという位置づけです。

脳腫瘍との関係はどう考えられている?

代表的な国際共同研究であるINTERPHONEでは、全体として携帯電話使用と脳腫瘍リスクの明確な増加は確認されませんでした。ただし、一部の解析では解釈が難しい結果もあり、研究者自身もバイアスや誤差の可能性に注意が必要としています。

そのため現時点では、「スマホを枕元に置いて寝ると脳に悪い」と断定はできない一方で、「長期的影響については引き続き研究中」と理解するのが、最も医学的に無理のない言い方です。

むしろ注意したいのは、睡眠の質への影響

検索している方の不安は「脳」かもしれませんが、実生活で影響が出やすいのは睡眠の質です。

CDCは、良い睡眠習慣の一つとして就寝前30分は電子機器をオフにすることを勧めています。また、スマホを含む電子機器を寝室から遠ざけることも、睡眠環境を整える工夫として案内しています。

なぜ睡眠の邪魔になりやすいの?

理由は主に3つです。

1. 画面の光で眠気が遅れやすい

スマホ画面から出る短波長の光、いわゆるブルーライトは、夜間のメラトニン分泌や体内時計に影響し、寝つきを遅らせる可能性があります。スマホ使用で入眠タイミングが後ろにずれたという研究もあります。

2. 通知や振動で眠りが浅くなりやすい

着信音やバイブ、画面点灯があると、完全に目覚めなくても睡眠が分断されやすくなります。枕元にあると、こうした刺激を受けやすくなります。CDCなどが電子機器を寝室から外すよう勧める背景にも、こうした睡眠衛生の考え方があります。

3. だらだら見続けて就寝が遅れやすい

枕元にスマホがあると、「少しだけ」のつもりが長引きやすく、睡眠時間が削られがちです。スマホ使用量が多い人ほど睡眠の質が低い傾向を示した研究もあります。

妊活中・妊娠中に枕元のスマホは影響する?

ここも不安になりやすいところですが、現時点で、通常の携帯電話レベルの無線周波電磁波が妊活や妊娠に明確な悪影響を与えるとする確立した証拠はありません。 欧州委員会の科学的見解でも、生殖や発達への影響については決定的な証拠は示されていません。

一部の動物実験や限定的な研究では、生殖への影響を示唆する結果もありますが、そのまま人に当てはめられるとはいえないのが現状です。WHOも、低レベルの長期曝露による有害影響は確認されていないとしています。

ただし、妊活中や妊娠中は少しの不安でも気になりやすい時期です。

そのため、「証明されていないから何をしてもよい」ではなく、気になるなら距離をとるという対応は十分合理的です。海外でも、確定的な害が示されたからではなく、予防的な考え方から使用を控えめにするよう案内されることがあります。

枕元にスマホを置かないほうがよい人

次のような方は、枕元から少し離したほうが安心です。

  • 寝つきが悪い
  • 夜中に何度も目が覚める
  • 通知が気になりやすい
  • 寝る前についスマホを長く見てしまう
  • 妊活中・妊娠中で不安が強い

こうした場合、問題は「電磁波そのもの」より、睡眠環境や不安の蓄積であることが多いです。

今日からできる対策

不安をあおりすぎず、現実的に取り入れやすい対策は次のとおりです。

就寝時は手の届かない場所に置く

ベッドの外、サイドテーブル、できれば頭から少し離れた場所に置くだけでも安心感が違います。

通知を切る

機内モード、またはおやすみモードを活用すると、音や振動による中途覚醒を防ぎやすくなります。

寝る30分前は画面を見ない

CDCも、就寝前は電子機器をオフにすることを勧めています。眠りの質を整えたい方には特に有効です。

どうしても近くに置く必要があるときは、使い方を見直す

目覚まし代わりに使う場合でも、画面を見ながら寝落ちしないことのほうが大切です。光量を下げ、通知を切り、充電しながらの長時間使用を避けるだけでも違います。

よくあるご質問(FAQ)

Q1. 枕元にスマホを置いて寝るのは危険ですか?

現時点では、枕元にスマホを置いて寝ること自体が、脳や体に重大な健康被害を与えると断定できる科学的証拠はありません。 ただし、通知音や画面の光、寝る前の長時間使用は睡眠の質を下げる可能性があります。

Q2. スマホを枕元に置くと脳に影響しますか?

現時点では、スマホを枕元に置いて寝ることで脳に重大な悪影響があるとする確かな証拠はありません。 一方で、長期的な影響については今後も研究が続けられているため、不安が強い場合は少し距離をとると安心です。

Q3. 妊活中や妊娠中は、スマホを枕元に置かないほうがよいですか?

通常のスマホ使用レベルで、妊活や妊娠に明確な悪影響があるとは確認されていません。 ただし、妊活中や妊娠中は小さなことでも気になりやすいため、不安を減らす意味で枕元から少し離して置くのは一つの方法です。

Q4. 枕元にスマホを置くと睡眠に影響しますか?

はい、電磁波そのものよりも、通知音・振動・画面の光・寝る前の使用習慣のほうが睡眠に影響しやすいと考えられます。寝つきが悪い方や夜中に目が覚めやすい方は、寝室でのスマホの使い方を見直すと改善につながることがあります。

Q5. 目覚まし代わりにスマホを使っても大丈夫ですか?

目覚ましとして使うこと自体は問題ありません。ただし、枕元で画面を見ながら寝落ちしたり、通知が鳴る状態にしたままにしたりすると睡眠の妨げになりやすいため、おやすみモードや機内モードを活用し、少し離れた場所に置くのがおすすめです。

この記事のまとめ

  • スマホを枕元に置いて寝ること自体が、脳に重大な悪影響を与えると断定できる科学的証拠は、現時点ではありません。
  • 一方で、寝る前のスマホ使用や通知、画面の光は睡眠の質を下げる要因になりえます。
  • 妊活中・妊娠中についても、通常使用レベルでの明確な悪影響は確認されていません。
  • ただし、不安が強い場合は枕元から少し離す、通知を切る、寝る前は見ないといった工夫が安心につながります。
  • 気にしすぎて不安になるより、無理のない範囲で睡眠環境を整えることが大切です。

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この記事の監修者

宇都宮泰子 監修者写真

院長:宇都宮 泰子
(うつのみや やすこ)

FEMICA認定妊活指導士/鍼灸学修士/MBA(経営管理修士)
はり師・きゅう師(国家資格)

  • 日本フェムライフ統合ケア協会 代表理事
  • 日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー
  • 日本生殖医学会会員

不妊・不育症を専門とし、東洋医学と生殖医療の両面から体質改善をサポート。大学院研究員としての研究活動も行いながら、臨床現場で妊活支援に従事している。

※本記事は一般的な医学情報を提供するものであり、診断・治療を目的とするものではありません。治療方針は必ず主治医の指示に従ってください。

妊娠しやすい身体づくりを始めませんか?

「枕元にスマホを置いて寝ても大丈夫かな」と不安になるときは、電磁波そのものだけでなく、眠りの浅さや疲れの取れにくさ、ストレスの蓄積などが重なっていることもあります。東洋医学では、こうした不調は気血の巡りや自律神経の乱れと関係すると考えます。

宇都宮鍼灸良導絡院では、妊活中の方のお悩みはもちろん、睡眠の質、冷え、疲れやすさ、ストレスなども含めてお身体の状態を丁寧にみながら整えていきます。「少し気になる」「体質から見直したい」と感じている方は、どうぞ無理のない範囲でご相談ください🍀

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37歳(低AMH0.5・人工授精で稽留流産)SEET法による胚盤胞移植で妊娠

投稿日:

大阪からお越しのTさん(37歳)が鍼灸とレーザーで身体を整え、体外受精で妊娠されました。

当院にお越しになるまでの経緯

Tさんは妊娠を望まれてから1年が経過した頃、当院へお越しになりました。当時は不妊治療専門クリニックに通院されており、採卵を控えているタイミングでした。

過去に一度、移植で陽性判定を受けられましたが、残念ながら妊娠10週で流産を経験されています。また、クリニックの検査では低AMH(値0.5)という診断を受けておられました。「これからの採卵に向けて体を整えたい」と、当院での鍼灸治療をご希望されました。

患者様情報(Tさん)

基本情報

  • 来院の動機:不妊症(低AMH、流産歴あり)
  • 鍼灸の経験:なし
  • ご主人:36歳(喫煙なし、時々飲酒あり)

体調・体質

  • 自覚症状: 肩こり
  • 睡眠:平均7時間(0時就寝~7時起床)
  • 生理:周期は24~28日で規則的。月経前はお腹が重くなり、月経時は下腹部に鈍痛あり。経血は赤色。

生活習慣

  • 食生活:1日3食(夕食は21~22時)。飲み物はお茶メイン。
  • 飲酒:週3回(500ml程度)
  • 運動:筋トレ
  • 入浴:全身浴
  • セルフ妊活:食品添加物を極力避けるよう意識されている
  • 服用中の薬・サプリ:葉酸、ラクトフェリン、ビタミンD

Tさんの妊娠に至るまでの経緯

2023年12月:採卵周期

Tさんにとって初めての採卵周期でした。当院では、採卵に向けて卵巣の血流促進を図る施術と、その日の体調不良(不定愁訴)をケアする施術を行い、妊娠しやすい体づくりをサポートしました。

採卵の結果: 6個の卵子から、胚盤胞3個(4AA、4AB、4BC)の凍結に成功。

予定:翌年2~3月に移植を予定。

2024年3月:お休み周期(体質改善)

当初は3月の移植を予定していましたが、お仕事の繁忙期と重なり、疲労が蓄積されていました。肩こりや腰痛、めまいなどの不調も見られたため、Tさんと相談を行いました。

「4AAの良好胚があるから、体調を万全にして臨みたい」

というTさんのご希望を優先し、移植を5月以降へ延期することにしました。この期間は、不調に対するケアに加え、自律神経やホルモンバランスを調整する施術を集中的に行い、万全の状態を目指しました。

2024年6月:移植周期・陽性判定

迎えた初めての移植周期。凍結融解胚盤胞(4AB)を用い、ホルモン補充周期での移植を行いました。クリニックの検査でも内膜の厚さに問題はなく、良いコンディションで当日を迎えられました。

判定結果:BT12での判定にて、見事陽性反応が確認できました。

その後は「マタニティ鍼灸」に切り替え、妊娠維持のためのケアとともに、肩こり・腰痛などのマイナートラブルに対応しました。

ご出産

妊娠35週で当院の鍼灸を卒業され、その後、無事にご出産されました。現在は産後ケアにもお越しくださり、母子ともに元気に過ごされています。

Tさん、本当におめでとうございます

低AMHや流産という辛い経験を乗り越え、無事に出産されたこと、スタッフ一同心より嬉しく思います。これからも、お子様と幸せなご家庭を築かれてください。

また2人目の妊活や、日々の体調管理など、何かお困りのことがございましたらいつでもサポートさせていただきます。今後ともよろしくお願いいたします。

Tさん(37歳)妊娠お喜びの声

▢ お悩みの症状またはご来院当初の目的をお聞かせください

人工授精から体外受精にステップアップするにあたり、AMHも0.5ほどで低かったので、少しでも採卵数を増やせたらと思い受診しました。(結果6個採卵、3個凍結)/p>

▢ 鍼灸以外で妊娠(陽性反応)された方法に〇をつけてください

人工受精・体外受精(人工授精で陽性反応が出たものの、10週で稽留流産。体外受精はふりかけ法、移植時にはSEET法を利用、38週で出産)

▢ ご自身で「これは良かった!」「自分に合っていた!」と思われた妊活があればお教えください

レーザー・サプリメント(葉酸、ラクトフェリン、ビタミンD、鉄)・その他(ストレス発散 ※思いきって趣味の海外旅行に3回行きました)

▢ 鍼灸施術を受けていただいた感想をお聞かせください

正嗣先生に担当いただくことが多かったのですが、鍼灸だけではなく整体の知識等、幅広く知識をお持ちでらっしゃるため、いろんな質問にも答えてくださったり、アドバイスいただけたので大変ありがたかったです。妊娠のためだけでなく、腰痛や肩こり等、日常の不調の解消にも対応していただきました。

▢ 同じように悩まれている方へアドバイス(ご自身でやって良かったこと、若しくは続けることが出来たセルフ妊活など)やメッセージがあればお願いいたします。

移植日は移植前と移植後の2回施術を受けると良いとのことだったので、そのとおりにした結果、一度目の移植で妊娠・出産に至ることができました。自分で考えたり、調べたりしても、何が正解かわからなくなってきたので、とにかく専門の先生のアドバイス通りに一旦取り組んでみたことが良かったと思っています。(陽性判定後の通院頻度や、レーザー治療の取りれ等もアドバイス通り実践してみました。)また、「ストレスを溜めないこと」は毎日生きていたらいろんなストレスに晒されますし、簡単に言うけど非常に難しいと思いますが、私は 採卵後、移植する前に妊娠したらできないことをやってしまおうと思い、ほぼ毎月、趣味の旅行に気の済むまで行き、ストレスを思いっきり発散させたのも良かったと思っています。

37歳患者様のご懐妊お喜びの声

※【免責事項】すべての方にあてはまるものではありません。効果の実感には個人差があります。

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